JPH074880U - オイルミストセパレータ - Google Patents

オイルミストセパレータ

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JPH074880U
JPH074880U JP3240493U JP3240493U JPH074880U JP H074880 U JPH074880 U JP H074880U JP 3240493 U JP3240493 U JP 3240493U JP 3240493 U JP3240493 U JP 3240493U JP H074880 U JPH074880 U JP H074880U
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Japan
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oil mist
purge chamber
cartridge
port
valve
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三樹夫 塩出
仁法 佐藤
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パージチャンバ内に発生した結露による水滴
を確実に排出し得、供給ラインの凍結を防止し得るオイ
ルミストセパレータを提供する。 【構成】 エアドライヤ3への供給ライン8に接続され
るアウトレットポート15をパージチャンバ18上部に
設けると共に、ボディ本体13に、エレメント16の再
生時におけるパージチャンバ18内圧によって開放され
パージチャンバ18内の結露による水滴25をドレン排
出口21へ導くチェックバルブ27を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルミストセパレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トラック等の車両には、図8に示されるように、空気を圧縮するコン プレッサ1と、エレメント16を収容し下部にパージバルブ12が取り付けられ 前記コンプレッサ1からの圧縮空気中に含まれるオイルミストを前記エレメント 16により除去するオイルミストセパレータ2と、前記コンプレッサ1からオイ ルミストセパレータ2を経て供給される圧縮空気を乾燥剤(図示せず)により除 湿するエアドライヤ3と、該エアドライヤ3からの除湿された圧縮空気をチェッ クバルブ6を介して貯蔵するエアタンク4と、該エアタンク4の圧力を抽出ライ ン10を介して検出しその圧力が設定値を越えた際、前記コンプレッサ1をアン ロード状態とすると共にコントロールライン11を介して前記オイルミストセパ レータ2のパージバルブ12並びにエアドライヤ3のパージバルブ24へ圧縮空 気を送り両パージバルブ12,24を開いて前記エレメント16並びに乾燥剤の 再生を行う調圧弁5とを備えてなる、いわゆる空気貯蔵装置が搭載されている。
【0003】 前記オイルミストセパレータ2は、コンプレッサ1の吐出ライン7に接続され るインレットポート14とエアドライヤ3への供給ライン8に接続されるアウト レットポート15とが形成されたボディ本体13上側に、オイルミストを除去す るエレメント16が充填された筒状のカートリッジ17を、該カートリッジ17 内部が前記インレットポート14と連通するよう取り付け、前記ボディ本体13 上側に、前記カートリッジ17を包囲し且つその内部空間が前記アウトレットポ ート15と連通するパージチャンバ18を取り付け、更に、前記ボディ本体13 下部にパージバルブ12を一体に組み込んである。
【0004】 前記パージバルブ12は、前記ボディ本体13内部に形成されたシリンダ室1 9にピストン20を摺動自在に嵌入し、該ピストン20と一体に、前記カートリ ッジ17内部を大気開放せしめるドレン排出口21を開閉可能な弁体22を設け 、前記カートリッジ17内に充填されたエレメント16の再生時以外はスプリン グ23の付勢力により前記ドレン排出口21を閉塞し得るようにし、又、前記エ レメント16の再生時には前記シリンダ室19への圧縮空気の導入により前記ス プリング23の付勢力に抗してピストン20を下降せしめドレン排出口21を開 放し得るようにしてある。
