JPH0243582A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成
装置に採用される現像装置に関する。

〔従来の技術］ 電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置にお
いて採用される現像装置には、現像剤を収容するケーシ
ングに、表面が現像剤を担持して移動する現像剤担持体
と該担持体に臨んで該担持体上の現像剤付着量乃至現像
剤層厚を規制する規制部材を備えたものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

この種の現像装置においては、現像剤担持体及び規制部
材の両端部とこれら５に臨むケーシング側壁内面との隙
間から現像剤が漏れ出るという問題がある。

この問題を解決する手段として、例えば実開昭５９−１
０４１５４号公報に開示されているように、現像剤担持
体及び（又は）現像剤層厚規制部材と現像器ケーシング
側壁との隙間にシール部材を配置し、このシール部材を
ケーシング側壁にて該担持体及び（又は）規制部材Ｇご
押しつけ、これによって所定範囲にわたって現像剤の外
部漏出を防止するという方法があり、また、第４図に示
すように、現像剤担持体１及び規制部材３の両端部（図
面には片方の端部だけ示されている）のそれぞれにおい
て該担持体及び規制部材の双方にわたってこれらに接触
するとともに隣合うケーシング側壁８１内面にも接触す
るシール部材５を設けるということも考えられるが、規
制部材のうち現像剤担持体に接触している部分から先端
にいたる先端突出部分が長い場合や、第４図に示すよう
に現像剤担持体に接触している規制部材先端部が断面円
弧又は円形２の場合のにように、規制部材先端部とこれ
が接触する現像剤担持体との境界部位に段差が生じると
きには、前記シール部材が該段差部位にうまく接触せず
、隙間Ａが生じ（図７参照）、ここから現像剤が漏出す
るという問題がある。

この問題の解決策として、該段差部位の隙間を埋めるよ
うに前記シール部材をケーシング側壁で押すことも考え
られるが、それではケーシング形状が複雑となる。

そこで本発明は、現像剤を収容するケーシングに表面が
現像剤を担持して移動する現像剤担持体を備えるととも
に該担持体に臨んで該担持体上の現像剤付着量を規制す
る規制部材を備えた現像装置であって、現像剤担持体及
び規制部材の端部とこれらに臨むケーシング側壁内面と
の隙間から現像剤が漏れ出ることを、ケーシング形状そ
の他の部分の構造を複雑化することなく簡単に防止する
ことができる現像装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 本発明は前記目的にしたがい、現像剤を収容するゲージ
ングに表面が現像剤を担持して移動する現像剤担持体を
備えるとともに該担持体に臨んで該担持体上の現像剤付
着量を規制する規制部材を備えた現像装置において、前
記担持体及び規制部材の両端部のそれぞれにおいて該担
持体及び規制部材の双方にわたってこれらに接触すると
ともに隣合う前記ケーシング側壁内面にも接触する第１
の弾性シール部材と、前記各第１シール部材を前記担持
体と前記規制部材先端部との境界段差部位を埋めるよう
に押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする現像装
置を提供するものである。

前記第１の弾性シール部材としては、発泡ウレタンホー
ム等の弾性材料からなるもの、さらには現像剤担持体に
接触する面にフッ素樹脂（テフロン）フィルム、ポリエ
ステルフィルム等ヲ設け、摺動性、密着性を向上させた
ものを例示することができる。

また、前記押圧部材としては、前記現像剤担持体及び規
制部材の働きを妨げないように前記第１シール部材を前
記段差部位に押圧するものであれば、板バネを利用した
もの等、広い範囲から選ぶことができる。

前記ケーシング内の前記担持体及び規制部材間の境界段
差部位に臨む位置に現像剤供給回転羽根のような回転手
段が設けられているときには、前記押圧部材を第２シー
ル部材としてこれを該回転手段の軸部に取りつけ、該第
２シール部材にて前記第１シール部材を前記段差部位へ
押圧してもよい。この場合、第２シール部材を隣合うケ
ーシング側壁内面にも接触させてもよい。

（作　用） 本発明現像装置よると、第１シール部材が現像装置両端
部において現像剤担持体及び規制部材の端部並びにケー
シング側壁内面にシール接触するとともに該第１シール
部材が押圧部材により現像剤担持体及び規制部材の境界
段差部位にその隙間を埋めるように押圧され、かくして
現像剤がケーシング外部へ漏出することが防止される。

また、ケーシング内の前記段差部位に臨む位置に現像剤
供給回転羽根のような回転手段が設けられているときに
おいて、前記押圧部材を前記のように第２のシール部材
としてこれを該回転手段の軸部に設けたときには、現像
剤供給回転手段の軸部とケーシングとの隙間からの現像
剤漏出も同時に防止される。

〔実　施　例〕

以ド、本発明の実施例を第１図及び第２図を参照しつつ
説明する。

図示の実施例現像装置は、通常の複写機に使用されるも
ので、非磁性−成分現像剤Ｔを収容するケーシング８に
現像剤担持体としての現像ローラ１を備えるとともに該
ローラ表面に押圧される規制部材３を備えたものである
。

現像ローラ１は図示しない駆動手段により回される。こ
の現像ローラ１には該ローラ上の現像剤付着量を規制す
るとともに現像剤に帯電させるように前記規制部材３が
当接している。

規制部材３は板状の弾性支持部材３１とその先端の断面
円形の丸棒部分３２とからなっており、ブレード上端で
ホルダ４に固着されているとともに丸棒部分３２で現像
ローラ１に接している。なお、ホルダ４はケーシング８
に固着されている。

