JPH0240521Y2 - - Google Patents

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JPH0240521Y2
JPH0240521Y2 JP8885584U JP8885584U JPH0240521Y2 JP H0240521 Y2 JPH0240521 Y2 JP H0240521Y2 JP 8885584 U JP8885584 U JP 8885584U JP 8885584 U JP8885584 U JP 8885584U JP H0240521 Y2 JPH0240521 Y2 JP H0240521Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電線・ケーブルなどの絶縁層、シー
スなどの硬さを簡易に測定することができる硬さ
測定器に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、電線・ケーブルの絶縁層などの硬さを測
定する簡易な装置は、特になく、専ら作業者の指
圧による指感覚に頼つているのが現状である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このため、硬さの測定には、可なりの熟練を要
し、しかも各作業者の間でかなりのバラツキがあ
るため、正確な硬さの把握は甚だ困難である。に
も関わらず、電線・ケーブルなどにおいて、絶縁
層を紙巻きにより形成する場合、巻付けテンシヨ
ンが極めて重要で、テンシヨンが強過ぎても、逆
に弱過ぎても、曲げに対する可撓性、ソフトスポ
ツト発生、膨潤による座屈などのいろいろな問題
が生じ、微妙な最適のテンシヨンが必要とされ
る。特に、近年良く用いられる半合成紙の場合、
巻付け時のテンシヨンは勿論のこと、その後の絶
縁油などの含浸による膨潤などにより、極めて微
妙なテンシヨウのコントロールが必要とされるた
め、とても作業者の指感覚による硬さの測定では
対応することができない。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記したように従来、電線・ケーブ
ルなどの絶縁層、シースなどの硬さを測定する簡
易な測定器がないことを鑑みてなされたものであ
る。そして、本考案の基本的な構成は、被測定対
象物の測定点側と支持点側の対向する2点間に跨
るフレームと、該フレームの測定点側で被測定対
象物と直交する方向に固着されたシヤフトと、該
シヤフトに摺動自在に嵌装されたスライダーブロ
ツクと、上記シヤフトの外側遊端と上記スライダ
ーブロツクとの間のシヤフトに装着され当該スラ
イダーブロツクを上記フレーム側に押圧付勢する
スプリングと、上記スライダーブロツクにねじ込
み貫通されその先端が上記フレームに当接してス
ライダーブロツクを適宜位置に固定するストツバ
ーねじと、上記スライダーブロツクに連結され当
該ブロツクと共に可動する可動板に測定子を対峙
させかつ上記フレームに取付けられたダイヤルゲ
ージと、上記スライダーブロツクにねじ込み貫通
されその延出する内側先端を上記被測定対象物の
測定点に押圧させる長尺ねじからなる外径アジヤ
スター兼測定圧子稈と、当該測定圧子稈の延長線
上の対向する上記フレーム部分に設けられその先
端を上記被測定対象物の支持点に押圧させる当接
部とからなるものである。
〈実施例〉 第1図は本考案の硬さ測定器の一実施例を示す
ものである。
1は半円形状のフレームである。このフレーム
1は電線・ケーブルなどの被測定対象物2の対向
する2点間、即ち測定点2a側と支持点2b側と
の間に跨るものであれば良く、特に円形に限定さ
れず、好ましくは、種々の大きさの被測定対象物
に対応できるように被測定対象物の外径より大き
く構成する。3はフレーム1の測定点側で被測定
対象物2と直交する方向に固着されたシヤフトで
ある。このシヤフト3にはスライダーブロツク4
が摺動自在に嵌装されている。このスライダーブ
ロツク4の外側と上記シヤフト3の外側遊端の固
定ナツト5との間のシヤフト3部分には、スライ
ダーブロツク4をフレーム1側に押圧付勢するコ
イルスプリング6が装着されている。7は上記ス
ライダーブロツク4の下方寄りにねじ込み貫通さ
れその内側先端が上記フレーム1に当接するスト
