JPH0242037A - 希土類元素の化合物を触媒とするアルコキシル化法 - Google Patents

希土類元素の化合物を触媒とするアルコキシル化法

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JPH0242037A
JPH0242037A JP1143206A JP14320689A JPH0242037A JP H0242037 A JPH0242037 A JP H0242037A JP 1143206 A JP1143206 A JP 1143206A JP 14320689 A JP14320689 A JP 14320689A JP H0242037 A JPH0242037 A JP H0242037A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、1またはそれ以上の希土類元素含有化合物か
ら構成された触媒の存在下に、アルキレンオキサイドと
活性水素原子含有化合物とを反応させることからなるア
ルコキシル化方法に関するものである。本アルコキシル
化方法で得られる生成物は、ノニオン系表面活性剤とし
て有用な物言である。
発明の背景 アルキレンオキサイド(エポキシド)と、1個またはそ
れ以上の活性水素原子を含む有機化合物との付加反応(
アルコキシル化反応)によって、ノニオン系表面活性剤
、湿潤剤、乳化剤、溶剤、中間体等として有用な種々の
生成物が得られる。
たとえば、エチレンオキサイドと、脂肪族アルコールま
たは炭素原子6−30個の置換フェノールとの反応によ
って、アルカノールエトキシレートまたはアルキル置換
フェノールエトキシレ−1・が得られる。このようなエ
トキシレート、それに対応するプロポキシレート、およ
びオキシエチレン基とオキシプロピレン基とを有する化
合物は、工場用および家庭用の種々の市販洗剤組成物の
ノニオン系洗剤成分として広く使用されている。また、
プロピレンオキサイドとポリオールと付加反応によって
、ポリウレタン製品の製造に使用される中休が得られる
たとえば、1個のアルカノール分子(式■)へのn個の
エチレン分子(式■)の付加反応によって、アルカノー
ルエトキシレ−(・(弐m)が生成する。
本発明は特に、1またはそれ以上の希土類元素を含む1
またはそれ以上の化合物を触媒として使用するアルコキ
シル化反応に関するものである。
公知のアルコキシル化触媒の例には、元素週期表第1族
のアルカリ金属(たとえばナトリウム、カリウム、ルビ
ジウム、セシウム)の塩基性化合物;第n族のアルカリ
土類金属(カルシウム、ストロンチウム、バリウムおよ
び或場合にはマグネシウム)の塩基性化合物があげられ
る。公知の酸性のアルコキシル化触媒の例には、広義の
ルイス酸触媒およびフリーデル−クラフッ触媒があげら
れる。このような酸性触媒の具体例には硼酸、アンチモ
ン、タングステン、鉄、ニッケル、亜鉛、錫、アルミニ
ウム、チタン、モリブデンの弗化物、塩化物、臭化物が
あげられる。さらに、公知の酸性のアルコキシル化触媒
の別の例として、硫酸、燐酸、過塩素酸、および、マグ
ネシウム、カルシウム、マンガン、ニッケル、亜鉛の過
塩素酸塩、および或種の金属の蓚酸塩、硫酸塩、燐酸塩
、カルボン酸塩、酢酸塩、ならびにベンゼンスルホン酸
の或種の塩があげられる。また、前記のハロゲン化物と
アルコール、エーテル、カルボン酸、アミン等との錯体
を触媒として使用することも公知である。
アルコキシル化反応に関する別の技術の文献として米国
特許第4,727,199号明細書があげられるが、こ
の米国特許明細書には、触媒量のアニオン含有金属酸化
物からなる不均質触媒の存在下に、流体または固体のア
ルキレンオキサイドと液体または気体の活性水素含有化
合物とを反応させる方法において、前記アニオンがSO
4、BF4 、COt、803 、PO4,5e04、
Mob、、B4O7またはPF、であり、前記の金属酸
化物がジルコニウム、ニッケル、アルミニウム、錫、カ
ルシウム、マグネシウム、鉄、チタン、トリウム、ハフ
ニウムまたはルビジウムの酸化物であることを特徴とす
る方法が開示されている。さらに別の文献には、ゼオラ
イト系物質をアルコキシル化触媒として使用することが
開示されている。欧州特許出願第0250168号明細
書等には、層状クレーからなる触媒が開示されている。
アルキレンオキサイドの付加反応によって、アルキレン
オキサイドの付加数(オキシアルキレンの付加数)の種
々異なる種々の種類のアルコキシレート分子の混合物が
生じ、たとえば、前記の式■においてn値(付加数)が
互いに異なる種々のアダクトの混合物が生じることは公
知である。付加数(adduct number)は、
アルコキシレート分子の種々の性質を左右する値である
。したがって、生成物の平均付加数および/または“付
加数の分布”を、当該生成物の用途に適した所定の範囲
内の値に調節するための種々の研究が行われている。
本発明の好ましい態様によれば、アルコキシレート混合
物の製造の際に選択率の高い製造方法が提供され、換言
すれば、生成したアルコキシレート分子の大部分が、比
較的狭い範囲内のn値(すなわちアルキレンオキサイド
の付加数)を有するという特長を持つ製法が提供される
或種の洗剤組成物には、アルキレンオキサイドの付加数
の分布が狭いアルコールアルコキシレートが好ましいが
、このことは当該技術分野において公知である。また、
この分布の狭いアルコールアルコキシレートは、カルボ
キシアルキル化ポリエーテルまたはアルキルエーテルサ
ルフェートの合成のときの中間体としても非常に有用で
ある。
従来のアルコキシレートの工業的製造操作では、使用さ
れる触媒が金属ナトリウムおよびカリウム、もしくはそ
の酸化物または水酸化物のみに一般に限定されていたの
で、前記の分布の比較的広い生成物しか得られなかった
。アルカリ金属触媒を使用したときに得られる生成物に
比して、前記分布の一層狭い生成物を得るためにアルコ
キシル化反応を常用酸性触媒の存在下に行うことは、か
なり以前から公知である。しかしながら酸性触媒は種々
の実質的な欠点を有する。たとえば、酸性触媒は、アル
コキシル化反応混合物中の触媒としてしばしば不安定で
あり、寿命が短かく、かつ効果が低い。さらに、酸性触
媒自身およびその分解生成物が副反応を促進し、そのた
めに、比較的多量のポリアルキレングリコールが生じ、
さらにまた、酸性触媒とアルコキシル化反応混合物中の
酸成分とが反応して、酸の有機誘導体のごとき不所望の
副生成物が生じる。
さらにまた、アルコキシル化反応の操作の場合には、最
終生成物中の未反応の活性水素含有化合物の残存量を最
小限に減少させることが重要である。未反応の反応体の
残存量が多いことは、有用な反応体の多量の損失を意味
し、あるいはまた、反応体の回収のために生成物にさら
に精製操作を行わなければならないことを意味する。さ
らに、生成物の品質および環境問題の立場からみても、
未反応の反応体の残存はしばしば不利益をもたらす。た
とえば、アルコールエトキシレート洗剤中に残存したア
ルカノールは、洗剤組成物の噴霧乾燥のときに揮発性有
機物の一部として蒸発する。
前記の常用酸性触媒の他に、別の物質を触媒または補助
触媒(co−catalyst)として組合わせて使用
することが最近提案された。該物質は、高級アルコール
と活性水素含有化合物とからなる前記分布範囲の比較的
狭いオキシアルキレンアダクトの生成を促進する物質で
ある。たとえば、米国特許第4,306,093号およ
び第4,239,917号明細書、および欧州特許出願
第(1026544号、第(1026546号および第
(1026547号明細書(公開明細書)には、バリウ
ム、ストロンチウムまたはカルシウムを含む或種の化合
物が、前記分布範囲の狭いアルコキシル化生成物の生成
を促進する旨が開示されている。
米国特許第4,210,764号および第4.223.
