JPH0239031A - カメラ用露出制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プログラムシャッタ方式を採用するカメラに
おけるストロボ発光時点に対応するシャッタ開口値をＪ
％適化する技術に間する。

（従来技術） プログラムシャウタが組込まれた自動カメラにおいては
、ストロボ撮影時における発光時点をシャッタ開口値と
のタイミングを最適条件に一致させる必要があるため、
通常第５図に示したように、シャッタ間口を形成するセ
クターを開閉する蹴り枠Ａと、駆動リングＢを偏心ビン
Ｃを介して接続し、この偏心ビンＣの角度を組立時にｒ
ｊ４！！することにより両者の当り角度Δδを調整して
シャッタ間孔時朋を修正することが行われていた。なお
図中符号りは、シャッタ駆動用のパルスモータＥと駆動
リングＢを接続する輪列機構を示す。

しかしながら、偏心ビンＣを操作するという機械的ｒＡ
Ｍ作業を必要として手間と時閉が掛かるという問題があ
る。

もとより、このような間Ｕを解消するため、シャ・ンタ
羽根を駆動するパルスモータへの駆動パルスの１つ、例
えば第１角目、もしくは第２発註のパルス幅をＦＡ！１
すべき時間差に合せて操作することも考えられるが、小
数のパルスをＦｌ整するため、パルスモータの運動に不
連続性が生じて、滑らかなシャッタ間口をうることがで
きないという問題がある。

このような問題を解消するため、例えば特開昭第５７−
２１２４２２号公報に示されたように、ストロボ発光を
制御するプログラムを！ｌＩ！整可能にしてパルスモー
タ駆動用パルスの各パルス長を調整して最適な発光タイ
ミングを得る技術も提案されている。これによればタイ
ミングの調整にかかわらず、滑らかなシャッタ間口を形
成させることができる反面、シャッタ開口に関わるパル
スの幅を格納するに足るデータ格納部を必要として、デ
ータ記憶装置の記憶容量の増大を招くという新たな問題
が生じる。

（解決しようとする課題） 本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、可及的に少ないメモリー
容量でもって滑らかなシャッタ間口を形成することがで
きることができる新規なプログラムシャッタを提供する
ことである。

（８１題を解決するための手段） 上述した問題を解決するために本発明においては、シャ
ッタ釦の押下に連動してシャッタ起動信号を出力するシ
ャッタ起動信号出力手段と、該シャッタ起動信号により
作動するシャッタ機構の間口値を制御するシャッタ開口
値制御手段と、前記シャッタ起動信号に間開してストロ
ボ発光信号を出力するストロボ発光タイマー手段を備え
たものにおいて、前記シャッタ起動信号出力手段とシャ
ッタ間口１１！制御手段との間に、前記シャッタ起動信
号を遅延させる遅延回路手段を接続した。

（作用） シャッタ開口を形成するセクターと、これを駆動するパ
ルスモータとを接続する伝動機構のガタなどに起因する
間口形成開始時点の器差に起因するタイミングのズレを
、ｆｆ延回路に設定する遅延時間により電気的に調整し
て、シャッタ開口波形自体に変更を及ぼすことなく、シ
ャッタの間口＋Ｉ［とストロボの発光時点を最適状非に
修正することができる。

（実施例） そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すｆＮ置のブロック閏
であって、図中符号１は、マイクロコンピュータからな
る制御回路で、シャッタ釦りに接続する第１スイツチＳ
１が作動した時、測距回路２、測光回路３からの距離情
報、輝度情報を取入れて、開口波形記憶回路４の開口デ
ータを選択してＪｌａな露光条件の設定、撮影レンズの
焦点距離ｔＲｊ！？Ｉ、及びストロボ撮影モードの選択
時にあっては被写体までの距離情報、フィルム感度、ス
トロボ装置のガイドナンバに基づいて発光タイミングを
算出してストロボタイマー６の設定を行い、また第２ス
イツチＳ２が作動した時、シャッタ起動信号を出力する
ように構成されている。

５は、制御回路１からのシャッタ起動信号を受けるタイ
ミング調整回路で、第２図に示したように、コンデンサ
ー１１と選択接続可能な複数の抵抗素子１２．１３．１
４を接続して、シャッタ間口とストロボ発光時点とのタ
イミング差を調整するに充分な遅延時間を設定すること
ができるＣ−Ｒ１延回路からなり、その入力端子にはシ
ャッタ起動信号が入力し、また出力端子には閏口波形記
１億回路４からの信号に基づいて作動するパルスモータ
駆動回路７の入力端子が接続されている。６は、前述の
ストロボタイマーで、シャッタ起動信号により計時動作
を閏始して、制御回路ｌにより設定された時間Ｔの経過
後に信号を出力してストロボ駆動回路８を作動させてス
トロボ管９を発光させるように構成されている。なお、
図中符号１０は、シャッタ間口を形成するセクタを駆動
するパルスモータを示す。

このように構成した装置は、図示しない試験装置により
ストロボ発光時点とシャッタ開口波形の関係を測定して
、理想的間口波形Ｆと現実の間口波形Ｇどの時閉差ΔＴ
（第４１！ｌ）を求めておく。

次に、この時閉差ΔＴを遅延させるに必要な抵抗素子の
値を算出し、これに一致するようにタイミング調整回路
５の抵抗素子１２〜】４を調整する。

これにより、シャッター羽根とパルスモータ１０を接続
する伝動機構のガタや、セクター取り付は誤差、さらに
は各回路の伝達時間差をも吸収して、正確な発光タイミ
ングを得ることができる。

