JPH0239038Y2 - - Google Patents

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JPH0239038Y2
JPH0239038Y2 JP1982031329U JP3132982U JPH0239038Y2 JP H0239038 Y2 JPH0239038 Y2 JP H0239038Y2 JP 1982031329 U JP1982031329 U JP 1982031329U JP 3132982 U JP3132982 U JP 3132982U JP H0239038 Y2 JPH0239038 Y2 JP H0239038Y2
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formwork
support
sash frame
rod
fastener
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建築物の開口部に設ける先付サツシ
枠の支持装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、先付サツシ枠支持装置としては、実開昭
48−52333号公報により公表されているように、
広巾の直角L字状金属板における各帯状板の先端
にそれぞれ一対の爪を設け、狭巾のL字状金属板
を前記広巾の直角L字状金属板の内面に重合して
固着し、前記狭巾のL字状金属板における各帯状
板の先端に折曲片を直角に屈折連設して、L形支
承金具を構成し、一方の折曲片のボルト嵌合孔と
これに対向する重合帯状板のボルト嵌合孔とにわ
たつてセパレータボルトを挿通し、そのセパレー
タボルトに座金を嵌着すると共に、そのセパレー
タボルトの両端に雄ねじに型枠締付具本体を螺合
するように構成した構造のものが知られている。
そして前記従来の先付サツシ枠支持装置により
先付サツシ枠を支持する場合は、まずL形支承金
具における一方の重合帯状板を一方の型枠に対し
釘により固定すると共に、L形支承金具における
他方の重合帯状板の先端の爪を他方の型枠に突き
刺し、前記一方の型枠に、前記一方の重合帯状板
のボルト嵌合孔に合致する嵌合孔を穿設し、前記
他方の型枠に、前記一方の折曲片のボルト嵌合孔
に合致する嵌合孔を穿設し、セパレータボルトを
前記一方の型枠および一方の重合帯状板に挿通し
たのち、そのセパレータボルトに座金を嵌着し、
次いでセパレータボルトを前記一方の折曲片およ
び他方の型枠に挿通し、次にセパレータボルトの
両端の雄ねじに型枠締付具本体の雌ねじを螺合
し、他方の重合帯状板により支持されたサツシ枠
および添板の外側にコンクリートを打設する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記従来の先付サツシ枠支持装置の
場合は、構造が複雑で製造コスト高く、かつL形
支承金具における両側の型枠の間に介在される部
分は、平板状の重合帯状板であるので、曲げ剛性
および帯状板長手方向の圧縮強度が小さく、その
ため両側の型枠を組立てる際、締付具本体に螺着
したナツトを回動して型枠締付具を締め付けた時
に生じる圧縮応力に耐えられずに重合帯状板は変
形するという決定的弱点があり、加えて、両型枠
間にコンクリートを打設した際にサツシ枠および
添板に相当大きな力がかかり、重合帯状板はその
力に耐えられずに弯曲し、その結果、サツシ枠を
所定の位置に正確に支持できないばかりか、サツ
シ枠そのものが、たわみにより変形し、コンクリ
ート硬化後にサツシを取付けられぬ事態を招く恐
れが多分にある。さらに先付サツシ枠を支持する
場合の組立施工が煩雑であるという問題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決した先付サ
ツシ枠支持装置を提供することを目的とするもの
であつて、この考案の要旨とするところは、型枠
の面に直角な方向に配置される複数の板体の巾方
向の側部が連設されて少なくとも一面が解放され
ている杆体8が構成され、その杆体8の両端部に
杆体長手方向に直角な端板9が溶接により固着さ
れて、サツシ枠1の内周に当接される型枠セパレ
ータ兼支持具2が構成され、前記各端板9に、そ
れぞれその端板9の外面から突出する螺杆3の基
端部が固着されて、支持連結具4が構成され、各
螺杆3にそれぞれ型枠締付具5における締付具本
体6の一端部の雌ねじ7が螺合されていることを
特徴とする先付サツシ枠支持装置にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図および第2図はこの考案において用いら
れる鋼製支持連結具4の第1例を示すものであつ
て、型枠の面に直角な方向に配置される2枚の板
体の巾方向の側部が直角に連設されて、L字形断
面の杆体8が構成され、このL字形断面の杆体8
が構成され、この開断面の杆体としては、例えば
型枠の面に直角な方向に延長する山形鋼が用いら
れ、その杆体8の両端部に杆体長手方向に直角な
鋼製端板9が溶接により固着されて型枠セパレー
タ兼支持具2が構成され、かつ各端板9にはボル
トからなる螺杆3が内側から挿通されて溶接によ
り固着され、その螺杆3は端板9の外面から突出
