JPH0241689A - 始動電動機制御装置 - Google Patents

始動電動機制御装置

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JPH0241689A
JPH0241689A JP18702288A JP18702288A JPH0241689A JP H0241689 A JPH0241689 A JP H0241689A JP 18702288 A JP18702288 A JP 18702288A JP 18702288 A JP18702288 A JP 18702288A JP H0241689 A JPH0241689 A JP H0241689A
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JP
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stator
rotor
current
motor
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JP18702288A
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English (en)
Inventor
Tamenori Kawano
川野 為則
Tadayoshi Kaide
忠良 甲斐出
Hiromasa Yoshida
裕将 吉田
Tadashi Kaneko
金子 忠志
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電動機によりエンジン出力軸を回転してエン
ジンを始動する始動電動機のための制御装置に関する。
(従来の技術) エンジンを始動するためには、スタータモータにより行
なうのか一般的である。このスタータモータ出力はギア
機構によりエンジンのクランク軸に伝えられ、エンジン
が始動される。また、車両には、バッテリー充電のため
に発電機(オルタネータ)が備えられている。近時、発
電機と電動機(モータ)の機構、動作原理の類似性に着
目して、電動機と発電機とを一体化した、言わば電動発
電機なるものが登場している(例えば、特公昭61−5
4949号、特開昭61−61926号等)。
これらの従来技術に共通ずることは、クランク軸とこの
電動発電機の回転軸(ロータの)とを同軸化する。そし
て、この回転軸の周りに、回転磁界を発生させるステー
タを含むように構成されている。スター1へ時には、上
記回転磁界がロータのコイルに働く電磁力によるモータ
作用により、エンジンをスタートするものであり、また
、発電時には、エンジン出力によりロータか回転させら
れて発生したロータの回転磁界が、ステータコイルを横
切るときに発生ずる起電力を取り出して整流するという
ものである。
さらに言えば、特公昭61−54949号は、例えば特
公昭4 ]、 −5962等の電動発電機が始動時にお
いて同期電動機として動作する故に、始動トルクが極め
て小さい点に着目し、同期電動機の代りに、無整流子電
動機(直流電動機の−f!Iりを用いて始動トルクの向
上と、電動機軸とクランク軸との直結化を図ったもので
ある。
また、特開昭61−61.926号は、電動発電機を、
トルク増大時には発電機として使用し、l・ルク減少時
には電動機として使用することにより、トルク変動を抑
制することを目的として提案されたものである。
(発明か解決しようとする課題) さて、上記従来の特公昭61−54949号、特開昭6
1−61926号においては、始動時等のモータ作用時
には、ステータに3相交流を印加するようにしている。
」1記特公昭61−54949号においては、ロータに
3箇所の切り火きを設け、この切り欠きにより発生ずる
インダクタンス変化をセンサにより検出してタイミング
信号を生成している。即ち、上記センサ出力は必ずロー
タ回転と同期して発生ずるから、上記タイミング信号に
合わせて、ステータに印加する3相交流の周期を変化さ
せればロータは常に回転させられ続けられるのである。
ところが、あらゆる電動機に共通していることであるが
、ステータが発生する磁場とロータが発生ずる磁場とは
同期か取れていないことには、ロタの回転始動はうまく
いかない。この特公昭61−54949においては、上
記3つのセンサの出力自身は識別性はないから、もし、
エンジンを停止してから、スタートするときには、ロー
タがステータに対して、どの位置にあるか不明であるか
ら、ステータに流す電流とロータに流す電流との位相差
は不明である。このような場合には、」1記特公昭では
