JPH0236686B2 - Itonoseizohohooyobisochi - Google Patents

Itonoseizohohooyobisochi

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JPH0236686B2
JPH0236686B2 JP15187186A JP15187186A JPH0236686B2 JP H0236686 B2 JPH0236686 B2 JP H0236686B2 JP 15187186 A JP15187186 A JP 15187186A JP 15187186 A JP15187186 A JP 15187186A JP H0236686 B2 JPH0236686 B2 JP H0236686B2
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fibers
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Fueereru Erunsuto
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/11Spinning by false-twisting
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/22Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
    • D02G3/36Cored or coated yarns or threads
    • D02G3/367Cored or coated yarns or threads using a drawing frame

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、延伸されて後で糸心を形成する繊維
束を、近接して並んで同じ向きに回転する2つの
紡糸円筒の間の楔状紡糸区域で加撚し、被覆繊維
を巻付ける、糸の製造方法、およびこの方法を実
施する装置に関する。
〔従来の技術〕
同じ向きに回転する2つの紡糸円筒の間の楔状
紡糸区域において加撚される延伸粗糸が仮撚りの
向きに解撚されるのを回避し、繊維束の適当なま
とまりを確保するために、延伸された粗糸が、楔
状紡糸区域におけるその加撚と同時に被覆繊維を
巻付けられる。この巻付け過程において、延伸機
構による被覆繊維の平行化と、同じ向きに回転す
る2つの紡糸円筒の1つに対して同軸的に設けら
れて周範囲にわたつて吸引される円筒上での被覆
繊維の強制案内とを、大きい強さで均一な糸の製
造に利用できるようにするため、被覆繊維用送り
円筒を紡糸円筒とは異なる周速で駆動して、延伸
された粗糸の加撚には必要であるが一般に被覆繊
維供給のためには高すぎる紡糸円筒の周速が、延
伸された粗糸への被覆繊維の均一な巻付けに対し
て不利な影響を及ばさないようにすることは公知
である(オーストリア国特許第377018号明細書)。
楔状紡糸区域への方向づけられた被覆繊維案内
は、大きい強さで均一な糸の製造にとつて重要な
前提条件であるが、糸の品質は延伸された粗糸の
繊維束への被覆繊維の適当なからみ付きにも左右
される。しかしこのからみ付きは、自由に飛行し
て楔状紡糸区域へ入れられる被覆繊維では一層有
利である。これを別としても、2つの延伸機構を
設け、すなわち1つを巻付けるべき粗糸のため
に、他の1つを被覆繊維のために設ける必要があ
ることによつて、比較的多くの構造費が生ずる。
さらに被覆繊維用の粗糸は簡単に任意の程度に延
伸できないので、特に細い糸では比較的多くの割
合の被覆繊維を考慮せねばならない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがつて本発明の基礎になつている課題は、
これらの欠点を回避し、飛行して楔状紡糸区域へ
入れられる繊維が繊維束にからみ付く際生ずる利
点を失うことなく、楔状紡糸区域へ送られる繊維
の強制案内を保証する方法を提示することであ
る。さらに1つの粗糸のみを供給することによつ
て、異なるねじれ角をもつ被覆繊維を心繊維に巻
付けて、比較的少ない割合の被覆繊維で大きい強
さを保証する糸を製造することができるようにす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
