JPH0242829Y2 - - Google Patents

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JPH0242829Y2
JPH0242829Y2 JP15523085U JP15523085U JPH0242829Y2 JP H0242829 Y2 JPH0242829 Y2 JP H0242829Y2 JP 15523085 U JP15523085 U JP 15523085U JP 15523085 U JP15523085 U JP 15523085U JP H0242829 Y2 JPH0242829 Y2 JP H0242829Y2
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mold frame
tightening
frame
separator
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は型わくの締付け装置に関する。さらに
詳しくは、打放しコンクリート用の型わくを組立
て時に充分に締め付けることができ、かつ解体時
に容易に取りはずすことのできる締付け装置に関
する。
[従来の技術] 従来、型わくの締付け装置は、たとえば第4図
に示すように、その両端部151,152に雄ね
じを形成した引締め棒15と、 長い目の筒状をしており、たがいにそのつば部
112,122を向い合わせて引締め棒15の両
端部151,152に螺合されるつば付ナツト1
1,12と、 径小の開口端部がつば部112,122に当接
するようにナツト11,12に外嵌してモルタル
の侵入を防止する中空テーパ筒状の保護ケーシン
グ13,14と、 一端のねじ部162,171が前記ナツト1
1,12とつば部112,122のない方の端部
より螺挿し、他端のねじ部161,172に幅広
のワツシヤ18,19を介して締付けナツト2
0,20が螺締される引張り棒16,17 とを組み合わせたものをよく見受ける。
第5図に示すように、保護ケーシング13,1
4は引締め棒15の両端に螺合させたつば付ナツ
ト11,12にそれぞれ外嵌され、該ナツト1
1,12を回転させながら径小の開口端が当接し
ているつば部の軸方向の位置を調節することによ
つて、径大側の面をそれぞれパネル面2,2に圧
接するようにされている。引張り棒16,17は
枠の両外側から一端162,171をつば付きナ
ツト11,12のつば部112,122のない方
の端部より螺挿させ、外側の露出部分161,1
72を端太または当材21,22の貫通孔に通
し、ワツシヤ18,19を介在させてナツト2
0,21で型わくの型を所定の組立てサイズとな
るように外端側161,172より締め付け、コ
ンクリートの打ち込み後に型わくが変形または崩
壊しないようにしている。
コンクリートが硬化し所定の存置期間が経過し
たあとに、型わくを解体するばあいには、まずナ
ツト20,20を弛め、順次ワツシヤ18,1
9、当材または端太21,22、引張り棒16,
17を取りはずす。最後にパネル2をかずして第
6図の状態にしたあと、スパナ24,24でつば
付ナツト11,12および保護ケーシング13,
14を一緒に回して弛め、取り出す。これらで形
成された凹所はモルタルで補整され、コンクリー
ト内の引締め棒15の両端が空気中に露出しない
ようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、組付け装置の各部材をいちいち
ねじ連結で組み立てながら型わくを締め付けるこ
とは、規模が小さい工事ならよいかもしれないけ
れども、規模の大きな工事では莫大な締め付け数
量が要求されることとなり、非常に煩わしい作業
となり、工事費が嵩んでくる。
また、枠内でのコンクリートの凝結に起因する
内部応力により各棒材のねじ山にねじり変形が生
じると、コンクリート内における各部材の取りは
ずしを因難にする。これをスパナで無理に取りは
ずしたとしても、通常ねじ山は変形してしまつて
おり、取り出してももはや再利用きなくなつてい
る。また保護ケーシングは通常プラスチツクでつ
くられているので、内部応力がかかると容易に破
損する。保護ケーシングにいつたん割れ目ができ
ると、そこからケーシング内部にモルタルが侵入
し、ケーシング内で硬化するので、ケーシングの
取りはずしの際硬化したそのモルタルを除去しな
ければならない。また取りはずしたあとはもはや
使用できなくなるという工費の無駄が生じてく
