JPH0237618B2 - Jikirokugasaiseisochi - Google Patents

Jikirokugasaiseisochi

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JPH0237618B2
JPH0237618B2 JP58241217A JP24121783A JPH0237618B2 JP H0237618 B2 JPH0237618 B2 JP H0237618B2 JP 58241217 A JP58241217 A JP 58241217A JP 24121783 A JP24121783 A JP 24121783A JP H0237618 B2 JPH0237618 B2 JP H0237618B2
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JP
Japan
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rotation
reel stand
idler
take
support shaft
Prior art date
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JP58241217A
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JPS60131663A (ja
Inventor
Yoshio Yasaka
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0237618B2 publication Critical patent/JPH0237618B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は所定のモードに応じてリール台に対し
て作用するフリクシヨンをブレーキ力として利用
する磁気録画再生装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来の磁気録画再生装置において、供給リール
台又は巻取リール台にブレーキ力を加える場合、
供給リール台又は巻取リール台の側曲面に対し、
ブレーキ本体にフエルト等の布体を取り付けて側
曲面に圧接してブレーキ力を保持したり、供給リ
ール台及び巻取リール台の側曲面にゴム部を設け
て金属より成るブレーキ本体を側曲面に圧接して
ブレーキ力を保持したりしていた。
しかし、前述の布体によるブレーキ力やゴム部
によるブレーキ力では、ブレーキ力を保持する際
に滑りが生じてブレーキ力が安定せず、更に布体
を取付けたブレーキ本体を供給リール台又は巻取
リール台に圧接する時、供給リール台及び巻取リ
ール台の側曲面に設けられたゴム部に金属より成
るブレーキ本体を圧接する時に適度の圧接力が必
要であり、滑り等の原因により布体、ゴム部が劣
化する等の欠点があつた。
(ハ) 発明の目的 本発明は前記欠点を除去するものであり、供給
リール台及び巻取リール台に対して作用するフリ
クシヨンをブレーキ力として利用することによ
り、操作力を削減して電力消費量を軽減すること
を目的とする。
(ニ) 発明の構成 本発明は磁気録画再生装置において、第1回転
停止手段と、第2回転停止手段と、前記第1回転
停止手段に対して第1のフリクシヨンを有する供
給リール台と、前記第1回転停止手段及び前記供
給リール台が回転可能に挿入される供給リール軸
と、前記第2回転停止手段に対して第2のフリク
シヨンを有する巻取リール台と、前記第2回転停
止手段及び前記巻取リール台が回転可能に挿入さ
れる巻取リール軸と、前記第1回転停止手段に係
合する第1係合手段と、前記第2回転停止手段に
係合する第2係合手段と、該第2係合手段に設け
られて第3のフリクシヨンを有し、前記第2回転
停止手段の回転と共に回転する回転体と、突片を
有し発条に保持されて回動する回動体と、前記第
1係合手段を動作させ第1爪部を有し、該第1爪
部と前記突片を係合させる第1移動手段と、前記
第2係合手段を動作させ第2爪部を有する第2移
動手段と、前記第1移動手段を動作させる第1吸
引手段と、前記第2移動手段を動作させる第2吸
引手段と、前記供給リール台と前記巻取リール台
を回転させる第1アイドラと、第2アイドラと、
前記第1アイドラを回動させる第1回動手段と、
前記第2アイドラを回動させる第2回動手段と、
前記第1アイドラ及び前記第2アイドラを回転さ
せる回転伝達手段と、前記第1アイドラ及び前記
第2アイドラを切換えるアイドラ切換手段より構
成される。
(ホ) 実施例 本発明の詳細を図示の実施例により具体的に説
明する。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図及び
第6図は各々早送り状態、停止状態、巻戻し状
態、再生状態、レヴユー状態、テープアンローデ
イング状態を示し、供給リール台と巻取リール台
を省略した本発明の磁気録画再生装置の平面図、
第7図は本発明の磁気録画再生装置において、所
定のモードにおけるソレノイドへの電圧印加状態
とブレーキの保持状態を示すタイミングフローを
示す図面、第8図は本発明の磁気録画再生装置に
おいて、第1係合手段、第2係合手段、第1移動
手段、第2移動手段、及び第1、第2移動手段と
結合する発条を省略した状態を示す要部正面図で
ある。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第
6図及び第8図について図番を説明すると、
