JPH0244558B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0244558B2
JPH0244558B2 JP61016543A JP1654386A JPH0244558B2 JP H0244558 B2 JPH0244558 B2 JP H0244558B2 JP 61016543 A JP61016543 A JP 61016543A JP 1654386 A JP1654386 A JP 1654386A JP H0244558 B2 JPH0244558 B2 JP H0244558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid level
flow rate
liquid
tank
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61016543A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62176498A (ja
Inventor
Toshiaki Sakamoto
Yoshitaka Kakumoto
Shuichi Yamanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP61016543A priority Critical patent/JPS62176498A/ja
Publication of JPS62176498A publication Critical patent/JPS62176498A/ja
Publication of JPH0244558B2 publication Critical patent/JPH0244558B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、洗濯槽と溶剤タンクとを給液用のポ
ンプと排液弁を介して接続し、洗濯槽内の回転ド
ラム内で洗濯するドライクリーナに関する。
(ロ) 従来の技術 この種のドライクリーナの一例が特開昭54−
133762号公報に示され、また溶剤タンク内の液位
を圧力スイツチにより検知することが特公昭58−
17638号公報に開示されている。これはタンク内
の溶剤が減少し、或いは槽内の洗濯物が溶剤を良
く吸込むものである場合に、槽内液位が設定液位
まで到達せず、ポンプが空気を吸込んで過熱する
のを防ぐためである。
しかし、従来例ではこの防止機能が十分ではな
く、溶剤の少しの低下を敏感に検出して補給する
か、タンク容量を大きくする必要があつた。ま
た、タンク内の液位が同じでも、槽内液位を低く
設定した場合、吸込みの少い物を洗濯する場合は
ポンプが空気を吸込まないが、タンクの液位を検
知して制御する時にはこれらの場合にもタンク内
の溶剤が不足であると検知していた。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、設定液位と初期の給液流量とその時
点の給液流量に基づいて、その時点でもポンプの
空気の吸込みを防止すると共に、適切な液位で洗
濯を可能にする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の解決手段は、洗濯槽内の液位を検出す
る液位検知素子と、給液流量を検出する流量検知
素子と、槽内の液位を設定する設定手段と、上記
液位検知素子からの液位検出信号、流量検知素子
からの流量検出信号及び設定手段からの設定液位
信号が入力され、流出流量の初期値と測定値を比
較して比較結果に応じて設定液位を変更すると共
に、変更された設定液位を保持すべくポンプ及び
排液弁を制御する制御手段と、設定液位の変更に
より制御手段によつて作動される表示灯とを具備
した構成である。
(ホ) 作用 流量の初期値とその時点の測定値を検出し、初
期値に所定の補正値を加味して測定値と比較し、
測定値が大きければ設定液位に基づいて洗濯を実
行し、小さければ設定液位を自動的に下方修正し
て洗濯を実行する。液位が下ることにより、ポン
プが空気を吸込むことはほとんど無いが、液位を
下げたことは液不足に変りがないので、その旨表
示灯によつて表示する。
(ヘ) 実施例 以下、図面に基づいて説明すると、第2図に於
いて1はドライクリーナの装置として最下部に配
設された溶剤タンクである。2は所謂たたき洗い
と遠心脱液を行なう横軸の回転ドラム3を内装
し、側部に開閉扉を設けた洗濯槽で、洗剤タンク
1の上方に位置しており、ソープ投入器4をソー
プ投入弁5を介して接続し、槽下部を溶剤タンク
