JP4587080B2 - ループパイルタフテッドパイル布帛用パイル糸 - Google Patents

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Description

本発明は、主としてカーペットやタイルカーペットに使用されるループパイルタフテッドパイル布帛に使用されるパイル糸に関するものである。
図1(d)に示すように、複数本の単糸のそれぞれを仮撚装置に通し、それらの各単糸を左回りと右回りに交互に回転し、交互して撚方向が変化したS撚とZ撚を交互に付与してSZ交互仮撚単糸とし、そのS撚部13とZ撚部14が交互に付与された複数本のSZ交互仮撚単糸11a・11b・11cを引き揃え、そのとき各SZ交互仮撚単糸のS撚部13とZ撚部14に発生する解撚トルクによって、それら複数本の各SZ交互仮撚単糸11a・11b・11cのS撚部相互間13・13・13が絡み合ったSS合撚部23と、Z撚部相互間14・14・14が絡み合ったZZ合撚部24を発生させ、そのSS合撚部23とZZ合撚部24とが交互に続くSZ交互合撚糸12’(図1−d)をパイル糸に使用することは公知である(例えば、特許文献1参照)。
そのSZ交互合撚糸12’(図1−d)のSS合撚部23とZZ合撚部24の長さと仮撚密度を変えた杢調加工糸も公知である(例えば、特許文献2参照)。
更に、そのSZ交互合撚糸12’(図1−d)のSS合撚部23とZZ合撚部24の長さと仮撚密度を変えると共に、その長く続くSS合撚部23とZZ合撚部24の仮撚密度を粗くしたスラブ調加工糸も公知である(例えば、特許文献3参照)。
走行する糸条に直交し、且つ、その走行方向の逆方向に高圧気流を間欠的に噴射し、その糸条の一部の繊維を糸条に絡み付けて部分的に結束した部分結束糸をパイル糸に使用することは公知である(例えば、特許文献4参照)。
特開昭55−001310号公報 特開平09−031784号公報 特開昭58−132130号公報(特公昭62−003254) 特開昭56−154539号公報
合撚糸をパイル糸とするループパイルタフテッドパイル布帛では、ループパイルに合撚糸の解撚トルクが発生し、糸条軸芯の左回りに加撚されたS撚合撚糸に成るループパイルでは右回りに捩れてループパイルの先端部の向きが変化し、糸条軸芯の右回りに加撚されたZ撚合撚糸に成るループパイルでは左回りに捩れてループパイルの先端部が変化する。
従って、SZ交互合撚糸12’(図1−d)に成るループパイルタフテッドパイル布帛のパイル面には、先端部が右捩りのループパイルと左捩りのループパイルが交互に現れる。その右捩りのループパイルと左捩りのループパイルは、それぞれ複数個長く連続して現れることが多く、その長く連続したパイル面には、その連続の仕方によって杢模様や霜降模様が描出されることになる。
しかし、その複数個の右捩りや左捩りのループパイルが現れる連続長さのバラツキによって、右捩りや左捩りのループパイルの連続して現れる長さが異常に長く連続する場合があり、そのような場合には、その異常に長く連続するループパイルが、恰も色調が均一であるべきパイル面に紡績ロットや染色ロットの異なるパイル糸が混じり込んだたかの如き観を呈し、ループパイルタフテッドパイル布帛の外観品質を損なう。
このようにして色調が均一であるべきパイル面に現れる外観品質上の疵欠点は、”ロット混”或いは”縦筋”と称されている。
部分結束糸は嵩高に開毛するが、繊維間が細かく交絡したインターレース仮撚加工の施されたマルチフィラメント糸が普及した現今では、部分結束加工を施す技術的意味は薄れている。
そこで本発明は、SZ交互合撚糸12’(図1−d)をパイル糸とするループパイルタフテッドパイル布帛のパイル面に右捩りや左捩りのループパイルが長く連続して生じる外観品質上の疵欠点”ロット混・縦筋”を解消することを第1の目的とする。