磁気録画再生装置、2は第1ギア部、3は第2ギ
ア部、4は第3ギア部、5は第4ギア部、6は第
5ギア部、7は第6ギア部、8は第7ギア部、9
は第1回転停止手段としての第1ラチエツト、1
0は第2回転停止手段としての第2ラチエツト、
11は第1係合手段としての第1ラツチ、12は
第2係合手段としての第2ラツチ、13は第7ギ
ア部8を有する回転体、14は回動体、15は第
1突片、16は供給リール軸、17は供給リール
台、18は巻取リール軸、19は巻取リール台、
20はギア部を設けた第1アイドラ、21はギア
部を設けた第2アイドラ、22は規制突部、23
は第1支軸、24は第2支軸、25は第3支軸、
26は第4支軸、27は第5支軸、28は第6支
軸、29は第7支軸、30は第8支軸、31は第
9支軸、32は第1回動手段、33は抜止部、3
4は第2回動手段、35は第1規制穴、36は第
2突片、37は第2アイドラ切換手段としての第
3回動手段、38は規制部、39は第1アイドラ
切換手段としての第4回動手段、40は第2規制
穴、41は連結部、42は第1ソレノイド、43
は第2ソレノイド、44は第3規制穴、45は第
1発条、46は第2発条、47は第3発条、48
は第4発条、49は第1移動手段、50は第1案
内穴、51は第3突片、52は第1案内片、53
は第1爪部、54は第2移動手段、55は第2案
内穴、56は第4突片、57は第2案内片、58
はシヤーシ、59は第2爪部である。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第
6図及び第8図について部品構成を説明すると、
第1ギア部2、第2ギア部3は各々供給リール台
17、巻取リール台19の下部に一体化され、ま
た第3ギア部4、第4ギア部5は各々第1ラチエ
ツト9、第2ラチエツト10の上部に一体化され
ている。そして第1ギア部2と一体化した供給リ
ール台17は第3ギア部4と一体化した第1ラチ
エツト9に対してフリクシヨンを有していて、供
給リール台17、第1ギア部2、第3ギア部4、
第1ラチエツト9は供給リール軸16に対して回
転可能に挿入されていて、また第2ギア部3と一
体化した巻取リール台19は第4ギア部5と一体
化した第2ラチエツト10に対してフリクシヨン
を有していて、巻取リール台19、第2ギア部
3、第4ギア部5、第2ラチエツト10は巻取リ
ール軸18に対して回転可能に挿入されている。
ここで供給リール軸16及び巻取リール軸18は
シヤーシ58と一体化している。
第1ソレノイド42及び第2ソレノイド43は
電圧を印加した状態によつてのみ、吸引可能なソ
レノイドである。第1案内穴5及び第2案内穴5
5は各々第1移動手段49、第2移動手段54を
右方向或は左方向に移動させる為の案内穴であ
り、各々に第1案内片52、第2案内片57が挿
入されている。第1ソレノイド42に電圧を印加
することにより第1案内片52に第1案内穴50
が案内され、第2案内片57に第2案内穴55が
案内されて第1移動手段49が左方向に吸引さ
れ、第1ラツチ11を押圧していた第3突片51
が解除されて第1ラツチ11は弾性力により第1
案内片52を中心に僅か反時計方向に回動して第
1ラチエツト9と係合し、供給リール台17の時
計方向の回転に対してブレーキ力を与え、第1ソ
レノイド42への電圧印加を解除することにより
第1移動手段49は、第1発条45にて弾性保持
され、また第1案内片52、第2案内片57が
各々第1案内穴50、第2案内穴55に案内され
て右方向へ移動し、第1ラツチ11が第3突片5
1に押圧されて第1案内片52を中心に時計方向
に僅か回動して第1ラチエツト9から離間し、供
給リール台17の時計方向の回転に対するブレー
キ力を解除することになる。
第2ラツチ12と回転体13は、シヤーシ58
に固定された第8支軸30を中心に回転可能に挿
入されていて、各々は軽いフリクシヨン機構によ
り結合されている。
第2ソレノイド43に電圧を印加することによ
り第1案内片52、第2案内片57が各々第1案
内穴50、第2案内穴55に案内されて第2移動
手段54が右方向に吸引される。この時第9支軸
31に巻付け、一端をシヤーシ58に固定し、他
端を回動体14に付勢した第4発条48の弾性力
により、回動体14が第9支軸31を中心に僅か
反時計方向に回動して第3図に示す様に第4突片
56に圧接される位置まで回動し、第2ソレノイ
ド43への電圧印加を解除しても第2移動手段5
4は回動体14に圧接して、第1発条45により
弾性保持され、また第1案内片52、第2案内片
57が各々第1案内穴50、第2案内穴55に案
内されて左方向に移動することはない。
ここで回転体13の第7ギア部8は第4ギア部
5と噛合していて、巻取リール台19が時計方向
に回転する時、換言すれば第4ギア部5が時計方
向に回転する時に、回転体13は第8支軸30を
中心に反時計方向に回転する。同時に第2ラツチ
12も第8支軸30を中心に、第2ラツチ12の
A部が第2移動手段54に設けた第2爪部59に
当接するまで反時計方向に回動し、この時回転体
13に対して第2ラツチ12にはフリクシヨンに
よるすべりが生じなく、その後も巻取リール台1
9が時計方向に回転する時に、回転体13に対し
て第2ラツチ12にはフリクシヨンによるすべり
が生じ、回転体13のみ反時計方向に回転する。
また巻取リール台19が反時計方向に回転する
時、回転体13は第8支軸30を中心に時計方向
に回転する。同時に第2ラツチ12も第8支軸3
0を中心に第3図に示す様に、第2ラツチ12の
B部が第2爪部59に当接するまで時計方向に回
動し、この時回転体13に対して第2ラツチ12
