JPH0126844Y2 - - Google Patents

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JPH0126844Y2
JPH0126844Y2 JP20160384U JP20160384U JPH0126844Y2 JP H0126844 Y2 JPH0126844 Y2 JP H0126844Y2 JP 20160384 U JP20160384 U JP 20160384U JP 20160384 U JP20160384 U JP 20160384U JP H0126844 Y2 JPH0126844 Y2 JP H0126844Y2
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support plate
shell
chair
back support
movable
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JP20160384U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案の産業上における利用分野は、伸縮式
階段状観覧席の椅子用背シエル起立転倒装置に関
するものである。
近年体育館等においては内部を多目的に使用す
るために、壁面に近い床面の一部に伸縮移動式の
階段状観覧席を設置することが多くなつた。この
観覧席は、順に高さを増す観覧椅子付の複数段に
よる移動床台を相互に連結して、前後方向に伸縮
による移動が可能となるように形成されている。
そしてこの観覧席の使用時には最も低い最前段の
移動床台から順次に引き出して全体を雛壇状に伸
長し、これによつて各移動床台の椅子に多数の観
客が着座できる状態となる。また不使用時には、
前記とは逆に最前段の移動床台から順次に後段側
の移動床台下に戻すように後退移動させることに
より、全体が最上段の移動床台下に垂直棚状に縮
減し、これによつて建物の壁側に設けられた格納
凹所内へ収納保管することができるように構成さ
れている。
しかし従来の観覧席は、椅子の下端に電動方式
のスライドベースを設け、このベースの前後動に
より上記椅子を起倒させるようにした。従つて椅
子の起立転倒装置が大掛りなものになつて多大な
設備費用を要するうえ、上記椅子の起倒操作時毎
における電力費用が、移動床台の前進後退動の電
力費用とは別箇に要することになり、これによつ
てこの種観覧席を設置した体育館の多目的使用に
よる経済的な利得性を低下させるという問題点が
あつた。
この考案は上記の問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、各段
毎における移動床台の前端にサポートプレートの
介在により規定長さの幕板部を垂設した座シエル
を固着し、上記サポートプレートの後部両側にお
ける起立片には表面側に背シエルを装着するとと
もに、背部外面はスライド面に形成したバツクサ
ポートプレートを嵌合して、双方の嵌合面に対す
るシヤフトの遊挿と弾性体の支弾をもつて上記の
バツクサポートプレートが弾性保有の起倒自在と
なるように連結することにより、椅子専用の電力
起倒操作費用等を要することなく、移動床台にお
ける固有の伸縮操作を活用して、上記背シエルが
移動床台の前進時には内蔵された保有の弾性力に
より自動的に起立でき、また後退時には下段側の
スライド面に対する上段側幕板部の摺接により弾
力的に転倒できて、この種観覧席を設置した体育
館の多目的使用による経済的な利得性を高めるこ
とができる伸縮式階段状観覧席の椅子用背シエル
起立転倒装置を提供することにある。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
まず構成を説明すると、第1図から第4図まで
に示すように、各段毎の支柱1に支持されて順に
高さを増す複数段による移動床台2が、下方の図
示しないローラ付基台を相互に連結することによ
り、前後の方向に伸縮状の移動が可能となるよう
に形成されて、使用時には最も低い前段側の移動
床台2から順次に引き出して全体を雛壇状に伸長
し、また不使用時には順次に後段側の移動床台2
下に戻すように後退移動させ、全体が図示しない
最上段の移動床台2下に垂直棚状に縮減して壁側
に収納保管が可能となる伸縮式階段状の観覧席A
において、上記した各段毎の移動床台2は、支柱
1の前方に横架されたフロントビーム2aと上記
支柱1間に根太状のアーム2bが架設され、この
アーム2b上には一部が横方向の通路となる踏板
2cが敷設されて、横長の連面体に形成されてい
る。
上記の各段毎における移動床台2の前端には次
に示す椅子Bが設置されている。まずその基体と
