JPH0242802B2 - - Google Patents

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JPH0242802B2
JPH0242802B2 JP19904682A JP19904682A JPH0242802B2 JP H0242802 B2 JPH0242802 B2 JP H0242802B2 JP 19904682 A JP19904682 A JP 19904682A JP 19904682 A JP19904682 A JP 19904682A JP H0242802 B2 JPH0242802 B2 JP H0242802B2
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weeds
crops
herbicidal
herbicide
dcmu
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、畑作および園芸用除草剤に関する。
さらに詳しくは、下記の化学構造式で表わされ
る。3,4−ジクロロカルバニリド酸メチル(以
下MCCと記す)と3−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−1,1−ジメチル尿素(以下DCMUと記
す)との混合物を有効成分として含有することを
特徴とする畑作および園芸用除草剤に関する。 本発明に係る除草剤の特徴は、麦類(小麦、大
麦、ビール麦)、タマネギ、トウモロコシ、豆類
(大豆、小豆、菜豆)などの畑作物および園芸作
物栽培上の有害雑草であるメヒシバ、ノビエ、ス
ズメノテツポウ、ハコベ、スカシタゴボウ、ノボ
ロギク、アオビエ、スベリヒエ、シロザ、タデ、
ヤエムグラ、ツユクサなどの既発生の雑草に対し
て、極めて高い相乗的除草効果を発揮しうる除草
剤である。 従来、畑作および園芸用除草剤として、α,
α,α−トリフルオロ−2,6−ジニトロ−N,
N−ジプロピル−P−トルイジン(一般名トリフ
ルラリン)、2−クロロ−4,6−ビス(エチル
アミノ)−S−トリアジン(一般名CAT)および
3−(3,4−ジクロロフエニル)−1−メトキシ
−1−メチル尿素(一般名リニユロン)など多く
の薬剤が開発され実用化されている。これらの除
草剤は土壌処理剤として広く使用され、種々の長
所を有する反面、雑草の生育期処理では効果が劣
り、作物に対して薬害の危険性もあるなどの短所
を有している。 たとえば、トリフルラリンは、土壌処理ではメ
ヒシバ、ノビエ、スズメノテツポウなどのイネ科
雑草に高い除草効果を示すが、生育期処理では上
記雑草にはほとんど除草効果を有しない。またノ
ボロギク、ハキダメギクなどのキク科雑草、ナズ
ナ、スカシタゴボウなどのタデ科雑草やツユク
サ、ヤエムグラには除草効果が期待できない。 一方、実用化されている雑草の生育期処理型除
草剤である3−〔1−(アリルオキシアミノ)−ブ
チリデン〕−6,6−ジメチル−2,4−ジオキ
ソシクロヘキサンカルボン酸メチルナトリウム塩
(一般名アロキシジム)は、メヒシバ、ノビエな
どイネ科雑草に対して高い除草効果を示す。とこ
ろが、ハコベ、ノボロギク、タデ、ツユクサ、ヤ
エムグラなど広葉雑草にはほとんど効力を示さな
い。また、麦類、トウモロコシなどイネ科作物に
対して、極めて強い薬害を与えるため、これらの
作物栽培地においては適用することは困難であ
る。したがつて、発生後、(生育期)のノボロギ
ク、タデ、ツユクサ、ヤエムグラなどの雑草に対
して十分な除草効果を発揮し、しかも麦類、タマ
ネギ、トウモロコシなどの有用作物に対して薬害
の懸念がなく、人畜毒性、魚毒性などの心配がな
い安全な薬剤の開発が強く望まれている。 本発明の有効成分の一つであるMCCは、「農薬
ハンドブツク1981年版」(社団法人 日本植物防
疫協会昭和56年7月20日発行)の第238〜240頁、
飯田格外3名共著の「現代農薬講座V」(昭和46
年12月10日朝倉書店発行)の第42〜43頁、特公昭
38−18700号公報などに記載されているように、
稲栽培、畑作、クワ畑などの除草剤として既に実
用化されている公知の除草剤である。畑作用除草
剤として、発生前のメヒシバ、エノコログサなど
イネ科雑草、ハコベ、ナズナなど一年生広葉雑草
に顕著な除草効力を有し、トウモロコシ、タマネ
ギなどの作物に適用性を有している。しかしなが