次にこのように構成した装置の動作を第３図に示したフ
ローチャートに基づいて説明する。

（通常撮影） カメラを被写体に向けてシャッタ釦りが第１段階まで押
下されると（ａ）、制御回路１は、潤距回路２、及び測
光回路３からの距離情報及び被写体輝度情報、予め入力
されているフィルム感度を取込み（ｂ）、これらデータ
により決る最適な露出パターンを開口波形記憶回路４か
ら読み出して間口波形を決定する（Ｃ）。

引続いてシャッタ釦が第２段階まで押下されると（ｄ）
、制御回路１は、シャッタ起動信号が出力する（ｅ）、
このシャッタ起動信号は、タイミング調整回路５に人力
してコンデンサー１１と抵抗素子１２〜１４により決る
時定数ΔＴでもって遅延される。タイミング調整回路５
に設定されている時間ΔＴが経過した時点で（ｆ）、パ
ルスモータｌＯが作動して読み出されている開閉波形デ
ータに一致するように開口を形成し始める（ｇ）。

（ストロボ［１ カメラをストロボ撮影モードに、またストロボ装置のガ
イドナンバーが設定された状態で、シャッタ釦りが第１
段階まで押下されると（ｈ）、制御回路１は、測距回路
２、及び測光回路３からの距離情報、及び被写体輝度情
報、さらには予め入力されているガイドナンバー、及び
フィルム感度の情報を取込んで（Ｊ）、間口波形及び発
光タイミングを決定する（ｋ）、引続いてシャッタ！］
Ｌが第２段階まで押下されると（＋）、１１回路１は、
シャッタ起動信号を出力する。同時にこの信号を受けて
ストロボタイマー回路６が作動を開始する（ｍ）、この
シャッタ起動信号はタイミング！ＩＩ！整回路５により
、ここに設定されている時間ΔＴの遅延を受けた後（ｎ
）、パルスモータ駆動回路７に人力して、予め選択され
ている開口波形に一致するように開口を形成させる（ｐ
）。これにより、シャッタ起動信号が出力された時点、
つまりストロボタイマー回路６が作動を開始した時点か
ら時間ΔＴだけ遅れて間口を形成し始めるから、伝動８
！情なとのガタに起因するタイミングのズレΔＴかは正
されることになる。このようにしてシャッタ起動信号が
出力した時点から発光時点までの時間Ｔが経過すると（
ｑ）、ストロボタイマー６から信号が出力され、理想的
な間口値での発光時点Ｐと同一の間口値を形成した時点
Ｐ’でストロボ発光管９が発光することになる（「）。

なお、この実施例においては、７ｊ［＠の独立した抵抗
素子を使用してこれを組合せることにより遅延時間を調
整するようにしているが、摺動抵抗の様な可変抵抗素子
を使用したり、また抵抗素子の値を固定してコンデンサ
ーの値を変更するようにしても同様の作用を奏すること
は明らかである。

また、この実施例においては、抵抗素子とコンデンサー
によるアナログ遅延回路を使用しているが、シフトレジ
スタ等のディジタル的な遅延回路を用いても同様の作用
を奏することは明らかである。

（発明の効果） 以上説明したように本発明においては、シャッタ釦の押
下に連動してシャッタ起動信号を出力するシャッタ起動
信号出力手段と、該シャッタ起動信号により作動するシ
ャッタ機構の開口値を制御するシャッタ開口値制御手段
と、前記シャッタ起動信号に同期してストロボ発光信号
を出力するストロボ発光タイマー手段を備えたものにお
いて、前記シャッタ起動信号出力手段とシャッタ開口値
制御手段との間に、前記シャッタ起ｔＩｌ信号を遅延さ
せる遅延回路手段を接続したので、シャッタ開口を形成
するセクターと、これを駆動するパルスモータとを接続
する伝動機構のガタなどに起因する開口遅れを、遅延回
路という簡単な回路構成によりＴ４気的に補正でき、シ
ャッタの間口値とストロボの発光時点を最適条件に調整
することができるばかりでなく、既存技術として確立さ
れている回ｎｒ１４整技術を使用して調整作業の自動化
を図ることができる。

また、本発明においては、シャッタ開口波形自体には変
更をもたらす子とがないから、プログラムの改変等に伴
なう記憶容量の増大を招くことなく、滑らかなシャッタ
開口を形成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１１！Ｉは、本発明の一実施例を示す装置のブロック
図、第２図は同上装置に使用するタイミング調整回路の
一実施例を示す回路図、第３．４図は、それぞれ同上装
置の動作を示すフローチャートと波形図、第５図はスト
ロボ発光時点とのズレを調整するための従来技術を示す
説明図である。 ９・・・ストロボ発光管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シャッタ釦の押下に連動してシャッタ起動信号を出力す
   るシャッタ起動信号出力手段と、該シャッタ起動信号に
   より作動するシャッタ機構の開口値を制御するシャッタ
   開口値制御手段と、前記シャッタ起動信号に同期してス
   トロボ発光信号を出力するストロボ発光タイマー手段を
   備えたものにおいて、前記シャッタ起動信号出力手段と
   シャッタ開口値制御手段との間に、前記シャッタ起動信
   号を遅延させる遅延回路手段を接続したことを特徴とす
   るカメラ用露出制御装置。