JPH0241328B2 - - Google Patents

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JPH0241328B2
JPH0241328B2 JP56173531A JP17353181A JPH0241328B2 JP H0241328 B2 JPH0241328 B2 JP H0241328B2 JP 56173531 A JP56173531 A JP 56173531A JP 17353181 A JP17353181 A JP 17353181A JP H0241328 B2 JPH0241328 B2 JP H0241328B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、眼科器械、例えばレフラクトメータ
ー、眼底カメラ、またはオフサルモメーターなど
の被検眼光軸と上記器械光軸との位置合せ(狭義
のアライメント合せ)、もしくは作動距離合せの
ための眼科器械用アライメント装置に関する。以
下本明細書では特に断りのない限り、上記「狭義
のアライメント合せ」と「作動距離合せ」の両者
を含め、単に「アライメント」と言う。
従来、この種の装置としては、被検眼の角膜も
しくは強膜等の前眼部に予め定めた角度で光束を
照射する発光手段と、眼科器機が正規の位置にア
ライメントされているとき、前記照射光束が被検
眼の前眼部で反射されその反射光が帰環すべき位
置に配され、その反射光を受光する受光手段とか
ら構成され、受光手段が反射光を受光したときに
アライメント完了の信号を出し検者に知らせる装
置であつた。
そして従来のアライメント装置においては発
光、受光各手段の配置位置を定める前提として、
照射光を反射する被検眼前眼部の形状をある一定
のモデル眼に求めざるを得ず、通常例えば角膜で
反射させる場合は、角膜の前面の曲率半径を
7.5m/mないし7.8m/mのいずれか一つの値を
基準としていた。またアライメント精度を向上さ
せるためには発光手段として、発光ダイオード等
の微少光源を使用し、さらにこの光源からの光を
リレー光学系によりピンホールに結像し、このピ
ンホールを二次光源として使用しこの二次光源を
被検眼角膜上もしくはその近傍に結像レンズで結
像させ、また受光手段にもピンホールを設け、こ
のピンホールを受光素子の光学的共役位置に配置
し、このピンホール上に前記角膜からの反射光を
結像させる結像手段が採用されていた。
しかしながら、被検者はかならずしも、上記モ
デル眼と同一の形状を有する角膜をもつていると
は限らないばかりか、被検者の眼屈折特性、例え
ば遠視眼、近視眼においては角膜の曲率半径はモ
デル眼の数値からズレることが多く、このことは
アライメント検出精度の低下をまねいていた。さ
らに大きな欠点としては、従来のアライメント装
置は被検眼の乱視要素を一切考慮していない点に
ある。一般に人眼にはたとえ自覚もしくは他覚的
視力測定において正視と測定されても平均1Dの
生理的角膜乱視が約90%の人にみとめられる。こ
れは角膜の水平切面の曲率半径より垂直切面の曲
率半径が小さいためである。
また被検眼が乱視眼であれば、乱視眼中の約80
%は角膜性乱視に起因しているため、さらに角膜
の各径線上の曲率半径の差は大きくなる。これら
被検眼の乱視特性による角膜をある一定の球面と
みなして設計された従来のアライメント装置で
は、そのアライメント精度はきわめて低いものと
ならざるを得なかつた。
また従来のアライメント装置のある種のものに
は、前述の発光−受光手段を4組もうけ、その内
2組を装置光軸を含む水平面内に、他の2組を光
軸を含む垂直面内に配置し、さらにアライメント
表示装置に前記各受光素子に対応する位置関係で
4つの表示手段をもうけ、受光手段が反射光を受
光したとき点燈するように構成して、この表示手
段の表示状態によりアライメントの完了及びアラ
イメント方向すなわち器械を上下左右いずれの方
向に移動すればよいかを検者に指示する装置があ
つた。
しかしながらこのアライメント装置において
も、発光−受光手段はあくまで反射光を受光でき
たか、否かの信号を出力し得るだけであるから、
移動量を定量的に出力することは不可能であつ
た。このことはアライメント操作を検者に実行さ
せざるを得ず、検者は多大のアライメント調整時
間を費やす結果となり、また器機本来の機機、す
なわち眼底カメラであれば被検眼眼底の撮影、レ
フラクトメーターであれば屈折力測定、オフサル
モメーターであれば角膜の曲率半径測定等を実行
している間はアライメント状態を監視することが
できず、ややもするとアライメントが不完全な状
態のまま測定してしまうことにもなり、器械の測
定結果に大きな誤差をまねくという欠点があつ
た。特に被検者が小児の場合は固視がむずかし
く、測定とアライメント調整を頻繁にくり返すこ
ととなり、測定時間の長大化をまねき、被検眼の
調節力の介入が測定結果の誤差を将来するという
欠点につながつた。
特に近年多くの眼科器械がその測定を自動化す
る傾向にあるも、アライメントの自動化はいまだ
実現されておらず、たとえ測定自身は自動化され
ても、いなそれなるがゆえに、アライメント不完
全な状態で自動測定しても、アライメント不備を
知ることが出来ず、誤つた測定値を正しい測定値
とみなしてしまう欠点があつた。
本発明は、係る従来の眼科用器械におけるアラ
イメント装置の欠点を解決するためになされるも
ので、その第1の目的は非結像光学形式でアライ
メント量を定量的に測定できるアライメント装置
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、継続的にアライメント
量を計測でき、しかもアライメント調整量を数値
化して出力し、その出力をもとに自動的にアライ
メント調整できる自動アライメント装置を提供す
ることにある。
本発明の第3の目的は、係るアライメント装置
を比較的安価に提供でき、しかもアライメント量
検出精度の高い、新しい型式のアライメント装置
を提供することにある。
以上の目的を達成するための本発明に係るアラ
イメント装置の構成上の特徴は、ある平面内で測
定の基準となる予め定められた形状を成し照明光
束を射出する光源と、光軸上に配置されたピンホ
ールと、前記ピンホールを通過する前記照明光束
の主光線を前記光軸と平行にし、かつ被検眼前眼
部の頂点の接平面近傍に前記光源の像を結像させ
るための光学部材とを有する照明光学系と;前記
照明光束の前記前眼部からの反射光を前記光源と
光学的に非共役な面内で光電的に検出する検出手
段と;前記検出手段が検出した前記反射光から前
記光源に対応する光源像を求め、前記光源像の前
記光源に対する形状および位置の変化を求め、そ
の形状および位置の変化に基いて装置のアライメ
ント量を演算する演算手段と から構成されてなることにある。
以上の構成により、非結像光学形式で、且つ従
来のアライメント装置では不可能であつた定量的
なアライメント量の測定が可能となり、このアラ
イメント量をもとに自動的にアライメント調整が
でき、しかもこのアライメント装置を有する眼科
器械の本来の測定あるいは検査もしくは記録取り
等を実行している間も、つねにアライメント量を
測定出来、この結果をもとに継続的にアライメン
ト調整ができる新しいアライメント装置を提供す
ることができる。
以下本発明の原理を図をもとに説明する。
第1図は、本発明に係わるアライメント装置の
基本原理を示すための概略光装置図である。
照明光軸O2から予め定められた間隔を開けて
少なくとも3つの点光源P1,P2,P3が配置され
ている(第1図ではP1,P2のみを図示する)。点
光源P1,P2,P3から射出されか光束は、照明光
軸O2上に配置されたピンホールPHを通つて、反
射鏡Mで反射されたのち、前記ピンホールPHの
位置に焦点を有する結像レンズLにより装置光軸
O1とその主光線I1,I2,I3がそれぞれ平行となる
照明光束i1,i2,i3となつて角膜Cに照射される。
そして結像レンズLにより、角膜Cの頂点Ocと
接する接平面Hに点光源P1,P2,P3の光源像が
結像されるようになつている。また装置光軸O1
と垂直な平面内に平面型検出器Doを配置し、こ
の検出器Doは、前記結像レンズLがリレーレン
ズとして働き図中Dの位置にその光学的共役像が
形成されている。共役検出面Dは、前記ピンホー
ルPHとは光学的に非共役な関係にある。ここで
検出面Dは、角膜Cから光軸O1方向にl、また
結像レンズLの前面から距離d離れて位置してい
る。
また本測定原理において点光源P1,P2,P3
像を接平面H上に結像させる利点は以下のようで
ある。すなわち、一般に、平行光束が被検眼に光
束を入射されると、その光源像は、被検眼が正視
の場合にその焦点位置である網膜の黄斑中心窩上
に結像されるため強い照明光束を入射させると被
検眼に眩しさや、はなはだしい時には、損傷をあ
たえる可能性がある。これをさけるために接平面
上に光源像を結像させ、それにより第2図に示す
ように接平面H通過後の光束iは拡散光束として
角膜に入射し、角膜Cの焦点Fcに向う。そして
眼内に入射するに従つて拡散され、周辺網膜に拡
散光として照射されるため、網膜等の損傷や眩し
さを防止することができる。また照明光束iの主
光線Iは、つねに光軸O1と平行であるから角膜
Cへ到達する主光線も平行であり、その角膜での
反射光は角膜焦点Fcから射出したごとき反射光
束となるため、測定原理上極めて便利となる。
第3図は本発明の第1の測定原理を説明するた
めの斜視図であり、共役検出面D以降の光学系に
ついては図示を省略してある。また以後の説明に
おいて照明光束i1,i2,i3はすべてその主光線I1
I2,I3を使つて説明する。
第3図において装置光軸O1に原点を有するX0
−Y0直交座標系を考える。。このX0−Y0座標系
を含む面に、その頂点を接するように角膜Cが配
置されているものとする。この角膜Cは、その光
学中心(角膜頂点)OcをX0軸方向にEH、Y0軸方
向にEVずらして配置されており、かつ、曲率半
径r1の第1主径線r1がX0軸に対し角度θだけ傾け
られて配置されているものとする。またその第2
主径線r2の曲率半径をr2とする。今このX0−Y0
座標面から装置光軸O1にそつて距離l離れた位
置に、その装置光軸O1上に原点OをもつX−Y
直交座標系を想定し、このX−Y座標面に検出面
Dを配置したとする。
今、この角膜Cに前述したように光軸O1と平
行な3本の光線I1,I2,I3を照射するとこれら光
線は角膜Cにより反射され、その反射光線I1′,
I2′,I3′は共役検出面Dに到達する。光線I1,I2
I3のX0−Y0座標面に入射する入射点をそれぞれ
U00X10Y1)、V00X20Y2)、W00X30Y3)と
し、また反射光線I1′,I2′,I3′の検出面Dへの到
