JPH0141354B2 - - Google Patents

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JPH0141354B2
JPH0141354B2 JP61016545A JP1654586A JPH0141354B2 JP H0141354 B2 JPH0141354 B2 JP H0141354B2 JP 61016545 A JP61016545 A JP 61016545A JP 1654586 A JP1654586 A JP 1654586A JP H0141354 B2 JPH0141354 B2 JP H0141354B2
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liquid
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washing
flow rate
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JP61016545A
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Toshiaki Sakamoto
Yoshitaka Kakumoto
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、開閉扉が側部に設けられた洗濯槽内
で、洗濯、脱液等の諸行程を運転制御手段によつ
て適宜運転するドライクリーナや水洗機等の洗濯
機に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の洗濯機にあつて、ドライクリーナの一
例が特開昭57−83693号公報に示されている。こ
れは一つの洗濯方法として、洗濯槽内に所定液位
まで給液して中断し、ここでドアを開けて洗濯物
を入れ、その後使用者にとつて任意の時点で通常
の洗濯作業を開始させると云う洗濯方法を開示し
ている。また、洗濯の途中で気付けば、一時停止
できるようにしている。
しかし、これらの場合、当初の設定液位が高け
れば溶剤が溢れ出るので、中断しても扉を開くこ
とができず、また一時停止についても使用者が気
付かなければ、そのまま行程が進行してしまう。
中断させる意義は、一つの運転プログラムの中
で、ある行程で洗濯物を必ず出し入れできること
であるから、従来例の如き仕様ではひたし洗いの
点で効果はあるが、中断の点で不十分であつた。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、運転の中断を各行程の移行時に確実
に実行すると共に、中断した時に扉の開放によつ
て液漏れすることが無いようにしたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明による解決手段は、各行程を運転させる
制御手段に、行程移行時に中断のためのキーの操
作の有無を判別する判別部と、操作者の判別結果
に基づいて液位検知素子によつて液位の有無を測
定させる液位測定部と、液位無の時に当該行程を
中断すると共に液位有の時には当該行程を排液後
に中断する中断部を設けた構成である。
(ホ) 作用 運転中に行程が移行する度に、中断の設定を調
べ、中断が設定してあれば、槽内に液が在れば抜
いて中断状態とする。例えば洗浄行程で中断する
場合は、先の脱液によつて槽内に液が無いことに
なるので、移行と同時に中断され、脱液行程で中
断する場合は、洗浄液を抜いてから中断される。
また、これらの中断状態はブザーや表示灯等で使
用者に知らされる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に基づいて説明すると、第2図に於
いて1はドライクリーナの装置として最下部に配
設された溶剤タンクである。2は所謂たたき洗い
と遠心脱液を行なう横軸の回転ドラム3を内装