にはフリクシヨンによるすべりが生じなく、その
後も巻取リール台19が反時計方向に回転する時
に、回転体13に対して第2ラツチ12にはフリ
クシヨンによるすべりが生じ、回転体13のみ時
計方向に回転する。この時、第2移動手段54に
設けた第2爪部59が右方向へ移動している為
に、第2ラツチ12が第2ラチエツト10に係合
する前に第2ラツチ12のB部が第2爪部59に
当接し、第2ラツチ12と第2ラチエツト10は
係合せず、その為巻取リール台19が反時計方向
に回転し、同時に回転体13が時計方向に回転す
る。
前述の状態から第2移動手段54を左方向に移
動させるには回動体14を第9支軸31を中心に
時計方向に回動させて第4突片56の回動体14
に対する圧接を解除すればよい。その為には第1
ソレノイド42に電圧を印加してやればよい。即
ち、前述と同様な動作で第1移動手段49は左方
向に吸引され、同時に該第1移動手段49に設け
た第1爪部53も左方向に移動する為に、この第
1爪部53の傾斜部に第1突片15が押圧されて
回動体14は第9支軸31を中心に時計方向に回
動し、これより第4突片56の回動体14に対す
る圧接が解除され、第2移動手段54は第1発条
45の弾性により左方向に移動する。そして第1
ソレノイド42への電圧印加を解除している。
この時、第2爪部59も左方向に移動している
為に、巻取リール台19が反時計方向に回転する
場合、回転体13が第8支軸30を中心に時計方
向に回転し、同時に第2ラツチ12も第8支軸3
0を中心に時計方向に回転するが、第2ラツチ1
2のB部が第2爪部59に当接せずに第2ラツチ
12は第2ラチエツト10と係合する。第2ラツ
チ12と第2ラチエツト10が係合するまでは回
転体13と結合した第2ラツチ12にはフリクシ
ヨンによるすべりは生じない。
ここで回転体13は第4ギア部5と噛合してい
るが、これは噛合することにより巻取リール台1
9に所定の軽い負荷を与えて、カセツトテープ
(図示せず)を巻取る時に段巻き等を防止するた
めでもある。
第5ギア部6は第6ギア部7の上部に一体化さ
れていて、シヤーシ58を貫通する回転可能な第
1支軸23に固着され、第1支軸23の回転と共
に第1支軸23を中心に回転し、また第5ギア部
6の上部には第1回動手段32が第1支軸23を
中心に回動可能に挿入され、第1回動手段32の
上部には抜止部33が第1支軸23に固着されて
いて第1回動手段32を保持している。第1回動
手段32は第5ギア部6に対してフリクシヨンを
有している。そして第1回動手段32に設けた規
制突部22が第3規制穴44に規制されて、第1
回動手段32の回動が規制される。
第1アイドラ20は第1回動手段32に固着さ
れた第2支軸24を中心に回転可能に第1回動手
段32の下部に取付けられ、第1ギア部2、第2
ギア部3と噛合することにより、各々供給リール
台17、巻取リール台19を回転させ、連結部4
1は第3支軸25によつて第1回動手段32と回
動可能に取付けられ、連結部41に設けた第2規
制穴40に第4回動手段39に設けた規制部38
が移動可能に取付けられている。第4回動手段3
9は第7支軸29に巻付け、一端をシヤーシ58
に固定し、他端を第4回動手段39に付勢した第
3発条47により付勢される。
また第2アイドラ21は第2回動手段34固着
された第4支軸26を中心に回転可能に第2回動
手段34の上部に取付けられ、第3ギア部4、第
4ギア部5と噛合することにより、各々供給リー
ル台17、巻取リール台19を回転させ、第2回
動手段34はシヤーシ58の下部に設けた第3回
動手段37に固着された第5支軸27を中心に回
動可能に、シヤーシ58に設けられた第1規制穴
35を介して取付けられている。そして第2アイ
ドラ21は第1アイドラ20の下部に位置し、第
1アイドラ20は第2アイドラ21より大きい。
第3回動手段37は、第6支軸28に巻付け、一
端をシヤーシ58に固定し、他端を第3回動手段
37に付勢した第2発条46によつて付勢され、
第4回動手段39が第3発条47によつて付勢さ
れている時、第3回動手段37は、第3回動手段
37に設けた第2突片36が第4回動手段39に
押圧される状態にある。即ち、第3発条47より
も第4発条48の方が弾性力が大きい。また第1
アイドラ20は常に第5ギア部6と噛合してい
る。
第7図のタイミングフローにおいて、FFは早
送り状態、STPは停止状態、REWは巻戻し状
態、LDはテープローデイング状態、PLは再生状
態、CUEはキユー状態、REVはレヴユー状態、
UNLはテープアンローデイング状態を示し、a
は第2ソレノイド43の電圧印加状態を示し、b
は第2ソレノイド43の電圧印加状態により第2
ラツチ12と第2ラチエツト10が係合又は離間
して巻取リール台19に対してブレーキ力を保持
又は解除している状態を示している。cは第1ソ
レノイド42の電圧印加状態を示し、dは第1ソ
レノイド42の電圧印加状態により第1ラツチ1
1と第1ラチエツト9が係合又は離間して供給リ
ール台17に対してブレーキ力を保持又は解除し
ている状態を示している。
第7図に示すモードに従つて本発明の実施例を
説明する。
まず第1図において、カセツトテープ(図示せ
ず)を装着して早送り釦(図示せず)を押した後
の早送り状態について説明する。この状態では巻
取リール台19を最高速度で時計方向に回転させ
る為、減速比の小さい第1アイドラ20を第2ギ
ア部3に噛合させて反時計方向に回転させなけれ
ばならない。
ここで第1移動手段49及び第2移動手段54
は、第1ソレノイド42及び第2ソレノイド43