達点のX−Y座標上の位置をそれぞれU(X1
Y1)、V(X2,Y2)、W(X3,Y3)とし、これら6
点について以下の係数の式を定義する。
A12=(0X1−X1)−((0X2−X2) A13=(0X1−X1)−(0X3−X3) B12=(0Y1−Y1)−(0Y2−Y2) B13=(0Y1−Y1)−(0Y3−Y3) C120X10X2 C130X10X3 D120Y10Y2 D130Y10Y3 ……(1)式 以上の定義のもとに角膜への入射点と検出面へ
の投影点の間には 4(C13D12−C12D13)(l/r)2−2(A12D13+ B13C12−A13D12−B12C13)(l/r)+(A13B12− A12B13)=0 ……(2)式 の方程式であらわされる。ここにlは、前述の通
り角膜の頂点と検出面Dとの間の距離であり、r
は角膜の曲率半径である。
ここで、上記係数のカツコ式を以下のもので定
義する。
〔p,q〕≡p12q13−q12p13 〔p,q〕=−〔q,p〕 ……(1)′式 ここで、p,qはそれぞれ上記(1)式のA,B,
C,Dのいずれかをとるものとすると(2)式は 4〔C,D〕(l/r)2−2{〔B,C〕−〔A,
D〕}(l/r)+〔A,B〕=0……(3)式 として表わされる。ここで上記の二次方程式の根
を λi=l/ri ……(4)式 ここでi=1,2 とする。
また、検出面Dを第1図に示すように角膜頂点
から距離l′の位置にその共役検出面を移動させ、
検出面D′への反射光線I1′,I2′,I3′の到達点
U′(X1′,Y1′)、V′(X2′,Y2′)、W′(X3′,Y
3′)に
ついて考えると、X0−Y0座標面への光線I1,I2
I3の入射点U00X10Y1)、V00X20Y2)、W0
0X30Y3)との間にやはり上述の第(3)式と同様
に 4〔C′,D′〕(l′/r)2−2{〔B′,C′〕−〔
A′,D′〕} (l′/r)+〔A′,B′〕=0 ……(3)′式 が成立し、その根を λi′=l′/ri ここでi=1、2 ……(4)′式 とする。
こうして、上記(4),(4)′式の根λi,λi′より λi−λi′=l/ri−l′/ri=l−l′/ri これより ri=l−l′/λi−λi′ ここで、ri=l/λiであるから結局 l=λil−l′/λi−λi′ ……(5) としてlをもとめることができる。また第1図か
ら分かるように l−l′=d′−d であり、かつd,d′は設計上予め定めることので
きる既知の距離であるから、第(5)式は l=λid′−d/λi−λi′ と書くことができる。
また第1図から作動距離すなわちレンズLと角
膜C間の距離WDは、WD=l+dであるから結
局作動距離WDは WD=λid′−d/λi−λi′+d ……(6) として求めることが出来る。この求められた作動
距離wdと眼科装置の固有の正規の作動距離とを
比較すれば、装置が正規の作動距離位置に位置し
ているか否かが判定できるし、作動距離wdと正
規の作動距離との差を計算すれば眼科装置を光軸
方向にどれ程移動させればよいか求めることがで
きる。
次に、角膜頂点Ocが光軸O1と水平方向にEM
垂直方向にEVずれていることに起因する狭義の
アライメントのための水平方向アライメント量
α、垂直方向アライメント量βを求めるために点
光源P1,P2,P3の配置を 0x10x20x3=0 0y1+0y2+0y3=0} ……(7) を満たすよう例えば点光源P1,P2,P3が作る正
三角形の重心が光軸O1と一致するように予め設
計するか、もしくは角膜Cの前方に光軸O1と垂
直な反射鏡を配置し、このときの検出面Dでの検
出点をもとに前記(7)式を満たすようなX0−Y0
標系及びX−Y座標系を作定し、これを初期条件
としてもよい。
こうすることにより、角膜Cに光線I1,I2,I3
を入射させたときの検出面Dでの検出点U(X1
Y1)、V(X2,Y2)、W(X3,Y3)より、アライメ
ント量α,βはそれぞれ α=X1+X2+X3/3 β=Y1+Y2+Y3/3 ……(8) としてもとめることができる。もし点光源Pをn
個にすればα,βはそれぞれ以下のように拡張で
きる。すなわち となる。
第4図は、本発明の第2の測定原理を説明する
ための斜視図である。前述の第1の測定原理と同
一の構成要素は、同一の符号を付して説明を省略
する。
本測定原理は、球面あるいはトーリツク面形状
の反射面に直線状光源からの平面光束を入射させ
ても、その反射光束はやはり平面光束であり、た
だ曲面特性により、その平面光束の長さと傾き角
のみが変化するという原理にもとずいている。
今、第4図に示すように直線状光源A,Bを想
定する。この直線状光源A及びBは、1点Uで互
いに交差し、それぞれの端点をV,Wとする。直
線状光源Aは、X0軸と平行な直線Xpに対し角度
θ1傾斜しており、また直線状光源Bは直線Xpに
対し角度θ2で傾斜しているものとする。また両直
線光源A,Bの交差角はθとする。
この直線光源A,Bからの光が、その主光線を
装置光軸O1に対し平行になるようにX0−Y0座標
面に投影結像されたとすると、光源A,Bからの
主光線は角膜Cで反射され前記直線状光源A,B
と光学的に非共役な検出面Dに到達する。この検
出面D上の前記直線状光源Aの角膜Cでの反射に
よる投影直線をA′、前記直線状光源Bの角膜C
での反射による投影直線をB′とすると、角膜C
の前面のトーリツク面形状の形状特性、すなわち
それぞれの主径線の方向及び曲率半径によつて投
影直線A′とB′の交点はU′に、投影直線A′の端点
はV′に、その傾きはX軸とθ1′の角度に変化し、
また投影直線B′の端点はW′、そのX軸との傾き
はθ2′に変化する。そしてまた、直線状光源Aの
長さ、すなわち交点Uと端点Vとの間の長さ0lA
は交点U′と端点V′の間の長さ0lA′に変化してお
り、同様に直線状光源Bの長さ、すなわち交点U
と端点Wとの間の長さ0lBは、交点U′と端点W′の
間の長さ0lB′に変化している。そこでtanθ1
0mA、tanθ20mB′、tanθ1′=0mA′、tanθ2′=
0mB′とすると、 40ψA・0ψB(0mA0mB)(l/r+1)2−2〔0ψA
0mA0mB′)+0ψB0mA′−0mB)(l/r+1)+(0mA′−0mB′)=
0……(9)式 但し、 の二次方程式が得られる。
この二次方程式の根を φi=l/ri(ここでi=1,2) ……(10) とする。
ここで前述の第1測定原理と同様に共役検出面
DをD′に移動し、角膜Cからl′の距離に配置す
る。この場合の直線状光源A及びBのこの移動後
の検出面D′上への投影像についても上記第(9)式
と同様の二次方程式 4ψA・ψB(mA−mB)(l′/r+1)2−2〔ψA(mA
−mB′)+B(mA′−mB〕 (l′/r+1)+(mA′−mB′)=0 ……(9)′ が成立するので、この二次方程式の根を φi′=l′/ri(ここでi=1,2) ……(10)′ とすると、前述の(5)式と同様に l=φil−l′/φi−φi′ ……(11) が得られ、これより作動距離WDは WD=φid′−d/φi−φi′+d ……(12) として求めることができる。
以上の測定原理は、直線状光源A,Bの角膜C
での反射による投影直線A′,B′の検出に検出面
DおよびD′を使つたが、次にX−Y座標系の両
座標軸X軸及びY軸上だけでこれら投影直線
A′B′を決定する方法を考える。そのためには、
第5図に示すように直線状光源A,Bの相方に交
差する今一つの直線状光源Cを想定し、その交点
をそれぞれV,Wとする。
この三つの直線状光源A,B,CのX−Y座標
系への角膜Cの反射による投影直線をそれぞれ
A′,B′及びC′とする。そしてX軸及びY軸とこ
れね投影直線A′,B′及びC′の交点を検出する。
X軸上の検出点を、それぞれxa1,xa2及びxa3
とし、Y軸上の検出点をそれぞれya1,ya2及び
ya3とすると、直線はその内の任意の2点がきま
ればその方程式を決定できるので、検出点ya1
xa3から投影直線A′の方程式が決定でき、同様に
検出点xa1とya2から投影直線B′の方程式が、検
出点xa2とya3から投影直線C′の方程式がそれぞ
れ決定できる。これら投影直線A′,B′及びC′の
それぞれの方程式からこれら3直線A′,B′及び
C′の交点U′,V′及びW′の座標が算出でき、これ
よりU′とV′間の長さ0lA′,U′とW′間の長さ0l
B′が求められ、また上記投影直線A′の方程式よ
りその傾きtanθ1′=0mA′を、投影直線B′の方程式
よりその傾きtan〓2′=0mB′をそれぞれ算出でき、
これより上述の第(9)式から第(12)式を使つて作
動距離WDを求めることができる。
また装置光軸O1と被検角膜Cの頂点Ocとの狭
義のアライメントは、直線状光源A,B及びCの
交点U,V及びWの座標をそれぞれU(0X1
0Y1)、V(0X2,0Y2)及びW(0X3,0Y3)とする
とき、前記第1の測定原理と同様の考え方から、
第(7)式、第(8)式を使つてアライメント量α,βを
算出することができる。 また、前述の第(9),
(9)′を解いて、その根φi,φi′をもとめることが演
算処理装置の能力上困難であれば、投影直線A′,
B′,C′のそれぞれの方程式を求め、これら三つの
方程式をもとに、三交点U′,V′,W′の座標を演
算し、以下前述の第1の測定原理で述べた第(1)式
から第(4)′を適用して、第(3)式、第(3)′のそれぞれ
の2根λi、λi′から、第(6)式により作動距離WDを
もとめ、また三交点U′、V′、W′の座標値から第
(7)式、第(8)式を適用してアライメント量α,βを
算出してもよい。
以上説明したように、第5図の方法にしたがえ
ば、第4図に示したように投影直線A′,B′のそ
れぞれの交点及び端点i′,j′,k′を検出する必要
がないばかりか、平面状の検出器でなく互いに交
差する2本の直線上の検出器で投影直線A′,B′,
C′が決定でき、これよりその交点i′,j′,k′を算
出できるので装置構成上有利である。
第6図は、本発明の第3の測定原理を説明する
ための斜視図である。
本測定原理は2本の平行直線状光源からの平行
する平面光束が球面またはトーリツク面状の反射
面に入射したとき、その反射面からの反射平面光
束の平行性はそこなわれずただそのピツチPと平
行な平面光束自身の傾き角が変化するという原理
にもとずいている。
以下本原理の説明にあつては前述の第1または
第2の測定原理と同様の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。
今、ピツチがPで、Xo軸と傾きmで交差する
少なくとも2本の平行直線群Lをなす直線光源か
らの光が、その主光線を装置光軸O1と平行にな
るように前記Xo−Yo座標面に結像投影される
と、この照明光は、角膜Cの前面の曲面特性、す
なわちもしこの角膜がトーリツク面形状であれ