本発明の第2の目的は、右捩りと左捩りのループパイルがパイル面に細かく均等に現れて霜降り地模様を呈するループパイルタフテッドパイル布帛を得ることにある。
本発明の第3の目的は、SZ交互合撚糸をパイル糸に使用して、施工突合目地が目立たないタイルカーペットに適したループパイルタフテッドパイル布帛を得ることにある。
本発明の他の目的は、SZ交互仮撚装置を僅かに改造して新規なSZ交互合撚糸を得ることにある。
本発明に係るパイル糸は、(a) 少なくとも一部に繊維と繊維の間が無撚状態の無撚部15が介在している複数本の単繊維繊度25dtex以下の捲縮マルチフィラメント単糸11・11・11………に成り、(b−1) その複数本の全てのマルチフィラメント単糸11・11・11………の少なくとも1本のマルチフィラメント単糸が、単糸軸芯に対して左回りに撚られたS撚部13と右回りに撚られたZ撚部14が交互に付与され、S撚部13とZ撚部14の間に繊維と繊維の間が無撚状態の無撚部15が介在しているSZ交互仮撚単糸11aであり、(c) 複数本の全てのマルチフィラメント単糸11・11・11………の中のSZ交互仮撚単糸11aを含む少なくとも3種類のマルチフィラメント単糸11t・11a・11bの外観が相互に異なっており、(d) SZ交互仮撚単糸11aのS撚部13が、複数本の中の他のマルチフィラメント単糸11t・11b・11cと絡み合ってSS合撚部23を形成しており、(e) SZ交互仮撚単糸11aのZ撚部14が、複数本の中の他のマルチフィラメント単糸11t・11b・11cと絡み合ってZZ合撚部24を形成しており、(f) SZ交互仮撚単糸11aの無撚部15の繊維が、複数本の中の他のマルチフィラメント単糸11t・11b・11cの無撚部15の繊維と引揃状態になっている引揃部16が存在し、(g) その引揃部16には、その引揃部16を構成している一部の繊維17がSZ交互合撚糸12の軸芯の周りに絡み出て他の繊維と繊維の間を結束している結束部18が2箇所以上存在し、(h) その引揃部16の結束部18と結束部18の間が開毛状態の無結束部19となっており、(i) SS合撚部23とZZ合撚部24と引揃部16の各長さLが50mm以上であり、(j) SS合撚部23とZZ合撚部24と引揃部16が長さ方向に交互しているSZ交互合撚糸12に成ることを第1の特徴とする。
本発明に係るパイル糸の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、(k) 結束部18に前後して続く無結束部19の長さKが15〜50mmである点にある。
本発明に係るパイル糸の第3の特徴は、上記第1と第2の何れかの特徴に加えて、(b−2) SZ交互合撚糸12を構成している複数本の全てのマルチフィラメント単糸11・11・11………がSZ交互仮撚単糸11a・11b・11cであり、(d’) それら複数本のSZ交互仮撚単糸11a・11b・11cのS撚部13とS撚部13が絡み合ってSS合撚部23を形成しており、(e’) それら複数本のSZ交互仮撚単糸11a・11b・11cのZ撚部14とZ撚部14が絡み合ってZZ合撚部24を形成しており、(f’) それら複数本のSZ交互仮撚単糸11a・11b・11cの無撚部15と無撚部15が引揃状態になって引揃部16を形成している点にある。
本発明に係るパイル糸の第4の特徴は、上記第1と第2の何れかの特徴に加えて、複数本の全てのマルチフィラメント単糸11・11・11………の中の少なくとも1本のマルチフィラメント単糸が、その全長に亙って繊維と繊維の間が無撚状態の無撚マルチフィラメント単糸11tである点にある。
本発明に係るパイル糸の第5の特徴は、上記第4の特徴に加えて、SZ交互合撚糸12を構成しているSZ交互仮撚単糸11aが複数本である点にある。