1に排液弁6及びボタントラツプ7を介して接続
している。尚、この洗濯槽2は溢液口を省いてい
る。
8は溶剤タンク1から溶剤を、再生可能なフイ
ルター素止(金網等)を装着したダストフイルタ
ー9を介して、吸い上げ、洗濯槽2に供給するポ
ンプで、その給液管10には順次手動の流量調整
弁11、逆止弁、交換可能なフイルター素子(濾
紙が活性炭等)を装着したカートリツジフイルタ
ー12を配設している。そして、給液管10のカ
ートリツジフイルター12下流には、必要により
取付けることができる熱交換器13が配設され
る。
14は給液管10の逆止弁下流に配置され、そ
こで溶剤温度を検出するサーミスタ等の温度検知
素子、15は洗濯槽2内の液位をエアートラツプ
を介して検出する半導体圧力センサー等の液位検
知素子、16は給液管10内の溶剤の流量をエア
ートラツプを介して検出する半導体圧力センサー
等の流量検知素子である。
尚、17は給液管10を熱交換器13の下流で
タンク1に戻す循環弁、18は排気管、19,1
9はフイルター9,12から溶剤を抜くために大
気に連通させる弁付の気管、20はフイルター1
2の液抜き路、である。そして、熱交換器13に
は開閉弁21を介して冷媒或いは熱媒が供給され
る。
第1図はドライクリーナの運転を制御する手段
或いは制御手段としてのマイクロコンピユータ
(以下マイコンと云う)に関する制御回路図であ
り、22はCPU(中央演算処理装置)、23は
ROM(読み出し専用メモリ)、24は電源しや断
時にも電池でバツクアップされているRAM(随
時書き込み読み出しメモリ)、25,26は第1、
第2入出力インタフエースであり、これらは各々
データバス、アドレスバス及びコントロール信号
によつて相互に接続してある。また、CPU22
には発振回路27とタイマー28とが接続してあ
る。
29は第1入出力インタフエース25に接続さ
れた表示装置で、その表示面は第3図に示すよう
に7セグメントの表示管から成り、上下2個のコ
ロン30,30を挾んで左右に配置された各2桁
の表示部31,32と、この表示部の周囲に配設
され且つ所定の文字表示を伴なう表示灯33…
と、図示されたタンク循環からほぐしまでの一連
の行程の文字表示に各々対応す行程用LED(発光
ダイオード)34…と、図示された4つの洗浄モ
ードの文字表示(循環洗い・バツチ洗い・シヤワ
ー洗い・アツプダウン)に各々対応する洗浄モー
ド用LED35…と、図示された3つの脱液モー
ドの文字表示(排液のみ・弱脱液・強脱液)に
各々対応する脱液モード用LED36…とを設け
ている。
尚、タンク循環からほぐしまでの一連の行程
中、洗浄1、2、3の直前には30秒間のプリコー
ト(タンク循環と同じ動作)が介挿されている。
この30秒間は洗浄1、2、3の行程時間の中に組
込まれていない独立した時間である。
37は第1入出力インタフエース25からの温
度、液位及び流量に関するデイジタル信号を電圧
に変換するD/A変換器で、温度検知素子14、
液位検知素子15及び流量検知素子16の端子電
圧と比較器38…にて比較させて各状態を測定せ
しめる。
39は第1入出力インタフエース25に接続さ
れたキーボードで、第4図で示すようにテンキー
40…と、「時間」、「タンク循環」、「ドラム反
転」、「液位」、「運転回数/スイング」、「限度回
数/ソープ」、「液温/中断」及び「流量/給液中
ドラム停止」の各セレクトキー41…と、「プロ
グラム、「モード」、「書込み」、「呼出し」及び
「スタート/ストツプ」の各フアンクシヨンキー
42…を備えている。
第2入出力インタフエース26には、ドラム3
の特に脱液時の異常振動を検知する振動スイツチ
43、ドラム3を回転させるモータの過熱時に安
全側に働くサーマルスイツチ44、衣類出入れの
ための上記開閉扉の開閉に連動する扉スイツチ4
5、熱交換器13への媒体をどちらにするかを選
択する冷温切換スイツチ46、熱交換器13を使
用するか否かを決めるスイツチ47から入力す
る。そして、この第2入出力インタフエース26
は、ソープ投入弁5、排液弁6、ポンプ8、循環
弁17、開閉弁21、ドラム3を低速で左右に反
転させるべくモータを制御する回路48、強く脱
液するために高速でドラム3を回転させるべくモ
ータを制御する回路49、弱く脱液するためにモ
ータを中速回動させる制御回路50、モータを冷
却するフアン回路51、ブザー52に対し、ドラ
イバー回路53を介して出力する。
ここで、ROM23には10個の基本的な運転プ
ログラムが番号“11〜20”で記憶してあり、番号
“1〜10”の運転プログラムについては使用者が
作成してRAM24に書き込めるようにしてあ
