JPH0243196A - 荷役機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大型箱物、パレット上に積み付けた箱物及び
袋物等で水平状態を保持して搬送しなければ倒れて損傷
したり、故障する等のおそれがあるものを取り扱う荷役
機械に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、傾斜搬送ができない箱物等を小型のものから大型
重量物まで連続的に船内から陸揚げし、或いは船内に積
み込む機械はなく、ロープ掛けによりデツキクレーンや
ジグクレーン等で一品毎、或いは−パレット毎に吊り上
げて荷役作業を行っていた。

しかしながら、かかる作業では、多大の労力を要し、作
業能率が悪い上、落下事故等の危険もある。しかも、荷
役時に箱物が傷つく恐れがあるという不都合があった。

そこで、かかる不都合を解消する方策として、チェーン
エレベータ式のコンベヤ装Ｗ　（実開昭６１−１５１９
１１号公報参照）や、プラットホーム形コンベヤ利用の
コンベヤ装置（特開昭６１−１６６４３５号公報参照）
等が提案されている。

前者では、上下フレームに夫々設けたスプロケット群を
介して、上下フレーム間に、往きチェーンが前後左右に
間隔をおいて配置され、かつ、戻りチェーンが一平面上
に配置された２条２組のチェーンを張設し、該チェーン
に、往きチェーンで水平に支持される屈曲可能な荷受台
（ローラテーブル）を間隔をおいて取り付けている。

後者では、互いに連係される２台のプラットホーム形コ
ンベヤの水平部の隣接端部の案内スプロケットを、架橋
部の案内体に支持された運搬体上に取り付け、該運搬体
を介して前記プラットホーム形コンベヤを夫々の上部乗
降部において荷物を中継可能に互いに連係させている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前者では、チェーンエレベータであるから、その伸縮を
行うためには、上下フレーム間を接近又は離間可能なパ
ンタグラフ式の上下動装置と、該装置による上下フレー
ム間の間隔変化で生じるチェーンの弛みを取るチェーン
弛み取り装置とが必要となり、伸縮機構が複雑で高価と
なる。伸縮比が小さいため、アンローダ又はローダとし
て使用した場合、満船、空船時の船の上下、ハツチ深さ
等によって規定されるエレベータ長さに対応する必要か
ら、機械高さが高くなり、大型になる。また、下部荷受
台に箱物等を搭載した場合、重心の移動により上下動装
置や、該装置と上部フレームの天材は部等に過大な力が
作用するから、これに耐えるように上下フレーム、上下
動装置等を大型化することになり、アンローダ又はロー
ダが大型化するという不都合を免れない。

後者では、必要揚程によりケーブルを介して架橋部を支
持するタワーの高さ、架橋部の水平長さ等が決定される
から、陸側設備等による制約があると、製作計画が非常
に難しくなり、既設備に合った寸法、形状のものが得ら
れない場合がある。

また、揚程の変更時、海側管体及び陸側管体、架橋部等
を同時に昇降させる必要があるから、ケーブル巻取装置
には大容量のものを使用しなければならず、設備費及び
動力費がかかるという不都合を免れない。

〔発明の目的〕

本発明は前記課題を解決するためになしたちので、満船
、空船時の船の上下、ハツチ深さ等に容易に対応できる
方式としてロープ昇降式エレベータを使用した荷役機械
を提供すること、及び、該荷役機械の荷役効率を高める
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る荷役機械は、搬送コンベヤを備えた水平フ
レームの先端部に、巻上ロープに吊持されたロープ昇降
式エレベータと、該エレベータを両側において案内する
上下動自在なガイドレールとを設け、前記エレベータの
下方にロープ昇降式準備台を設け、該準備台に前記ガイ
ドレールの下端を連結すると共に、ガイドレール間をエ
レベータ着地部とし、該着地部に隣接してエレベータと
の間で搬送物を移載可能なコンベア装置を備えており、
該装置の両側部において準備台を巻上ロープにより吊持
したことを特徴としており、かかる構成によって前記目
的を達成するものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明する。

二の荷役機械は、水平フレーム１の先端部に設けられ、
ガイドレール２を案内として昇降する海側エレベータ３
等から構成された海側垂直搬送部■ヨと、水平フレーム
１上に設けられ、搬送コンベア４から構成された水平搬
送部Ｈと、水平フレーム１の基端部に設けられ、ガイド
レール５を案内として昇降する陸側エレベータ６等から
構成された陸側垂直搬送部■２とよりなっている。