複数本の全てのマルチフィラメント単糸がSZ交互仮撚単糸に成るパイル糸20(図1−c)には、複数本のSZ交互仮撚単糸11a・11b・11c………(図1−a)の無撚部15と無撚部15が引揃状態になっている引揃部16が存在し、その引揃部16の構成するループパイルの先端部には左右捩れが発生しないので、パイル糸20の長さ方向に交互して現れる先端部が左捩れのループパイル30と右捩れのループパイル40の間が引揃部16のループパイル34・35によって分断される(図2)。
そのパイル糸20(図1−c)は、外観が相互に異なる3種類以上のSZ交互仮撚単糸11a・11b・11c………(図1−a)によって構成されており、その異なる外観が交互に斑点状に現れるので、先端部左捩れループパイル30と先端部右捩れループパイル40には、それぞれ異色の仮撚単糸11aが先端部に現れる第一左捩れループパイル31と第一右捩れループパイル41、他の異色の仮撚単糸11bが先端部に現れる第二左捩れループパイル32と第二右捩れループパイル42、その他の異色の仮撚単糸11cが先端部に現れる第三左捩れループパイル33と第三右捩れループパイル43、それら異色の数種の仮撚単糸11a・11b・11c………の何れか2種類の仮撚単糸が先端部に混在して現れる二彩色ループパイル34が発生することになる(図2)。
加えて、先端部が左右に捩れることなく、それら異色数種類の仮撚単糸11a・11b・11c………の繊維が混じり合った混合色の引揃部16の無結束部19に成る混合色ループパイル35も発生し、更に、その混合色ループパイル35には異色数種類の仮撚単糸11a・11b・11c………(図1−a)が結束されて一体化した結束部18が先端部に現れる多彩色ループパイル36も発生する(図2)。
左捩れのループパイル30(31・32・33)と右捩れのループパイル40(41・42・43)に発生する解撚トルクは一定ではなく、それら左捩れのループパイル30(31・32・33)と右捩れのループパイル40(41・42・43)の捩じれ具合も区々となり、それぞれ異なる外観を呈する。
複数本の全てのマルチフィラメント単糸がSZ交互仮撚単糸に成るパイル糸20(図1−c)を使用したループパイルタフテッドパイル布帛21のパイル面では、左捩れのループパイル30と右捩れのループパイル40の間が引揃部16のループパイルによって分断されるだけではなく、外観の異なる余りにも多くのループパイル(30・31・32・33、40・41・42・43、35、36)が現れるので(図2)、それらの外観の異なるループパイルが細かく均等に入り混じって霜降り調の地模様が構成される。
このため、左捩れのループパイル30や右捩れのループパイル40が長く連続しても、それが目立って現れることがなく、それによる外観品質上の疵欠点”ロット混・縦筋”が解消される。
そして、パイル面が外観の異なる余りにも多くのループパイルが細かく均等に入り混じった霜降り調の地模様に彩られているので、複数本の全てのマルチフィラメント単糸がSZ交互仮撚単糸に成るパイル糸を使用したループパイルタフテッドパイル布帛になるタイルカーペットの施工突合目地が、その外観の異なる余りにも多くのループパイルが細かく均等に入り混じった霜降り調地模様に埋没して目立たなくなる。
SZ交互仮撚単糸11a・11bと無撚マルチフィラメント単糸11tから成るパイル糸20(図3)では、SZ交互仮撚単糸11a・11bと無撚マルチフィラメント単糸11tを引き揃えるとき、SZ交互仮撚単糸11a・11bのS撚部13とZ撚部14には解撚トルクが発生するが、無撚マルチフィラメント単糸11tには解撚トルクが発生しない。このため、S撚部13とZ撚部14に発生する解撚トルクによって、SZ交互仮撚単糸11a・11bが無撚マルチフィラメント単糸11tに絡み付くとしても、SZ交互仮撚単糸11a・11bに発生する解撚トルクが無撚マルチフィラメント単糸11tからの抵抗を受けて低減し、SZ交互仮撚単糸11a(11b)とSZ交互仮撚単糸11c(11a)を引き揃える場合のように強くは絡み付かず、SZ交互仮撚単糸11a・11bのS撚部13やZ撚部14が無撚マルチフィラメント単糸11tに絡み付いて生じるSS合撚部23やZZ合撚部24での撚目のピッチPには大きなバラツキが生じる。
