JPH0239952B2 - Goseijushiseikeihinnososhokushiageho - Google Patents

Goseijushiseikeihinnososhokushiageho

Info

Publication number
JPH0239952B2
JPH0239952B2 JP21228084A JP21228084A JPH0239952B2 JP H0239952 B2 JPH0239952 B2 JP H0239952B2 JP 21228084 A JP21228084 A JP 21228084A JP 21228084 A JP21228084 A JP 21228084A JP H0239952 B2 JPH0239952 B2 JP H0239952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
pigment
paint
resin
metallic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21228084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6190773A (ja
Inventor
Hiroshi Kanai
Yoshikazu Tanabe
Tatsuya Ishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOATSU KAKO
Original Assignee
KOATSU KAKO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOATSU KAKO filed Critical KOATSU KAKO
Priority to JP21228084A priority Critical patent/JPH0239952B2/ja
Publication of JPS6190773A publication Critical patent/JPS6190773A/ja
Publication of JPH0239952B2 publication Critical patent/JPH0239952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧品の容器、キヤツプ等美感を必要
とする合成樹脂成形品の装飾仕上法に関し、更に
詳しくはメタリツク調またはパール調の発色をす
る合成樹脂成形材料を用いて成形して得られたメ
タリツク調またはパール調の光輝色膜様が現出し
ている合成樹脂成形品の外表面に、 イ 適宜な染料または顔料 5〜20wt% ロ 10〜40μの大きさで比重が1.2〜1.3程度の金
属粉顔料 0.1〜3wt% ハ 10〜30μの粒子からなる有機または無機のつ
や消し剤 1〜20wt% を含む透明乃至半透明の熱硬化型または紫外線硬
化型の樹脂をビヒクルとする塗料を塗布し塗膜を
硬化させることを特徴とする合成樹脂成形品の装
飾仕上法に関するものであつて、やわらかで深み
のある光輝色を有し、しかも蒔絵調の外観を呈す
る装飾面を得ることを目的としたものである。
従来光輝装飾面を得る方法としては、 a 合成樹脂基材上にアクリル樹脂あるいはアク
リルウレタン樹脂等を主成分とする塗料中に有
機あるいは無機の着色顔料と金属粉である鱗片
状のアルミニウム顔料を配合した塗料(以下メ
タリツクエナメルという)を塗布した後乾燥硬
化させて光輝装飾面を得る1コート1ベーク形
塗装方法。
b 基材上にメタリツクエナメルを塗布し、数分
間のセツテイングの後クリアー塗料を塗布して
乾燥硬化させて光輝装飾面を得る2コート1ベ
ーク形塗装方法。
c 基材上に真空蒸着、スパツタリング、イオン
プレーテイング等のメタライズ法、またはホツ
トスタンプ、転写等の熱転写法により金属層を
形成した後、塗料または顔料により着色された
塗料を塗布して乾燥硬化させ光輝装飾面を得る
方法。
が一般的に行なわれている。このa、b、c、の
従来法によつて得られたものを図示説明すれば第
1図〜第3図の如きものとなる。
即ち第1図はa、の方法によつて得られたもの
の部分断側説明図、第2図はb、の方法によつて
得られたものの部分断側面説明図、また第3図は
cの方法によつて得られたものの部分断側面説明
図を示しており、各図共同一の部分および素材は
同一の符号で示してある。そして各図において、
1は基材、2は着色層、3は着色顔料、4は金属
片、5はクリヤー層、6は金属層である。
上記a、b、c、の各従来法の原理はいずれも
ほゞ似たようなものであつて、塗膜中の金属片あ
るいは塗膜下の金属層の金属調の反射光と着色層
の反射光がミツクスされることにあり、これによ
