JPH0237633Y2 - - Google Patents

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JPH0237633Y2
JPH0237633Y2 JP1984161442U JP16144284U JPH0237633Y2 JP H0237633 Y2 JPH0237633 Y2 JP H0237633Y2 JP 1984161442 U JP1984161442 U JP 1984161442U JP 16144284 U JP16144284 U JP 16144284U JP H0237633 Y2 JPH0237633 Y2 JP H0237633Y2
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JP
Japan
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bracket
seat
upper bracket
rail
side wall
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JP1984161442U
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JPS6175337U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のシート取付構造に関するもの
である。
(従来技術) 一般に自動車のフロントシートは前後方向に位
置調整自在とされている(例えば、実開昭57−
182530号公報、第3図参照)。
このように、シートを車体に対して前後方向に
位置調整自在でしかも脱落なきように強固に取付
けるためにはシート取付部がスライド機構と保持
機構とを備えていることが必要であり、一般的に
は第3図に示すように、シート31の下面31a
側に断面コ字状の上側ブラケツト32をその開口
側を下方に向けて取付けるとともに、ガイド用の
レール34の上面に断面コ字状の下側ブラケツト
33をボルト37によつて固定し、さらにこの上
側ブラケツト32と下側ブラケツト33とを相互
に嵌合させた状態でピン36によつて連結して一
体化するとともに、上記レール34を、車体フレ
ーム38側に固定させた〓形断面を有するレール
ガイド35内に摺動自在に嵌装するようにしてい
る。
ところが、このような従来のシートの取付構造
によれば、上側ブラケツト32の一対の側壁部3
2a,32a及び下側ブラケツト33の一対の側
壁部33a,33aがともに相互に平行に形成さ
れていたため、該上側ブラケツト32と下側ブラ
ケツト33との嵌合状態においては該上側ブラケ
ツト32の側壁部32a,32aと下側ブラケツ
ト33の側壁部33a,33aの間に水平方向の
ガタツキが有り、このガタツキにより自動車の走
行振動あるいはエンジンの運転振動等の振動が増
幅されたかたちでシートに伝達され、その結果、
自動車の操縦操作性及びドライバビリテイが損な
われるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決しようとするもので、シート取付部のガタツ
キを防止してシートに伝達される振動を可及的に
低減せしめもつて自動車の操縦操作性及びドライ
バビリテイの向上を図ることを目的とするもので
ある。
(目的を達成するための手段) 本考案は上記の目的を達成するための手段とし
て、シート側に取付けられる上側ブラケツトとレ
ール側に取付けられる下側ブラケツトとをともに
略コ字状断面を有する如く形成し、且つその場合
に両ブラケツトの側壁部をそれらが相互に密接嵌
合し得るようにそれぞれ傾斜状態で形成するとと
もに、該上側ブラケツトと下側ブラケツトとを連
結するピンにネジ穴を形成し、このネジ穴に上記
下側ブラケツトとレールとを結合するボルトを螺
合させて該ボルトの締付力によつて上記上側ブラ
ケツトの側壁部と下側ブラケツトの側壁部との間
に常時適度の接触圧を付与せしめることにより上
記上側ブラケツトと下側ブラケツト相互間のガタ
ツキを防止し、もつてシートに伝達される振動が
シート取付部のガタツキによつて増幅されるのを
未然に防止するようにしたものである。
(作用) 本考案では上記の手段により、シート取付部の
ガタツキが防止されるため、エンジンの運転振動
あるいは走行振動等の振動がシート取付部のガタ
ツキによつて増幅されるということがなくなり、
シートの振動が可及的に低減されて自動車の操縦
