JPH0434437Y2 - - Google Patents

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JPH0434437Y2
JPH0434437Y2 JP1983168276U JP16827683U JPH0434437Y2 JP H0434437 Y2 JPH0434437 Y2 JP H0434437Y2 JP 1983168276 U JP1983168276 U JP 1983168276U JP 16827683 U JP16827683 U JP 16827683U JP H0434437 Y2 JPH0434437 Y2 JP H0434437Y2
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JP
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belt
belt tension
leaf spring
tension meter
spacer
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JP1983168276U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はプーリ間に懸装されているベルトの
張力を測定するベルト張力計の簡易校正具に関す
るものである。
(従来技術) これに関連する技術が実開昭57−640号公報に
記載されている。
このベルト張力計の校正装置は、予め基準とな
る張力で張られた校正用ベルト32を使用する。
即ち、基準張力で張られた校正用ベルト32の張
力をベルト張力計42で測定し、このベルト張力
計42の指示値と基準張力との差からベルト張力
計42の誤差を求めるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記の校正装置では、校正用ベル
ト32を基準張力で張るための機構や校正用ベル
ト32のヤング率、長さ等の経年変化を補償する
ための機構が必要であり、校正装置が大型に、か
つ高価になつてしまう。
このため、この校正装置をベルト張力計42と
ともに携帯することや、またベルト張力計42の
標準付属品にすることも不可能である。
本考案の技術的課題は、前記ベルト張力計にセ
ツトされたときに、所定の張力で張られたベルト
と同様に変位する校正装置を小型軽量、かつ安価
に製作することにより、ベルト張力計の標準付属
品として携帯できるようにし、任意の場所でベル
ト張力計の校正を簡便に行えるようにするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記課題は、以下の各部構造を有するベルト張
力計簡易校正具によつて解決される。
即ち、張力を測定しようとするベルトを一対の
支持部で受けて、この両支持部の間に位置するベ
ルトに対して前記支持部の反対側からフツクによ
り垂直荷重を加え、このときの前記ベルトの変位
量によりベルトの張力を検出するためのベルト張
力計を対象とした簡易校正具であつて、 本考案に係るベルト張力計簡易校正具は、前記
両支持部間の距離以上の長さを備える板ばねと、 前記板ばねの厚みと前記ベルトの厚みとの差に
ほぼ等しい厚みを持ち、前記板ばねに当接する凸
形状部と前記ベルト張力計のフツクに当接する部
位とを備え、前記板ばねに保持された状態で前記
ベルト張力計にセツトされるスペーサとを有して
いる。
そして、前記板ばねが前記一対の支持部に支持
された状態で、前記フツクによる荷重が前記スペ
ーサを介して前記板ばねに伝達されると、前記ス
ペーサの凸形状部と当接する前記板ばねの部位は
その荷重に応じて変位するように、前記板ばねの
ばね定数が設定されている。
(作用) 本考案によると、前記ベルト張力計の校正を行
う時には、そのベルト張力計の一対の支持部とフ
ツクとの間に板ばねとスペーサとが重合わされた
状態でセツトされる。即ち、板ばねがベルト張力
計の支持部に当接し、スペーサがフツクに当接す
るようにセツトされる。ここでベルト張力計にセ
ツトされた板ばねとスペーサとの厚みを合計した
値はベルトの厚みにほぼ等しい。このため、この
ベルト張力計には所定の張力で張られた実際のベ
ルトがセツトされたのと同じ状態になる。
このスペーサに対してベルト張力計のフツクに
より荷重が加えられると、この荷重はスペーサの
凸形状部を介して板ばねに加えられる。これによ
つて、板ばねはスペーサの凸形状部と当接する部
位がその荷重に応じた量だけ変位する。
このため、例えば、正しく校正されたベルト張
力計でこの板ばねとスペーサとを備える簡易校正
具の張力値を測定しておけば、以後、この張力値
がこの簡易校正具の特有の張力値として使用でき
る。即ち、校正を必要とするベルト張力計(被校
正ベルト張力計)にこの簡易校正具をセツトして
