JPH0243935Y2 - - Google Patents

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JPH0243935Y2
JPH0243935Y2 JP16077984U JP16077984U JPH0243935Y2 JP H0243935 Y2 JPH0243935 Y2 JP H0243935Y2 JP 16077984 U JP16077984 U JP 16077984U JP 16077984 U JP16077984 U JP 16077984U JP H0243935 Y2 JPH0243935 Y2 JP H0243935Y2
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ceiling
grooves
substrate
board
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビル等の天井面、特に曲面を形成す
る箇所に用いられる天井板に関するものである。
(従来の技術) 一般に、ビル等の天井面には、防火・耐火性に
優れた無機質繊維を主成分とした基板からなる天
井板が用いられている。また、ビル等の天井面
は、意匠的な変化を持たせるために周辺部等が曲
面に仕上げられることがあり、この曲面の箇所に
も上述の天井板が使用されることがある。
ところが、この場合、上述の天井板は、弾力性
に乏しく、曲面状に曲げることができない。この
ための1つの手段として、例えば特開昭58−
168750号公報に開示されるように、基板の裏面又
は表面に互いに平行な複数条の切込み溝を刻設し
て屈曲性を持たせるようにする一方、補強のため
に基板の裏面に、粗目布を全面に亘つて貼着一体
化したり、あるいはテープ状紙布を上記切込み溝
の方向と直交方向に貼着一体化したりしたものは
知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のものでは、次のような
種々の問題点がある。すなわち、 (1) 基板が不燃性のものであつても、粗目布や紙
布および接着剤は通常可燃性のものであるた
め、貼着一体化した天井板は不燃性でなくな
る。
(2) 上述の粗目布や紙布は天井板を曲げた場合、
最外層にあるので曲げ加工を拘束する原因とな
り、曲げにくくしているとともに、限度以上に
曲げると該粗目布等と基板裏面との間の接着層
で剥離が生じ、天井板の強度が低下する。
(3) このため上記粗目布や紙布は、予めシワを有
した状態で基板裏面に貼着されているものもあ
るが、このような天井板を粗目布等を貼着して
いない他の天井板と突き合せて施工した場合天
井板の厚みが一定なため、粗目布の厚み分全体
厚みが異なり、大きな段違いが生じて目地が目
立ち、仕上り外観が悪くなる。特に、天井板を
表面側に凸曲面状に曲げる場合には、このこと
が顕著であるとともに、粗目布等が切欠き溝に
入り込んだりして曲げ加工ができなくなること
がある。
本考案はかかる問題点に鑑み、その目的とする
ところは、上述の如く裏面又は表面に複数条の切
込み溝が刻設された基板を、粗目布やテープ状紙
布の貼着に代わる適宜補強手段によつて補強する
ことにより、防火・耐火性、強度性および屈曲性
に優れかつ美麗な曲面状天井面を構成し得る天井
板を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、無機質繊維を主成分とした基板からなる天井
板において、基板の裏面又は表面に、互いに平行
な複数条の切込み溝を刻設するとともに、基板の
裏面に、断面が開口より内方に広がる凹条溝を上
記切込み溝の方向に対し交差する方向に刻設し、
該凹条溝に帯状体又は棒状体を嵌挿したものであ
る。
(作用) 上記構成により、本考案の天井板では、基板裏
面に切込み溝と交差する方向に刻設した凹条溝に
帯状体又は棒状体が着脱自在に嵌挿されているこ
とによつて、天井板自身の不燃性を良好に維持し
かつその厚みを他の天井板と同一に保ちながら、
上記帯状体等の補強効果により天井板の強度が有
効に高められるとともに、該帯状体等に拘束され
ずに切込み溝にて天井板が容易に屈曲することに
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例としての天井板A
を示し、この基板Aは、天井板Aを表面側(図で
は底面側)に凹曲面状に曲げて天井面を施工する
場合に用いられるものである。上記天井板Aは、
岩綿やガラス繊維等の不燃性の無機質繊維を主成
分としそれに結合剤や撥水剤等を混入して矩形状
に成形した基板1からなり、該基板1の表面に
は、基板1の一方向(図では短辺方向)に互いに
平行に延びる複数条の切込み溝2,2,……が所
定間隔ごとに刻設されていて屈曲性を持たせるよ
うにしている。
また、上記基板1の裏面には、上記切込み溝
2,2,……の方向に直交する方向に2つの凹条
溝3,3が刻設されている。該各凹条溝3の断面
は、第2図に詳示するように、開口より内方に広
がつた扁平蟻溝形状になつており、この凹条溝
3,3にはそれぞれ金属等の帯状物(以下金属板
という)4,4が該凹条溝3の開口から抜出し不
能に嵌挿されている。該金属板4,4は、塑性変
形を比較的起し易い金属材、例えば軟鋼、ステン
レス鋼、アルミニウム、銅等からなるものであ
り、また凹条溝3に対しては端部から挿入され
る。
したがつて、上記実施例の天井板Aにおいて
は、基板1および該基板1裏面の各凹条溝3に金
属板4,4が嵌挿されたものであるため、不燃性
を良好に維持することができる。しかも、上記金
属板4,4による補強効果は従来の粗目布やテー
