JPH0243968Y2 - - Google Patents

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JPH0243968Y2
JPH0243968Y2 JP14532885U JP14532885U JPH0243968Y2 JP H0243968 Y2 JPH0243968 Y2 JP H0243968Y2 JP 14532885 U JP14532885 U JP 14532885U JP 14532885 U JP14532885 U JP 14532885U JP H0243968 Y2 JPH0243968 Y2 JP H0243968Y2
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JP
Japan
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socket
desk
tapered
floor
movable
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JP14532885U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、伸縮式階段状床における着脱式机
装置に関するものである。
[従来の技術] 近年は体育館を含む大型会場の内部を多目的に
使用するために、後方壁に近い床面の一部に伸縮
移動式の階段状床を設置することが多くなつた。
この階段状床は、順に高さを増す観覧椅子付の複
数段の移動床台を相互に連結して、前後方向に伸
縮による移動が可能となるように形成されてい
る。そしてこの階段状床の使用時には最も低い最
前段の移動床台から順次に引き出して全体を雛壇
状に伸長し、これによつて各移動床台の観覧椅子
に多数の観客が着座できる状態となる。また不使
用時には、前記とは逆に最前段の移動床台から順
次に後段側の移動床台下に戻すように後退移動さ
せることにより、全体が最高段の移動床台下に縮
減し収納され、これによつて建物の後方壁側に設
けられた格納凹所内へ収納保管することができる
ように構成されている。そして階段状床を、例え
ば筆記具や読本を必要とする講習、講座等の催し
に使用する場合は、各段の観覧椅子の直前位置に
着脱式の机を設けることになるが、従来における
この種階段状床の着脱式机装置は、机を固定支持
する手段が極めて複雑に構成されていた。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の階段状床における着脱式机装置には次の
ような問題点があつた。すなわち、従来この種の
着脱式机装置は、着脱式机の基部を固定支持する
構造が極めて複雑であるため、着脱式机の使用の
前後における机の着脱に多くの手間と時間を要し
た。従つて、この種の階段状床を設置した会場の
多目的活用の頻度が制限され、これによつて経済
的効率を著しく悪くした。
[問題点を解決するための手段] この考案は、従来技術の問題点を解決するもの
であり、机の着脱がワンタツチで行えて、この種
の階段状床を設置した会場の多目的活用頻度を大
幅に高め、これによつて会場の経済的効率を極め
て良好にできる伸縮式階段状床における着脱式机
装置を提供することにある。この考案の特徴とす
るところは、順に高さを増す複数段の移動床台を
相互に連結して前後方向に伸縮により移動が可能
となる階段状床において、上記移動床台の前方部
にテーパー孔を有するソケツトを設け、着脱式机
の左右の脚柱下端部に前記テーパー孔に密嵌可能
なテーパー軸を形成し、該テーパー軸を前記テー
パー孔に挿入することにより前記着脱式机を上記
移動床台に固定支持することにある。
[実施例] 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図および第2図に示すように、順に高さを
増す複数段の各移動床台4は、その段の移動床台
4毎の支柱1から前方に向けて突出した各アーム
2上に踏板3を敷設して共に高さが異なるように
構成されている。このように構成された各移動床
台4は、相互に連結して前後方向に伸縮により一
連状の移動が可能となる階段状床Aに組成されて
いる。そして、この階段状床Aの使用時には駆動
源としてのモータおよび該モータにより駆動部材
(いずれも図示せず)の操作をもつて最前段の移
動床台4から順次にその前方の床面上へ引き出す
ことにより、全段が雛壇状に伸長して各移動床台
4の観覧椅子5に多数の観客が着座でき、また、
不使用時には上記とは逆に最前段の移動床台4か
ら最高段の移動床台4下に戻すようにして、全体
を最高段の移動床台4下に縮減してまとめ、この
