JPH0693723A - 型枠用締付け金物及びユニット型枠 - Google Patents
型枠用締付け金物及びユニット型枠Info
- Publication number
- JPH0693723A JPH0693723A JP24523692A JP24523692A JPH0693723A JP H0693723 A JPH0693723 A JP H0693723A JP 24523692 A JP24523692 A JP 24523692A JP 24523692 A JP24523692 A JP 24523692A JP H0693723 A JPH0693723 A JP H0693723A
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- mold
- bolt
- nut
- male screw
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 型枠を解体することなくコンクリートから剥
離できるようにする。 【構成】 型枠用締付け金物10は、中空ボルト18、
平ナット30、Pコン付ボルト22、座金31、及びナ
ット34を備え、平ナット30を中空ボルト18に螺合
させて、コンクリートパネル12を中空ボルト18のフ
ランジ部18Bとの間に固定できる。ナット26で座金
31を締め付けて縦端太14及び横端太16をコンクリ
ートパネル12側へ押圧して保持できる。Pコン付ボル
ト22にナット34を螺合すると、Pコン付ボルト22
が中空ボルト18内に固定される。以上のようにしてコ
ンクリートパネル12、縦端太14及び横端太16が一
体となる。ユニット型枠11は、ナット34を緩めPコ
ン付ボルト22のPコン24とセパレータ20との螺合
を解くことにより取り外しできる。ユニット型枠11は
取外し後においても中空ボルト18、Pコン付ボルト2
2、平ナット30及び座金31によって一体とされてい
る。
離できるようにする。 【構成】 型枠用締付け金物10は、中空ボルト18、
平ナット30、Pコン付ボルト22、座金31、及びナ
ット34を備え、平ナット30を中空ボルト18に螺合
させて、コンクリートパネル12を中空ボルト18のフ
ランジ部18Bとの間に固定できる。ナット26で座金
31を締め付けて縦端太14及び横端太16をコンクリ
ートパネル12側へ押圧して保持できる。Pコン付ボル
ト22にナット34を螺合すると、Pコン付ボルト22
が中空ボルト18内に固定される。以上のようにしてコ
ンクリートパネル12、縦端太14及び横端太16が一
体となる。ユニット型枠11は、ナット34を緩めPコ
ン付ボルト22のPコン24とセパレータ20との螺合
を解くことにより取り外しできる。ユニット型枠11は
取外し後においても中空ボルト18、Pコン付ボルト2
2、平ナット30及び座金31によって一体とされてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートを打設成
形するために用いられる型枠用締付け金物及びユニット
型枠に関する。
形するために用いられる型枠用締付け金物及びユニット
型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】図9には、コンクリートを打設する際に
使用される従来の型枠50が示されている。型枠50は
セパレータ62を隔てて一対設けられ、各々の型枠50
は、セパレータ62によって設定される所定距離離間し
た状態で互いに連結されている。各々の型枠50は、堰
板52を備えており、堰板52には、図示しない取付用
孔が形成され、この取付用孔にフォームタイ54の一端
部が挿通された状態で螺合されている。フォームタイ5
4の他端部には、縦端太56及び一対の横端太58を堰
板52とによって挟む位置に座金60が挿通されてお
り、フォームタイ54の他端部に形成された図示しない
雄ねじにナット66が螺合して、堰板52、縦端太56
及び横端太58の各々が互いに締付けられ、これによ
り、堰板52が縦端太56及び横端太58に支持されて
いる。各々のフォームタイ54の一端部は、セパレータ
62の端部とコン64を介して連結され、これにより各
々の型枠50は、各々の堰板52が所定間隔を置いて対
向配置された状態に連結されており、各々の堰板52間
にコンクリートが打設される。
使用される従来の型枠50が示されている。型枠50は
セパレータ62を隔てて一対設けられ、各々の型枠50
は、セパレータ62によって設定される所定距離離間し
た状態で互いに連結されている。各々の型枠50は、堰
板52を備えており、堰板52には、図示しない取付用