が電圧印加状態ではないために第1移動手段49
と第2移動手段54に結合された第1発条45に
より弾性保持されている。その為、第1ラツチ1
1は第3突片51に押圧されて第1案内片52を
中心に僅か時計方向に回動して第1ラチエツト9
から離間させて供給リール台17に対するブレー
キ力を解除し、前述に示すように第4突片56が
回動体14に圧接しないことより、回転体13の
第8支軸30を中心とする反時計方向の回転、即
ち巻取リール台19の時計方向の回転では第2ラ
ツチ12も第8支軸30を中心に、第2ラツチ1
2のA部が第2爪部59に当接するまで反時計方
向に回動する。これより巻取リール台19の時計
方向に対するブレーキ力を解除している。
また第3回動手段37には第6支軸28に第2
発条46を設け、第4回動手段39には第7支軸
29に第3発条47を設けてあり、第3回動手段
37に設けた第2突片36が第4回動手段39に
設けた第3発条47の弾性により第4回動手段3
9に押圧され、第1図に示す位置にある。
この時、第2回動手段34の第5支軸27を中
心とする回動は第1規制穴35により規制され、
また第2アイドラ21は第6ギア部7と噛合しな
い為回転せず、第3ギア部4又は第4ギア部5と
噛合することはない。ゆえに第2アイドラ21に
よつて供給リール台17又は巻取リール台19を
回転させることは不可能である。
しかし、第1アイドラ20は常に第5ギア部6
と噛合している。ここで第6ギア部7と一体化し
た第5ギア部6は駆動モータ(図示せず)により
第1支軸23を中心に回転し、第5ギア部6及び
第6ギア部7を時計方向に回転させる駆動モータ
(図示せず)の回転方向を正方向、第5ギア部6
及び第6ギア部7を反時計方向に回転させる駆動
モータ(図示せず)の回転方向を逆方向とする
と、第4回動手段39の第1図に示す位置により
第2規制穴40に取付けられた規制部38によつ
て連結部41が規制されず、駆動モータ(図示せ
ず)の正方向の最高速回転により第5ギア部6及
び第6ギア部7を時計方向に回転させる。
この時、第5ギア部6及び第6ギア部7と固着
した第1支軸23も時計方向に回転することによ
り、第1回動手段32が時計方向に回動し、第1
回動手段32の下部に、第2支軸24を中心に回
転可能に取付けられた第1アイドラ20は、第5
ギア部6の時計方向の回転により反時計方向に回
転し、かつ前述の第1回動手段32の時計方向へ
の回動により第2ギア部3側へ回動する。また第
1アイドラ20と第2ギア部3を適切に噛合させ
るために、第1回動手段32に設けた規制突部2
2を、第1回動手段32の時計方向の回動により
第3規制穴44の左端部に当接させて第1回動手
段32の回動を規制している。
これより第5ギア部6と第1回動手段32の間
にはフリクシヨンよるすべりが生じ、そして第1
アイドラ20と第2ギア部3が適切に噛合し、第
2ギア部3が時計方向に回転し、第2ギア部3と
一体化した巻取リール台19を時計方向に最高速
回転させ、カセツトテープ(図示せず)を巻取リ
ール台19側へ巻取つて早送り状態を実行してい
る。
次に前述の早送り状態から停止釦(図示せず)
を押して第2図に示す停止状態に達する場合につ
いて説明する。この場合、巻取リール台19への
回転力の伝達を阻止し、供給リール台17及び巻
取リール台19の時計方向の回転を停止させなけ
ればならない。その為に駆動モータ(図示せず)
の正方向の最高速回転を停止させることよりオフ
状態として、第1アイドラ20の第2支軸24を
中心とする反時計方向への回転を停止させる。
同時に第7図のの停止状態において、cに示
すように第1ソレノイド42に電圧を印加する
と、第1移動手段49は第1案内穴50に挿入さ
れた第1案内片52と、第2案内穴55に挿入さ
れた第2案内片57により案内されて左方向に吸
引され、第1ラツチ11を押圧している第1移動
手段49に設けた第3突片51が第1ラツチ11
から離間して、第1ラツチ11が弾性力により第
1案内片52を中心に僅か反時計方向に回動して
第1ラチエツト9と係合し、第7図のdに示すよ
うにブレーキ保持状態となり、第3ギア部4の時
計方向の回転を停止させる。この時、第1ギア部
2と一体化した供給リール台17と、第1ラチエ
ツト9と一体化した第3ギア部4との間にはフリ
クシヨンによるすべりが生じない為、供給リール
台17の時計方向の回転が停止する。
これよりカセツトテープ(図示せず)の巻取リ
ール台19側への走行が停止する為、カセツトテ
ープ(図示せず)を介して巻取リール台19の時
計方向の回転が停止する。そして駆動モータ(図
示せず)の正方向の最高速回転が完全に停止した
後、第1ソレノイド42への電圧の印加を解除し
て、第1移動手段49を第1案内穴50、第2案
内穴55に各々挿入された第1案内片52、第2
案内片57に案内され、第1発条45の弾性によ
り右方向に移動させ、第1ラツチ11が第3突片
51に押圧されて第1案内片52を中心に僅か時
計方向に回動して第1ラチエツト9から離間す
る。これより第7図のの停止状態に達する。
次に前述の停止状態から巻戻し釦(図示せず)
を押して第3図に示す巻戻し状態を実行する場合
について説明する。この場合、供給リール台17
を反時計方向に最高速度で回転させてカセツトテ
ープ(図示せず)を供給リール台17側に巻取る
為、第1アイドラ20を第2ギア部2に噛合させ
て時計方向に回転させなければならない。その為
に第7図に示すの停止状態のままでは回動体1
4が第2移動手段54に設けた第4突片56に押
圧されず、巻取リール台19が反時計方向に回転
すると第4ギア部5と噛合している回転体13が