被校正ベルト張力計の指示値と簡易校正具の特有
の張力値とを比較することにより、この被校正ベ
ルト張力計の誤差を知ることができる。
このように、ベルト張力計の校正具を、実際に
所定張力で張られたベルトを使用することなく、
板ばねとスペーサとによつて製作することができ
る。このために校正具を小型軽量化でき、また安
価に製作することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の第1実施例を説
明する。
第4図は、第1実施例に係るベルト張力計簡易
校正具1が被校正ベルト張力計7にセツトされた
状態の正面図、第5図はその側面図である。
被校正ベルト張力計7(以下、ベルト張力計
7)は、自動車のエンジンに用いられるフアンベ
ルト等の張力を検出するための計器として使用さ
れる周知のものである。
そこでベルト張力計7の構造とその使用につい
て簡単に説明すると、ベルト張力計7は、プーリ
ー間に張られたベルト(いずれも図示されていな
い)の外周面に当接してこのベルトを片側から支
える一対の支持部9を備えている。この支持部9
はベルト張力計7の先端面から所定の寸法だけ突
出しており、規定距離を隔てて設けられている。
両支持部9の中間位置には測定子10が配設さ
れている。測定子10は図中上下方向に変位でき
るようになつており、この変位量に応じて指示計
の指針11が連動する。また測定子10は,図示
されていないバネによつて上方向に延出するよう
に付勢されており、外力が加わつていない状態で
は測定子10の先端面が両支持部9の先端面と同
一仮想平面上に位置する。したがつてベルトの外
周面が両支持部9に当接した状態では測定子10
の先端面もベルトの外周面に軽く当たつている。
フツク8は、ベルトの内周面に対して測定子1
0と反対側から基準荷重を加えるためのものであ
る。この基準荷重はベルト張力計7に内蔵されて
いるスプリングによつて発生される。なお、前記
基準荷重は前記測定子10を突出させようとする
バネ力よりは十分に大きい値である。
また、フツク8はハンドル12に連結されてお
り、ハンドル12の押圧操作(図中上方向の操
作)によりフツク8を前記スプリングに抗して変
位させることができ、これによつて測定子10と
フツク8との間隔を広げることができる。
前記ベルト張力計7を使用して、ベルトの張力
を検出するには、先ずハンドル12を操作して測
定子10とフツク8との間隔を広げる。次いでベ
ルトを両支持部9及び測定子10とフツク8との
間に位置させ、ベルトの外周面を両支持部9の先
端面と測定子10の先端面とに当接させる。この
状態でハンドル12をフリーにして、フツク8を
ベルトの内周面に当接させて基準荷重を加える。
このフツク8によつて基準荷重を加えられた部分
のベルトは、基準荷重とベルト張力による復元力
とがバランスする位置まで変位する。この時、前
記測定子10もベルトの動き分だけ変位する。こ
こでベルトの変位量はベルト張力に反比例するた
めに、測定子10の変位量からベルト張力が求め
られ、これは前記指示計の指針11の動きで表示
される。
次に、このベルト張力計7を校正するベルト張
力計簡易校正具1の構造を第1図から第3図を参
照して説明する。同図においてベルト張力計簡易
校正具(以後単に校正具という)1は断面炬形で
所定の曲げ剛性を有する板はね2と、スペーサ3
と、ゴムリング5とからなつている。スペーサ3
はブロツク状でその上面3aはフラツト状に、下
面3bはV型に形成され、断面は炬形で断面の幅
は板はね2の幅に等しい。スペーサ3はそのV型
下面3bの稜線3cが板はね2の幅方向に狭い幅
で直線接触して板はね2の中央部に載置されてい
る。スペーサ3の両端には溝4が設けられ、この
溝4と板はね2とに前記ゴムリング5,5がかけ
られてスペーサ3を板はね2に狭い幅で直線接触
状態に保持している。スペーサ3の上面3aには
後述する被校正ベルト張力計7のフツク8に係合
する突起6が設けられている。なお、スペーサ3
の厚さはこれと板はね2との合計厚さが図示しな
いベルトの厚さにほぼ等しくなるように設定され
ている。
この板ばね2とスペーサ3とが重ねられた状態
で被校正ベルト張力計7にセツトされると、この
被校正ベルト張力計7に、あたかも所定張力で張
られた実際のベルトがセツトされたのと同じ状態
になる。
この校正具1を使用して被校正ベルト張力計7
の張力値を校正するには被校正ベルト張力計7の
ハンドル12を押し、同張力計7に内蔵のスプリ
ングに抗してフツク8を押し上げ、フツク8と測
定子10との間隔を拡げておいて校正具1の板ば
ね2の両端部を被校正ベルト張力計7の支持部
9,9に載置する。そしてスペーサ3の下面3b
の稜線3cを被校正ベルト張力計7の測定子10
の真上に位置させる。ここでハンドル12に対す
る押力を解放するとフツク8はスプリングの弾力
で降下し校正具1の突起6に係合し突起6、スペ
ーサ3を介して板ばね2を撓ませ、板ばね2によ