る。代表して番号“11”の運転プログラムを第5
図で示すが、例えばこの番号“11”の運転プログ
ラムを実行する場合は電源スイツチ(図示せず)
を入れ、プログラムキー42を押し、テンキー4
0…で“11”を押す。すると、左表示部31の下
1桁に“P”が、右表示部32に“11”が夫々表
示される。ここで、スタート/ストツプキー42
を押すと、タンク循環行程から運転が開始される
が、行程用LED34…はこの「P11」に該当する
ものの全てが点灯し、表示部31,32はタンク
循環行程の残りの時間(分、秒)をデイジタル表
示する。
タンク循環行程は、循環弁17を開放してポン
プ8を駆動し、各フイルター9,12はプリコー
トし、清浄化するものであり、1分間実行され
る。
タンク循環行程が終了すると、タンク循環行程
用LED34が消灯し(以下行程終了毎に対応の
LED34が消灯する)、洗浄1行程に入る。全て
(3回)の洗浄行程は第6図のフローチヤートで
示されるようにプリコートフラグを除く各種フラ
グ及びカウントをリセツトし、中断が設定されて
いるかを判別する。そして、設定水位が1以上で
あれば、プリコートフラグの有無を調べる。タン
ク循環とはプリコートのことであるから、前にタ
ンク循環を実行していれば、プリコートフラグは
立つている。従つて、行程CNTに給液を意味す
る1を入れ、且つプリコートフラグをリセツト
し、冷却フアン回路51を作動し、温度検知素子
14を用いた液温制御を行なう。
そして、行程CNTをプリントコートの意味の
0でないか調べ、プリコートが済んでいれば、1
でないか調べる。尚、タンク循環行程、タンク循
環作業が、行なわれていなかつた時は前述したよ
うに30秒間のプリコートが実行される。
行程CNTが1であれば、給液作業に入り、液
位測定が液位検知素子15からの信号により実行
される。そして、4種類の洗浄方法の中から設定
されている1つの方法(P11ではバツチ洗い)を
判定し、バツチ及びシヤワーの各洗いの場合は測
定液位が設定液位以上になるまで、またアツプダ
ウン及び循環の各洗いの場合は後述する液位制御
の仕様どおり夫々給液が成される。この給液は排
液弁6を閉じポンプ8を作動するものであり、そ
の流量判別(後述)が流量検知素子16からの信
号により実行される。また、ドラム3は後述の洗
浄モータ制御のサブルーチンで示されるように、
給液中ドラム停止キー41が操作されていなけれ
ば、行程が移行した時点から設定されたON−
OFFの時間で左右交互に低速反転する。表示装
置29では、ドラム3の半径の1/10を1度として
0度から9度までの範囲で実測液位を左表示部3
1によつて、給液流量(流量判別の結果)を右表
示部32によつて夫々表示し、LED35…は対
応のものが点灯して表示している(以下洗浄方法
が代り、或いは代える度に対応の1個が点灯す
る)。この給液の際に3分経過しても測定液位が
上らない時には液位の文字表示の表示灯33を点
滅し且つブザー52を鳴らして給液不良であるこ
とを警報する。
給液作業が終ると、行程CNTを洗浄を意味す
る2とし、表示部31,32でこの洗浄行程の残
り時間を表示させる。バツチ洗いの場合はポンプ
8を止め、排液弁6を閉じ、ソープを投入弁5の
開放により投入し、回転ドラム3を低速で左右交
互に回転させ、行程時間中それを実行する。シヤ
ワー洗いは、液位を予め設定し、この設定液位ま
で給液し、洗濯物を浸した後に排液弁6を開放
し、以後給液と排液を合わせて行ないながら、ド
ラム3を低速で反転駆動するものであり、排液能
力が給液能力の2.5倍であることから液位ほとん
ど零近くになるので、溶剤をふりかけながら極め
て強力なたたき洗いを実行することになる。
また、アツプダウン洗いは、液位キー41の操
作後にテンキー40によつて1〜9までの度数を
設定し、これを第1液位として左表示部31に示
し、次いで液位キー41とテンキー40とによつ
て1〜9までの度数を設定し、これを第2液位と
して右表示部32に示す。そして、液位制御のサ
ブルーチン(第7図参照)で示すようにここで示
された第1、第2液位の内の高い方の上限液位よ
り1度高い液位と、低い方の下限液位より1度低
い液位との間で液位を高低変化させ、この変化の
中でドラム3を低速で反転させるものである。即
ち、排液弁6を閉じて高い液位まで給液し、次に
排液弁6を低い液位になるまで開き、これを繰返
している間に回転ドラム3を低速で反転させる。
たたき洗いの洗浄度は高液位の場合に低い。排液
弁6の排出能力は給液能力の約2.5倍に設定して
あり、排液弁6を開くと、給液中であつても液位
は下る。尚、高液位から低液位に下げるために開
放された排液弁6を、低液位到達後もしばらく