なる後記サポートプレート3の前半部を図示しな
いボルト等の螺挿により上記した移動床台2の各
前端に固定し、このサポートプレート3上には着
座面とこの着座面の前端に規定長さの幕板部4a
を垂設する形状により逆L字形に成形された座シ
エル4が、上記の幕板部4aを移動床台2の前端
から下段側の移動床台2へ向けて規定長さの突出
体となる態様により固着されている。
前記したサポートプレート3は、第3図および
第4図に示すように、前半部が移動床台2に固定
した台部に形成されている。また後半部は水平面
の両側を垂直面に立設し、その後方端は直上方向
に屈曲した起立片3aに形成されている。この両
側起立片3aの上部面にはブツシユ孔3bがそれ
ぞれ貫設されて、この孔3b,3b内には軸受と
なるブツシユ8,8が挿着されている。この両起
立片3a間の後部立面3cには第3図のように孔
部の形成によりナツト部3dが溶着されている。
このナツト部3dにはストツパーネジ9が後方へ
向けて螺挿されたのち、そのネジ部に対する二重
ナツト10の螺合により先端部が後方外部へ規定
量宛突出するようにして固着されている。
上記サポートプレート3の後部両側にあたる起
立片3a,3aには背部外面を前記座シエル4の
幕板部4aに摺接するスライド面5aに形成し、
周縁中の側部垂縁5bには後記するシヤフト6の
遊挿が可能となるシヤフト孔5c,5cを同心状
に貫設したバツクサポートプレート5が嵌合され
ている。そして双方の嵌合面におけるシヤフト孔
5cとブツシユ8とにはシヤフト6が遊挿された
のち、このシヤフト6の両端位置にねじりコイル
バネ7が、各端部を第3図のようにサポートプレ
ート3の後部立面3cとバツクサポートプレート
5のスライド面5aの各内側面に対し支弾状に当
接させるようにして軸嵌され、これによつて上記
のバツクサポートプレート5は弾性保有の態様を
もつて起倒自在となるように連結されている。な
お上記のバツクサポートプレート5がねじりコイ
ルバネ7の支弾力により起立した際の上限を設定
するために、第3図に示すように、上記バツクサ
ポートプレート5の下端内側面には後部隆起5d
が突設されていて、この後部隆起5dに前記した
ストツパーネジ9が当接することにより、上記バ
ツクサポートプレート5は支弾による起立態様が
安定的に保持できるように構成されている。
上記の態様によるバツクサポートプレート5の
両側および表面側には一連の背シエル11が、上
記プレート5に被包状に装着されている。従つて
上記の背シエル11は、前記移動床台2の前進時
(すなわち第1図の収納状態から移動床台2が前
進して第2図の状態に移行するとき)に、内蔵し
たねじりコイルバネ7による保有の弾性力をもつ
て自動的に起立し、また上記した移動床台2の後
退時(すなわち第2図の伸長状態から移動床台2
が後退して第1図の状態に移行するとき)には下
段側バツクサポートプレート5のスライド面5a
に上段側座シエル4の幕板部4aが摺接し、これ
によつて上記背シエル11は、内蔵したねじりコ
イルバネ7の弾性力に抗しながら、座シエル4の
上面側に向けて弾力的にかつ自動的に転倒するよ
うに装着され、全体として観覧席Aの椅子Bにお
ける背シエル起立転倒装置に組成されている。
次に作用を説明する。上記構成の起立転倒装置
を備えた観覧席Aは、その収納時において、各段
の移動床台2が図示しない最上段の移動床台2下
に垂直棚状に縮減した態様のもとに保管される。
その際第1図に示すように、各段毎の移動床台2
の前端に設置されている椅子Bは、当該毎の背シ
エル11が、その上部段側座シエル4における幕
板部4aの押圧状の当接によりその位置毎の座シ
エル4上に弾力的に転倒されている。
次に上記の観覧席Aを使用する場合は、図示し
ない固有の駆動機構をもつて最前段の移動床台2
から順次に前進動させると、それまでの垂直棚状
による収納状態から順次に引き出されて前進動す
る移動床台2上の各椅子Bにおける背シエル11
は、第2図に仮想線をもつて示すように、その上
部段側座シエル4の幕板部4aによる押圧状の当
接位置が後退動するのに準じて、内蔵されている
ねじりコイルバネ7の保有弾性力をもつて除々に
かつ自動的に起立し、幕板部4aとの接触から開
放された時点では上記背シエル11が完全に起立
するため、着座可能の椅子Bとして使用すること
ができる。
また観覧席Aの使用が終了してこれを図示しな
い後方の格納凹所に収納する場合は、固有駆動機
構の操作により最前段の移動床台2から後方に位
置する最上段の移動床台2下へ順次に後退移動さ
せると、それまで起立状態にあつた椅子Bの背シ
エル11は、自体が固着されている移動床台2の
後退動により第2図に示すように、後部上段の移
動床台2の前端に位置する幕板部4aに当接する