、ロータに対して勝手な位相差の3相交流をステータ巻
線に流すようにしている。もし、ロータの停止位置とス
テータに流れる交流とが同期していなければ、ロータが
回転しないから、次の騒周期目の3相交流がステータに
流れる。いつかは同期が取れる。しかし、最悪の場合に
は、%回転したところで初めて同期が取れることとなる
。特に、始動時には、ロータには大きな慣性がかかって
いるから、ステータに印加される3相交流の周期は長く
、即ち、ステータが形成する回転磁界の回転速度は低い
から、それたけ始動に要する時間は長くなる。
尚、上記の特開昭61−61926の場合は、クランク
角センサを1つ有しているだけなので、この場合も最悪
の場合は、クランク軸が一回転する間は同期が取れない
ことになる。
そこで、本発明は上述従来例の欠点を除去するだめに提
案されたものでその目的は、エンジンのクランク軸に接
続された始動電動機の制御装置において、始動性の良い
制御装置を提案するところにある。
(課題を達成するための手段及び作用)上記課題を達成
するための本発明の構成は、第1A図に示すように、エ
ンジン出力軸に接続されたロータと、エンジン本体に固
定されたステータとに供給される電流による磁場により
、エンジンに始動正トルクを与えるための電動機を制御
する電動機制御装置において、ロータとステータとに、
磁場発生用の電流を供給する電流供給手段と、エンジン
停止時におけるロータの停止位置の、ステータに対する
位相角度を検出する検出手段と、この検出された位相角
度を記憶する記憶手段と、エンジン始動時における、前
記ロータとステータとに印加される電流間の位相を、記
憶手段に記憶された前記位相角度に応じて設定されるよ
うに、前記電流供給手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
また、同じ課題を達成するだめの本発明の他の構成は、
第1B図に示すように、エンジン出力軸に接続されたロ
ータと、エンジン本体に固定されたステータとに供給さ
れる電流による磁場により、エンジンに始動正トルクを
与えるための電動機を制御する電動機制御装置において
、エンジンの停止を検出する停止検出手段と、ロータが
ステータに対して基準となる角度に達したことを検出す
る基準角度検出手段と、ロータとステータとに、磁場発
生用の電流を供給する電流供給手段と、エンジンの停止
が検出されると、前記電流供給手段を付勢して、上記基
準角度検出手段が前記基準角度を検出するまで、ロータ
を回転させるように、前記電流供給手段を制御する制御
手段とを備えたことを特徴とする。
(実施例) 以下添付図面を参照して、本発明の始動電動機制御装置
を自動車用ガソリンエンジンに適用した場合の実施例を
説明する。尚、この始動電動機には発電作用をも兼ね備
えるために、後述するように発電用磁気回路も設けられ
ている。
〈第1実施例〉 第2図乃至第7図は、本発明を、発電作用をも行なう始
動電動機に適用した第1実施例の構成を示すものである
。電動機装置及び発電装置として動作する構成の説明は
後述するとして、先ず、システム全体の構成を説明する
第2図において、クランクシャフト1に取付けられたフ
ライホイール2の外周と、その周囲の非回転部分とに、
発電装置および電気駆動装置を構成する電磁コイル7〜
9が配設されている。3は、内部に不図示のエンジンシ
リンダを格納したシリンダブロックである。100は電
動機発電機装置であり、同時にクラッチ機能も有してい
る。
この電動機発電機装置100の構造は第3図に関連して
後に説明する。
20は変速機である。31はバッテリー 32は電子制
御ユニット(ECU)であり、28はECU32により
タイミング制御されて、ステータ(後述)側の電磁コイ
ル9に3相交流の電流を供給し、また、ロータ(後述)
側のコイル8.9に電流を供給するためのパワーコント
ローラである。24はエンジンのクランク軸1に直結さ
れて回転するプーリであり、このプーリ24には後述す
るようにクランク角センサ25が設けられている。この
センサ25出力(後述のR信号、2信号)は増幅器26
により増幅される。
22はエンジンシリンダに供給される空気量を調整する
スロットル弁、23はこのスロットル弁22の開度TV
Oを検出する開度センサである。
また、24はクラッチペダルである。30はキースイッ
チであり、スタートスイッチ30aとイグニッションス
イッチ30bとを含む。29はリレー回路であり、イグ
ニッションオン後のパワーコントローラ28.ECU3
2等への電源供給を制御する。即ち、イグニッションス
イッチ30bのオンで、リレー回路29が閉じて、パワ
ーコン1〜ローラ28.ECU32への電源供給が行な