164号明細書には、バリウムやストロンチウムの化合
物を触媒として用いるアルコキシル化反応の一層の促進
のためにクレゾール酸を使用することが開示されている
。米国特許第4.302,613号明細書には、バリウ
ムまたはストロンチウムを含むアルコキシル化触媒と、
酸化カルシウム、炭化カルシウム、水酸化カルシウム、
金属マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、金
属アルミニウムのごとき補助触媒とを組合わせて使用す
ることによって、前記分布範囲の一層狭い反応生成物が
得られる旨が開示されている。米国特許第4,453,
023号明細書には、分布量の分布範囲の比較的狭いア
ルコキシレート生成物の製造方法において、バリウム化
合物からなる触媒と、過燐酸、燐酸、ジ燐酸、トリ燐酸
、亜燐酸、燐酸二水素化合物、燐の酸化物、二酸化炭素
、蓚酸からなる群から選択された助触媒とを組合わせて
使用することを特徴とする方法が開示されている。米国
特許第4,453,022号明細書にも類似の方法が開
示されているが、その特徴は、カルシウムまたはストロ
ンチウムの化合物からなる触媒と、過燐酸、燐酸、ジ燐
酸、トリ燐酸、亜燐酸、燐酸二水素含有塩化合物、燐の
酸化物、硫酸、重硫酸塩化合物、炭酸、重炭酸塩化合物
、二酸化炭素、蓚酸、蓚酸塩、三酸化硫黄、二酸化硫黄
、亜硫酸からなる群から選択された助触媒とを、組合わ
せて使用することである。PCT出願の第WO−851
0O365号明細書(公開明細書)には、前記の分布範
囲の狭いアルコキシル化生成物を生成し得る活性カルシ
ウム含有アルコキシル化触媒が開示されている。米国特
許第4.375.564号明細書には、マグネシウム化
合物と、アルミニウム、硼素、亜鉛、チタン、珪素、モ
リブデン、バナジウム、ガリウム、ゲルマニウム、イツ
トリウム、ジルコニウム、ニオブ、カドミウム、インジ
ウム、を易、アンチモン、タングステン、ハフニウム、
タンタル、タリウム、鉛、ビスマスからなる群から選択
された元素を含む化合物とを組合わせて触媒として使用
してアルコキシル化反応を行った場合には、前記分布範
囲の狭い生成物が得られることが開示されている。米国
特許第4.483,941号明細書には、BF3またS
it”4と、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タ
リウム、チタン、ジルコニウムまたはハフニウムのアル
キル化合物またはアルコキシド化合物との組合わせから
なるアルコキシル化反応用触媒が開示されている。米国
特許第4,456,697号明細書には、IIFと、1
種またはそれ以上の金属アルコキシドとの混合物からな
るアルコキシル化反応用触媒が開示されている。日本特
許第52051307号明細書(徳山曹達株式会社)に
は、シリカ、アルミナ、チタニア、五酸化バナジウム、
五酸化アンチモン、硫酸チタニル、タングステン酸、燐
タングステン酸、i艮のパークロライド化合物のごとき
固体酸触媒を用いて、アルキレンオキサイドとアルコー
ルからモノアルキレングリコールエステルを選択的に装
造する方法(すなわち、ジーまたはトリアルキレングリ
コールエステルではなく、モノエステルのみを選択的に
生成させる方法)が開示されている。
最近発行された米国特許第4,72L816号明細書に
は、前記の分布範囲の狭いアルコキシレート生成物を製
造する方法において、硫黄を含む1またはそれ以上の酸
と、1またはそれ以上のアルミニウムアルコレートまた
はフェルレート化合物との組合わせからなる触媒を使用
することを特徴とする方法が開示されている。米国特許
第4,721,817号明細書にも類似の方法が開示さ
れているが、これは、1またはそれ以上の燐含有酸を含
む混合触媒を使用することを特徴とするものである。
米国特許第4,665,236号および第4.689,
435号明細書には、活性水素含有反応体を用いるアル
コキシル化方法において、或種の二金属系触媒(bim
etallic catalysts)を使用すること
を特徴とする方法が開示されている。これらの米国特許
明細書に記載の触媒は、分子中の金属成分のうちの1種
が希土類元素である。これに対し本発明では、希土類元
素を含む1またはそれ以上の化合物からなる触媒が使用
されるのである。
欧州特許出願第0250168号明細書には、イオン交
換によって希土類元素を導入した層状クレー触媒が開示
されている。
アルキレンオキサイドと活性水素含有化合物との付加反
応では、希土類元素の化合物が効果的な触媒であること
が、今や見出された。
発明の構成 本発明は特に、活性水素含有有機化合物のアルコキシレ
ートの製造方法において、■またはそれ以上のビシナル
アルキレンオキサイドを含有するアルキレンオキサイド
反応体と、1またはそれ以上の有機化合物(たとえばア
ルコール、フェノール、チオール、アミン、ポリオール
、カルボン酸等)を含む活性水素含有反応体とを、1ま
たはそれ以上の希土類元素を含む触媒の存在下に接触さ
せることを特徴とする製造方法に関するものである。
ここに「希土類元素」は、原子番号21.39、および
57−71の元素を意味する。ランタン族元素は、原子
番号57−71の元素を意味する。
ランタニド族元素は原子番号58−71の元素を意味す
る。ランタン族元素は慣習的に、原子番号57−62の
セリウム族土類元素と、原子番号63−66のテルビウ
ム族土類元素と、原子番号67−71のイツトリウム族
土類元素(この命名の由来は、イツトリウムが自然界で
該族の元素と共に見出されるからである。イツトリウム
自体は該族に入らない)とに分けられる。
本発明方法の好ましい具体例に使用される触媒は、1ま
たはそれ以上の希土類元素を含む1またはそれ以上の単
純金属塩を含有するものである。
別の好ましい具体例に使用される触媒は、lまたはそれ
以上のランタン族元素を含有する1またはそれ以上の化
合物を含む触媒である。さらに別の具体例に使用される
触媒は、1またはそれ以上のランタニド族元素を含む1
またはそれ以上の化合物を含有する触媒である。さらに
また別の具体例に使用される触媒は、■またはそれ以上
のセリウム族元素を含む1またはそれ以上の化合物を含
有する触媒である。さらに別の具体例では、天然産の希
土類含有鉱石(たとえばモナザイト、バストネサイト、
ゼノタイム、ガドリナイト、ユークセナイト)における
希土類元素分布に実質的に相当する希土類元素分布を有
する“希土類金属塩または他の化合物の混合物”を含有
してなる触媒が使用される。
適当な触媒化合物は有機または無機化合物であり、これ
らは、アルコキシル化反応混合物中で均質状態、または
不均質状態で存在し得る。
本発明は主として、アルコキシル化反応において或特定
の種類の触媒が良好な効果を奏することを発見したこと
に基いて完成されたものである。
本発明方法は一般に、触媒の使用条件は別として、従来
のアルコキシル化方法の場合と大体同様な反応体を用い
て、同様な反応条件下に反応操作を行うことによって有
利に実施できる。しかしながら、特に好ましい反応体、
反応操作および反応条件については、以下の文節で詳細
に説明する。
本発明は、1またはそれ以上のビシナルアルキレンオキ
サイドを含有するアルキレンオキサイド(エポキシド)
反応体を用いるアルコキシル化反応に有利に利用できる
。低級アルキレンオキサイドが好ましく、Cz  C4
アルキレンオキサイドが特に好ましい。前記のアルキレ
ンオキサイドは一般に次式で表わされる。
上式において、R1、R2、R3およびR4の各々はそ
れぞれ個別的に、水素およびアルキル基からなる群から
選択された基を表わす。
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、またはエ
チレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの混合物を
含有する反応体が一層好ましい。
実質的にエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイ
ドからなる反応体が特に好ましい。工業的規模でアルコ
キシル化反応を行うときの原料の使用状況からみて、実
質的にエチレンオキサイドからなるアルキレンオキサイ
ド反応体が、一般に最も好ましいものであると考えられ
る。
本発明方法に有利に使用できる活性水素含有反応体は、
以前から、アルキレンオキサイドからアルコキシレート
生成物への変換反応に使用することが公知であった活性
水素含有反応体である。適当な活性水素含有反応体の例
には、アルコール、フェノール、チオール(メルカプタ
ン)、アミン、ポリオール、カルボン酸およびその混合
物があげられる。ヒドロキシル基含有反応体が一般に好
ましい。アルカノール、アルキルポリオールおよびフェ
ノール(アルキル置換フェノールを包含スる)からなる
群から選択された活性水素含有化合物1またはそれ以上
を必須成分として含有する活性水素含有反応体が一層好
ましい。
適当なカルボン酸のうちで特に好ましいものは、脂肪族
(飽和および不飽和の両者を包含する)または芳香族の
モノ−およびジカルボン酸である。
このカルボン酸の具体例には酢酸、プロピオン酸、醋酸
、吉草酸、カプロン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸、ト
ール油酸、テレフタル酸、安息香酸、フェニル酢酸、ク
ロトン酸、マレイン酸等があげられる。
適当なアミンのうちで特に好ましいものは第1、第2お
よび第3アルキルアミンと、アミン基およびヒドロキシ
ル基の両者を含むアルキルアミンであって、後者のアミ
ンの例にはN、 N−ジ(nブチル)−エタノールアミ
ンおよびトリプロパツールアミンがあげられる。
適当なチオールのうちで特に好ましいものは炭素原子を
約1−30個含む第1、第2および第3アルカンチオー
ルである。炭素原子を約8−20個含む該アルカンチオ
ールが特に好ましい。好ましい第3チオールの例には、
低級オレフィンのオリゴマー化反応生成物(特にプロピ
レンやブチレンの2量体、3量体、4量体、5量体)の
ハイドロ硫化反応によって得られた高度に枝分かれした
