JPH0238851A - X線マイクロアナライザ等における定性分析方法 - Google Patents

X線マイクロアナライザ等における定性分析方法

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JPH0238851A
JPH0238851A JP63189194A JP18919488A JPH0238851A JP H0238851 A JPH0238851 A JP H0238851A JP 63189194 A JP63189194 A JP 63189194A JP 18919488 A JP18919488 A JP 18919488A JP H0238851 A JPH0238851 A JP H0238851A
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JP
Japan
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spectrum
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ray
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Application number
JP63189194A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Nagatsuka
長塚 義隆
Masayuki Otsuki
大槻 正行
Kazuyasu Kawabe
河辺 一保
Masaki Saito
斎藤 昌樹
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明はエネルギー分散型のX、線分光器(EDS)、
波長分散型のX線分光器(WDS)を使用して元素同定
の信頼性を向上させるようにしたX線マイクロアナライ
ザ等における定性分析方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、試料に対して電子ビームを照射し、その時発生
する特性X線を検出して試料中に含まれる元素分析を行
うXyAマイクロアナライザが知られている。このよう
なX線マイクロアナライザによって得られる未知試t4
からのX線スペクトルは、EDSから得られるX線スペ
クトルと数基のWDSを走査して得られるX線スペクト
ルの24頌がある。
EDSは発生したX線を半導体検出器で電気信号に変え
てマルチ・チャンネル・アナライザでエネルギー単位側
に計数表示している。このE I) Sは、全ての元素
に対するデータが同時に得らセ7、−目でX線ピークを
判定することができる。
また、WDSは分光結晶を使用し、X線信号をデジタル
・チャンネル・アナライザでパルス整形してデジタル計
数回路で計数処理している。この〜VDSは、分解能が
高く微量元素や軽元素の検出にも向いている。
そして、これらのX線スペクトルのピークから未知試料
に含まれる元素を判定するのに、通常は各元素の特性X
線のに、  L、 M線の位置を表示し、順次元素を変
えてその表示を繰返し、スペクトルの指定したピークに
一番近いピークをもって、その元素が存在することをb
l認していた。
〔発明が解決すべき課題〕
ところで、従来のX線マイクロアナライザ等における定
性分析においては、WDS、またはEDSそれぞれ単独
の定性分析をjテってきたが、両分光器から得られるデ
ータを相互に利用してより精度の高い定性分析結果を得
るという試みはこれまでになされてこなかった。
WDSまたはEDS単独の定性分析においては、例えば
WDSのみでは軽元素に対しても分解能の良いスペクト
ルが得られるものの高次線の影響を除くことが困難であ
る。
またEDSでは原子番号IO以下の超軽元素に対しては
これらの元素から発生する特性X線を検出するのは一般
的には困難であり、またスペクトル全体にわたって分解
能が悪く、近値エネルギーのピークが重なり、同定不能
となることも多々あった。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、WDS、
EDSのそれぞれのスペクトルから得られた同定結果に
基づき最終的な元素同定を行うようにし、元素同定の信
頼性を向上させることができるX線マイクロアナライザ
等における定性分析方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段〕 そのために本発明のX&%マイクロアナライザ等におけ
る定性分析方法は、エネルギー分散型X線分光器、及び
波長分散型X線分光器のスペクトルデータを直列または
並列に収集して各スペクトルについて元素同定を実行し
、各スペクトルについての同定結果の確度を括にそれぞ
れ格付けを行い。
両スペクトルについての同定結果の格付けに基づき最終