われる。このリレー回路はイグニッションオンしただけ
ではパワーコントローラ28.ECU32への電源供給
を停止しないようになっており、後述するように、EC
U32がプログラム制御でOFF信号によりこのリレー
回路29を開くようになっている。
61はバッテリー直結のRAMメモリであり、イグニッ
ションオフ後でも記憶データが消えないように、バッテ
リバックアップ構成となっている。このメモリ61に記
憶されるデータは、この第1実施例に特徴的なフライホ
イール2の停止位置を記憶している。
第3図は電動機発電機100の内部を詳細に示した断面
図である。すなわち、シリンダブロック3の側方におい
てクランクシャフト1の側端にはフライホイール2が取
付けられ、その外方にクラッチ機構4が装備されるとと
もに、フライホイール2の周囲にはクラッチハウジング
5を取付ける取付部材6がシリンダブロック3に固着さ
れている。この部分において、上記取付部材6の内周面
にサポータ6aを介して固定側電磁コイル(以下、「ス
テータコイル」という)7が装備される。ステータコイ
ル7と磁性体18とでステータの磁気回路を構成する。
また、フライホイール2の外周面に2種類の回転側電磁
コイル(以下「モータ用コイル8」と「発電用コイル9
」いう)8.9および磁性体10が装備されている。モ
ータ用コイル8若しくは発電用コイル9と、磁性体10
とでロータの磁気回路を構成する。そして、ステータコ
イル7と磁性体18とを、簡単のためステータと略称し
、コイル8.9と磁性体10及びフライホイール2とを
簡単化のためロータと略称する。
また、フライホイール2の内方においてクランクシャフ
ト1の外周部には整流子11およびスリップリング12
が設けられ、それぞれにブツシュ13.14が接触して
いる。
ステータコイル7はモータとオルタネータの各々のコイ
ルの役目を兼ねるものである。その配線構造は、第5B
図、第6B図に概略的に表わすように、三相構造で蛇行
状に配設され、3相交流UvWはパワーコントローラ2
8から受ける。そして、後に詳述するように、このコン
トローラ28において、ECU32の制御の下に、上記
ステータコイル7に接続される回路が電気駆動用と発電
用とに切換えられるようになっている。
また、フライホイール2の外周に装備された2種類のコ
イル8,9はそれぞれモータのアーマチュアコイルおよ
びオルネータのフィールドコイルの役目を果すものであ
り、モータ用コイル8は、第5A図に示すようにモータ
のアーマチュアコイルと同等の所定の配線構造であり、
整流子11を介してコントローラ28に接続される。発
電用コイル9は、第6B図に示すように蛇行状に配設さ
れて、スリップリング12を介してパワーコントローラ
28に接続される。
第5B図は電動機発電機100がモータ作用を行なうと
きのコイル電流の方向を示す。同図において、パワーコ
ントローラ28から端子aを介して、ステータコイル7
およびモータ用コイル8に通電されたときは、固定子側
(取付部材6の内周)と回転子側(フライホイール2の
外周)とが所定の極性で磁化されることにより、これら
がモータの役目を果し、クランクシャフト1に正トルク
を加える。即ち、モータ用コイル8には、第5B図に示
すように、紙面垂直に、上方から下方に流れる電流と、
逆に下方から上方に流れる電流とが交互に表われるよう
にコイルが配線されている。一方、ステータコイル7に
は、3組のコイルの各々に120度づつ位相がずれた交
流電流が流れ、このステータコイルによる合成磁界がモ
ータコイル8に電磁力を及ぼし、フライホイールに回転
力を与える。
また、第6B図は電動機発電機100が発電機作用を行
なうときのコイル電流の方向を示す。同図に示すように
、端子すを介して発電用コイル9に通電されるとともに
ステータコイル7がパワーコントローラ28内の電流回
路30に接続されてときは、これらが発電装置17を構
成し、発電用コイル9の回転に伴って発電が行われる。
この発電により、フライホイール2の回転エネルギーは
電力に変換され、結果的に、クランクシャフト】に逆l
・ルクが加えられるようになっている。
第7図は、パワーコントローラ28の回路構造を示して
おり、この図において、30はスタートスイツヂ30a
およびイグニッションスイッチ3obを含むキースイッ
チ、31はバッテリである。この図に示すように、パワ
ーコントローラ28は、キースイッチ30を介してバッ
テリ31に接続された切換回路41と、この切換回路4
1に接続された第1駆動回路47および第2駆動回路4
6と、この各駆動回路47.46の駆動タイミングをそ
れぞれ制御する各タイミング制御回路48.45と、モ