し、前記型枠セパレータ兼支持具2と螺杆3とに
より支持連結具4が構成されている。
第3図および第4図は第1例の支持連結具4を
有する先付サツシ枠支持装置の使用状態を示すも
のであつて、サツシ枠1の内周の各隅部およびそ
のサツシ枠1における各枠材の中間部に、型枠セ
パレータ兼支持具2が当接され、かつその型枠セ
パレータ兼支持具2の一端部および他端部にそれ
ぞれ木質合板からなる壁用外側型枠10および内
側型枠11が当接されると共に、支持連結具4に
おける両側の螺杆3が各型枠10,11に予め設
けられた透孔12に挿通され、さらにサツシ枠1
と内側型枠11との間には、施工現場で容易に入
手できる桟木により作られた内側補助枠13が介
在され、また、サツシ枠1と外側型枠10との間
には施工現場で容易に入手できる木質合板(型枠
材)により作られた外側補助枠14が介在されて
いる。
外側型枠10および内側型枠11から突出して
いる螺杆3に、それぞれ型枠締付具5における締
付具本体6の一端部の雌ねじ7が螺合され、かつ
各締付具本体6の他端部に螺合されたナツトから
なる締付部材15により、座金16および縦横の
ばた材17,18を介して、外側型枠10および
内側型枠11が締付けられている。
この考案の先付サツシ枠支持装置を使用してサ
ツシ枠の先付けを行なう場合は、まず所定の壁厚
寸法に相当する長さの型枠セパレータ兼支持具2
を有する多数の支持連結具4を用意し、かつ予め
外側型枠10または内側型枠11のうちの何れか
一方にサツシ枠1の内周線を表示しておき、その
内周線を基準にして支持連結具4の螺杆3を挿通
するための多数の透孔12を前記一方の型枠に適
当間隔で穿設し、次いで各透孔12に支持連結具
4の一端部の螺杆3を挿通し、その螺杆3の突出
部分に締付具本体6の一端部の雌ねじ7を螺合し
て締付けることにより、支持連結具4を前記一方
の型枠に片持梁式に固定する。
次に各支持連結具4にわたつてサツシ枠1を嵌
込むと共に外側補助枠14および内側補助枠13
を取付ける。なお外側補助枠が単独のままでは側
圧や荷重に耐えられない場合は、外側型枠10お
よび外側補助枠14にわたつて桟木を立てて釘止
めして補強するか、あるいは支持連結具4の間隔
を小さくして補強する。
次に他方の型枠を建込んで、その型枠の所定位
置に予め穿設されている透孔に支持連結具4の他
端部の螺杆3を挿通し、その螺杆3の突出部分に
締付具本体6の一端部を螺合して締付け、次いで
各型枠10,11の外側に縦横のばた材17,1
8を配置し、締付部材15により座金16および
ばた材17,18を介して型枠10,11を締付
ける。
コンクリート養生後に、型枠締付具5およびば
た材17,18が取外されて脱型され、かつ支持
連結具4も撤去されて型枠締付具5等と共に他の
場所に転用される。
第5図ないし第10図はこの考案において用い
られる支持連結具の他の例を示すものであつて、
第5図に示す第2例の場合は、両側の端板9の外
面に、型枠に打込まれる回り止め用スパイク19
が一体に設けられ、また第6図に示す第3例の場
合は、両側の端板9に、これと型枠とにわたつて
回り止め用釘を打込むための釘孔20が設けられ
ているが、この他の構成は第1図および第2図に
示す第1例の支持連結具の場合と同様である。
第7図に示す第4例の場合は、ほぼ3角形の鋼
製端板9が用いられ、さらに第8図に示す第5例
の場合は、一端部から他端部に向かつて一方の板
体の巾が漸減している断面L字状の鋼製杆体8が
用いられているが、その他の構成は前記第1例の
支持連結具の場合と同様である。
第9図および第10図に示す第6例の場合は、
杆体8の中間部に山形鋼からなるサツシ枠下フレ
ーム用支承部材26が溶接により固着され、かつ
端板9に回り止め用釘を打込むための釘孔20が
設けられているが、その他の構成は前記第1例の
場合と同様である。
第11図は第6例の支持連結具4の使用状態を
示すものであつて、前記支承部材26が杆体8の
下部に配置され、かつその支承部材26が杆体8
の下部に配置され、かつその支承部材26の下面
に、サツシ枠における下枠材27のレールの上端
縁が当接され、さらに傾斜した外側補助枠28が
外側型枠10に固定された桟木29に対し釘等に
より固定されているが、その他の構成は第3図の
場合と同様である。
この考案を実施する場合、型枠締付具として
は、一端部に雌ねじを有すると共に他端側に楔孔
を有する締付具本体と、これに嵌設された座金
と、前記楔孔に挿入される締付楔からなる締付部
材とにより構成された楔式型枠締付具を使用して
もよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、複数の板体の巾方向の側部
が連設されて少なくとも一面が開放されている杆
体8が構成され、その杆体8の両端部に端板9が
溶接により固着され、その端板9に螺杆3の基端
部が固着されて、支持連結具4が構成されている
ので、支持連結具4の構造が簡単でかつ低コスト
で製作することができ、しかも前記杆体8は、型
枠の面に直角な方向に配置される複数の板体の巾
方向の側部を連設して構成されているので、曲げ
剛性が大きくかつ杆体長手方向の圧縮力に対する
強度も大きく、そのため両型枠間にコンクリート
を打設した際に生じる曲げ力に対し著しく強固で
あり、したがつて、サツシ枠を所定の位置に正確