【0005】 尚、前記エアドライヤ3は、エレメント16の代わりに乾燥剤を充填している 点以外は、オイルミストセパレータ2と略等しい構成を有している。
【0006】 前述の如きオイルミストセパレータ2を有する空気貯蔵装置においては、コン プレッサ1からの圧縮空気は吐出ライン7を経てオイルミストセパレータ2のイ ンレットポート14へ導入され、カートリッジ17内に送られ、該カートリッジ 17内に送られた圧縮空気は、エレメント16によりオイルミストが除去された 後、パージチャンバ18内を経由し、アウトレットポート15から供給ライン8 を通ってエアドライヤ3へ導入され、該エアドライヤ3において乾燥剤により水 分が除去された後、供給ライン9を通りチェックバルブ6を経てエアタンク4に 供給される。
【0007】 前記エアタンク4内の圧力は、抽出ライン10を介して調圧弁5により検出さ れており、その圧力が設定値を越えると、前記調圧弁5の作動によりコンプレッ サ1がアンロード状態となり空転すると共に、調圧弁5からコントロールライン 11を介してオイルミストセパレータ2のパージバルブ12のシリンダ室19へ 圧縮空気が送り込まれ、図9に示される如く、ピストン20がスプリング23の 付勢力に抗して下降し、ピストン20と一体の弁体22が開いてカートリッジ1 7内が急激に大気開放され、パージチャンバ18及び供給ライン8内に残留して いるオイルミストを除去された圧縮空気がカートリッジ17内で減圧膨張し、エ レメント16を逆流する形となり、該エレメント16からオイルミストを奪った 後、前記ドレン排出口21から大気へ放出され、エレメント16の再生が行われ る。
【0008】 これと同時に、前記エアドライヤ3においても、前述のオイルミストセパレー タ2の場合と略同様に、調圧弁5からコントロールライン11を介して送り込ま れる圧縮空気によってパージバルブ24が開放され、乾燥剤の再生が行われる。
【0009】 前記エアタンク4内の圧力が設定値以下の所定の圧力まで下がると、調圧弁5 の作動によりコンプレッサ1が再びロードサイクルに移行すると共に、コントロ ールライン11を介しての前記オイルミストセパレータ2並びにエアドライヤ3 のパージバルブ12,24への圧縮空気の供給が停止され、両パージバルブ12 ,24が閉じ、前述と同様にコンプレッサ1からの圧縮空気がオイルミストセパ レータ2でオイルミストが除去された後、エアドライヤ3で除湿されエアタンク 4へ供給される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如きオイルミストセパレータ2では、パージチャンバ1 8内に発生した結露が成長して水滴25となり、該水滴25がアウトレットポー ト15から供給ライン8へ流れ出し、該供給ライン8内で凍結したりするという 不具合を有していた。
【0011】 本考案は、斯かる実情に鑑み、パージチャンバ内に発生した結露による水滴を 、アウトレットポートから供給ラインへ流出させることなく確実に排出し得、供 給ラインの凍結を防止し得るオイルミストセパレータを提供しようとするもので ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、コンプレッサの吐出ラインに接続されるインレットポートと、エア ドライヤへの供給ラインに接続されるアウトレットポートと、ボディ本体上側に 、内部が前記インレットポートと連通するよう取り付けられ、且つオイルミスト を除去するエレメントが充填された筒状のカートリッジと、ボディ本体上側に、 前記カートリッジを包囲し且つその内部空間が前記アウトレットポートと連通す るよう取り付けられたパージチャンバと、ボディ本体下部に一体に組み込まれ、 前記カートリッジ内に充填されたエレメントの再生時以外はドレン排出口を閉塞 し、又、前記エレメントの再生時にはドレン排出口を開放するパージバルブとを 備えたオイルミストセパレータにおいて、前記エアドライヤへの供給ラインに接 続されるアウトレットポートをパージチャンバ上部に設けると共に、ボディ本体 に、前記エレメントの再生時におけるパージチャンバ内圧によって開放されパー ジチャンバ内の結露による水滴をドレン排出口へ導くチェックバルブを設けたこ とを特徴とするオイルミストセパレータにかかるものである。