孔が形成され、この取付用孔にフォームタイ54の一端
部が挿通された状態で螺合されている。フォームタイ5
4の他端部には、縦端太56及び一対の横端太58を堰
板52とによって挟む位置に座金60が挿通されてお
り、フォームタイ54の他端部に形成された図示しない
雄ねじにナット66が螺合して、堰板52、縦端太56
及び横端太58の各々が互いに締付けられ、これによ
り、堰板52が縦端太56及び横端太58に支持されて
いる。各々のフォームタイ54の一端部は、セパレータ
62の端部とコン64を介して連結され、これにより各
々の型枠50は、各々の堰板52が所定間隔を置いて対
向配置された状態に連結されており、各々の堰板52間
にコンクリートが打設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の型枠50は、コンクリート打設後、型枠50を上階
へ転用する場合には、ナット66を緩め、縦端太56、
横端太58、及び堰板52を各々解体し、さらに、フォ
ームタイ54をコン64から取り外してセパレータ62
と別体として、解体した各々の部材を上階へ運搬した
後、再び組み立てる必要があり作業が煩雑である。
来の型枠50は、コンクリート打設後、型枠50を上階
へ転用する場合には、ナット66を緩め、縦端太56、
横端太58、及び堰板52を各々解体し、さらに、フォ
ームタイ54をコン64から取り外してセパレータ62
と別体として、解体した各々の部材を上階へ運搬した
後、再び組み立てる必要があり作業が煩雑である。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、コンクリート
打設後に型枠を解体することなくコンクリートから剥離
できる型枠用締付け金物及びユニット型枠を得ることが
目的である。
打設後に型枠を解体することなくコンクリートから剥離
できる型枠用締付け金物及びユニット型枠を得ることが
目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の型枠用締
付け金物は、セパレータによって互いの面間距離が設定
された状態で各々対向配置される堰板を、縦端太及び横
端太を介して保持する締め付け金物であって、雄ねじが
外周に形成されると共に前記堰板に挿通された先端部が
半径方向外方へ突出して前記堰板の内側に取付けられる
円筒管と、前記円筒管の雄ねじに螺合され前記円筒管の
先端部との間に前記堰板を挟持する挟持部材と、前記円
筒管内に挿通され、一端部が拡径し前記円筒管の先端部
に係止され前記セパレータと螺合する螺合部を備え、他
端部に雄ねじが形成された挿通ボルトと、前記円筒管に
挿通され前記円筒管の雄ねじに螺合されたナットで締付
けられ前記縦端太及び横端太を前記堰板側へ押圧して保
持する第1の保持部材と、前記挿通ボルトの雄ねじに螺
合され一端部が前記円筒管の先端部に係止された前記挿
通ボルトを前記円筒管内に固定する第2の保持部材と、
を備えていることを特徴としている。
付け金物は、セパレータによって互いの面間距離が設定
された状態で各々対向配置される堰板を、縦端太及び横
端太を介して保持する締め付け金物であって、雄ねじが
外周に形成されると共に前記堰板に挿通された先端部が
半径方向外方へ突出して前記堰板の内側に取付けられる
円筒管と、前記円筒管の雄ねじに螺合され前記円筒管の
先端部との間に前記堰板を挟持する挟持部材と、前記円
筒管内に挿通され、一端部が拡径し前記円筒管の先端部
に係止され前記セパレータと螺合する螺合部を備え、他
端部に雄ねじが形成された挿通ボルトと、前記円筒管に
挿通され前記円筒管の雄ねじに螺合されたナットで締付
けられ前記縦端太及び横端太を前記堰板側へ押圧して保
持する第1の保持部材と、前記挿通ボルトの雄ねじに螺
合され一端部が前記円筒管の先端部に係止された前記挿
通ボルトを前記円筒管内に固定する第2の保持部材と、
を備えていることを特徴としている。
【0006】請求項2記載のユニット型枠は、請求項1
記載の型枠用締付け金物によって、複数枚の前記堰板が
前記縦端太及び前記横端太を介して一体化されたことを
特徴としている。
記載の型枠用締付け金物によって、複数枚の前記堰板が
前記縦端太及び前記横端太を介して一体化されたことを
特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1の型枠用締付け金物では、雄ねじが外
周に形成された円筒管の堰板に挿通された先端部が半径
方向外方へ突出しており、この先端部は堰板の内側に取
付けられる。挟持部材を円筒管の雄ねじに螺合させるこ
とにより、堰板を円筒管の先端部と挟持部材との間に挟