し、側部に開閉扉を設けた洗濯槽で、溶剤タンク
1の上方に位置しており、ソープ投入器4をソー
プ投入弁5を介して接続し、槽下部を溶剤タンク
1に排液弁6及びボタントラツプ7を介して接続
している。尚、この洗濯槽2は溢液口を省いてい
る。
8は溶剤タンク1から溶剤を、再生可能なフイ
ルター素子(金網等)を装着したダストフイルタ
ー9を介して、吸い上げ、洗濯槽2に供給するポ
ンプで、その給液管10には順次手動の流量調整
弁11、逆止弁、交換可能なフイルター素子(濾
紙や活性炭等)を装着したカートリツジフイルタ
ー12を配設している。そして、給液管10のカ
ートリツジフイルター12下流には、必要により
取付けることができる熱交換器13が配設され
る。
14は給液管10の逆止弁下流に配置され、そ
こで溶剤温度を検出するサーミスタ等の温度検知
素子、15は洗濯槽2内の液位をエアートラツプ
を介して検出する半導体圧力センサー等の液位検
知素子、16は給液管10内の溶剤の流量をエア
ートラツプを介して検出する半導体圧力センサー
等の流量検知素子である。
尚、17は給液管10を熱交換器13の下流で
タンク1に戻す循環弁、18は排気管、19,1
9はフイルター9,12から溶剤を抜くために大
気に連通させる弁付の気管、20はフイルター1
2の液抜き路、である。そして、熱交換器13に
は開閉弁21を介して冷媒或いは熱媒が供給され
る。
第1図はドライクリーナの運転を制御する手段
或いは制御手段としてのマイクロコンピユータ
(以下マイコンと云う)に関する制御回路図であ
り、22はCPU(中央演算処理装置)、23は
ROM(読み出し専用メモリ)、24は電源しや断
時にも電池でバツクアツプされているRAM(随
時書き込み読み出しメモリ)、25,26は第1、
第2入出力インタフエースであり、これらは各々
データバス、アドレスバス及びコントロール信号
によつて相互に接続してある。また、CPU22
には発振回路27とタイマー28とが接続してあ
る。
29は第1入出力インタフエース25に接続さ
れた表示装置で、その表示面は第3図で示すよう
に7セグメントの表示管から成り、上下2個のコ
ロン30,30を挟んで左右に配置された各2桁
の表示部31,32と、この表示部の周囲に配設
され且つ所定の文字表示を伴なう表示灯33…
と、図示されたタンク循環からほぐしまでの一連
の行程の文字表示に各々対応する行程中LED(発
光ダイオード)34…と、図示された4つの洗浄
モードの文字表示(循環洗い・バツチ洗い・シヤ
ワー洗い・アツプダウン)に各々対応する洗浄モ
ード用LED35…と、図示された3つの脱液モ
ードの文字表示(排液のみ・弱脱液・強脱液)に
各々対応する脱液モード用LED36…とを設け
ている。
尚、タンク循環からほぐしまでの一連の行程
中、洗浄1,2,3の直前には30秒間のプリコー
ト(タンク循環と同じ動作)が介挿されている。
この30秒間は洗浄1,2,3の行程時間の中に組
込まれていない独立した時間である。
37は第1入出力インタフエース25からの温
度、液位及び流量に関するデイジタル信号を電圧
に変換するD/A変換器で、温度検知素子14、
液位検知素子15及び流量検知素子16の端子電
圧と比較器38…にて比較させて各状態を測定せ
しめる。
39は第1入出力インタフエース25に接続さ
れたキーボードで、第4図で示すようにテンキー
40…と、「時間」、「タンク循環」、「ドラム反
転」、「液位」、「運転回数/スイング」、「限度回
数/ソープ」、「液温/中断」及び「流量/給液中
ドラム停止」の各セレクトキー41…と、「プロ
グラム、「モード」、「書込み」、「呼出し」及び
「スタート/ストツプ」の各フアンクシヨンキー
42…を備えている。
第2入出力インタフエース26には、ドラム3
の時に脱液時の異常振動を検知する振動スイツチ
43、ドラム3を回転させるモータの過熱時に安
全側に働くサーマルスイツチ44、衣類出入れの
ための上記開閉扉の開閉に連動する扉スイツチ4