水平フレーム１の先端部には、該フレーム１に設けた横
行レール７上に横行車輪８を介して支持されたトロリー
フレーム９が搭載され、横行装置１０により水平フレー
ム長手方向に移動可能となっている。トロリーフレーム
９の下部には、水平フレーム１の先端部に設けた開口部
１１を通し下方に臨ませて開口させた開口部１２が開設
され、上部には架台１３が設けられ、上下部には、ガイ
ドレール２を案内するレール案内装置１４が設けられる
と共に、トロリーフレーム９の下部には、横行装置１１
の外、準備台１５を巻上ロープ１６．１７により昇降可
能なウィンチ１８．１９と、前記エレベータ３を巻上ロ
ープ２０により昇降可能なウィンチ２１と、海側垂直搬
送部■１のエレベータ３と水平搬送部Ｈの搬送コンベア
４との間で和物等の受渡しを行う移載コンベヤ２２等が
搭載され、トロリーフレーム９の架台１３部分には、前
記レール案内装置１４の外、準備台昇降用シーブ２３．
２４と、エレベータ昇降用のシーブ２５．２６等が設け
られている。

第５図に示す如く、巻上ローブ１６は、ウィンチ１８に
一端側を巻き付けられシーブ２３．２４を介して吊下さ
れ、また、巻上ロープ１７は、ウィンチ１８に一端側を
巻き付けられシーブ２３．２４を介して吊下され、夫々
のローブ下端が準備台１５の四隅近くの側端に元付けさ
れている。尚、第６図に示す如く、準備台１５は該準備
台１５に装着されたシーブ３３を介して巻上ロープで吊
持しても良い。

準備台１５は、前記巻上ロープ１６．１７に安定的に水
平に吊持されて、前記エレベータ３の下方に配置されて
いる。

準備台１５の中間部には、エレベータ３を着地可能なエ
レベータ着地部２７が設けられ、両端部には、エレベー
タ着地部２７に隣接し、該着地部２７に向かって左右に
夫々１基ずつ配置されたコンベア装置２８（実施例では
ローラコンベア）が設けられている。

エレベータ３の床部には、コンベア装置２８に向かって
左右に該装置２８の夫々に対応するよう１基ずつ配置さ
れた都合４基のコンベア装置２９（実施例ではローラコ
ンベア）が設けられると共に、エレベータ３の上部には
エレベータ昇降用シーブ３０が設けられ、かつ、側端の
夫々の上下部には、ガイドレール２に移動可能に係合す
るガイドローラユニット３１が設けられている。

第７図に示す如く、巻上ロープ２０は、ウィンチ２１に
両端側を巻き付けられシーブ２５．２６を介して該シー
ブ間から中間部が吊下され、該中間部に、エレベータ３
の上部に回転可能に取り付けたシーブ３０が掛けられて
いる。

エレベータ３は、前記巻上ロー１２０にシーブ３０を介
して安定的に支持されると共に、ガイドローラユニット
３１を介してガイドレール２と係合しており、水平搬送
部Ｈにおける搬送コンベア４との移載位置と準備台１５
のエレベータ着地部２７との間を昇降可能となっている
。

ガイドレール２は、上部を前記トロリーフレーム９に設
けた上下レール案内装置１４により昇降自在に２点で支
持されて垂直に保持されると共に、下端を準備台１５の
側端にピン３２を介して一体的に連結されており、前記
巻上ロープ１６．１７により昇降されるようになってい
る。

尚、準備台１５の両端部にコンベア装置２８を設け、か
つ、中間部にエレベータ着地部２７を設けた例について
説明したが、第８図に示す如く準備台１５をガイドレー
ル下端の一側方にのみ設けても良いことは言うまでもな
い。

〔作　用〕

アンロード作業時、ウィンチ１８により巻上ロープ１６
．１７を繰り出して船のハツチ口を通し準備台１５を船
内に下降させ、ハツチ下部分をフォークリフト等で荷役
し、そこにあった和物等Ｗを準備台１５に設けたコンベ
ア装置２日上に載置する。船内が数階のフロアタイプに
なっている船では、各フロア毎に準備台１５を停止し、
上記作業を行う、尚、船の上下揺れ、アンロードに伴う
船の浮き上がり等で荷役床面が（＄備台１５に当たらな
い程度に、準備台１５は荷役床面の上方に若干離して浮
上支持されている。

