JPH0239270Y2 - - Google Patents

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JPH0239270Y2
JPH0239270Y2 JP1982074008U JP7400882U JPH0239270Y2 JP H0239270 Y2 JPH0239270 Y2 JP H0239270Y2 JP 1982074008 U JP1982074008 U JP 1982074008U JP 7400882 U JP7400882 U JP 7400882U JP H0239270 Y2 JPH0239270 Y2 JP H0239270Y2
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JP
Japan
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main body
lid
rotating
rotating shaft
flat
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JP1982074008U
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JPS58177892U (ja
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Priority to JP7400882U priority Critical patent/JPS58177892U/ja
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Publication of JPH0239270Y2 publication Critical patent/JPH0239270Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利分野] 本考案は時計ケース、容器などの蓋の開閉装置
に関するものである。
[従来の技術] 従来より本体の前面に蓋をその面方向に回動可
能に設け平面的に開閉する蓋の開閉装置として
は、コイルバネにて弾発したボールベアリングを
本体に設け、蓋に設けた穴部と係合させることに
より蓋のクリツクを行なうようにしたもの(例え
ば実開昭50−20671号)が知られている。
[解決しようとする課題] しかしこのような構成によると、蓋の開閉時に
蓋と本体とが外部より視認可能な位置でこすれ、
またボールベアリングにより蓋が本体と離反する
方向に付勢されるため、蓋を閉じたときに蓋と本
体との間に間隙が生じるなど、美観を損うという
問題があつた。
本考案の目的は、蓋と本体との間の間隙をなく
し美観を向上させ、さらにスリ傷の付くことのな
い蓋の開閉装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため本考案の特徴は、前面
が平坦である本体と、この本体の前面を平面的に
開閉する回動蓋とを含み、上記回動蓋の裏面外周
部には、上記本体の前面に対接する平坦な対接面
が設けてあり、上記対接面には、上記本体の前面
外周部より内方へ回転自在に貫通する回転軸が突
設してあり、上記回転軸近傍において、上記本体
の前面と上記回動蓋の上記対接面との一方に半球
状の複数の小突起が、その他方に上記小突起が嵌
合する凹部がそれぞれ形成してあり、上記回転軸
には、上記回動蓋を上記本体側へ引き寄せる方向
に付勢するバネ部材が設けてあるところにある。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1〜2図において、時計ケースの本体1には
開口部1aが設けてあり、この開口部内に時刻表
示部が位置している。そして本体1の外周縁部に
は平坦面1b,1cが形成してあり、これらの平
坦面の間は凹部1dとなつている。なお開口部1
aの外周縁部全面を平担面とすることもできる
が、平坦面の幅を狭くすることにより後述の回動
蓋との対接面を小さくでき、万一スリ傷がついた
ときも目立ちにくくすることができる。2は回動
蓋であり、本体1の前面を平面的に開閉するもの
である。回動蓋2の裏面外周部には本体1の平坦
面1bと対接可能の対接面2aに設けてあり、こ
の平担面の方向に回転自在に本体1に軸支部3に
より軸支されている。この軸支部については後述
する。第1図、第2図は回動蓋を開いた状態を示
しており、回動蓋を閉じた状態では回動蓋2は本
体1の開口部1aを覆い時刻表示部を時刻表示部
を収納できるものである。なお回動蓋2の裏面に
も凹部2bが形成してあり、回動蓋2の対接面2
aの幅を狭くして前記のような効果をもたせてあ
る。4は前面カバー、5は文字板であり、指針6
とともに時刻表示部を形成している。7は文字板
受、8は機械体、9は裏蓋である。
つぎに第3〜9図を参照し、本体1と回動蓋2
との軸支部3について詳細に説明する。
本体1の前面外周部より内方へ軸受孔10が貫
通して設けてあり、この軸受孔に対接面2aに突
設してある回転軸11が回転自在に嵌合してい
る。回転軸11にはこの回転軸と同径の止めねじ
12が軸方向にねじ止めされており、この止めね
じによりバネ部材13が取り付けてある。バネ部
材13は回動蓋2を本体1側へ引き寄せる方向に
付勢するものである。また回動蓋2の回転軸11
はバネ部材13に抗して止めねじ12とともに軸
方向に摺動可能となつている。回転軸11の近傍
には複数の、本実施例においては2つの半球状の
小突起14,14が平坦面1bより突設してあ
る。そして回動蓋2の回転軸11の近傍には小突
起14,14が嵌合可能の凹部15,15が対接
面2aより窪んだ状態で設けてある。小突起1
4,14、凹部15,15は回動蓋2を閉じた状
態あるいは第1図示のように180度回転した状態