元素同定を行うことを特徴とする。
〔作用〕
本発明はWDS、EDSのスペクトルデータを直列また
は並列に収集し、各スペクトルデータから元素同定を行
って格付けを行い、各々の格付けに基づき最終的な元素
同定を行うことにより元素同定結果の信頼性を向上させ
ることが可能となり、また超軽元素に対してはWDSの
同定結果を用いるようにして、WDS、EDSの長所を
生かした同定を行うことが可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照して説明する。
第1図−よ本発明の定性分析方法を実施するだめの装置
構成を示す図、第2図はスペクトル表示装置の表示例を
示す図、第3図はWDS/EDS同時元素同定のフロー
チャートを示す図である。図中、■は電子銃、2は加速
電極、3,4ば集束レンス′、5は電子ビーム、6は分
光結晶、7は検出器、8は計測装置、9は試料、10は
ステージ、11.12.13は駆動部、14.15.1
6は制御装置、17はジョイステック、18は統括制御
装置、1つは記憶装置、20は半導体検出器、21は多
重波高分析器、22はスペクトル表示装置、23はプリ
ンタ、24は制御装置、25は加速電圧・ビーム電流変
更手段である。
図において、電子銃1から発射された電子ビーム5を加
速、集束して試149に照射すると、試t49からはX
線が発生する。このX線を分光結晶6と検出器7とによ
り、また半導体検出器20によりそれぞれ検出する。分
光結晶6は図では1つだけ図示しているが、これを複数
個、例えば5チヤンネル配置し、それぞれ所定の元素に
対応したX線を検出する。即ち、分光結晶6を短波長側
から長波長側、あるいは長波長側から短波長側に走査さ
せながらX線を検出器7で検出して電気信号に変換し、
計測装置8でその大きさを測定してX線スペクトルデー
タとして統括制御装置)8に取り込む。
またEDSセンサである半導体検出器20により試料9
からのX線を検出し、Xv!エネルギーに比例した電圧
パルスを多重波高分析器21によりエネルギースペクト
ルに変換し、統括制御装置18にエネルギー弁別データ
として取り込む。
統括制御装置1Bでは取り込んだデータを基に必要に応
じてスペクトル表示装置22にスベクトル表示し、また
、記憶装置19の波長テーブルを参照して指定したピー
ク位置に対応する元素名、X線名、次数n等を検索して
同定を行い、必要に応じてこれらを表示する。また、ジ
ョイステック17により制御装置14〜16を制御し、
x、y。
Z駆動部11〜13によりステージ10を移動して試1
49への電子ビームの照射位置を選択できるようにして
いる。また、スペクトル表示装面はWl)S、EDSの
スペクトルをそれぞれ単独あるいは同時に表示すること
が可能になっている。
ところで、EDSは微小なビーム電流で試料を照射し、
X線強度が小さくても測定できるが、WDSは単色化し
て測定しているためXvA強度が強くなければ測定でき
ず、そのためビーム電流を大きくする必要がある。しか
しビーム電流を大きくすると、ビームに弱い生物試1′
:]等の場合には試料が破壊されてしまう場合が生ずる
。そのため、EDSでビーム電流を落として測定し、次
にビーム、1ilt流を上げてWDSで測定するという
ように加速電圧あるいはビーム電流をコントロールして
直列にEDSとWDSのデータ収集を行った方が良い場
合があり、制御装置24、加速電圧・ビーム電流変更手
段25により加速電圧あるいはビーム電流のコントロー
ルを行っている。こうして直列または並列に取得された
EDSまたはWDSのスペクトルデータから、統括制御
装置18により、例えば第2図に示すようにスペクトル
表示を行う。
図ではEDSスペクトル表示、及び結晶TAP、PET
、LIFについての3チャンネル分のWDSスペクトル
表示の例が示されている。
本発明においてはこのEDSスペクトルデータとWDS
スペクトルデータから得られた同定結果のデータの両方
のデータから最終的に1つの同定結果を得るようにした
ものであり、この点について第3図の処理フローを参照
しながら詳細に説明する。
まず直列、或いは並列データ収集か否か判断しくステッ
プ■)、並列データ収集の場合にはWDSデータ収集と
EDS収集が同時に行われ(ステップ■、■)、それぞ
れスペクトル表示が行われる。また、直列データ収集の
場合には、例えばビーム電流を落としてEDSデータ収
集を行°って(ステップ■)スペクトル表示し、次にビ
ーム電流を増加してWDSデータ収集を行い(ステップ
■)、同様にスペクトル表示を行う。そしてデータ収集
が終了すると(ステップ■)、波長チーフルを参照して
WDS元素同定あるいはEDS元素同定を行う(ステッ
プ■、■)。
まずWDS元素同定をWDSのスペクトルから自動的に
行うには、スペクトルの2次微分を行ってピーク検出を
行い、その点のピーク強度をP、その点から前後離れた
ハックグラウンド強度をBとした時、その正味のx??