最初にあげたような方法において、この課題を
解決するため本発明によれば、吸引される供給ロ
ール上を楔状紡糸区域へ供給される延伸粗糸を2
つの繊維束に分割し、供給ロール上にあつて後で
糸心を形成する一方の繊維束を楔状紡糸区域の中
まで送り、被覆繊維を形成する他方の繊維束を供
給ロールからはぎ取つて、自由に飛行して楔状紡
糸区域へ入れる。
延伸された粗糸を2つの繊維束に分割すること
によつて、単一の粗糸を使用しさえすればよいと
いう利点がまず得られる。吸引される供給ロール
を経て楔状紡糸区域へ送られる糸心用繊維束は一
貫して強制案内を受け、被覆繊維を形成する他の
繊維束は供給ロールからはぎ取られて、自由に飛
行して楔状紡糸区域へ入れられる。こうして糸心
の繊維束への良好なからみ付きを可能にするため
楔状紡糸区域へ被覆繊維を入れるにもかかわら
ず、供給ロール上へ被覆繊維を送ることにより得
られる被覆繊維の方向づけが完全に維持される。
なぜならば、被覆繊維の先端が供給ロールから離
れても、繊維の後端はまだ供給ロールに吸付けら
れているからである。供給ロールからはぎ取られ
る被覆繊維は、それから心繊維に対して異なるね
じれ角で加撚される。なぜならば、心繊維は、供
給ロールから楔状紡糸区域へ90゜転向されるから
である。単一の粗糸の供給によつて、普通の延伸
で非常に少ない割合の被覆繊維が保証されるとい
う利点がさらに生ずる。なぜならば、延伸される
粗糸を2つの繊維束に分割することによつて、繊
維の分割が行なわれ、この分割を任意に行なうこ
とができるからである。したがつてリング精紡糸
に匹敵する10ないし15%の被覆繊維割合をもつ糸
を製造することができる。
被覆繊維を形成する繊維束の供給ロールからの
はぎ取りは、供給ロールの周筒を通される吹飛ば
し空気流によつて行なうことができ、この空気流
によりこの繊維束の繊維が供給ロールから楔状紡
糸区域の方へ吹飛ばされる。供給ロールから被覆
繊維をはぎ取る別の可能性は、これらの繊維を供
給ロールから吸取ることであり、これにより匹敵
する効果が得られる。
本発明による方法を実施するため、近接して並
んで同じ向きに回転しかつその間に吸引される楔
状紡糸区域を形成する2つの紡糸円筒と、繊維供
給装置と、供給される繊維から楔状紡糸区域にお
いて加撚して構成される糸の引出し装置とを有す
る公知の装置は、次のようにすることによつて改
善することができる。すなわち繊維供給装置が、
楔状紡糸区域へ入るように回転する紡糸円筒の端
面の前に設けられて糸加撚の向きに駆動可能な供
給ロールから成り、この供給ロールが、吸引され
る周範囲と、紡糸円筒側で軸線方向にこの吸引さ
れる周範囲のそばにある吹飛ばし区域とをもつて
いる。
吸引される周範囲と吹飛ばし区域とを軸線方向
に並べることにより、供給ロールを経て紡糸円筒
へ供給される粗糸が2つの繊維束に分割される。
なぜならば、吹飛ばし区域の軸線方向延長範囲に
供給される粗糸の繊維は、吹飛ばし区域へ達する
際供給ロールから吹飛ばされ、吸引される周範囲
を経て供給される繊維は、楔状紡糸区域の中まで
強制案内されるからである。一貫して強制案内さ
れる繊維束の繊維は、したがつて糸中に心繊維を
形成し、吹飛ばし区域を通して吹飛ばされる繊維
が、自由に飛行して楔状紡糸区域へ入れられる繊
維だけの場合に生ずる状態で、心繊維に巻付けら
れる。吹飛ばし空気流はさらに、糸形成線の大き
い軸線方向長へ向かつて吹飛ばされた繊維束を扇
状に広げ、その結果糸の高い均一性と糸の大きい
強さが得られる。この点で考慮すべきことは、繊
維束が糸形成線の適当な軸線方向範囲へ向かつて
扇状に広がるため、吹飛ばされる繊維の供給角が
軸線方向供給範囲にわたつて変化することであ
る。
粗糸の繊維を2つの繊維束に所定のように分割
するため、供給ロールが周方向において吹飛ばし
区域に関し楔状紡糸区域とは反対の側に吸引区域
をもち、この吸引区域が、吸引されない範囲によ
り、吸引される周範囲から空間的に分離されてい
るようにすることができる。この吸引されない範
囲において、粗糸は供給ロールの吸引される2つ
の範囲の方へ側方に引離され、その結果場合によ
つては供給ロールの吸引される周範囲の間にまだ
存在するまとまりが解かれる。粗糸の分離に続い
て、一方の繊維束の繊維が供給ロールから吹飛ば
されると、繊維のこの吹飛ばしが、供給ロールの