炭素鎖を有する第3チオールである。第2チオールの例
には2−プロパンチオール、2−ブタンチオール、3−
ペンタンチオールのごとき低級アルカンチオールがあげ
られ、さらにまた、オキソ法等によって得られた実質的
に線状のエチレンオリゴマーのハイドロ硫化反応の生成
物があげられる。
エチレンオリゴマーから導かれた千オールの例には2−
デカンチオール、3−デカンチオール、4デカンチオー
ル、5−デカンチオール、3−ドデカンチオール、5−
ドデカンチオール、2−ヘキサデカンチオール、5−ヘ
キサデカンチオール、8−オクタデカンチオールのごと
き直鎖状の炭素鎖を有するチオールがあげられ、さらに
また、2−メチル−4−トリデカンチオールのごとき分
枝状炭素鎖を有するチオールがあげられる。第1チオー
ルは一般に、末端型の(terminal)オレフィン
に遊離基生成条件下にハイドロ硫化反応を行うことによ
って製造され、しかして第1チオールの例には1−ブタ
ンチオール、1−ヘキサンチオール、■−ドデカンチオ
ール、1−テトラデカンチオール、2−メチル−1−ト
リデカンチオールがあげられる。
前記のアルコール(モノヒドロキシ−およびポリヒドロ
キシアルコールの両者を包含する)およびフェノール(
アルキル置換フェノールを包含する)は、本発明の目的
のために好適な活性水素含有反応体である。好ましいフ
ェノールは狭義のフェノール、および炭素原子1−30
個(−層好ましくは1−20個)のアルキル基を有する
アルキル置換フェノールである。前記のアルキル置換フ
ェノールの例にはp−メチルフェノール、p−エチルフ
ェノール、p−ヘキシルフェノール、pデシルフェノー
ル、ジデシルフェノール等があげられる。
非環式脂肪族1価アルコール(アルカノール)は最も好
ましい反応体である。第1アルカノールが特に好ましい
けれども、第2および第3アルカノールもまた本発明方
法において非常に有利に使用できる。反応操作および生
成物の商業的価値からみて、炭素原子を1−3(10個
有るアルカノールが好ましく、C,−C,、アルカノー
ルが−71ましく、c、−C2゜アルカノールが最も好
ましい。
一般に、このアルカノールは分枝状または直鎖状構造を
有するものであってよいが、線状炭素鎖構造を有するア
ルカノール分子を50%より多く、−層好ましくは60
%より多く、最も好ましくは70%より多く含有するア
ルカノール反応体を使用するのが非常に有利である。
アルコキシル化反応において前記アルカノールが反応体
として一般に有利に使用できることは、当該技術分野に
おいて周知である。エチμのオリゴマー化反応を行い、
その結果得られた高級オレフィンにヒドロホルミル化反
応(または酸化および加水分解反応)を行うことによっ
て得られた1価の第1アルカノールの市販混合物が特に
好ましい。アルカノール混合物の市販品の例には、シェ
ルケミカル社から「ネオドールアルコール」 (登録商
標)なる名称で販売されているアルカノール混合物があ
げられる。しかして「ネオドール91−アルコール」は
Cq、CIo、C+ +アルカノール混合物であり、「
ネオドール−23−アルコール」はCI 2、CI3ア
ルカノール混合物であり、「ネオドール−25−アルコ
ール」はCI□、CI ff、C5いCISアルカノー
ル混合物であり、「ネオドール−45−アルコール」は
CI4、CI 5フル力ノール混合物である。さらにま
た、ビスタケミカル社から「アルフォルアルコール」(
登録商標)なる名称で市販されており、[アルフォル−
1012JはC10% c+zアルカノ、−ル混合物で
あり、[アルフォル−1214JはC1□、CI4アル
カノール混合物であり、「アルフォル−1618JはC
1いC18アルカノール混合物であり、「アルフォル1
620JはCI6、CIII、C2゜アルカノール物で
ある。さらにまた、エシルケミカル社から[エバールア
ルコール(登録商標)なる商品名で市販されており、[
エバールー1 0 1 2JはCIo、CI□アルカノ
ール混合物であり、「エバール1 2 1 4JはC1
□、CI4アルカノール混合物であり、「エバールー1
 4 1 8JはC14、CI6,CI8アルカノール
混合物である。さらにまた、ユニオンカーバイド社から
「ターシト−ルーし一アルコール」なる名称で市販され
ており、「ターシト−ルーL〜125」はCI2、CI
3、C14、CISアルカノール混合物である。天然産
脂肪エステルを還元することによって製造された市販ア
ルカノールもまた非常に好適であり、その例にはプロフ
タ、アンド、ガンプル社のrco−TA−プロダクト」
、およびアシュランドオイル社のrTA−アルコール」
があげられる。
ポリオールのうちで特に好ましいものは、ヒドロキシル
基を2−6個有し、炭素原子を2個以上(−層好ましく
は2−30個)有するポリオールである。このようなポ
リオールの例にはエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ヘキシレングリコール、デシレンゲリコールの
ごときアルキレングリコール、およびジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール
、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール
のごときポリアルキレングリコール、グリセリン、ソル
ビトール等があげられる。ポリオールの高級オリゴマー
および重合体もまた非常に適当である。
活性水素含有化合物のアルコキシル化反応を、前の段階
で行うことによって得られたアルコキシレート生成物も
また、活性水素含有反応体として非常に好適である。
本発明方法においては、1またはそれ以上の希土類元素
を含む1またはそれ以上の化合物を含有してなる触媒の
存在下に、アルキレンオキサイド反応体と活性水素含有
反応体とを接触させることが必須条件である。触媒の使
用量は、アルコキシル化反応を効果的に促進させるのに
充分な量であるべきである。
本発明方法に従って所定の反応を実施するときに使用さ
れる前記触媒は、希土類元素を1種含むかまたは2種以
上を混合状態で含むものであることが好ましい。希土類
金属自体もまた、本発明方法に適した触媒である。本発
明の好ましい具体例では、セリウム、ランタン、プラセ
オジム、ネオジム、イツトリウム、サマリウム、ガドリ
ニウム、ジスプロシウム、エルビウムおよびイッテルビ
ウムからなる群から選択された1またはそれ以上の元素
を含む1またはそれ以上の化合物の有効触媒量を含有し
てなる触媒が使用される。本発明の別の好ましい具体例
では、1またはそれ以上のセリウム族の土類元素を含む
1またはそれ以上の化合物の有効触媒量を含有する触媒
が特に有利に使用できる。セリウムおよびランタンから
なる群から選択された元素を含む1またはそれ以上の化
合物の有効触媒量を含有する触媒が特に好ましい。別の
具体例では、ランタン族元素(原子番号57〜71)を
含む1またはそれ以」二の化合物の有効触媒量を含有す
る触媒が有利である。さらに別の具体例では、イツトリ
ウムを含むIまたはそれ以上の化合物の有効触媒量を含
有する触媒が有利に使用できる。
希土類元素の商業的供給源として役立つ天然鉱石は、一
般に数種の該元素を含有する。これらの鉱石は、混合状
態の元素を個々の元素に分けることなく精製されること
が多い。この理由のために、希土類元素の入手可能性お
よび価格の考慮下に、希土類元素を混合状態で含む化合
物を本発明方法に使用するのが好ましい。複数の希土類
元素を混合状態で含む公知物質の例には、バスI・ネサ
イト、モナザイト、ゼノタイム、ジジム、ガドリニウム
、ユークセナイトがあげられる。
本発明方法に使用される触媒は、有効量の希土類元素の
化合物の他に、他種物質を含んでいてもよ(、その例に
は、希土類元素に付いた不純物として本発明の反応系に
入るものと、触媒の活性の向上または触媒の変性のため
に添加され得る物質との両者があげられる。
本発明方法に使用するのに適した種類の希土類元素の化
合物は、次式 (ここにI、は希土類元素を表わし、Xは金属を含まな
いアニオンであり、pおよびqは、当該希土類元素およ
びアニオンの原子価に関する条件をみたす数である) を有する単純金属塩である。ここで使用された用語「単
純金属塩Jは、記載の簡略化のために使用された用語で
あって、1種の金属を含む塩として表わされており、換
言すれば、1種またはそれ以上の希土類元素の原子を、
上記の化合物の式では唯1種の金属元素の原子として表
わされているのである。この種類の中に入る適当な無機
触媒の例には塩化ランタン(LaCeいのごときハロゲ
ン化物、酸化セリウム(Ce203)、酸化ランタン(
La20a)等の酸化物、水酸化イツトリウム(Y(O
ll):+) 、水酸化ランタン(La(OH)3)の
ごとき水酸化物、硫化ランタン(1,azS、)のごと
き硫化物、炭化ランタン(LazC:+)のごとき炭化
物、炭酸ランタン[Laz (COz) z ) 、炭
酸サマリウム(Smz (C(h) :l )のごとき
炭酸塩、硼化ランタン(LazBz)のごとき硼化物、
水素化イツトリウム(Yl+3) 、水素化ランタン(
Lall:+)のごとき水素化物、硝酸ネオジム(Nd
(NO3)3) 、硝酸ランタン(La (Noい3〕
のごとき硝酸塩、窒化ランタン(LaN3)のごとき窒
化物、セリウムアミド(Ce(NH□)3〕、ランタン
アミド〔(1、a(N)Iz):+ 〕のごときアミド
、過塩素酸セリウムCCe(Cj204) 3) 、a
塩素酸ランタンCLa(Ce 04) 1:]のごとき
過塩素酸塩があげられる。この種の有段触媒の例には酢
酸ランタン[La (OOCCH:l) 3 ) 、酢
酸セリウムC(Ce (OOCCH3) )のごときカ
ルボン酸塩、蓚酸ランタン(Lax (Cz04) 3
) 、蓚酸プラセオジムCPrz(Cz(14))z)
のごとき蓚酸塩、アルコキシドおよびフェノキシトCL
(OR):+) (ここに、各Rはアルキル基またはア
ルキル置換フェノール基であり、■、は希土類元素を表
わす)、サマリウムチオレ−1□ (Sm(SR)3)
のごときチオレート、ネオジムチオフェンオキサイド’
 CNd (SC61(5) :+)のごときチオフェ