第8支軸30を中心に時計方向に回転し、第2ラ
ツチ12も第8支軸30を中心に時計方向に回動
して第2ラチエツト10と噛合し、巻取リール台
19の反時計方向の回転を停止させようとするの
で、第2ラツチ12と第2ラチエツト10の係合
を阻止しなければならない。
第3図の巻戻し状態において、第7図の巻戻し
状態のaに示すように第2ソレノイド43に電圧
を印加すると、第2移動手段54が第1案内穴5
0、第2案内穴55に各々挿入された第1案内片
52、第2案内片57に案内されて右方向に吸引
される。この時、回動体14の回動を規制してい
た第4突片56が右方向へ移動するので、回動体
14は第9支軸31を中心に第4発条48の弾性
により反時計方向に第4突片56の左位置まで回
動する。ここで第2ソレノイド43への電圧の印
加を解除するが、第4突片56の左位置には回動
体14があるので第4突片56が回動体14に圧
接するのみで第2移動手段54は第1発条45の
弾性により左方向に移動することはない。これよ
り回転体13の第8支軸30を中心とする時計方
向の回転と同時に、第8支軸30を中心に時計方
向に回動する第2ラツチ12の回動は規制され
る。それは、第2ラツチ12のB部が第2移動手
段54に設けた第2爪部59に当接することによ
り、第2ラツチ12と回転体13との間にフリク
シヨンによるすべりが生じて第2ラツチ12の時
計方向の回動は停止し、第2ラツチ12と第2ラ
チエツト10が噛合しないからである。即ち、巻
取リール台19の時計方向及び反時計方向に対す
るブレーキ力は解除されている。
また第1ソレノイド42には電圧が印加されて
いないので第1ラツチ11と第1ラチエツト9は
離間した状態で供給リール台17の時計方向及び
反時計方向に対するブレーキ力を解除している。
第3回動手段37及び第4回動手段39は、第
3回動手段37に設けた第2突片36が、第4回
動手段39の設けた第3発条47の弾性により第
4回動手段39に押圧され、第1図の早送り状態
と同様であり、第3図に示す位置にある。
この時、第2回動手段34の第5支軸27を中
心とする回動は第1規制穴35により規制され、
また第2アイドラ21は第6ギア部7と噛合しな
いため回転せず、第3ギア部4又は第4ギア部5
と噛合することはない。
しかし、第1アイドラ20は第5ギア部6と常
に噛合しているので、駆動モータ(図示せず)を
逆方向に最高速回転させることにより第5ギア部
6及び第6ギア部7を反時計方向に回転させる。
同時に第5ギア部6及び第6ギア部7を固着した
第1支軸23も反時計方向に回転することによ
り、第1回動手段32が反時計方向に回動し、第
1回動手段32の下部に、第2支軸24を中心に
回転可能に取付けられた第1アイドラ20は、第
5ギア部6の反時計方向の回転により時計方向に
回転し、かつ前述の第1回動手段32の反時計方
向への回動により第1ギア部2側へ回動する。ま
た第1アイドラ20と第1ギア部2を適切に噛合
させるために、第1回動手段32に設けた規制突
部22を、第1回動手段32の反時計方向の回動
により第3規制穴44の右端部に当接させて第1
回動手段32の回動を規制している。
これより第5ギア部6と第1回動手段32の間
にはフリクシヨンによるすべりが生じ、そして第
1アイドラ20と第1ギア部2が適切に噛合し、
第1ギア部2が反時計方向に回転し、第1ギア部
2と一体化した供給リール台17を反時計方向に
最高速回転させ、第4ギア部5と噛合している回
転体13の負荷によりカセツトテープ(図示せ
ず)の段巻き及びカセツトテープ(図示せず)の
弛みを防止し、供給リール台17側へ巻取つて巻
戻し状態を実行している。
次に前述の巻戻し状態から停止釦(図示せず)
を押して第2図に示す停止状態に達する場合につ
いて説明する。この場合、第1アイドラ20と第
1ギア部2を噛合させている状態から離間させて
供給リール台17への回転力の伝達を阻止し、ま
た供給リール台17、巻取リール台19の反時計
方向の回転を停止させなければならない。その為
に駆動モータ(図示せず)の逆方向の最高速回転
を停止させることよりオフ状態として、第1アイ
ドラ20の第2支軸24を中心とする時計方向の
回転を停止させる。
同時に第7図のの停止状態において、cに示
すように第1ソレノイド42に電圧を印加する
と、第1移動手段49は第1案内穴50、第2案
内穴55に各々挿入された第1案内片52、第2
案内片57に案内されて左方向に吸引される。こ
の第1移動手段49の左方向への吸引時に、第1
移動手段49に設けた第1爪部53が左方向に移
動し、第1爪部53の傾斜部に回動体14の第1
突片15が押圧されて案内され、回動体14は第
9支軸31を中心に時計方向に回動し、これより
回動体14を押圧していた第4突片56の押圧が
解除され、第2ソレノイド43には電圧が印加さ
れていない為に、第2移動手段54が第1案内穴
50、第2案内穴55に各々挿入された第1案内
片52、第2案内片57に案内され、第1発条4
5の弾性により左方向に移動して第2ラツチ12
の第8支軸30を中心とする時計方向の回動の規
制を解除している。
そして第1移動手段49の左方向への吸引によ
り第1回動手段32に設けた規制突部22が僅か
左方向へ移動し、第1回動手段32は第1支軸2
3を中心に僅か時計方向に回動して第1アイドラ
20と第1ギア部2が僅か離間して供給リール台
17の反時計方向への回転力の伝達を阻止してい
る。
ここで供給リール台17への回転力の伝達が阻
止されても供給リール台17はすぐには停止しな
いので巻取リール台19もカセツトテープ(図示
せず)を介して反時計方向に回転しようとする。
