JP2520394Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

化粧用コンパクト容器

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JP2520394Y2
JP2520394Y2 JP1990044486U JP4448690U JP2520394Y2 JP 2520394 Y2 JP2520394 Y2 JP 2520394Y2 JP 1990044486 U JP1990044486 U JP 1990044486U JP 4448690 U JP4448690 U JP 4448690U JP 2520394 Y2 JP2520394 Y2 JP 2520394Y2
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Inventor
邦夫 山根
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釜屋化学工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、蓋体を任意の開放角度で保持し得るように
した化粧用コンパクト容器に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の容器としては、実開昭59-60153号に示
された考案がある。
この考案は、凹凸嵌合により回動自在に連結された容
器本体と蓋体の該凹凸嵌合部、或は該凹凸嵌合部の近傍
に圧接状態で取り付けられる弾性部材を介在させること
により、蓋体を任意の開放位置で保持可能としたもので
ある。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来の容器では、本体と蓋体の凹凸嵌合の際
に弾性部材を介在させて組み立てなくてはならず、その
組み立てが困難であり、又、弾性部材は蓋体の凹凸嵌合
部やその近傍に位置することからその接触面積も限ら
れ、蓋の開放保持力が弱いという問題点を有していた。
本考案は、上記従来の問題点を解決しようとするもの
である。
〈課題を解決する為の手段〉 本考案では、本体に嵌着される中枠の後端に弾性舌片
を突出形成すると共に、蓋体の後端には回動軸方向にそ
の軸心を中心とする円弧状部を連続形成し、組立状態に
おいて該円弧状部に上記弾性舌片が圧接するようにし
た。また本体の後部左右両側に軸受となる上向きの半円
形凹部を設け、中枠の後部左右両側には、上記半円形凹
部と対向する下向きの半円形凹部を設けた。これらのこ
とにより、上記従来の問題点を解決した。
〈作用〉 中枠と本体に形成された半円形凹部は、本体に中枠が
嵌着された際に蓋体の軸部を保持する軸受となり、蓋体
を本体に回動自在に取り付けるように作用する。
蓋体の後端に連続形成された円弧状部は、蓋体の開閉
動作に応じて回動し、中枠の後端に突出形成された弾性
舌片は、該円弧状部に圧接し、該蓋体の回動動作に一定
の制動力を与えるように作用するものである。
〈実施例〉 以下、図面に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明
する。
第1図は、本考案化粧用コンパクト容器の開蓋状態の
斜視図であり、図示したように中枠3が一体的に組み合
わされた本体2の一端には、蓋体1が回動自在に枢着さ
れている。
第2図は上記蓋体1の要部裏面図であり、図示したよ
うにその後端部は下方に延長され、円弧状部1bが連続形
成され、該円弧状部1bの側方には枢支点となる軸部1bが
突設されている。
第3図は上記本体3を示し、該本体3は化粧料の収納
部3aを形成する周壁3eの後端部両側を後方に突出させ、
その内方に対向させて係合段部3b,3bを形成すると共
に、該係合段部3b,3bに夫々軸受となる上向きの半円形
凹部3c,3cを設けたものである。又、上記周壁3eの内側
所定位置には、後述する嵌合段部が設けられている。
第4図は上記中枠2を示し、周壁2aの後方左右に延長
側壁2b,2bを突出形成し、該延長側壁2b,2bの下面に夫々
半円形凹部2c,2cを形成している。又、該延長側壁2b,2b
間の周壁2aの後部上面も後方に突出され、延長部2eが形