ンオキサイド、ランタン−2,4−ベンタンジオネート
のどときβ−ジケトンがあげられる。単純金属塩なる用
語は、ランタンカチオンによってイオン交換されたアル
ミノシリケートやクレー(既述の欧州特許第02401
68号明細書参照)を包含しない。
好ましい触媒化合物は前記のアルコキシド(すなわちア
ルコレート)およびフェノキシト(すなわちフェルレー
ト)であり、そしてこれらは、活性水素含有反応体が実
質的にアルコール(好ましくはアルカノール)またはフ
ェノールもしくはアルキル置換フェノールからなるもの
である場合に、特に好ましい。容易に理解されるように
、このような化合物は複数の形をとることがあり得る。
たとえば、セリウム元素(Ce (III) )または
ランタン(La (III) )のアルコレートまたは
フェルレートである触媒化合物の場合には、好適な触媒
化合物は次式 で表わすことができる(他の希土類元素を含む触媒化合
物も同様な方法で化学式で表わすことができるが、置換
基Xの数は当該希土類元素の原子価に応じて種々変わる
であろう)。
上式において、置換基Xのうちの少なくとも1つはアル
コレート基またはフェルレート基(−OR)を表わす。
前記の好ましいアルコキシドおよびフェノキシト化合物
の場合には、−OR基中のRは、アルキル基およびフェ
ニル基(アルキル置換フェニル基であってもよい)から
なる群から選択された基を表わし、好ましくは、C,−
C,。アルキル基またはフェニル基(またはアルキル置
換フェニル基)を表わす。−OR基を表わすXは、互い
に同一または相異なる一OR基を表わす記号である。本
発明では、触媒のプレカーサである化合物もまた使用で
きるから、Xのいずれかまたはその全部がプレカーサの
基を表わすこともできる。°このプレカーサの基は、本
発明方法の実施中に反応混合物の中で、特に、活性水素
含有反応体の存在下に、−OR基に変換され得る基であ
る。Xのうちの1つまたは2つ以上は、−OR基を表わ
さないことがあり、あるいは−OR基に変換されるプレ
カーサの基を表わさないことがあるが、このような場合
のXは、アルコキシル化反応に対する所望触媒活性に悪
影響を与えない有機基または無機基であることが好まし
い。すべてのX基が同一または相異なる一重R基(また
は実際に一重R基に変換できる基)であることが非常に
好ましい。
本発明方法において触媒成分として一般に適したアルコ
キシド化合物の例にはランタン、セリウム、ネオジム、
イツトリウムおよびプラセオジムのアルコキシド(ここ
にRはC,−C,。アルキル基である)、たとえば低級
アルコキシドがあげられる。このようなアルコキシドの
具体例にはプラセオジムベントキシド、セリウムイソプ
ロポキシド、イツトリウム−t−ブトキシドがあげられ
る。
さらにまた、本発明方法において最も好ましいアルカノ
ール反応体中の1またはそれ以上のC8C2゜の範囲内
のアルキル基R(たとえばノニル基、デシル基、ドデシ
ル基、ヘキサデシル基等)と同じ範囲の炭素原子数のア
ルキル基Rを1またはそれ以上有する高級アルコキシド
も有利に使用できる。触媒として好ましいフェノキシト
化合物の具体例にはランタンフェノキシト、低級アルキ
ル置換フェノール誘導体(たとえばセリウムベンジルオ
キサイド)および高級アルキル置換フェノール誘導体(
たとえばRがノニルフェニル基、トリテシルフェニル基
、ペンタデシルフェニル基等である該誘導体)があげら
れる。
本発明方法に従ってアルカノール反応体のアルコキシル
化反応を実施する場合には、次の条件をみたすアルコキ
シド触媒化合物を使用するのが特に好ましく、すなわち
、−OR基を表わす1またはそれ以上のX(最も好まし
くは、すべてのX)が、炭素原子数1−30個(−層好
ましくは1〜20個、最も好ましくは、その場合に使用
されるアルカノール反応体の炭素原子数に近似した炭素
原子数)のアルキル基であるという条件をみたす触媒化
合物を使用するのが特に好ましい。たとえば、ドデシル
アルコール反応体のアルコキシル化反応体は、−0Ri
中のRがドデシル基であるアルコキシド触媒化合物の存
在下に行うのが好ましい。
本発明はいかなる学説にも束縛されないものであるが、
希土類元素を含む単純金属塩化合物(または、多分該化
合物中の該金属自体または他の成分)が活性水素含有反
応体(および多分アルコキシレート生成物)と反応し、
これによって、該反応体(および該アルコキシレート生
成物)の誘導体が生成し、そして該誘導体が、前記の所
望アルコキシル化反応のための主な活性水素含有触媒と
して働くのであろうと考えられる。たとえばセシウム−
n−ブトキシドまたはランタン−n−ブ)・キシドが、
アルコキシル化反応の反応体である高級アルカノール(
たとえばC1−アルカノール)と接触すると、トランス
アルコーリシス反応が起ってブタノールが遊離L、ラリ
ラムブトキシドの少なくとも一部はセリウムアルコキン
ド(これはC32アルキル基を有する)に変換される。
このことから明らかなように、本発明は、前記の式の希
土類元素含有化合物において、基Xが前記反応体中の一
重R基(または−SR基、−NR基等)に相当する基で
あるような該化合物の使用を包含するものである。前記
の基Xは、前記反応体から活性水素原子を除いた残基に
相当するものであってもよい。さらにまた、基Xは、ア
ルコキシル化反応によって生じたアルコキシレートの分
子の残基(すなわち、該分子から活性水素原子を除外し
た形の残基)に相当するものであることも好ましく、そ
の例には次式 %式% を有するエトキシレ−1・に相当する基があげられる。
希土類元素を含む1またはそれ以上の前記化合部は、反
応混合物中に、触媒としての有効量存在させるべきであ
る。触媒の使用量は本発明の臨界条件ではないけれども
、触媒の使用量は好ましくは少なくとも0.01重量%
、−層好ましくは0.02−5重量%、最も好ましくは
0.5−2重量%である。この“重量%”は、反応混合
物中の活性水素含有化合物の重量を基単にした、反応混
合物中の希土類金属(または金属イオン)の量を表わす
値である。触媒を実質的に多量使用すること(たとえば
10重量%以下もしくはそれ以上使用すること)もまた
非常に有利である。一般に、触媒の使用量が多くなれば
なる1王ど、アルコキシレート生成物におけるアルキレ
ンオキサイドの付加数がますます増加し、反応速度も一
層大きくなる。したがって、前記付加数を増大させ、か
つ反応速度を高くすることが所望される場合には、触媒
の使用量を多くすることが必要である。
アルコキシル化反応用触媒として希土類元素含有化合物
を使用する場合に、該触媒の活性を増大または改変する
物質と組合わせて該触媒を使用することも可能である。
前記触媒化合物を酸と絹合わせて使用することによって
、アルコキシレート生成物における前記の付加数の分布
範囲が一層狭くなり、および/または、触媒の活性が一
層高くなることが見出された。したがって本発明は、希
土類元素含有化合物を硫黄のオキソ酸または燐のオキソ
酸と組合わせて存在させて、反応操作を実施するのが好
ましい。硫黄のオキソ酸の例には三酸化硫黄(SO3)
、および下記の実験式で示される酸があげられる。−ヒ
弐の酸の例には硫M (Z =  0il) 、硫Mモ
ノアルキルエステル(−般にアルキル硫酸と称される;
Z−アルコキシ基)、亜硫酸(Z=I−()、スルホン
酸(Z−1価の無機原子または有機基)があげられる。
好ましいアルキル硫酸は、炭素原子1−30 ([11
含むアルキル基を有するアルキル硫酸である。炭素原子
1−20個のアルキル基を有するアルキル硫酸が一層好
ましく、炭素原子8−20個のアルキル基を有するアル
キル硫酸が最も好ましい。適当な無機スルホン酸の例に
はクロロスルホン酸(Z=(1)、フルオロスルホン酸
(Z=F)、スルファミン酸(Z=NI(□)があげら
れる。有機スルホン酸の例にはアルカンスルホン酸、シ
クロアルカンスルホン酸、アレーンスルホン酸、複素環
式スルホン酸があげられる。アルカンスルホン酸の具体
例にはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパン
スルホン酸、ブタンスルホン酸、ペンタンスルホン酸、
ヘキサンスルホン酸、ドデカンスルホン酸、ヘキサデカ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、スルホ
コハク酸、シクロへキシルスルホン酸があげられる。ア
レーンスルホン酸の具体例にはヘキサンスルホン酸、ト
ルエンスルホン酸、スチレン(またはビニルヘンゼン)
スルホン酸、5−スルホサリチル酸、フェノールスルホ
ン酸、1.6−ナフタリンジスルホン酸があげられる。
スルホン酸分子中のアルキル基およびアリール基は、比
較的不活性な有機基および/または無機基である置換基
を有することが好ましい。置換された有機スルホン酸の
例には4−ヒドロキシ安息香酸、トリフルオロメタンス
ルホン酸、イセチオン酸、タウリンがあげられる。特に
好ましいオキソ硫黄酸は硫酸、三酸化硫黄、C,−C3
゜アルキル硫酸、スルファニル酸、トルエンスルホン酸
、スチレンスルホン酸、メタンスルホン酸、5−スルホ
サリチル酸等である。硫酸、三酸化硫黄、C+  C3
6アルキル硫酸からなる群から選択された酸が一層好ま
しい。硫酸が、本発明方法において最も好ましいオキソ
硫黄酸であると考えられる。
燐のオキソ酸は燐酸および種々の燐含有酸を包含する。
燐酸および燐含有酸の両者において、ヒポ−、メタ−、
オルト−、ピロ酸の形のものが有用であり、さらにまた
、それに関連する誘導体も有用であって、その例にはモ
ノフルオロ燐酸やジフルオロ燐酸があげられる。別の例
としては、燐の酸化物があげられ、その具体例には三酸
化物、四酸化物および五酸化物があげられる。燐の酸は
一部中和されていてもよく、そして、アルカリ金属イオ
ンやアルカリ土類金属イオン等を含んでいてもよい。一
部中和された燐のオキソ酸の例には燐酸二水素アルカリ
金属塩および一アルカリ土類金属塩、およびジ燐酸二水
素アルカリ金属塩および−アルカリ土類金属塩があげら
れ、しかしてその具体例には燐酸二水素ナトリウム、燐
酸水素二ナトリウム、JPjd二水素カリウム、燐酸水