持固定できる。さらに、円筒管の雄ねじに螺合されたナ
ットで円筒管に挿通された第1の保持部材を締付けるこ
とにより縦端太及び横端太を堰板側へ押圧して保持でき
る。また、挿通ボルトの雄ねじに第2の保持部材を螺合
することにより、一端部が円筒管の先端部に係止された
挿通ボルトが円筒管内に固定される。以上のようにして
堰板、縦端太及び横端太が一体となる。
周に形成された円筒管の堰板に挿通された先端部が半径
方向外方へ突出しており、この先端部は堰板の内側に取
付けられる。挟持部材を円筒管の雄ねじに螺合させるこ
とにより、堰板を円筒管の先端部と挟持部材との間に挟
持固定できる。さらに、円筒管の雄ねじに螺合されたナ
ットで円筒管に挿通された第1の保持部材を締付けるこ
とにより縦端太及び横端太を堰板側へ押圧して保持でき
る。また、挿通ボルトの雄ねじに第2の保持部材を螺合
することにより、一端部が円筒管の先端部に係止された
挿通ボルトが円筒管内に固定される。以上のようにして
堰板、縦端太及び横端太が一体となる。
【0008】さらに、挿通ボルトの螺合部をセパレータ
と螺合させることにより、堰板をセパレータの他端部に
連結された型枠の他方の堰板と対向させることができ
る。
と螺合させることにより、堰板をセパレータの他端部に
連結された型枠の他方の堰板と対向させることができ
る。
【0009】コンクリート打設後に型枠を取外す場合に
は、第2の保持部材を緩め、さらに、挿通ボルトを回転
させて突部とセパレータとの螺合を解くことにより、型
枠を取り外すことができる。この場合、型枠は取外し後
においても、円筒管、挿通ボルト、挟持部材、及び第1
の保持部材によって、型枠を構成する堰板、縦端太及び
横端太は一体とされてユニット化されているため、型枠
を再使用する場合にこれらの部材を再び組み立てる手間
が省ける。
は、第2の保持部材を緩め、さらに、挿通ボルトを回転
させて突部とセパレータとの螺合を解くことにより、型
枠を取り外すことができる。この場合、型枠は取外し後
においても、円筒管、挿通ボルト、挟持部材、及び第1
の保持部材によって、型枠を構成する堰板、縦端太及び
横端太は一体とされてユニット化されているため、型枠
を再使用する場合にこれらの部材を再び組み立てる手間
が省ける。
【0010】請求項2のユニット型枠では、堰板が円筒
管の先端部と挟持部材との間に固定される。また、円筒
管の雄ねじに螺合されたナットによって締付けられた第
1の保持部材によって縦端太及び横端太が堰板側へ押圧
されて保持され、堰板、縦端太及び横端太が一体とされ
る。
管の先端部と挟持部材との間に固定される。また、円筒
管の雄ねじに螺合されたナットによって締付けられた第
1の保持部材によって縦端太及び横端太が堰板側へ押圧
されて保持され、堰板、縦端太及び横端太が一体とされ
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例に係る型枠用締付け
金物及びユニット型枠を図1乃至図8にしたがって説明
する。
金物及びユニット型枠を図1乃至図8にしたがって説明
する。
【0012】図1には、型枠用締付け金物10が示され
いる。本実施例では、この型枠用締付け金物10によっ
て縦端太14及び横端太16に締め付けられるコンクリ
ートパネル12として縦3m、横60cmの寸法のものを
使用している。ユニット型枠11の堰板は、5枚のコン
クリートパネル12の各々がその長手方向を図8上下方
向へ向けた状態で、図8の左右方向へ接合されて一体と
なって構成されており、縦3m、横3mの正方形状とさ
れている。ユニット型枠11を構成する各々のコンクリ
ートパネル12は図8の上下方向に等間隔をあけた5箇
所で型枠用締付け金物10によって縦端太14及び横端
太16に固定されている。 図1に示す如く、型枠用締
付け金物10は、円筒管としての中空ボルト18を備え
ている。中空ボルト18の外周には、軸線方向全体に亘
って雄ねじ18Aが形成されている。コンクリートパネ
ル12には、取付用孔12Aが穿設されており、中空ボ
ルト18の雄ねじ18Aの一端部はこの取付用孔12A
に形成された雌ねじに螺合している。中空ボルト18の
一端部には、中空ボルト18の半径方向外方へ突出する
フランジ部18Bが形成されており、フランジ部18B
はコンクリートパネル12へ当接している。フランジ部
18Bは、セパレータ20側へ向けて次第に小径となる
薄肉の円錐台形状とされている。
いる。本実施例では、この型枠用締付け金物10によっ
て縦端太14及び横端太16に締め付けられるコンクリ
ートパネル12として縦3m、横60cmの寸法のものを
使用している。ユニット型枠11の堰板は、5枚のコン
クリートパネル12の各々がその長手方向を図8上下方