そのように撚目のピッチPに大きなバラツキのあるパイル糸20は、一見して粗雑に見えても、それをタフティングする場合には、それぞれ色彩の異なる左捩れのループパイル31・32・33や右捩れのループパイル41・42・43の現れ方がランダムになり、それらが外観品質上の疵欠点となって現れることがなく、それらの外観の異なるループパイルが細かく均等に入り混じって現れ、パイル面が木目細かい霜降り調地模様に彩られて付加価値の高いループパイルタフテッドパイル布帛21が得られる。
このように本発明によると、外観品質上の疵欠点がなく、施工突合目地が目立たず、タイルカーペットに最適のループパイルタフテッドパイル布帛21が得られる。
タフテッドパイル布帛のパイル長Hは概して4〜15mmであり、1本のパイル糸20が形成するパイルとパイルの間のバックステッチ22の長さSは概して5〜10mmであり、1個のパイルを形成するために必要なパイル糸の長さTは、パイル長Hの2倍とバックステッチの長さSを加えた長さ(2H+S=T)となるので、概して13〜40mmとなる。従って、SZ交互合撚糸12(図1−b)におけるSS合撚部23とZZ合撚部24と引揃部16の各長さLが50mmであれば、それらのSS合撚部23とZZ合撚部24と引揃部16の各部は、それぞれ1〜3個のループパイルを形成することになる。
しかし、外観の異なる無数のループパイルによる霜降り調地模様に疵欠点”ロット混・縦筋”や施工突合目地が埋没して解消されるようにするためには、その外観の異なる第一左捩れループパイル31と第一右捩れループパイル41と第二左捩れループパイル32と第二右捩れループパイル42と第三左捩れループパイル33と第三右捩れループパイル43と二彩色ループパイル34と混合色ループパイル35と多彩色ループパイル36が入り混じって現れるようにすることが望ましい。即ち、SS合撚部23には第一左捩れループパイル31と第二左捩れループパイル32と第三左捩れループパイル33と二彩色ループパイル34との少なくとも4種類の左捩れループパイル30が連続して発生し、ZZ合撚部24には第一右捩れループパイル41と第二右捩れループパイル42と第三右捩れループパイル43と二彩色ループパイル(34)との少なくとも4種類の先端部右捩れループパイル40が連続して発生し、引揃部16には混合色ループパイル35と多彩色ループパイル36との2種類の無撚ループパイルが左捩れループパイル30や右捩れループパイル40と同じ数だけ繰り返し発生するようにすることが望まれる。
そのためには、SS合撚部23とZZ合撚部24と引揃部16の各部の長さLは120mm以上にすることが望ましく、特に、SS合撚部23とZZ合撚部24の長さLについては250mm以上にし、それらの各部が合計6個以上の左捩れループパイルや右捩れループパイル(30・40)をそれぞれ連続形成するようにする。
引揃部16の混合色ループパイル35と多彩色ループパイル36との2種類の無撚ループパイルについて補足説明すると、例えば、図1bの引揃部16として示されるように無撚の糸条をタフティングする場合、ニードルによって基布に差し込まれてニードルの先端部に形成されるパイル糸ループが、その無撚の糸条を構成している個々の繊維に細かく分かれた細い繊維ループを形成することになる。しかし、1本のニードルが形成するパイル糸ループを引っ掛けて受け取るルーパーは1個だけであるから、その細く分かれた無数の繊維ループを1個のルーパーによって一括して受け取ることは実際上不可能である。
そこで、無撚りのマルチフィラメント糸でも仮撚を施し、繊維間を収束してパイル糸として使用するように、引揃部16の一部の繊維17によって繊維と繊維の間を結束してパイル糸として使用する。