ツパーねじである。このねじ7の進退により、ス
ライダーブロツク4はスプリング6の弾力に抗し
て適宜位置に固定される。
8はダイヤルゲージであり、上記シヤフト3と
略平行してフレーム1に取付けられている。そし
て、その測定子9は、上記スライダーブロツク4
に適宜連結部材10などを介して連結された立設
状の可動板11に対峙されている。従つて、スラ
イダーブロツク4が微量でも位置変位すると、こ
の可動板11を通じて測定子9が動き、ダイヤル
ゲージ8の指針12が大きく回動する。なお、こ
の可動板11の上記測定子9と接触する部分に
は、接触間隔調整用の当接ねじ13を設けると良
い。
14は外径アジヤスター兼測定圧子稈である。
この測定圧子稈14は長尺なねじからなり、上記
スライダーブロツク4の中程にねじ込み貫通さ
れ、その延出する内側先端が、上記フレーム1の
貫通穴1aを通じて、上記被測定対象物2の測定
点2aを押圧するようになつている。この測定圧
子稈14の内側先端にはキヤツプ状の押圧用圧子
15が被せてある。またこの測定圧子稈14の外
側の遊端側には、外装キヤツプ16内に組込まれ
た形で、当該外装キヤツプ16を回したとき、圧
子15部分の押圧力が常に一定(例えば、150g
程度)になる定圧付勢機構17(例えば、微弱弾
性のコイルスプリングが内装され、キヤツプの回
動により、一定押圧力に達すると、キヤツプがス
リツプする機構)が付設されている。18はこの
測定圧子稈14の延長線上の対向するフレーム1
部分に設けられた被測定対象物2の支持点2bと
当接する当接部である。この当接部18は、フレ
ーム1の内側に突出させた単なる突起などとして
構成しても良いが、本例では、長尺なねじ19を
外側より、フレーム1にねじ込み貫通させ、その
内側先端に支持用圧子20を被せてなり、上記測
定圧子稈14の外径アジヤスターに対し、支持側
外径アジヤスターをなす。従つて、これら両外径
アジヤスター14,18の相互の進退により、
種々の大きさの被測定対象物2の外径に対応する
ことができる。
21は上記測定圧子稈14および当接部18と
共に、被測定対象物2を3点支持するための受板
で、フレーム1の半円形状の略中央部に外側よ
り、ねじ込み貫通された長尺ねじ22の内側先端
に取付けられている。
しかして、かゝる本考案の硬さ測定器により、
例えば、被測定対象物2として、導体23の外周
に紙巻きの絶縁層24を被覆したケーブルの当該
絶縁層24の硬さを測定するには、先ず、ストツ
パーねじ7でスプリング6のばね力を所定の値に
して、ダイヤルゲージ8の指針12を基準値(例
えば、0値)にセツトする。次ぎに、測定器のフ
レーム1の半円形内にケーブル2を位置させる。
そして、ケーブル2の測定点2a部分に外径アジ
ヤスター兼測定圧子稈14を向け、この状態で、
支持用外径アジヤスター18を適宜位置に前進さ
せ、その支持用圧子20をケーブル2の支持点2
bに当接させる。引続き、外径アジヤスター兼測
定圧子稈14を前進操作させて、その測定用圧子
15をケーブル2の測定点2aに押し付ける。こ
のとき、測定用圧子15を定圧付勢機構17によ
り、150gの加圧力でセツトされる。またこの際、
ケーブル挟持の安定のため、長尺ねじ22を前進
させて受板21でケーブル2の上面を受けてお
く。
上記状態から、ストツパーねじ7を緩め解除す
る。そうすると、スプリング6の復元力により、
スライダーブロツク4がフレーム1の方向に押圧
され、この押圧力がそのまゝ外径アジヤスター兼
測定圧子稈14に伝えられ、その測定用圧子15
が強くケーブル2の絶縁層24を押す。このと
き、測定用圧子15は絶縁層24の硬さに応じ
て、少々めり込む。この微小の移動分が、スライ
ダーブロツク4と共に移動する可動板11に伝え
られ、この可動板11のフレーム1の方向への動
きにより、ダイヤルゲージ8の測定子9は押さ
れ、その指針12は上記絶縁層24の凹み量に対
応した値を指す。この指針値により、絶縁層24
の硬さを知ることができる。
因に、この測定器において、硬さは次式で表さ
れる。
硬さ=4K(l−x)/πx(R−x) 但し、xは変位量(圧子の微小移動量)、 Kはスプリングのばね定数、 lはスプリング6の初期変位長さ(自由長
さ)、 Rは測定用圧子半径、 例えば、K=0.3Kg/mm、l=12.3mm、R=2