向へ向けた状態で、図8の左右方向へ接合されて一体と
なって構成されており、縦3m、横3mの正方形状とさ
れている。ユニット型枠11を構成する各々のコンクリ
ートパネル12は図8の上下方向に等間隔をあけた5箇
所で型枠用締付け金物10によって縦端太14及び横端
太16に固定されている。 図1に示す如く、型枠用締
付け金物10は、円筒管としての中空ボルト18を備え
ている。中空ボルト18の外周には、軸線方向全体に亘
って雄ねじ18Aが形成されている。コンクリートパネ
ル12には、取付用孔12Aが穿設されており、中空ボ
ルト18の雄ねじ18Aの一端部はこの取付用孔12A
に形成された雌ねじに螺合している。中空ボルト18の
一端部には、中空ボルト18の半径方向外方へ突出する
フランジ部18Bが形成されており、フランジ部18B
はコンクリートパネル12へ当接している。フランジ部
18Bは、セパレータ20側へ向けて次第に小径となる
薄肉の円錐台形状とされている。
【0013】中空ボルト18内には、Pコン(プラスチ
ックコン)付ボルト22がその両端部が中空ボルト18
から突出した状態で挿通されている。Pコン付ボルト2
2のPコン24は、中空ボルト18のフランジ部18B
側に設けられており、セパレータ20側へ向けて次第に
小径とされる円錐台形状とされている。Pコン24の端
面には、円溝24Aが形成されており、この円溝24A
を形成する周壁に形成された雌ねじにセパレータ20の
一端部に形成された雄ねじ20Aが螺合している。Pコ
ン付ボルト22の他端側には、雄ねじ22Aが形成され
ており、ナット34との螺合用とされている。Pコン付
ボルト22の雄ねじ22Aよりも先端には、外周の一部
が切り欠かかれて互い平行な平行面28Aを備えた小径
部28が形成されており、小径部28にスパナをかけて
Pコン付ボルト22を回転させることができる。また、
型枠用締付け金物10は、平ナット30を備えており、
平ナット30は中空ボルト18の雄ねじ18Aに螺合さ
れ、コンクリートパネル12をフランジ部18B側へ押
圧している。さらに、型枠用締付け金物10は、座金3
1を備えている。座金31は、平板状の平板部31A及
びこの平板部31Aの図1上下方向両端部がコンクリー
トパネル12側へ向けて直角に延出された保持部31B
を備えており、図1紙面直交する方向から見た形状が略
コ字状とされている。座金31の平板部31Aには、貫
通孔31Cが形成されており、この貫通孔31に中空ボ
ルト18が挿通されている。
ックコン)付ボルト22がその両端部が中空ボルト18
から突出した状態で挿通されている。Pコン付ボルト2
2のPコン24は、中空ボルト18のフランジ部18B
側に設けられており、セパレータ20側へ向けて次第に
小径とされる円錐台形状とされている。Pコン24の端
面には、円溝24Aが形成されており、この円溝24A
を形成する周壁に形成された雌ねじにセパレータ20の
一端部に形成された雄ねじ20Aが螺合している。Pコ
ン付ボルト22の他端側には、雄ねじ22Aが形成され
ており、ナット34との螺合用とされている。Pコン付
ボルト22の雄ねじ22Aよりも先端には、外周の一部
が切り欠かかれて互い平行な平行面28Aを備えた小径
部28が形成されており、小径部28にスパナをかけて
Pコン付ボルト22を回転させることができる。また、
型枠用締付け金物10は、平ナット30を備えており、
平ナット30は中空ボルト18の雄ねじ18Aに螺合さ
れ、コンクリートパネル12をフランジ部18B側へ押
圧している。さらに、型枠用締付け金物10は、座金3
1を備えている。座金31は、平板状の平板部31A及
びこの平板部31Aの図1上下方向両端部がコンクリー
トパネル12側へ向けて直角に延出された保持部31B
を備えており、図1紙面直交する方向から見た形状が略
コ字状とされている。座金31の平板部31Aには、貫
通孔31Cが形成されており、この貫通孔31に中空ボ
ルト18が挿通されている。
【0014】コンクリートパネル12と座金31との間
には、コンクリートパネル12と外周面が当接した状態
で縦端太14が設けられ、座金31の一対の保持部31
B間に保持された状態で一対の横端太16が設けられて
いる。中空ボルト18の雄ねじ18Aにはナット26が
螺合されており、このナット26によって座金31の平
板部31Aがコンクリートパネル12側へ押圧されて、
コンクリートパネル12、縦端太14及び横端太16が
互いに締付けられ、これによって、コンクリートパネル
12が縦端太14及び横端太16に支持されている。
には、コンクリートパネル12と外周面が当接した状態
で縦端太14が設けられ、座金31の一対の保持部31