り独得の色彩を得る効果を奏させているのであ
る。
一方意匠上の効果から反射を低下させたやわら
かな光輝装飾面いわゆるつや消し光輝装飾面を得
ることも行なわれている。この方法として、前述
した方法で光輝装飾面を基材上に形成した罪サン
ドブラストにより装飾面に凹凸を形成する方法、
あるいは装飾面を形成する塗料に無機または有機
のつや消し剤を配合して塗装する方法等が行なわ
れている。
しかしながら従来技術、特に光輝装飾面を得る
方法の前記a、b、においては光輝外観を得る必
須成分として鱗片状のアルミ粉を配合するため次
の不都合が生ずる。
(1) 塗料中でのアルミ粉の沈殿 (2) 金属片で反射する反射光は、金属片塗膜に平
行に配列することにより効果があるが、金属片
を均一に配列させることがむずかしい。
(3) 塗膜形成時の溶剤蒸発による塗膜内の対流で
金属片の配列に部分的な乱れを生じ、いわゆる
メタルムラが発生しやすい。
またc、においては塗膜下に連続した金属層を
形成するのでa、bのような金属片配合による不
都合はなく高い反射の光輝装飾面が得られるが、
合成樹脂基材上に金属層を形成するという工程が
増すため生産性、経済性の面で不都合が生ずる。
本発明者は上記の如き従来の合成樹脂成形品の
装飾仕上法の欠点を改善すべく鋭意研究の結果本
発明に到達したのである。以下本発明を図を参照
しつゝ説明する。なお第4図は本発明の装飾仕上
法によつて得られる成形品の部分的な断側面を示
す説明図で、符号は第1図〜第3図と同じ部位に
ついては同じ符号としている。
さて、第4図において1は基材、1′はその表
層を示すが、この表層には成形品の成形時に既に
メタリツクまたはパール調の光輝色色模様が形成
されており、この色模様は成形材料としてメタリ
ツク調またはパール調の発色をする合成樹脂材料
を用いることにより得られる。
次に第4図の2′は塗膜層であつて、この塗膜
はヒビクル樹脂に塗料または顔料3金属粉顔料
4′つや消し剤8を分散させた合成樹脂塗料を塗
布し硬化させることにより得られる。このビヒク
ル樹脂としては透明乃至半透明の熱硬化型または
紫外線硬化型の液状樹脂が用いられる。なお、
こゝでビヒクル樹脂について半透明という語を用
いたのは塗料用の樹脂自体は完全に透明ではなく
とも成膜した薄い層では実質的にはほゞ透明とな
るような樹脂でもよいという意である。
本発明の方法によつて得られた成形品の断面成
層構造は基本的には基材層1と塗膜層とからなつ
ており、この点第1図に示された従来法aによる
製品の断面構造と近似しているようであるが、実
際には大差があり、その効果も全く相違する。即
ち本発明の方法による製品は基材1の表面1′に
既に光輝色模様を見出しており、また塗膜層2′
(第1図では着色層2)には着色顔料3金属粉顔
料4′(第1図では金属片4)の外につや消し剤
8を含み、しかも塗層中にはこれ等添加物が何れ
も特定量範囲介在している。そして本願発明の方
法によれば以上の組み合せによつて、従来法aの
欠点が解消されるだけでなく、a、b、c、法の
欠点も改善され、しかも後記するような具体的な
効果が得られるのである。
基材1に用いられる合成樹脂としては具体的に
は例えばポリカーボネート樹脂とアクリル樹脂の
複合材料のようなメタリツクあるいはパール調の
発色をする合成樹脂成形材料またはパール顔料を
配合したアクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリル
ニトリル−スチレン共重合樹脂等のような成形さ
れた段階で表面あるいは表層部分にメタリツクま
たはパール調の光輝模様を形成する材料が用いら
れる。
また2の塗膜層2′のビヒクル材料には熱硬化
型塗料としてはビニール系樹脂、ウレタン系樹
脂、アクリル系樹脂等の一液型または二液型が、
紫外線硬化型塗料としては不飽和ポリエステルア
クリル系樹脂、エポキシアクリル系樹脂、ウレタ
ンアクリル系樹脂等が用いられる。
次に塗膜層形成用の塗料に配合され目的の色調
を奏させる塗料あるいは顔料としては、要求され
る光輝度により異なるが光輝色を強く鮮明にする
場合には塗料、又は透明顔料が、光輝色を弱く色
相を強くする場合には通常の無機または有機質の
顔料が5〜20wt%の範囲内の適宜な量で配合さ
れる。また蒔絵調の効果を提供する金属粉顔料
4′はアルミニウム粉、ブロンズ粉、錫粉等の金
属粒等が使用されるが本発明においては塗料に染
料あるいは顔料を配合し着色するため、望ましく
は反射率の高い金属光沢を有し粒子の大きさが10
〜40μ程度の、また少ない配合量で効果を出すた
めに、塗膜の表層部に粒子がとどまるように比重
の軽い望ましくは比重1.2〜1.3程度の金属粉顔料
が0.1〜3wt%の範囲内で用いられる。さらに光輝