ことになる。従つてこの当接した時点から上記背
シエル11は、スライド面5aに対する上記幕板
部4aの摺接により、シヤフト6を支点にして内
蔵したねじりコイルバネ7の弾性力に抗しながら
弾力的にかつ自動的に、その位置毎の座シエル4
上に前倒する。そして全段の移動床台2が第1図
のように垂直棚状に収納された時点では、その直
上段の幕板部4aによる押圧状の当接保持をもつ
て各背シエル11が転倒状態での収納保管態様を
安定的に堅持することができる。
なお上記の実施例においては背シエル11を自
動的に起立させるために、サポートプレート3と
バツクサポートプレート5との嵌合位置における
シヤフト6にねじりコイルバネ7を軸嵌したが、
この考案による椅子用背シエル起立転倒装置は上
記の実施例に限定することなく、上記のシヤフト
6位置に、ねじりコイルバネ7の代わりに例えば
板バネまたは渦巻バネ等を軸嵌しても、同様の作
用効果が得られるものである。
以上に説明したようにこの考案は、各段毎にお
ける移動床台の前端にサポートプレートの介在に
より規定長さの幕板部を垂設した座シエルを固着
し、上記サポートプレートの後部両側における起
立片には表面側に背シエルを装着するとともに、
背部外面はスライド面に形成したバツクサポート
プレートを嵌合して、双方の嵌合面に対するシヤ
フトの遊挿と弾性体の支弾をもつて上記のバツク
サポートプレートが弾性保有の起倒自在となるよ
うに連結することにより、椅子専用の電力起倒操
作費用等を要することなく、移動床台における固
有の伸縮操作を活用して、上記背シエルが移動床
台の前進時には内蔵された保有の弾性力により自
動的に起立でき、また後退時には下段側のスライ
ド面に対する上段側幕板部の摺接により弾力的に
転倒できるため、この種観覧席を設置した体育館
の多目的使用による経済的な利得性を高めること
ができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
1図はこの考案装置を備えた観覧席の収納状態
を示す要部側面図、第2図は同観覧席における移
動床台の前進後退動をもつて椅子の背シエルを起
立転倒させる動作図、第3図は同椅子の要部断面
詳細図、第4図は同椅子を分解して示す要部斜視
図である。 2……移動床台、3……サポートプレート、3
a……起立片、4……座シエル、4a……幕板
部、5……バツクサポートプレート、5a……ス
ライド面、6……シヤフト、7……ねじりコイル
バネ、A……観覧席、B……椅子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各段の移動床台が連結して伸縮が可能となる観
    覧席において、前記各段毎の移動床台前端にサポ
    ートプレートの介在により規定長さの幕板部を垂
    設した座シエルを固着し、前記サポートプレート
    の後部両側の起立片には背部外面をスライド面に
    形成したバツクサポートプレートを嵌合するとと
    もに、双方の嵌合面に対するシヤフトの遊挿と弾
    性体の支弾により前記バツクサポートプレートが
    弾性保有の起倒自在となるように連結して、該バ
    ツクサポートプレートに一体的に装着した背シエ
    ルを、前記移動床台の前進時には保有の弾性力に
    より起立させ、後退時には下段側のスライド面に
    対する上段側幕板部の摺接により弾力的に転倒さ
    せるようにしたことを特徴とする伸縮式階段状観
    覧席の椅子用背シエル起立転倒装置。
JP20160384U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0126844Y2 (ja)

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JP20160384U JPH0126844Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20160384U JPH0126844Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JPS61113867U JPS61113867U (ja) 1986-07-18
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JP20160384U Expired JPH0126844Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JPS61113867U (ja) 1986-07-18

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