ータ駆動用および発電用の各電流調整回路44.43と
整流回路42とを備えている。
また、ECU32には内部に不図示のCPUとカウンタ
60をと有し、このカウンタ60はクランク角信号によ
り計数され、その計数値はCPUにより読取り可能にな
っている。
上記第1駆動回路47は、モータ駆動状態となったとき
に、タイミング制御回路48により発生されたタイミン
グでステータコイル7と電流調整回路44を接続して磁
界を発生させる。また、第1駆動回路47は、電流調整
回路44とモータ用コイル8とを接続して、このコイル
8に電流を流し、前記ステータコイル7により発生され
た磁界がコイル8に電気磁気作用を及ぼすようにしてい
る。
またこの第1駆動回路47が非駆動状態にあるときには
、ステータコイル7が電流回路42を介してバッテリ3
1に接続され、充電用の回路が形成されるようになって
いる。一方、第2駆動回路46は駆動状態となったとき
に、発電用コイル9に通電し、従って、第1駆動回路4
7が非駆動状態にあって第2駆動回路46が駆動状態と
なったとき、発電状態となる。即ち、コイル7に発生さ
れた誘起起電力は、全波整流回路42により整流されて
、バッテリ31に充電されるようになっている。
上記切換回路41およびタイミング制御回路48.45
はECU32によって制御される。EC032にはクラ
ンク角センサ25からのクランク角検出信号が増幅機2
6を介して入力され、また、スロットル開度TVOが開
度センサ23から入力されている。そして、エンジンの
始動時には、電動機発電装置100がスタータの役目を
果すように、切換回路41を介して第1駆動回路47が
バッテリ31に接続される。また始動後は、各タイミン
グ制御回路48.45の出力に応じて各駆動回路47.
46が働くように各駆動回路47.46とバッテリ31
との接続状態が切換えられ、ECU32により各タイミ
ング制御回路48.45を介して各駆動回路47.46
の駆動タイミングが制御されるようにしている。
第8A図はプーリ24に設けられたスリットの構成を示
している。このプーリ24の外周には12個のスリット
50が、内周には1つのスリット51が設けられている
。そして、第8B図に示すように、上記2種類のスリッ
トを通過する光を検知するだめの2つセンサ25a、2
5bが設けられ、12個のスリットがセンサ25aを通
過したときに得られる信号なRとし、スリット51がセ
ンサ25bを通過して得られる信号を2とすると、クラ
ンク軸1が1回転すると、センサ25aからは12発の
R信号パルスが得られ、センサ25bからは1つのZ信
号パルスが得られる。これらのパルスはECU32内の
カウンタ60に入力される。
このカウンタ60は第9図に示すように、4ビツトのカ
ウンタであり、R信号を計数し、2信号を人力するとリ
セットされる。即ち、カウンタ60は12進のカウンタ
を構成している。このカウンタ出力CNTはECU32
内のCPUに読取られて、メモリ61に書込まれる。ス
リット51を検知するためのセンサ25bの取付は位置
は、ロータコイル8,9に流れる電流(即ち、この電流
により形成される磁界の方向)と、ステータコイル7に
流れる3相交流の初期値との関係を規定する。即ち、カ
ウンタ値が°0°°のときは、クランク軸1(即ち、フ
ライホイール22)が基準位置に一致していることを示
し、また、計数値CNTが” 1 ”のときは、クラン
ク軸1が基準位置に対して時計方向に30度ずれたこと
を示している。
同じようにして、計数値CNTが11°°のときは、3
30度ずれていることを示している。
第10図は、モータ作用を行なうときの、ステータコイ
ル7に流れる3相交流(同図(a)及び(b))と、そ
のコイルにより発生する磁場の変化(同図(C))を示
したものである。但し、第10図においては、説明を簡
略化するために、ステータ巻線を2極巻線とした。即ち
、ステータ巻線を3本のコイルA−A’  (U相)、
B−B’(V相)、C−C’  (W相)としている。
第10図に示すように、3相交流の位相によって、ステ
ータコイル7により発生する磁界の位相は決ってしまう
。もし、始動時に圧縮負荷等があるために、ロータがス
テータが形成する回転磁界に対して例えば30度遅れで
あるときに、最適にロータを回転始動できると仮定する
(実際には、この角度は気筒数により変化する)。更に
、前記センサ25により、ロータが2位置よりも30度
進んで停止(CNT=]、)していたとするならば、即
ち、スリット51がセンサ25bよりも30度進んだ位
置にあるならば、始動を最適に行なうためには、第10
図に示すように、U相には+1□の電流を流し、V相及