準備台１５に設けたコンヘア装置２８上にフォークリフ
ト等で和物等Ｗを載置した後、ウィンチ２１により巻上
ロープ２０を繰り出してエレベータ３を下降させる。エ
レベータ３は、ガイドレーラユニツ１−３１を介してガ
イドレール２により案内支持されながら下降し、準備台
１５のエレベータ着地部２７上に着地する。エレベータ
３の着地後、該エレベータ３内のコンベア装置２９と準
備台１５上のコンベア装置２８を駆動すると、和物等Ｗ
は、準備台Ｉ５上からエレベータ３内へ移載される。

和物等Ｗをエレベータ３内へ移載した後、コンベア装置
２８．２９を停止し、ウィンチ２１により巻上ロー１２
０を巻き戻してエレベータ３を上昇させる。エレベータ
３は、ガイドローラユニット３１を介してガイドレール
２によ／）案内支持されながら上昇し、トロリーフレー
ム９における定位置に停止する。

エレベータ３の上昇開始後、準備台１５のコンベア装置
２８上にフォークリフト等で節動等Ｗを載置する。

エレベータ３の上昇完了後、該エレベータ３のコンベア
装置２９と、トロリーフレーム９に設けた移載コンベヤ
２２と、水平フレーム１に設けた搬送コンベア４を駆動
すると、節動等Ｗは、エレベータ３内から移載コンヘア
２２上に移載され、搬送コンヘア４等により水平搬送部
Ｈを搬送される。

このように、海側垂直搬送部■、から水平搬送部Ｈへ節
動等Ｗを移載した後、エレベータ３内のコンベア装置２
９を停止し、次いでエレベータ３を下降させて再び海側
垂直搬送部■１における前記の搬送作業を繰り返す。

前記垂直搬送作業においては、エレベータ３が両側端の
上下部に設けであるガイドローラユニット３１を介して
ガイドレール２に案内支持されながら昇降し、ガイドレ
ール２によってエレベータ３及び準備台１５の揺れや、
ロープの特性等による小旋回等が防止されるから、節動
等Ｗを水平状態を保持しながら迅速に垂直搬送できると
共に、ガイドレール２によってエレベータ３及び準備台
Ｉ５がトロリーフレーム９の相対位置に常に保持される
から、エレベータ３の準備台１５上への着地と、トロリ
ーフレーム９での定位置停止とを迅速に行える。

ガイドレール２の下端には準備台１５が備わっており、
該準備台１５上には例えば都合４個の節動等Ｗが載置可
能となっているから、次回のエレベータ搭載までの待ち
時間を利用してフォークリフト等で待ち時間なく荷役を
行えることになり、荷役サイクルタイムを短くできる。

水平フレーム１　（トロリーフレーム９）に対してガイ
ドレール２が昇降自在となっており、準備台１５及びエ
レベータ３の下降端停止位置が大きく変わっても容易に
追従できるから、船内の節動等搭載フロア位置や、満船
、空船時の船の上下、ハツチ深さ等に容易かつ迅速に対
応することができる。

しかも、ガイドレール２の上部はトロリーフレーム９に
設けである上下レール案内装置１４により案内支持され
、下端は準備台１５にピン３２により連結されており、
巻上ロープ１６．１７により準備台１５を介してガイド
レール２が昇降されるから、ガイドレール２の昇降に別
の動力を要しない。

また、準備台１５は、節動等Ｗの重心位置が巻上ロープ
１６の元付は点間、巻上ロープ１７の元付は点間に位置
するように巻上ロープ１６．１７により吊持されている
から、ガイドレール２の連結位置より偏位した位置に節
動等Ｗが！！置されても、該ガイドレール連結位置を中
心とする回転モーメントは生じない。このため、ガイド
レール２には曲げ力は働かず、ガイドレール２は小型の
もので済むと共に、上下レール案内装置１４にも無理な
力が働かず、該装置１４は大掛かりな設備とならない。