ば、その第1主径線R1の曲率半径R1、その第2
主径線R2の曲率半径R2、及び第1主径線の軸角
度θのそれぞれの値に応じて偏向反射され、前記
直線状光源と光学的に非共役な面にある前記検出
面Dに向う。
そして、直線状光源に対応した検出面D上の投
影直線パターンL′はそのピツチP′に、そのX軸と
の傾きをMに変化させている。
検出面Dと角膜頂点Oc間の距離をlとすると、
投影直線パターンL′の傾きMは次式で表わされ
る。
M=m〔a(l)sin2θ+b(l)cos2θ〕+〔a(
l)−b(l)〕sinθ・cosθ/m〔a(l)−b(l
)sinθ・cosθ〕+〔a(l)cos2θ+b(l)sin2θ
〕……(13) またピツチP′の変化は次式で表わされる。
P′/P=a2(l)sin2θ+b2(l)cos2θ +a2(l)−b2(l)/m2+1 〔cos2θ+msin2θ〕 ……(14) ここで、(13),(14)式ともに、 a(l)=1+2l/R1 b(l)=1+2l/R2 である。
実際の測定に際して、第(13),(14)式に基づ
き平行直線群の傾きとピツチの変化から作動距離
WDを測定するには、第(13),(14)式の未知数
がR1,R2,θの3つであるため、1つの平行直
線群の変化だけでは、第(13),(14)式の解は得
られないことがわかる。このため、実際には、他
の1つの平行直線群と合せ、2つの平行直線群の
傾きとピツチの変化を知る必要がある。この構成
を第7図に示す。第7図には、傾きm1、ピツチ
P1の2本の平行直線群L1と、傾きm2、ピツチP2
の2本の平行直線群L2を構成する直線光源が配
置されており、この光源を射出し被検角膜Cで反
射された光線束は、検出面D上で傾きm1′、ピツ
チP1′の2本の投影平行直線群L1′と傾きm2′、ピ
ツチP2′の2本の投影平行直線群L2′を形成する。
この2組の投影平行直線群から(13),(14)式が
それぞれ2組、合計4式得られるため、(13),
(14)式の未知数θ,R1,R2を求めることができ
る。二次方程式第(13),(14)式を解いてR1
R2,θを求めることが演算処理上、複雑で処理
機構のコストアツプ、処理時間の増大をまねくよ
うであれば、以下の中間的演算処理をほどこせば
よい。
第8a図は、第7図の直線状光源が形成する平
行直線群L1,L2を示している。L1の傾きはm1で、
ピツチはP1,L2の傾きはm2で、ピツチはP2であ
ることは第7図と同様である。今、平行直線群
L1のうちの1本L11からピツチP1のe倍の距離
eP1へだてて平行線と、距離fP1の平行線QW
を考える。
また平行直線群L2のうちの1本L21から距離
gP2の平行線と距離hP2の平行線を考え
る。これら平行線,,,から基準
仮想平行四辺形UVWQが形成され、これら四頂
点のx−y座標系の仮想座標を、U(ox1,oy1)、
V(ox2,oy2)、W(ox3,oy3)、Q(ox4,oy4)と
する。
第8b図は、第8a図の平行直線群L1,L2
角膜Cで反射し、検出面D上に投影された投影平
行直線群L1′,L2′を示す図で、このL1′は傾き
m1′ピツチP2′に、L2′は傾きm2′、ピツチP2′に変
化していることは第7図と同様である。この投影
平行直線群を検出面Dに配置された平面型ポジシ
ヨンセンサで検出してもよいが、今、仮りにX−
Y座標の原点OからX軸方向にξ、Y軸方向にη
だけ平行移動された点に原点O′を有する交差角
γで交差するX′−Y′座標軸上に配されたリニア
ポジシヨンセンサーS1,S2で検出するものとする
と、リニアセンサーS1は検出点イ,ロ,ハ,ニで
投影平行直線群を検出し、リニアセンサーS2は検
出点ホ,ヘ,ト,チで投影平行直線群を検出す
る。そして検出点ロ,ヘから投影平行直線群のう
ちの1本L11′の方程式を演算し、また検出点ハ,
トからL21′の方程式を演算する。また同様に検出
点イ,ホから投影平行直線群のうちの他の1本
L12′の、検出点ニ,チからL22′のそれぞれの方程
式が演算できL11′,L12′のピツチP1′も、L21′、
L22′のピツチP2′も演算できる。そしてL11′からピ
ツチP1′に第8a図でかけた倍率と同じ倍率eを
かけてeP1′のピツチの平行線′′を考えること
ができ、同様にfP1′ピツチの平行線′′を、
L21′からgP2′ピツチの平行線′′をhP2′ピツチ

平行群′′を考えることができ、これら平行線
U′V′、′′、′′、′′から第1投影仮
想平
行四辺形U′V′W′Q′をもとめることができる。こ
の仮想平行四辺形の四頂点のx−y座標系におけ
る仮想座標をU′(x1,y1)、V′(x2,y2)、W′(x3

y3)、Q′(x4,y4)とすると、第8a図の基準仮想
平行四辺形UVWQと第8b図の第1投影平行四
辺形U′V′W′Q′は対応しており、この変化はまさ
に角膜の曲面特性にかかわるものである。
さてここで仮想4点に対し以下前述の第(1)式と
同様の係数と式を定義する。
Aij=(oxi−xi)−(oxi−xj) Aij=(oxi−xi)−(oxk−xk) Bij=(oyi−yi)−(oyi−yj) Bij=(oyi−yi)−(oyk−yk) Cij=oxi−oxj Cij=oxi−oxk Dij=oyi−oyj Dij=oyi−oyk (15a) ここにi,j,kはiを基準としてjもしくは
kをとるものとする。仮想4点より、12通りの組
合せが考えられる。
上記第(15a)式を用いれば、2つの主径線の
半径に関するR1,R2は以下の2次方程式で表示
できる。
4(CikDij−CijDik)(l/R)2−2(AijDik+Bik
Cij−AikDij−BijCik)(l/R) +(AikBij−AijBik)=0 ……(15b) ここで上記係数のカツコ式を以下のもので定義
する。
〔p,q〕≡pijqik−qijpik 〔p,q〕=−〔q,p〕 ここでp,qはそれぞれA,B,C,Dのいずれ
かをとるものとすると、(15b) 式は 4〔C,D〕(l/R)2−{〔B,C〕 −〔A,D〕}(l/R)+〔A,B〕=0 ……(15c) として表わされる。
lは第7図で示すように角膜Cと光役検出面D
間の距離をいう。
従つて、第7図のように2組の投影平行直線群
L1′,L2′のピツチP1′,P2′と傾きm1′,m2′を検出
し、第8b図のように第1投影仮想投影四辺形を
作り、その平行四辺形を形成する4頂点より、第
(15)式の二次方程式を解くことにより、根を Ki=l/Ri(ここでi=1、2)……(16) 求めることができる。ここで、第1の測定原理と
同様に検出面Dを角膜Cから距離l′の位置に移動
して検出面D′を作る。第8c図に示すようにこ
の検出面D′上での投影平行四線群L1″,L2″が作る
第2投影仮想平行四辺形U″V″W″Q″についても
前記第(15a)式〜第(15c)式が適用でき、そ
の根を Ki′=l/Ri(ここでi=1、2) ……(16′) とすると、Ki,Ki′から前述の(5)式と同様に l=Kil−l′/Ki−Ki′ ……(17) が得られ、前述の第1の測定原理と同様の考え方
から作動距離WDは WD=Kid′−d′/Ki−Ki′+d ……(18) が得られる。
上述した第8a図、第8b図及び第8c図で
は、仮想平行四辺形をもとめるのに、ピツチP1
P2,P1′,P2′,P1″及びP2″に任意の倍率e,f,
g,hをそれぞれ掛けたが実際にはe=1、g=
1として仮想平行四辺形U0V0W0Q、及び
U0′V0′W0′Q′を使つて演算した方が、処理はその
分簡略化できる。
また、仮想平行四辺形の各頂点の座標をx0−y0
直交座標系、X−Y直交座標系を使つて説明した
が、リニアセンサーS1,S2の配置にそつて斜交座
標系X′−Y′座標系を考えると、第9図に示すよ
うにX軸とX′軸が角度αで交差し、Y軸とY′軸
が角度βで交差し、かつX′−Y′座標系の原点O2
はX−Y座標系の原点O1からX軸方向にξ,Y
軸方向にηずれているので、このときのX′−
Y′座標系からX−Y座標系への座標変換は、 X=X′sinα+Y′sinβ+ξ Y=Y′cosβ−X′cosα+η ……(19) 前記(15)式から Aij=(oxi−xi)−(oxj−xj) これに(19)式を代入して Aij={(ox′isinα+oy′isinβ+ξ) −(x′isinα+y′isinβ+ξ)}−{(ox′jsinα +oy′jsinβ+ξ)−(x′jsinα−y′jsinβ+ξ)} =sinα{(ox′i−x′i)−(ox′j−x′j)} +sinβ{oy′i−y′i)−(oy′j−y′j)} =A′ijsinα+B′ijsinβ ……(20a) またBij=(oyi−yi)−(oyj−yj)で 上記同様の計算で Bij=cosβ{(oy′i−y′i)−(oy′j−y′j)} −cosα{(ox′i−x′i)−(ox′j−x′j)} =B′ijcosβ−A′ijcosα ……(20b) 以下同様に Cij=C′ijsinα+D′ijsinβ ……(20c) Dij=D′ijcosβ+C′ijcosα ……(20d) となる。
ここで〔C,D〕、〔B,C〕、〔A,D〕、〔A,
B〕を求めると、第(20a)〜(20d)式から 〔C,D〕=CijDik−DijCik =(C′ijsinα+D′ijsinβ)(D′ikocsβ −C′ikcosα)−(D′ijcosβ− C′ijcosα)(C′iksinα+D′iksinβ) =(sinαsinβ+cosαsinβ)〔C′,D′〕 同様に、 〔B,C〕=(sinαsinβ+sinβcosα)〔A′,B′
〕 〔A,D〕=sinαcosβ〔A′,D′〕 −sinαcosα〔A′,C′〕 +sinβcosβ〔B′,D′〕 −sinβcosα〔B′,C′〕 〔A,B〕=sinαcosβ+cosαsinβ)〔A′,B′〕 また 〔B,C〕−〔A,D〕=(sinαcosβ+cosαsinβ
) {〔B′,C′〕−〔A′,D′〕} 従つて第(15c)式は sin(α+β)×{4(C′,D′〕(l/R)2−2(
〔B′,C′〕−〔A′,D′〕)(l/R) +〔A′,B′〕}=0 ……(21) となり、{ }内は第(15c)式と同一形式の二次
方程式となり、このことから第(15c)式の二次
方程式は、座標系の取り方に無関係な不変方程式
であることがわかる。このことは、検出器として
の2本のリニアセンサーの配置において、その配
置の自由度が非常に大きいことを示す。すなわ
ち、2本のリニアセンサーをX,Y座標系と直交
座標軸上におく必要はなく、X′−Y′座標系にお
いてもよいことを意味するもので、リニアセンサ
ーの直交精度及び光軸合せはまつたく考えなくと
も、測定精度に無関係にすることができる。そし
て測定に際しては共役検出面Dにおける平行直線
群パターンL1′,L2′を斜交座標系X′−Y′座標の
X′軸、Y′軸に配したリニアセンサーS1,S2で検