タフティング時には、パイル糸ループをルーパーが受け取り易くするために、ニードルを基布に深く差し込んでループパイルのパイル長Hよりも長く大きいパイル糸ループを形成することになる。そのニードルが1個のパイル糸ループを形成するために基布に差し込まれる深さは、そのニードルによって形成されるループパイルのパイル長Hよりも概して5〜10mm前後深く設定される。
これらの点を考慮し、結束部18に前後する無結束部19が確実に無撚ループパイル(混合色ループパイル35と多彩色ループパイル36)を形成するようにするためには、無結束部19の長さKは25〜50mm前後にすることが望ましく、その長さKの範囲(25〜50mm)は、パイル糸20の生産工程で生じるバラツキによるものであってもよく、そのバラツキによって混合色ループパイル35と多彩色ループパイル36の現れ方がランダムになり、外観の異なるループパイルが細かく均等に入り混じって細やかな霜降り調地模様がパイル面に描出される。このようなバラツキによる効果は、SZ交互仮撚単糸11a・11bと無撚マルチフィラメント単糸11tから成るパイル糸20のSS合撚部23やZZ合撚部24での撚目のピッチP(図3)のバラツキによっても得られる。従って、その撚目のピッチP1 ・P2 ・P3 ・P4 ・P5 ………のバラツキの範囲も25〜50mm前後であってもよく、又、そのようなバラツキのある方が寧ろ望ましい。
SZ交互仮撚単糸11a・11b・11c………のS撚部13とZ撚部14の間に無撚状態の無撚部15を形成するためには、仮撚装置において単糸軸芯の周りに左回りと右回りの高圧気流を交互に当ててS撚部とZ撚部を交互に発生させる過程において、その左回りの気流から右回りの気流への切替時に、その高圧気流の噴射を所要時間中断する。
無撚部15の長さは、その中断する時間によって設定される。
このようして調製されたSZ交互仮撚単糸11a・11b・11c………を引き揃えると、それらのS撚部13とZ撚部14に解撚トルクが発生し、S撚部13とS撚部13が絡み合ってSS合撚部23が発生し、Z撚部14とZ撚部14が絡み合ってZZ合撚部24が発生する。その場合、無撚部15には解撚トルクが発生しないので、その無撚部15は引揃部16となる。
引揃部16における結束部18は、部分結束糸の場合と同様に、引揃部16を有するSZ交互合撚糸12の走行方向に逆向きに高圧気流を間欠的に当てて発生させる。
その場合、SS合撚部23とZZ合撚部24では、加撚状態になっていて繊維が浮き出ることはないので、結束部18は発生しない。
無結束部19の長さKは、各ループパイルの1箇所に結束部18が現れるように設定するとよい。
本発明のパイル糸は、在来のSZ交互仮撚装置において高圧気流の噴射を所要時間中断する気流噴射中断スイッチを設けると共に、SZ交互仮撚装置から引き出される複数本のSZ交互仮撚単糸を引き揃える引揃装置に高圧気流を間欠的に噴射装置を付設するだけで製造することが出来、その引揃装置に付設する気流噴射装置にはSZ交互仮撚装置の気流噴射装置を利用することが出来る。
従って、本発明のパイル糸を製造するために格別な装置を必要とせず、在来のSZ交互仮撚装置を僅かに改造するだけで本発明を実施することが出来、その点でも本発明は実利的である。
SZ交互仮撚単糸と無撚マルチフィラメント単糸から成るパイル糸20(図3)では、仮撚装置から引き出されたSZ交互仮撚単糸11a・11bに無撚マルチフィラメント単糸11tを引き揃え、高圧気流を間欠的に当てて引揃部16に結束部18を発生させる。
SZ交互仮撚単糸のS撚部13やZ撚部14が無撚マルチフィラメント単糸11tに絡み付き易くするためには、SZ交互仮撚単糸のS撚部13やZ撚部14の撚目を緻密にし、或いは、引き揃えるSZ交互仮撚単糸の本数を無撚マルチフィラメント単糸11tよりも多くする。
マルチフィラメント単糸の外観上の差異は、紡糸繊維の原着時に使用する顔料、染色時に使用する染料、繊維紡糸時に配合する艶消剤、SZ交互仮撚単糸を構成する繊維の素材の種類(ナイロン、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、絹等)、その繊維の捲縮の度合い、単繊維繊度の何れによるものであってもよい。
