JPH0236575Y2 - - Google Patents

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JPH0236575Y2
JPH0236575Y2 JP4768383U JP4768383U JPH0236575Y2 JP H0236575 Y2 JPH0236575 Y2 JP H0236575Y2 JP 4768383 U JP4768383 U JP 4768383U JP 4768383 U JP4768383 U JP 4768383U JP H0236575 Y2 JPH0236575 Y2 JP H0236575Y2
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JP
Japan
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compressed air
moisture absorbent
valve
purge
valve body
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JP4768383U
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JPS59154325U (ja
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両に搭載される正圧式ブレーキ倍力
装置等の作動流体として用いられる圧縮空気を乾
燥させる車両用圧縮空気乾燥装置に関する。
従来、車両用圧縮空気乾燥装置として、圧縮空
気を吸湿剤中に流通させてその吸湿剤で圧縮空気
中の水分を吸収させ、これにより圧縮空気を乾燥
させるようにしたものがある。この種の乾燥装置
においてはある程度の時間が経過したら吸湿剤か
ら水分を除去する必要があるので、上記吸湿剤を
流通して乾燥された圧縮空気をパージタンクに貯
溜しておき、パージバルブを開放することによつ
てパージタンク内の乾燥した圧縮空気を上記吸湿
剤中に逆流させ、その乾燥した圧縮空気で吸湿剤
から水分を除去するようにしている。
しかるに従来のパージバルブとして、そのパー
ジバルブを電磁弁から構成するとともにパージサ
イクル決定用コントローラを設けてこのコントロ
ーラからの信号により上記電磁弁を開閉させるよ
うにしたものや、コンプレツサにアンローダ弁を
設けてこのアンローダ弁に連動させてパージバル
ブを開閉するように構成したもの等があるが、い
ずれもその構成が複雑で高価なものになつてい
た。
本考案はこのような事情に鑑み、パージバルブ
を、通常は上記排出通路を開放する弁体と、エン
ジンの作動によつて生じる圧力を受け上記弁体を
付勢して排出通路を閉じさせる駆動機構とから構
成することにより、従来に比してその構成を簡単
なものとして安価に製造することができるように
したものである。
以下図示実施例について本考案を説明すると、
第1図において、1は車両用圧縮空気乾燥装置を
構成する筒状の密封容器で、この密封容器1の内
部を画壁2で上下に区画し、その下方に吸湿剤3
を収容した収納室4を、上方にパージタンク5を
形成している。上記密封容器1の下部に一体に連
結したハウジング6内には圧縮空気の供給通路7
を形成してあり、上記吸湿剤3を収納した収納室
4はその供給通路7およびコネクタ8を介して図
示しないコンプレツサに連通している。また上記
収納室4は、上記画壁2に設けた収納室4からパ
ージタンク5への圧縮空気の流通を許容する逆止
弁9とオリフイス10とを介してパージタンク5
に連通し、さらにそのパージタンク5は逆止弁1
1を介して図示しない圧縮空気の蓄圧タンクに連
通している。
上記吸湿剤3を収納した収納室4より上流側と
なる供給通路7にはこの供給通路7を大気に連通
する排出通路15を接続してあり、その排出通路
15にこれを開閉するパージバルブ16を設けて
いる。このパージバルブ16は、排出通路15の
一部である孔17の周囲に形成した弁座18にそ
の右方から着座して排出通路15を閉じる弁体1
9と、この弁体19を弁座18に着座させる駆動
機構20とから構成してあり、本実施例では、こ
の駆動機構20はハウジング6に摺動自在に嵌合
したピストン21を備えている。このピストン2
1はハウジング6内を負圧室22と大気圧23と
に区画し、負圧室22はポート24を介して図示
しないインテークマニホールドに、大気圧室23
はオリフイス25と外部から大気圧室23への大
気の流入を許容する逆止弁26とから成るピスト
ン21の遅延回路27を介して大気に連通してい
る。
上記ピストン21のピストンロツド30は負圧
室22を形成するシール部材31を介して上記排
出通路15内に突出し、第2図に示すように、そ
の先端に設けたピン32を上記弁体19に設けた
長孔33に係合させることにより、ピストン21
が所定範囲δ内で往復動しても弁体19による孔
17の閉鎖状態を維持できるように両者を連結し
ている。そして上記ピストン21はばね34によ
つて右方に、また上記弁体19はばね35によつ
て左方に付勢しているが、ばね34の弾撥力をば
ね35のそれよりも大きく設定しているので、通
常は弁体19はばね34の弾撥力によつて孔17
から離れた開放位置に位置され、上記排出通路1
5を開いている。なお、この弁体19の先端には
ゴムシート36を設けて上記孔17を確実に閉鎖
することができるようにしている。
以上の構成において、エンジンが起動されてイ
ンテークマニホールドに負圧が発生すると、この
負圧はポート24を介して負圧室22内に導入さ
れるので、ピストン21はばね34に抗して左行
されるようになり、これにより弁体19はばね3
5の弾撥力によつて孔17周囲の弁座18に着座
されて排出通路15を閉じる。このとき、ピスト
ン21はハウジング6に形成したストツパとして
の段部に当接して停止し、負圧の作用力がピスト
ンロツド30を介して弁体19に作用しないよう
にしている。またピストン21の左行によつて容
積の増大する大気圧室23には逆止弁26を介し
て速やかに大気が導入されるので、ピストン21
の左行が阻害されることはない。
これと同時に、上記エンジンの起動によつてコ
ンプレツサも起動され、圧縮空気がコネクタ8お
よびハウジング6内の供給通路7を介して収納室
4に供給され、この収納室4内の吸湿剤3によつ
て圧縮空気中の水分が除去される。そして乾燥し
た圧縮空気は逆止弁9を介してパージタンク5内
に供給され、さらに逆止弁11を介して図示しな
い蓄圧タンクに供給される。
エンジンが運転されている間には、その運転状
態に応じてインテークマニホールドの負圧が小さ
くなることがあり、インテークマニホールドの負
圧が小さくなるとピストン21はばね35により
右行されるようになるが、その際、容積が減少さ