(例えば30秒)開放状態に維持し、この間のたた
き洗いによる洗浄度を上げるようにしても良い。
循環洗いは、所謂オーバーフロー洗いと同等と
するものであり、前記液位制御のサブルーチンで
示すように、排液弁6を開閉制御することによつ
て、設定液位より1度高い液位と1度低い液位と
の間で変化させ、この変化の中で回転ドラム3を
回転させる。そして、同時に循環弁17を排液弁
6の開閉に同期させ、排液中にタンク循環の作業
を併せて実行するものである。
ここで、上述の洗浄モータ制御のサブルーチン
を第8図で示す。ここでは、行程CNTが1、即
ち給液作業に入ると、給液中ドラム停止キー4
1、スイングキー41が操作されているかを判別
し、またドラムのON時間とOFF時間が設定して
あるかを判別し、停止キー41が操作されている
時或いは時間が0の時にはドラム3を停止させて
いる。そして、MOTフラグの有無によつてモー
タ(ドラム3)が回転か停止しを判別し、TUR
フラグの有無によつて右回転か左回転かを判別す
る。スイングキー41が設定してあれば、0.1秒
毎にON−OFFONTを1ずつカウントして5カ
ウント(0.5秒)だけ右或いは左の回転を行なて
せ、MOTフラグを立てON−OFFCNTをリセツ
トし、次に0.1秒毎に20カウント(2秒)だけ停
止し、MOTフラグを消してTURフラグを反転し
且つON−OFFCNTをリセツトし、今度は0.5秒
だけ逆転を行なわせる。そして、これを繰返す
と、ドラム3は2秒の休止を挟んで0.5秒ずつ左
右交互に回転し、ほとんど1回転しないので、左
右に振りまわされるようになる。スイングキー4
1が設定してなければ、1秒毎にON−
OFFCNTを1ずつカウントし、予め設定された
ON−OFFの時間を合せて同様の手法が実行され
る。即ち、ドラム3は設定されたOFF時間を挾
んでON時間ずつ左右交互に回転する。
脱液行程に移行すると、モータ高速制御回路4
9、モータ中速制御回路50及び排液弁6が制御
されて強脱液、弱脱液或いは排液のみの内の1つ
が実行されるが、これは脱液モード用LED36
が対応の1つを表示することにより判る(以下
脱、排液の方法が代り、或いは代える度に対応の
LEDが点灯する)。脱液行程で異常振動によつて
振動スイツチ43が作動すると、脱液作業を一時
中断し、所定時間後に再始動するが、これを10回
繰返すと脱(排)液不良の文字表示に該当する表
示灯33が点灯し、運転を止める。排液弁6の閉
成故障等で開弁指令の一定時間後に所定液位まで
低下しない場合も同じ表示灯33が点灯して運転
を止める。洗浄、脱液に限らず、各行程中にモー
タのサーマルスイツチ44が作動した時はモータ
異常の文字表示に該当する表示灯33が点灯し、
運転を止める。
ほぐし行程では、ドラム3を3秒ON−2秒
OFFの一定周期で左右交互に30秒間低速回転さ
せる。そして、行程用LED34が全て消灯し、
各行程毎に残り時間を表示していた表示部31,
32がほぐし行程の残り時間零を表示すると、終
了を教えるためにブザー52が鳴り、これが鳴り
終ると、表示部31,32は例えば当初の運転プ
ログラム番号である。“P11”と表示し、次の運
転を待つている。
新しい運転プログラム(番号1〜10)を作成す
る場合は、指示する番号をプログラムキー42の
操作後にテンキー40…で指定する。例えば
「P1」が左右表示部31,32に分れて表示され
たとすると、次に呼出キー42を押圧操作する。
すると、タンク循環行程用のLED34が点滅し、
表示部31,32は当初“0”を表示している。
そこで、時間キー41及びテンキー40…によつ
て設定し、表示部31,32で表示せしめる。次
に呼出しキー42を押圧すると、タンク循環行程
用のLED34は、設定時間が零のままであれば
消灯し、所定時間が設定されていれば点滅からら
点灯に代る。そして、次の洗浄行程用LED34
が点滅する。ここでは、テンキー40…に先だつ
て時間、ドラム反転、液位、ソープの各キー41
……を操作することにより、行程時間(分)、ド
ラム反転のON時間(秒)及びOFF時間(秒)、
液位(度数)、ソープ投入時間(秒)が設定でき
る。また、ドラム反転に代る「スイング」と「給
液中ドラム停止」を選択することができる。
各キー41…を操作した時には文字が対応する
各表示灯33…は点滅し、ドラム反転キー41の
操作後に0〜9(秒)の範囲でテンキー40…を
操作すると、左表示部31に1桁でON時間とし
て表示され、ドラム反転キー41の再操作後に0
〜99(秒)の範囲でテンキー40…を操作すると
右表示部32にOFF時間として表示され、ドラ
ム反転キー41を操作する度にON,OFFの設定
