JPH0235962B2 - - Google Patents

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JPH0235962B2
JPH0235962B2 JP56151104A JP15110481A JPH0235962B2 JP H0235962 B2 JPH0235962 B2 JP H0235962B2 JP 56151104 A JP56151104 A JP 56151104A JP 15110481 A JP15110481 A JP 15110481A JP H0235962 B2 JPH0235962 B2 JP H0235962B2
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JP
Japan
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focus
signal
servo signal
servo
detection signal
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Application number
JP56151104A
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English (en)
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JPS5852607A (ja
Inventor
Yosuke Kusaka
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Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
Priority to JP56151104A priority Critical patent/JPS5852607A/ja
Priority to US06/417,169 priority patent/US4474449A/en
Publication of JPS5852607A publication Critical patent/JPS5852607A/ja
Publication of JPH0235962B2 publication Critical patent/JPH0235962B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動焦点検出装置に関するものであ
る。
従来、この種の自動焦点検出装置において固体
撮像素子等の上に結像された被写体像の光電変換
出力に基づき、撮影レンズの合焦位置へ移動させ
るためのサーボ系の追従目標を示す制御情報を発
生していた。
しかしながら、直接この制御情報をサーボ制御
に用いると装置内で発生するノイズ、カメラの手
ぶれあるいは被写体の一瞬の動き等に起因し、サ
ーボ系に対して、過渡的に不適正な制御情報が印
加されることがある。そのため撮影レンズが合焦
点近傍範囲内にある状態において焦点調節装置
が、不適正な制御信号に一々応答して合焦点から
大きくはずれてしまいそれから再び合焦点に戻つ
てくるようなことが起る。このように合焦近傍範
囲内における動作が不安定になる。
従来、このような合焦近傍範囲内における動作
不安定を防止するために、得られた制御信号をフ
イルタリングすることにより過渡的に発生する不
適正な信号を除去し、サーボ制御を円滑に行うこ
とが知られている。しかし、この場合には、サー
ボ系が常に一定の応答遅れを生じ、自動焦点調節
装置の応答性が低下する。そして特に、合焦近傍
範囲外における応答遅れは許容できなくなるとい
う問題が生じる。
以上の問題を解決するため、本発明は合焦位置
近傍範囲外における応答性を低下させずに合焦位
置近傍範囲内における動作を安定化した自動焦点
調節装置を提供することを目的とする。そのため
に、本発明では、合焦近傍範囲外の場合において
焦点調節信号に応じて撮影レンズを駆動する。一
方、合焦近傍範囲内の場合において焦点調節信号
の極短時間についての変化を反映しない焦点調節
信号を制御した信号に応じて撮影レンズを駆動す
る。
以下に添附図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。