【0013】 又、コンプレッサの吐出ラインに接続されるインレットポートと、エアドライ ヤへの供給ラインに接続されるアウトレットポートと、ボディ本体上側に、内部 が前記インレットポートと連通するよう取り付けられ、且つオイルミストを除去 するエレメントが充填された筒状のカートリッジと、ボディ本体上側に、前記カ ートリッジを包囲し且つその内部空間が前記アウトレットポートと連通するよう 取り付けられたパージチャンバと、ボディ本体下部に一体に組み込まれ、前記カ ートリッジ内に充填されたエレメントの再生時以外はドレン排出口を閉塞し、又 、前記エレメントの再生時にはドレン排出口を開放するパージバルブとを備えた オイルミストセパレータにおいて、前記エアドライヤへの供給ラインに接続され るアウトレットポートをパージチャンバ上部に設けると共に、ボディ本体に、前 記エレメントの再生時に発せられる外部からの指令信号に基づいて開放されパー ジチャンバ内の結露による水滴をドレン排出口へ導く排水バルブを設けたことを 特徴とするオイルミストセパレータにかかるものである。
【0014】 更に又、コンプレッサの吐出ラインに接続されるインレットポートと、エアド ライヤへの供給ラインに接続されるアウトレットポートと、ボディ本体上側に、 内部が前記インレットポートと連通するよう取り付けられ、且つオイルミストを 除去するエレメントが充填された筒状のカートリッジと、ボディ本体上側に、前 記カートリッジを包囲し且つその内部空間が前記アウトレットポートと連通する よう取り付けられたパージチャンバと、ボディ本体下部に一体に組み込まれ、前 記カートリッジ内に充填されたエレメントの再生時以外はドレン排出口を閉塞し 、又、前記エレメントの再生時にはドレン排出口を開放するパージバルブとを備 えたオイルミストセパレータにおいて、前記エアドライヤへの供給ラインに接続 されるアウトレットポートをパージチャンバ上部に設けると共に、ボディ本体に 、パージチャンバ内の結露による水滴をドレン排出口へ導くオリフィスを設けた ことを特徴とするオイルミストセパレータにかかるものである。
【0015】
【作用】
従って、エアドライヤへの供給ラインに接続されるアウトレットポートをパー ジチャンバ上部に設けると共に、ボディ本体に、エレメントの再生時におけるパ ージチャンバ内圧によって開放されパージチャンバ内の結露による水滴をドレン 排出口へ導くチェックバルブを設けたものでは、コンプレッサからの圧縮空気は 吐出ラインを経てオイルミストセパレータのインレットポートへ導入され、カー トリッジ内に送られ、該カートリッジ内に送られた圧縮空気は、エレメントによ りオイルミストが除去された後、パージチャンバ内を経由し、アウトレットポー トから供給ラインを通ってエアドライヤへ導入される。前記コンプレッサからイ ンレットポートへ導入された圧縮空気がエレメントを通過せずに直接パージチャ ンバ内へ流出することは、チェックバルブによって防止される。
【0016】 一方、オイルミストセパレータのパージチャンバ内に発生した結露による水滴 は、前記チェックバルブ部分へ導かれており、エレメントの再生時にパージバル ブによってドレン排出口が開放されると、パージチャンバ及び供給ライン内に残 留しているオイルミストを除去された圧縮空気がカートリッジ内で減圧膨張し、 エレメントを逆流して該エレメントからオイルミストを奪い、ドレン排出口から 大気へ放出され、エレメントの再生が行われると共に、前記パージチャンバ及び 供給ライン内に残留しているオイルミストを除去された圧縮空気の圧力によって チェックバルブが開き、前記水滴がチェックバルブ及びドレン排出口を経て前記 オイルミストと一緒に大気へ放出される。