素カルシウムがあげられる。燐酸二水素アルキル、−了
り−ル、−アルキルアリール、−アリールアルキルも適
当であって、これらはまた燐酸エステルなる名称で公知
であり、その具体例には燐酸二水素メチル、燐酸二水素
ベンゼン、燐酸二水素エチルがあげられる。燐のオキソ
酸の別の例として、アルキル−1了り−ルー、アルキル
アリール−およびアリールアルキルホスフィン酸および
−ホスホン酸があげられる。しかしてその具体例にはヘ
キサンスルホン酸、ベンゼンホスホン酸、エチルホスフ
ィン酸、エチルホスホン酸、メチルホスフィン酸、メチ
ルホスホン酸があげられる。燐のオキソ酸のさらに別の
例としては、燐モリブデン酸および燐タングステン酸が
あげられる。特に有用なオルト燐酸およびオリhg酸誘
導体は、次式で表わされる酸および誘導体である。
上式において、ZlおよびZ2の各々はそれぞれ個別的
に1価の無機原子または有機基を表わす。
好ましくは、ZlおよびZ2の各々は、OHlOM、R
およびORからなる群から個別的に選択された基を表わ
す。Hは水素を表わし、Mはアルカリ金属を表わし、R
はアルキル基、アリール基、アリールアルキル基または
アルキルアリール基を表わす。たとえば、ZIおよびZ
2の各々は、好ましくはOHを表わす(この場合には上
式は燐酸を表わす)。あるいは、Zlは0M基を表わし
、Mは、アルカリ金属を表わし、Z2はOHを表わす(
この場合には、上式はアルカリ金属二水素燐酸塩を表わ
す)。あるいは、ZIはRを表わしくここにRはアルキ
ル基、アリール基、アリールアルキル基またはアルキル
アリール基を表わす)、そしてZ2はOHを表わす(こ
の場合には、上式はボスホン酸を表わす)。または、Z
lおよびZ2の各々はRを表わす(この場合には、上式
はホスフィン酸を表わす。)あるいは、2.はORを表
わし、Z2はO)(を表わす(この場合には、上式は燐
酸二水素アルキル、−アリール、−アリールアルキルま
たは−アルキルアリールを表わす)。
同様に、適当な次燐酸およびその誘導体は次式で表わす
ことができる。
ピロ燐酸およびその誘導体は次式で表わすことができる
上式において、Zl、、Z2 Z3、Z4の各々はそれ
ぞれ個別的に1価の無機原子または有機基を表わす。好
ましくは、Zl 、22 、z3.7.4の各々は、前
記のごとく定義されたO I(、ON、RおよびORか
らなる群から個別的に選択された基を表わす。特に好ま
しい燐のオキソ酸は、オルト酸、ヒポ酸およびピロ酸の
形の燐酸および亜燐酸、および燐酸二水素金属塩、燐酸
二水素アルキル、了り−ル、−アリールアルキルおよび
一アルキルアリール、および、アルキル−、アリールア
リールアルキル−およびアルキルアリールホスフィン酸
および一ホスホン酸である。オルトヒポ−およびピロ燐
酸、オルト−、ヒポ−およびピロ亜燐酸、および燐酸二
水素アルキル、−アリール、−アルキルアリールおよび
−7り−ルアルキルからなる群から選択された酸が、さ
らに好ましいと考えられる。燐のオキソ酸のうちでは、
燐酸(特にオルトm酸)および亜燐酸(特にオルト亜燐
酸)が最も好ましいと思われる。
硫黄または燐の有機オキソ酸を本発明方法に使用する場
合には、炭素原子を1−30個含む該化合物を使用する
のが好ましい。炭素原子を1−20個含個該酸が一層好
ましく、炭素原子を1−7個含む核酸が最も好ましいと
思われる。
前記の任意成分である酸は反応混合物に直接に添加でき
、あるいは、そのプレカーサ化合物を反応混合物に添加
して、その場で形成させることもできる。たとえばアル
カノール反応体が存在する場合には、酸化燐をプレカー
サとして作用させることができ、これによって燐酸モノ
エステルが生成し、したがって酸化燐は、本発明の目的
に適した燐含有酸とみなすことができる。
前記の付加数の分布範囲が狭いアルコキシレート生成物
が得られるという本発明の効果は、前記の硫黄または燐
のオキソ酸のアニオンに相当するアニオンを含む希土類
元素含有化合物を使用することによって、簡単に得られ
るであろう。たとえば、単純な塩である硫酸ランタンま
たは硫酸セリウムと、燐酸ランタンまたは燐酸セリウム
である塩とからなる触媒組成物は高活性であって、前記
の付加数の分布範囲の非常に狭いアルコキシレート生成
物の生成を促進するものであることが見出された。本発
明の特に重要な具体例では、アルキレンオキサイド反応
体(特に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド
、またはプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドと
の混合物からなる反応体)と、活性水素含有反応体(特
に、アルコール、ポリオール、または他のヒドロキシル
基含有化合物)とを次式 (ここにLは希土類元素であり、Xはオキソ硫黄アニオ
ンまたはオキソ燐アニオンであり、pおよびqは、この
場合の原子価関係を保つのに必要な数である)の1また
はそれ以上の化合物を含有してなる触媒の存在下に、接
触させる操作が行われる。最も好ましい具体例では、エ
チレンオキサイドとc、 −c、。第1アルカノールと
を、前記の触媒(特に、1またはそれ以上の希土類元素
の%2H塩および/または硫酸塩を含有する触媒)の存
在下に、接触させる操作が行われる。
反応操作について述べると、本発明のアルコキシル化方
法の反応操作は一般に、慣用操作方法に従って実施でき
る。たとえば、触媒は最初に液体の活性水素含有反応体
と混合できる。この液体反応体および液体の反応混合物
(すなわち反応体と、反応の進行に従って生成する生成
物との混合物)に可溶(一部可溶または完全可溶)であ
るか、または不溶である触媒が有利に使用できる。触媒
と液体反応体との混合物を、好ましくは攪拌下に、アル
キレンオキサイド反応体と接触させる。少なくとも低級
アルキレンオキサイドの場合には、アルキレンオキサイ
ド反応体は一般にガスの形で反応器に導入できる。反応
体および触媒を接触させるときの順序は、本発明の臨界
条件ではないことが見出された。
前節には本発明方法を回分法で行うときの実施方法が記
載されているけれども、本発明方法はまた、連続法でも
同様に有利に実施できる。
−iに、前記の付加数に関する所望平均値を定め、この
値を有するアルコキシレート生成物を生成させるために
、2種の反応体の使用量を予しめ定めておく。該生成物
における前記の平均付加数は本発明方法の臨界条件では
ない。該生成物における前記の平均付加数は、一般に1
未満の値から30まで、もしくはそれより高い値までの
範囲内の値である。
本発明方法に好適な温度および圧力条件は、同様な反応
体を使用しそして慣用触媒を用いて行われる従来のアル
コキシル化反応の場合の温度、圧力条件と同じである。
反応速度の立場からみれば90℃以上の温度が好ましく
、120℃以上の温度が一層好ましく、130℃以上の
温度に最も好ましい。一方、生成物の劣化を最小限に抑
制しなければならないから、この立場からみれば250
°C未満の温度が好ましく、210°C未満の温度が一
層好ましく、190°C未満の温度が一般に最も好まし
い。当該技術分野でよく知られているように、個々の反
応の場合には、前記の種々の条件を考慮に入れて最適の
操作温度が決定できる。
活性水素含有反応体を実質的に液体状態に保つのに充分
な圧力をかけるのが好ましく、一般に高圧をかけるべき
であり、たとえば0.7−10.5バールの圧力(ゲー
ジ)をかけるのが有利である。
活性水素含有反応体が液体であり、アルキレンオキサイ
ド反応体が気体である場合には、液体の活性水素含有反
応体および触媒を入れた圧力反応器に、アルキレンオキ
サイド反応体を導入することによってアルコキシル化反
応を実施するのが有利である。加圧時の安全の確保のた
めに、低級アルキレンオキサイドの分圧を、たとえば4
.2バール(ゲージ)より低い値に制限し、および/ま
たは、該反応体の気相濃度が50%以下になるように窒
素のごとき不活性ガスで希釈するのが好ましい。しかし
ながら、爆発の危険を避けるために、当該技術分野で公
知の保安設備を設けた場合には、−層高いアルキレンオ
キサイド濃度において、また−層高い全圧下に、さらに
また−層高いアルキレンオキサイド分圧において前記反
応が安全に実施できる。全圧を2.8−7.6ハール(
ゲージ)にし、アルキレンオキサイド分圧を1−4.2
パール(ゲージ)にするのが好ましく、全圧を3.46
.4バール(ゲージ)、アルキレンオキサイド分圧を1
.4−3.4バール(ゲージ)にするのが−層好ましい
と考えられる。
本発明方法の操作の所要時間は、所望されるアルコキシ
ル化反応の進行の度合(すなわち、生成物におけるアル
キレンオキサイドユニットの付加数)、およびアルコキ
シル化反応の速度(該速度は温度、触媒の量、および反
応体の性状に左右されて種々変わり得る)に左右されて
、種々変わるであろう。好ましい具体例の場合の反応時
間は一般に1−24時間である。本発明方法において、
或場合には、反応体と触媒とを接触させた後に、ただし
当該アルコキシル化反応が充分な速度で進行する前に、
誘導期が存在するであろう。
アルコキシル化反応たとえばエトキシル化反応が完了し
た後に、生成物を冷却するのが好ましい。
もし所望ならば、最終生成物から触媒が除去できる。し
かしながら触媒の除去は本発明方法の必須条件ではない
。残留触媒は、沈積、抽出等の操作によって除去できる
次に本発明の実施例を示す。しかしながら本発明の範囲
は、決して実施例に記載の範囲内のみに限定されるもの
はないことが理解されるべきである。
例  1 本発明に従ってアルコキシル化燥作を次のごとく行った
。本例に使用されたアルキレンオキナイド反応体はエキ
レフオキサイドからなるものであった。活性水素含有反
応体は市販品[ネオドール23−アルコール−1であっ
た(「ネオドール」はシェルケミカル社の登i、工商標
である)。この市販品は、炭素原子を12−13個有す
る第1アルコール類の混合物であって、線状アルコール
の割合は80%であり、分枝状アルコールの割合は20
%であり、C1□アルコールの割合は約40モル%であ
り、C33アルコールの割合は約60%であった。触媒