状態の階段状床Aをその後方の図示しない格納凹
所内へ収納保管が可能となる伸縮式階段状床にお
いて、各段における移動床台4の前方部即ち、各
観覧椅子5の直前位置には次に示すソケツト8が
設置されている。
ソケツト8は、例えば軽合金等のダイ・キヤス
トにより成形されてり、その本体の背面後部上面
に移動床台4の前端に配置されているフロントノ
ーズ7の上部溝7aに係合する片持ち片8aが突
設されていて、この片持ち片8aの各要面には取
付孔8eが貫設されている。また、ソケツト8の
本体中央には、着脱式机Dの基方体であるテーパ
ー軸12を挿入するために、押圧方向E、図では
垂直方向に徐徐に縮径するテーパー孔8bが底部
近くまで設けられている。ソケツト8の本体底部
にはテーパー孔8bと連通する抜け孔8cが貫設
されている。さらにソケツト8の本体上面のテー
パー孔8bの配設位置の両側部には、それぞれ脱
挿具14の挿入が可能な幅を有する斜降状凹所8
dが、前端側よりも後部側が深みを増すようにし
て形成されている。ソケツト8の本体前面の下方
左右面からその側毎の背面に向けてフロントノー
ズ7の前部溝7bにソケツト8をネジ止めするた
めの取付孔8fが貫設されている。
ソケツト8は、第2図に示すように、一対の観
覧椅子5,5毎の両側位置におけるフロントノー
ズ7の前端に、片持ち片8aによる載置と本体背
面による当接をもつて密着させたのち、各取付孔
8e,8fからその側毎の溝7a,7bに対する
ネジの螺挿をもつてそれぞれ固着されている。こ
の2個を1組とするソケツト8のテーパー孔8b
には着脱式机Dの各テーパー軸12が着脱自在に
挿入されて固定支持の態様が得られるように構成
されていてる。この着脱式机Dは、上部側が水平
体となり、下端側が垂直体となり、かつ前記上部
側と前記下端側との間は僅かに傾斜体となるよう
に適宜太さによるパイプの屈曲をもつて同形2体
の脚柱9が形成されている。そして、この両脚柱
9の水平体をなす上部間には、机として必要な所
定幅を有する平面体の天板10が載設されてい
る。また、着脱式机Dの下端側部分は、その上位
部にフランジ11が形成されており、そのフラン
ジ11の下方部分は、ソケツト8のテーパー孔8
bに密嵌可能なテーパー軸12として形成されて
いる。テーパー軸12の上位部には、それぞれ対
応するソケツト8の上端面に接面が可能な踏み棒
13がそれぞれ水平方向に伸延するように固挿さ
れている。このように構成された着脱式机Dは、
下端側のテーパー軸12をそれぞれ対応するソケ
ツト8のテーパー孔8b内に着脱自在に挿入する
ことにより、使用時の固定支持が確立するように
構成されている。
第3図に示す脱挿具14は、着脱式机Dのテー
パー軸12をソケツト8のテーパー孔8b内から
脱挿するための携帯要具である。この脱挿具14
は、ソケツト8の斜降状凹所8b内に挿入が可能
な太さの鋼材からなる棒をU字形に屈曲して、そ
の先端が左右の斜降状凹所8bに合致する平行脚
14aに形成されている。平行脚14aをソケツ
ト8の左右の斜降状凹所8d内に挿入して脱挿具
14の上部基端側を第3図に示すように降下動し
た場合、平行脚14aの両先端がソケツト8の上
端面に接面していて斜降状凹所8dの上方に位置
するテーパー軸12の左右の踏み棒13をテコ作
用により持ち挙げて、テーパー軸12をソケツト
8のテーパー孔8bから容易に脱挿が可能となる
ように形成され、全体として伸縮式階段状床にお
ける着脱式机装置に構成されている。第1図およ
び第2図に示す6は、各移動床台4の側端に着脱
自在に装着された手すりである。
着脱式装置を筆記具や読本等を必要とする環境
のもとで階段状床Aを使用する場合は、まず各移
動床台4を最前段側からその前方の図示しない床
面上へ順次に引き出して全体を雛壇状に伸長した
のち、各段の移動床台4の2体の1組毎における
観覧椅子5の両側前方部にあたるフロントノーズ
7の位置に設置されている各ソケツト8の各テー
パー孔8b内に着脱式机Dの下端テーパー軸12
を、該軸12上の踏み棒13に対する踏み付け作
業によりそれぞれ挿入し、これによつて垂直の押
圧方向Eへ上記テーパー軸12を圧入すると、各
ソケツト8のテーパー孔8bは、押圧方向Eに徐
徐に縮径するように形成されているため、このテ
ーパー孔8b内にテーパー軸12を押圧挿入する
だけで、ネジやその他の部材等を要することな
く、ワンタツチで上記着脱式机Dを各ソケツト8
の位置に容易確実にセツトすることができる。
また、着脱式机Dの使用が終了して階段状床A
を収納する場合は、各移動床台4を後退動させる
直前に、各段の移動床台4のソケツト8に押圧挿
入していた着脱式机Dのテーパー軸12を脱挿さ
せる必要がある。その場合には、各ソケツト8の
斜降状凹所8dに脱挿具14の平行脚14aを、