ケーシング内には現像剤供給装置６が設けられており、
該装置は複数の送り羽根６１　（図面には一つだけ示さ
れている）を中間ロッド６２で連結し、両端を軸棒６３
にて支持したもので、各軸棒６３は対応するケーシング
側壁８１を貫通し、図示しない駆動手段により回される
。

また該装置６の後方には図示しない駆動手段により回さ
れる撹拌羽根９が配置されている。

この現像装置の両端部にはそれぞれ発泡ウレタンホーム
からなる第１の弾性シール部材５が設けられている。な
お、図面には片方の部材５だけが表されている。

各シール部材５は、規制部材３端部の背面にそって接着
剤により接着されて下方へ延び、さらに現像ローラ１端
部の下面とケーシング底壁８２との間へ回り込んで該現
像ローラ端部に接触している。

また、該シール部材は、同時に隣合うケーシング側壁８
１の内面にも接触している。

現像ローラｌと規制部材３の丸棒部分３２との境界段差
部位３０に臨む有利な位置にある前記現像剤供給装置６
両端の各軸棒６３には、短円筒状の弾性シール部材７が
回動自在に嵌められている。

なお、図面には片方の部材７だけが示されている。

各シール部材７は第１のシール部材と同材質の、しかし
部材５よりも若干硬いもので、境界段差部位３０へ向け
て前記第１シール部材５を押圧しており、これによって
該段差部位におけるシール部材５の隙間が埋められてい
る。また該部材は隣合うケーシング側壁内面８１にも接
触している。

この現像装置は、現像ローラ１が図示しない複写機等の
感光体に接触するように配置される。現像ローラ１は、
現像剤Ｔをその表面に供給されつつ回転し且つ規制部材
３によって所定の層厚乃至付着量で現像剤を担持し、該
現像剤を前記感光体上の静電潜像へ供給してこれ現像す
る。

この現像装置運転の間、第１シール部材５が現像ローラ
１及び規制部材３の両端部にそれぞれ接触するとともに
ケーシング側壁８１内面にも接触し、さらに該第１シー
ル部材５が第２のシール部材７にて弾力的に確実にロー
ラ■と規制部材３との境界段差部位３０に押圧されるの
で、ケーシング８内現像剤の漏出は確実に防止される。

また、第２シール部材７により現像剤供給回転装置６の
回転軸６３とこれが貫通しているケーシング８の孔との
隙間からの現像剤漏出も同時に防止される。

本発明は前記実施例に限定されるものではなく、他にも
様々の態様で実施することができる。

例えば、前記弾性シール部材５に代えて、第３図および
第４図に示すシール部材５０を採用することもできる。

この部材５０は、発泡ウレタンホーム（モルトプレーン
テープ）５１と、現像ローラ１に摺接する部分にのみ設
けたフッ素樹脂（テフロン）又はポリエステル製のテー
プ５２からなり、該テープによってローラｌに対する摺
接性及び密着性が良好なものである。

また、前記実施例におけるシール部材７に代えて第５図
に示すような板バネＩＯを用いてもよい。

このバネは例えばケーシング側壁８１にて支持すること
ができる。さらに、このようなバネ１０の代わりに、第
６図に示すように、規制部材３に重ね合わせて設けた押
圧バネ１００を採用してもよい。

〔発明の効果〕

本発明によると、現像剤を収容するケーシングに表面が
現像剤を担持して移動する現像剤担持体を備えるととも
に該担持体に臨んで該担持体上の現像剤付着量を規制す
る規制部材を備えた現像装置であって、現像剤担持体及
び規制部材の端部とこれらに臨むケーシング側壁内面と
の隙間から現像剤が漏れ出ることを、ケーシング形状そ
の他の部分の構造を複雑化することなく簡単に防止する
ことができる現像装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の１群略断面図、第２図は第
１図に示す現像装置の一部の斜視図、第３図及び第４図
は第１の弾性シール部材の他の例とこれに関係する部分
の側面図および斜視図、第５図は押圧部材の他の例の説
明図、第６図は押圧部材のさらに他の例の説明図、第７
図は従来例の一部の斜視図である。 ■・・・現像ローラ、 ３・・・規制部材１． ５．５０・・・第１シール部材、 ３０・・・境界段差部位、 ７・・・第２シール部材（押圧部材）、１Ｏ１１００・
・・バネ（押圧部材）、６・・・現像剤供給装置、 ６３・・・軸部、 ８・・・ケーシング、 Ｔ・・・現像剤。 出　願　人　ミノルタカメラ株式会社 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）現像剤を収容するケーシングに表面が現像剤を担
   持して移動する現像剤担持体を備えるとともに該担持体
   に臨んで該担持体上の現像剤付着量を規制する規制部材
   を備えた現像装置において、前記担持体及び規制部材の
   両端部のそれぞれにおいて該担持体及び規制部材の双方
   にわたってこれらに接触するとともに隣合う前記ケーシ
   ング側壁内面にも接触する第１の弾性シール部材と、前
   記各第１シール部材を前記担持体と前記規制部材先端部
   との境界段差部位を埋めるように押圧する押圧部材とを
   備えたことを特徴とする現像装置。
2. （２）前記ケーシング内の前記担持体と前記規制部材先
   端部との境界段差部位に臨む位置に現像剤供給回転手段
   が設けられており、前記押圧部材は、該回転手段の軸部
   に取りつけられて前記第１シール部材を前記段差部位へ
   押圧するとともに隣合うケーシング側壁内面にも接触す
   る第２のシール部材である請求項１記載の現像装置。