第1図は本発明の実施例を示すブロツク図であ
る。
第1図において、被写体からの光は撮影レンズ
1に入射し、所定焦点面2上に被写体像を形成す
る。この入射光のうち、レンズ1の光軸3に対し
て対称な2領域4,5を通過し、焦点面2に被写
体像を形成した光束は再結像レンズ6,7によ
り、CCD等の固体撮影素子8,9上に被写体像
を再結像する。
前記固体撮影素子8,9上に各々再結像した被
写体像は光電変換されその光電変換された信号が
焦点演算制御回路10に入力される。この素子
8,9回路10は本発明の焦点検出手段を成す。
前記焦点演算制御回路10は固体撮影素子8,9
上の再結像被写体像の光電変換信号を演算処理し
て、各々の再結像被写体像の相対位置を検出する
ことにより、前ピン、後ピン、合焦、の焦点調節
状態及び合焦位置からの撮影レンズの変位置の情
報を得るとともに、モーター13を駆動して、撮
影レンズ1を合焦位置に移動するためにこれらの
情報に基づいたサーボ信号x(t)出力する。この
サーボ信号x(t)は前後ピン状態を符合に持ち合
焦位置からの変位置を絶対値とする。尚焦点検出
光学系及び光電変換部及び回路10の構成はこれ
に限らず特開昭54159259に開示されたものでもよ
く、要は前ピン後ピン及び上記変位量に関する信
号が得られるものであればいかなるタイプでもよ
い。
一般にCCDのような電荷蓄積型素子を固体撮
影素子8,9として使用する場合には、電荷蓄積
時間及び読出時間が必要であり、又マイクロコン
ピユーターを焦点演算制御装置10として使用す
る場合には演算時間が必要であるため、以下サー
ボ信号x(t)は間欠的に変化する信号として説明
しているが、このサーボ信号x(t)は連続的に変
化する信号であつてもよい。
このサーボ信号x(t)は、カメラの手ぶれ、装
置のノイズ等の誤動作等に起因して過渡的に不適
性な成分(以下これを総称してノイズという。)
を含む。サーボ制御回路11は、ノイズを含むサ
ーボ信号x(t)を入力し、前記ノイズを除去した
サーボ信号z(t)に変換し、それによつて自動焦
点装置が安定して動作できるようにする。
モーター駆動回路12は、前記サーボ制御回路
11からのサーボ信号z(t)を受けとりこの信号
に基づきモーター13を駆動し、モーター13は
フオーカスリング14を介して撮影レンズ1を合
焦位置に移動する。この駆動回路12、モータ1
3は本発明のレンズ駆動手段を成す。
情報入力用コード板又は抵抗体15は前記フオ
ーカスリング14はモーター13から撮影レンズ
1に至るギヤ等の駆動系に連動して、撮影レンズ
1の位置情報Ptをモーター駆動回路12に伝達す
る。情報入力コード板Pは抵抗体15よりの撮影
レンズ1の位置情報Ptとサーボ制御回路11から
のサーボ信号z(t)とがモーター駆動回路12内
で比較され両者が一致した時にモーター13が停
止され撮影レンズ1がその合焦位置に固定され
る。
尚、上述の説明においては撮影レンズ1の位置
制御を、撮影レンズ1の位置情報Ptをフイードバ
ツクするクローズドループによつて行うとした
が、撮影素子8,9、焦点演算制御回路10にお
ける応答遅れがなく、サーボ信号z(t)が撮影レ
ンズ1の移動に対してほぼリアルタイムで追従す
る場合には、撮影レンズ1の位置制御は撮影レン
ズ1等の光学系を介したフイードバツクループで
行なつてさしつかえない。
この場合には撮影レンズ1の位置情報入力コー
ド板又は抵抗15および位置情報Ptは不要であ
る。
第2図は、第1図のサーボ制御回路11の構造
を詳細に示すブロツク図である。
前記焦点演算制御装置10からのサーボ信号x
(t)は、ラツチ部16によつてラツチされる。次
にラツチ部16から出力されたサーボ信号x(t)
は、本発明の変化制御出力発生手段を成すフイル
タリング部17により、種々のフイルタリング処
理を選択する制御信号IFに従つて、フイルタリ
ングされる。そして、フイルタリング部17はフ
イルタリングされた制御出力、即ちサーボ信号y
(t)を出力する。次に、フイルタリングされたサ
ーボ信号y(t)は、本発明の検知手段を成す比較
部18によりその絶対値がスレツシユホールドレ
ベルTH1と比較され、その結果に応じて比較部
18は検知出力、即ちゲート制御信号S1を出力
する。即ち、サーボ信号y(t)がスレツシユホー
