JPH0243022A - 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム - Google Patents

二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム

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JPH0243022A
JPH0243022A JP19423888A JP19423888A JPH0243022A JP H0243022 A JPH0243022 A JP H0243022A JP 19423888 A JP19423888 A JP 19423888A JP 19423888 A JP19423888 A JP 19423888A JP H0243022 A JPH0243022 A JP H0243022A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録媒体用二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルムに関する。ざらに詳しくは、クリープ
が起きにくい、寸法安定性にすぐれ、かつ走行中に削れ
にくい磁気記録媒体用二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートベースに関する。
[従来の技術] フィルムの熱収縮を小さくする方法として、熱処理時の
張力条件を限定したもの(特公昭6022616>、テ
ンション下でフィルムを加熱収縮を行なうものく特開昭
59−35919)などがある。また、フィルムの削れ
を低減する方法として、表面突起を形成する無機粒子の
粒径を異なるものを併用したちのく特開昭60−179
931)また無機粒子の形状を限定することにより耐摩
耗性の向上を狙ったもの(特開昭59−133246)
がある。
[発明が解決しようとする課題1 高密度記録化、高信頼性化の要求が強まり、磁気記録媒
体用ベースフィルムに対してより薄く、よりすぐれた特
性が求められている。ベースフィルムが薄くなると、そ
れだCプ外力によってフィルムは大きい変形を受ける。
特に、ポリエチレンテレフタレートのガラス転移点以上
の温度ではその変形は著しく増大する。磁気テープの場
合、70〜100℃近くでのベースフィルムの寸法安定
性が小要視される。
上記従来のフィルムでは、低熱収率のものが得られるが
高温にすると、容易に変形して残留歪を生じる。磁気テ
ープ加工時に生ずるベースの変形歪は、熱処理するなど
の方法で通常除去されるが、変形歪の量が大きくなると
、熱処理後のテープの平面性や巻き姿が不良となり、使
用に耐えるものでなくなる。また、磁気テープも最近屋
外で使用される機会が増し、高温にテープがさらされる
と、大きく寸法が変化して正常な再生・記録がなされな
くなる。
このテープの寸法安定性はベースフィルムの長手方向の
特性に左右される。本発明の目的の第1は、テープベー
スの長手方向の特性を改良して、70〜100℃の比較
的高温で外力を受けてもテープに残留歪が残りにくいベ
ースフィルムを提供することにある。
次に、磁気テープベースのもう一つの重要な特性は削れ
にくい性質をもつことである。テープ状にスリットした
ときや、スリットしたテープを巻き取るとき、記録・再
生をくり返すとき、テープベースに削れ粉が発生する。
これが磁性層に付着して、ドロップアウト(信号欠落)
等の品質欠陥になるので、削れ粉の発生しにくいベース
フィルムが強く要望された。従来のフィルムはフィルム
表面の削れの改善に重点を置れたが、削れ粉発生防止は
十分でなかった。これはスリットした磁気テープを高速
に巻き取るときなどで、テープの端面がビンガイドに接
触して、大量の削れ粉、ヒゲなどを生じて、テープ品質
欠陥となっている。
このテープ端面の削れは、ベースフィルムの幅方向の特
性に左右される。本発明の第2の目的は、テープベース
の幅方向の特性を改良して、端面が削れにくいベースフ
ィルムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、二軸延伸されたポリエチレンテレフタレート
フィルムにおいて、該フィルムの長手方向の歪弾性率G
2 にュートン/平方メートル)および70″Cにおけ
る熱収縮率σ、(%)が2x10111N/TIi≧0
2≧5.0x109N/ボ0.8%≧σb≧0 であり、かつ、幅方向の動的熱寸法変化率が120及び
