JPH0236437Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236437Y2
JPH0236437Y2 JP1982081438U JP8143882U JPH0236437Y2 JP H0236437 Y2 JPH0236437 Y2 JP H0236437Y2 JP 1982081438 U JP1982081438 U JP 1982081438U JP 8143882 U JP8143882 U JP 8143882U JP H0236437 Y2 JPH0236437 Y2 JP H0236437Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
heat
tongue piece
container
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982081438U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58181337U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8143882U priority Critical patent/JPS58181337U/ja
Publication of JPS58181337U publication Critical patent/JPS58181337U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236437Y2 publication Critical patent/JPH0236437Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内器の周鍔に一体に形成した舌片を用
いてヒータを取付けることを基本として、ヒータ
の取付構造を簡易化し、組立等の作業性を向上す
るとともに、保温性能をも向上しうる保温容器に
関する。
炊飯等を保温する保温ジヤー又は炊飯作業をも
行なう炊飯、保温ジヤー等の保温容器において
は、そのヒータは従来、例えば第7〜8図に示す
ごとく、内器aの周鍔bの外周縁で折曲がる垂下
部cを折返して水平な取付片dを形成するととも
に、ヒータeを、ヒータ押え板f先端の凹部gに
嵌め、かつヒータ押え板fを取付片d下面に固定
することにより取付けていた。なおヒータ押え板
fは、取付片d下面のピンjに嵌合し位置決めし
かつ仮保持させたうえ、周鍔bを通りその上面に
取付く肩部材kにネジ止し固定している。従つて
このような従来の保温容器では、ヒータ押え板
f、ピンj等を別個に必要とする他、ヒータeの
取付けには、ヒータ押え板fのピンjへの押入、
位置決め等の作業が必要となり組立作業が複雑か
つ手間を要するなど生産性に劣り、しかも機械化
を困難としていた。
他方炊飯等を保温する際には、過熱による炊飯
の褐変、黄変等を防止するため70°程度の適性温
度で均一に保温するとともに、特に蓋体では、結
露の炊飯上への滴下による湿潤およびそれに伴な
う腐敗等を防ぐよう比較的高温に保つ必要があ
り、しかも最少個数のヒータを用いて前記要請を
充たすには、内器と蓋体への最適な熱配分を行な
わせなければならない。
本考案は舌片を用いてヒータを取付けかつ舌片
の折曲げにより生じる周鍔の空隙を肩部材により
遮蔽することによつて、生産性を向上できしかも
前記要請に適合しうる保温容器の提供を目的と
し、本考案の保温容器がいわゆる保温ジヤーとし
て採用された場合を例にとり、その一実施例を図
面に基づき説明する。
図において保温容器1は、容器本体2の内器3
の周鍔4に舌片5を設けるとともに、該舌片5に
よつてヒータ6を内器3の内壁7とは間隙9を有
して固定するものであつて、容器本体2の内部
に、飯器10を収容するとともに、容器本体2
は、蝶番装置11を用いて枢支される蓋体12に
より開閉できる。又蓋体12は下面に放熱蓋8を
有しかつロツク装置13によつて容器本体2に、
その閉止状態において拘束でき、又押釦13aを
用いて開放できる。又容器本体2は、底板14の
周囲で立上る外ケース15の上端に取付く環状の
肩部材16を用いてその内部に、前記内器3を設
けており又内器3と、外ケース15との間には断
熱材17が充填される。
内器3にはその上端に外方へ張出す前記周鍔4
を設けるとともに、その外縁周囲には下方に突出
る垂下部19を設ける一方、前記周鍔4を、垂下
部19とともに平行な切欠溝20を切込むことに
より、第2図上方に示すごとくその間で、基部2
1と、その先端の、前記垂下部19がなす折曲げ
部22とを有する前記舌片5を形成する。なお内
器3は、肩部材16に舌片5,5間の透孔23を
通るビスを用いて固定され、かつその内壁7を、
肩部材16の内面16aよりも内方に位置させる
ことによつて、周鍔4はその内方部で段差部29
を形成する。ヒータ6は例えばシーズヒータ等又