色をやわらかにする、いいかえるとつや消し状態
にするためにつや消し剤8が配合される。このつ
や消しの効果は合成樹脂成形品の表面あるいは表
層部に形成されるメタリツクまたはパール調の光
輝模様の反射率の強さにより、また塗料中に配合
されるつや消し剤の量により異なる。つや消し剤
としては通常の無機あるいは有機質の10〜30μの
大きさのものがよく、その使用量は1〜20wt%
の範囲内である。着色顔料や金属粉顔料及びつや
消し剤の個々の配合量の限界は上記の通りである
が、これ等3者の総量は基材1の表層を全部覆つ
てはならず、この表層面で入射光のかなりの光量
(5〜50%)が反射する程度でなければならない。
以上に述べように本発明の方法によれば (1) 合成樹脂成形品表面上にメタリツク塗装を施
すとか、金属層を形成するとかの特別な処理を
施さずに、合成樹脂成形材料自体のもつメタリ
ツクまたはパール調の発色を利用して表面に光
輝模様を形成し入射光の反射面としたので成形
作業のみで連続して光輝装飾面が形成できる。
(2) 上記(1)の光輝装飾面上に、顔料、金属粉、つ
や消し剤をそれぞれ適量配合した塗料による塗
膜を形成したので入射光は合成樹脂成形品表面
の光輝部で、着色顔料部で、また金属粉顔料部
でそれぞれ反射され、さらにつや消し剤により
その反射が弱められソフトになつた反射光がミ
ツクスされて従来にない独特な表面装飾効果を
生じ意匠的にも非常に落ちついた品のある外観
を与えるという効果がある。
実施例 1 ポリカーボネイト樹脂とアクリル樹脂と主体と
した複合材料メタマーブル(帝人化成製)を用い
て射出成形により表面に白色のパール調模様を有
するキヤツプを成形した。次に着色顔料として赤
色顔料を10重量パーセント、黄色顔料を2重量パ
ーセント、つや消し剤としてウレタン系樹脂の20
〜30μの大きさの微粒子を10重量パーセント、金
属粉顔料としてエルジーsilvar#325(尾池工業
製)を0.2重量パーセントそれぞれ配合した紫外
線硬化型塗料ダイヤビーム(三菱レイヨン製)を
35μの厚さでキヤツプ表面のスプレイコートし、
60℃5分間のセツテイングの後柴外線を照射し蒔
絵調の赤色つや消し光輝色を呈する装飾面を得
た。
実施例 2 パール光沢成形材料CP樹脂(シークレツトパ
ール、日本ピグメント製)を用いて射出成形によ
り表面に黄色の真珠光沢を有するコンパクトの蓋
を成形した。次にあらかじめウレタン系樹脂の10
〜30μの大きさの微粒子が配合された紫外線硬化
型塗料セイカビームPC(大日精化製)に着色顔料
としてマイクロリスRED.B−K(チバ社製)を15
重量パーセント、金属粉顔料としてエルジ−B−
Gold#200(尾池工業製)を0.8重量パーセントそ
れぞれ配合し、コンパクト蓋表面にスプレイコー
トし、60℃5分間のセツテイングの後紫外線を照
射し、実施例1より蒔絵調の赤色つや消し光輝色
を呈する装触面を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は何れも従来法により
成形されたものの部分断面説明図、第4図は本発
明の方法により成形された成形色の部分品の部分
断側面説明図である。 1……基材、1′……基材表層、2……着色層、
2′……塗膜層、3……着色顔料、4……金属片、
4′……金属粉顔料、5……クリアー層、6……
金属層、7……ビヒクル樹脂、8……つや消し
剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メタリツク調またはパール調の発色をする合
    成樹脂成形材料を用いて成形して得られたメタリ
    ツク調またはパール調の光輝色模様が現出してい
    る合成樹脂成形品の外表面に、 イ 適宜な色の染料または顔料 5〜20wt% ロ 10〜40μの大きさで比重が1.2〜1.3程度の金
    属粉顔料 0.1〜3wt% ハ 10〜30μの粒子からなる有機または無機のつ
    や消し剤 1〜20wt% を含む透明乃至半透明の熱硬化型または紫外線硬
    化型の樹脂をビヒクルとする塗料を塗布し塗膜を
    硬化させることを特徴とする合成樹脂成形品の装
    飾仕上法。
JP21228084A 1984-10-09 1984-10-09 Goseijushiseikeihinnososhokushiageho Expired - Lifetime JPH0239952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21228084A JPH0239952B2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09 Goseijushiseikeihinnososhokushiageho