170℃で0.18〜1.5%にあり、該方向の23℃
のヤング率が380〜700Ky/m尻であることを特
徴とする二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
でおる。
本発明における二軸延伸フィルムを構成するポリエチレ
ンテレフタレートには、ポモポリマーでおっても、]コ
ポリマであってもよい。コポリマーの場合、共重合する
成分としては、たとえば、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチ
レングリコール、叶キシリレングリコール、1,4−シ
クロヘキサンジメタツールなどのジオール成分、アジピ
ン酸、セパチン酸、フタル酸、イソフタル酸、2.6−
ナフタリンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸などまジカルボン酸成分、トリメリット酸、ピロ
メリット酸などの多官能ジカルボン酸成分、p−オキシ
安息香酸などが挙げられる。なお共重合の場合、共重合
する成分は20モル%以下とする。
ざらに、上記のポリエチレンテレフタレートは、他にポ
リエチレンテレフタレートと非反応性のスルホン酸のア
ルカリ金属塩誘導体、該ポリエステルに実質的に不溶な
ポリアルキレングリコールなどの少なくとも一つのを5
重量%を越えない程度に混合してもよい。また、そのフ
ィルム中に延伸した際に、フィルム表面突起の成因とな
る微細粒子、すなわち、触媒残渣あるいは着色防止剤等
がポリエチレンテレフタレートの七ツマ−あるいはオリ
ゴマーと反応して生成したいわゆる内在粒子あるいは外
部から加えられた不活性粒子等が含まれていてよい。
また、二輪延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと
は、上記ポリエチレンテレフタレートを公知の方法によ
り溶融押出し、シート成形後、互いに90℃をなす二軸
方向に延伸しざらに熱処理したものを指すが、熱処理前
にざらに一軸または二軸方向へ再延伸した、いわゆる強
力化タイプでも良い。
なお、本発明のフィルムは、必凹に応じて片面もしくは
両面に、易滑処理や易接着処理などがなされたものでも
よい。
また、本発明の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムは、該フィルム長手方向の歪弾性率G2 にュー
トン/平方メートル)および70℃における熱収縮率σ
b (%)が 2X101ON/尻≧02≧5.0x109N/m0.
8%≧σb≧O なる特性をもち、かつ、幅方向の動的熱寸法変化率が1
20及び170℃で0.18〜1.5%にあり、該方向
の23℃のヤング率が380〜700Ky/rrtrd
であることを特徴とする二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムでなければならない。
歪弾性率G2が5.0x109N/7Ff以下であると
、厚み15μm以下の薄物ベースでは磁気テープは変形
し易く、画像歪(スキュー)等の欠陥が生じ、実用的に
好ましいといえない。このために、厚物ベースを用いて
耐クリープ性を改善すると、磁気記録密度が低下して好
ましくない。また、G2が2x101ON/mを越える
フィルムでは、良好な耐クリープ性を示すが、反面、フ
ィルムが縦裂けし易いなどの欠点が現われ、使用上好ま
しいとはいえない。
熱収縮率σbが0%以下では、フィルムの機械的特性が
不十分となり使用に耐えないものとなる。
またσbが0.8%を越えると、テープ製造工程で、フ
ィルムベースの大幅な収縮により、均一な特性のテープ
が得られなくなるなどの不都合を生じることになる。
また、120及び170℃のフィルム幅方向の動的熱寸
法変化率が0.18%以下であると、テープの走行させ
たときの、テープの側面の機械的な削れが増し、その削
れ粉が磁気層に付着するなどして、画像欠落(ドロップ
アウト)の原因となったり、磁気ヘッドの目詰りを起し
、出力レベルが低下するなどの不都合を生じる。また、
動的熱寸法変化率が1.5%を越えると、テープは走行
過程で幅方向に変形を受は易くなり、実用的でなくなる
。またフィルムの幅方向の弾性率は380〜700Ky
/mrrtが好ましく、弾性率が380 Kl/mrd
以下になるとテープにスリット加工するとき、切断が困
難となりスリット端面にヒゲなどが発生して好ましくな
い。また、700Ky/mrd以。
上に弾性率が高まると、スリット時の端面ば良好となる
が、テープ走行時のテープスリット端面は機械的衝撃吸