ら、葉令の進んだメヒシバ、エノコログサ、スズ
メノテツポウなどのイネ科雑草およびツユクサ、
ヤエムグラなどに対して単剤施用では除草効果は
極めて低いという欠点を有している。 また、一方の有効成分であるDCMUは、前記
した「農薬ハンドブツク1981年版」の第259〜260
頁、同じく「現代農薬講座」の第47〜48頁、第
164頁、第169頁などにおいて既知除草剤であつて
麦類、トウモロコシ、タマネギなどの作物栽培地
における除草剤としての適用性を有し、発生前の
メヒシバ、スズメノテツポウ、ノビエ、カヤツリ
グサ、ハコベなどの雑草に除草効果を有すること
は公知である。しかしながら、発生後のノボロギ
ク、タデ、ツユクサ、ヤエムグラなどに対しては
除草効果が不十分である。また除草効果を上げる
ため投下薬量を増すと作物への薬害が生じるなど
の欠点を有しているためDCMUの高薬量は生育
期処理(雑草発生後処理)には適用できない。 また、MCCまたはDCMUを含む混合除草剤
は、既知である。すなわちMCCを含む混合除草
剤は例えば前記「農薬ハンドブツク」の第240頁、
特開昭53−15421号公報などに記載されており、
DCMUを含む混合除草剤は、例えば特開昭47−
29301号公報、同53−28489号公報、特開昭52−
28939号公報などに記載されている。また、MCC
以外のカーバメート系除草成分またはDCMU以
外の尿素系除草成分を含む混合除草剤もいくつか
知られている。しかしながら、従来の混合除草剤
は畑作および園芸用除草剤として使用した場合、
特に圃場では、その除草効果と作物に対する薬害
の点から満足すべきものがないのが現状である。 本発明者らは、既知の多くの畑作用除草剤の欠
点を補い、全く新しい畑作および園芸用の生育期
処理に適した除草剤を開発するために、多くの化
合物について供試した。特に畑作栽培上有害な雑
草であるノボロギク、タデ、ツユクサ、ヤエムグ
ラに対しては、その生育期に処理したのでは既存
の除草剤では実用上十分な除草効力が得られれな
いことに鑑み、これらの雑草に対し温度、湿度、
土壌などの諸条件の変動にかかわりなく適確な除
草効果を有し、しかも薬害の危険性のない安全な
薬剤を開発するために鋭意検討した。その結果、
MCCとDCMUとを混用することにより、MCCお
よびDCMUの単剤が有する除草効果に加え、そ
れぞれ単剤では効果が不十分である強害雑草のノ
ボロギク、タデ、ツユクサに対し極めて優れた除
草効果を発揮し、大幅に殺草スペクトラムおよび
処理適期幅を拡大することができる。しかも麦
類、タマネギ、トウモロコシ、大豆などの畑作物
にまつたく薬害を与えず、作物と雑草の間に極め
て大きな選択性幅を有するという新事実を見出
し、本発明を完成し得た。 本発明の畑作および園芸用除草剤は、MCCと
DCMUを混合することにより、雑草の生育期処
理で除草効果が不十分であるという従来の欠点を
補い、有用作物には何ら薬害を与えることなく、
しかも的確な除草効果を発揮し得るものである。
そしてその効果は、生育期のノボロギク、タデ、
ツユクサ、ヤエムグラなどの雑草に対して各々を
単剤で施用した場合の相加的な効果にとどまらず
予想外の相乗的効果をもつて発揮される。その結
果、本発明においては、各々を単剤で施用した場
合に比べて著しく薬量を軽減しても十分な除草効
果が期待できる。しかも残効性をも兼ね備えてい
るので、畑作および園芸作物栽培地において雑草
の生育期処理に適した新規な除草剤として極めて
高い有用性を具備するものである。 本発明の畑作および園芸用除草剤は、メヒシ
バ、ノビエなどのイネ科雑草ならびに一年生広葉
雑草はもとより、従来の除草剤では防除困難なノ
ボロギク、タデ、ツユクサ、ヤエムグラなどの雑
草に対して特に高い除草効果を有するものであ
る。 本発明における有効成分の配合比率は重量比で
MCC1部に対してDCMU0.01〜1部の割合が好ま
しく、目的によつて適宜増減して有効に使用する
ことができる。本発明の畑作および園芸用除草剤
は、これらの有効成分と担体および各種の補助剤
とともに公知の処方により、水和剤、乳剤、微粒
剤、粒剤、ゾル剤、液剤など一般の農園芸用薬剤
の調剤方法に準じて製剤化して使用される。使用
される担体としては、農園芸用薬剤に常用される
ものならば固体、液体のいずれでもよく、特に限
定されるものではない。例えば、固体担体として
はタルク、クレー、カオリン、シリカ、硅藻土、
ベントナイトなどが挙げられる。液体担体として