出しておき、この検出からつくられる仮想平行四
辺形U′V′W′Q′を第1投影仮想平行四辺形とし、
つぎに検出面をD′の位置に移動し、このときの
第2投影仮想平行四辺形U″V″W″Q″をつくり、
第1投影仮想平行四辺形と第2投影仮想平行四辺
形とに基づき、その各頂点U′,V′,W′,Q′及び
U″,V″,W″,Q″の座標から前述の第(15)〜
第(18)式を使つて作動距離WDを求める。そし
てこのとき両平行四辺形は任意に選択できる斜交
座標系X′−Y′座標系に対してのみ座標系を考え
ていることとなり、かつこの斜交座標系X′−
Y′は、上述したようにその選択は作動距離WD演
算のための二次方程式に対し、無関係な不変式で
あり、本発明によればリニアセンサS1,S2の配置
に対して、何ら組立上も、メンテナンス上も調整
を必要としないという非常に有利な効果をもつ。
次にアライメント量α,βの算出について第1
0図をもとに説明する。光源位置に想定される
X0−Y0直交座標系と検出面位置に想定されるX
−Y直交座標系によるアライメント量α,βの算
定は、Y0軸に対し、同じ角度γで対称に配置さ
れたピツチP1の平行直線群L1とピツチP2の平行
直線群L2のそれぞれいずれか1本の直線L11,L21
からe′P1にある直線,を、同様にf′P1で,
Qを、g′P2で,を、h′P2で,を引き、基
準仮想平行四辺形の四頂点が光源位置の
X0軸、Y0軸に一致するようにとる。すなわち基
準仮想平行四辺形を測定光軸O1に対して対称に
なるように演算により作れば、この基準仮想平行
四辺形の中心は、測定光軸O1と一致している。
次に、角膜Cを照明して、検出面(X−Y座標
系)に投影される投影平行直線群L′1,L′2を検出
し、投影平行直線L′11からe′P′1にある直線,
を引く、同様にf′P′1で直線,、δ′P′2で′

W′、h′P′2で′,′を引き第1投影仮想平行四辺
形′′′′をつくる。この第1投影仮想平行四
辺形の四頂点は、検出面X−Y座標系で′(x1
y1)、′(x2,y2)、′(x3+y3)、′(x4,y4

となり、この四頂点の座標から水平方向アライメ
ント量α、及び垂直方向アライメント量βは次式
で表わされる。
斜交座標系x′−y′で測定した場合は、直交座標
系の場合と同様に、対称性の原理から、初期仮想
点を(ox1,oy1)(ox2+oy2)(ox3,oy3)(ox4
oy4)とおき ox1+ox2+ox3+ox4=0 oy1+oy2+oy3+oy4=0 ……(23) を満たすように仮想点を設定すればよい。そし
て、水平方向アライメント量α、垂直方向アライ
メント量βは、それぞれ第(22)式で与えられる
から第(23)式を第(19)式により変換すれば となり、第(22)式を同様に第(19)式で変換す
れば となる。αおよびβは、角膜Cを照射しないとき
の初期仮想点(oxi,oyi)の斜交座標系での座標
(ox′i,oy′i)と、角膜Cを照射し、検出面Dで測
定したときの測定座標の斜交座標系における座標
(x′i,y′i)との差であるから、第(24),(25)式
から次式が得られる。
この式がアライメント量を表わすものである。
以上のべたように本測定原理では、作動距離の
測定には、座標系の取り方に無関係な不変方程式
で算出できるが、アライメント量において斜交−
直交座標変換が必要となり、第(26)式の変換が
必要であるが、演算機構上複雑であれば、斜交座
標系での測定座標(x′,y′)から第(19)式で直
交座標変換したのち、直交座標系による算出式第
(22)式を使つて、アライメント量を算出しても
よい。
このように、本測定原理では、光源位置(X0
−Y0座標系)に配置された直線状光源の平行直
線群L1,L2から光軸O1に対し対称な基準仮想平
行四辺形をこのX0−Y0座標系に演算により作り、
次にX−Y座標系にある検出面Dへの投影平行直
線群L1−,L2−から前記基準仮想平行四辺形と
相似的な第1投影仮想平行四辺形を演算により作
れば、この両方仮想平行四辺形の4頂点の座標か
らアライメント量α,βが算出でき、このアライ
メント量α,βの算出は作動距離WDを知らなく
とも独立に求めることができる。これは、従来の
アライメント装置が、まず作動距離を調整してか
らでなければアライメント調整ができなかつた点
を考えれば非常に有利であり、作動距離算出ステ
ツプとアライメント量算出ステツプとを独立に平
行して進めることができるため演算時間の大幅な
短縮ができる利点をもつ。
さらにアライメント量が定量的に測定できる点
は従来のアライメント装置にない本発明特有の大
きな特徴である。
また、仮想平行四辺形を作成するとき、直線
L11,L21にそれら直線の属する直線群のピツチを
n倍して、直線L11,L21の傾きに平行に仮想直線
を引くことにより仮想平行四辺形を作成したが、
仮想平行四辺形の作成方法はこれに限定されるも
のでなく、第8d図のように直線L11に対し、角
度βの傾きをもつ仮想直線l11を、また、直線L21
に対し角度αの傾きをもつ仮想直線l21を作り、
この作られた仮想直線l11,l21をもとにして仮想
平行四辺形uvwqを作成してもよいことは言うま
でもなく、これにより、本願の測定原理が変更を
うけるものではない。 第11図は本発明の第4
の測定原理を説明するための斜視図である。本測
定原理は円形光源からの光束が球面により反射さ
れる場合は、その反射光束は、反射面の曲率半径
に応じた円形光束となり、またトーリツク面によ
り反射される場合はその曲面特性により楕円光束
となる原理にもとずくものである。
本測定原理を説明するにあたり前述の第1の測
定原理と同様の構成要素には、同一の符号を付し
て説明は省略する。
今、予め定められた半径Rの円形光源からの光
束Fxが装置光軸O1とその主光線が平行になるよ
うにXo−Yo座標面上に投影され結像されている
ものとする。この照明光束の角膜Cでの反射光は
角膜Cの曲面特性すなわちその角膜前面の形状の
3要素である第1主径線r1の曲率半径r1、第2主
径線r2の曲率半径r2及び第1主径線r1の軸方向θ
さらに光学中心Ocの装置光軸O1に対する偏位量
EH、EVの影響により偏向され検出面D上に楕円
パターンFX′を投影形成する。
円形光源と検出面D上の楕円パターンFX′との
関係は円形光源からの光束FXの主光線が作る円
形照明光束が x2+y2=R2≡定数 の条件のもとに 〔a2(l)sin2θ+b2(l)cos2θ〕(x′−α)2 +〔a2(l)cos2θ+b2(l)sin2θ〕(y′−β)2 −〔a2(l)−b2(l)〕sin2θ+a(l)b
(l)・R2=0 ……(27) ここで、a(l)≡1−2l/r1 b(l)≡1+2l/r2 の方程式が成り立つ。今この方程式の根 μi=l/ri (ここでi=1、2) ……(28) とする。また、この方程式中のα,βはそれぞれ
角膜Cの頂点Oc(光学中心でもある)のXo−Yo
座標系の頂点O0との偏位量EH、EVに起因する本
発明が測定しようとしているアライメント量であ
り水平方向アライメント量をα、垂直方向アライ
メント量をβと定義してあることは前述の各測定
原理と同様である。
今、前述の第1原理と同様に検出面Dを角膜C
から距離l′の位置におき、これを検出面D′とし、
このときの楕円パターンについても上記第(1)式が
成り立つので、その根を μ′i=l′/ri (ここでi=1、2)……(28′
) とすると(28)(28′)式より、前記(5)式と同様に l=μi・l−l′/μi−μi′ ……(29) としてlを求めることができ、また前記第1の原
理と同様の考え方で作動距離WDは WD=μid′−d/μi−μi′+d(ここにi=1、2
) ……(30)として求めることができる。
上記第(27)式においてlは第(29)式でもと
められるので、結局第(27)式の未知数はr1
r2,θ,α,βの5つであるから投影楕円パター
ン上の5点を検出しその座標値(Xi′,Yi′)(こ
こにi=1、2、3、4および5)を第(27)式
のX′及びY′値として代入し、これによつてでき
る5元連立方程式を解けば、検出面D上の投影楕
円パターンは、その形状及びX−Y座標系上の位
置が決定できるので、これよりアライメント量
α,βを求めることができる。
もし、第11図に示したように検出器として平
面型のポジシヨンセンサを使用することやあるい
は光軸O1を中心にリニアポジシヨンセンサを回
転させることが検出器のコストアツプや精度保証
上の問題があるならば以下のような構成をとれば
よい。すなわち第12図に示すように円形光源
に、さらにこれと交差する一本の直線光源をもち
いると前述の第2の原理より明らかなように直線
光源からの平面光束が角膜Cで反射され検出面D
に投影されたとき、その傾きは変化しても直線性
自身はくずれないので、この傾きの変化を知るこ
とにより、逆に角膜Cの曲面特性の情報を得るこ
とができる。そしてその曲面特性を利用して作動
距離及びアライメント量を求めることができる。
今、第12図に示すように、直線状光源のXo
軸との傾き角をa、この直線状光源に対応する検
出面D上の投影直線パターンLA′のX軸との傾き
をa′とすれば、以下の方程式が成り立つ。
〔A(l)a−B(l)a′〕tan2θ +〔A(l)−B(l)〕(1−a・a′)tanθ +〔A(l)a′−B(l)a〕=0 ……(31) ここに A(l)=1+2l/r1 B(l)=1+2l/r2 である。
これよりX−Y座標系のX軸上に記したリニア
ポジシヨンセンサlxとY軸上に配置されたリニア
ポジシヨンセンサlyとにより、投影楕円パターン
上の4点U(o1,y1)、V(x1,o)、W(o,y2)、
Q(x2,o)、及び投影直線パターン上の2点I
(x3,o)、J(o,y3)を求めれば、角膜Cの曲
面特性を求めることができる。
またリニアセンサlx、lyの配置としては前記第
3の原理で説明したように検出面上で斜交させて
もよい。この場合前記の座標変換式 x=x′sinα+y′sinβ+ξ y=y′cosβ−x′cosα+η ……(19) を使えばよい。また、第12図に示すように、2
本の平行なリニアセンサ1ly,2lyを使用してもよ
い。このとき投影楕円パターンFx′は検出点U,
U^,W,W^,から、投影直線パターンLA′は検出
点J,J^、からそれぞれ決定できる。
以上説明した測定原理を利用したアライメント
装置の2,3の実施例を以下図をもとに説明す
る。
第13図は、本発明の第1の実施例を示す光学
配置図である。
架台1上に前後左右及び上下方向に可動自在に
支持された眼科器機筐体2にはこの眼科器機本来
の測定あるいは検査もしくは撮影をつかさどる測
定光学系部3と本発明のアライメント光学系4が
組込まれている。測定光学系3とは、例えばレフ
ラクトメーター、オフサルモメーターあるいは眼
底カメラの光学系である。