収能力が低下するため、そのためテープは削れ易く、ド
ロップアウトなどの欠陥が生じ好ましくなくなる。
次に本発明のフィルムの製造方法について以下に説明す
る。
溶融し、急冷キャストしてシート状に押出し成形したポ
リエチレンテレフタレートを、ガラス転移温度以上で二
軸延伸(延伸方式は同時二輪延伸法でも逐次二軸延伸法
であってもよい)し、必要に応じては、フィルム長手方
向へ再延伸するか、または長手方向と幅方向を交互に多
段的に再延伸する。具体的には、フィルムの長手方向、
幅方向にそれぞれ温度80〜100℃にて倍率2.5〜
5倍に延伸し、さらに必要に応じてフィルムの長手方向
、幅方向のいずれか一方向もしくは両方向に温度120
〜180℃にて1.5〜2.5倍に再延伸する。なお、
延伸は多段階となってもよい。
次に、二軸に延伸されたポリエステルフィルムを、熱処
理テンターにて熱固定する。熱固定温度が高すぎると、
フィルム内部の結晶化度は高まるが、非晶部の分子鎖が
ゆるむため、歪弾性率G2が低下し、フィルムの耐クリ
ープ性は不良となる。
一方、熱固定温度が低すぎると、結晶化度が小ざくなる
ため、非晶部は流動変形を受は易くなり、耐クリープ性
が劣る。本発明のフィルムの場合、熱処理温度は通常よ
りもやや低くするのが好ましく、フィルム自体の温度と
して200〜140″Cが適当であり、ざらに好ましく
は190〜160℃がよい。処理時間は1〜10秒が好
ましい。なお、熱固定の際には、フィルムは幅方向に弛
緩させ、長手方向には緊張状態にあるのが好ましい。
幅方向のフィルムのリラックス率は0.6〜5゜0%が
好ましい。
上記の如く熱固定したフィルムを、熱固定温度から室温
まで冷却するのであるが、この冷却の条件がフィルムの
特性、特に、熱収縮率に大きい影響を与える。熱熱固定
温度から140℃までは長手方向は緊張状態で冷却して
よいが、140〜70℃までの冷却は長手及び幅方向と
もテンションフリーの状態でフィルムを弛緩冷却するの
が好ましい。この方法として、テンター側のフィルム把
持ロールの移送速度より、低温側の把持ロールの移送速
度を少し小さくして、2つのロール間でフィルムを弛緩
熱処理するのが一例として挙げられる。弛緩時間は1秒
以上が好ましい。
このようにして得た二輪延伸フィルムは、70℃・48
時間放置での熱収縮率0.8%以下にするのが好ましい
上記、低温弛緩熱処理法で得た、熱収縮率0゜8%以下
の二軸延伸フィルムを、巻込みテンション0.1〜20
に3/mで、紙管等に巻付ケタ後、温度が50〜130
℃、好ましくは50〜80℃の雰囲気中で、1時間以上
、好ましくは3時間以上、フィルムを低温長時間熱処理
することによって製造される。
かくして得られたフィルムについて、テープ状フィルム
(幅10M)に16Ng/mフィルム幅の荷重を100
℃の雰囲気下で5秒間負荷した時のフィルムの伸びを評
価した。これによって、フィルムの実用特性としての耐
クリープ特性、寸法安定性を予測できるので、このパラ
メータを用いて、フィルム性能を表示した。
[用途] かくして得られた二軸配向PETフィルムは、その片面
または両面に磁性層を設けることによって、各種の磁気
記録媒体、例えば、ビデオテープ、オーディオテープ、
フロッピーディスクなどに加工されて利用される。磁性
層としては、磁性粉末をバインダーと共に塗布するもの
でもよく、あるいは、強磁性材料を真空蒸着、スパッタ
リング、イオンブレーティングあるいはメツキなどの手
法で薄膜化したものでもよい。本発明フィルムは上記の
各種磁気記録媒体用に用いることができるが、特に有効
なのは、ビデオテープ用途である。
ビデオテープでは、ベースが外力によって変形して歪む
と、その歪が徐々に使用中に解放されるため画像歪(ス
キュー)の原因となる。またテープは、スリット時、そ
の端面にヒゲや粉が多く発生したり、巻き取り巻き戻し
のテープ走行中にその端面はガイドピンなどとの接触に
よって削られ、ドロップアウトが増えるだけでなく、こ
れらのヒゲや削れが磁気ヘッドの目詰まりの原因となる
これらのテープ欠陥をなくすのに本発明フィルムが特に
有効なわけである。
なお、上記したように、本発明フィルムの主用途は磁気
記録媒体用、特にビデオテープ用であるが、他の用途、
例えば、グラフィック、スタンピングフォイル、電気絶
縁材料、コンデンサー用誘電体、放送用などでも、スリ
ット性が問題になる用途では、有効に利用されうるちの
である。
[発明の効果] 本発明は、上記したように、歪弾性率G2、熱収縮率σ
b、動的熱寸法変化率、ヤング率を最適化することによ