操作性及びドライバビリテイが向上せしめられ
る。
(実施例) 以下、第1図及び第2図を参照して本考案の好
適な実施例を説明する。
第1図には本考案実施例に係るシート取付構造
によるシート1の取付状態が示され、また第2図
にはこのシート取付構造を構成する構成部品が示
されている。この第1図及び第2図に示されたシ
ート取付構造を詳細に説明すると、シート1の下
面1aには略コ字状断面を有し且つ該シート1の
下面形状に沿う如く矩形に枠組み形成された上側
ブラケツト2がその開口を下方に向けた状態で取
付ボルト(図示省略)によつて固定されている。
この上側ブラケツト2は、矩形枠組を形成する4
辺のうち、少なくともシート1の両側部に対応す
る2辺2a,2bにおいては第1図に示す如くそ
の左右一対の側壁部22,22を底壁部21から
開口側(下方側)に向かつて拡開する如くそれぞ
れ適宜角度づつ外側に傾斜させ、その適宜傾斜角
をもつて対向する一対の側壁部22,22の内面
で支持部28を構成している。
上側ブラケツト2の左右一対の上記支持部28
には、後述するレール4を該上側ブラケツト2に
結合するための結合部材となる下側ブラケツト3
が嵌合固定せしめられる。即ち、下側ブラケツト
3は、適宜長さの両側壁部24,24を前記上側
ブラケツト2の支持部28に対して当接嵌合し得
る如く内側に傾斜させて構成した断面〓形の型材
であつて、上側ブラケツト2の支持部28への嵌
合状態においては第1図に示す如くその一対の両
側壁部24,24がともに上側ブラケツト2の両
側壁部22,22と密接するとともに該下側ブラ
ケツト3の両側壁部24,24の上端24a,2
4aが上側ブラケツト2の底壁部21に対して非
接触となるようにその形状・寸法が設定されてい
る。従つて、上側ブラケツト2と下側ブラケツト
3との嵌合状態においては、該上側ブラケツト2
と下側ブラケツト3との間に負荷される垂直荷重
は、相互に接触した上側ブラケツト2の側壁部2
2,22と下側ブラケツト3の側壁部24,24
との間に作用する接触圧に置換した状態で支持さ
れることになる。
この下側ブラケツト3は、上側ブラケツト2の
左右の2辺2a,2bにしかも前後方向に適宜に
離間して2個づつ合計4個配置される。
又、この上側ブラケツト2と下側ブラケツト3
は、上側ブラケツト2の両側壁部22,22に水
平方向に向けて貫設した一対のボルト穴10,1
0と、該ボルト穴10,10に重合連通する如く
下側ブラケツト3の両側壁部24,24にそれぞ
れ貫設した上下方向に延びる長穴11,11に対
して後に詳述するピン6を水平方向に向けて貫挿
することによつて連結される。
ピン6は、第2図に示す如く丸軸体の一側に角
摺り部29を形成した異形ピンであつて、その両
端部にそれぞれ座金8と止め輪9を取付けること
によつて抜け止めされた状態で上側ブラケツト2
に固定される。一方、上側ブラケツト2に形成さ
れた前記ボルト穴10,10……は、上記ピン6
の角摺り部29に対応する面摺り部をその上面側
に有しており、ピン6の嵌挿状態においては該ピ
ン6はその角摺り部29を上方に向けた状態に位
置決めされ且つ回り止めされる。
一方、このピン6の軸方向中央部には、該ピン
6の径方向に向けてしかもその角摺り部29上に
開口するようにしてネジ穴20が貫設されてい
る。このネジ穴20は後述するレール4の接合用
ボルト7の螺合部として作用する。尚、この際、
前述の如くピン6の回転方向の位置決めと回り止
めが該ピン6の角摺り部29と上側ブラケツト2
のボルト穴10の面摺り面との係合によつて行な
われるため、ピン6のボルト穴10への嵌挿状態
においては常にネジ穴20の軸心が垂直方向に向
くことになり、後述する如くレール4の下面側か
ら該レール4と下側ブラケツト3とを貫通して取
付けたボルト7をネジ穴20に螺合させる場合、
その螺合操作が容易である。
レール4は、第1図及び第2図に示す如く上部
に水平方向に延びる水平ガイド部14をまた水平
方向両側部に垂直方向に延びる左右一対の垂直ガ
イド部15,15をそれぞれ形成した適宜長さの
型材で構成されている。このレール4は、その水
平ガイド部14の上面を上記下側ブラケツト3の
底壁部23の下面に衝合させた状態において、該
下側ブラケツト3とレール4とを上下方向に貫通
して設けられたボルト7を上記ピン6のネジ穴2
0に螺合させることによつて下側ブラケツト3及
び上側ブラケツト2と一体的に結合される。この
時、ボルト7の締結力によつて上側ブラケツト2
がピン6と一体的に下方に引き下げられ、該上側
ブラケツト2の両側壁部22,22と下側ブラケ