アライメント装置4は、大きく分けて照明光学
系5、測定光学系6、演算回路7、表示器8及び
架台1内に内蔵された筐体駆動部9とから構成さ
れている。
照明光学系5の構成は次の通りである。その光
源としては発光波長が互いに異なる2つの赤外光
を発光する発光ダイオード10a,10bが利用
される。発光ダイオード10aを射出した光は、
ダイクロイツクプリズム11のダイクロイツク面
11aで反射され、また発光ダイオード10bを
射出した光は、ダイクロイツク面11aを透過し
てコンデンサレンズ12により開口板13に入射
する。開口板13には、第14図a〜dに示すよ
うに前記第1から第4の測定原理のそれぞれに則
した開口パターンのいずれかが形成されている。
第14図aの開口板13は前記第1測定原理を採
用するときの開口板の一例である。この開口板1
3には、多数の点開口200が、直交する2軸上
にそつて配列されている。第14図bは前記第2
測定原理を採用するときの開口板であり、この開
口板13には、太い開口直線201a,201b
が平行に配列され、かつこの開口直線201a,
201bの両方に直交するようにして細い3本の
直線開口を1組とする第1直線群開口202a、
及び同様の構成からなる第2直線群開口202b
が配列されており、前記開口直線201a,20
1bとの交差部では、直線群開口202a,20
2bは切断された形となつている。ここで直線開
口として太い直線からなる直線開口201と細い
3本線からなる直線群開口202を形成したの
は、互いの直線開口の投影パターンを検出すると
きに区別できるようにするためであり、本発明は
この開口板のパターンに限定されるものではな
い。例えば開口201と202の透過率に差をも
たせてもよいし、単に互いの太さのみを変えるだ
けでもよい。第14図cは前述の第3の測定原理
を採用するための開口板に形成される開口パター
ンの一例を示す図であり、この開口板13には直
線開口203aを複数本同一のピツチ間隔で平行
に配列してなる第1平行直線開口群203とこの
第1平行直線開口群203とその配列方向を異に
する直線開口204aを複数本同一のピツチ間隔
で平行に配列してなる第2平行直線開口群204
が形成されている。また、第1及び第2それぞれ
の平行直線開口群には少なくとも1本の前記直線
開口203a,204aと太さの異なる基準直線
開口203b及び204bが形成されている。こ
の基準直線開口203b,204bをもうけた理
由は、これら平行直線開口群の投影パターンを2
本のリニア型ポジシヨンセンサで検出し、その検
出点から投影パターンの方程式を決定するときど
の検出点とどの検出点を結ぶ方程式を算出すれば
よいかが簡単にかわるようにするためである。ま
た直線開口を多数形成したのはこれらに対応する
投影パターンを平均化して測定精度を高めるため
である。
第14d図は、前記第4の測定原理を採用する
ときの開口板の開口パターンの一例を示す図であ
り、この開口板13には、円形開口205と、こ
れに交わる2本の互いに平行な直線開口206
a,206bからなる平行直線開口群206が形
成されている。ここで、直線開口206aと20
6bを2本、平行にもうけたのは、例えばこの開
口パターンの投影パターンを2本のリニアセンサ
で検出する場合、直線開口206aに対応する投
影直線パターンが、この2本のリニアセンサの交
差点上に投影された場合でも、他の直線開口20
6bに対応する投影直線パターンはかならず2本
のリニアセンサ上にまたがつて投影されるため、
その投影パターン上の2点が検出でき、もつてこ
の投影パターンの方程式が算出できることを利用
するためである。
この様に、各測定原理により、その測定原理に
そつた種々の開口パターンが採用可能であるが、
以下本実施例の説明は第14図bに示した開口パ
ターンを有する開口板13が組込まれているもの
として説明する。
すなわち、この開口板13が前述の直線光源と
して作用する。開口板13の開口パターンを射出
した光束はピンホール板14のピンホール14a
を通つて結像補助レンズ15に入射する。この結
像補助レンズ15を射出した照明光束は、測定光
学系6の測定光軸O1に傾設されている小ハーフ
ミラー16で反射され結像レンズ17に入射す
る。この結像レンズ17は、アライメント装置と
して独立のものでもよいし、このアライメント装
置を組込んだ眼科器機の測定光学部3の対物レン
ズとして兼用されてもよい。結像レンズ17と前
記結像補助レンズ15の両方の合成焦点位置に前
記ピンホール14aが配置されている。結像レン
ズ17を射出した照明光束は、被検眼Eの角膜C
の近傍の像平面ISにその光源すなわち開口板13
の開口パターン像を結像する。
角膜Cで反射された照明光束は、結像レンズ1
7を通り、この照明光束を眼科器機の測定光学部
3への光束とアライメント測定用光束とに分割す
る光軸O1に傾設されたハーフミラー18で一部
が反射され、前記ダイクロイツクプリズム11と
同一の波長選択反射透過特性を有するダイクロイ
ツクプリズム19により、第1光路20と第2光
路21に分割される。第1光路20は、補助リレ
ーレンズ22とミラー23及び光学光路長調整用
の平行平面ガラス24から構成される。他方第2
光路21は補助リレーレンズ25、ミラー26及
びこの第2光路の光軸回わりに像すなわち光束を
所定角回転するイメージローテーター27から構
成されている。そして第1光路20と第2光路2
1の光束は、ダイクロイツクプリズム11と同一
の波長選択反射透過特性を有するダイクロイツク
プリズム28により合成される。そしてダイクロ
イツクプリズム28を射出した角膜反射光束はリ
ニアポジシヨンセンサ29に投影される。このリ
ニアポジシヨンセンサ29としては例えば直線状
のCCD(Chage Coupled Deviice)アレイが利用
される。リニアセンサ29は後に詳述する演算回
路7に接続している。ダイクロイツクプリズム2
8とリニアセンサ29との間には演算回路7から
の信号を受けて、検出面切替回路30の駆動制御
により光路内に挿入及び選出される例えば平行平
面ガラスから成る光路長変換部材31が配置され
ている。リニアセンサ29は、その光学的共役像
が、補助リレーレンズ22または25により一度
結像点IPに作つたのち結像レンズ17により光
路長変換部材31が光路内に挿入されているとき
は図中Dの位置に、光路長変換部材31が光路か
ら飛出しているときは図中D′の位置にそれぞれ
形成される。またこれら共役検出面D,D′は前
記照明光学系のピンホール14aとは非共役な位
置に位置付けられている。
さらに、結像レンズ17の前方には、測定時の
基準投影パターンを得るための手段として、光軸
O1に垂直な反射面をもち測定光路内に挿入退出
できる反射鏡32を配置してこの反射鏡32を使
つて、この反射鏡により照明光の反射光による直
線光源と同一形状の投影パターンをリニアセンサ
29で検出し、これをもとに基準投影パターンを
作り、その値を演算回路のメモリーに記憶してお
けば直線光源としての開口板13の開口パターン
の制作に際して設計値と誤差があつたりあるいは
開口板13の照明光学系5への組込みの誤差があ
つたとしてもその装置22に個有の基準投影パタ
ーンを使えるので測定誤差にならないという利点
をもつている。
次に本実施例の測定作用を説明する。
まず基準投影パターンの作り方を説明する。通
常被検眼が位置するであろうと予想される位置
で、反射鏡32を光軸O1と垂直になるように図
示しない保持手段、例えばこのアライメント装置
を有する眼科器機の被検者頭部固定用のアゴ受け
手段等に取り付ける。次に光路長変換部材31を
測定光路内に挿入し、発光ダイオード10aを点
燈する。発光ダイオード10aを射出した光束
は、開口板13で選択透過され、この開口板13
の開口パターンを直線状光源とし、この光源から
射出した光は結像レンズ17及び結像補助レンズ
15により光軸O1とその主光線が平行とされて
反射鏡に照明され、反射鏡近傍の像平面IS上に直
線光源像を作る。反射鏡32からの反射光は、照
明光と同一の光路を通つて結像レンズに入射す
る。そして結像レンズ17により、その反射光は
ハーフミラー18により反射されダイクロイツク
プリズム19のダイクロイツク面で反射され第1
光路20を通つてリニアセンサ29に投影され
る。この基準投影パターンP0を第15図に実線
で示す。リニアセンサ29はこの基準投影パター
ンと交差する点すなわち検出点0S00S20S30S4
を検出する。
次に発光ダイオード10bに発光を切り替える
と、この光束による開口板13の開口パターンに
よる直線状光源の反射鏡32による反射光束は、
ダイクロイツクプリズム19のダイクロイツク面
を透過し第2光路21を通りリニアセンサ29に
投影される。ここで光束は、第2光路21のイメ
ージローテーター27の作用により回転され、第
15図に29′で示す位置にリニアセンサ29を
配置したと等価な反射光束となつてリニアセンサ
29に入射する。リニアセンサは、この投影パタ
ーン上の検出点0S50S60S7及び0S8を検出する。
そして検出点0S10S6より投影直線パターン20
1′aの方程式をもとめる。同様に検出点0S3
0S7より直線パターン201′bの方程式を検出点
0S50S4から投影パターン202′aの方程式を、
検出点0S20S8とから投影パターンの方程式をそ
れぞれ求め、これら4つの方程式をもとに投影パ
ターンの交点U0,V0,W0,Q0を算定し、この交
点U0とW0を通る直線をX軸とし、また交点V0
Q0を通る直線をY軸としてX−Y座標系を定め
る。そして以後このX−Y座標系を測定上の座標
系として使用する。また交点U0,V0,W0,Q0
基準点とする。そして、これらX−Y座標系と交
点U0,V0,W0,Q0を基準原点として演算回路の
メモリー回路に記憶しておく。
このように準備されている眼科器機を被検眼に
対置させ、上述と同様の測定手順で測定し、光路
長変換部材31を光路中に挿入しての共役検出面
Dでの検出により、第1投影パターンP1の各投
影直線パターン201″a,201″b,202″
a,202″bのそれぞれの方程式を求め、この
4つの方程式をもとに交点U1,V1,W1,Q1を求
める。その4点U1,V1,W1,Q1と上述の基準原
点U0,V0,W0,Q0のX−Y座標系における座標
値を記憶しておく。
次に、光路変換部材31を光路外に退出させ、
共役検出面D′の位置において前述と同様の測定
手順で第2投影パターンP2を検出する。検出点
から第2投影パターンの交点U2,V2,W2,Q2
前述と同様の手順で求めYのX−Y座標系での座
標値を記憶する。
そして前述の基準原点U0,V0,W0,Q0と第1
投影パターンの4交点U1,V1,W1,Q1との間で
第(1)〜(4)式を適用し、その根λtを求める。つぎに
