JPH0243900Y2 - - Google Patents

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JPH0243900Y2
JPH0243900Y2 JP16202686U JP16202686U JPH0243900Y2 JP H0243900 Y2 JPH0243900 Y2 JP H0243900Y2 JP 16202686 U JP16202686 U JP 16202686U JP 16202686 U JP16202686 U JP 16202686U JP H0243900 Y2 JPH0243900 Y2 JP H0243900Y2
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JP
Japan
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yarn
pile
fiber bundle
base
color
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JP16202686U
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JPS6369175U (ja
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  • Woven Fabrics (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は立毛面に霜降り状の斑点模様を顕出し
たカツトパイル布に係る。
(ロ) 従来の技術 従来の技術を用いて、前記の斑点模様をカツト
パイル布の立毛面に現わそうとする場合、捺染に
よる方法が通常考えられるが、パイル長がきわめ
て短い場合であれば格別、パイル長が長くなる
と、捺染の際に立毛が倒伏しやすいので、立毛面
に地部と明瞭に区別される斑点模様を顕出するの
は容易でない。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記の従来技術にかんがみ、本考案は、カツト
パイル布の立毛面に地部の色と明瞭に区別される
斑点模様を、パイル長の長短とは関係なしに、顕
出することができる新たな手段を提供しようとす
るものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 例示の図を用いて説明すると、本考案は、無撚
繊維束1にそれと異色又は同色異濃度の紡績糸2
を撚り合わさずして単に巻きつけて成る複合糸3
をパイル糸に使用して作成したカツトパイル布4
であつて、前記無撚繊維束1が開繊されて布面に
単繊維の立毛で成る地部5を形成し、該地部の間
に、前記紡績糸2のパイル先端が地部5の色と異
色又は同色異濃度の斑点6を形成して散在してい
ることを特徴とするカツトパイル布に係る。
図中、7は無撚繊維束の開繊による単繊維の立
毛、8は基布である。
本考案の1実施態様として、紡績糸2には撚係
数50以上のものを使用する。
本考案でいう地部とは、斑点模様が形成された
布面の該模様面以外の部分をいう。
(ホ) 作用 本考案は、無撚繊維束に紡績糸を撚り合わさず
して単に巻きつけて成る複合糸をパイル糸に使用
しているから、このパイル糸によつて得られたパ
イルをカツトすると、無撚繊維束はバラバラに開
繊されて布上に単繊維の立毛を形成し、他方、紡
績糸は撚りがあるために開繊されないから、糸状
態のパイルとして前記単繊維の立毛間に介在する
ことになる。そして、使用した無撚繊維束と紡績
糸は、互いに異色又は同色異濃度であるから、無
撚繊維束の開繊による単繊維の立毛の色と、紡績
糸のパイルの色は相違し、これを布面で見ると、
前記単繊維の立毛面で形成される地部の間に、紡
績糸のパイル先端が地部の色と相違する斑点を形
成して散在することになる。
使用する紡績糸の撚係数が50以下であると、該
紡績糸で成るパイルの撚りが戻りやすいため、立
毛面に形成される地部と斑点模様との境界がぼや
けやすい。
(ヘ) 実施例 第1例 7デニール、127mm長のアクリルステー
プルを淡ピンクに染色後、カード及びギルを通
し、2g/mのスライバー(無撚繊維束)を作
る。一方、ブルーに染色した10デニール、7デニ
ールのアクリルステープル各50%の混紡糸を番手
1/5Nm、撚係数85で紡出する。前者を芯糸、
後者をおさえ糸として、共立機械製作所製KF−
30型ソフトフアンシーヤーンツイスターを用い
て、芯糸におさえ糸を撚り合わすことなく巻きつ
け、番手2.5Nm、巻付き数60回/mの複合糸を
作る。この複合糸をパイル糸に使用し、5/32ゲ
ージのタフテイングマシンを用い、インチ間7ス
テツチ、パイル長7mmで基布にタフト後、バツキ
ング、シヤーリングを施して得たカツトパイルの
ベロアーカーペツトは、淡ピンクの立毛面に直径
1mm程度のブルーの斑点が点々と存在した霜降り
状の外観を呈する。
第2例 3デニール、127mm長、5デニール、152
mm長のアクリルステープルを各50%混用した2
g/mのスライバー(無撚繊維束)を作り、別に
準備した3デニール100%使い、上撚係数80のア
クリルハイバルキー48番双糸を赤色に染色する。
前者を芯糸、後者をおさえ糸として、第1例と同
じソフトフアンシーヤーンツイスターを用い、芯
糸におさえ糸を撚り合わすことなく巻きつけて、
番手16Nm、巻付き数80回/mの複合糸を作る。
こ複合糸をパイル糸とし、200デニールのポリエ
ステルフイラメントを地糸として、カールマイヤ
ー社製パイルラツセル機にて編立をする。得られ
たカツトパイル布は立毛面に赤色の斑点が散在し
た外観を呈する。この布を立毛面を表にして2枚
重ね合わせて毛布としたところ、従来のプリント
では得られなかつた霜降り状の斑点模様を有する
立毛毛布が得られた。
(ト) 考案の効果 本考案は前記の構成と作用を有するから、捺染
と異なつてパイル長の長短とは関係なしに、カツ
トパイル布の立毛面に、地部の色と明瞭に区別さ
れる斑点模様を顕出することができる。そして、
無撚繊維束に巻付ける紡績糸に撚係数50以上のも
のを使用すると、地部と模様部との境界が特に尖
鋭である。また、無撚繊維束を使用したことによ
り、撚糸の単繊維化に必要な解撚工程が本考案で
は不必要になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案で使用する複合糸の拡大図、第
2図は本考案布の平面図、第3図は第2図の−
部断面図である。 1……無撚繊維束、2……紡績糸、3……複合
糸、4……カツトパイル布、5……地部、6……
斑点、7……無撚繊維束の開繊による立毛、8…
…基布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 無撚繊維束にそれと異色又は同色異濃度の紡
    績糸を撚り合わさずして単に巻きつけて成る複
    合糸をパイル糸に使用して作成したカツトパイ
    ル布であつて、前記無撚繊維束が開繊されて布
    面に単繊維の立毛で成る地部を形成し、該地部
    の間に、前記紡績糸のパイル先端が地部の色と
    異色又は同色異濃度の斑点を形成して散在して
    いることを特徴とするカツトパイル布。 2 撚係数50以上の紡績糸を使用した実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のカツトパイル布。
JP16202686U 1986-10-21 1986-10-21 Expired JPH0243900Y2 (ja)

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JPS6369175U JPS6369175U (ja) 1988-05-10
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