【0017】 又、エアドライヤへの供給ラインに接続されるアウトレットポートをパージチ ャンバ上部に設けると共に、ボディ本体に、エレメントの再生時に発せられる外 部からの指令信号に基づいて開放されパージチャンバ内の結露による水滴をドレ ン排出口へ導く排水バルブを設けたものでは、コンプレッサからの圧縮空気は吐 出ラインを経てオイルミストセパレータのインレットポートへ導入され、カート リッジ内に送られ、該カートリッジ内に送られた圧縮空気は、エレメントにより オイルミストが除去された後、パージチャンバ内を経由し、アウトレットポート から供給ラインを通ってエアドライヤへ導入される。前記コンプレッサからイン レットポートへ導入された圧縮空気がエレメントを通過せずに直接パージチャン バ内へ流出することは、排水バルブによって防止される。
【0018】 一方、オイルミストセパレータのパージチャンバ内に発生した結露による水滴 は、前記排水バルブ部分へ導かれており、エレメントの再生時にパージバルブに よってドレン排出口が開放されると、パージチャンバ及び供給ライン内に残留し ているオイルミストを除去された圧縮空気がカートリッジ内で減圧膨張し、エレ メントを逆流して該エレメントからオイルミストを奪い、ドレン排出口から大気 へ放出され、エレメントの再生が行われると共に、該エレメントの再生時に発せ られる外部からの指令信号に基づいて排水バルブが開き、前記水滴が排水バルブ 及びドレン排出口を経て前記オイルミストと一緒に大気へ放出される。
【0019】 更に又、エアドライヤへの供給ラインに接続されるアウトレットポートをパー ジチャンバ上部に設けると共に、ボディ本体に、パージチャンバ内の結露による 水滴をドレン排出口へ導くオリフィスを設けたものでは、コンプレッサからの圧 縮空気は吐出ラインを経てオイルミストセパレータのインレットポートへ導入さ れ、カートリッジ内に送られ、該カートリッジ内に送られた圧縮空気は、エレメ ントによりオイルミストが除去された後、パージチャンバ内を経由し、アウトレ ットポートから供給ラインを通ってエアドライヤへ導入される。前記コンプレッ サからインレットポートへ導入された圧縮空気がエレメントを通過せずに直接パ ージチャンバ内へ流出することは、オリフィスの絞り抵抗によって最小限に抑え られている。
【0020】 一方、オイルミストセパレータのパージチャンバ内に発生した結露による水滴 は、前記オリフィスを通ってドレン排出口部分へ導かれており、エレメントの再 生時にパージバルブによってドレン排出口が開放されると、パージチャンバ及び 供給ライン内に残留しているオイルミストを除去された圧縮空気がカートリッジ 内で減圧膨張し、エレメントを逆流する形となり、該エレメントからオイルミス トを奪った後、前記水滴と一緒にドレン排出口から大気へ放出され、エレメント の再生と水滴の排出とが同時に行われる。
【0021】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0022】 図1及び図2は本考案の一実施例であって、図中、図8及び図9と同一の符号 を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図8及び図9に示す従来 のものと同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如 く、エアドライヤ3への供給ライン8に接続されるアウトレットポート15をパ ージチャンバ18上部に設けると共に、ボディ本体13に、エレメント16の再 生時におけるパージチャンバ18内圧によって開放されパージチャンバ18内の 結露による水滴25をドレン排出口21へ導くチェックバルブ27を設けた点に ある。
【0023】 尚、図中、28はチェックバルブ27のボール、29はボール28を閉方向に 付勢するスプリングである。
【0024】 次に、上記実施例の作動を説明する。
【0025】 コンプレッサ1からの圧縮空気は吐出ライン7を経てオイルミストセパレータ 2のインレットポート14へ導入され、カートリッジ17内に送られ、該カート リッジ17内に送られた圧縮空気は、エレメント16によりオイルミストが除去 された後、パージチャンバ18内を経由し、アウトレットポート15から供給ラ イン8を通ってエアドライヤ3へ導入され、該エアドライヤ3において乾燥剤に より水分が除去された後、供給ライン9を通りチェックバルブ6を経てエアタン ク4に供給される。