5、熱交換器13への媒体をどちらにするかを選
択する冷温切換スイツチ46、熱交換器13を使
用するか否かを決めるスイツチ47から入力す
る。そして、この第2入出力インタフエース26
は、ソープ投入弁5、排液弁6、ポンプ8、循環
弁17、開閉弁21、ドラム3を低速で左右に反
転させるべくモータを制御する回路48、強く脱
液するために高速でドラム3を回転させるべくモ
ータを制御する回路49、弱く脱液するためにモ
ータを中速回転させる制御回路50、モータを冷
却するフアン回路51、ブザー52に対し、ドラ
イバー回路53を介して出力する。
ここで、ROM23には10個の基本的な運転プ
ログラムが番号“11〜20”で記憶してあり、番号
“1〜10”の運転プログラムについては使用者が
作成してRAM24に書き込めるようにしてあ
る。代表して番号“11”の運転プログラムを第5
図で示すが、例えばこの番号“11”の運転プログ
ラムを実行する場合は電源スイツチ(図示せず)
を入れ、プログラムキー42を押し、テンキー4
0…で“11”を押す。すると、左表示部31の下
1桁に“P”が、右表示部32に“11”が夫々表
示される。ここで、スタート/ストツプキー42
を押すと、タンク循環行程から運転が開始される
が、行程用LED34…はこの「P11」に該当する
ものの全てが点灯し、表示部31,32はタンク
循環行程の残り時間(分、秒)をデイジタル表示
する。
タンク循環行程は、循環弁17を開放してポン
プ8を駆動し、各フイルター9,12をプリコー
トし、清浄化するものであり、1分間実行され
る。
タンク循環行程が終了すると、タンク循環行程
用LED34が消灯し(以下行程終了毎に対応の
LED34が消灯する)、洗浄1行程に入る。全て
(3回)の洗浄行程は第6図のフローチヤートで
示されるようにプリコートフラグを除く各種フラ
グ及びカウントをリセツトし、中断が設定されて
いるかを判別する。そして、設定水位が1以上で
あれば、プリコートラフグの有無を調べる。タン
ク循環とはプリコートのことであるから、前にタ
ンク循環を実行していれば、プリコートフラグは
立つている。従つて、行程CNTに給液を意味す
る1を入れ、且つプリコートフラグをリセツト
し、冷却フアン回路51を作動し、温度検知素子
14を用いた液温制御を行なう。
そして、行程CNTをプリコートの意味の0で
ないか調べ、プリコートが済んでいれば、1でな
いか調べる。尚、タンク循環行程、タンク循環作
業が、行なわれていなかつた時は前述したように
30秒間のプリコートが実行される。
行程CNTが1であれば、給液作業に入り、液
位測定が液位検知素子15からの信号により実行
される。そして、4種類の洗浄方法の中から設定
されている1つの方法(P11ではバツチ洗い)を
判定し、バツチ及びシヤワーの各洗いの場合は測
定液位が設定液位以上になるまで、またアツプダ
ウン及び循環の各洗いの場合は後述する液位制御
の仕様どおり夫々給液が成される。この給液は排
液弁6を閉じポンプ8を作動するものであり、そ
の流量判別(後述)が流量検知素子16からの信
号により実行される。また、ドラム3は後述の洗
浄モータ制御のサブルーチンで示されるように、
給液中ドラム停止キー41が操作されていなけれ
ば、行程が移行した時点から設定されたON−
OFFの時間で左右交互に低速反転する。表示装
置29では、ドラム3の半径の1/10を1度として
0度から9度までの範囲で実測液位を左表示部3
1によつて、給液流量(流量判別の結果)を右表
示部32によつて夫々表示し、LED35…は対
応のものが点灯して表示している(以下洗浄方法
が代り、或いは代える度に対応の1個が点灯す
る)。この給液の際に3分経過しても測定液位が
上らない時には液位の文字表示の表示灯33を点
滅し且つブザー52を鳴らして給液不良であるこ
とを警報する。
給液作業が終ると、行程CNTを洗浄を意味す
る2とし、表示部31,32でこの洗浄行程の残
り時間を表示させる。バツチ洗いの場合はポンプ