は管体内部に電熱線を挿通した線状の加熱具であ
り、断面かまぼこ状に変形しており、その平坦部
分6aを周鍔4の裏面に接触させ、かつ前記舌片
5を90度越え曲げることにより、その基部21と
折曲げ部22とでヒータ6を押付け周鍔4との面
で挾さむことによつて周鍔4下方例えば裏面に取
付ける。なおヒータ6は、舌片5の折曲げによつ
て、折曲げ部22で内縁を位置決めされることに
よつて、内器3の内壁7との間に間隙9を設け
る。さらに舌片5を形成する前記切込溝27は、
第2〜3図に示すように、周鍔4の外方部、即ち
周鍔4の外縁寄りに形成され、又肩部材16も周
鍔4の外方部に位置して、前記のごとくビス止め
されることにより、周鍔4の前記切欠溝28は、
肩部材16により覆われており、従つて、舌片4
の折曲げにより生じる周鍔4の空隙は、前記肩部
材16により遮蔽される。前記放熱蓋8は蓋体1
2の下板31中央に突設されるピン32に着脱自
在に嵌まり合うゴム材等からなる圧接リング33
を介して取付けられ、蓋体12を閉蓋することに
よつて、放熱蓋8の周縁は前記段差部29に押圧
され内器3と密接する。なお前記蓋体12の上板
35は、前記下板31とその周縁で接合されるリ
ング状の周縁部36と、把手39の下縁を一体に
形成した中央部40とからなり、かつ中央部40
には外方に向く傾斜面を有する複数個の鉤部42
を設けることにより、この鉤部42を用いて周縁
部36の内縁に無理嵌めしている。なお周縁部3
6と中央部46とは、前記蝶番装置11側ではビ
ス止めされる。
然して保温容器1は、ヒータ6を周鍔4の裏面
で前記舌片5の折曲げにより固定でき、その結
果、第7〜8図で示した従来装置のようなヒータ
押え板fおよびピンjが不用となり、部材コスト
を減じる他、ヒータ6は舌片5をプレス装置を用
いて一度に折曲げることもでき、組立作業の能率
を向上するとともにその構造を簡易化し、作業の
機械化、コストダウンを達成できる。さらにヒー
タ押え板fを用いないため、その挿入、位置合わ
せの手間が不用となり、肩部材16と内器3との
自動的なビス止め作業をも可能とする。さらに前
記実施例では舌片5は、単に、周鍔4に切欠溝2
0を設けることにより形成され、従つて舌片5形
成のための周鍔4の突起等を付加することがなく
素材の活用も可能としている。
又ヒータ6は、周鍔4の裏面、下方に取付けら
れ、かつ内器3の内壁7とは間隙9を隔てている
ため、前記内壁7を直接加熱せずしかも放熱蓋8
が周鍔4と密接しているため、ヒータ6の熱は放
熱蓋8に、周鍔4をへて伝熱され、炊飯を上方か
ら加温するとともに、内器3の内壁7および内部
空間を加温することにより飯飯10を均熱する。
従つて放熱蓋8の加温によつてその結露を防ぎ
炊飯の湿潤、腐敗を防ぐとともに局部過熱を防止
して炊飯の褐変、黄変を抑制しさらに節電にも役
立つ。
第4〜6図はヒータ6が、いずれも一面に平坦
部分6aを有する断面かまぼこ状をなし、第4図
に示すものは、舌片5を周鍔4を越える長さに形
成するとともに、その根本部を下方に折曲げた垂
直部5aに前記平坦部分6aを当接させかつ舌片
5の先端部分を折返すことによりヒータ6を周鍔
4下方で固定しており、間隙9を比較的大に形成
できることによつてさらに内壁7の均熱に役立
つ。
第5図に示すものは、前記垂直部5aの外面に
平坦部分6aを当てかつヒータ6の円弧部分6b
に沿わせて舌片5を湾曲させ折曲げている。かか
る構成とすることによりヒータ6はその取付時に
外方から観察でき取付状態を把握できるととも
に、ヒータ6は垂直部5aを介し周鍔4、内壁7
を加温するため、さらに均熱効果を向上できる。
第6図に示すものは、周鍔4に設けた前記垂下部
19を比較的長く形成し、この垂下部19にヒー
タ6の平坦部分6aを接触させるとともに、周鍔
4を切込み、中央部を切り起こすことによつて形
成した舌片5によりヒータ6を固定している。
叙上のごとく本考案の保温容器は、周鍔に舌片
を一体に形成し、その折曲げによりヒータを取付
けるものであるため、その構造が簡素化でき組立
作業を向上しかつ機械化も果しうるなど生産性を
大巾に増大でき、又ヒータは内器の周鍔に取付け
かつ肩部材を周鍔の外方部に設けるため、周鍔内
方に形成されることとなる前記段差部をへて放熱
蓋に適当に伝熱でき、飯器内の炊飯の均熱化が可
能となり、節電と同時に炊飯の褐変、黄変、湿
潤、腐敗等を防止しつつ能率のよい保温を可能と
ともに周鍔の有効利用を可能とする。さらに舌片
の形成位置、折曲げ角度を変えることにより、ヒ
ータの取付位置、向きを容易に変更しうる。又舌
片の折曲げにより生りる空隙は肩部材により遮蔽
するため、内部への異物の侵入を防ぎかつ見映え
を高める等、肩部材の有効利用を図る。なお本考
案の保温容器はいわゆる保温ジヤーの他、炊飯、
保温ジヤーにも採用でき、そのとき前記周鍔に設
けたヒータの他、底部分等適宜の個所にヒータを
付加することができる。さらにヒータと内壁との
間の前記間隙は、保温容器の容量、断熱性能等に