びW相には−1,、/2の電流すようにすると、ロータ
に対してステータの回転磁界が30度遅れて発生する。
このようにすると、ロータに対するステータの磁界はロ
ータに最大トルクが発生されるようになる。同じように
して、ロータの停止位置が90度進んでいたならば(C
NT=3) 、ステータコイル7に流される交流電流は
、第10図の3番目に示しであるように、U相、■相に
は+1□/2の電流を流し、W相には=1.の電流すよ
うにする。
第11図はイグニッションオフ時に実行されるCPUの
制御ルーチンである。イグニッションオフが検知される
と、ステップS2からステップS4に進み、R信号の存
在を調べる。R信号がなければ、元のルーチンにリター
ンする。
再度、第11図のプログラムを実行されて、そのときに
R信号が存在していたときは、ステップS6で、所定の
タイマTMをカウントアツプする。このタイマTMはエ
ンジン回転が完全に止ったことを確認するだめのタイマ
であり、エンジン始動時のステップS36でリセットさ
れている。
ステップS8では、Z信号が存在しているかをみる。2
信号があれば、ステップSIOでタイマTMをクリアす
る。これは最後の1回転を検知するためである。もし、
2信号がなければ、ステップS12に進み、一定時間が
経過したかを調べるために、タイマTMと所定の閾値a
とを比較する。
もし所定時間が経過していなければ、エンジンが完全に
停止していないと判断して、元のルーチンにリターンす
る。
何度か第11図のプログラムを実行されたときに、Z信
号が存在していたならば、ステップS6でタイマTMは
インクリメントされるが、その都度、ステップSIOで
タイマTMはクリアされる。
やがて、エンジンか停止寸前になると、その時点では、
最後のZ信号入力後の経過時間はタイマTMに格納され
ている。そして、以降はZ信号は発生することはないか
ら、フライホイール2の回転が完全に停止してから何度
か第11図のプログラムを実行されたならば、タイマT
Mは閾値aよりも大きくなるから、ステップS14に進
み、カウンタ60の値CNTを読取る。そして、ステッ
プS16で、そのカウンタ値CNTを不揮発メモリ61
に書込む。ステップS18では、ECU32を電源オフ
にするために、リレー回路29にOFF信号を送る。
第12図はエンジンスタート時の始動制御プログラムで
ある。スタートスイッチオンを検知すると、ステップS
30で、メモリ61内のデータCNTを読取る。このデ
ータ値は前述したように、ロータの停止位置、即ち、ス
リット51とセンサ25bとの角度差を記憶しているか
ら、ステップS32で、この読取った値に応じてステー
タコイル7の各相UVWに流ず電流の位相関係を設定す
る。前述したように、フライホイール2が90度進んだ
位置に停止したならば、第10図の3番目に示しである
ように、U相、■相には+■イ/2の電流を流し、W相
には一■□の電流を流すようにする。これがUVW相に
流す3相交流の初期値であり、この初期値が現在のロー
タ(即ち、フライホイール2の)の停止位置に対する最
大始動トルクを与えるステータ電流となる。ステップS
34では、第1駆動回路を介して、ステータコイル7に
電流を流す。こうして、ステータコイル7には、ロータ
の停止位置に応じた最適のタイミングの3相交流電流が
流れる。
ステークコイル7に電流が流れると、フライホイール2
が回転を始めるから、その回転に応じてR信号がセンサ
25aから生成される。第1駆動回路47では、このR
信号に応じて、タイミング制御回路48て発生されたタ
イミングに基づいて、第10図の波形に示したよりな3
相交流を発生し、ステータコイル7に流す。即ち、この
3相交流の周期はR信号の発生周期に応じて変わり、フ
ライホイール2の回転が早くなると、ステータコイル7
の作る回転磁界の速度も早くなって、短時間でエンジン
始動が行なわれる。
く第2実施例〉 上記第1実施例はロータの停止位置をエンジンが完全に
停止する前にメモリ61に記憶しておき、始動時に、そ
の記憶しておいた停止位置を読出してその値に適したス
テータコイルの電流を決定するというものであった。こ
の第2実施例は、停止位置を記憶する代りに、燃料の燃
焼によるエンジンの回転が停止したら、電動機発電装置
なモータとして作動させることにより、ロータの停止位
置を再始動に最適な位置まで強制的に移動させようとい
うものである。その結果、第1実施例のような停止位置
の記憶が不要になる。
この第2実施例の構成は第1図において、メモリ61が
不要になり、第11図、第12図のプログラムに代り、
第13図の制御プログラムが必要となる。その他の点で
は、第1実施例と同じである。