は、キシレン、メチルナフタリン、シクロヘキサ
ノンなどの溶剤が挙げられるが勿論これに限定さ
れるものではない。また添加すべき補助剤として
は乳化剤、湿潤剤、展着剤、分散剤など広く農園
芸用薬剤に使用されるものが使用でき、これらを
添加することによつて希釈薬液の物理性の改善を
はかり除草効果向上を期待することができる。 次に本発明の畑作および園芸用除草剤について
の若干の実施例を挙げるが、本発明は以下の実施
例のみに限定されるものではないことはいうまで
もない。なお実施例中の部はすべて重量部を表わ
すものとする。 実施例 1 水和剤 MCC40部、DCMU4部、ポリオキシエチレン
ノニルフエニルエーテル20部、リグニンスルホン
酸カルシウム4部およびクレー32部を混合粉砕し
水和剤を得る。 実施例 2 微粒剤 MCC10部、DCMU1部、ベントナイト10部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部およびク
レー77部を均一に混合し、水を適量加えてよく混
練し、造粒機を用いて造粒し、乾燥し、整粒して
微粒剤を得る。次に、本発明の畑作および園芸用
除草剤の具体的な効果について試験例により示
す。 試験例 1 除草効果試験 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌(沖積壌土)をつめ、ノボロギク、イヌタ
デ、ツユクサ、ヤエムグラ、メヒシバの種子を約
30粒ずつ、土壌表面約1cmに均一に混和した。各
雑草が1〜2葉期または3〜4葉期(1〜2葉期
雑草とは別ポツト)に達したとき、実施例1に準
じて調製した所定量の薬剤を10アールあたり100
の水に希釈し、散布処理した。 薬剤を処理した20日後に生き残り雑草を草種別
に抜き取りその乾燥重量(g)を測定し、次式に
より除草率(%)を求めた。 除草率(%)=(1−処理区の残草乾燥重量/無処
理区の残草乾燥重量)×100 本試験は、1薬剤濃度につき3ポツト制で行
い、その平均除草率(%)を算出した。その結果
は第1表のとおりである。 なお、表中( )内数値は、無処理区の残草乾
燥重量(g/ポツト)を表わす。
【表】
【表】 試験例 2 圃場における除草効果および薬害試験 試験方法として、1区画の面積が10m2の試験区
を作り、1区当り、ハコベ種子(5g)、イヌタ
デ種子(5g)、ノボロギク(3g)、メヒシバ
(5g)、ツユクサ(10g)を播種した。また小
麦、トウモロコシ、大豆種子を播種し、タマネギ
苗(草丈20cm)を定植した。雑草が2〜4葉期に
達したとき、実施例1に準じて調製した水和剤の
所定量を10アール当たり100の水に希釈し全面
に散布処理した。 薬剤を処理した30日後に試験区内の3ケ所から
計3m2中に生き残つた雑草を抜き取り乾燥重量
(g)を測定し、試験例1と同様にして除草率
(%)を求めた。本試験は1薬剤濃度につき3連
制で行い、平均除草率を求めた。また、薬害程度
について下記の基準で調査した。 判定基準 −:薬害なし ±: 〃僅少 +: 〃少 : 〃中 : 〃大 ×: 〃極大(枯死) その結果は第3表に示すとおりである。なお表
中の( )内数値は、無処理区の乾燥重量(g/
m2)を表わす。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3,4−ジクロロカルバニリド線メチルと3
    −(3,4−ジクロロフエニル)−1,1−ジメチ
    ル尿素とを有効成分として含有することを特徴と
    する畑作および園芸用除草剤。
JP19904682A 1982-11-15 1982-11-15 畑作および園芸用除草剤 Granted JPS5988403A (ja)

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JP19904682A JPS5988403A (ja) 1982-11-15 1982-11-15 畑作および園芸用除草剤

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JPS5988403A JPS5988403A (ja) 1984-05-22
JPH0242802B2 true JPH0242802B2 (ja) 1990-09-26

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