り、次の如きすぐれた特性が得ららることを知見したも
のである。
(j)  !i気テープ製造工程において、磁気層を塗
布、カレンダー俊の熱収縮率を低下させるための熱処理
工程を省略できるか、又は短時間で切り上げることがで
きる。
(2)テープに比較的高温(100℃以下)で外力を加
えても、変形し歪が残留することが少なく、ドロップア
ウトなどの画像欠陥は生じにくい。
(3)フィルムの上に磁気層を乗せた状態でスリットし
た時に、ヒゲや粉が出にくい。また、このスリットした
だテープを巻き取り巻き戻したりするとき、スリット端
面が他の物体と接触しても、削れて粉などを発生するこ
とが少ない。
[測定法] 各特性の測定法は、次のとおりである。
(1)  熱収縮率σb 大きさが300mX125mで、かつ、その長手方向と
フィルムの長手方向とが一致するようにして採取した被
測定サンプルを、23℃・60%RHの雰囲気に30分
間放置し、その雰囲気下で、フィルムの長手方向に約2
00mの間隔で2つの印を付け、マイクロメーターにて
その印の間隔を測定し、測定値をAとする。次に、被測
定サンプルは、張力フリー状態で70℃の雰囲気中に4
8・時間放置して、次いで、23℃・60%R11の雰
囲気に取り出して1時間冷却後、先に付した印の間隔を
測定し、測定値を八−とする。
上記測定値から熱収縮率は下式により求める。
σb=100(A−A”)/A (2)  歪弾性率G2 幅12.5mにスリットした長尺試料(試料長手方向は
フィルム長手方向と一致)に、荷重16Kl/mを負荷
した状態で、100℃の強制循環式熱風オーブン(容積
0.09mりの中に5秒間さらして、その後、すばやく
、荷重負荷状態で23℃・60%RHの雰囲気へ移して
、その状態で1分間放置して荷重処理試料を作った。こ
の処理試料は、前項方式により、熱収縮率を測定した。
下記式より、歪弾性率G2を硅酸した。
ここで、σb、σhは荷重処理前後の熱収縮率で、dは
フィルムの厚み(単位二μm)であり、また、G2はニ
ュートン/平方メートルの単位である。
(3)  寸法安定性 幅12.5#にスリットした長尺試料(試料長手方向は
フィルム長手方向と一致)に、荷重16Kl1m幅を負
荷した状態で、100℃の雰囲気に5秒間ざらして、そ
の後、すばやく、荷重負荷状態で23℃・60%RHの
状態へ移して、その状態で1分間放置して荷重処理試料
を作った。この試料の熱収縮率を測定して、その値が0
.15%以下のものは、寸法安定性良好なフィルムとし
て、また0、15%を上まわるものは寸法安定性不良な
フィルムと判定した。
(4)動的熱寸法変化率 フィルムを幅方向に短冊状(幅2.0IIvn)にスリ
ットして測定用試料とした。この短冊フィルムの試長1
5mで熱寸法変化を測定した。測定には真空理工製TM
A (Thermo−1vlechancal  An
alyZer)を用いた。昇温速度5℃/ m i n
で温度を上げながら、寸法変化を追跡し、ある温度での
寸法をQrtvnとすると、動的熱。
寸法変化率は100 (12−15>/15と定義する
(4)  ヤング率 フィルムを幅方向に短冊状(幅10m)にスリットして
測定試料とした。この短冊試料を23℃、5QRH%に
1日放置俊、試長50m、引張速度20mm1分で引張
り、応力−歪曲線を求めた。用いた装置は東洋ボールド
ウィン製引張試験機″テンシロン”UTM−3型である
。試料のヤング率は2%伸びの応力から常法に従って計
算した。
(5〉  スリット性 厚さ14.5μmのPETフィルムの片面に下記組成の
磁性塗布液を、乾燥後被膜厚が3μmとなるようにコー
ティングする。
(重量部〉 ポリエステルポリウレタン樹脂   35塩ビ・マイレ
ン酸共重合体     30α−アルミナ      
      15カーボンブラツク         
 3オレイン酸              5アミル
ステアレート          4トリイソシアネ一
゛ト化合物     22強磁性金属粉末      
   300酢酸ブチル           300
メヂルイソブチルケトン     300コーテイング
後、直流vii場中で配向処理し、乾燥した復、カレン
ダー加工をIMす。このシートをシェアカッターで1/
2インチ幅にスリブ1〜してビデオテープとする。この
シェアカッターによるスリット箇所を目視観察して、ヒ
ゲや粉の発生具合の程度を次の5等級に分けて評価する
スリット性A:ヒゲや粉の発生が非常に少ない。
〃  B         少ない。
〃 〃  C普通レベル。