第13図のフローヂャートにおいて、イブニラジョンス
イッチのオフが検出されると、ステ)ンフ。
S52に進み、カウンタ60の出力CNTが読取られる
。ステップS54ては、このカラントイ直CNTが所定
の値N。に近いものであるかを調べる。即ち、 CNT−NO<b であるかを調べる。このNo値については後述する。ス
テップS54で、 CNT−Nol≧b であるならば、このままではロータとステータとは同期
が取れていない位置で止ってしまうと判断されるので、
ステップS56に進んで、イク゛二1ンションオフフラ
グを調べる。このフラグは、それまでのイグニッション
オンの状態からイブ二九ンションオフの状態への変化を
検出するフラグ゛である。このような変化時点では、ス
テップ358で、イグニッションオフフラグをセットし
ておき、ステップS60で、ステップS52でよみこん
でおいた現時点のフライホイール2の回転位置(=カウ
ント値CNT)に応じてステータコイル7の電流初期値
を設定し、モータとして駆動する。
次にステップS52でカウント値をよみこんたときに、 CNT−No  ≧b である限りは、ステップS56に進んで、更にステップ
S62でモータとしての駆動を継続する。
やがて、 CNT−N、  <b となると、ステップS64に進んで、第2駆動回路46
を付勢して、発電作用を行ない、フライホイール2の回
転エネルギーを電気エネルギーに吸収して、フライホイ
ール2に対する負荷を増し、クランク軸lの回転を停止
させる。ステップ866では、ECU32の電源をオフ
する。
Noの値は次のようにして前もって決定する。
先ず、カウンタ60がこのN。で停止するようなところ
で、ロータが停止したとすると、始動に300m5以上
はかからないような値であるようにして決める。即ち、
第1実施例のように、2信号発生位置に対して30度ず
れている位置が最適タイミングであるとして、30度以
上ずれて停止しても、始動に300m5以上かからない
のであればよしとするのである。この300m5は、始
動性のフィーリングから経験的に定めたものである。
更に、Noの値の最適値を次のようにして決める。エン
ジンを燃料燃焼によらないで回転した場合には、圧縮抵
抗のバラツキにより停止し易い位置が何か所かある。そ
こで、先ず、スリット51の位置を、このような停止し
易いところに設定する。このように設定した上で、No
の値を、2信号発生位置に最も近い位置とするのである
尚、圧縮抵抗による停止位置のばらつきは、モータとし
ての駆動時にステータに流れる電流をモニタすることに
より検知される。
以上説明したように、第2実施例によれば、エンジン停
止時において、燃料の燃焼が停止しても、始動時におい
てロータとステータとが最適位置になるまで、ロータを
強制的に回転させるのて、始動時におけるロータとステ
ータとの同期が取れている。そのために始動性が向上す
る。
以上2つの実施例を説明したが、ロータコイルを固定側
に設けて、所謂無整流子型にしてもよい。
また、通常のセルモータ及びオルタネータを用いたエン
ジンの本発明を適用する場合は、このセルモータ及びオ
ルタネータの回転軸の位相角度を知るようにすればよい
(発明の効果) 以上説明したように本発明の始動電動機制御装置によれ
ば、エンジン出力軸に接続されたロータと、エンジン本
体に固定されたステータとに供給される電流による磁場
により、エンジンに始動正トルクを与えるための電動機
を制御する電動機制御装置において、ロータとステータ
とに、磁場発生用の電流を供給する電流供給手段と、エ
ンジン停止時におけるロータの停止位置の、ステータに
対する位相角度を検出する検出手段と、この検出された
位相角度を記憶する記憶手段と、エンジン始動時におけ
る、前記ロータとステータとに印加される電流間の位相
を、記憶手段に記憶された前記位相角度に応じて設定さ
れるように、前記電流供給手段を制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。従って、エンジン始動時にお
けるロータ磁界に対するステータ磁界は、現在のロータ
停止位置に最適なタイミングで発生されるので、トルク
は大きく始動性が向上する。
また、他の構成による本発明の始動電動機制御装置によ
れば、エンジン出力に接続されたロータと、エンジン本
体に固定されたステータとに供給される電流による磁場
により、エンジンに始動正トルクを与えるための電動機
を制御する電動機制御装置において、エンジンの停止を
検出する停止検出手段と、ロータがステータに対して基
準となる角度に達したことを検出する基準角度検出手段
と、ロータとステータとに、磁場発生用の電流を供給す