り測定子10を押圧する。板ばね2の撓み量は支
持部9と測定子10間の高さの差δで指針11に
より表示される。この校正作業によりベルトの実
張力に対する被校正ベルト張力計7の張力の校正
はできないが使用過程にある各被校正ベルト張力
計に対し上記の校正を行うことにより校正値を比
較することができる。又一つの被校正ベルト張力
計に対し定期的に、或は随時にこの校正を行うこ
とにより校正値の経時的変化を知ることができ
る。
第6図及び第7図はこの考案の第2実施例を示
す。なお、第1実施例と同じ構成要素に対しては
同じ番号を附しその説明を省く。第2実施例にお
ける校正具21においてはスペーサ3はその両端
に接触して板はね2に取りつけたアングル22,
22により板はね2に挟い幅で直線接触するよう
保持されている。第2実施例の作用は第1実施例
と同様である。
(効果) 本考案によると、校正具を小型軽量化し、さら
に安価に製作することができるために、ベルト張
力計の標準付属品にすることが可能であり、任意
の場所でベルト張力計の校正を簡便に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の平面図、第2
図は正面図、第3図は側面図をそれぞれ示す。第
4図は第1実施例の校正具を被校正ベルト張力計
に適用した時の正面図を示す。第5図は第4図の
側面図を示す。第6図は第2実施例の平面図、第
7図は同じく正面図を示す。 1,21……ベルト張力計簡易校正具、2……
板はね、3……スペーサ、{4……溝、5……ゴ
ムリング}(保持機構)、22……アングル(保持
機構)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 張力を測定しようとするベルトを一対の支持部
    で受けて、この両支持部の間に位置するベルトに
    対して前記支持部の反対側からフツクにより垂直
    荷重を加え、このときの前記ベルトの変位量によ
    りベルトの張力を検出するためのベルト張力計を
    対象とした簡易校正具であつて、 前記両支持部間の距離以上の長さを備える板ば
    ねと、 前記板ばねの厚みと前記ベルトの厚みとの差に
    ほぼ等しい厚みを持ち、前記板ばねに当接する凸
    形状部と前記ベルト張力計のフツクに当接する部
    位とを備え、前記板ばねに保持された状態で前記
    ベルト張力計にセツトされるスペーサとを有し、 前記板ばねが前記一対の支持部に支持された状
    態で、前記フツクによる荷重が前記スペーサを介
    して前記板ばねに伝達されると、前記スペーサの
    凸形状部と当接する前記板ばねの部位はその荷重
    に応じて変位するように、前記板ばねのばね定数
    が設定されていることを特徴とするベルト張力計
    簡易校正具。
JP16827683U 1983-10-27 1983-10-27 ベルト張力計簡易校正具 Granted JPS6074030U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16827683U JPS6074030U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 ベルト張力計簡易校正具

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JP16827683U JPS6074030U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 ベルト張力計簡易校正具

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Publication Number Publication Date
JPS6074030U JPS6074030U (ja) 1985-05-24
JPH0434437Y2 true JPH0434437Y2 (ja) 1992-08-17

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57640B2 (ja) * 1972-12-06 1982-01-07
JPS58115335A (ja) * 1981-12-29 1983-07-09 Fujitsu Ltd ベルトテンシヨンゲ−ジ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614831Y2 (ja) * 1980-06-02 1986-02-14

Patent Citations (2)

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JPS6074030U (ja) 1985-05-24

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