プ状紙布に比べ、補強材自体の剛性が高いので、
天井板Aの剛性強度を大巾に高めることができ、
切込み溝2,2,……の深さが深く設定されてい
ても運搬時等に天井板Aが剪断破壊を起すことは
ない。
また、切込み溝2,2……にて基板1を折り曲
げて天井板Aを表面側に凹曲面状に曲げ成形する
場合には、上記金属板4は、凹条溝3内で若干摺
りながら基板1の形状に応じて塑性変形を起すた
め、該金属板4により天井板Aの曲げ成形が阻害
されることはなく、また基板1が破壊することも
ないので、曲げ成形を容易にかつ確実に行うこと
ができる。
その上、上記天井板Aは、基板1裏面に突出す
るものがなく、その厚みが他の天井板と同じであ
るため、突き合せ施工をした場合でも段違いが生
じることはなく、美麗な仕上り外観を発現するこ
とができる。
第3図は本考案の第2実施例としての天井板
A′を示し、この天井板A′は、天井板A′を表面側
(図では底面側)に凸曲面状に曲げて天井面を施
工する場合に用いられるものである。上記天井板
A′の構造は、切込み溝2,2,……が基板1の
表面ではなく裏面に刻設されていること以外は上
記第1実施例の天井板Aと全く同じであり、同一
部材には同一符号を付してその説明は省略する。
そして、この第2実施例の天井板A′において
も、基板1の裏面に刻設した各凹条溝3に金属板
4,4が嵌挿されているので、第1実施例の天井
板Aの場合と同様の作用・効果を奏することがで
きるのは勿論である。
尚、本考案は上記第1および第2実施例に限定
されるものではなく、その他種々の変形例を包含
するものである。例えば、上記各実施例では、基
板1の裏面に、断面が開口より内方に広がつた扁
平蟻溝形状の凹条溝3を刻設し、該凹条溝3に金
属板4を嵌挿したが、本考案は、嵌挿できる帯状
物であればよく又、第4図に示すように、基板1
の裏面に、断面が開口側のスリツトから内方に広
がつた円形状の凹条溝3′を刻設し、該凹条溝
3′に棒状体5を嵌挿するようにしてもよく、上
記実施例と同様の効果が得られる。
また、上記実施例では、切込み溝2,2,……
の方向と交差し金属板4(又は棒状体5)が嵌挿
される凹条溝3を、基板1の裏面に2つ刻設した
が、基板1の大きさ等に応じてその個数を適宜増
減するようにしてもよいのは言うまでもない。
(考案の効果) 以上の如く、本考案の天井板によれば、無機質
繊維を主成分とした基板の裏面又は表面に複数条
の切込み溝を刻設するとともに、上記基板の裏面
に、断面が開口より内方に広がる凹条溝を上記切
込み溝の方向に対し交差する方向に刻設し、該凹
条溝に帯状体又は棒状体を嵌挿したことによつ
て、天井板の防火・耐火性を良好に維持できると
ともに、上記帯状体等の補強効果により天井板の
強度を著しく高めることができ、運搬時等での剪
断破壊を確実に防止することができる。また、天
井板を切込み溝にて曲面状に曲げる際には上記帯
状体等は、凹条溝内で摺りながら基板の形状に応
じて容易に塑性変形を生じるので、該帯状体等に
影響されずに曲げ成形を容易にかつ確実に行うこ
とができる。その上、他の天井板と突き合せて施
工した場合でも段違いが生じることはなく、美麗
な曲面状天井面を構成することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図お
よび第2図は第1実施例を示し、第1図は天井板
を裏面側から見た斜視図、第2図は第1図の−
線における拡大断面図であり、第3図は第2実
施例を示す第1図相当図、第4図は変形例を示す
第2図相当図である。 A,A′……天井板、1……基板、2……切込
み溝、3,3′……凹条溝、4……金属板、5…
…棒状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機質繊維を主成分とした基板からなる天井板
    であつて、基板の裏面又は表面に、互いに平行な
    複数条の切込み溝が刻設されているとともに、上
    記基板の裏面に該切込み溝の方向に対し交差する
    方向に凹条溝が刻設され、該凹条溝の断面は、開
    口より内方に広がつた形状になつており、この凹
    条溝には帯状体又は棒状体が嵌挿されていること
    を特徴とする天井板。
JP16077984U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH0243935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16077984U JPH0243935Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16077984U JPH0243935Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6176010U JPS6176010U (ja) 1986-05-22
JPH0243935Y2 true JPH0243935Y2 (ja) 1990-11-21

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JP16077984U Expired JPH0243935Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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JPS6176010U (ja) 1986-05-22

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