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21228084A JPH0239952B2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09 Goseijushiseikeihinnososhokushiageho

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6190773A JPS6190773A (ja) 1986-05-08
JPH0239952B2 true JPH0239952B2 (ja) 1990-09-07

Family

ID=16619986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21228084A Expired - Lifetime JPH0239952B2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09 Goseijushiseikeihinnososhokushiageho

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0239952B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3862616A1 (en) 2020-02-07 2021-08-11 Ricoh Company, Ltd. Stand and stand system

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730186B2 (ja) * 1988-01-29 1995-04-05 キョーラク株式会社 中空体の製造方法
JP2000313758A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Japan Polychem Corp 光輝材含有ポリプロピレン系樹脂成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3862616A1 (en) 2020-02-07 2021-08-11 Ricoh Company, Ltd. Stand and stand system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6190773A (ja) 1986-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5008143A (en) Decorative objects with multi-color effects
US5154765A (en) Decorative objects with multicolor effects
JP3571403B2 (ja) 樹脂組成物
JP3104866B2 (ja) 表面塗装された車両用樹脂成形品
JP6799849B2 (ja) 濃淡重なり模様付成形品の製法およびそれによって得られる濃淡重なり模様付成形品
JPH0239952B2 (ja) Goseijushiseikeihinnososhokushiageho
JPH0651682A (ja) ホログラム顔料及びホログラム組成物
CN1128190C (zh) 干涉光珍珠漆及其制备和涂装工艺
JPH0238160A (ja) 車両用装飾体
JP3232369B2 (ja) メタリック積層塗膜構造
JPS58188622A (ja) 加飾面を有する合成樹脂製物品の製造方法
EP0298604A2 (en) Decorative objects with multicolor effects
JP6857382B2 (ja) 切欠き模様付成形品の製法およびそれによって得られる切欠き模様付成形品
JPH0541822Y2 (ja)
JPH03270768A (ja) メタリック塗膜構造
US6387474B1 (en) Chromatic colorization for toy vehicles
JP2797702B2 (ja) 光輝顔料とこれを用いた塗料
JPS6322336A (ja) 容器
JP3847971B2 (ja) 樹脂成形品
JP2600962Y2 (ja) 装飾用成形品
JPH11301190A (ja) 装飾部品及びその製造方法
KR900007093B1 (ko) 장식용 모조진주의 제조방법
US2684310A (en) Plastic coating composition and plastic article coated therewith
JPS6136360Y2 (ja)
JPS5827759A (ja) メタリツク塗装方法