【0026】 尚、図1に示す実施例では、コンプレッサ1からインレットポート14へ導入 された圧縮空気がエレメント16を通過せずに直接パージチャンバ18内へ流出 することは、チェックバルブ27によって防止される。
【0027】 一方、オイルミストセパレータ2のパージチャンバ18内に発生した結露によ る水滴25は、前記チェックバルブ27部分へ導かれており、抽出ライン10を 介して調圧弁5により検出されたエアタンク4内の圧力が設定値を越えると、前 記調圧弁5の作動によりコンプレッサ1がアンロード状態となり空転すると共に 、調圧弁5からコントロールライン11を介してオイルミストセパレータ2のパ ージバルブ12のシリンダ室19へ圧縮空気が送り込まれ、図2に示す如く、ピ ストン20がスプリング23の付勢力に抗して下降し、ピストン20と一体の弁 体22が開いてカートリッジ17内が急激に大気開放され、パージチャンバ18 及び供給ライン8内に残留しているオイルミストを除去された圧縮空気がカート リッジ17内で減圧膨張し、エレメント16を逆流して該エレメント16からオ イルミストを奪い、ドレン排出口21から大気へ放出され、エレメント16の再 生が行われると共に、前記パージチャンバ18及び供給ライン8内に残留してい るオイルミストを除去された圧縮空気の圧力によってチェックバルブ27が開き 、前記水滴25がチェックバルブ27及びドレン排出口21を経て前記オイルミ ストと一緒に大気へ放出される。
【0028】 尚、前記エアドライヤ3においても、調圧弁5からコントロールライン11を 介して送り込まれる圧縮空気によってパージバルブ24が開放され、乾燥剤の再 生が行われる。
【0029】 前記エアタンク4内の圧力が設定値以下の所定の圧力まで下がると、調圧弁5 の作動によりコンプレッサ1が再びロードサイクルに移行すると共に、コントロ ールライン11を介しての前記オイルミストセパレータ2並びにエアドライヤ3 のパージバルブ12,24への圧縮空気の供給が停止され、両パージバルブ12 ,24が閉じ、又、チェックバルブ27も閉じ、前述と同様にコンプレッサ1か らの圧縮空気がオイルミストセパレータ2でオイルミストが除去された後、エア ドライヤ3で除湿されエアタンク4へ供給される。
【0030】 こうして、図1及び図2に示すオイルミストセパレータ2においては、パージ チャンバ18内に発生した結露による水滴25を、アウトレットポート15から 供給ライン8へ流出させることなくエレメント16の再生時に確実に排出し得、 供給ライン8の凍結を防止し得る。尚、チェックバルブ27の凍結が予想される 場合においては、図示しない加熱装置をチェックバルブ27に設けて、該チェッ クバルブ27の凍結を防止する。
【0031】 図3〜5は本考案の他の実施例であって、図中、図1及び図2と同一の符号を 付した部分は同一物を表わしており、エアドライヤ3への供給ライン8に接続さ れるアウトレットポート15をパージチャンバ18上部に設けると共に、ボディ 本体13に、エレメント16の再生時に発せられる外部からの指令信号に基づい て開放されパージチャンバ18内の結露による水滴25をドレン排出口21へ導 く排水バルブ30を設けたものである。
【0032】 前記排水バルブ30は、図4に示す如く、カートリッジ化されてボディ本体1 3に収容されている点以外はパージバルブ12と同様な構造を有しており、コン トロールライン11からコントロールポート31へ供給される指令信号としての 圧縮空気をばね32の付勢力に抗して受けるピストン33と、該ピストン33と 一体に取り付けられた弁体34と、筒状の支持部材35に形成され前記弁体34 が着離座する弁座36とを備え、前記支持部材35の外周に二つのシールリング 37を装着して前記コントロールポート31の内部に組み込まれている。
【0033】 コンプレッサ1からの圧縮空気は吐出ライン7を経てオイルミストセパレータ 2のインレットポート14へ導入され、カートリッジ17内に送られ、該カート リッジ17内に送られた圧縮空気は、エレメント16によりオイルミストが除去 された後、パージチャンバ18内を経由し、アウトレットポート15から供給ラ イン8を通ってエアドライヤ3へ導入され、該エアドライヤ3において乾燥剤に より水分が除去された後、供給ライン9を通りチェックバルブ6を経てエアタン ク4に供給される。