8を止め、排液弁6を閉じ、ソープを投入弁5の
開放により投入し、回転ドラム3を低速で左右交
互に回転させ、行程時間中それを実行する。シヤ
ワー洗いは、液位を予め設定し、この設定液位ま
で給液し、洗濯物を浸した後に排液弁6を開放
し、以後給液と排液を合わせて行ないながら、ド
ラム3を低速で反転駆動するものであり、排液能
力が給液能力の2.5倍であることから液位がほと
んど零近くになるので、溶剤をふりかけながら極
めて強力なたたき洗いを実行することになる。
また、アツプダウン洗いは、液位キー41の操
作後にテンキー40によつて1〜9までの度数を
設定し、これを第1液位として左表示部31に示
し、次いで液位キー41とテンキー40とによつ
て1〜9までの度数を設定し、これを第2液位と
して右表示部32に示す。そして、液位制御のサ
ブルーチン(第7図参照)で示すようにここで示
された第1、第2液位の内の高い方の上限液位よ
り1度高い液位と、低い方の下限液位より1度低
い液位との間で液位を高低変化させ、この変化の
中でドラム3を低速で反転させるものである。即
ち、排液弁6を閉じて高い液位まで給液し、次に
排液弁6を低い液位になるまで開き、これを繰返
している間に回転ドラム3を低速で反転させる。
たたき洗いの洗浄度は高液位の場合に低い。排液
弁6の排出能力は給液能力の約2.5倍に設定して
あり、排液弁6を開くと、給液中であつても液位
は下る。尚、高液位から低液位に下げるために開
放された排液弁6を、低液位到達後もしばらく
(例えば30秒)開放状態に維持し、この間のたた
き洗いによる洗浄度を上げるようにしてもよい。
循環洗いは、所謂オーバーフロー洗いと同等と
するものであり、前記液位制御のサブルーチンで
示すように、排液弁6を開閉制御することによつ
て、設定液位より1度高い液位と1度低い液位と
の間で変化させ、この変化の中で回転ドラム3を
回転させる。そして、同時に循環弁17を排液弁
6の開閉に同期させ、排液中にタンク循環の作業
を併せて実行するものである。
ここで、上述の洗浄モータ制御のサブルーチン
を第8図で示す。ここでは、行程CNTが1、即
ち給液作業に入ると、給液中ドラム停止キー4
1、スイングキー41が操作されているかを判別
し、またドラムのON時間とOFF時間が設定して
あるかを判別し、停止キー41が操作されている
時或いは時間が0の時にはドラム3を停止させて
いる。そして、MOTフラグの有無によつてモー
タ(ドラム3)が回転か停止かを判別し、TUR
フラグの有無によつて右回転か左回転かを判別す
る。スイングキー41が設定してあれば、0.1秒
毎にON−OFFCNTを1ずつカウントして5カ
ウント(0.5秒)だけ右或いは左の回転を行なわ
せ、MOTフラグを立てON−OFFCNTをリセツ
トし、次に0.1秒毎に20カウント(2秒)だけ停
止し、MOTフラグを消してTURフラグを反転し
且つON−OFFCNTをリセツトし、今度は0.5秒
だけ逆転を行なわせる。そして、これを繰返す
と、ドラム3は2秒の休止を挟んで0.5秒ずつ左
右交互に回転し、ほとんど1回転しないので、左
右に振りまわされるようになる。スイングキー4
1が設定してなければ、1秒毎にON−
OFFCNTを1ずつカウントし、予め設定された
ON−OFFの時間を合せて同様の手法が実行され
る。即ち、ドラム3は設定されたOFF時間を挟
んでON時間ずつ左右交互に回転する。
脱液行程に移行すると、モータ高速制御回路4
9、モータ中速制御回路50及び排液弁6が制御
されて強脱液、弱脱液或いは排液のみの内の1つ
が実行されるが、これは脱液モード用LED36
が対応の1つを表示することにより判る(以下
脱、排液の方法が代り、或いは代える度に対応の
LEDが点灯する)。脱液行程で異常振動によつて
振動スイツチ43が作動すると、脱液作業を一時
中断し、所定時間後に再始動するが、これを10回
繰返すと脱(排)液不良の文字表示に該当する表
示灯33が点灯し、運転を止める。排液弁6の閉