吸引される周範囲にある繊維層を損なう影響を他
方の繊維束に及ぼすことはない。供給ロールの吸
引される周範囲とそのそばに設けられる吸引区域
との軸線方向間隔の大きさは、それ自体副次的な
意味しかもたない。なぜならば、両方の繊維束の
繊維まとまりを解いて両方の吸引される周範囲へ
向かつて繊維を引離すことのみが重要だからであ
る。
供給ロールを経て楔状紡糸区域へ供給される繊
維を製造すべき糸の心繊維用の繊維束と被覆繊維
用繊維束とに分割することは、供給ロールの吸引
されない中間範囲に対する粗糸の軸線方向位置に
関係し、したがつて粗糸の軸線方向変位を介して
制御することができる。したがつて吸引されない
中間範囲に対して延伸された粗糸を適当に案内す
ることによつて、被覆繊維の割合を任意に選択し
て非常に少なくすることは簡単に可能である。
楔状紡糸区域へ供給される繊維束の扇状広がり
を助長し、心繊維への被覆繊維の巻付けに望まし
い平均ねじれ角を得るために、供給ロールにある
吹飛ばし空気用貫通穴の少なくとも一部が、発散
する吹飛ばし空気流の向きに傾斜して延びている
ようにすることができる。吹飛ばし空気流の流れ
線に応じて方向づけられる個別繊維は、したがつ
て幅広く扇状に広がる流れで、楔状紡糸区域へ供
給される。
供給ロールの吸引される周範囲を経て楔状紡糸
区域へ供給されて後で心繊維を形成する繊維束
を、供給ロールの周方向から妨げられることなく
軸線方向の糸引出し方向へ転向でき、後で心繊維
を形成するこの繊維束へ吹飛ばされた繊維束を巻
付けるのを妨げないようにするため、供給ロール
が、楔状紡糸区域から出るように回転しかつ吹飛
ばし区域の軸線方向延長範囲まで延長される紡糸
円筒と共に楔状紡糸区域を続けているようにする
ことができる。この手段により、吸引される周範
囲の走り去る側の端部で供給ロールに当つて吸引
周範囲を経て送られる繊維束の挾み間隙を形成す
る押圧ローラ用の場所が得られるので、この繊維
束は押圧ローラにより構造的に規定される転向個
所を得る。
供給ロールが延伸機構の出口ロールの1つとし
て構成されていると、特に有利な構造条件が得ら
れる。なぜならば、この場合延伸機構へ供給され
る粗糸の延伸された繊維の強制案内は、延伸機構
に続く供給ロールへの引渡しにより妨げられない
からである。
所定の飛行パラメータで、供給ロールからはぎ
取られる繊維束の繊維に対して特定の飛行軌道が
設定されるので、吹飛ばされる繊維が楔状紡糸区
域内へ達して糸形成線へ当るように、吹飛ばし区
域の位置を選ぶと、この飛行軌道を変える必要が
ない。吹飛ばし区域の位置は供給ロールの大きさ
により決定されるので、供給ロールの直径を吹飛
ばされる繊維の飛行距離に合わせることにより、
所定の飛行パラメータにより決定される飛行軌道
を変える必要なしに、糸形成線へ繊維が確実に当
るようにすることができる。したがつてこのよう
な場合飛行軌道変化に帰因する有害な影響はおこ
らず、これにより吹飛ばされた繊維が均一に障害
なく楔状紡糸区域へ入る。一般にこの適合により
大きくなる供給ロールの直径は、紡糸結果に影響
を及ぼさない。
供給ロールからはぎ取られる繊維をできるだけ
渦流のない供給空気流で楔状紡糸区域へ入れるこ
とができるようにするため、吹飛ばされる繊維に
対して、供給ロールから紡糸円筒の間の楔状紡糸
区域へ通ずる繊維案内通路を設けることができ
る。楔状紡糸区域に存在する吸引流が繊維案内通
路へ作用するため、この繊維案内通路により、吹
飛ばされる繊維束の付加的な案内が行なわれるの
で、供給ロールの吹飛ばし区域の吹飛ばし空気流
と共に繊維案内通路へ達する繊維の方向づけられ
た送りが、楔状紡糸区域の範囲にある出口側負圧
によつて助長され、特に個々の影響量を適当に調
和させることにより、繊維案内通路内に完全な層
流を得ることができるので、前述の送りが助長さ
れる。したがつて繊維案内通路は、供給ロールか
らはぎ取られる繊維の楔状紡糸区域への送りを、
外部の影響とは無関係にする。さらにこのような
繊維案内通路を経て、事情によつては、供給ロー
ルからの繊維束のはぎ取りのために充分なため多
分供給ロールの周筒を通る吹飛ばし空気流を不要
にする吸引流を確保することができる。
繊維案内通路が楔状紡糸区域へ向かつて糸引出
し方向に広がつていると、繊維の散布範囲を広げ
ることができ、これにより場合によつては生ずる
繊維分布の不均一さが相殺される。繊維案内通路