はランタン−n−ブトキシであった。
該触媒は、n−ブタノールとランタンメトキシドとの反
応によって製造した。ランタンメトキシドは、リチウム
メトキシドと塩化ランタンメタル−トとの反応によって
製造した。
最初に、ランタン−n−ブトキシド川、54g(0,(
1043モル)をアルコール反応体2(10g(1,0
3モル)に添加した。その結果得られたスラリーに、窒
素を用いてスパーシング操作を130℃において1時間
行い、次いでII!容量のオートクレーブ反応器に移し
、窒素雰囲気下に保った。
反応器およびその内容物の温度を170°Cに上げた。
次いで、窒素とエチレンオキサイドとの混合物を反応器
に導入したが、そのときの全圧は5.2バールであった
(窒素の分圧は3.1バールであり、エチレンオキサイ
ドの分圧は2.1バールであった)。
アルコキシル化反応(エトキシル化反応)は直ちに始ま
った。圧力を常に75psiaに一定に保つために、必
要に応じてエチレンオキサイドを追加した。温度は17
0°Cに保った。この反応の特徴は、エチレンオキサイ
ドが徐々にかつ不変的に消費されることであった。6時
間の全反応時間の後に、エチレンオキサイドの補給を停
止した。さらに1時間にわたって反応器を170 ’C
に維持し、反応器内の未反応エチレンオキサイドをさら
に反応させた。其後に反応生成物(混合物)を冷却し、
酢酸で中和した。
生成物をGC−LC分析法によって分析した。
生成物における前記の平均側加数は0.72であった。
生成物におけるエチレンオキサイドアダクトの分布範囲
のデータを下記の表に示す。検出された唯一の副生成物
はポリエチレングリコール(PEG)であって、その星
は約1重足%であった。
0 (残留アルコール’)    49.96%W1 
           23.642        
    15.213            6.9
4 11            2.735      
      1.02 60.50 例  2 本発明の別の具体例に従って下記の操作を行った。既述
の実施例の場合と同じアルコール反応体(ネオドール−
23−アルコール) 72 g (0,371モル)に
、トリシクロペンタジェニルランタン1、0 g (0
,(103モル)を添加した。得られた混合物に、窒素
を用いてI 30 ’Cにおいてスバージング操作を1
時間行い、次いで、窒素雰囲気中で11容量のオートク
レーブ反応器に前記混合物を移した。例1に記載の方法
に従ってアルコキシル化反応を行った。約15分間にわ
たる誘導期の経過後に、反応はかなり高い速度で進行し
た。3時間の全反応時間が過ぎた後に、エチレンオキサ
イドの供給を停止した。さらに1時間にわたって反応器
を170°Cに保って、反応器内の未反応エチレンオキ
サイドをさらに反応させた。次いで反応混合物を冷却し
、酢酸で中和した。
生成物を分析した。生成物におりる前記の平均付加数の
測定値は2.9であった。生成物におけるエチレンオキ
サイドアダクトの分布範囲のデータを下表に示す。検出
された副生成物は唯1種であって、それはPEGであり
、その尾は約1重足%であった。
エトキシレートの\ ■1.9 %W 7.8 11.9 16.6 17.7 14.3 9.7 5.4 2.6 1.1 0.5 0.2 0.1 0.1 例3 例1の場合と大体同じ操作を繰返したが、本例では、ラ
ンタンイソプロポキシドと硫酸との組合わせを触媒とし
て使用した。ランタンイソプロポキシド2.0 g (
0,(1063モル)を2−エトキシエタノール125
gに溶解して作った溶液を、既述のネオドール−23−
アルコール2(10gに添加する操作を最初に行った。
得られた混合液を攪拌し、70℃に加熱した。次いで、
濃度96重重量の硫酸0.52 g (0,(105モ
ル)を、10分間を要して添加した。2−エトキシエタ
ノールおよびイソプロパツール(ランタンイソプロポキ
シドとネオドール−23−アルコールとのトランスアル
コーリシス反応の結果性じた物質)を真空薫留によって
除去した。残留混合物を11容量のオートクレーブ反応
器に移し、窒素雰囲気下に保った。反応器の温度を14
0°Cに上げ、例1記載の方法に従ってエチレンオキサ
イド/窒素混合物を反応器に導入した。5時間にわたり
供給されたエチレンオキサイドの全量は308gであっ
た。さらに30分間にわたって反応器を140℃に保ち
、未反応エチレンオキサイドの反応を促進した。
生成物をGC−LC分析法によって分析した。
平均付加数の測定値は7.1であった。下表に示すよう
に、生成物におけるエチレンオキサイドアダクトの分布
範囲はかなり狭かった。検出された副生成物は唯1種に
すぎず、それはPEGであり、その量は約1.3重量%
であった。
エトキシレートの\ 1.8 %W O36 0,7 1,2 2,8 6,4 13,0 18,7 19,4 15,2 9,4 5,1 2,6 1,3 0,7 0,5 0,3 0,2 0,2 0,2 例  4 例3の操作を繰返した。反応によって、エチレンオキサ
イド258gが消費された。生成物における平均付加数
は5.5であった。
例  5 例3に記載の一般的操作方法に従って下記の操作を行っ
た。本例では、ランタンイソプロポキシド2.0 g 
 (0,(1063モル)を2−エトキシエタノール5
0gに溶解してなる溶液を、前記アルコール2(10g
に添加した。得られた混合物を70℃に加熱し、濃度9
6重量%の硫酸0.68 g (0,(1064モル)
を、10分間を要して滴下した。70℃において、さら
に30分間にわたって攪拌した後に、2−エトキシエタ
ノールおよびイソプロパツールを真空蒸留によって除去
した。
エトキシル化反応を例3の方法に従って行った。
4.5時間の期間中に、エチレンオキサイド310gが
消費された。生成物における平均付加数は7.0であり
、前記の分布範囲は狭(、残留アルコールの債は2.2
重吋%であり、PEGO量は0.9重量%であった。
例  6 例5の操作を繰返した。反応によって、エチレンオキサ
イド312gが消費された。得られた生成物における平
均付加数は7.0であった。
例  7 例3の一般的操作方法に従って下記の操作を行った。ラ
ンタンイソプロポキシド2.0 g (0,(1063
モル)を2−エトキシエタノール50gに溶解してなる
溶液を、前記アルコール2(10gと混合した。この混
合物を70°Cに加熱し、濃度96重量%の硫酸0.2
9 g (0,(1028モル)を、10分間を要して
滴下した。さらに30分間にわたって70℃において攪
拌した後に、2−エトキシエタノールおよびイソプロパ
ツールを真空蒸留によって除去した。
エトキシル化反応を140−170°Cの温度において
行った。4.5時間にわたる期間内に、エチレンオキサ
イドが全部で107g消費された。生成物における平均
付加数は2.3であり、PEGの聾は2.5重量%であ
った。
例  8 例3の一般的操作方法に従って下記の操作を行った。ラ
ンタンイソプロポキシド2.0 g (0,(1063
モル)を2−エトキシエタノール50gに)8解してな
る溶液を、既述のアルコール2(10gと混合した。こ
の混合物を70°Cに加熱し、濃度96重量%の硫酸0
.97 g (0,(1094モル)を、10分間を要
して滴下した。さらに30分間にわたって70°Cにお
いて攪拌した後に、2−エトキシエタノールおよびイソ
プロパツールを真空蒸留によって除去した。
エトキシル化反応を14(1170℃の温度において行
った。6時間にわたる期間内に、エチレンオキサイドが
全部で73g消費された。生成物における平均付加数は
0.93であり、PEGO量は7.3重世%であった。
例  9 例8に記載の一般的操作を繰返した。ランタンイソプロ
ポキシド2gをエチレングリコールジメチルエーテル した。この溶液を既述のアルコール2(10gと混合し
、得られた混合物を、濃度96%の硫90.661g 
(0.(1064モル)で処理した。4時間にわたる反
応時間の間に、エチレンオキサイドが全部で303g消
費された。生成物であるエトキシレートにおける平均付
加数は7.0であり、PEGの遣は1.4重世%であり
、そして、次表に示すごとく、アダクトの分布範囲は狭
かった。
エトキシレートの\ 0 (残留アルコール) 3.1%W 1.2 1.3 2.0 3.3 5.3 9.1 13、O 15,5 15,3 12,5 8,6 5,0 2,5 1,3 0,5 0,3 0,1 0,1 例10 ランタンイソプロポキシド2 g (0,(1063モ
ル)を、2−エトキシエタノール125gおよび既述の
ネオドールアルコール2(10gに溶解した。次いで、
真空蒸留によって2−エトキシエタノールおよびイソプ
ロパツールを除去した。その結果得られた溶液を11容
量のオートクレーブ反応器に移し、そして例3記載の反
応操作方法に従ってエチレンオキサイドと接触させた。
8時間にわたる期間中にエチレンオキサイドが全部で3
05g消費され、得られたエトキシレート生成物におけ
る前記の平均付加数は7.1であった。
例11 酸化ランタン8gを、2−エトキシエタノール465g
中に懸濁させ、還流下に19時間加熱した。この混合物
を70℃に冷却し、この時点において前記のネオドール
−23−アルコールを8(10g添加した。濃度96重
量%のH2SO4の全量0.9gを徐々に添加し、混合
物をさらに30分間攪拌した。真空蒸留によって2−エ
トキシエタノール約407gを除去した。その結果得ら
れた混合物785gおよび追加分の前記アルコール41
gのすべてをオークレープに入れ、エチレンオキサイド
と140−170℃の温度において接触させた。
この操作は、例3に記載の一般的反応操作方法に従って
行った。3時間の間にエチレンオキサイドが全部で61
g消費された。前記のアルコールおよび2−エトキシエ
タノールの両者がエトキシ化された。
例  12 エトキシル化反応用触媒を下記の方法に従って調製した
。La13  = 6H2O(10,4g’)を、2工
トキシエタノール2(10gと前記のネオドール23−
アルコール301gとの混合液に溶解した。この溶液を
155℃に加熱し、2−エトキシエタノール83gを実
質的にすべての水分と共に除去した。溶液を冷却し、水