成故障等で開弁指令の一定時間後に所定液位まで
低下しない場合も同じ表示灯33が点灯して運転
を止める。洗浄、脱液に限らず、各行程中にモー
タのサーマルスイツチ44が作動した時はモータ
異常の文字表示に該当する表示灯33が点灯し、
運転を止める。
ほぐし行程では、ドラム3を3秒ON−2秒
OFFの一定周期で左右交互に30秒間低速回転さ
せる。そして、行程用LED34が全て消灯し、
各行程毎に残り時間を表示していた表示部31,
32がほぐし行程の残り時間零を表示すると、終
了を教えるためにブザー52が鳴り、これが鳴り
終ると、表示部31,32は例えば当初の運転プ
ログラム番号である“P11”と表示し、次の運転
を待つている。
新しい運転プログラム(番号1〜10)を作成す
る場合は、指定する番号をプログラムキー42の
操作後にテンキー40…で指定する。例えば
「P1」が左右表示部31,32に分れて表示され
たとすると、次に呼出しキー42を押圧操作す
る。すると、タンク循環行程用のLED34が点
滅し、表示部31,32は当初“0”を表示して
いる。そこで、時間キー41及びテンキー40…
によつて設定し、表示部31,32で表示せしめ
る。次に呼出しキー42を押圧すると、タンク循
環行程用のLED34は、設定時間が零のままで
あれば消灯し、所定時間が設定されていれば点滅
から点灯に代る。そして、次の洗浄行程用LED
34が点滅する。ここでは、テンキー40…に先
だつて時間、ドラム反転、液位、ソープの各キー
41…を操作することにより、行程時間(分)、
ドラム反転のON時間(秒)及びOFF時間(秒)、
液位(度数)、ソープ投入時間(秒)が設定でき
る。また、ドラム反転に代る「スイング」と「給
液中ドラム停止」を選択することができる。
各キー41…を操作した時には文字が対応する
各表示灯33…は点滅し、ドラム反転キー41の
操作後に0〜9(秒)の範囲でテンキー40…を
操作すると、左表示部31に1桁でON時間とし
て表示され、ドラム反転キー41の再操作後に0
〜99(秒)の範囲でテンキー40…を操作すると
右表示部32にOFF時間として表示され、ドラ
ム反転キー41を操作する度にON,OFFの設定
状態が代る。この設定時間は「ドラム反転」をス
イングキー41によつて「スイング」に代えても
記憶されており、「スイング」からドラム反転キ
ー41の操作で「ドラム反転」に戻つた時にはそ
の設定時間がそのまま使われる。
脱液行程の行程時間の設定は洗浄行程の場合と
同様である。
洗浄行程で採用される洗浄方法は、モードキー
42の一押圧操作毎に4つの洗浄方法をシフトさ
せて選択される。同様の手法で、脱液行程での
排、脱液方法が選択される。
脱液行程及びほぐし行程にあつては、「タンク
循環(プリコート)」がキー41の操作によつて
設定でき、また全行程に対して「中断」がキー4
1の操作によつて設定でき、前者では該当の表示
灯33がその行程に移行した時に点灯し、後者で
はその時に該当の表示灯33を点滅すると共にブ
ザー52を断続(警報)させる。解消する場合は
キーを再操作する。斯るプリコート及び中断の動
作は第9図のフローチヤートによつて説明され
る。即ち、各種の設定の後にスタートすると、脱
液行程にあつてはまず中断が設定されているかを
判別し、中断するのであれば液位を測定し、液位
が0であれば全出力を停止して上述の報知を行な
い、液位があれば排液して全出力を停止して報知
する。3分経過しても排液できなければ、排液不
良として脱液不良の文字表示に対応する表示灯3
3を点滅する。そして、中断設定がない場合はプ
リコートの設定の有無を調べて「プリコート」が
設定してあればブリコートフラグを立ててプリコ
ートを実行し(ポンプを作動し、循環弁を開く)、
同時に脱液を実行する。洗浄行程にあつては、こ
こから中断設定を判別し、設定があれば脱液の場
合と同様の処理が実行され、設定がなければ前段
で「プリコート」が実行されたかを判別し、実行
されていればこれを省略し、実行されていなけれ