即ち第4ギア部5が反時計方向に回転しようとす
るため第4ギア部5と噛合している回転体13が
第8支軸30を中心に時計方向に回転し、同時に
第2ラツチ12が第8支軸30を中心に時計方向
に回動して第2ラチエツト10に係合し、その後
第2ラツチ12と回転体13との間にフリクシヨ
ンによるすべりが生じて第4ギア部5の反時計方
向の回転を停止させる。この時第2ギア部3と一
体化した巻取リール台19と、第2ラチエツト1
0と一体化した第4ギア部5との間にはフリクシ
ヨンによるすべりが生じない為、巻取リール台1
9の反時計方向の回転が停止する。これよりカセ
ツトテープ(図示せず)の供給リール台17側へ
の走行が停止する為、カセツトテープ(図示せ
ず)を介して供給リール台17の反時計方向の回
転が停止する。
そして駆動モータ(図示せず)の逆方向の最高
速回転が完全に停止した後、第1ソレノイド42
への電圧の印加を解除して、第1移動手段49を
第1案内穴50、第2案内穴55に各々挿入され
た第1案内片52、第2案内片57に案内され、
第1発条45の弾性により右方向に移動させる。
これより第7図のの停止状態に達する。
次に前述の停止状態から再生釦(図示せず)を
押してテープローデイング状態を実行する場合に
ついて説明する。この場合、再生時のトラツキン
グのズレを防止しなければならず供給リール台1
7側からカセツトテープ(図示せず)を引き出す
為に巻取リール台19の反時計方向の回転を阻止
して、供給リール台17を時計方向に回転させな
ければならない。前述の停止状態において第1ラ
ツチ11は第1ラチエツト9から離間していて、
また第2ラツチ12の第8支軸30を中心とする
時計方向の回動の規制は解除され、巻取リール台
19の反時計方向の回転時には第2ラツチ12と
第2ラチエツト10が係合するので巻取リール台
19の反時計方向の回転は阻止されている。ゆえ
にテープローデイング時においては第1ソレノイ
ド42及び第2ソレノイド43に電圧を印加する
必要はない。
そして、カセツトテープ(図示せず)を引き出
す時、巻取リール台19は反時計方向に回転しよ
うとするが、第4ギア部5の反時計方向の回転に
より回転体13が第8支軸30を中心に時計方向
に回転して、同時に第2ラツチ12が第8支軸3
0を中心に時計方向に回動して第2ラチエツト1
0と係合するので、反時計方向の回転が阻止され
て、供給リール台17のみ時計方向に回転してカ
セツトテープ(図示せず)が引き出される。この
時は駆動モータ(図示せず)の回転は停止してい
る。これよりテープローデイング状態を実行して
いる。
次に前述のテープローデイング状態から第4図
に示す再生状態になる場合について説明する。テ
ープローデイング時における第3回動手段37及
び第4回動手段39の位置は前述の停止状態、即
ち第2図に示す停止状態における第3回動手段3
7及び第4回動手段39の位置と同位置であり、
カセツトテープ(図示せず)が引き出されてテー
プローデイング状態が完了すると、第2図に示す
状態から第4図の再生状態に示すように第3発条
47の弾性により第4回動手段39を第7支軸2
9を中心に僅か時計方向に回動させる。これより
第4回動手段39に設けた規制部38が連結部4
1に設けた第2規制穴40の上部に当接して、連
結部41を上方へ押し上げて第3支軸25により
連結部41と連結された第1回動手段32の回動
を規制している。この為、第1アイドラ20は回
動せず、第1ギア部2と第3ギア部4の中央に位
置して駆動モータ(図示せず)の回転による第5
ギア部6の回転により回転するのみである。
前述の第7支軸29を中心とする第4回動手段
39の僅かな時計方向への回動により第4回動手
段39が第3回動手段37の第2突片36から離
間しようとする為、第3回動手段37は第2発条
46の弾性により第6支軸28を中心に僅か反時
計方向に回動し、第5支軸27に回動可能に取付
けられた第2回動手段34が第4図において下方
向に押し下げられて、第2回動手段34は第1規
制穴35の下部に圧接し、かつ第2アイドラ21
は第6ギア部7と噛合する。
また再生状態はテープローデイング状態を持続
する状態であるから第1ラツチ11は第1ラチエ
ツト9から離間していて、また巻取リール台19
の時計方向への回転は規制されていない。
これより第2アイドラ21が第6ギア部7と噛
合すると同時に駆動モータ(図示せず)が正方向
に低速回転することにより第5ギア部6及び第6
ギア部7が第1支軸23を中心に時計方向に回転
して、第6ギア部7と噛合し、第1アイドラ20
に比して減速比の大きい第2アイドラ21が第4
支軸26を中心に反時計方向に回転しながら、か
つ第2回動手段34が第1規制穴35の下部に沿
つて第5支軸27を中心に反時計方向に回動する
為、第2アイドラ21は第4ギア部5と噛合し、
第4ギア部5を時計方向に低速回転させている。
これより巻取リール台19が時計方向に低速回転
し、またカセツトテープ(図示せず)を介して供
給リール台17を時計方向に回転させてカセツト
テープ(図示せず)を巻取り、第7図のの再生
状態を実行している。
次に前述の再生状態からキユー釦(図示せず)
を押してキユー状態を実行する場合について説明
する。この場合、前述の再生状態において駆動モ
ータ(図示せず)の正方向の低速回転を高速回転
に切換えるのみでキユー状態を実行している。
次に前述のキユー状態からレヴユー釦(図示せ
ず)を押して第5図に示すレヴユー状態を実行す
る場合について説明する。この場合、供給リール
台17を反時計方向に高速回転させ、また巻取リ
ール台19にバツクテンシヨン力を与えなければ