中でも、捲縮ポリエステル繊維マルチフィラメント単糸は好適に使用される。
パイル糸20を構成する複数本の全てのマルチフィラメント単糸11・11・11………の各総繊度を一定に揃えるとよい。
パイル糸20を構成するマルチフィラメント11の本数は3本〜7本、好ましくは3本〜5本にするとよく、そのマルチフィラメント単糸11の数に応じて異色のループパイル(30・31・32・33、40・41・42・43、35、36)の数も増え、パイル面に描出される霜降り調地模様が繊細且つ多彩になり、外観品質上の疵欠点”ロット混・縦筋”やタイルカーペットの施工突合目地が一層目立たなくなるので効果的である。
本発明に係るSZ交互合撚糸12(図1−b)やパイル糸20(図1−c,図3)には、スペースダイを施すことが出来、又、ニット・デ・ニットによって繊維の捲縮による曲折とは遥かに大きい曲折捲縮を施すことが出来る。
本発明に係るSZ交互合撚糸12(図1−b)やパイル糸20(図1−c,図3)は、パイル糸として汎用されているマルチフィラメント糸や実撚紡績糸、無撚結束紡績糸(所謂ラップヤーン)、引揃部のないSZ交互合撚糸12’(図1−d)の糸条と合撚し、或いは、それらの糸条と引き揃えてラップヤーンと同様に結束し、或いは又、それらの糸条と引き揃えて甘撚りを施してパイル糸として使用することも出来る。
本発明に係るSZ交互合撚糸12(図1−b)やパイル糸20(図1−c,図3)は、他のマルチフィラメント糸や紡績糸と合撚し、或いは、引き揃え、甘撚りを施して使用することも出来る。
本発明のパイル糸20(図1−c,図3)を使用したループパイルタフテッドパイル布帛21は、特にタイルカーペットに好適である。
パイル面の全面に、外観の異なる第一左捩れループパイル31と第一右捩れループパイル41と第二左捩れループパイル32と第二右捩れループパイル42と第三左捩れループパイル33と第三右捩れループパイル43と二彩色ループパイル34と混合色ループパイル35と多彩色ループパイル36による霜降り調地模様が描出され、施工したタイルカーペット同士の施工突合目地が目立たなくなるからである。
本発明のループパイルタフテッドパイル布帛21には、ループパイルの高さの変化による凹凸模様を描出することが出来、又、シャーリング装置に通してループパイルの先端部の一部の繊維を剪断してカット繊維毛羽とループ繊維毛羽が入り交じったパイルとする所謂チップシャーを施すことも出来る。
本発明のパイル糸20を使用したループパイルタフテッドパイル布帛21には、後染め、プリント、エンボス、パターンシャーリングが適宜施される。
異色数種のパイル糸を選択的にタフティングしてパイル面に色分けられた図柄を描出するタフテッド機、或いは、異色2種のパイル糸によるパイル長を選択的に変えて2色に色分けられた図柄を描出するタフテッド機においては、その異色数種或いは異色2種のパイル糸の一部のパイル糸に本発明のパイル糸20を適用し、その描出される図柄の一部を本発明のパイル糸20によって彩ることも出来る。
本発明に係るパイル糸の側面図である。 本発明に係るループパイルタフテッドパイル布帛の拡大側面図である。 本発明に係るパイル糸の側面図である。
符号の説明
11:捲縮マルチフィラメント単糸
11a・11b・11c:SZ交互仮撚単糸
11t:無撚マルチフィラメント単糸
12:SZ交互合撚糸
13:S撚部
14:Z撚部
15:無撚部
16:引揃部
17:一部の繊維
18:結束部
19:無結束部
20:パイル糸
21:タフテッドパイル布帛
22:バックステッチ
23:SS合撚部
24:ZZ合撚部
30・31・32・33:左捩れループパイル
34:二彩色ループパイル
35:混合色ループパイル
36:多彩色ループパイル
40・41・42・43:右捩れループパイル
H :パイル長
K :無結束部の長さ