ば30秒間のプリコートをここで実行するのであ
る。中断の設定は、それ以上行程を続けないと云
う使用者の意志によるものであるから、中断であ
ることを気付くまで中断状態は続く。中断による
所定作業後にはスタート操作によつて当該行程か
ら運転を再開する。尚、設定液位がドアを開放し
ても溶剤がそこから漏出しない程度に低い場合
は、中断作業を行程終了後に実行するようにして
も良い。
こうして、各行程が設定された後は、書込みキ
ー42を2秒間押し続けると、新運転プログラム
が番号“1”としてRAM24に記憶され、表示
部31,31には“P”、表示部32,32には
“1”が表示される。
番号“11〜20”のプログラムを基にして新プロ
グラムを作成する場合は、1個のプログラムを設
定して表示部31,32で例えば“P11”と表示
し、次いで呼出しキー42を押して各行程を順に
呼出し、上述と同様の設定作業(変更作業)を行
なつた後に番号“1〜10”までの新プログラム番
号を例えば“P1”と指定し、書込みキー42を
2秒間押し続ける。すると、表示部31,32は
“P1”を表示し、RAM24への書込みが終つた
ことを示す。
運転回数を修正し(リセツトを含む)、溶剤交
換、フイルター交換、軸受グリスの補給等のため
の限度回数、危険温度検知のための液温及びフイ
ルター交換のための流量を夫々設定する場合は、
電源スイツチを入れて運転開始の前に夫々該当す
るキー41を操作し(該当の表示灯33が点灯)、
テンキー40…で所定の数字(リセツトの場合は
0である)を表示部31,32で表示し、書込み
キー42を2秒間押し続ける。すると、これらの
フアクターはRAM24に記憶される。
運転回数は該当のキー41の操作により、終了
ブザーが鳴るたびにカウントされ、加算されてお
り、予め設定された限度回数との比較が第10図
で示すフローチヤートで説明される。即ち、限度
回数が設定してあると、カウントされた運転回数
は、既に警報が行なわれていない以上比較され、
限度回数を越えていればブザー52の鳴音と限度
回数の文字表示の表示灯33の点滅とによつて報
知する。
熱交換器13及び冷熱共用の開閉弁21を用い
て液温(溶剤温度)を制御する場合は、スイツチ
47を熱交換器を使用する側に切換える。する
と、左表示部31では設定された液温(未設定で
は40℃)を制御温度として表示する。そして、温
度検知素子14によつて測定した温度が制御温度
より5℃高くなつた場にはブザー52の断続と該
当の表示灯33の点滅によつて危険を知らせる。
斯る制御は行程実行中(運転中)に開閉弁21の
開閉作業及び素子14の測定作業によつて温度巾
2℃で行なわれる。尚、非運転中でも液温が所定
以上に高い、或いは低い場合、ポンプ8により溶
剤を循環させながら、冷媒或いは熱媒を通して自
動的に冷し或いは加熱するようにしても良い。
また、流量が設定流量(限度流量)まで低下し
た時には該当の表示灯33を点滅させたり、ブザ
ー52を鳴音させてフイルターが詰つてきたこと
を教える。
液不足の文字に該当する表示灯33は、給液開
始から3分以内に設定液位に到達しない時に点灯
し、また流量検知素子16が検知した初期流量値
に対し例えば30%程度低い測定流量値になつた時
にも点灯する。後者の場合、給液初期にはポンプ
8が十分に駆動しているが、何等かの原因でタン
ク1内の液量が減つてポンプ8が空気をかみこみ
だした時に生じる状態であり、この場合を第11
図で示す上述の流量判別のサブルーチンで処理す
る。ここでは、1秒毎に判別設定フラグの有無を
調べ、流量を測定し、測定CNTを5になるまで
1ずつ加算する。CNTが5になると(5秒経過
すると)、測定流量が先に設定された上記限界流
量以下であるかを判別し、既に低下していれば上
述のように流量の文字に対応する表示灯33を点
滅し、またいずれの場合もこの5秒後の測定流量
を初期値として流量CNTに格納する。6秒目及
び7秒目では流量CNTの値と測定流量を比較し、
測定流量が少ければ流量CNTの初期値を低い方