//   D     n     やや多い。
〃  E         多い。
〃 (注) なお、現在試販されているビデオテープm=配
向PETフィルムのスリット性のレベルは、大部分、C
またはDである。
(6)  端面の削れ性 (5)項でスリットしたテープを1−アミノ−4−ヒド
ロキシアントラキノン1.5gを1000dの水に溶解
した100℃の染料液に一定時間(10〜20分)浸漬
して、染色した。その後、テープを十分に水洗して乾燥
した。テープのスリット端面の染色の程度を、サンプル
台座にテープを垂直に立て光学顕微鏡〈日本光学■オプ
チフオト)を用いて透過法で調べた。
染色の程度は目視観察で、次の5等級に分けて評価する
削れ性A:未染色程度が非常に薄い。
〃 B:   〃  薄い。
rtC:    7/   普通レベル。
〃 D:   〃  やや濃い。
〃 E:   〃  濃い。
なお、1−アミノ−4−ヒドロキシロキシアントラキノ
ンによる染色の程度が大きいスリット端面をもつテープ
程、端面は外力に対して削れ易くなる。
従って、テープのスリット端面は削れ性A、B。
C,D、Eの順に削れ易くなることと対応している。
[実施例] 本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100重重部、エチレングリコー
ル69重量部、ジエチレングリコール0゜5子爪部に、
触媒として酢酸カルシウム0.09重世部を用いて、常
法によりエステル交換反応を行ない、その生成物に、三
酸化アンチモン0.03重量部、酢酸リチウム0.3重
量部、リン酸トリメチル0.2重重部及び二酸化ケイ素
微粉末(比表面積18(M/g)を添加し、常法によっ
て重合して、極限粘度0.635のポリマペレットを得
た。このベレットを180℃、8時間真空乾燥した後、
押出機に供給して、280℃で溶融押出し、ギアポンプ
、フィルターを経、由してT型口金からシート状に吐出
せしめ、この溶融シートを、表面温度40℃の冷却ドラ
ムに巻き付けて冷却固化せしめて、未延伸シートを作っ
た。
この冷却の際、溶融シートとドラム表面との密着性を改
良するため、溶融シート側にワイア電極を置き、これに
8にVの直流電圧を印加して、溶融シートがドラムに良
く密着するようにした。
この未延伸シートを85℃で3.5倍、長手方向へ延伸
し、次に延伸シートをステツクへ導き、シート両端部を
クリップで把持して、90℃で2゜0倍幅方向へ延伸し
た。このシートを第2のステンタゾーンへ導き、96℃
で幅方向へ1.5倍に再延伸し、次いで第3ステンタゾ
ーンで105℃で1.3倍に更に幅方向へ延伸した。
次いで、このフィルムを冷却することなく、そのまま熱
処理ゾーンへ導き、200℃で2秒間緊張熱固定し、つ
づいて同温度で、長手方向2%、幅方向5%(各々原長
に対して)の弛緩を行ない、再度、同温度で5秒間緊張
熱固定し、そのまま100℃の中間冷却室へ導き、ここ
で中間冷却をした俊、この出口の所で長手方向に原長の
1%分の弛緩を与え、そのまま除冷して室温まで冷却さ
せて巻き取ることにより、厚さ15μmの二軸延伸PE
Tフィルムを得た。その後、60℃の雰囲気で24時間
ロールに巻いた状態のままキユアリング処理した後、フ
ィルム特性を調べた。その結果を第1表に示した。
実施例2.及び比較例1〜3 実施例1の諸条件の中で、延伸温度、延伸倍率、熱固定
温度、熱固定時の弛緩の程度及びキユアリング条件を種
々変更することにより、特性の異なるサンプルを作った
。これらのフィルムの寸法安定性、スリット性、端面削
れ性の評価結果を第1表に示す。これらの結果から、本
発明範囲内の物性パラメータ値を有するフィルムがすぐ
れた特性を示していることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムに
    おいて、該フィルムの長手方向の歪弾性率G_2(ニュ
    ートン/平方メートル)および70℃における熱収縮率
    σ_b(%)が 2×10^1^0N/m^2≧G_2≧5.0×10^
    9N/m^20.8%≧σ_b≧0 であり、かつ、幅方向の動的熱寸法変化率が120〜1
    70℃で0.18〜1.5%にあり、該方向の23℃の
    ヤング率が380〜700Kg/mm^2であることを
    特徴とする二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
    ム。
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