ルドレベルTH1以下の時にはゲート制御信号S
1はL(低レベル)となり、信号y(t)がスレツシ
ユホールドレベルTH1以上の時にはゲート制御
信号S1はH(高レベル)となる。本発明の選択
手段を成すゲート変換部19は、ゲート制御信号
S1に従い、ラツチ部16から出力されるサーボ
信号x(t)をサーボ信号z(t)に変換する。即ち、
ゲート制御信号S1がLのとき、ゲート変換部1
9は撮影レンズ停止信号z(t)=0を出力し、一
方信号S1がHのとき信号z(t)=x(t)を出力す
る。
第3図は、第2図におけるフイルタリング部1
7の構造を詳細に示す。
このフイルタリング部17は、n個のシフトレ
ジスタRG1〜RGo、n個のかけ算器MP1〜MPo
計数設定器20、加算器21、割算器22、及び
加算器23から成る。n個のトランジスタRG1
RGoはシフトレジスタスタツクを構成し、1つの
シフトレジスタに1つの信号x(t)が記憶される。
かけ算器MP1〜MPoの係数a1〜aoは、係数設定器
20により設定される。またこの係数は加算器2
3によつて加算され、即ち加算器23は演算Σao
=a1+a2+a3+・・・+aoを行なう。前記サーボ
信号x(t)が、ラツチ部16を介して前記シフト
レジスタスタツクRG1〜RG6に印加され順次蓄積
されていき、従つて時刻tにおいて各シフトレジ
スターRG1〜RGNには過去N個のサーボ信号x
(t)〜x(t-o+1)が記憶されている。各シフトレジス
タRG1〜RGoに対応して設けられたかけ算器MP1
〜MPoは、各シフトレジスタに記憶されたサー
ボ信号データx(t)〜x(t-o+1)に所定の重み(係数
a1〜ao)を乗ずる。この係数a1〜aoは、係数設定
器20により被写体輝度情報あるいは焦点距離あ
るいは撮影者の選択情報等に基づいた係数制御信
号IFに応じて自動的に又は手動的に決定される。
例えば被写体輝度が低い場合第1図の素子8,
9の電荷蓄積時間が長くなり、応答性が低下する
ので、この応答性の低下を避ける為にa(o)〜a(o-r)
をすべて零とし輝度が高くなるにつれてrが小さ
くなる様に定める。これによりフイルタリングの
為に高輝度の場合は過去の多数のサーボ信号xtを
使用し低輝度の場合は過去の少数のサーボ信号x
(t)を使用することになる。
かけ算器MP1〜MPoの出力は加算器2によつ
て加算され割算器22に印加される。割り算器2
2は加算出力(即ちa1x(t)+a2x(t-1)+・・・・+
aox(t-o+1)を加算器23の出力Σaoで割算し、フイ
ルタリングされたサーボ出力y(t)=a1x(t)+
a2x(t-1)+・・・+aox(t-o+1)/Σaoを出力する。
以下第4図のタイムチヤートを参照して本発明
の実施例の装置を具体的動作について説明する。
時刻t1において第1図示の撮影レンズ1は後ピ
ン状態であり焦点演算制御回路10は、前後ピン
状態を符合に持ち、合焦状態からの変位量を絶対
値としたサーボ信号x(t)を出力している。サー
ボ信号x(t)は、第2図示のラツチ部16にラツ
チされ又ゲート変換部19およびフイルタリング
部17に出力されている。この時点においてフイ
ルタリング部17でフイルタリングされたサーボ
出力y(t)の値はスレツシヨルドレベルTH1以上
になつているのでゲート制御信号S1は“H”で
ある。ゲート変換部19は前記のように、ゲート
制御信号S1が“L”となつている間は、サーボ
信号z(t)=0(即ち合焦)を出力し、信号S1が
“H”となつている間はサーボ信号z(t)=x(t)を
出力するので、この時点でゲート変換部19はサ
ーボ信号z(t)=x(t)を出力している。
サーボ信号z(t)=x(t)に基づいて第1図示の
モーター駆動回路12はモーター13を駆動し撮
影レンズ1を後ピン1から合焦位置方向へ移動し
ていく。撮影レンズ1が合焦状態に近づくにつれ
てサーボ信号x(t)の絶対値も小さくなり、フイ
ルタリングされたサーボ信号y(t)の絶対値も小
さくなつていく。
そして時刻t6においてフイルタリングされたサ
ーボ信号y(t)の値がスレツシヨルドレベルTH1
以下になるのでこの時比較部18のゲート制御信
号S1は“L”となり、ゲート変換部19はサー
ボ信号z(t)=0を出力するようになる。従つて
モーター駆動回路12はモーター13を停止し、
撮影レンズ1は合焦点近傍に固定される。
以上、撮影レンズ1が非合焦位置から合焦位置