が、供給ロールから遠い方にある通路壁の範囲
に、インゼクタ空気流用の少なくとも1つの空気
流入開口をもつているとによつて、供給ロールか
らはぎ取られる繊維束を繊維案内通路内で付加的
に扇状に広げかつ均一にすることができる。繊維
案内通路の断面にわたる繊維分布を所望のように
変える別の可能性は、供給ロールから遠い方の通
路壁に吹飛ばし空気流用の少なくとも1つの空気
流入開口を設けて、この吹飛ばし空気流により、
繊維案内通路内の繊維送りに適切な影響を与える
ことである。
〔実施例〕
図面には本発明の実施例が示されている。
図示した実施例は、大体において2つの近接し
て並んで同じ向きに回転する空気透過紡糸円筒1
および2を示し、これらの紡糸円筒は吸引挿入体
3を備えている。これらの吸引挿入体3は両紡糸
円筒1,2間の楔状紡糸区域4へ向けられて軸線
方向に延びる吸引区域5を形成するので、楔状紡
糸区域4へ入れられる繊維は、両紡糸円筒1と2
の間で糸6となるようにまとめて加撚され、この
糸を引出し装置7により楔状紡糸区域4から引出
すことができる。
楔状紡糸区域4へ繊維を供給するために供給ロ
ール8が設けられ、これは図示した実施例では延
伸機構9の一方の出口ローラであり、延伸機構の
他方の出口ローラは10で示されている。この供
給ロール8は楔状紡糸区域4へ入るように回転す
る紡糸円筒1の軸線方向前に支持されて、紡糸円
筒1より延長されて紡糸円筒2と共に楔状紡糸区
域4を一部続けている。
特に第2図、第3図および第4図からわかるよ
うに、供給ロール8も吸引挿入体11をもち、こ
の吸引挿入体は、吸引される周スリツト12と、
軸線方向においてこの周スリツト12のそばにあ
る吸引区域13と、楔状紡糸区域4の方へ向く吸
引区域14とを形成し、吸引区域13と14との
間に吹飛ばし区域15が設けられて、圧縮空気管
16を介して吹飛ばし空気を供給される。供給ロ
ール8の周スリツト12により形成される吸引周
範囲は、吹飛ばし区域15のそばにわずか離れて
存在するので、延伸機構9で延伸された粗糸17
は、供給ロール8へ送られる際、一部周スリツト
12の範囲へ達し、一部吹飛ばし区域15の範囲
へ達し、その結果粗糸17は2つの繊維束17a
と17bに分割される。粗糸17を2つの繊維束
17aと17bに分割するため、供給ロール8の
吸引される周範囲12と軸線方向においてこの吸
引周範囲12の近くに設けられた吸引区域13と
の間に、吸引されない範囲18が設けられるの
で、この吸引されない範囲18において延伸機構
9から出る延伸された粗糸17の繊維は、まとま
つた繊維を開繊されて、吸引される周範囲12と
吸引区域13とへ引離され、その際供給ロール8
の吸引されない範囲18にある粗糸17は空間的
に2つの繊維束17aと17bに分割され、しか
も吸引されない範囲18に対する粗糸17の位置
に関係して分割される。したがつて延伸された粗
糸17から、比較的少ない繊維割合の後で被覆繊
維となる繊維束17bを分離することができる。
なぜならば、2つの繊維束17aおよび17bへ
の粗糸17の分割は、延伸後はじめて行なわれる
からである。
繊維束17aは、吸引挿入体11の周スリツト
12の長さにわたつて、この周スリツト12の走
り去る側の端部に設けられる押圧ローラ19に達
するまで、供給ロール8上に強制案内される。押
圧ローラ19は供給ロール8と共同作用して、周
方向から軸線方向の糸引出し方向へ繊維束17a
を転向させる挾み間隙を形成する。
吹飛ばし区域15により捕捉される繊維束17
bは供給ロール8から吹飛ばされ、その際繊維は
所望の繊維方向づけという利点をもつて、自由に
飛行して楔状紡糸区域4へ入れられる。なぜなら
ば、繊維が吹飛ばし区域15の範囲で先端を楔状
紡糸区域4の方へ吹飛ばされるとき、繊維は吸引
区域14の範囲でなお供給ロール8に固定される
からである。
延伸された粗糸17の分割により、後で糸心を
形成する繊維束17aが得られて、吹飛ばされた
繊維束17bを異なるねじれ角で巻付けられるの
で、1つの粗糸17しか供給されなくても、カバ
ードヤーンの性質が得られる。
繊維束17a,17bの供給速度を紡糸円筒
1,2の周速に関係なく設定するため、供給ロー
ル8を紡糸円筒1,2と別に駆動することができ
る。紡糸円筒1および2の駆動は伝動ベルト20
を介して行なわれるが、供給ロール8の駆動は摩
擦車21を介して行なわれる。