トロリーフレーム９は水平フレーム長手方向に移動可能
となっているから、水平搬送部Ｈにおける搬送長さを変
えてアンローディング対象の船の大小に合わせることが
できる。

ロード作業は、前記作業と逆に行えば良い。

尚、アンローダ又はローダとしては、対象の船の大小に
合わせるために水平フレーム長手方向に移動可能なトロ
リーフレーム９を使用し、水平搬送部Ｈにおける搬送長
さを変えた例について説明したが、一般倉庫で例えば１
階から２．３階へ節動等Ｗを搬送する場合等では、水平
フレーム１にトロリーフレーム９を設けることなく、ガ
イドレール２、エレベータ３、準備台１５等を水平フレ
ーム１に直接設ければ良い。更に、エレベータ３の両側
に配置されたガイドレール２は剛性材製の一体物を示し
たが、継ぎ足す方式のもの或いはワイヤロープ方式のも
のでも良い。継ぎ足す方式のものでは、上方より継ぎ足
′して下方に降ろすもの又は下端側に継ぎ足してゆくも
のが考えられる。

また、ワイヤロープ方式のものでは、下端を準備台１５
上に係着しておくと共に、一定張力を付加して引っ張っ
ておく。

〔発明の効果］ 以上の通り本発明は、チェーンコンベヤ等の搬送コンベ
ヤを備えた水平フレームの先端部に、巻上ロープにより
吊持されたロープ昇降式エレベータと、該エレベータを
両側において案内する上下動自在なガイドレールとを設
け、該ガイドレールに沿ってエレベータを回転や揺れを
防ぎつつスムーズに昇降させることができるから、エレ
ベータによって倒れ等を防ぎつつ節動等の搬送が行える
。

また、エレベータの下方にロープ昇降式準備台を設け、
該準備台に前記ガイドレールの下端を連結すると共に、
準備台を吊持し、荷役床面より梁上支持した状態で荷役
物の受は渡しを行うようにしているので、ガイドレール
は曲げ作用力を受けず、常時スムーズに昇降できる他、
ガイドレールに沿って準備台を回転や揺れを防ぎつつス
ムーズに昇降させることができると共に、準備台によっ
てフォークリフト等の荷役サイクルタイムを短くでき、
かつ、エレベータとの間の移載を直ちに行えるから、荷
役効率の向上、荷役作業の安全性の向上、及び節動等の
損傷防止を同時に図ることができる。

また、ロープ昇降式エレベータの利用によって必要揚程
に容易かつ確実に対応させることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図、第３
図、第４図は第１図のＡ〜線、Ｂ〜線、Ｃ−線に沿う断
面図、第５図は準備台の昇降機構を示す斜視図、第６図
は別の準備台昇降機構を示す斜視図、第７図はエレベー
タの昇降機構を示す斜視図、第８図は準備台の変形例を
示す側面図である。 ｌ・・・・・・水平フレーム、３・・・・・・エレベー
タ、４・・・・・・搬送コンベア、９・・・・・・トロ
リーフレーム、１４・・・・・・レール案内装置、１５
・・・・・・準備台、１６．１７・・・・・・巻上ロー
プ、１８．１９・・・・・・準備台昇降用ウィンチ、２
０・・・・・・巻上ロープ、２１・・・・・・エレベー
タ昇降用ウィンチ、２３．２４・・・・・・ｌ備台昇隆
用シーブ、２５．２６・・・・・・エレベータ昇降用シ
ーブ、２７・・・・・・エレベータ着地部、２８・・・
・・・コンベア装置、２９・・・・・・コンベア装置、
３０・・・・・・シーブ、３１・・・・・・ガイドロー
ラユニット、３２・・・・・・ピン、３３・・・・・・
シーツ。 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）荷役機械において、搬送コンベヤを備えた水平フ
   レームの先端部に、巻上ロープに吊持されたロープ昇降
   式エレベータと、該エレベータを両側において案内する
   上下動自在なガイドレールとを設け、前記エレベータの
   下方にロープ昇降式準備台を設け、該準備台に前記ガイ
   ドレールの下端を連結すると共に、ガイドレール間をエ
   レベータ着地部とし、該着地部に隣接してエレベータと
   の間で搬送物を移載可能なコンベア装置を備えており、
   該装置の両側部において準備台を巻上ロープにより吊持
   したことを特徴とする荷役機械。