JPH0240267A - 水性塗料の塗装方法 - Google Patents

水性塗料の塗装方法

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JPH0240267A
JPH0240267A JP18832488A JP18832488A JPH0240267A JP H0240267 A JPH0240267 A JP H0240267A JP 18832488 A JP18832488 A JP 18832488A JP 18832488 A JP18832488 A JP 18832488A JP H0240267 A JPH0240267 A JP H0240267A
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JP
Japan
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water
paint
film
based paint
coated
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JP18832488A
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Michiaki Wake
和氣 道明
Hitoshi Taniguchi
仁 谷口
Osamu Nagura
修 名倉
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は水性塗料の塗装方法に関し、更に詳しくは、自
動車ボデー等の被塗装物を水性塗料で塗装するのに好適
な方法に関する。
〈従来の技術〉 近年、水性塗料の実用化が、工業塗装分野においても急
速に進展している。水性塗料はこれまで工業塗装分野で
広く使用されてきた有機溶剤型塗料に比べて、環境汚染
防止、省資源、安全衛生の面で有利であるものの、圧膜
塗装すると「タレ」や「ナガレ」が発生しやすいという
欠点を有している。とりわけ、自動車ボデーの塗装にお
いては、立面部の「タレ」の防止が技術状の課題であり
塗着時の粘度を高くし、加熱して乾燥硬化するまでの塗
膜の流動を抑える方法がとられている(特開昭52−1
51322号公報)。
しかし前記方法のように塗着時の粘度を高くし、塗膜の
流動を抑えると、水平部におけるレベリング性が悪くな
り、結果として、水平部の仕上り外観が低下するという
問題点がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、水性塗料を被塗装物に塗装するにあた
り、立面部に生じる水性塗料の「タレ」及び「ナガレ」
を防止し、水平部の仕上り外観を向上させ、且つ水性塗
料の色分かれ現象及び塗膜のつやの低下を防止すること
ができる水性塗料の塗装方法を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明によれば、水性塗料を被塗装物に塗装するにあた
り、前記水性塗料をまず前記被塗装物に塗装し、次いで
該水性塗料の塗膜が未乾燥状態にある間に、水と有機溶
剤との混合割合が重量比で100:1〜100 : 6
0である後処理液を、該塗膜表面に噴霧し、その後加熱
して水性塗料を乾燥硬化させることを特徴とする水性塗
料の塗装方法が提供される。
以下本発明につき更に詳細に説明する。
本発明では、まず水性塗料を自動車ボデー等の被塗装物
に塗装する。水性塗料としては、水溶性型塗料、水分散
型塗料のどちらも使用できるが、水分散型塗料の方が好
適である。水分散型塗料としては下記の塗料を列挙する
ことができる。
■界面活性剤等を用いて乳化重合法によって得られる分
散体を用いるエマルジョン型塗料■高分子量樹脂にスル
ホン酸基、ポリアルキレンゲリコール類等を組入れて、
水に対する乳化分散性を付与した、自己乳化型分散体を
使用した水分散型塗料(例えば特開昭57−21225
0号) ■水溶性樹脂と疎水性樹脂とを混合し、これを機械的に
水中に分散し、水溶性樹脂の乳化作用によって分散体を
得て、これを使用する水分散型塗料(例えば特開昭54
−11141)水性塗料の塗装に当っては、エアースプ
レーエアレススプレー、高速ベル型塗料機等によるスプ
レー塗装が好適である。
次いで水性塗料の皮膜が未乾燥状態にある間に水と有機
溶剤とを含む後処理液を、塗膜表面に噴霧する。前記未
乾燥状態とは、少くとも塗膜表面に水分が残留している
状態をいい、好ましくは10〜30℃、相対温度50〜
90%にて、塗装後1〜10分間放置した状態であるこ
とが望ましく、水性塗料の塗装と同様に、エアースプレ
ーエアレススプレー、回転ベル型塗装機等を用いて前記
後処理液を塗膜表面に噴霧することができる。