【0034】 尚、図3に示す実施例では、コンプレッサ1からインレットポート14へ導入 された圧縮空気がエレメント16を通過せずに直接パージチャンバ18内へ流出 することは、排水バルブ30によって防止される。
【0035】 一方、オイルミストセパレータ2のパージチャンバ18内に発生した結露によ る水滴25は、前記排水バルブ30部分へ導かれており、抽出ライン10を介し て調圧弁5により検出されたエアタンク4内の圧力が設定値を越えると、前記調 圧弁5の作動によりコンプレッサ1がアンロード状態となり空転すると共に、調 圧弁5からコントロールライン11を介してオイルミストセパレータ2のパージ バルブ12のシリンダ室19と、排水バルブ30につながるコントロールポート 31へ圧縮空気が送り込まれ、図5に示す如く、ピストン20がスプリング23 の付勢力に抗して下降し、ピストン20と一体の弁体22が開いてカートリッジ 17内が急激に大気開放され、パージチャンバ18及び供給ライン8内に残留し ているオイルミストを除去された圧縮空気がカートリッジ17内で減圧膨張し、 エレメント16を逆流して該エレメント16からオイルミストを奪い、ドレン排 出口21から大気へ放出され、エレメント16の再生が行われると共に、ピスト ン33がばね32の付勢力に抗して図4及び図5中右方へ移動し、ピストン33 と一体の弁体34が開き、前記水滴25が排水バルブ30及びドレン排出口21 を経て前記オイルミストと一緒に大気へ放出される。
【0036】 尚、前記エアドライヤ3においても、調圧弁5からコントロールライン11を 介して送り込まれる圧縮空気によってパージバルブ24が開放され、乾燥剤の再 生が行われる。
【0037】 前記エアタンク4内の圧力が設定値以下の所定の圧力まで下がると、調圧弁5 の作動によりコンプレッサ1が再びロードサイクルに移行すると共に、コントロ ールライン11を介しての前記オイルミストセパレータ2並びにエアドライヤ3 のパージバルブ12,24と、前記排水バルブ30への圧縮空気の供給が停止さ れ、両パージバルブ12,24と排水バルブ30が閉じ、前述と同様にコンプレ ッサ1からの圧縮空気がオイルミストセパレータ2でオイルミストが除去された 後、エアドライヤ3で除湿されエアタンク4へ供給される。
【0038】 尚、前記排水バルブ30は、外部からの指令信号としてコントロールライン1 1からの圧縮空気信号の有無により開閉させることに代えて、電気信号に応じる 形式、例えば、ソレノイドコイルを用いて該ソレノイドコイルへの通電オン、オ フにより開閉させるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0039】 こうして、図3〜5に示すオイルミストセパレータ2においても、パージチャ ンバ18内に発生した結露による水滴25を、アウトレットポート15から供給 ライン8へ流出させることなくエレメント16の再生時に確実に排出し得、供給 ライン8の凍結を防止し得る。尚、排水バルブ30の凍結が予想される場合にお いては、図示しない加熱装置を排水バルブ30に設けて、該排水バルブ30の凍 結を防止する。
【0040】 図6及び図7は本考案の更に他の実施例であって、図中、図1及び図2と同一 の符号を付した部分は同一物を表わしており、エアドライヤ3への供給ライン8 に接続されるアウトレットポート15をパージチャンバ18上部に設けると共に 、ボディ本体13に、パージチャンバ18内の結露による水滴25をドレン排出 口21へ導くオリフィス26を設けたものである。
【0041】 コンプレッサ1からの圧縮空気は吐出ライン7を経てオイルミストセパレータ 2のインレットポート14へ導入され、カートリッジ17内に送られ、該カート リッジ17内に送られた圧縮空気は、エレメント16によりオイルミストが除去 された後、パージチャンバ18内を経由し、アウトレットポート15から供給ラ イン8を通ってエアドライヤ3へ導入され、該エアドライヤ3において乾燥剤に より水分が除去された後、供給ライン9を通りチェックバルブ6を経てエアタン ク4に供給される。