基準原点U0,V0,W0,Q0と第2投影パターンの
4交点U2,V2,W2,Q2との間で同様に第(1)〜(4)
式を適用し、その根λ′tを求める。これらλt′,
λt′とから第(6)式により作動距離WDを演算して
求める。また基準原点U0,V0,W0,Q0と第1投
影パターンの4交点U1,V1,W1,Q1との間で第
(8)′式のnをn=4の場合として適用し、アライ
メント量を求める。これら作動距離とアライメン
ト量の演算は独立に並行して演算回路7で演算で
きることは、原理説明で述べた通りである。そし
て、作動距離調整量とアライメント量はCRTデ
イスプレイ33に数値あるいは図形表示するか、
あるいは筐体駆動部9に入力され自動的に作動距
離とアライメントが調整される。
第16図は、以上の演算処理を行うための演算
回路7の一例を示すブロツク図である。リニアポ
ジシヨンセンサ駆動回路101によつて駆動され
るリニアポジシヨンセンサ29はドライブ回路1
00によつて駆動された発光ダイオード10aの
発光により投影直線パターンの検出出力を信号ラ
イン102に送出する。符号104はアナログス
イツチであり、マイクロプロセツサ105によつ
てコントロールされるものである。マイクロプロ
セツサ105は、リニアセンサ29を駆動する駆
動回路101よりリニアセンサの走査開始パルス
106により割込みを受けると、アナログスイツ
チ104を制御して、リニアセンサ29の出力が
A/D変換器107に入力される様にする。A/
D変換器107は駆動回路101からの読み出し
パルス108により読み出されるリニアセンサの
1素子毎の出力をアナログ−デジタル変換し変換
されたデジタル値をマイクロプロセツサに供給す
る。ここでA/D変換器107は8ピツト(1/25
6)程度の分解能を有し、かつリニアセンサ走査
周波数より速い変換時間を有するものが選ばれ
る。マイクロプロセツサ105は1素子毎にデジ
タル値に変換されたリニアセンサ29の出力を読
み込み、RAM(ランダム・アクセス・メモリー)
等で構成されるデータメモリー109に遂次記憶
させる。従つてデータメモリー109には、予め
定められた番地より、リニアセンサの最初の素子
による出力から順にデジタル値として記憶され
る。例えばリニアセンサ29が1728素子のもので
あれば、1728個のデータ取り込みが終了すると、
マイクロプロセツサ105は、それ以上のデータ
取り込みをやめ駆動回路100を制御して今まで
発光していた発光ダイオード10aを消し、発光
ダイオード10bを発光させる。そして前述と同
様の駆動によりリニアセンサ29の検出出力をデ
ータメモリ109に記憶する。次にマイクロプロ
セツサは検出面切替回路30の切替信号120を
出力し、この切替回路30を駆動し光路長変換部
材31を測定光路から退出させ、再び前述と同様
の駆動をしすべての検出データをデータメモリ1
09に記憶する。以後、マイクロプロセツサ10
5内の演算回路112はデータメモリ109に書
き込まれたデータを基に、以下の処理をおこな
う。
直線投影パターンによるリニアセンサ出力波
形の中心位置がリニアセンサの素子の何番目に
位置するかを検出する。
)の検出位置から投影直線パターンの方程
式を算出する。
方程式より、投影パターンの交点の位置座標
をもとめる。
交点の座標値をもとに、第(1)〜第(4)′式の2
根λi,λiをもとめる。
2根λi,λi′を使つて第(6)式より作動距離を
算出する。
交点座標値からアライメント量を算出する。
以上の処理により求められた各値はCRTデイ
スプレイ33により数値もしくは図形表示され
る。あるいは予め基準値設定回路121に記憶さ
れている基準作動距離との差をベクトル値、すな
わち装置筐体2を移動させたい量及びその方向を
演算回路112で演算し、その値を筐体駆動部9
内の前後方向移動用モータ117を駆動制御する
駆動制御回路114に入力して作動距離を自動的
に調整させる。
同様に水平方向アライメント量αを左右方向移
動用モータ118の駆動制御回路115に、また
垂直方向アライメント量βを上下方向移動用モー
タ119の駆動制御回路116にそれぞれ入力
し、自動的にアライメント調整させる。
第17図は本発明の第2の実施例を示す光学配
置図である。前述の第1の実施例と同一もしくは
均等の構成要素には、同一の符号を付して説明を
省略する。
本実施例の照明光学系5の開口板は、2つの開
口板50,51からなり、それぞれダイクロイツ
クプリズム11の反射光軸上と、透過光軸上に配
置されている。また、発光光源は、発光ダイオー
ドでなく一般の白熱電球52,53を使用してい
る。光源52,53を射出した光束はそれぞれ散
板54及び赤外光のみを透過する赤外フイルター
55を通過して開口板50,51に入射する。開
口板51には、第14図に示す開口板13の各開
口パターンにつき、その一方の開口のみが形成さ
れる。例えば第14b図について言えば開口板5
0には直線開口201a,201bが、開口板5
1には平行直線群開口202a,202bが、そ
れぞれ形成されており、ピンホール14aを通つ
て結像レンズ17、補助結像レンズ15によつて
角膜近傍の像平面IS上に結像され、この像平面内
で合成される。
またハーフミラー56は、測定光学系6の第1
光路20、第2光路21の合成を行なうととも
に、第1光路20を通つてきた角膜反射光を2分
割しこのハーフミラー53の反射光はリニアセン
サ29に、また透過光はリニアセンサ57にそれ
ぞれ投影される。同様に第2光路21を通つてき
た角膜反射光は、ハーフミラー57で2分割さ
れ、このハーフミラー56の反射光はリニアセン
サ57に、透過光はリニアセンサ29に投影させ
る。ここで2本のリニアセンサ29と57はそれ
ぞれ補助リレーレンズ22又は25及び結像レン
ズ17により、共役検出面DもしくはD′内で互
いに交差するように配置されている。
光源52を発光すると、その射出光は開口板5
0で選択透過されダイクロイツクプリズム11で
反射されて角膜に向う。そして角膜反射光は光学
像レンズ17、ハーフミラー18、第1光路20
を通つてハーフミラー56で2分され、リニアセ
ンサ29及び57にそれぞれ投影される。そして
リニアセンサ29は、第15図の検出点1S11S2
を、リニアセンサ57は検出点1S31S4をそれぞ
れ検出する。
次に光源53に発光を切り替えると、その射出
光は開口板51で選択透過されて、角膜Cに向
う。角膜Cからの反射光は第2光路21を通つて
同様にハーフミラー56で2分され、一方はリニ
アセンサ29に投影され、リニアセンサ29は検
出点1S51S6を検出する。他方はリニアセンサ5
7に投影され、リニアセンサ57は検出点1S7
1S8を検出する。そしてこれら8個検出点1S1
1S2、…1S8から各投影直線パターンの方程式を求
め4交点U1,V1,W1,Q1を求める。以後は前述
の第1実施例と同様の測定手順により作動距離と
アライメント量を求めることができる。
第18図は本発明の第3の実施例を示す光学配
置図であり、第19図は本発明の第4の実施例を
示す光学配置図である。
第3、及び第4実施例において前述の第1また
は第2実施例と同一もしくは均等の構成要素には
同一の符号を附して説明を省略する。
第18図の第3の実施例はリニアセンサ29を
回転駆動制御回路301で制御されるパルスモー
ター300で光軸O1を回転軸として回転し、そ
してリニアセンサ29を固定しておいて鎖線で示
したようにイメージローテーター302を回転す
る例を示している。これにより平面型センサとま
つたく同様の効果が得られるので第1の測定原理
のように測定に点光源を使う場合も一本のリニア
センサで検出できる。また第4の測定原理におい
て同形光源のみを使う場合も同様に1本のリニア
センサで検出できる。
また第19図に示す第4実施例は検出器として
二本のリニアセンサを平行に配置する代りに、平
行平面ガラス303を光軸O1に垂直な軸を回転
軸として回転して反射光束をシフトすることによ
り1本のリニアセンサで平行配置したと同様の作
用効果をもたせた例である。
以上説明した各実施例とも光源として、開口板
上に形成した開口パターンを利用しているが、本
発明はこれに限定されるものでなく、光源からの
照明光束を選択的に反射する反射パターンを光源
として利用してもよいことは説明するまでもない
ことであり、また多数の微少発光素子を配列して
直接各パターンを形成してもよいことは言うまで
もなく、特に点光源を利用する第1の測定原理の
場合は十分実用性があるものである。
さらに、これら光源を得るために、1つの点光
源から射出された光束を複数の屈折面から成るピ
ラミツトプリズムや多角錐形プリズムを通して、
あたかも複数光源があるかの様に構成すること
や、1本のリニア発光素子アレイまたは、マスク
パターンを移動あるいは回転して、上記原理の述
べたような複数本のリニア発光素子アレイや複数
本のマスクパターンを仮想的に形成せしめてもよ
いことは言うまでもない。
また円形光源のかわりに、1つの光軸外点光源
もしくは光軸外点開口を光軸を回転軸として回転
して円形光源を作つてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すための光学配置
図、第2図は角膜への照明光の角膜近傍での反射
屈折状態を示す図、第3図は本発明の第1の測定
原理を説明するための斜視図、第4図及び第5図
は本発明の第2の測定原理を説明するための斜視
図、第6図、第7図は本発明の第3の測定原理を
示すための斜視図、第8a図ないし第8d図及び
10図は本発明の投影パターンから仮想平行四辺
形を作る方法を示す概略図、第9図は直交座標系
と斜交座標系の関係を示す図、第11図及び第1
2図は本発明の第4の測定原理を説明するための
斜視図、第13図は本発明の第1の実施例を示す
光学配置図、第14図a〜dは開口板の例を示す
正面図、第15図は投影パターンの検出法を示す
概略図、第16図は演算回路の一例を示すブロツ
ク図、第17図は本発明の第2の実施例を示す光
学配置図、第18図は本発明の第3の実施例を示
す光学配置図、第19図は本発明の第4の実施例
を示す光学配置図。 5……照明光学系、6……測定光学系,10
a,10b……発光ダイオード、14a……ピン
ホール、17……結像レンズ、27,302……
イメージローテーター、29,57……リニアポ
ジシヨンセンサ、31……光路長変換部材、5
2,53……光源、55……赤外フイルター、3
03……光束シフト手段、300……パルスモー
ター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ある平面内で測定の基準となる予め定められ
    た形状を成し照明光束を射出する光源と、光軸上
    に配置されたピンホールと、前記ピンホールを通