へ移動制御される動作について述べた。
次に、撮影レンズ1が合焦位置にあり、その時
サーボ信号x(t)にノイズが加わつた場合につい
て述べる。
第4図示のように時刻t22においてサーボ信号
x(t)にノイズが加わるが、フイルタリングされ
たサーボ信号y(t)の値は以前としてスレツシヨ
ホールドレベルTH1以下になつているので、比
較部18はゲート制御信号S1として“L”を出
力しており、ゲート変換部19の出力はサーボ信
号z(t)=0のままである。従つてモーター駆動
回路12はモーター13を駆動せず撮影レンズ1
は合焦位置から変位しない。
次に、被写体が移動したり測距位置を変える等
の条件変化により、現在の撮影レンズ1の位置が
合焦位置から非合焦位置になつた場合について説
明する。
第4図において時刻t41までは撮影レンズ1の
位置は合焦位置であつたが、条件変化により前ピ
ン位置となり時刻t42に於いてサーボ信号x(t)は
前ピン位置のサーボ信号となる。しかしフイルタ
リングされたサーボ信号y(t)の値は、まだスレ
ツシヨルドレベルTH1内にあるので、結局サー
ボ信号z(t)はz(t)=0となり、モーター13は
すぐには駆動されず撮影レンズ1は停止したまま
である。
時刻t42に続いて時刻t43に於サーボ信号x(t)が
前ピン状態のままになつていると、フイルタリン
グされたサーボ信号y(t)の値はスレツシヨルド
レベルTH1を越えるので、比較部18はゲート
制御信号S1を“H”に上げ、ゲート変換部19
はサーボ信号z(t)=x(t)を出力する。
従つて、モーター駆動回路12はモーター13
を駆動し撮影レンズ1を前ピン位置から合焦位置
方向へ移動しはじめる。
撮影レンズ1がサーボ信号z(t)=x(t)に基づ
き移動され、合焦位置に近づいてゆき、時刻t46
に於いてフイルタリングされたサーボ信号y(t)
がスレツシヨドレベルTH1以下になると比較部
18はゲート制御信号S1を“L”に下げゲート
変換部19はサーボ信号z(t)=0を出力する。
従つてモーター駆動回路12はモーター13の駆
動を停止し、撮影レンズ1は合焦近傍に固定され
る。
第5図はサーボ制御回路11の別の実施例の構
成を示すブロツク図である。ラツチ部16は第1
図焦点演算制御回路10から入力したサーボ信号
x(t)をラツチする。ゲート部24はゲート制御
信号S1′とゲート制御信号S2の制御により前
記ラツチ部16から出力されるサーボ信号x(t)
の通過をON,OFFする。フイルタリング部17
は前記ゲート部24によりゲートされたサーボ信
号x(t)をフイルタリングする。信号IFは種々の
フイルタリング処理を選択するための制御信号、
信号y(t)′はフイルタリングされたサーボ信号、
比較部18は前記フイルタリングされたサーボ信
号y(t)′をスレツシヨルドレベルTH1と比較し
て、その結果によりゲート制御信号S1′を出力
する。前記ラツチ部16から出力されるサーボ信
号x(t)は比較部25によつてスレツシヨルドレ
ベルTH2と比較され、その結果に応じて比較部
25はゲート制御信号S2を出力する。ゲート変
換部19は前記ゲート制御信号S1′とゲート制
御信号S2の制御により、前記ラツチ部16から
出力されるサーボ信号x(t)をサーボ信号z(t)′に
変換する。更に詳細に説明する。
焦点演算制御回路10からのサーボ信号x(t)
はラツチ部16にラツチされゲート部24比較部
25ゲート変換部19に出力されている。ゲート
部24はゲート制御信号S2の立上りでONとな
り(即ちサーボ信号x(t)を通過させる。)ゲート
制御信号S1′の立上りでOFFとなる。(即ちサ
ーボ信号x(t)を通過させない。) 又ゲート変換部19はゲート制御信号S2の立
上りでサーボ信号z(t)′=0(即ち合焦)を出力
し、ゲート制御信号S1の立上りでサーボ信号z
(t)′=x(t)を出力する。
又初期状態に於いてはゲート部24はOFF、
ゲート変換部19の出力するサーボ信号z(t)′は
z(t)′=x(t)る。
比較部25は、サーボ信号x(t)がスレツシヨ
ルドレベルTH2以上の時にL出力を発生し、サ
ーボ信号x(t)がスレツシヨルドレベル以下の時
にH出力を発生する。この実施例では比較部25
は、比較部18と共に検知手段を構成する。比較
部18はサーボ信号y(t)′がスレツシヨルドレベ
ルTH1以下の時にL出力を発生し、サーボ信号