この際、前記水と有機溶剤との混合割合は、重量比で1
00:1〜100 : 60の範囲である。前記有機溶
剤の混合割合が1未満の場合には、平滑性効果の向上は
望めるものの、水性塗料に多種の着色顔料が配合されて
いる場合、水性塗料が色分かれ現象を生じ、60を超え
る場合には、塗膜のつやが低下するので使用できない。
また前記有機溶剤は、水と混合可能であれば良く、具体
的には例えばメタノール、エタノール、ノルマルプロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、セカンダリ−ブ
チルアルコール、ターシャリ−ブチルアルコール、ノル
マルペンチルアルコール、ターシャリ−アミルアルコー
ル、ノルマンヘキシルアルコール、ノルマルオクチルア
ルコール、イソオクチルアルコール等のアルコール類、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイ
ソプロビルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコール七ツメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノイソプロビルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、プロピレングリコール七ツメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル。
プロピレングリコールモノプロビルエーテル、エチレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコール七ツメチルエーテルアセテート等のグリコール
エーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等のエステル類及びこれらの混合物か
ら成る群より選択される有機溶剤を好ましく用いること
ができる。本発明において、前記水と有機溶剤とを含む
後処理液の噴霧量は、水性塗料の未乾燥状態での膜厚に
対して5〜50%の厚さの後処理液の膜が出来るように
するのが好適である。5%より少ない場合には、平滑性
向上に効果がなく、50%を超えると、「色分かれJや
rナガレ」が発生するため好ましくない。また噴霧に際
して、被塗装物が水平部及び傾斜部を備えている場合に
は、水平部のみに後処理液を噴霧する他、水平部と傾斜
部への噴霧量を変化させることもできる。
特に自動車ボデーの場合には、水平部の平滑性が重視さ
れるので、水平部にのみ後処理液を噴霧することが好適
である。
次に後処理液の噴霧後に、加熱して水性塗料を乾燥硬化
させる。好ましくは後処理液の噴霧後210〜30℃、
相対湿度50〜90%にて放置した後に加熱するのが望
ましい。加熱は望ましくは。
120〜180℃の温度で10〜60分加熱して乾燥硬
化せしめるのが好適である。
〈発明の効果〉 本発明の方法により、水性塗料で、例えば自動車ボデー
を塗装すれば、立面部に「タレ」、「ナガレJを生じる
ことなく、水平部の仕上がり外観を向上させることがで
きる。また水性塗料の色分かれ現象及び塗膜のつやの低
下を防止することもできる。
〈実施例〉 以下1本発明の実施例および比較例を用いて、本発明を
更に詳しく説明する。なお、部及び%は重量基準である
〈水性塗料の製造〉 a   Aの製造 撹はん機、温度計、還流冷却機および窒素導入管をとり
つけた4ツロフラスコに以下の成分を入れた。
ヌカ油脂肪M          20部無水フタル酸
         41部ネオペンチルグリコール  
  12部トリメチロールプロパン    27部キシ
レン            3部前記混合物を、窒素
気流下で加熱撹はんしながら、180℃で3時間、20
0℃にて2時間、さらに230℃で6時間保って、酸価
が3.5になるまでエステル化反応を行い、その後減圧
下でキシレンを除去し、反応物の温度を80℃に冷却し
てからn−ブタノール21部、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート10部を加えて。
固形分75%、ガードナー気泡粘度z4、酸価3.5、
ヒドロキシル価121のポリエステル樹脂を得た。
b   Bの ゛ (a)に記載したと同様の反応装置に以下の成分入れた
トール油脂肪酸       2.6部無水トリメリッ
ト酸      17部アジピン酸         
 24部ブチレングリコール      14部トリメ
チロールエタン     19部前記混合物を窒素気流
下で撹はんしながら160℃で2時間、続いて200℃
で5時間反応して、温度を70℃に下げイソプロピルア