    過する前記照明光束の主光線を前記光軸と平行に
    し、かつ被検眼前眼部の頂点の接平面近傍に前記
    光源の像を結像させるための光学部材とを有する
    照明光学系と; 前記照明光束の前記前眼部からの反射光を前記
    光源と光学的に非共役な面内で光電的に検出する
    検出手段と; 前記検出手段が検出した前記反射光から前記光
    源に対応する光源像を求め、前記光源像の前記光
    源に対する形状および位置の変化を求め、その形
    状および位置の変化に基いて装置のアライメント
    量を演算する演算手段と から構成されたことを特徴とする眼科器械用アラ
    イメント装置。 2 前記光源は、前記平面内に予め定められた間
    隔をへだてて配置された少なくとも3点の点光源
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の眼科器械用アライメント装置。 3 前記点光源は発光ダイオードであることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の眼科器械用
    アライメント装置。 4 前記点光源は発光光源からの光を透過する点
    開口であることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の眼科器械用アライメント装置。 5 前記検出手段を前記非共役面に結像させるリ
    レー光学手段を有してなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
    の眼科器械用アライメント装置。 6 前記前眼部と前記検出手段との間に光路長変
    換手段を配したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第5項のいずれかに記載の眼科器械
    用アライメント装置。7 前記前眼部と前記検出
    手段の間に前記光軸と垂直な反射面をもつ反射部
    材を挿入可能に配して成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載
    の眼科器械用アライメント装置。 8 前記照明光束は、赤外光であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 9 前記リレー光学手段の光軸と前記照明光学系
    の光軸とを小さくとも一部共通にしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第5項ないし第8項のいず
    れかに記載の眼科器械用アライメント装置。 10 前記検出手段は多数の受光素子を平面状に
    配置した平面型ポジシヨンセンサであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第9項のい
    ずれかに記載の眼科器械用アライメント装置。 11 前記検出手段は、多数の受光素子を直線状
    に配列して成り、かつ前記非共役面内で回転する
    リニアポジシヨンセンサであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに
    記載の眼科器械用アライメント装置。 12 前記光源は、前記平面内に少なくとも2本
    の直線で少なくとも1つの実質的もしくは仮想的
    な交点を成す直線光源からなり、前記検出手段は
    前眼部で反射された照明光によつて形成される前
    記光源に対応する投影直線パターンを検出し、そ
    して前記演算手段はこの検出手段によつて検出さ
    れた投影直線バターンから装置のアライメント量
    を演算するようになつていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の眼科器械用アライメン
    ト装置。 13 前記直線光源は少なくとも3本の直線で少
    なくとも3点で実質的もしくは仮想的に交差して
    なることを特徴とする特許請求の範囲第12項記
    載の眼科器械用アライメント装置。 14 前記直線光源は、それを構成する前記直線
    が互いに太さ、もしくは本数または発光強度を異
    にして成ることを特徴とする特許請求の範囲第1
    2項ないし第13項記載の眼科器械用アライメン
    ト装置。 15 前記直線光源はそれぞれ1本の互いに平行
    な直線からなる第1平行直線群と、該第1平行直
    線群に交差するそれぞれ3本の直線を1組とする
    2組の直線群を平行に形成してなる第2平行直線
    群とから構成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第13項または第14項記載の眼科器械
    用アライメント装置。 16 前記直線光源は、発光光源からの光を透過
    する直線開口であることを特徴とする特許請求の
    範囲第12項ないし第15項のいずれかに記載の
    眼科器械用アライメント装置。 17 前記照明光束は、赤外光であることを特徴
    とする特許請求の範囲第12項ないし第16項の
    いずれかに記載の眼科器械用アライメント装置。 18 前記検出手段は平面型ポジシヨンセンサで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第12項な
    いし第17項のいずれかに記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 19 前記検出手段は、前記非共役面内で実質的
    もしくは、仮想的に交差する少なくとも2本のリ
    ニア型ポジシヨンセンサであることを特徴とする
    特許請求の範囲第13項ないし第17項のいずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 20 前記検出手段は、前記非共役面内で実質的
    もしくは仮想的に平行な少なくとも2本のリニア
    型ポジシヨンセンサであることを特徴とする特許
    請求の範囲第13項ないし第17項のいずれかに
    記載の眼科器械用アライメント装置。 21 前記検出手段は、前記非共役面内で回転す
    る少なくとも1本のリニア型ポジシヨンセンサで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第12項な
    いし第17項のいずれかに記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 22 前記検出手段は、少なくとも1本のリニア
    型ポジシヨンセンサであり、かつ前記前眼部から
    の前記反射光を装置光軸を回転軸として回転させ
    る光束回転手段を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第12項ないし第17項のいずれかに記
    載の眼科器械用アライメント装置。 23 前記検出手段は前記非共役面内で平行移動
    する少なくとも1本のリニア型ポジシヨンセンサ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第12項
    ないし第17項のいずれかに記載の眼科器械用ア
    ライメント装置。 24 前記検出手段は、少なくとも1本のリニア
    型ポジシヨンセンサであり、かつ前記反射光を装
    置光軸と垂直な面内で平行移動させる光束シフト
    手段を有してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第12項ないし第13項いずれかに記載の眼科
    器械用アライメント装置。 25 前記検出手段を、前記非共役面に結像させ
    るリレー光学手段を有してなることを特徴とする
    特許請求の範囲第12項ないし第24項のいずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 26 前記前眼部と前記検出手段の間に光路長変
    換手段を配したことを特徴とする特許請求の範囲
    第12項ないし第25項のいずれかに記載の眼科
    器械用アライメント装置。 27 前記前眼部と前記検出手段の間に前記照明
    光軸と垂直な反射面をもつ反射部材を挿入可能に
    配して成ることを特徴とする特許請求の範囲第1
    2項ないし第26項のいずれかに記載の眼科器械
    用アライメント装置。 28 前記リレー光学手段の光軸と、前記照明光
    軸とを少なくとも一部共通にしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第25項ないし第27項のいず
    れかに記載の眼科器械用アライメント装置。 29 前記演算手段は、前記直線投影パターンの
    直線の方程式を算出する第1演算手段と、前記直
    線光源の方程式を基準として、前記直線投影パタ
    ーンの方程式の長さと傾きの変化から装置のアラ
    イメント量を演算する第2演算手段とから構成さ
    れて成ることを特徴とする特許請求の範囲第12
    項ないし第28項いずれかに記載の測定装置。 30 前記光源は、前記平面内で少なくとも2本
    の平行な直線からなる少なくとも2組の互いに配
    列方向の異なる平行直線群を構成する直線光源と
    からなり、前記検出手段は前記反射光の前記光源
    に対応する投影直線パターンを検出し、前記演算
    手段は上記検出されたパターンの傾きとピツチの
    変化から装置のアライメント量を演算することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の眼科器械
    用アライメント装置。 31 前記直線光源を構成する前記少なくとも2
    組の平行直線群は互いにそのピツチを異にしてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第30項記載
    の眼科器械用アライメント装置。 32 前記平行直線群を構成する直線の内、少な
    くとも1本は他の直線と太さ若しくは本数又は発
    光強度を異にしてなることを特徴とする特許請求
    の範囲第30項又は第31項記載の眼科器械用ア
    ライメント装置。 33 前記直線光源は、発光光源からの光を透過
    する直線開口であることを特徴とする特許請求の
    範囲第30項ないし第32項のいずれかに記載の
    眼科器械用アライメント装置。 34 前記照明光束は、赤外光であることを特徴
    とする特許請求の範囲第30項ないし第33項の