る。
締付け装置の各連結部分が螺締手段によつて連
結されるているので、ねじ山が変形するのは前述
のとおりである。このことは、ねじ山のねずかの
変形でも連結が不充分となることおよびその変形
の検知が極めて困難であることなどにより、もし
このような変形したねじ部品を再度型わくの締付
け作業に誤用すると、この締付け装置の不充分な
締付けによりコンクリートの打込みのあと型わく
の型がゆがんだり、または崩れたり、せつかくの
コンクリート工事を台無しにしてしまう危険性が
ある。
打放しコンクリート工事にあつては、生地仕上
げが強調されるので、わずかな型変形も許され
ず、打放しコンクリート用型わくの締付け手段が
とりわけ注目される。しかしながら、安心して繰
返し使用できる締付け装置はいまだ提案されてい
ない。
本考案は叙上の欠陥ないし不都合を解決するた
めに提案されたものである。すなわち、その主な
目的は、型わくが簡便かつ充分な締付けができる
と共に、解体時には容易に取りはずすことのでき
る締付け装置を提供せんとすることにある。
本考案の他の目的は、安心して繰返し使用でき
る締付け装置を提供せんとすることにある。
[問題点を解決するための手段] そこで本考案は、コンクリートを打ち込むため
の型わくの両わく間内に架設されるものであり、
それぞれ一端部を端太または当木などに係合させ
た引張り棒の他端部により、両わく側においてセ
パレータの両端部と係合し外向きに型わくを引き
締めるようにしてなる型わくの締付け装置におい
て、前記セパレータが、 両端部にそれぞれ接合孔を有しており、該接合孔
の内側に隣接して位置する横向きの突起を形成さ
れた、両わく間にわたつてのびる引締め部材と、 半球状のシエル中空体をしており、その中央頂
部に前記引締め部材を差し込ませると共にその孔
の縁部に前記突起を当接させるようにした係合孔
を設けた保護シエル体と、 該シエル体の開口縁部に嵌着された当接リング
とからなり、前記引張り棒の端部が当接リングを
各わく面に当接させた状態で前記セパレータの接
合孔に差し込まれ、引掛け係合するようにしたこ
とを特徴とするものである。
上記および他の目的、特徴はその実施例にもと
づき以下に添付の図面を参照しながら説明すれ
ば、より一層明白になるであろう。ただし、本考
案はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す締付け装置の
分解斜視図、第2図は型わくを締め付けてコンク
リートを打ち込んだ後の締付け装置断面図、第3
図は型わくを解体した後の引張り棒、保護シエル
体および当接リングの取りはずしの説明図であ
る。
第1図においてAはセパレータであり、該セパ
レータは両端部においてパンチでの打抜きなどに
より形成した接合孔311,312とそれと内側
で隣接して横向きに突出させた突起313,31
4とを有する引締め部材31と、半球状のシエル
中空体をしており、その中央頂部には引締め部材
31の端部を差し込ませる横一文字状の係合孔3
21,331を有すると共に、引締め部材31の
突起313,314を嵌入させ、かつ当接係止す
る凹陥部321a,331a(隠れて見えない)
を係合孔321,331に隣接して平行に形成
し、中空体の口縁32′,33′の奥に、ある幅で
径を拡大したリング状の当接段部322(隠れて
見えない)、332を有する保護シエル体32,
33と、ほぼリング状をして、その一端面部34
1,351(隠れて見えない)が前記当接段部3
22,332と嵌合するリング状の突縁部を有し
ており、内周面よりほぼ中央部に向けてのびる扇
状の支持突片342,352を設けた当接リング
34,35 とからなり、型わくの相互間隔を保持するために
着脱自在に結合されている。
36,37は引張り棒である。該引張り棒3
6,37は一端に前記引締め部材31の接合孔3
11,312にそれぞれ引つ掛けるための鉤36
1,371および型枠解体時に型内のシエル体と
当接リングとを一緒に取り出すために鉤361,
371の付け根に扇状に突設した引掛けつめ36
2,372を備えており、他端に雄ねじ363,
373が形成されている。
40は引張り棒36,37のねじ部363,3
73にそれぞれ螺合して締めつける締付けナツ
ト、38,39はワツシヤを介して端太または当
木に当てる当接部材である。
つぎに、本実施例の作用を説明する。第2図に
示すように、まず引張り棒36,37の鉤36
1,371を設けた側の端部の方を型内にし、ね