応じて自在に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその内器を例示する斜視図、第3図はヒータ
の取付けを示す断面図、第4〜6図はヒータの取
付けの他の例を示す断面図、第7図は従来のヒー
タの取付けを例示する斜視図、第8図はその要部
断面図である。 2……容器本体、3……内器、4……周鍔、5
……舌片、6……ヒータ、7……内壁、9……間
隙、10……飯器、12……蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端に外方に張出す周鍔を設けた内器と、前記
    周鍔の外方側に取付けられる肩部材とを有しかつ
    前記周鍔の外方側に切込みを設けて折曲げ可能か
    つ折曲げにより周鍔の下方でヒータを挟み固定す
    る舌片を一体に形成する一方、前記舌片の折曲げ
    により周鍔に生じる空隙を前記肩部材により遮蔽
    した容器本体を具えてなる保温容器。
JP8143882U 1982-05-31 1982-05-31 保温容器 Granted JPS58181337U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8143882U JPS58181337U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 保温容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8143882U JPS58181337U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 保温容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181337U JPS58181337U (ja) 1983-12-03
JPH0236437Y2 true JPH0236437Y2 (ja) 1990-10-03

Family

ID=30090543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8143882U Granted JPS58181337U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 保温容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58181337U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635333B2 (ja) * 1974-06-26 1981-08-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566013Y2 (ja) * 1975-05-20 1981-02-09
JPS5926931Y2 (ja) * 1979-08-24 1984-08-04 タイガー魔法瓶株式会社 外装ケ−スへの底部材取付装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635333B2 (ja) * 1974-06-26 1981-08-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58181337U (ja) 1983-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0236437Y2 (ja)
JPS5856581Y2 (ja) ジャ−炊飯器の蓋
JPS6022895Y2 (ja) 炊飯器等の蓋体
JPS5916023Y2 (ja) 炊飯器
JPS5921686Y2 (ja) 炊飯器
JPS5835140Y2 (ja) 炊飯器の発熱体取付構造
JPS5938167Y2 (ja) 電気炊飯器の肩構造
JPS5931121Y2 (ja) 炊飯器
JPS5835137Y2 (ja) 蓋ヒ−タ取付装置
JPS6010505Y2 (ja) 炊飯器
JPS5851849Y2 (ja) 調理器
JPS591606Y2 (ja) 調理器
JPS5921701Y2 (ja) 加熱調理器の裏面遮熱板取付装置
JPS5938186Y2 (ja) 保温容器
JPS5836339Y2 (ja) 電気調理器
JPS5835136Y2 (ja) 底蓋の結合装置
JPS5851852Y2 (ja) 調理器
JPS5835139Y2 (ja) 炊飯器
KR800001756Y1 (ko) 후라이팬이 부설된 전기냄비
JPH0246823Y2 (ja)
JPS5848971Y2 (ja) 電気コンロの固定板
KR200343083Y1 (ko) 전기보온밥통의 뚜껑 히터용 전원선 연결구조
JPH0137549Y2 (ja)
JPH0344108Y2 (ja)
JPH0535817Y2 (ja)