!強度Inを、In=P−B とし、InがX線強度の変動の標章偏差の数倍(通常は
2または3倍)よりも大きい時ピークと見なす。こうし
て決定されたピーク位置を特性X線にα、にβ、Lα、
Lβ1Mα1Mβの1次線の位置と比較し、その差がピ
ークの半値幅の半分以下の場合には検出された元素と見
なし、もしβX線が検出されてもそれに対応するα−X
線が検出されない場合には、検出された元素とは見なさ
ない。
そして、このように判定される元素にA、B等のランク
付けを行う。例えば、Aランク元素はαχ線、β−X線
が検出され、かつα−X線の強度がβ−X線の強度より
も高い場合であり、それ以外の場合はBランクの元素と
する。これと同様のII+定をEDSのスペクトルにつ
いても行い、同様な同定元素のランク付けを行う。そし
て、例えばWDSによって同定された元素名を Aランク:AB、C,D Bランク:E、l”、G と判定しく第2図参照)、EDSによって同定された元
素名を パランク:B  CH Bランク:DE、J と判定したとする(第2図参照)、そして(イ)原子番
号が11番以下の超軽元素に対してはWDSの判定結果
を信頬し、同定元素と見なす。
(ロ)WDS、EDS双方でAランクまたはBランクに
リストアツブされた元素はパランクで同定された元素と
見なす。
(ハ)WDS、EDSいずれか一方にしかりストアツブ
されていない元素に対してはすべて8ランクで同定され
た元素と見なす。
という判定基準を設定すると、第2図の場合では、B、
C,D、EはAランクで同定された元素と見なされるこ
とになる。
そこで元素同定が終了すると(ステップ■)、WDS、
EDSの両スペクトルで同定されたか否カ判断しくスペ
クトル[相])、両スペクトルで同定された場合、およ
びWDSで原子番号が11番以下であり、パランクまた
はBランクで同定さた場合はAランクで同定された元素
と見なし、それ以外はBランクで同定された元素と見な
してランク分けして表示し、次の処理を行うことになる
(ステップ■〜[相])。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、WDS、巳DSのスペク
トルデータ収集を直列または並列に実行して各スペクト
ルについて元素同定を行い、各スペクトルから得られた
同定結果を基に最終的な元素同定を行うため、元素同定
結果の信輔性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の定性分析方法を実施するための装置構
成を示す図、第2図はスペクトル表示装置の表示例を示
す図、第3図はWDS/EDS同時元素同定のフローチ
ャートを示す図である。 1・・・電子銃、2・・加速電極、3,4・・・収束レ
ンズ、5・・・電子ビーム、6・・・分光結晶、7・・
・検出器、8・・・計測装置、9・・・試料、10・・
・ステージ、1112.13・・・駆動部、14.15
.16・・・制御装置、17・・・ジョイステック、1
8・・・統括制御装置、19・・・、vI御詰装置20
・・・半導体検出器、21・・・多重波高分析器、22
・・・スペクトル表示装置、23・・・プリンタ、24
・・・制御装置、25・・・加速電圧・ビーム電流変更
手段。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エネルギー分散型X線分光器、及び波長分散型X
    線分光器のスペクトルデータを直列または並列に収集し
    て各スペクトルについて元素同定を実行し、各スペクト
    ルについての同定結果の確度を基にそれぞれ格付けを行
    い、両スペクトルについての同定結果の格付けに基づき
    最終元素同定を行うことを特徴とするX線マイクロアナ
    ライザ等における定性分析方法。
JP63189194A 1988-07-28 1988-07-28 X線マイクロアナライザ等における定性分析方法 Pending JPH0238851A (ja)

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JP63189194A JPH0238851A (ja) 1988-07-28 1988-07-28 X線マイクロアナライザ等における定性分析方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002357571A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Rigaku Industrial Co 波長分散型蛍光x線分析装置
JP2016156826A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 エフ・イ−・アイ・カンパニー 試料特有参照スペクトル・ライブラリ

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