ならない。
その為に駆動モータ(図示せず)の正方向の高
速回転を逆方向の高速回転に切換える。これによ
り第5ギア部6及び第6ギア部7が第1支軸23
を中心に反時計方向に回転し、第6ギア部7と噛
合している第2アイドラ21が第4支軸26を中
心に時計方向に回転しながら、かつ第2回動手段
34が第1規制穴35の下部に沿つて第5支軸2
7を中心に時計方向に回動する為、第2アイドラ
21は第3ギア部4と噛合し、第3ギア部4を反
時計方向に高速回転させている。これより供給リ
ール台17が反時計方向に高速回転し、カセツト
テープ(図示せず)を介して巻取リール台19を
反時計方向に回転させようとする。
ここで巻取リール台19が反時計方向へ回転す
ると第4ギア部5が反時計方向に回転し、第4ギ
ア部5と噛合している回転体13を第8支軸30
を中心に時計方向に回転させ、第2ソレノイド4
3への電圧の印加がなく第4突片56が回動体1
4に圧接していないので第2ラツチ12の時計方
向の回動が規制されず、回転体13の時計方向の
回転と共に第2ラツチ12は第8支軸30を中心
に時計方向に回動して第2ラチエツト10と係合
する。
しかし、第4ギア部5の反時計方向への回転が
停止しても供給リール台17の反時計方向への高
速回転によりカセツトテープ(図示せず)を介し
て巻取リール台19を反時計方向に回転させる回
転力によつて、第2ギア部3と一体化した巻取リ
ール台19と、第4ギア部5と一体化した第2ラ
チエツト10との間にフリクシヨンによるすべり
が生じて巻取リール台19は反時計方向に回転す
る。このフリクシヨンによるすべりをバツクテン
シヨン力として利用している。これよりリヴユー
状態を実行している。
次に前述のレヴユー状態から再生釦(図示せ
ず)を押して第4図に示す再生状態を実行する場
合について説明する。この場合、巻取リール台1
9を時計方向に低速回転させなければならない。
その為に駆動モータ(図示せず)の逆方向の高速
回転を正方向の低速回転に切換える。
これにより第5ギア部6及び第6ギア部7が第
1支軸23を中心に時計方向に回転し、第6ギア
部7と噛合している第2アイドラ21が第4支軸
26を中心に反時計方向に回転しながら、かつ第
2回動手段34が第1規制穴35の下部に沿つて
第5支軸27を中心に反時計方向に回動する為、
第2アイドラ21は第4ギア部5と噛合して第4
ギア部5を時計方向に低速回転させている。
ここで第7図のの再生状態に示すように第1
ソレノイド42に電圧は印加されず、第1ラツチ
11と第1ラチエツト9は離間した状態であり、
また第4ギア部5の時計方向の回転は規制されて
いない。これより前述の第7図のの再生状態と
同様に、巻取リール台19が時計方向に回転し、
カセツトテープ(図示せず)を介して供給リール
台17を時計方向に回転させて第7図のの再生
状態を実行している。
次に前述の再生状態から停止釦(図示せず)を
押して第6図に示すテープアンローデイング状態
を実行する場合について説明する。この場合、第
4回動手段39を第3発条47の弾性により第7
支軸29を中心に僅か反時計方向に回動させ、連
結部41に設けた第2規制穴40の上部に当接し
ていた規制部38を下方向に下げて、連結部41
を介して第1回動手段32の第1支軸23を中心
とする回動の規制を解除している。また第4回動
手段39の第7支軸29を中心とする僅かな反時
計方向の回動により、第3回動手段37の第2突
片36が第4回動手段39に下方向に押圧され、
第3回動手段37は第6支軸28を中心に僅か時
計方向に回動して第5支軸27を中心に回動可能
に取付けられた第2回動手段34を上方へ引き上
げて第2アイドラ21と第6ギア部7を離間させ
ている。これより第2アイドラ21への回転力の
伝達は阻止され、また第2回動手段34の回動は
第1規制穴35に規制されて、第2アイドラ21
は第3ギア部4又は第4ギア部5と噛合すること
が不可能となる。
また供給リール台17のみを反時計方向に回転
させて引き出されていたカセツトテープ(図示せ
ず)を巻取る為、巻取リール台19の反時計方向
の回転を阻止しなければならないが、前述の第7
図のの再生状態からテープアンローデイング状
態を実行する時に、第7図のテープアンローデイ
ング状態のa,cに示すように第2ソレノイド4
3、第1ソレノイド42には電圧が印加されてい
ないことより、第4ギア部5が反時計方向に回転
すると回転体13が第8支軸30を中心に時計方
向に回転し、同時に第2ラツチ12が第8支軸3
0を中心に時計方向に回動して第2ラチエツト1
0と係合し、第4ギア部5の反時計方向の回転を
阻止し、即ち巻取リール台19の反時計方向の回
転を阻止している。
そして、駆動モータ(図示せず)を逆方向に低
速回転させて第5ギア部6及び第6ギア部7を第
1支軸23を中心に反時計方向に回転させ、第5
ギア部6と噛合している第1アイドラ20を時計
方向に回転させる。同時に第1回動手段32が第
1支軸23を中心に反時計方向に回動し、第1回
動手段32に設けた規制突部22が第3規制穴4
4の右端部に当接し、ここで第1回動手段32と
第5ギア部6との間にフリクシヨンによるすべり
が生じて第1アイドラ20と第1ギア部2が適切
に噛合し、第1ギア部2を反時計方向に回転させ
ている。そして供給リール台17が反時計方向に
回転して引き出されていたカセツトテープ(図示
せず)を巻取ろうとするが、この巻取力では第2
ギア部3と一体化した巻取リール台19と、第4
ギア部5と一体化した第2ラチエツト10との間
にはフリクシヨンによるすべりが生じないので巻
取リール台19は停止した状態であり、供給リー