B間に保持された状態で一対の横端太16が設けられて
いる。中空ボルト18の雄ねじ18Aにはナット26が
螺合されており、このナット26によって座金31の平
板部31Aがコンクリートパネル12側へ押圧されて、
コンクリートパネル12、縦端太14及び横端太16が
互いに締付けられ、これによって、コンクリートパネル
12が縦端太14及び横端太16に支持されている。
【0015】以下に、ユニット型枠11を用いて壁を構
築する工程、及びユニット型枠11を使用した工法につ
いて説明する。
築する工程、及びユニット型枠11を使用した工法につ
いて説明する。
【0016】まず、図2に示す如く、中空ボルト18を
コンクリートパネル12の取付用孔12Aに螺合させ、
さらに、平ナット30を中空ボルト18の雄ねじ18A
に螺合させて中空ボルト18のフランジ18Bとの間に
コンクリートパネル12を固定する。また、ナット26
を中空ボルト18に螺合させてコンクリートパネル1
2、縦端太14及び一対の横端太16をナット26で締
付け組立る。この作業を1ユニット分、すなわち、5枚
のコンクリートパネル12に施す。さらに、図3に示す
如く、中空ボルト18にPコン付ボルト22を挿通しナ
ット34を中空ボルト18の雄ねじ18Aに螺合させて
締め付けてPコン付ボルト22を中空ボルト18に固定
する。そして、上記の型枠用締付け金物10による組付
けを、5枚のコンクリートパネル12に施すことにより
各々のコンクリートパネル12が縦端太14及び横端太
16に支持されて一体化されたユニトット型枠11が形
成される。
コンクリートパネル12の取付用孔12Aに螺合させ、
さらに、平ナット30を中空ボルト18の雄ねじ18A
に螺合させて中空ボルト18のフランジ18Bとの間に
コンクリートパネル12を固定する。また、ナット26
を中空ボルト18に螺合させてコンクリートパネル1
2、縦端太14及び一対の横端太16をナット26で締
付け組立る。この作業を1ユニット分、すなわち、5枚
のコンクリートパネル12に施す。さらに、図3に示す
如く、中空ボルト18にPコン付ボルト22を挿通しナ
ット34を中空ボルト18の雄ねじ18Aに螺合させて
締め付けてPコン付ボルト22を中空ボルト18に固定
する。そして、上記の型枠用締付け金物10による組付
けを、5枚のコンクリートパネル12に施すことにより
各々のコンクリートパネル12が縦端太14及び横端太
16に支持されて一体化されたユニトット型枠11が形
成される。
【0017】上記の如く形成されたユニット型枠11を
使用してコンクリートを打設する場合には、上記ユニッ
ト型枠11を必要分形成し、各々のユニット型枠11を
クレーン等で揚重し、正規位置(本実施例では、壁の室
外側)に建て込み、各々のユニット型枠11間をジョイ
ント単管38でジョイントする(図7)。次に、セパレ
ータ20を回転させてセパレータ20を中空ボルト18
のPコン24に螺合させると共に、鉄筋36を配筋する
(図4)。また、セパレータ20のユニット型枠11と
反対側の端部に、従来タイプのフォームタイ49、コン
45、座金46及びナット48によって縦端太14及び
横板16にコンクリートパネル42が支持されてなる型
枠40を連結する。これにより、コンクリートパネル1
2とコンクリートパネル42との間が所定間隔に保持さ
れる。そして、このコンクリートパネル12とコンクリ
ートパネル42との間にコンクリート44を打設し壁4
4を構築する。
使用してコンクリートを打設する場合には、上記ユニッ
ト型枠11を必要分形成し、各々のユニット型枠11を
クレーン等で揚重し、正規位置(本実施例では、壁の室
外側)に建て込み、各々のユニット型枠11間をジョイ
ント単管38でジョイントする(図7)。次に、セパレ
ータ20を回転させてセパレータ20を中空ボルト18
のPコン24に螺合させると共に、鉄筋36を配筋する
(図4)。また、セパレータ20のユニット型枠11と
反対側の端部に、従来タイプのフォームタイ49、コン
45、座金46及びナット48によって縦端太14及び
横板16にコンクリートパネル42が支持されてなる型
枠40を連結する。これにより、コンクリートパネル1
2とコンクリートパネル42との間が所定間隔に保持さ
れる。そして、このコンクリートパネル12とコンクリ
ートパネル42との間にコンクリート44を打設し壁4
4を構築する。
【0018】壁44の構築後にユニトット型枠11を壁
44から剥離する場合には、まず、各ユニット型枠11
間からジョイント単管38を撤去し、連結されていたユ
ニット型枠11を各々別体とする。また、この別体とさ
れた各ユニット型枠11を壁44から剥離させる。この