状態が代る。この設定時間は「ドラム反転」をス
イングキー41によつて「スイング」に代ええて
も記憶されており、「スイング」からドラム反転
キー41の操作で「ドラム反転」に戻つた時には
その設定時間がそのまま使われる。
脱液工程の行程時間の設定は洗浄行程の場合と
同様である。
洗浄行程で採用される洗浄方法は、モードキー
42の一押圧操作毎に4つの洗浄方法をシフトさ
せて選択される。同様の手法で、脱液行程での
排、脱液方法が選択される。
脱液行程及びほぐし行程にあつては、「タンク
循環(プリコート)」がキー41の操作によつて
設定でき、また全行程に対して「中断」がキー4
1の操作によつて設定でき、前者では該当の表示
灯33がその行程に移行した時に点灯し、後者で
はその時に該当の表示灯33を点滅すると共にブ
ザー52を継続(警報)させる。解消する場合は
キーを再操作する。斯るプリコート及び中断の動
作は第9図のフローチヤートによつて説明され
る。即ち、各種の設定の後にスタートすると、脱
液行程にあつてはまず中断が設定されているかを
判別し、中断するのであれば液位を測定し、液位
が0であれば全出力を停止して上述の報知を行な
い、液位があれば排液して全出力を停止して報知
する。3分経過しても排液できなければ、排液不
良として脱液不良の文字表示に対応する表示灯3
3を点滅する。そして、中断設定がない場合はプ
リコートの設定の有無を調べて「プリコート」が
設定してあればプリコートフラグを立ててプリコ
ートを実行し(ポンプを作動し、循環弁を開く)、
同時に脱液を実行する。洗浄行程にあつては、こ
こから中断設定を判別し、設定があれば脱液の場
合と同様の処理が実行され、設定がなければ前段
で「プリコート」が実行されたかを判別し、実行
されていればこれを省略し、実行されていなけれ
ば30秒間のプリコートをここで実行するのであ
る。中断の設定は、それ以上行程を続けないと云
う使用者の意志によるものであるから、中断であ
ることを気付くまで中断状態は続く。中断による
所定作業後にはスタート操作によつて当該行程か
ら運転を再開する。尚、設定液位がドアを開放し
ても溶剤がそこから漏出しない程度に低い場合に
は、中断作業を行程終了後に実行するようにして
も良い。
こうして、各行程が設定された後は、書込みキ
ー42を2秒間押し続けると、新運転プログラム
が番号“1”としてRAM24に記憶され、表示
部31,31には“P”、表示部32,32には
“1”が表示される。
番号“11〜20”のプログラムを基にして新プロ
グラムを作成する場合は、1個のプログラムを設
定して表示部31,32で例えば“P11”と表示
し、次いで呼出キー42を押して各行程を順に呼
出し、上述と同様の設定作業(変更作業)を行な
つた後に番号“1〜10”までの新プログラム番号
を例えば“P1”と指定し、書込みキー42を2
秒間押し続ける。すると、表示部31,32は
“P1”を表示し、RAM24への書込みが終つた
ことを示す。
運転回数を修正し(リセツトを含む)、溶剤交
換、フイルター交換、軸受グリスの補給等のため
の限度回数、危険温度検知のための液温及びフイ
ルター交換のための流量を夫々設定する場合は、
電源スイツチを入れて運転開始の前に夫々該当す
るキー41を操作し(該当の表示灯33が点灯)、
テンキー40…で所定の数字(リセツトの場合は
0である)を表示部31,32で表示し、書込み
キー42を2秒間押し続ける。すると、これらの
フアクターはRAM24に記憶される。
運転回数は該当のキー41の操作により、終了
ブザーが鳴るたびにカウントされ、加算されてお
り、予め設定された限度回数との比較が第10図
で示すフローチヤートで説明される。即ち、限度
回数が設定してあると、カウントされた運転回数
は、既に警報が行なわれていない以上比較され、
限度回数を越えていればブザー52の鳴音と限度
回数の文字表示の表示灯33の点滅とによつて報
知する。
熱交換器13及び冷熱共用の開閉弁21を用い
て液温(溶剤温度)を制御する場合は、スイツチ
47を熱交換器を使用する側に切換える。する
と、左表示部31では設定された液温(未設定で
は40℃)を制御温度として表示する。そして、温
度検知素子14によつて測定した温度が制御温度
より5℃高くなつた時にはブザー52の継続と該
当の表示灯33の点滅によつて危険を知らせる。
斯る制御は行程実行中(運転中)に開閉弁21の
開閉作業及び素子14の測定作業によつて温度巾
2℃で行なわれる。尚、非運転中でも液温が所定
以上に高い、或いは低い場合、ポンプ8により溶
剤を循環させながら、冷媒或いは熱媒を通して自
動的に冷し或いは加熱するようにしても良い。