【0042】 尚、図6に示す実施例では、パージチャンバ18の内部空間を、インレットポ ート14とドレン排出口21につながる空間に対し、オリフィス26を介して連 通させているが、該オリフィス26の絞り抵抗によって、コンプレッサ1からイ ンレットポート14へ導入された圧縮空気がエレメント16を通過せずに直接パ ージチャンバ18内へ流出することは最小限に抑えられている。
【0043】 一方、オイルミストセパレータ2のパージチャンバ18内に発生した結露によ る水滴25は、前記オリフィス26を通ってドレン排出口21部分へ導かれてお り、抽出ライン10を介して調圧弁5により検出されたエアタンク4内の圧力が 設定値を越えると、前記調圧弁5の作動によりコンプレッサ1がアンロード状態 となり空転すると共に、調圧弁5からコントロールライン11を介してオイルミ ストセパレータ2のパージバルブ12のシリンダ室19へ圧縮空気が送り込まれ 、図7に示す如く、ピストン20がスプリング23の付勢力に抗して下降し、ピ ストン20と一体の弁体22が開いてカートリッジ17内が急激に大気開放され 、パージチャンバ18及び供給ライン8内に残留しているオイルミストを除去さ れた圧縮空気がカートリッジ17内で減圧膨張し、エレメント16を逆流する形 となり、該エレメント16からオイルミストを奪った後、前記水滴25と一緒に ドレン排出口21から大気へ放出され、エレメント16の再生と水滴25の排出 とが同時に行われる。
【0044】 尚、前記エアドライヤ3においても、調圧弁5からコントロールライン11を 介して送り込まれる圧縮空気によってパージバルブ24が開放され、乾燥剤の再 生が行われる。
【0045】 前記エアタンク4内の圧力が設定値以下の所定の圧力まで下がると、調圧弁5 の作動によりコンプレッサ1が再びロードサイクルに移行すると共に、コントロ ールライン11を介しての前記オイルミストセパレータ2並びにエアドライヤ3 のパージバルブ12,24への圧縮空気の供給が停止され、両パージバルブ12 ,24が閉じ、前述と同様にコンプレッサ1からの圧縮空気がオイルミストセパ レータ2でオイルミストが除去された後、エアドライヤ3で除湿されエアタンク 4へ供給される。
【0046】 こうして、図6及び図7に示すオイルミストセパレータ2においても、パージ チャンバ18内に発生した結露による水滴25を、アウトレットポート15から 供給ライン8へ流出させることなくエレメント16の再生時に確実に排出するこ とが可能となり、供給ライン8の凍結を防止し得る。
【0047】 尚、本考案のオイルミストセパレータは、上述の実施例にのみ限定されるもの ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは 勿論である。
【0048】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のオイルミストセパレータによれば、パージチャ ンバ内に発生した結露による水滴を、アウトレットポートから供給ラインへ流出 させることなくエレメントの再生時に確実に排出し得、供給ラインの凍結を防止 し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概要構成図である。
【図2】図1に示す実施例においてエレメントの再生時
における作動を表わす概要構成図である。
【図3】本考案の他の実施例の概要構成図である。
【図4】図3のIV部拡大図である。
【図5】図4に示す実施例においてエレメントの再生時
における作動を表わす概要構成図である。
【図6】本考案の更に他の実施例の概要構成図である。
【図7】図6に示す実施例においてエレメントの再生時
における作動を表わす概要構成図である。
【図8】従来例の概要構成図である。
【図9】図8に示す従来例においてエレメントの再生時