ツト3の両側壁部24,24との間に適度の初期
接触圧が付与せしめられる。即ち、上側ブラケツ
ト2の両側壁部22,22とこれに対向する下側
ブラケツト3の両側壁部24,24とは、シート
1上に人が座つていてもいなくても常時適度の接
触圧をもつて接触しており、従つてこの両者間に
ガタツキが発生することはない。
このように上側ブラケツト2側及び下側ブラケ
ツト3を介してシート1に結合された左右一対の
レール4は、車体フレーム16に固定された左右
一対のレールガイド5,5に対して垂直荷重支持
可能で且つ軸方向に摺動自在に取付けられ、該レ
ールガイド5,5と協働してシート1に負荷され
る垂直荷重(例えば、シート自重、搭乗者の体重
等)を支持し且つシート1の前後方向への移動を
可能ならしめる。即ち、レールガイド5は、車体
フレーム16に衝合固定される底壁部25と該底
壁部25の両側から直交状態に立上る左右一対の
側壁部26,26と該左右一対の側壁部26,2
6の上端から水平方向内側に向けてそれぞれ延設
された左右一対の縁部27,27とで構成された
〓形断面をもつ型材であつて、その縁部27,2
7をレール4の水平ガイド部14と垂直ガイド部
15,15との間の間隙内に差し入れた状態で該
レール4に結合されている。従つて、シート取付
部に負荷される垂直荷重は、レール4の水平ガイ
ド部14と上下方向において係合するレールガイ
ド5の縁部27,27によつて支持され、またシ
ート1の車体フレーム16に対する前後方向の摺
動はレール4の水平ガイド部14とレールガイド
5の縁部27,27とが軸方向に摺接することに
より実現される。またシート1の車体フレーム1
6側から上方への離脱防止とシート移動時の直進
性はレールガイド5の側壁部26,26と縁部2
7,27とがレール4の垂直ガイド部15に対し
て水平方向及び垂直方向において係合することに
よつてそれぞれ実現される。
(考案の効果) 本考案の自動車のシート取付構造によれば、シ
ートと車体フレームとを連結する上下一対のブラ
ケツトの両側壁を常時接触状態で連結することに
よつて該上下一対のブラケツト相互間にガタツキ
が発生するのを防止するようにしているため、エ
ンジンの運転振動あるいは自動車の走行振動等の
振動がシート取付部のガタツキによつて増幅され
た状態でシートに伝達されるのを未然に防止で
き、それだけ自動車の操縦操作性及びドライバビ
リテイが向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に係る取付構造によるシ
ートの取付状態図、第2図は第1図に示したシー
ト取付部分の分解斜視図、第3図は従来の取付構
造によるシートの取付状態図である。 1……シート、2……上側ブラケツト、3……
下側ブラケツト、4……レール、5……レールガ
イド、6……ピン、7……ボルト、16……車体
フレーム、20……ネジ穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略コ字状断面を有し且つその開口側を下方に向
    けた状態でシートの下側に取付けられる上側ブラ
    ケツトと、略コ字状断面を有し且つその開口側を
    上方に向けた状態で上記シートの摺動案内用レー
    ルの上面に取付けられる下側ブラケツトとを相互
    にその開口側を対向させた状態で嵌合させるとと
    もに、相互に対向する上記上側ブラケツトの側壁
    部と下側ブラケツトの側壁部とをピンによつて結
    合するようにした自動車のシート取付構造であつ
    て、上記上側ブラケツトの側壁部と下側ブラケツ
    トの側壁部が、該上側ブラケツトと下側ブラケツ
    トの嵌合状態においてその相互に対向する側壁部
    相互間に適度の接触圧が付与せしめられる如くそ
    れぞれ傾斜状態に形成されており、さらに前記ピ
    ンには前記下側ブラケツトと前記レールとの接合
    用ボルトが螺合せしめられるネジ穴が形成されて
    いることを特徴とする自動車のシート取付構造。
JP1984161442U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH0237633Y2 (ja)

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JPS6175337U JPS6175337U (ja) 1986-05-21
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