また、流量が設定流量(限度流量)まで低下し
た時には該当の表示灯33を点滅させたり、ブザ
ー52を鳴音させてフイルターが詰つてきたこと
を教える。
液不足の文字に該当する表示灯33は、給液開
始から3分以内に設定液位に到達しない時に点灯
し、また流量検知素子16が検知した初期流量値
に対し例えば30%程度低い測定流量値になつた時
にも点灯する。後者の場合、給液初期にはポンプ
8が十分に駆動しているが、何等かの原因でタン
ク1内の液量が減つてポンプ8が空気をかみこみ
だした時に生じる状態であり、この場合を第11
図に示す上述の流量判別のサブルーチンで処理す
る。ここでは、1秒毎に判別設定フラグの有無を
調べ、流量を測定し、測定CNTを5になるまで
1ずつ加算する。CNTが5になると(5秒経過
すると)、測定流量が先に設定された上記限界流
量以下であるかを判別し、既に低下していれば上
述のように流量の文字に対応する表示灯33を点
滅し、またいずれの場合もこの5秒後の測定流量
を初期値として流量CNTに格納する。6秒目及
び7秒目では流量CNTの値と測定流量を比較し、
測定流量が少ければ流量CNTの初期値を低い方
に修正し、8秒目にはここでの流量CNTの値の
70%の値を新たな流量CNTの値として判別設定
フラグを立てる。かくして、その後の流量の判別
は当初に測定した値の70%の値とその時に測定し
た流量とを比較して行なわれ、この70%の基準値
を低下するとポンプ8が空気をかみこんでいるよ
うな状態であり、溶剤が不足しているものとして
液不足の文字に対応する表示灯33を点滅させ
る。そして、アツプダウン洗いが設定されている
時には上限液位及び下限液位を夫々2度ずつ自動
的に下げ、他の洗浄方法が設定されている時には
設定液位を2度だけ自動的に下げて洗浄行程の動
作に戻る。従つて、このように液不足を表示した
場合は、洗浄行程中のプリコートからやり直され
る。尚、該当の表示灯33は点灯を継続してい
る。
スタート/ストツプキー42によつて運転中に
一時停止した場合は、時間、タンク循環の有無、
ドラム反転のON−OFFの周期、液位について変
更が可能である。
運転中に、該当するキー(運転回数/スイン
グ、限度回数/ソープ)41を押圧すると、押圧
している間だけこれまでの運転回数か、設定され
た限度回数が、表示部31,32に表示される。
同様に液温/中断のキー41の場合は、左表示部
31に設定液温、右表示部32に測定温度が夫々
表示され、流量/給液中ドラム停止のキー41の
場合は、左表示部31に設定流量、右表示部32
に測定流量が夫々表示される。また、同様にドラ
ム反転のキー41の場合は、設定されたON−
OFFの周期(秒)を左右の表示部31,32に
分けて表示し、液位のキー41の場合は設定され
た液位(度数)を右表示部32に表示する。そし
て、これらの場合は、文字表示が一致する該当の
表示灯33が同時に点灯して表示部31,32で
の表示内容を確認させる。
(ト) 発明の効果 本発明に依れば、ポンプ作動中に給液流量を測
定してポンプが空気を吸込まない槽内液位を保持
したので、ポンプの過熱事故を防止できると共
に、所定の洗濯を実行することができ、更に液不
足を表示して使用者に知らせることができる。従
つて、安全で稼動率の良いドライクリーナを提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるドライクリーナの制御回
路図、第2図は配管系統図、第3図は表示装置の
正面図、第4図はキーボードの正面図、第5図は
運転プログラムの一例を示す図、第6図は洗浄行
程を説明するフローチヤート、第7図は液位制御
を説明するフローチヤート、第8図は洗浄モータ
制御を説明するフローチヤート、第9図は中断と
タンク循環を説明するフローチヤート、第10図
は運転回数と限度回数を説明するフローチヤー
ト、第11図は流量判別を説明するフローチヤー
トである。 2……洗濯槽、3……回転ドラム、6……排液
弁、8……ポンプ、15……液位検知素子、16
……流量検知素子、17……循環弁、22……
CPU、23……ROM、24……RAM、25…
…第1入出力インタフエース、26……第2入出
力インタフエース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タンク内の溶剤を洗濯槽内に供給するための
    給液経路と、この給液経路内に配設され、上記タ
    ンクから洗濯槽へ溶剤を圧送するためのポンプ
    と、前記洗濯槽内の溶剤を上記タンク内に排出す
    るための排液経路と、この排液経路を開閉する排
    液弁と、上記洗濯槽内の液位を検出する液位検知