    いずれかに記載の眼科器械用アライメント装置。 35 前記検出手段は平面型ポジシヨンセンサで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第30項な
    いし第34項のいずれかに記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 36 前記検出手段は、前記非共役面内で実質的
    もしくは仮想的に交差する少なくとも2本の、リ
    ニア型ポジシヨンセンサであることを特徴とする
    特許請求の範囲第30項ないし第34項のいずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 37 前記検出手段は、前記非共役面内で実質的
    もしくは仮想的に平行な少なくとも2本のリニア
    型ポジシヨンセンサであることを特徴とする特許
    請求の範囲第30項ないし第34項のいずれかに
    記載の眼科器械用アライメント装置。 38 前記検出手段は、前記非共役面内で回転す
    る少なくとも1本のリニア型ポジシヨンセンサで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第30項な
    いし第34項のいずれかに記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 39 前記検出手段は、少なくとも1本のリニア
    型ポジシヨンセンサであり、かつ前記被検曲面か
    らの前記反射光を装置光軸を回転軸として回転さ
    せる光束回転手段を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第30項ないし第34項のいずれかに
    記載の眼科器械用アライメント装置。 40 前記検出手段は前記非共役面内で平行移動
    する少なくとも1本のリニア型ポジシヨンセンサ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第30項
    ないし第34項いずれかに記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 41 前記検出手段は、少なくとも1本のリニア
    型ポジシヨンセンサであり、かつ前記反射光を装
    置光軸と垂直な面内で平行移動させる、光束シフ
    ト手段を有してなることを特徴とする特許請求の
    範囲第30項ないし第34項のいずれかに記載の
    眼科器械用アライメント装置。 42 前記検出手段を、前記非共役面に結像させ
    るリレー光学手段を有してなることを特徴とする
    特許請求の範囲第30項ないし第41項のいずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 43 前記前眼部と前記検出手段の間に光路長変
    換手段を配したことを特徴とする特許請求の範囲
    第30項ないし第42項のいずれかに記載の眼科
    器械用アライメント装置。 44 前記前眼部と前記検出手段の間に前記照明
    光軸と垂直な反射面をもつ反射部材を挿入可能に
    配して成ることを特徴とする特許請求の範囲第3
    0項ないし第42項いずれかに記載の眼科器械用
    アライメント装置。 45 前記リレー光学手段の光軸と、前記照明光
    軸とを少なくとも一部共通にしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第42項ないし第44項いずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 46 前記演算手段は、前記投影直線パターンの
    直線の方程式を算出する第1演算部と、前記直線
    光源の方程式を基準として、前記直線投影パター
    ンの方程式のピツチと傾きの変化から装置のアラ
    イメント量を演算する第2演算部とから構成され
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第30項
    ないし第46項記載の眼科器械用アライメント装
    置。 47 前記演算手段は、前記投影直線パターンの
    直線の方程式を算出する第1演算部と、該直線の
    方程式から該投影直線パターンのピツチと傾きを
    演算する第2演算部と、該ピツチと傾きをもとに
    仮想平行四辺形を作成する第3演算部と、前記角
    膜に前記照明光を照射しないときと照射したとき
    の該仮想平行四辺形の変化から装置のアライメン
    ト量を演算する第4演算部とから構成されること
    を特徴とする特許請求の範囲第30項ないし第4
    5項のいずれかに記載の眼科器械用アライメント
    装置。 48 前記光源は、前記面内に予め定められた半
    径をもつ円形をなす光源からなり、前記検出手段
    は前記円形光源に対応する投影パターンの形状を
    検出し、前記演算手段は前記検出した投影パター
    ンの形状から装置のアライメント量を演算するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の眼科
    器械用アライメント装置。 49 前記光源にはさらにそれと交差する少なく
    とも1本の直線を成す光源を有することを特徴と
    する特許請求の範囲第48項記載の眼科器械用ア
    ライメント装置。50 前記円形を成す光源及
    び/又は前記直線を成す光源は、発光ダイオード
    の集合体から構成されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第48項又は第49項記載の眼科器械用
    アライメント装置。 51 前記円形を成す光源及び/又は前記直線を
    成す光源は、発光光源からの光を透過する円形開
    口及び/又は直線開口であることを特徴とする特
    許請求の範囲第48項又は第49項記載の曲率半
    径測定装置。 52 前記円形光源と前記直線光源はそれぞれ独
    立の光源で前記面内で仮想的に合成されることを
    特徴とする特許請求の範囲第49項ないし第51
    項のいずれかに記載の曲率半径測定装置。 53 前記検出手段を前記非共役面に結像させる
    リレー光学手段を有してなることを特徴とする特
    許請求の範囲第48項ないし第52項のいずれか
    に記載の眼科器械用アライメント装置。 54 前記前眼部と前記検出手段の間に光路長変
    換手段を配したことを特徴とする特許請求の範囲
    第48項ないし第53項のいずれかに記載の眼科
    器械用アライメント装置。 55 前記前眼部と前記検出手段の間に前記光軸
    と垂直な反射面をもつ反射部材を挿入可能に配し
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第48項
    ないし第54項のいずれかに記載の眼科器械用ア
    ライメント装置。 56 前記照明光束は、赤外光であることを特徴
    とする特許請求の範囲第48項ないし第55項の
    いずれかに記載の眼科器械用アライメント装置。 57 前記リレー光学手段の光軸と前記照明光学
    系の光軸とを小さくとも一部共通にしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第53項ないし第56項
    のいずれかに記載の眼科器械用アライメント装
    置。 58 前記検出手段は、多数の受光素子を平面状
    に配置した平面型ポジシヨンセンサであることを
    特徴とする特許請求の範囲第48項ないし第57
    項のいずれかに記載の眼科器械用アライメント装
    置。 59 前記検出手段は、多数の受光素子を直線状
    に配列して成り、かつ前記非共役面内で回転する
    リニアポジシヨンセンサであることを特徴とする
    特許請求の範囲第48項ないし第58項のいずれ
    かに記載の眼科器械用アライメント装置。 60 前記検出手段は少なくとも2本のリニアポ
    ジシヨンセンサであることを特徴とする特許請求
    の範囲第49項ないし第58項のいずれかに記載
    の眼科器械用アライメント装置。 61 前記リニアポジシヨンセンサは前記非共役
    面内で互いに交差することを特徴とする特許請求
    の範囲第60項記載の眼科器械用アライメント装
    置。 62 前記リニアポジシヨンセンサは、前記非共
    役面内で互いに平行に配置されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第60項記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 63 前記検出手段は、少なくとも1本のリニア
    ポジシヨンセンサと、前記反射光を装置光軸と垂
    直な面内で移動させる光束移動手段とを有してな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第48項ない
    し第57項のいずれかに記載の眼科器械用アライ
    メント装置。 64 前記光束移動手段は、光束回転手段である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第63項記載の
    眼科器械用アライメント装置。 65 前記光束移動手段は、前記反射光束を平行
    移動させる光束シフト手段であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第63項記載の眼科器械用アラ
    イメント装置。 66 前記演算手段で求められた前記アライメン
    ト量に基いて前記装置を自動的に移動させる移動
    手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第65項いずれかに記載の眼科器械用
    アライメント装置。
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JPS4929877A (ja) * 1972-07-14 1974-03-16
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JPS55101243A (en) * 1979-01-31 1980-08-01 Canon Kk Ophthalmology apparatus

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