L :SS合撚部、ZZ合撚部、引揃部の長さ
P :ピッチ
S :ステッチ

Claims (5)

  1. (a) 少なくとも一部に繊維と繊維の間が無撚状態の無撚部(15)が介在している複数本の単繊維繊度25dtex以下の捲縮マルチフィラメント単糸(11・11・11………)に成り、
    (b−1) その複数本の全てのマルチフィラメント単糸(11・11・11………)の少なくとも1本のマルチフィラメント単糸が、単糸軸芯に対して左回りに撚られたS撚部(13)と右回りに撚られたZ撚部(14)が交互に付与され、S撚部(13)とZ撚部(14)の間に繊維と繊維の間が無撚状態の無撚部(15)が介在しているSZ交互仮撚単糸(11a)であり、
    (c) 複数本の全てのマルチフィラメント単糸(11・11・11………)の中のSZ交互仮撚単糸(11a)を含む少なくとも3種類のマルチフィラメント単糸(11t・11a・11b)の外観が相互に異なっており、
    (d) SZ交互仮撚単糸(11a)のS撚部(13)が、複数本の中の他のマルチフィラメント単糸(11t・11b・11c)と絡み合ってSS合撚部(23)を形成しており、
    (e) SZ交互仮撚単糸(11a)のZ撚部(14)が、複数本の中の他のマルチフィラメント単糸(11t・11b・11c)と絡み合ってZZ合撚部(24)を形成しており、
    (f) SZ交互仮撚単糸(11a)の無撚部(15)の繊維が、複数本の中の他のマルチフィラメント単糸(11t・11b・11c)の無撚部(15)の繊維と引揃状態になっている引揃部(16)が存在し、
    (g) その引揃部(16)には、その引揃部(16)を構成している一部の繊維(17)がSZ交互合撚糸(12)の軸芯の周りに絡み出て他の繊維と繊維の間を結束している結束部(18)が2箇所以上存在し、
    (h) その引揃部(16)の結束部(18)と結束部(18)の間が開毛状態の無結束部(19)となっており、
    (i) SS合撚部(23)とZZ合撚部(24)と引揃部(16)の各長さLが50mm以上であり、
    (j) SS合撚部(23)とZZ合撚部(24)と引揃部(16)が長さ方向に交互しているSZ交互合撚糸(12)に成るループパイルタフテッドパイル布帛用パイル糸。
  2. (k) 結束部(18)に前後して続く無結束部(19)の長さKが15〜50mmである前掲請求項1に記載のループパイルタフテッドパイル布帛用パイル糸。
  3. (b−2) SZ交互合撚糸(12)を構成している複数本の全てのマルチフィラメント単糸(11・11・11………)がSZ交互仮撚単糸(11a・11b・11c)であり、
    (d’) それら複数本のSZ交互仮撚単糸(11a・11b・11c)のS撚部(13)とS撚部(13)が絡み合ってSS合撚部(23)を形成しており、
    (e’) それら複数本のSZ交互仮撚単糸(11a・11b・11c)のZ撚部(14)とZ撚部(14)が絡み合ってZZ合撚部(24)を形成しており、
    (f’) それら複数本のSZ交互仮撚単糸(11a・11b・11c)の無撚部(15)と無撚部(15)が引揃状態になって引揃部(16)を形成している前掲請求項1と2の何れかに記載のループパイルタフテッドパイル布帛用パイル糸。
  4. (b−3) 複数本の全てのマルチフィラメント単糸(11・11・11………)の中の少なくとも1本のマルチフィラメント単糸が、その全長に亙って繊維と繊維の間が無撚状態の無撚マルチフィラメント単糸(11t)である前掲請求項1と2の何れかに記載のループパイルタフテッドパイル布帛用パイル糸。
  5. (b−4) SZ交互合撚糸(12)を構成しているSZ交互仮撚単糸(11a)が複数本である前掲請求項4に記載のループパイルタフテッドパイル布帛用パイル糸。
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