    素子と、上記給液経路内の給液流量を検出する流
    量検知手段と、槽内の液位を設定する設定手段
    と、上記ポンプの作動初期に上記流量検知手段に
    よつて検出された流量に基づいて決定された初期
    値を記憶する記憶手段と、外部への表示灯と、上
    記液位検知素子からの液位検出信号、流量検知素
    子からの流量検出信号及び設定手段からの設定液
    位信号等の情報を受け、上記検出流量の初期値と
    測定値とを比較し、比較結果に応じて設定液位を
    変更すると共に、上記表示灯を作動し、更に変更
    された設定液位を保持すべく上記ポンプ及び排液
    弁の動作を制御する制御手段とを具備したことを
    特徴とするドライクリーナ。
JP61016543A 1986-01-28 1986-01-28 ドライクリ−ナ Granted JPS62176498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61016543A JPS62176498A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 ドライクリ−ナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61016543A JPS62176498A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 ドライクリ−ナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62176498A JPS62176498A (ja) 1987-08-03
JPH0244558B2 true JPH0244558B2 (ja) 1990-10-04

Family

ID=11919179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61016543A Granted JPS62176498A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 ドライクリ−ナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62176498A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390195A (ja) * 1989-09-01 1991-04-16 Nippon Kentetsu Co Ltd ドライ用洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62176498A (ja) 1987-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0138976B1 (ko) 세탁기의 제어장치
JP4009346B2 (ja) 新規なタイプのフィルタ監視設備を備えた衣類洗濯機
JP4481215B2 (ja) 食器洗浄機
KR100704288B1 (ko) 세탁기 및 그 배수에러 감지방법
JPH04210091A (ja) ドラム式洗濯機
JPH0244558B2 (ja)
JPH0141354B2 (ja)
JPH07204382A (ja) 洗濯機
JPH0237799B2 (ja)
JPH0240358B2 (ja)
JP2006014752A (ja) 全自動洗濯機
JPH06182088A (ja) 洗濯機
JP4455637B2 (ja) 洗濯機
KR100198330B1 (ko) 세탁기의 필터청소경보방법
CN217270440U (zh) 用于工程机械的电子风扇监测系统及包括其的工程机械
JP3095931B2 (ja) ガス衣類乾燥機におけるフィルター掃除状況報知装置
JPH0223198B2 (ja)
JP4922054B2 (ja) 洗濯機
KR200170587Y1 (ko) 세탁기의 배수필터 잔수제거장치
JP3197800B2 (ja) 洗浄機の稼働方法
JPH0223199B2 (ja)
JPH04141192A (ja) ドラム式洗濯機
JP3813417B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP2000271061A (ja) 食器洗い乾燥機
KR19980041190A (ko) 세탁기의 급수제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term