れる大気圧室23内の大気はオリフイス25から
しか外部に排出されないので、大気圧室23内の
負圧が小さくなつてもピストン21は上記オリフ
イ25から排出される空気量に応じた微少量づつ
しか後退することができない。したがつて、オリ
フイス25の断面積と長さ、および上記長孔33
とピン32との作動方向の間隔δを適宜の大きさ
に設定しておけば、所要の時間内で負圧室22内
の負圧が小さくなつても弁体19の弁座18への
着座を維持することができ、排出通路15が開く
ことを防止できる。
次に、エンジンが停止されてインテークマニホ
ールドの負圧が無くなると徐々にピストン21が
右行されるようになり、その右行量が上記間隔δ
を越えると弁体19が弁座18から離座して排出
通路15を開く。これによりパージタンク5内の
乾燥した圧縮空気はオリフイス10および吸湿剤
3を流通して排出通路15から外部に排出される
ようになり、その際に吸湿剤3を乾燥させる。
本実施例においては、エンジン運転中に生じる
インテークマニホールドの負圧を利用し弁体19
を作動させて排出通路15を閉じさせるようにし
ているので、パージバルブ16の構成が簡単にな
り、安価に製造することができるようになる。
また、上記弁体19を右方からばね34の弾撥
力で孔17の周囲の弁座18に着座させると同時
に、孔17の開口面積に対応した圧縮空気の圧力
を上記ばね34の付勢方向とは逆方向から弁体1
9に作用させるようにしているので、その圧縮空
気の圧力が設定値を越えたときにばね34に抗し
て弁体19を押開かせることができるようにな
り、したがつてこのパージバルブ16を、通常は
別途設けられているリーフ弁に兼用させることが
できる。
第3図は上記遅延回路27をポート24とイン
テークマニホールドとを連通する負圧通路40を
設けた実施例を示すもので、本実施例では逆止弁
26を構成する弁体41にオリフイス25を設け
たものである。このような構成によつても上記実
施例と同等の作用効果が得られることは明らかで
ある。
なお、上記実施例ではいずれもインテークマニ
ホールドに発生する負圧を利用するようにしてい
るがこれに限定されるものではなく、エンジン作
動時に生ずる圧力、例えばエンジン潤滑用の油圧
やパワーステアリング用の油圧、或いは冷却水の
圧力等を利用することができる。そして、使用す
る圧力の変動の範囲を考慮して上記遅延回路を省
略することが可能であり、また、必要に応じてそ
の圧力を上記弁体19に作用させるようにすれ
ば、ばね34の弾撥力を小さくすることができ
る。
さらに上記実施例では密封容器1内にパージタ
ンク5と収納室4とを形成しているが、パージタ
ンク5を省略して図示しない蓄圧タンクにそのパ
ージタンクを兼用させることができ、或いは蓄圧
タンク内を区画してその内部にパージタンクを形
成するようにしてもよい。
以上のように、本考案によれば、パージバルブ
の構成を簡単にして安価に製造することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の要部の拡大断面図、第3図は本考案
の他の実施例を示す断面図である。 3……吸湿剤、5……パージタンク、7……供
給通路、15……排出通路、16……パージバル
ブ、19……弁体、20……駆動機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンプレツサからの圧縮空気を流通させる吸湿
    剤と、この吸湿剤を流通して乾燥された圧縮空気
    を貯溜するパージタンクと、上記吸湿剤よりも上
    流側の圧力を外部に逃がす排出通路と、この排出
    通路を開閉し、その開放時に上記パージタンク内
    の圧縮空気を吸湿剤中に逆流させて吸湿剤を乾燥
    させるパージバルブとを備える車両用圧縮空気乾
    燥装置において、 上記パージバルブを、通常は上記排出通路を開
    放する弁体と、エンジンの作動によつて生じる圧
    力を受け上記弁体を付勢して排出通路を閉じさせ
    る駆動機構とから構成したことを特徴とする車両
    用圧縮空気乾燥装置。
JP4768383U 1983-03-31 1983-03-31 車両用圧縮空気乾燥装置 Granted JPS59154325U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4768383U JPS59154325U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 車両用圧縮空気乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4768383U JPS59154325U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 車両用圧縮空気乾燥装置

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Publication Number Publication Date
JPS59154325U JPS59154325U (ja) 1984-10-16
JPH0236575Y2 true JPH0236575Y2 (ja) 1990-10-04

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JP4768383U Granted JPS59154325U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 車両用圧縮空気乾燥装置

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JPS6087831A (ja) * 1983-10-19 1985-05-17 Nippon Denso Co Ltd 空気乾燥装置
JPH0541769Y2 (ja) * 1984-10-17 1993-10-21
JP2012106156A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Nabtesco Automotive Corp エキゾーストバルブ及びエアドライヤ
WO2012067215A2 (ja) 2010-11-15 2012-05-24 ナブテスコオートモーティブ株式会社 サイレンサ、エキゾーストバルブ、バルブ装置、エアドライヤ、車両用圧縮空気供給装置及び圧縮空気供給システム

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JPS59154325U (ja) 1984-10-16

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