分を測定した。水分含有量は79ppa+であった。こ
の溶液を第1溶液と称する。
第2溶液を次の方法によって調製した。純度85重量%
の水酸化カリウム5.83 gを前記アルコール5(1
0gに溶解した。この溶液を窒素のスパージング下に1
30℃に加熱し、この加熱操作を、水分含有量が175
ppmになるまで数時間続けた。この溶液に全部で10
6gの2−エトキシエタノールを添加し、得られた混合
液(すなわち第2溶液)を80℃に加熱した。
温度を80℃に保ちながら、第1溶液を第2溶液に、2
時間を要して滴下した。得られた溶液は直ちに濁り、ス
ラリーとなった。攪拌下に加熱をさらに14時間続けた
。攪拌を停止し、この混合物を濾過して塩化カリウムの
沈澱を除去した。
その結果得られた溶液を分析した。ランタンの含有量は
0.(1072モルであった。この溶液242gに、濃
度85重量%の燐酸0.816gを、70”Cにおいて
10分間を要して滴下した。得られた混合物を70℃に
、さらに30分間加熱した。加熱によって実質的にすべ
ての2−エトキシエタノールを留去させた後に、残留液
178gをオートクレーブ反応器に移し、例3の一般的
反応操作方法に従ってエトキシル化反応を温度140℃
において行った。反応時間は90分間であった。全部で
282gのエチレンオキサイドが消費され、平均付加数
7.0のアルカノールエトキシレート生成物が得られた
。この生成物におけるアダクトの分布範囲のデータを次
表に示す。
例  13 2−エトキシエタノールの代りにn−ブタノールを用い
て、例12記載の一般的操作方法に従って下記の操作を
行った。2種の溶液を調製し、混合し、生じた沈澱を炉
別し、ランタン0.(1036モルを含む溶液118g
を調製した。濃度85重量%のH:、PO4を全部で0
.41 g (0,(1035モル)滴下した。得られ
た混合物を30分間攪拌した。加熱によって実質的にす
べてのブタノールを留去させた後に、残留液110gを
、乾燥したネオドール23−アルコール85gの追加に
よって希釈した。
次いで溶液をオートクレーブ反応器に移し、例3に記載
の一般的反応操作方法に従ってエトキシル化反応を14
0−155°Cの温度において行った。
反応時間は4時間であった。全部で281gのエチレン
オキサイドが消費された。得られたアルカノールエトキ
シレート生成物における平均付加数は7.0であった。
アダクト分布のデータを次表に示す。
エトキシレートのゝ 1.6%W O95 0,4 0,9 2,6 7,4 15,8 22,5 20,7 13,6 6,6 3,1 1,6 0,9 0,6 0,5 0,3 0,3 0,2 エトキシレートの八 2.2%W O18 0,9 1,5 3,1 6,7 12,2 17,5 18,9 15,6 10,2 5,9 2,6 1,2 0,5 0,3 0,2 0,1 0,0 例  14 燐酸ランタン化合物を下記の方法によって調製した。L
aCl3・6HzO(I Q g)を蒸留水2(10g
に溶解することによって第1溶液を調製した。
第2溶液は、オルト燐酸ナトリウム(Na3pon・1
2HzO)  10.64gを水2(10gに溶解する
ことによって調製した。第1溶液(室温)を、25分間
を要して第2溶液(50℃)に滴下した。
その結果得られた混合物を50°Cにおいてさらに30
分間攪拌し、熱時濾過を行って白色沈澱を分離した。フ
ィルタケーキを50℃の蒸留水1(1011jl!で3
回洗浄した。炉液の乾燥後に、粉末物質が7.4g得ら
れた。
前記の粉末物質3gを前記のネオドール−23−アルコ
ール2(10gに添加し、得られた混合物を窒素のスバ
ージング下に130℃に3時間加熱して、水分を除去し
た。その結果化じたスラリーをオートクレーブ反応器に
移し、エトキシル化反応を、例3に記載の一般的反応操
作方法に従って140℃において行った。2.5時間の
反応時間の間に、全部で315gのエチレンオキサイド
が消費された。得られた生成物における平均付加数は6
.6であった。次表に示したように、この生成物におけ
るアダクト分布範囲はかなり狭かった。
エトキシレートの八 O 1,9%W O,8 0,8 1,3 3,6 10,0 18,4 22,3 17,6 10,4 5,4 2,9 1,5 1,0 0,7 0,5 0,4 0,4 0,3 例  15 硫酸ランタン化合物を次の方法によって調製した。濃度
96重量%の硫酸4.7gを蒸留水50gに溶解して溶
液を調製した。攪拌下に該溶液に50℃においてLaz
y、l(市販品)5gを添加した。
1(10℃において水分を留去させ、残留固体を真空下
に110℃において一晩中乾燥した。固体物質が9.3
g得られた。
前記の固体物質3gを既述のネオドール−23アルコ一
ル2(10gに添加し、得られた混合物を窒素のスバー
ジング下に130℃に2時間加熱して、水分を除去した
。次いで該混合物をオートクレーブ反応器に移し、エト
キシル化反応を温度170℃、圧力5.5バール(窒素
の分圧2.1バール、エチレンオキサイドの分圧3.4
バール)において行った。4時間の反応時間の間にエチ
レンオキサイドが全部で316g消費された。得られた
生成物における平均付加数は6.8であった。この生成
物におけるアダクト分布のデータを次表に示す。
エトキシレートの\ 2.5%W 1.1 1.2 1.8 3.9 8.4 13.7 17.3 16.2 12.1 7.8 4.7 2.9 1.7 1.2 0.9 0.7 0.5 0.4 例  16 触媒を下記の方法によって調製した。燐酸モノブチルと
燐酸ジブチルとの混合物(モル単位の混合比1:1)の
全量0.687 gを、2−エトキシエタノールおよび
既述のネオドール−23−アルコールの中にランタン0
.(1036モルを含有する混合物110gに、攪拌下
に70℃において添加した。
2−エトキシエタノールを真空蒸留によって除去した。
残留物として触媒混合物が92.5 g得られた。これ
を、追加量のアルコールで希釈し、全量を185gにし
た。この混合物をオートクレーブ反応器に移し、例3に
記載の一般的反応操作方法に従ってエトキシル化反応を
170°Cにおいて行った。反応時間は4時間であった
。全部で103gのエチレンオキサイドが消費された。
得られたアルカノールエトキシレートにおける平均付加
数は2.5であった。
例  17 例16の場合と同様な触媒調製操作を行ったが、本例で
は、燐酸モノラウリルと燐酸ジラウリルとの混合物(モ
ル単位の混合比1:1)1.58gを使用し、さらにま
た、2−エトキシエタノールおよび既述のネオドール−
23−アルコールの中にランタン0.(1036モルを
含有する混合物を使用した。
2−エトキシエタノールを除去し、追加量のアルコール
で希釈した後に、得られた混合物(172g)をオート
クレーブ反応器に移し、エトキシル化反応を170℃に
おいて4時間行った。全部で107gのエチレンオキサ
イドが消費された。得られたアルカノールエトキシレー
ト生成物における平均付加数は2.6であった。
例  18 本発明方法におけるさらに別の具体例に従って下記の操
作を行った。LaCNz H611zO3,Og(0,
(108モル)を既述のネオドール−23−アルコール
2(10gに溶解し、窒素を用いるスパージング操作を
130°Cにおいて3時間行った。その結果得られた混
合物をオートクレーブ反応器に1多し、これとエチレン
オキサイドとを170 ’Cにおいて6時間反応させた
。この反応時間の間にエチレンオキサイドが全部で10
g消費された。
例  19 本発明のアルコキシル化方法において、さらに別の具体
例に従って操作を行った。La (NOい、・6112
03、0 g (0,(107モル)を既述のネオドー
ル−23−アルコール2(10gに溶解し、窒素を用い
るスバージング操作を130°Cにおいて3時間行った
。得られた混合物をオートクレーブ反応器に移し、エチ
レンオキサイドとの反応を170°Cにおいて3.5時
間行った。この反応時間中に、全部で40gのエチレン
オキサイドが消費された。
例20 触媒を次の方法によって調製した。全4310.9gの
Ce(NOz)3・611zOを蒸留水1(10gに溶
解し、この溶液を60℃に加熱した。濃度85重盪%の
H:lPO43gを蒸留水Logに溶解して作った溶液
を、前記の硝酸セリウムの水溶液に添加した。
得られた溶液全部を80℃においてさらに1時間攪拌し
た。その結果得られた白色の微細固体を含む混合物を2
5℃に冷却し、該固体を単離し、洗浄して、残留遊離酸
を除去した。50℃において真空乾燥を行った後に、自
由流動性の灰白色粉末物質が全部で5.8g得られた。
前記の粉末物質1gを既述のネオドール−23アルコ一
ル195gに添加し、得られた混合物を130℃に、窒
素のスパージング下に2時間加熱して水分を除去した。
その結果得られた混合物をオートクレーブ反応器に移し
、前記アルコールのエトキシキル化反応を温度140 
”c、圧力5.5バール(エチレンオキサイドの分圧2
.1バール、窒素の分圧3.4バール)において行った
。2時間の反応時間の間にエチレンオキサイドが全部で
309g消費された。得られた生成物における平均付加
数は6.8であった。この生成物におけるアダクト分布
のデータを次表に示す。
例21 触媒を下記の方法によって調製した。全量で0、99 
gの11□PO4(濃度85重量%)を蒸留水14gに
溶解して作った溶液を、酸化プラセオジム(Pr60I
I)8.5gを蒸留水140g中に含む懸濁液に添加し
、60℃に加熱した。得られた混合物を80℃において
さらに1時間攪拌した。固体の生成物が生じ、これを濾
過によって単離し、蒸留水で数回洗浄し、しかしてこの
洗浄は、洗液がpH試験紙で中性を示すまで行った。得
られた赤褐色の固体を80℃において真空乾燥した。自
由流動性の微粉状物質が8.8g得られた。
前記の粉末物質3gを既述のネオドール−23アルコ一
ル2(10gに添加した。次いでエトキシル化反応を、
例20に記載の方法に従って行った。反応温度は155
℃であり、反応時間は2時間であった。この反応におい
て、エチレンオキサイドは全部で318g消費された。
得られた生成物における平均付加数は6.6であった。