に修正し、8秒目にはここでの流量CNTの値の
70%の値を新たな流量CNTの値として判別設定
フラグを立てる。かくして、その後の流量の判別
は当初に測定した値の70%の値とその時に測定し
た流量とを比較して行なわれ、この70%の基準値
を低下するとポンプ8が空気をかみこんでいるよ
うな状態であり、溶剤が不足しているものとして
液不足の文字に対応する表示灯33を点滅させ
る。そして、アツプダウン洗いが設定さている時
には上限液位及び下限液位を夫々2度ずつ自動的
に下げ、他の洗浄方法が設定されている時には設
定液位を2度だけ自動的に下げて洗浄行程の動作
に戻る。従つて、このように液不足を表示した場
合は、洗浄行程中のプリコートからやり直され
る。尚、該当の表示灯33は点灯し継続してい
る。
スタート/ストツプキー42によつて運転中に
一時停止した場合は、時間、タンク循環の有無、
ドラム反転のON−OFFの周期、液位について変
更が可能である。
運転中に、該当するキー(運転回数/スイン
グ、限度回数/ソープ)41を押圧すると、押圧
している間だけこれまでの運転回数か、設定され
た限度回数が、表示部31,32に表示される。
同様に液温/中断のキー41の場合は、左表示部
31に設定液温、右表示部32に測定温度が夫々
表示され、流量/給液中ドラム停止のキー41の
場合は、左表示部31に設定流量、右表示部32
に測定流量が夫々表示される。また、同様にドラ
ム反転のキー41の場合は、設定されたON−
OFFの周期(秒)を左右の表示部31,32に
分けて表示し、液位のキー41の場合は設定され
た液位(度数)を右表示部32に表示する。そし
て、これらの場合は、文字表示が一致する該当の
表示灯33が同時に点灯して表示部31,32で
の表示内容を確認させる。
(ト) 発明の効果 本発明に依れば、中断を設定した行程が槽内に
液の無い状態で確実に中断されるので、使用者に
とつて使い勝手が良く、また液漏れしないので、
極めて安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるドライクリーナの制御回
路図、第2図は配管系統図、第3図は表示装置の
正面図、第4図はキーボードの正面図、第5図は
運転プログラムの一例を示す図、第6図は洗浄行
程を説明するフローチヤート、第7図は液位制御
を説明するフローチヤート、第8図は洗浄モータ
制御を説明するフローチヤート、第9図は中断と
タンク循環を説明するフローチヤート、第10図
は運転回数と限度回数を説明するフローチヤー
ト、第11図は流量判別を説明するフローチヤー
トである。 2……洗濯槽、3……回転ドラム、6……排液
弁、8……ポンプ、15……液位検知素子、16
……流量検知素子、17……循環弁、22……
CPU、23……ROM、24……RAM、25…
…第1入出力インタフエース、26……第2入出
力インタフエース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開閉扉が側部に設けられた洗濯槽内で、洗
    濯、脱液等の諸行程を運転制御手段によつて適宜
    運転する洗濯機に於いて、上記各行程単位で当該
    行程を中断させるキーと、中断状態を知らせる手
    段と、上記洗濯槽内の液位を検出する液位検知素
    子とを備え、上記運転制御手段には、行程移行時
    に上記キーの操作の有無を判別する判別部と、操
    作有の判別結果に基づいて上記液位検知素子によ
    つて液位の有無を測定させる液位測定部と、液位
    無の時に当該行程を中断すると共に液位有の時に
    は当該行程を排液後に中断する中断部を設けたこ
    とを特徴とする洗濯機。
JP61016545A 1986-01-28 1986-01-28 洗濯機 Granted JPS62176490A (ja)

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