で嵌合するように設定してあり、両者が嵌合した
とき本体1の平坦面1bと回動蓋2の対接面2a
とが対接するようになつている。そして小突起1
4,14と凹部15,15とが嵌合しない状態で
は第7図示のように回転軸11はバネ部材13に
抗して軸方向に摺動し、本体1の平坦面1bと回
動蓋2の対接面2aとは間隙dが生じ、接触しな
いように設定してある。
次に動作について説明する。第1図示の状態は
時計を使用する状態を示し、本体1の小突起1
4,14は回動蓋2の凹部15,15に嵌合し、
クリツクされている。そして本体1の平坦面1b
と回動蓋2の平坦面2bとは軸受部3の近傍にて
接している。時計を収納するときは軸受部3を中
心として回動蓋2を対接面2aの方向に回転す
る。回動蓋2をわずかに回転すると小突起14,
14は凹部15,15より抜け出し、第7図に示
すように回動蓋2の対接面2aに対接するため対
接面2aは本体1の平坦面1bより間隙dをもつ
て離れる。その状態で回動蓋2を面方向に回転す
るため回動蓋2の対接面2aと本体1の平坦面1
bとはこすれずスリ傷がつくことはない。そして
回動蓋2が本体1に一致する直前で小突起14,
14が凹部15,15に嵌合しクリツクされ、回
動蓋2の対接面2a本体1の平坦面1bとが密着
する。このように回動蓋2を回転しているとき、
本体1と回動蓋2とは離れているためスリ傷がつ
くことはなく、使用状態・収納状態において回動
蓋2は本体1にクリツク止めされるため、ずれる
ことがない。
なお本考案の蓋の開閉装置は容器の蓋などにも
適用できる。
[効果] 以上述べたように本考案によれば、回転軸には
回動蓋を本体側へ引き寄せる方向に付勢するバネ
部材が設けてある一方、回転軸の近傍には、本体
と回動蓋の対接面との一方に半球状の複数の小突
起が、その他方に小突起が嵌合する凹部がそれぞ
れ形成してあるため、回動蓋を閉じたときに本体
との間に間隙が生ずることがなく商品価値を高め
ることができる。また回動蓋の開閉動作時には複
数の小突起により回動蓋と本体との間に微小な間
隙が生ずるため、回動蓋と本体とが外部より視認
可能な位置でこすれ合うことがなく、美観を長期
にわたり保つことができるなど、実用上の効果は
誠に著大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は回動
蓋が開いた状態の正面図、第2図は一部破断底面
図、第3図は第1図−線拡大断面図、第4図
は第3図−線断面図、第5図は本体の要部拡
大正面図、第6図は回動蓋の要部拡大背面図、第
7図は動作状態説明図である。 1……本体、2……回動蓋、2a……対接面、
11……回転軸、13……バネ部材、14……小
突起、15……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前面が平坦である本体と、この本体の前面を平
    面的に開閉する回動蓋とを含み、 上記回動蓋の裏面外周部には、上記本体の前面
    に対接する平坦な対接面が設けてあり、 上記対接面には、上記本体の前面外周部より内
    方へ回転自在に貫通する回転軸が突設してあり、 上記回転軸の近傍において、上記本体の前面と
    上記回転蓋の上記対接面との一方に半球状の複数
    の小突起が、その他方に上記小突起が嵌合する凹
    部がそれぞれ形成してあり、 上記回転軸には、上記回動蓋を上記本体側へ引
    き寄せる方向に付勢するバネ部材が設けてある ことを特徴とする蓋の開閉装置。
JP7400882U 1982-05-20 1982-05-20 蓋の開閉装置 Granted JPS58177892U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7400882U JPS58177892U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 蓋の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7400882U JPS58177892U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 蓋の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58177892U JPS58177892U (ja) 1983-11-28
JPH0239270Y2 true JPH0239270Y2 (ja) 1990-10-22

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ID=30083484

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7400882U Granted JPS58177892U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 蓋の開閉装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4545287B2 (ja) * 2000-06-16 2010-09-15 吉田プラ工業株式会社 気密容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5020671U (ja) * 1973-06-19 1975-03-08

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Publication number Publication date
JPS58177892U (ja) 1983-11-28

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