この生成物におけるアダクト分布のデータを次表に示す
エトキシレートの\ 1.4%W O,5 0,6 1,0 2,7 8,5 18,4 24,4 20,3 11,9 5,6 2,5 1,2 0,6 0,4 0,2 エトキシレートのノ 2.0%W O36 0,6 1,3 3,7 10,1 18,6 21,4 17,0 10,5 8,8 3,2 1,8 1,1 0,8 0,5 0,4 0,3 0,2 例  22 例21の場合と同様な方法によって触媒を調製した。た
だし本例では、濃度85重量%の03PO4の使用量が
0.99 gではなく、5.94 gであった(HzP
O4: Pr60++のモル比で述べると、本例におけ
る比は6:1であり、例21の場合の比はl:1である
)。触媒の単離は同じ方法で行い、これを直接にエトキ
シル化反応に使用した。この触媒3gl!!を述のネオ
ドール−23−アルコール197gに添加し、該アルコ
ールのエトキシル化反応を、例20に記載の反応条件下
に行った。3時間の反応時間の間にエチレンオキサイド
が全部で312g消費された。得られた生成物における
平均付加数は6.9であった。この生成物のアダクト分
布のデータを次表に示す。
エトキシレー」J乃辷乳− 1,3%W O05 0,5 0,9 2,4 7,2 16,5 23,5 22,1 13,9 6,7 2,7 1,1 0,5 0,2 0,1 例  23 例21に記載の一般的操作方法に従って、モリコープ社
製の希土類混合物(市販品)を使用して触媒を調製した
。この希土類混合物は希土類元素のヒドロキシクロライ
ドからなり、元素の含有用はCe15重四%、La57
重壇%、Nd2O重量%、Pr8重量%であり、各元素
はヒドロキシクロライド塩の形で存在する。この希土類
元素のヒドロキシクロライド混合物5.2gの蒸留水1
40g中懸濁液を60℃に加熱し、濃度85重量%のH
3P043gの蒸留水14g中溶液を添加した。触媒を
、例21に記載の一般的製法に従って調製し、遠心分離
操作によって単離した。回収された固体を蒸留水で数回
洗浄して残留燐酸を除去した。この固体を80℃におい
て真空乾燥した。全量6.15 gの触媒が、自由流動
性の灰白色粉末として単離された。
前記粉末1gを既述のネオドール−23−アルコール1
95gに添加し、得られた混合物を130℃において、
窒素のスパージング下に乾燥することによって水分を除
去した。該アルコールのエトキシル化反応を、例20の
場合と同じ方法によって行った。80分間の間にエチレ
ンオキサイドが全部で310g消費された。得られた生
成物における平均付加数の測定値は7.0であった。こ
の生成物のアダクト分布のデータを次表に示す。
エトキシレートの八 (残留アルコール) 1.4%W O,5 0,4 0,9 2,4 7,5 17,0 22,3 21,2 12,9 6,7 3,1 1,9 0,8 0,5 0,3 0,2 0,1 次表に示す。
(残留アルコール) 6.7%W 18.3 16.6 13.8 11.6 9.6 7.4 3.8 3.4 2.7 2.0 1.5 1.2 0.9 0.7 例24 触媒を次の方法によって調製した。全量2.0gのネオ
ジムイソプロポキシドを2−エトキシエタノール50g
および既述のネオドール−23−アルコール2(10g
に溶解した。この混合液を70°Cに加熱し、この時点
において濃度96重量%のH2SO40,668gを、
約3分間を要して滴下した。
その結果得られた混合物を70°Cにおいてさらに30
分間攪拌し、次いで、2−エトキシエタノールおよびイ
ソプロパツール(ネオドール−23−アルコール止のト
ランスアルコーリシス反応によって生じたもの)を真空
蒸留によって除去した。
その結果得られた触媒を含む混合物201gをオートク
レーブ反応器に移し、例20に記載の一般的反応操作方
法に従って前記アルコールのエトキシル化反応を行った
。反応温度は170℃であった。10時間にわたる反応
時間の間に、全部で192gのエチレンオキサイドが消
費された。得られた生成物における平均付加数は2.9
であることが見出された。アダクト分布に関するデータ
を例25 例24に記載の方法と同様な方法に従って、セリウムイ
ソプロキシド2gおよび濃度96重量%の)I□5O4
0,65gを用いて触媒を調製した。該触媒を既述のネ
オドール−23−アルコール中に含有してなる混合物1
94gをオートクレーブ反応器に移し、例24の方法に
従って該アルコールのエトキシル化反応を行った。4時
間にわたる反応時間の間に、全量で109gのエチレン
オキサイドが供給され、消費された。得られた生成物に
おける平均付加数は1.6であった。この生成物におけ
るアダクト分布に関するデータを次表に示す。
−旦」1ヒ込に二」J乃り箱□ 0 (残留アルコール)   18.6%W1    
            30、12        
        20.93            
    13.948.7 5                4.862.5 7                 0.4例  2
6 酸化サマリウム5,(100 gと既述のネオドール2
3−アルコール110gとからなるスラリーを、5(1
0mn容量のオートクレーブ反応器に入れ、エチレンオ
キサイド反応体と温度120°C1圧力7ハール(窒素
の分圧4.2バール、エチレンオキサイドの分圧2.8
バール)において接触させた。
3.5時間の反応時間の間に、全部で35gのエチレン
オキサイドが消費された。ガスクロマトグラフィによる
分析によって、アルコールエトキシレートの生成が確認
された。
例27 酸化イッテルビウム2.50 gと既述のネオドール−
23−アルコール110gとからなるスラリーを、5(
10ml容量のオートクレーブに入れ、エチレンオキサ
イド反応体と温度120℃、圧力7ハール(窒素の分圧
4.2バール、エチレンオキサイドの分圧2.8バール
)において接触させた。
1.5時間にわたる反応時間の間にエチレンオキサイド
が全部で22g消費された。ガスクロマトグラフィによ
る分析によって、アルコールエトキシレートの生成が確
認された。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキレンオキサイドと活性水素含有有機化合物
    とのアダクトの製造方法において、1またはそれ以上の
    ビシナル−アルキレンオキサイドを含有するアルキレン
    オキサイド反応体と、1またはそれ以上の活性水素含有
    有機化合物を含む活性水素含有反応体とを、1またはそ
    れ以上の希土類元素の単純金属塩1またはそれ以上の有
    効触媒量の存在下に接触させて反応させることを特徴と
    する製造方法。
  2. (2)アルキレンオキサイド反応体が実質的にエチレン
    オキサイドまたはプロピレンオキサイドからなるもので
    ある請求項1に記載の製造方法。
  3. (3)活性水素含有反応体が実質的に1またはそれ以上
    のアルコール、フェノールまたはポリオールからなるも
    のである請求項1または2に記載の製造方法。
  4. (4)活性水素含有反応体が実質的に炭素原子1−30
    個のアルカノール1種またはそれ以上からなるものであ
    るか、または、炭素原子1−30個のアルキル基1また
    はそれ以上で置換されたフェノールからなるものである
    請求項1−3のいずれかに記載の製造方法。
  5. (5)活性水素含有反応体が実質的に1またはそれ以上
    の1価のC_1−C_3_0第1アルカノールからなる
    ものである請求項4に記載の製造方法。
  6. (6)活性水素含有反応体が実質的に炭素原子6−24
    個、好ましくは8−20個の一価の第1アルカノール1
    種またはそれ以上からなるものである請求項5に記載の
    製造方法。
  7. (7)一価の第1アルカノール分子のうちの50%より
    多くのもの、好ましくは70%より多くのものが、線状
    炭素連鎖構造を有する請求項6に記載の製造方法。
  8. (8)活性水素含有反応体が実質的にヒドロキシル基を
    2−6個有する1またはそれ以上のポリオールからなる
    ものである請求項1−3のいずれかに記載の製造方法。
  9. (9)ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、
    サマリウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、エルビウ
    ム、イッテルビウムからなる群から選択された1または
    それ以上の元素の単純金属塩1またはそれ以上の有効触
    媒量を存在させることを包含する請求項1−8のいずれ
    か一項に記載の製造方法。
  10. (10)単純金属塩が有機塩である請求項1−9のいず
    れかに記載の製造方法。
  11. (11)単純金属塩が無機塩である請求項1−9のいず
    れかに記載の製造方法。
  12. (12)無機塩が燐酸塩である請求項11に記載の製造
    方法。
  13. (13)イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオ
    ジム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウム、ジスプロ
    シウム、エルビウム、イッテルビウムからなる群から選
    択された少なくとも2種の元素の単純金属塩1種または
    それ以上の有効触媒量を存在させることを包含する請求
    項9−12のいずれかに記載の製造方法。
  14. (14)バストネサイト、モナザイト、ゼノタイム、ジ
    ジム、ガドリナイト、ユークセナイトからなる群から選
    択された希土類元素を混合状態で含有する物質の単純金
    属塩1種またはそれ以上の有効触媒量を存在させること
    を包含する請求項13に記載の製造方法。
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