JPH0326403Y2 - - Google Patents

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JPH0326403Y2
JPH0326403Y2 JP18192983U JP18192983U JPH0326403Y2 JP H0326403 Y2 JPH0326403 Y2 JP H0326403Y2 JP 18192983 U JP18192983 U JP 18192983U JP 18192983 U JP18192983 U JP 18192983U JP H0326403 Y2 JPH0326403 Y2 JP H0326403Y2
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JP
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stator
plate
cylinder
contact end
measurement
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JP18192983U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は円筒内面の粗さを測定する静電容量型
円筒内面粗度測定器に関するものである。
(従来技術) 円筒内面側の粗さ測定には、プローブ自体を直
接手に持ち、プローブの測定子を測定面に押し付
け、必要な場合には測定子を測定面に押し付けな
がら移動させていた。このような測定方法では、
円筒内面で測定子を常時適正な姿勢に保持するこ
とが難しく、測定値のバラツキが大きいばかりで
なく、測定値に対して個人差の影響が出やすい、
また円筒内面に押し付ける際に測定子を捩るため
測定子の寿命が短かくなる等の不具合が生じてい
る。
(考案の目的) 本考案は上記不具合を解消させるためのもの
で、三点接触型の円筒内面位置決め装置を設け、
その三点接触点の固定側2点の中間に粗さ測定用
静電容量型の測定子を配設して、測定子の測定位
置および測定姿勢をワンタツチで決められるよう
にし、測定作業を能率的にさせる静電容量型円筒
内面粗度測定器を提供するものである。
(考案の構成) 本考案の特徴は、円筒の軸方向に対して円筒内
面に内接する2枚の板状固定子を平行に設け、該
板状固定子の中間位置に該板状固定子の円筒内面
接触端と反対方向に接触端を向けた可動子を径方
向に移動可能に設け、かつ前記板状固定子の中間
位置に前記板状固定子の円筒内面接触端と同方向
に接触端を向け、径方向に移動可能な表面粗さ測
定子を設けたことである。
(作 用) 本考案は上記構成により、可動子と2枚の板状
固定子により円筒内面の位置決めを行ない、位置
決め後に表面粗さ測定子を円筒内面に垂直に押圧
して粗さ測定を行なうことで、常に一定の測定姿
勢が保持され、安定した測定精度が得られ、しか
も測定子を位置決めされた後で径方向に移動させ
て円筒内面に押圧するため必要以上の外力が加え
られず摩耗や破損が起りにくくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図により説明する。
測定器は、第1図乃至第3図で示すように、円
柱状の本体1に対して一端側に軸と平行にして突
き出した固定子取付プレート2を固定し、その固
定子取付プレート2の先端に、断面コの字形に形
成した板材からなる固定子3を、本体1の中心と
反対側に円筒内面に内接する接触端3aを向けて
取り付ける。固定子3の接触端3aを持つ2枚の
部材3bを同寸法にし、互いに平行で、本体1の
軸方向に平行に配置する。
先端を丸めた可動子4を取り付けたブラケツト
5のガイドピン6を、固定子取付プレート2の本
体1側近傍で、固定子3の接触端3aが位置する
方向と反対側の位置に、固定子3の接触端3aを
持つ2枚の部材3bと平行にして植立する。ブラ
ケツト5はガイドピン6と摺動可能に嵌合する孔
5aを穿設し、固定子取付プレート2と平行なア
ーム5bを備え、アーム5bの先端部で固定子3
の接触端3aと反対側の位置に可動子4を取り付
ける。ブラケツト5とガイドピン6との間には、
ブラケツト5を固定子取付プレート2から離れる
方向にバネ付勢するコイルスプリング7を介装す
る。ブラケツト5の本体1側の端部5cは平面に
形成し、本体1の測定側端部に設けたブラケツト
当接面8に当接させる。このブラケツト5の端部
5cと本体1のブラケツト当接面8との当接によ
り、ブラケツト5がガイドピン6を軸として回転
することを防止する。
固定子取付プレート2に対して垂直に、ガイド
ピン6を植立した方向と平行な貫通孔9を本体1
に穿設し、その貫通孔9に固定ブツシユ10を嵌
合し、固定ブツシユ10の孔にスライドブツシユ
11を摺動可能に嵌合し、さらにスライドブツシ
ユ11の孔に測定子押え12を摺動可能に嵌合す
る。貫通孔9と固定ブツシユ10との嵌合は止ま
りばめまたは締まりばめのような嵌合後に相互部
品が固定するはめあい方法により取り付ける。ス
ライドブツシユ11の固定子取付プレート2側端
部に測定子取付プレート13を、固定子取付プレ
ート2と平行にして取り付ける。測定子取付プレ
ート13は固定子取付プレート2と同じ方向に延
び、同程度の長さを与え、先端部が固定子3で囲
まれた部分に入るように大きさを定める。測定子
取付プレート13の先端部には固定子3の接触端
3aが設けられている方向と同じ方向に固定子3
で囲まれた部分に入るような大きさにした静電容
量型の表面粗さ測定子14を取り付ける。測定子
押え12の上部は押ボタン状に形成して本体1よ
り突き出し、測定子押え12の上部と本体1との
間には測定子押え12を固定子取付プレート2側
へバネ付勢するコイルスプリング15を介装さ
せ、さらに測定子押え12の下部には固定ブツシ