この斜降状凹所8dの斜降状底面に沿つて挿入し
たのち、この脱挿具14の上部基端側を、第3図
に示すように、それまでの上方位置から下方位置
まで降下させると、この斜降状凹所8dの前方端
部が支点になつて、脱挿具14の平行脚14a先
端がテコの作用端として働くことになる。従つ
て、この平行脚14aの直上部に位置する踏み棒
13は、テーパー軸12の挿入時における押圧方
向Eとは逆の方向へ容易に持ち上げられる。その
際、ソケツト8のテーパー孔8bは、この押圧方
向Eの逆の方向へは徐徐に拡径しているため、圧
入により完全な固定支持にあつた着脱式机Dを容
易迅速にソケツト8のテーパー孔8bから脱挿す
ることが出来る。そして、この直後に各移動床台
4を、その段毎の観覧椅子5を折りたたみながら
前記とは逆に最前段の移動床台4から後段側の移
動床台4下へ戻すようにして順次に後退移動させ
ると、全体が最高段の移動床台4下に縮減して収
納されることになり、これによつて階段状床Aを
後方の図示しない格納凹所内へ円滑容易に収納保
管することができる。
[考案の効果] この考案は、順に高さを増す複数段の移動床台
を相互に連結して前後方向に伸縮により移動が可
能となる階段状床において、移動床台の前方部に
テーパー孔を有するソケツトを設け、着脱式机の
左右の脚柱下端部に前記テーパー孔に密嵌可能な
テーパー軸を形成し、該テーパー軸を前記テーパ
ー孔に挿入することによつて前記着脱式机を上記
移動床台に固定支持することを特徴とする。従つ
て、着脱式机の使用の前後には着脱式机の着脱が
ワンタツチで行えて、着脱机の着脱における省力
化が達成させるため、この種階段状を設置した会
場の多目的活用の頻度を大幅に高め、これによつ
て会場の経済的効率を良好にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による着脱式机装置を備えた
階段上床の一部側面図、第2図は同一部正面図、
第3図は同装置の要部構成を示す斜視図、第4図
aは同装置の主体となるソケツトの平面図、第4
図bは第4図aのb−b線におけるソケツトの縦
断側面図、第4図cは第4図aのc−c線におけ
る同ソケツトの縦断面図である。 4……移動床台、7……フロントノーズ、8…
…ソケツト、8b……テーパー孔、8d……斜降
状凹所、12……テーパー軸、13……踏み棒、
14……脱挿具、A……階段状床、D……着脱式
机。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 順に高さを増す複数段の移動床台を相互に連結
    して前後方向に伸縮により移動が可能となる階段
    状床において、前記移動床台の前方部にテーパー
    孔を有するソケツトを設け、着脱式机の左右の脚
    柱下端部に前記テーパー孔に密嵌可能なテーパー
    軸を形成し、該テーパー軸を前記テーパー孔に挿
    入することにより前記着脱式机を上記移動床台に
    固定支持することを特徴とする伸縮式階段状床に
    おける着脱式机装置。
JP14532885U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0243968Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14532885U JPH0243968Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14532885U JPH0243968Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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JPS6252642U JPS6252642U (ja) 1987-04-01
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JP14532885U Expired JPH0243968Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2522369Y2 (ja) * 1990-06-22 1997-01-16 株式会社コトブキ テーブル付の伸縮式階段状観覧席

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Publication number Publication date
JPS6252642U (ja) 1987-04-01

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