供給ロール8から吹飛ばされる繊維を均一に障
害なく楔状紡糸区域4へ入れることができるよう
に、繊維案内通路22が設けられて、供給ロール
8から吹飛ばされた繊維束17bを受けて、両紡
糸円筒1と2の間の楔状紡糸区域4へ案内する。
この繊維案内通路22は、第1図からわかるよう
に、楔状紡糸区域4の方へ糸引出し方向に広がつ
ている。したがつて供給ロール8から吹飛ばされ
る繊維に対して大きい散布幅が保証され、それに
より繊維束17bの流れ内における繊維分布の不
一均さを少なくとも一部相殺することができる。
さらに吹飛ばし区域15の軸線方向延長範囲にあ
る供給ロール8の貫通穴23を、第5図のように
紡糸円筒1の方へ外方へ傾斜させて、楔状紡糸区
域4への被覆繊維の供給角を小さくすることが、
繊維束17bの有利な扇状広がりに役立つ。
供給ロール8から遠い方にある通路壁24の範
囲には、通路幅にわたつて一貫するインゼクタ空
気流用空気流入開口25が設けられて、繊維案内
通路22内における繊維分布に適切な影響を与
え、繊維束17bの扇状広がりを助長する。
第2図および第4図からわかるように、繊維案
内通路22の経過は、吹飛ばされる繊維の飛行軌
道に合わされているので、繊維案内通路22内で
繊維の不必要な転向は行なわれず、繊維は送り空
気の完全な層流により楔状紡糸区域4へ入れられ
る。この送り空気流は、供給ロール8の吹飛ばし
空気流と繊維案内通路22への吸引区域5の吸引
空気流の作用とによつて決定されるので、繊維の
送りに対して大体閉じた流れ系が得られる。供給
ロール8から繊維束17bの繊維をはぎ取るのに
繊維案内通路22内の負圧で充分な場合、吹飛ば
し区域15も省略することができる。繊維案内通
路22を通る吸引空気流による供給ロール8から
の繊維のはぎ取りは、吹飛ばし区域15により決
定される範囲において吸引区域14と関連して完
全に有利となる遠心力により助長される。
所定の飛行パラメータにより決定される放物線
状飛行軌道のため、吹飛ばされる繊維束17bが
転向なしに楔状紡糸区域4へ飛行できるように、
供給ロール8の直径が吹飛ばされる繊維の飛行距
離に合わされるが、これにより一般に供給ロール
8の直径を大きくすることが必要である。その際
楔状紡糸区域4へ入るように回転する紡糸円筒1
は、なるべく供給ロール8の直径に合わされて、
供給ロール8と紡糸円筒1の同軸的配置を可能に
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による糸の製造装置の概略平面
図、第2図は第1図の―線によるこの装置の
断面図、第3図は第1図の―線による断面
図、第4図は第2図に対応する断面の拡大図、第
5図は第4図の―線による断面図である。 1,2……紡糸円筒、4……楔状紡糸区域、
5,14……吸引区域、8……供給ロール、9…
…延伸機構、17……粗糸、17a,17b……
繊維束。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 延伸されて後で糸心を形成する繊維束を、近
    接して並んで同じ向きに回転する2つの紡糸円筒
    の間の楔状紡糸区域で加撚し、被覆繊維を巻付け
    る方法において、吸引される供給ロール8上を楔
    状紡糸区域4へ供給される延伸粗糸を2つの繊維
    束17a,17bに分割し、供給ロール8上にあ
    つて後で糸心を形成する一方の繊維束17aを楔
    状紡糸区域4の中まで送り、被覆繊維を形成する
    他方の繊維束17bを供給ロール8からはぎ取つ
    て、自由に飛行して楔状紡糸区域4へ入れること
    を特徴とする、糸の製造方法。 2 被覆繊維を形成する繊維束17bを供給ロー
    ル8から、供給ロール8の周筒に通される吹飛ば
    し空気流により吹飛ばすことを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 3 被覆繊維を形成する繊維束17bを供給ロー
    ル8から吸取ることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 4 近接して並んで同じ向きに回転しかつその間
    に吸引される楔状紡糸区域を形成する2つの紡糸
    円筒と、繊維供給装置と、供給される繊維から楔
    状紡糸区域において加撚して構成される糸の引出