場合には、ナット34を緩め、さらに、スパナをPコン
付ボルト22の小径部28にかけた状態でPコン付ボル
ト22を回転させてPコン付ボルト22のPコン24と
セパレータ20との螺合を解く(図6)。これによりユ
ニット型枠11を壁44から剥離させることができる。
44から剥離する場合には、まず、各ユニット型枠11
間からジョイント単管38を撤去し、連結されていたユ
ニット型枠11を各々別体とする。また、この別体とさ
れた各ユニット型枠11を壁44から剥離させる。この
場合には、ナット34を緩め、さらに、スパナをPコン
付ボルト22の小径部28にかけた状態でPコン付ボル
ト22を回転させてPコン付ボルト22のPコン24と
セパレータ20との螺合を解く(図6)。これによりユ
ニット型枠11を壁44から剥離させることができる。
【0019】構築された壁44の上階に更に壁44を構
築する場合には、剥離させた各ユニット型枠11を図8
に示す如く、クレーンで順次上階に揚重し各ユニット型
枠11をジョイント単管38によって各ユニット型枠1
1を連結する以降の上記作業を繰り返す。本実施例で
は、ユニット型枠11を構成するコンクリートパネル1
2、縦端太14及び横端太16を各々解体することな
く、構築された壁44からユニット型枠11を剥離でき
るため、上階でユニット型枠11を再使用する場合に、
コンクリートパネル12、縦端太14及び横端太16を
再び組付ける作業が不要となり、作業の効率化を図れ
る。
築する場合には、剥離させた各ユニット型枠11を図8
に示す如く、クレーンで順次上階に揚重し各ユニット型
枠11をジョイント単管38によって各ユニット型枠1
1を連結する以降の上記作業を繰り返す。本実施例で
は、ユニット型枠11を構成するコンクリートパネル1
2、縦端太14及び横端太16を各々解体することな
く、構築された壁44からユニット型枠11を剥離でき
るため、上階でユニット型枠11を再使用する場合に、
コンクリートパネル12、縦端太14及び横端太16を
再び組付ける作業が不要となり、作業の効率化を図れ
る。
【0020】また、本実施例は、複数枚のコンクリート
パネル12が一体とされたユニット型枠11を解体する
ことなく繰り返し使用できるので、中高層程度の建物で
特に、階高、形状が各階統一されているような建物の壁
を構築する際に特に有効である。特に外壁の外部側の壁
を構築する際に有効である。さらに、構築された壁44
から解体することなくユニット型枠11を剥離でき、剥
離後にユニット型枠11を構成する各部材を各々ばらば
らの状態で仮置きする必要がないので、解体時の危険作
業の大幅な削減ができると共に、安全で広い作業床を確
保できる。
パネル12が一体とされたユニット型枠11を解体する
ことなく繰り返し使用できるので、中高層程度の建物で
特に、階高、形状が各階統一されているような建物の壁
を構築する際に特に有効である。特に外壁の外部側の壁
を構築する際に有効である。さらに、構築された壁44
から解体することなくユニット型枠11を剥離でき、剥
離後にユニット型枠11を構成する各部材を各々ばらば
らの状態で仮置きする必要がないので、解体時の危険作
業の大幅な削減ができると共に、安全で広い作業床を確
保できる。
【0021】
【発明の効果】上記の如く構成したので、本発明によれ
ば、コンクリート打設後に型枠を解体することなくコン
クリートから剥離できる型枠用締付け金物及びユニット
型枠を得ることができるという優れた効果を有する。
ば、コンクリート打設後に型枠を解体することなくコン
クリートから剥離できる型枠用締付け金物及びユニット
型枠を得ることができるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施例に係る型枠用締付け金物の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る型枠用締付け金物によ
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る型枠用締付け金物によ
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る型枠用締付け金物によ
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る型枠用締付け金物によ
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る型枠用締付け金物によ
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
って型枠が組付けられる過程を示す断面図である。