ルコール7部、セカンダリ−ブチルアルコール8部で希
釈し、固形分85%ガードナー気泡粘度Z6、酸価42
、ヒドロキシル価97のポリエステル樹脂を得た。
c  1エナメルの ゛ 以下の成分をサンドミルで分散し、ミルベースとした。
成分B             19.8部トリエチ
ルアミン         1.2部脱イオン水   
       62.0部一方、以下の処決で樹脂の水
分酸液を製造した。
成分A             28.6部成分B 
            18.9部トリエチルアミン
         1.2部脱イオン水       
   37.9部得られた各成分を混合後、ホモミキサ
ーで撹はんして水分散液を得た。
次いでミルベース55部、樹脂の水分散液45部をホモ
ミキサーで撹はん混合して、固形分35%、フォードカ
ップNα4粘度30秒(25℃)の特性値を有する赤エ
ナメルを得た。
失庭叢よ二重 製造例の赤エナメルを用いて、高速ベル型静電塗装機(
デビルビス社製商品名「エアロベル」)により、以下の
塗装条件で自動車ボデーを塗装した。
塗装ブース温度        25℃塗装ブース湿度
        75%ベル回転数         
400Orpmシェービングエアー圧     2kg
/Ci印加電圧            85kV吐出
量          200mR/min表−2表示
2とおり、水性塗料の膜厚を未乾燥状態で60〜80μ
とした。次いで20℃、相対湿度75%にて2分間放置
し、塗膜が未乾燥状態にある間に、以下の条件で表−1
に示す実施例1〜9の後処理液を自動車ボデーの水平部
に噴霧した。
噴霧機  エアースプレーガン (デビルビス社製、JGA−502−3−797−G)
吐出量  200mQ/min 表−1に示すとおり、後処理液の膜の厚さが水性塗料の
未乾燥状態での膜厚の5〜50%になるように後処理液
を噴霧したのち、20℃、相対湿度75%にて5分間放
置し、160℃の温度で20分間加熱して硬化させた。
御処理液の組成を表−1に、また試験結果を表−2に示
す。
坦笠孤圭 実施例1〜9と同一の条件で、自動車ボデーに水性赤エ
ナメルを塗装し、20℃、相対湿度75%にて5分間放
置した後、160°Cの温度で20分間加熱して硬化さ
せた。結果を表−2に示す。
皮笠舛主二重 実施例1〜9と同様にして自動車ボデーに水性赤エナメ
ルを塗装した後、水平部に表−1に示す組成の後処理を
実施例1〜9と同様にして噴霧した。後処理液噴霧後、
20℃、相対湿度75%にて5分間放置して、次いで]
−60℃の温度で20分間加熱して硬化させた。結果を
表−2に示す。
実施例1〜9と同様にして自動車ボデーに水性赤エナメ
ルを塗装した後、水平部に表−1に示す組成の後処理液
を表−2に示す厚さに噴霧した。
噴霧後、20℃、相対湿度75%にて5分間放置した後
、 160 ’Cの温度で20分間加熱して硬化表−2の結
果により1本発明の方法によれば立面部に「タレ」、「
ナガレ」を発生させずに、水平部の平滑性を向上させる
ことができる。これに対し、後処理液の噴霧を行なわな
かった比較例1では、平滑性が悪かった。また後処理液
中の有機溶剤の混合割合が少ない比較例2では、塗装し
た水性塗料に色分れが生じ、有機溶剤の混合割合が多い
比較例3では、加熱硬化後の塗膜のつやが低下した。更
に後処理液の膜の厚さが水性塗料の未乾燥状態の膜厚の
5%未満では水平部の仕上り外観がややわるく、一方、
50%を超える膜厚では、水平部の段差部分に局部的に
「ナガレ」が発生することが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水性塗料を被塗装物に塗装するにあたり、 前記水性塗料をまず前記被塗装物に塗装し、次いで該水
    性塗料の塗膜が未乾燥状態にある間に、水と有機溶剤と
    の混合割合が重量比で100:1〜100:60である
    後処理液を、該塗膜表面に噴霧し、 その後加熱して水性塗料を乾燥硬化させることを特徴と
    する水性塗料の塗装方法。
JP18832488A 1988-07-29 1988-07-29 水性塗料の塗装方法 Pending JPH0240267A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181499A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 塗装方法及び塗装システム
JP2013136961A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用ピストンの製造方法

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