JPH0243472Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0243472Y2 JPH0243472Y2 JP1984086791U JP8679184U JPH0243472Y2 JP H0243472 Y2 JPH0243472 Y2 JP H0243472Y2 JP 1984086791 U JP1984086791 U JP 1984086791U JP 8679184 U JP8679184 U JP 8679184U JP H0243472 Y2 JPH0243472 Y2 JP H0243472Y2
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- Japan
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- film
- deliquescent
- thermoplastic polyurethane
- bag
- moisture
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- Expired
Links
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Landscapes
- Drying Of Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は新規な除湿剤包装物に関する。
従来、塩化カルシウム、塩化マグネシウムのよ
うな潮解性塩類を利用した吸湿剤が実用化されて
いるが、これら潮解性塩類は吸湿量が多い反面、
その潮解性の故に、吸湿した潮解液がこぼれたり
して使用に不便さがあつた。
うな潮解性塩類を利用した吸湿剤が実用化されて
いるが、これら潮解性塩類は吸湿量が多い反面、
その潮解性の故に、吸湿した潮解液がこぼれたり
して使用に不便さがあつた。
近年、これらの潮解性塩類を、水蒸気は透過す
るが、水あるいは水溶液は透過しない微多孔質の
シートで包むことが提案され(特開昭58−219918
号公報)、使用の簡便性、安全性が謳われている
が、ここで使用されている微多孔質シートは疎水
性のフイルムに1μ程度の孔があいており、水が
フイルムの疎水性と水の表面張力により透過出来
ないものであるが、シートの表面に洗剤等水の表
面張力を低下させる物質が微量でも付着すると、
水の浸み出しが起こり、漏洩の危険性がある。
るが、水あるいは水溶液は透過しない微多孔質の
シートで包むことが提案され(特開昭58−219918
号公報)、使用の簡便性、安全性が謳われている
が、ここで使用されている微多孔質シートは疎水
性のフイルムに1μ程度の孔があいており、水が
フイルムの疎水性と水の表面張力により透過出来
ないものであるが、シートの表面に洗剤等水の表
面張力を低下させる物質が微量でも付着すると、
水の浸み出しが起こり、漏洩の危険性がある。
本考案者はかかる不都合を生じない、ガス透
過、液体不透過性フイルムを種々検討した結果、
熱可塑性ポリウレタンフイルムを使用することに
より容器の転倒は勿論、上記の如く異物の付着等
によつても、液体の漏洩がなくて完全性が高く、
湿分の透過性の良好な除湿剤包装物が得られるこ
とを見出し本考案を完成するに至つた。
過、液体不透過性フイルムを種々検討した結果、
熱可塑性ポリウレタンフイルムを使用することに
より容器の転倒は勿論、上記の如く異物の付着等
によつても、液体の漏洩がなくて完全性が高く、
湿分の透過性の良好な除湿剤包装物が得られるこ
とを見出し本考案を完成するに至つた。
本考案を図によつて説明する。
第1図は本考案の一実施例である袋状容器に収
納された除湿剤包装物の斜視図である。この場合
袋は熱可塑性ポリウレタンフイルム2を表、裏に
使用しても(第2図)、一方が熱可塑性ポリウレ
タンフイルム2で他方がその他のフイルム3(ガ
ス、液体共全く透過性のない)を使用しても(第
3図)差し支えない。表裏のフイルムの周縁はヒ
ートシール等の方法によつてシールし、袋の中に
潮解性塩類4が収納される。使用される熱可塑性
ポリウレタンフイルムの厚さは50μが好ましく、
フイルムを薄くして吸湿速度を速くしたい場合、
フイルムの強度を補うため不織布等を張り合せて
使用することも出来る。
納された除湿剤包装物の斜視図である。この場合
袋は熱可塑性ポリウレタンフイルム2を表、裏に
使用しても(第2図)、一方が熱可塑性ポリウレ
タンフイルム2で他方がその他のフイルム3(ガ
ス、液体共全く透過性のない)を使用しても(第
3図)差し支えない。表裏のフイルムの周縁はヒ
ートシール等の方法によつてシールし、袋の中に
潮解性塩類4が収納される。使用される熱可塑性
ポリウレタンフイルムの厚さは50μが好ましく、
フイルムを薄くして吸湿速度を速くしたい場合、
フイルムの強度を補うため不織布等を張り合せて
使用することも出来る。
また図にないフツクを袋の周縁の1ケ所に設け
吊り下げて使用することもでき、さらに袋状でな
く円筒形、箱型等いろんな形状が採用し得るが、
内容物の潮解性塩類の表面積を大きくし吸湿しや
すい状態にする意味で袋状容器がより好ましい。
吊り下げて使用することもでき、さらに袋状でな
く円筒形、箱型等いろんな形状が採用し得るが、
内容物の潮解性塩類の表面積を大きくし吸湿しや
すい状態にする意味で袋状容器がより好ましい。
本考案に使用される熱可塑性ポリウレタンフイ
ルムはソフトセグメントを形成するのに用いられ
る長鎖ポリオールとハードセグメントを形成する
に用いられる短鎖ポリオールとイソシアネートと
から得られるポリエーテル型ポリウレタンやポリ
エステル型ポリウレタンの単独または混合構造を
有する熱可塑性ポリウレタンから公知のフイルム
製造法によつて製造されるフイルムである。
ルムはソフトセグメントを形成するのに用いられ
る長鎖ポリオールとハードセグメントを形成する
に用いられる短鎖ポリオールとイソシアネートと
から得られるポリエーテル型ポリウレタンやポリ
エステル型ポリウレタンの単独または混合構造を
有する熱可塑性ポリウレタンから公知のフイルム
製造法によつて製造されるフイルムである。