に支持し、サツシのたわみによる変形を防ぎ、コ
ンクリートの圧力により先付サツシ枠の変形がい
ささかも許されない先付工法に厳重に対応するこ
とができ、しかも両側の型枠を組立てる際に、型
枠締付具を締付けた時に杆体8に作用する杆体長
手方向の力に対しても強固であり、さらに杆体8
は、複数の板体の巾方向の側部を連設して構成さ
れると共に、少なくとも一面が開放されているの
で、杆体8の端部に対する端板9の溶接を容易に
行なうことができる。
また螺杆3が端板9に固着されているので、支
持連結具4の取扱い中に螺杆3が端板9から脱落
することはなく、かつ型枠セパレータ兼支持具2
の一端部および他端部の螺杆3を壁用外側型枠1
0および内側型枠11の透孔12に挿通して、支
持連結具4と壁用外側型枠10および内側型枠1
1とを組立てる場合、単に杆体8を把持して螺杆
3を前記透孔12に挿通するだけでよく、そのた
め型枠セパレータ兼支持具2の端部を壁用外側型
枠10および内側型枠11に当接したのち、端板
9の透孔と壁用外側型枠10および内側型枠11
の透孔12とにわたつて螺杆3を挿通する場合に
比べて、前記組てを容易にかつ迅速に行なうこと
ができ、さらに支持連結具4の両端の螺杆3を壁
用外側型枠10および内側型枠11の透孔12に
挿通したのち、外側型枠10および内側型枠11
から突出した螺杆3に、型枠締付具5における締
付具本体6の一端部の雌ねじ7を螺合し、その締
付具本体6に設けられた締付部材15によりばた
材を介して外側型枠10および内側型枠11を締
付けるという簡単な作業を行なうことにより、サ
ツシ枠1を容易にかつ迅速に先付けすることがで
き、しかも螺杆3は型枠セパレータ兼支持具2の
端板9によつて支持されているので、締付具本体
6の雌ねじ7の螺合操作を容易に行なうことがで
きる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案において用いられる第1例の
支持連結具の斜視図、第2図はその縦断側面図、
第3図はこの考案の実施例に係る先付サツシ枠支
持装置を示す縦断側面図、第4図はサツシ枠に対
する支持連結具の配置例を示す正面図である。第
5図ないし第8図は第2例ないし第5例の支持連
結具を示す斜視図、第9図は第6例の支持連結具
を示す斜視図、第10図はその縦断正面図であ
る。第11図は第5例の支持連結具の使用状態を
示す縦断側面図である。 図において、1はサツシ枠、2は型枠セパレー
タ兼支持具、3は螺杆、4は支持連結具、5は型
枠締付具、6は締付具本体、7は雌ねじ、10は
壁用外側型枠、11は内側型枠、12は透孔、1
3は内側補助枠、14は外側補助枠、15は締付
部材、16は座金、17および18はばた材であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型枠の面に直角な方向に配置される複数の板体
    の巾方向の側部が連設されて少なくとも一面が開
    放されている杆体8が構成され、その杆体8の両
    端部に杆体長手方向に直角な端板9が溶接により
    固着されて、サツシ枠1の内周に当接される型枠
    セパレータ兼支持具2が構成され、前記各端板9
    に、それぞれその端板9の外面から突出する螺杆
    3の端部が固着されて支持連結具4が構成され、
    各螺杆3にそれぞれ型枠締付具5における締付具
    本体6の一端部の雌ねじ7が螺合されていること
    を特徴とする先付サツシ枠支持装置。
JP3132982U 1982-03-08 1982-03-08 先付サツシ枠支持装置 Granted JPS58134578U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3132982U JPS58134578U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 先付サツシ枠支持装置

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JP3132982U JPS58134578U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 先付サツシ枠支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS58134578U JPS58134578U (ja) 1983-09-10
JPH0239038Y2 true JPH0239038Y2 (ja) 1990-10-19

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ID=30043005

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852333U (ja) * 1971-10-14 1973-07-07

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JPS58134578U (ja) 1983-09-10

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