る電流供給手段と、エンジンの停止が検出されると、前
記電流供給手段を付勢して、上記基準角度検出手段が前
記基準角度を検出するまで、0−夕を回転させるように
、前記電流供給手段を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
従って、エンジン停止時には、モータ作用によりクラン
ク軸が強制的に基準角度位置まで回転されるので、始動
時には、この基準角度位置からエンジンが始動される。
この基準角度位置は、ロータ磁界に対するステータ磁界
が、高い始動トルクを得るのに最適なタイミングである
ように設定されているために、始動性は向上する。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図は本発明に係る始動電動機制御装置
の構成を示す図、 第2図は第1実施例に係る制御装置の全体構成を示す図
、 第3図は第1実施例、第2実施例に共用される電動機発
電装置の断面図、 第4図はステータコイルとロータコイルの構成を示す断
面図、 第5A図はロータのモータ用コイル8の巻線を示す図、 第5B図はステータコイル7とモータ用コイル8とに流
れる電流の関係を示す図、 第6A図はロータの発電用コイル9の巻線を示す図、 第6B図はステータコイル7と発電用コイル9とに流れ
る電流の関係を示す図、 第7図はパワーコントローラ28の内部構成を示す図、 第8A図、第8B図は夫々、プーリ24に設けられたス
リットとクランク角センサとの関係を示す図、 第9図はロータの停止位置を計数するカウンタの構成図
、 第10図の(a)〜(d)ステータコイルに流れる交流
とそれにより発生する磁界と、ロータの停止位置との関
係を説明する図、 第11図、第12図は第1実施例の制御に係るプログラ
ムのフローチャート、 第13図は第2実施例の制御に係るプログラムのフロー
チャートである。 図中、 1・・・クランク軸、2・・・フライホイール、3・・
・エンジンシリンダブロック、4・・・クラッチ機構、
5・・・クラッチハウジング、7・・・ステータコイル
、8・・・モータ用ロータコイル、9・・・発電用ロー
タコイル、10.18・・・磁性体、11・・・整流子
、12・・・スリップリング、13.14・・・プラッ
シュ、22・・・スロットル弁、23・・・スロットル
開度センサ、24−・・プーリ、25.25a、25b
−クランク角センサ、26・・・増幅器、28・・・パ
ワーコントローラ、29・・・リレー回路、30・・・
エンジンキー31・・・バッテリー、32・・・ECU
、50.51・・・スリット、60・・・カウンタ、6
1・・・メモリである。 第 図 第5A図 第5B図 第 図 第6A図 第6B図 工 昧 α 区 ■

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン出力軸に接続されたロータ と、エンジン本体に固定されたステータとに供給される
    電流による磁場により、エンジンに始動正トルクを与え
    るための電動機を制御する電動機制御装置において、 ロータとステータとに、磁場発生用の電流を供給する電
    流供給手段と、 エンジン停止時におけるロータの停止位置の、ステータ
    に対する位相角度を検出する検出手段と、 この検出された位相角度を記憶する記憶手段と、 エンジン始動時における、前記ロータとステータとに印
    加される電流間の位相を、記憶手段に記憶された前記位
    相角度に応じて設定されるように、前記電流供給手段を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする始動電動
    機制御装置。
  2. (2)エンジン出力軸に接続されたロータと、エンジン
    本体に固定されたステータとに供給される電流による磁
    場により、エンジンに始動正トルクを与えるための電動
    機を制御する電動機制御装置において、 エンジンの停止を検出する停止検出手段と、ロータがス
    テータに対して基準となる角度に達したことを検出する
    基準角度検出手段と、 ロータとステータとに、磁場発生用の電流を供給する電
    流供給手段と、 エンジンの停止が検出されると、前記電流供給手段を付
    勢して、上記基準角度検出手段が前記基準角度を検出す
    るまで、ロータを回転させるように、前記電流供給手段
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする始動電
    動機制御装置。
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