    し装置とを有するものにおいて、繊維供給装置
    が、楔状紡糸区域4へ入るように回転する紡糸円
    筒1の端面の前に設けられて糸加撚の向きに駆動
    可能な供給ロール8から成り、この供給ロール
    が、吸引される周範囲12と、紡糸円筒側で軸線
    方向にこの吸引される周範囲12のそばにある吹
    飛ばし区域15とをもつていることを特徴とす
    る、糸の製造装置。 5 供給ロール8が周方向において吹飛ばし区域
    15に関し楔状紡糸区域4とは反対の側に吸引区
    域13をもち、この吸引区域13が、吸引されな
    い範囲18により、吸引される周範囲12から空
    間的に分離されていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第4項に記載の装置。 6 供給ロール8にある吹飛ばし空気用貫通穴2
    3の少なくとも一部が、発散する吹飛ばし空気流
    の向きに傾斜して延びていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第4項または第5項に記載の装
    置。 7 供給ロール8が、楔状紡糸区域4から出るよ
    うに回転しかつ吹飛ばし区域15の軸線方向延長
    範囲まで延長される紡糸円筒2と共に楔状紡糸区
    域4を続けていることを特徴とする、特許請求の
    範囲第4項ないし第6項の1つに記載の装置。 8 吸引される周範囲12の走り去る側の端部に
    おいて、供給ロール8に押圧ローラ19が付属し
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第4項
    ないし第7項の1つに記載の装置。 9 供給ロール8が延伸機構9の出口ロール8,
    10の1つとして構成されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第4項ないし第8項の1つに
    記載の装置。 10 供給ロール8の直径が、所定のパラメータ
    により決定される繊維飛行軌道が糸形成線へ当る
    ように、吹飛ばされる繊維の飛行距離に合わされ
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第4項
    ないし第9項の1つに記載の装置。 11 供給ロール8から吹飛ばされる繊維のため
    に、供給ロール8から紡糸円筒1,2の間の楔状
    紡糸区域4へ通ずる繊維案内通路22が設けられ
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第4項
    ないし第10項の1つに記載の装置。 12 繊維案内通路22が楔状紡糸区域4へ向か
    つて糸引出し方向に広がつていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第11項に記載の装置。 13 繊維案内通路22が、供給ロール8から遠
    い方にある通路壁24の範囲に、インゼクタ空気
    流用の少なくとも1つの空気流入開口25をもつ
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第11
    項または第12項に記載の装置。 14 繊維案内通路21が、供給ロール8から遠
    い方の通路壁24に、吹飛ばし空気流用の少なく
    とも1つの空気流入開口をもつていることを特徴
    とする、特許請求の範囲第11項または第12項
    に記載の装置。
JP15187186A 1985-10-24 1986-06-30 Itonoseizohohooyobisochi Expired - Lifetime JPH0236686B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

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AT307085A AT385286B (de) 1985-10-24 1985-10-24 Vorrichtung zum herstellen eines garnes
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