ユ10と測定子取付プレート13との間のスライ
ドブツシユ外周に、測定子取付プレート13に測
定圧をバネ付勢するコイルスプリング16を介装
する。このコイルスプリング16は、測定子押え
12を押圧した場合に測定子取付プレート13が
固定子取付プレート2より離れる方向にバネ付勢
できるように、コイルスプリング15よりもバネ
定数を小さくし、測定子押え12のストロークク
sよりもバネの自由長を長くする。測定子取付プ
レート13の表面粗さ測定子14を取り付けた先
端部には、表面粗さ測定子14が取り付けられた
方向と同じ方向に、軸方向に平行な直線上に表面
粗さ測定子14を間に挾むようにして2本のスト
ツパーピン17を配設し、表面粗さ測定子14を
ガードする。
本実施例はこのような構成にしたことにより、
円筒18の内面18aを測定するには、まず、ブ
ラケツト5をA方向に押しながら固定子3の接触
端3aを円筒内面18aにガタツクことがないよ
うに軸方向に平行に押し付ける。このとき2枚の
部材3bが円筒18の軸心に対してネジれた姿勢
であれば2枚の部材3bの両端が円筒内面18a
に同時に接触しないためかならずガタツキを生
じ、軸方向に平行に設置していないことがわか
る。固定子3が安定した後、ブラケツト5の押圧
を解除すると可動子4が円筒内面18aに当接
し、測定姿勢と位置決めができる。この後、測定
子押え12をB方向に押して、コイルスプリング
15の付勢力に抗して測定子押え12を固定子取
付プレート2側へ移動させ、コイルスプリング1
6の付勢力により測定子取付プレート13を介し
て測定子14を円筒内面18aに押し付ける。測
定子14はコイルスプリング16の付勢力により
円筒内面18aに押し付けられるが、ストツパピ
ン17により規定された適正な撓み量が与えら
れ、常に一定の測定圧が与えられる。
本実施例は上記説明にごとく、固定子3および
可動子4からなる円筒内面位置決め装置を採用し
たことにより、ワンタツチで姿勢位置決めがで
き、測定姿勢の安定化と使用性が向上する。ま
た、固定子3および可動子4による姿勢位置決め
後に測定子14を測定面に押し付けることにより
安定した押圧力を与えることができ、測定精度が
向上する。これらに加え固定子3および可動子4
の調整交換により内径の異なるものにも容易に使
用でき、汎用性のある装置が提供できる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、可動子と2枚の板状固
定子を円筒内面に接触させて位置固定し、板状固
定子の中間位置に配設させた表面粗さ測定子を位
置固定後に円筒内面に押圧でき、常に一定の測定
姿勢における安定した測定精度が得られる。測定
位置および測定姿勢がワンタツチで決められ、測
定作業が能率的に行なえる。これらの結果として
円筒内面の粗さ測定の生産性および精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案による円筒内面粗度測定器の
側面図、ロは同上の正面図、ハは同上の下平面
図、第2図は本考案による静電容量型円筒内面粗
度測定器による測定時の状態を示す部分拡大断面
図、第3図は第2図に対する正面図である。 1……本体、2……固定子取付プレート、3…
…固定子、3a……固定子の接触端、3b……固
定子の板状部材、4……可動子、5……ブラケツ
ト、6……ガイドピン、9……貫通孔、11……
スライドブツシユ、12……測定子押え、13…
…測定子取付プレート、14……表面粗さ測定
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒の軸方向に対して円筒内面に内接する2枚
    の板状固定子を平行に設け、該板状固定子の中間
    位置に該板状固定子の円筒内面接触端と反対方向
    に接触端を向けた可動子を径方向に移動可能に設
    け、かつ前記板状固定子の中間位置に前記板状固
    定子の円筒内面接触端と同方向に接触端を向け、
    径方向に移動可能な表面粗さ測定子を設けたこと
    を特徴とする静電容量型円筒内面粗度測定器。
JP18192983U 1983-11-25 1983-11-25 静電容量型円筒内面粗度測定器 Granted JPS6090609U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18192983U JPS6090609U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 静電容量型円筒内面粗度測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18192983U JPS6090609U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 静電容量型円筒内面粗度測定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6090609U JPS6090609U (ja) 1985-06-21
JPH0326403Y2 true JPH0326403Y2 (ja) 1991-06-07

Family

ID=30394113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18192983U Granted JPS6090609U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 静電容量型円筒内面粗度測定器

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JPS6090609U (ja) 1985-06-21

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