における作動を表わす概要構成図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 オイルミストセパレータ 3 エアドライヤ 7 吐出ライン 8 供給ライン 12 パージバルブ 13 ボディ本体 14 インレットポート 15 アウトレットポート 16 エレメント 17 カートリッジ 18 パージチャンバ 21 ドレン排出口 25 水滴 26 オリフィス 27 チェックバルブ 30 排水バルブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサの吐出ラインに接続される
    インレットポートと、エアドライヤへの供給ラインに接
    続されるアウトレットポートと、ボディ本体上側に、内
    部が前記インレットポートと連通するよう取り付けら
    れ、且つオイルミストを除去するエレメントが充填され
    た筒状のカートリッジと、ボディ本体上側に、前記カー
    トリッジを包囲し且つその内部空間が前記アウトレット
    ポートと連通するよう取り付けられたパージチャンバ
    と、ボディ本体下部に一体に組み込まれ、前記カートリ
    ッジ内に充填されたエレメントの再生時以外はドレン排
    出口を閉塞し、又、前記エレメントの再生時にはドレン
    排出口を開放するパージバルブとを備えたオイルミスト
    セパレータにおいて、前記エアドライヤへの供給ライン
    に接続されるアウトレットポートをパージチャンバ上部
    に設けると共に、ボディ本体に、前記エレメントの再生
    時におけるパージチャンバ内圧によって開放されパージ
    チャンバ内の結露による水滴をドレン排出口へ導くチェ
    ックバルブを設けたことを特徴とするオイルミストセパ
    レータ。
  2. 【請求項2】 コンプレッサの吐出ラインに接続される
    インレットポートと、エアドライヤへの供給ラインに接
    続されるアウトレットポートと、ボディ本体上側に、内
    部が前記インレットポートと連通するよう取り付けら
    れ、且つオイルミストを除去するエレメントが充填され
    た筒状のカートリッジと、ボディ本体上側に、前記カー
    トリッジを包囲し且つその内部空間が前記アウトレット
    ポートと連通するよう取り付けられたパージチャンバ
    と、ボディ本体下部に一体に組み込まれ、前記カートリ
    ッジ内に充填されたエレメントの再生時以外はドレン排
    出口を閉塞し、又、前記エレメントの再生時にはドレン
    排出口を開放するパージバルブとを備えたオイルミスト
    セパレータにおいて、前記エアドライヤへの供給ライン
    に接続されるアウトレットポートをパージチャンバ上部
    に設けると共に、ボディ本体に、前記エレメントの再生
    時に発せられる外部からの指令信号に基づいて開放され
    パージチャンバ内の結露による水滴をドレン排出口へ導
    く排水バルブを設けたことを特徴とするオイルミストセ
    パレータ。
  3. 【請求項3】 コンプレッサの吐出ラインに接続される
    インレットポートと、エアドライヤへの供給ラインに接
    続されるアウトレットポートと、ボディ本体上側に、内
    部が前記インレットポートと連通するよう取り付けら
    れ、且つオイルミストを除去するエレメントが充填され
    た筒状のカートリッジと、ボディ本体上側に、前記カー
    トリッジを包囲し且つその内部空間が前記アウトレット
    ポートと連通するよう取り付けられたパージチャンバ
    と、ボディ本体下部に一体に組み込まれ、前記カートリ
    ッジ内に充填されたエレメントの再生時以外はドレン排
    出口を閉塞し、又、前記エレメントの再生時にはドレン
    排出口を開放するパージバルブとを備えたオイルミスト
    セパレータにおいて、前記エアドライヤへの供給ライン
    に接続されるアウトレットポートをパージチャンバ上部
    に設けると共に、ボディ本体に、パージチャンバ内の結
    露による水滴をドレン排出口へ導くオリフィスを設けた
    ことを特徴とするオイルミストセパレータ。
JP3240493U 1993-06-16 1993-06-16 オイルミストセパレータ Pending JPH074880U (ja)

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