mmとして設定したところ、良好な測定が可能であ
つた。
〈考案の効果〉 本考案による上記硬さ測定器によると、以上の
説明から明らかなように、小型で携帯が可能であ
るため、生産現場での手軽な使用は勿論のこと、
既設の電線やケーブルの点検のための使用にも極
めて便利である。特に、この点検時の使用にあつ
ては、使用スペースが狭てもよく、かつ縦、横、
斜めなどの如何なる位置でも測定可能であるた
め、使用上の便宜は絶大である。また、簡易な構
成上、その操作が簡単であるため、従来のように
何等の熟練を要せず、誰もが簡単に取り扱える。
しかも、その測定値には当然のこととして、測定
者によつてバラツキが生じることもなく、測定者
は単にダイヤルゲージの指針を読むのみでよい。
従つて、正確な硬さの把握が極めて容易になり、
例えば、電線・ケーブルなどにおいて、絶縁層を
紙巻きにより形成する場合、微妙な最適のテンシ
ヨンをスムーズにコントロールすることができ、
半合成紙の場合のテンシヨンにも簡単に対応する
ことができる。
なお、本考案の硬さ測定器は、被測定対象物が
上記電線やケーブルの絶縁層などのみならず、そ
の他の種々のものの硬さも測定できること勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る硬さ測定器の一実施例を
示す一部縦断断面図である。 図中、1……フレーム、2……被測定対象物、
2a……測定点、2b……支持点、3……シヤフ
ト、4……スライダーブロツク、6……スプリン
グ、7……ストツパーねじ、8……ダイヤルゲー
ジ、9……測定子、11……可動板、14……外
径アジヤスター兼測定圧子稈、18……当接部、
19……長尺ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測定対象物2の測定点2a側と支持点2b
    側の対向する2点間に跨るフレーム1と、該フ
    レームの測定点側で被測定対象物2と直交する
    方向に固着されたシヤフト3と、該シヤフト3
    に摺動自在に嵌装されたスライダーブロツク4
    と、上記シヤフト3の外側遊端と上記スライダ
    ーブロツク4との間のシヤフト3に装着され当
    該スライダーブロツク4を上記フレーム1側に
    押圧付勢するスプリング6と、上記スライダー
    ブロツク4にねじ込み貫通されその先端が上記
    フレーム1に当接してスライダーブロツク4を
    適宜位置に固定するストツバーねじ7と、上記
    スライダーブロツク4に連結され当該ブロツク
    4と共に可動する可動板11に測定子9を対峙
    させかつ上記フレーム1に取付けられたダイヤ
    ルゲージ8と、上記スライダーブロツク4にね
    じ込み貫通されその延出する内側先端を上記被
    測定対象物2の測定点2aに押圧させる長尺ね
    じからなる外径アジヤスター兼測定圧子稈14
    と、当該測定圧子稈14の延長線上の対向する
    上記フレーム1部分に設けられその先端を上記
    被測定対象物2の支持点2bに押圧させる当接
    部18とからなることを特徴とする硬さ測定
    器。 (2) 上記当接部18を、フレーム1にねじ込み貫
    通されその延出先端を上記被測定対象物2の支
    持点2bに押圧させる長尺ねじ19からなる支
    持側外径アジヤスターで構成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の硬さ
    測定器。
JP8885584U 1984-06-16 1984-06-16 硬さ測定器 Granted JPS615449U (ja)

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JP8885584U JPS615449U (ja) 1984-06-16 1984-06-16 硬さ測定器

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JPS615449U JPS615449U (ja) 1986-01-13
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