じを付けた側の端部を型内から通し孔51,61
を通して端太21,22の貫通孔を貫いて(また
は当木がその貫通孔を引張り棒に通して)ねじ3
63,373を露出させる。一方引張り棒36,
37の鉤361,371はセパレータAに組み合
わせられている接合孔311,312に、引掛け
つめ362,372を下方に向け、シエル体3
2,33の内周面と接するようにさせて引つ掛け
られる。このとき、引張り棒36,37の背面側
を支持突片342,352に着座させることによ
り、接合孔311,312との接合状態がくずれ
ないように引張り棒を支持している。しかるのち
当接部材38,39をはさんでナツト40,40
をそれぞれのねじ部363,373に螺合し、セ
パレータAの外端、すなわち当接リング34,3
5がパネル面5,6をそれぞれ外向きに押圧する
ように締付けられる。
型わく解体時に締付け装置の各部材を取りはず
すばあいは、まずナツト40,40をゆるめ、当
接部材38,39、端太または当木21,22、
パネル5,6を順にはずして第3図に示すように
する。引張り棒36,37を上方に動かして鉤3
61,371を接合孔311,312から抜き出
し、引掛けつめ362,372で当接リング3
4,35および保護シエル体32,33をななめ
上方に回して引締め部材31の突起313,31
4から抜き出し、それらでできた凹部をモルタル
で補整するのである。
[考案の効果] かくして本考案によれば、締付け装置に組み立
てられた部材間は、とくに型内においては、ねじ
連結ではなく、引掛け係止などの接合手段で連結
されるているので、コンクリートの凝結に伴なう
内部応力の作用を受けても各部材は変形すること
がない。それゆえ、型わく組立て時に締付け作業
の効率を高めることができるのはもちろん、解体
時は各部材を容易にかつ傷つけずに取りはずすこ
とができる。さらに、部材が変形しないことによ
り繰返し使用ができ、また締付け作業にあたつて
充分な締付けが期待できる。これにより、コンク
リートの成形品質が確実に保持されると共に、工
事費の大幅な低減が可能となり、産業上とくに有
利に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す締付け装置の
分解斜視図、第2図は型わくを締め付けてコンク
リートを打ち込んだあとの締付け装置の断面図、
第3図は型わくを解体したあとの引張り棒、保護
シエル体および当接リングの取りはずしの説明
図、第4図は従来の締付け装置の分解斜視図、第
5図は型わくを締め付け、コンクリートを打ち込
んだあとの第4図に示す従の締付け装置の断面
図、第6図は型わくを解体した後のつば付ナツト
および保護ケーシングの取りはずしの説明図であ
る。 図面の主要符号、A……セパレータ、31……
引締め部材、32,33……保護シエル体、3
4,35……当接リング、36,37……引張り
棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 コンクリートを打ち込むための型わくの両わ
    く間内に架設されるものであり、それぞれ一端
    部を端太または当木類に係合させた引張り棒の
    他端部により、両わく側においてセパレータの
    両端部と係合し外向きに型わくを引き締めるよ
    うにしてなる型わくの締付け装置において、前
    記セパレータが、 両端部にそれぞれ接合孔を有しており、該接
    合孔の内側に隣接して位置する横向きの突起を
    形成した、両わく間にわたつてのびる引締め部
    材と、 半球状のシエル中空体をしており、その中央
    頂部に前記締め部材を差し込ませると共にその
    孔の縁部で前記突起を当接させるようにした係
    合孔を設けた保護シエル体と、 該シエル体の開口縁部に嵌着される当接リン
    グ とからなり、前記引張り棒の端部が当接リング
    を各わく面に当接させた状態で、前記セパレー
    タの接合孔に差し込まれ、引つ掛け係合するよ
    うにしたことを特徴とする型わくの締付け装
    置。 2 前記引張り棒は、一端部に彎曲した鉤および
    該鉤と逆向きに張り出した引掛けつめが形成さ
    れ、他端部にねじが形成されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の型
    わくの締付け装置。
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