【図7】複数個のユニット型枠が各々連結されて1階に
設置された状態を示す側面図である。
設置された状態を示す側面図である。
【図8】連結された複数個のユニット型枠が別体とされ
て、各々上階へ運搬される様子を示す側面図である。
て、各々上階へ運搬される様子を示す側面図である。
【図9】従来の型枠用締付け金物によって型枠が組付け
られた状態を示す側面図である。
られた状態を示す側面図である。
10 型枠用締付け金物 11 ユニット型枠 12 コンクリートパネル(堰板) 14 縦端太 16 横端太 18 中空ボルト(円筒管) 20 セパレータ 22 Pコン付ボルト(挿通ボルト) 26 ナット 30 平ナット(挟持部材) 31 座金(第1の保持部材) 34 ナット(第2の保持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅国 章 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 金子 裕一 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 中瀬 知幸 大阪府大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内
Claims (2)
- 【請求項1】 セパレータによって互いの面間距離が設
定された状態で各々対向配置される堰板を、縦端太及び
横端太を介して保持する締め付け金物であって、 雄ねじが外周に形成されると共に、前記堰板に挿通され
た先端部が半径方向外方へ突出して前記堰板の内側に取
付けられる円筒管と、 前記円筒管の雄ねじに螺合され前記円筒管の先端部との
間に前記堰板を挟持する挟持部材と、 前記円筒管内に挿通され、一端部が拡径し前記円筒管の
先端部に係止され前記セパレータと螺合する螺合部を備
え、他端部に雄ねじが形成された挿通ボルトと、 前記円筒管に挿通され前記円筒管の雄ねじに螺合された
ナットで締付けられ前記縦端太及び横端太を前記堰板側
へ押圧して保持する第1の保持部材と、 前記挿通ボルトの雄ねじに螺合され一端部が前記円筒管
の先端部に係止された前記挿通ボルトを前記円筒管内に
固定する第2の保持部材と、 を備えていることを特徴とする型枠用締付け金物。 - 【請求項2】 請求項1記載の型枠用締付け金物によっ
て、複数枚の前記堰板が前記縦端太及び前記横端太を介
して一体化されたユニット型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24523692A JPH0693723A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 型枠用締付け金物及びユニット型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24523692A JPH0693723A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 型枠用締付け金物及びユニット型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693723A true JPH0693723A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17130687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24523692A Pending JPH0693723A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 型枠用締付け金物及びユニット型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100941151B1 (ko) * | 2009-06-03 | 2010-02-10 | 미래테크(주) | 갱폼이 양측에 설치되는 콘크리트 형틀의 간격유지구 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP24523692A patent/JPH0693723A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100941151B1 (ko) * | 2009-06-03 | 2010-02-10 | 미래테크(주) | 갱폼이 양측에 설치되는 콘크리트 형틀의 간격유지구 |
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