成されており、該延長部2eには下向きに弾性舌片2fが一
体形成されている。尚、図中2gは成形用の窓孔を示す。
又、上記周壁2aの外周所定位置には上記本体3と同様に
後述する嵌合段部が設けられている。
本考案の化粧用コンパクト容器は、以上の構成部材よ
り成り、本体3の半円形凹部3cに蓋体1の軸部1bを係合
させた状態で、該本体1の収納部3aに中枠3を組み込む
と、該中枠3は第7図に示すように上述した嵌合段部2d
が本体3の嵌合段部3dに嵌合し、該本体1に一体的に嵌
着される。この時、中枠2の延長側壁2bは本体3の係合
段部3bに嵌り込み、蓋体1の軸部1bは、第8図に示すよ
うに上下の半円形凹部3c,2cで保持される。よって、蓋
体1は本体3に回動可能、逸脱不可に取り付けられるも
のである。
以上のようにして本考案の化粧用コンパクト容器は組
み立てられる。第5図は組立状態の要部の横断平面図、
第6図はその背面図を示す。
このようにして組み立てられた化粧用コンパクト容器
は、第5図及び第7図に示すように蓋体1の円弧状部1a
が中枠2の弾性舌片2fに常時圧接した状態で保持され
る。従って、軸部1bを中心として蓋体1を開閉操作すれ
ば、同時に円弧状部1aも枢支点を中心として回動するの
で、圧接した弾性舌片2fとの摩擦力により該蓋体1は、
操作を止めた位置で保持されるものである。
尚、上記円弧状部1aは、その断面が必ずしも真円でな
くとも良く、第9図に示すようにその前部上方がやや小
径な変形楕円形状とすれば、閉蓋状態において弾性舌片
2fが円弧状部1aの表面に圧接しないので、該弾性舌片2f
が常時圧接状態で保持されることにより変形し、その弾
性力が失われることが防止されるので、一層望ましい。
以上のようにして本考案の化粧用コンパクト容器で
は、蓋体は任意の開放位置で保持されるものである。
〈考案の効果〉 以上の通り、本考案の化粧用コンパクト容器では、蓋
体を任意の開放角度で保持できるよう本体に嵌着される
中枠に弾性舌片を突設すると共に、本体に枢着される蓋
体に円弧状部を連続形成したので、従来のように弾性材
を介在させて組み立てる必要がなく、その組み立てが極
めて容易であり、組立作業が簡素化される。又、本体と
中枠で蓋体の軸部が保持されるので、蓋体を本体にヒン
ジ連結する手間も不要で、この面からも組立作業性の向
上がはかられる。又、本考案では蓋体に一定の制動力を
与える弾性舌片と円弧状部は広い面積で接するので、保
持力が強く、その作動がより確実になり、しかも弾性舌
片は外部に露呈しないことからコンパクト容器としての
外観を損ねる恐れもないという多くの優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は、本考案の一実施例を示しており、 第1図は、開蓋状態のコンパクト容器の斜視図、 第2図は、蓋体の要部斜視図、 第3図は、本体の要部斜視図、 第4図は、中枠の要部斜視図、 第5図は、組立状態を示すコンパクト容器の横断平面
図、 第6図は、同上、背面図、 第7図は、第6図のA-A′線断面図、 第8図は、第6図のB-B′線断面図、 第9図は、他の実施例を示す要部断面図である。 1……蓋体、1a……円弧状部 1b……軸部、2……中枠 2f……円弧状部、3……本体 3a……化粧料収納部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部の左右両側に軸部が突設され、両軸部
    間に円弧状部が連続形成された蓋体と、 化粧料の収納部を有し、後部の左右両側に軸受となる上
    向きの半円形凹部が設けられた本体と、 後部の左右両側に上記半円形凹部と対向する下向きの半
    円形凹部が設けられると共に、左右の半円形凹部間に弾
    性舌片が設けられ、上記本体に嵌着される中枠とからな
    り、 本体に中枠が嵌着されることにより、軸部が上下の半円
    形凹部間で保持され、蓋体が本体に回動可能に取り付け
    られると共に、蓋体の円弧状部に中枠の弾性舌片が圧接
    し、蓋体が任意の開放位置で保持されるようにしたこと
    を特徴とする化粧用コンパクト容器。
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