ル台17のみによりカセツトテープ(図示せず)
を巻取る。これよりテープアンローデイング状態
を実行している。
次に前述のテープアンローデイング状態から停
止状態になる場合について説明する。この場合、
テープアンローデイング終了後、駆動モータ(図
示せず)の回転を停止させる為オフ状態とし、ま
た第1アイドラ20と第1ギア部2を離間させな
ければならない。
その為、第7図のの停止状態において、cに
示すように第1ソレノイド42に電圧を印加して
第1案内穴50、第2案内穴55に各々挿入され
た第1案内片52、第2案内片57に案内されて
第1移動手段49が左方向に吸引され、第1ラツ
チ11と第1ラチエツト9が係合する。同時に第
1移動手段49の左方向への吸引により第3規制
穴44の右端部に当接していた規制突部22が僅
か左方向へ押されて第1回動手段32が第1支軸
23を中心に僅か時計方向に回動して第1アイド
ラ20と第1ギア部2を離間させ、供給リール台
17への回転力の伝達を阻止している。そして駆
動モータ(図示せず)の逆方向の低速回転が完全
に停止した後、第1ソレノイド42への電圧の印
加を解除して第7図のの停止状態を実行してい
る。
第7図のbを見てわかるように、第2ラツチ1
2は第8支軸30を中心とする回転体13の回転
によつて生ずるフリクシヨンを利用して第8支軸
30を中心に回動するので、第2ソレノイド43
に電圧を印加していない状態では第4ギア部5の
反時計方向の回転時に第2ラツチ12が第8支軸
30を中心に時計方向に回動して第2ラチエツト
10と係合してブレーキ保持状態となつている。
(ヘ) 発明の効果 本発明の磁気録画再生装置によれば、供給リー
ル台及び巻取リール台に対して作用するフリクシ
ヨンをブレーキ力として利用することによりブレ
ーキ力を損わず、操作力を減らすことによりソレ
ノイドの小型化が可能となり、またソレノイドの
吸引保持及び吸引解除を機械的に行うことにより
消費電力を軽減することが可能等の利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図及び
第6図は各々早送り状態、停止状態、巻戻し状
態、再生状態、レヴユー状態、テープアンローデ
イング状態を示し、供給リール台と巻取リール台
を省略した本発明の磁気録画再生装置の平面図、
第7図は本発明の磁気録画再生装置において所定
のモードにおける電圧印加状態とブレーキ保持状
態を示すタイミングフローを示す図面、第8図は
本発明の磁気録画再生装置を示す要部正面図であ
る。 主な図番の説明 …磁気録画再生装置、9…
第1ラチエツト、10…第2ラチエツト、11…
第1ラツチ、12…第2ラツチ、13…回転体、
14…回動体、15…第1突片、16…供給リー
ル軸、17…供給リール台、18…巻取リール
軸、19…巻取リール台、20…第1アイドラ、
21…第2アイドラ、32…第1回動手段、34
…第2回動手段、37…第3回動手段、39…第
4回動手段、42…第1ソレノイド、43…第2
ソレノイド、49…第1移動手段、53…第1爪
部、54…第2移動手段、59…第2爪部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気録画再生装置において、第1回転停止手
    段と、第2回転停止手段と、前記第1回転停止手
    段に対して第1のフリクシヨンを有する供給リー
    ル台と、前記第1回転停止手段及び前記供給リー
    ル台が回転可能に挿入される供給リール軸と、前
    記第2回転停止手段に対して第2のフリクシヨン
    を有する巻取リール台と、前記第2回転停止手段
    及び前記巻取リール台が回転可能に挿入される巻
    取リール軸と、前記第1回転停止手段に係合する
    第1係合手段と、前記第2回転停止手段に係合す
    る第2係合手段と、該第2係合手段に設けられて
    第3のフリクシヨンを有し、前記第2回転停止手
    段の回転と共に回転する回転体と、突片を有し発
    条に保持されて回動する回動体と、前記第1係合
    手段を動作させ第1爪部を有し、該第1爪部と前
    記突片を係合させる第1移動手段と、前記第2係
    合手段を動作させ第2爪部を有する第2移動手段
    と、前記第1移動手段を動作させる第1吸引手段
    と、前記第2移動手段を動作させる第2吸引手段
    と、前記供給リール台と前記巻取リール台を回転
    させる第1アイドラと、第2アイドラと、前記第
    1アイドラを回動させる第1回動手段と、前記第
    2アイドラを回動させる第2回動手段と、前記第
    1アイドラ及び前記第2アイドラを回転させる回
    転伝達手段と、前記第1アイドラ及び前記第2ア
    イドラを切換えるアイドラ切換手段より構成さ
    れ、所定のモード実行時に前記第1吸引手段、前
    記第2吸引手段により各々前記第1移動手段、前
    記第2移動手段を動作させて前記第1係合手段、
    前記第2係合手段を各々前記第1回転停止手段、
    前記第2回転停止手段に係合又は解除させ、前記
    アイドラ切換手段により前記第1アイドラ及び前
    記第2アイドラを切換えて前記供給リール台又は
    前記巻取リール台を回転させることにより所定の
    モードを実行し、前記第1のフリクシヨン、前記
    第2のフリクシヨンによるトルクをブレーキ力と
    して利用することを特徴とする磁気録画再生装
    置。
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