潮解性塩類としては塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム等いろんな塩類が使用できるが、塩化カ
ルシウムが吸湿性が強く、安価で一般によく使用
されるので好ましい。
ネシウム等いろんな塩類が使用できるが、塩化カ
ルシウムが吸湿性が強く、安価で一般によく使用
されるので好ましい。
本考案によれば熱可塑性ポリウレタンフイルム
はガスを透過し、水および水溶液を透過せず、容
器の転倒や異物の付着によつても液体の漏洩がな
いばかりか、透明なフイルムのため袋状にするこ
とも容易で、中の潮解性塩類が水を吸つて液体に
変化する状況を目視できるので吸湿剤の終点を確
認することができる。従つて安全性が高く良好な
吸湿剤包装物である。
はガスを透過し、水および水溶液を透過せず、容
器の転倒や異物の付着によつても液体の漏洩がな
いばかりか、透明なフイルムのため袋状にするこ
とも容易で、中の潮解性塩類が水を吸つて液体に
変化する状況を目視できるので吸湿剤の終点を確
認することができる。従つて安全性が高く良好な
吸湿剤包装物である。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
その断面図であり、第3図は別の実施例の断面図
である。 1……吸湿剤包装物、2……ポリウレタンフイ
ルム、3……他のフイルム、4……吸湿剤。
その断面図であり、第3図は別の実施例の断面図
である。 1……吸湿剤包装物、2……ポリウレタンフイ
ルム、3……他のフイルム、4……吸湿剤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 潮解性塩類を、熱可塑性ポリウレタンフイル
ムで全表面乃至その一部がつくられている容器
に収納して密封したことを特徴とする除湿剤包
装物。 (2) 潮解性塩類が塩化カルシウムである実用新案
登録請求の範囲第(1)項記載の除湿剤包装物。 (3) 容器が袋状のものである実用新案登録請求の
範囲第(1)項記載の除湿剤包装物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8679184U JPS614733U (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | 除湿剤包装物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8679184U JPS614733U (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | 除湿剤包装物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS614733U JPS614733U (ja) | 1986-01-13 |
JPH0243472Y2 true JPH0243472Y2 (ja) | 1990-11-19 |
Family
ID=30638423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8679184U Granted JPS614733U (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | 除湿剤包装物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS614733U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5513713A (en) * | 1978-07-14 | 1980-01-30 | Teijin Ltd | Porous film |
JPS5535323A (en) * | 1978-09-04 | 1980-03-12 | Sigma:Kk | Super wide-angle zoom lens |
JPS57105237A (en) * | 1980-12-24 | 1982-06-30 | Tokuyama Soda Co Ltd | Drying agent |
JPS594417A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-11 | Teijin Ltd | 乾燥用品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186834U (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-12 | 科研製薬株式会社 | 漏液防止膜付除湿器 |
JPS59162922U (ja) * | 1983-04-18 | 1984-10-31 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 湿度調節用構造物 |
-
1984
- 1984-06-13 JP JP8679184U patent/JPS614733U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5513713A (en) * | 1978-07-14 | 1980-01-30 | Teijin Ltd | Porous film |
JPS5535323A (en) * | 1978-09-04 | 1980-03-12 | Sigma:Kk | Super wide-angle zoom lens |
JPS57105237A (en) * | 1980-12-24 | 1982-06-30 | Tokuyama Soda Co Ltd | Drying agent |
JPS594417A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-11 | Teijin Ltd | 乾燥用品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS614733U (ja) | 1986-01-13 |
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