y(t)′がスレツシヨルドレベルTH1以上の時にH
出力を発生する。
フイルタリング回路は、ゲート部24を通過し
たサーボ信号x(t)を、前記の実施例と同様にし
てフイルタリングし、信号y(t)′を発生する。
以下第6図のタイムチヤートを参照して第5図
示の装置の具体的動作について説明する。
時刻t1に於いて撮影レンズ1は後ピン位置にあ
り、焦点演算制御回路10からのサーボ信号x
(t)は後ピン位置に対応する出力となつている。
従つて、サーボ信号x(t)の値はスレツシヨル
ドレベルTH2以上であり、ゲート制御信号S2
は“L”である。ゲート変換部19はサーボ信号
z(t)′=x(t)を出力し、これに基づきモーター駆
動回路M12はモーター13を駆動し撮影レンズ
1を後ピン位置から合焦位置方向へ移動してい
く。撮影レンズ1が合焦位置に近づくにつれて、
サーボ信号x(t)の絶対値も小さくなる。
時刻t6に於いてサーボ信号x(t)の値がスレツシ
ユドレベルTH2以下になると比較部25はゲー
ト制御信号S2を“H”にする。ゲート制御信号
S2の立上りによりゲート変換部19はサーボ信
号z(t)=0を出力するようになり、従つてモー
ター駆動回路12はモーター13の駆動を停止し
撮影レンズLSは合焦点近傍に固定される。
又ゲート制御信号S2の立上りによりゲート部
24はONとなりフイルタリング部17はサーボ
信号x(t)が印加され始める。
フイルタリング部17は、例えば第3図で説明
した構成となつており、初期状態において各レジ
スターRG1〜RGnはリセツトされ、各レジスタ
の記憶内容は“0”になつている。この時フイル
タリングされたサーボ信号y(t)はスレツシヨル
ドレベルTH1内に入つているので、比較部18
はゲート制御信号S1′として“L”を出力して
いる。
以上、撮影レンズ1が非合焦位置から合焦位置
へ移動制御される動作について述べた。
次に撮影レンズ1が合焦位置にあり、サーボ信
号x(t)にノイズが加わつた場合の動作について
述べる。
時刻t22においてサーボ信号x(t)にノイズが加
わるが、フイルタリングされたサーボ信号y
(t)′の値は以前としてスレツシヨルドレベルTH1
内に入つているので、比較部18はゲート制御信
号S′1“L”を出力しており、ゲート変換部の出
力はz(t)′=0のままである。従つてモーター駆
動回路12はモーター13を駆動せず撮影レンズ
1は合焦位置から変位させない。
次に被写体の移動や測距位置の移動等の条件変
化により現在の撮影レンズ1の位置が非合焦位置
になつた場合を説明する。
時刻t41は撮影レンズ1の位置は合焦位置であ
つたが、条件変化により前ピン位置となり時刻
t42に於いてサーボ信号x(t)は前ピン位置のサー
ボ出力となる。
しかしフイルタリングされたサーボ信号y
(t)′の値はスレツシヨルドレベルTH1内にあるの
で、結局サーボ信号z(t)′はz(t)′=0となり、
モーター13は駆動されず撮影レンズ1は停止し
たままである。
時刻t42に続いて時刻t43に於いてもサーボ信号
x(t)が前ピン位置になると、フイルタリングさ
れたサーボ信号y(t)′の値はスレツシヨルドレベ
ルTH1を越えるので、比較部18はゲート制御
信号S1′を“H”に立上がらせる。この立上が
りにより、ゲート変換部19はサーボ信号z
(t)′=x(t)を出力するようになる。
従つて、モーター駆動回路12はモーター13
を駆動し撮影レンズ1を前ピン位置から合焦位置
方向へ移動しはじめる。又ゲート制御信号S1′
の立上りはゲート部24をOFFしサーボ信号x
(t)がフイルタリング部17に印加されないよう
にするとともに、フイルタリング部17をリセツ
トする。例えば、第3図に於いて各レジスター
RG1〜RGoの記憶内容を“0”にする。こうして
合焦位置近傍範囲内のときのみフイルタリング部
17が作動する。
撮影レンズ1がサーボ信号z(t)′=x(t)に従つ
て、レンズ1が移動され、レンズが合焦位置に近
づき、時刻t46に於いてサーボ信号x(t)の値がス
レツシヨルドレベルTH2内に入ると、即ち合焦
位置近傍範囲内にになると比較部25はゲート制
御信号S2を“H”に立上がらせる。この立上り
によりゲート変換部19はサーボ信号z(t)=0
を出力するようになり、従つてモーター駆動回路
12はモーター13の駆動を停止し、撮影レンズ
1は合焦位置近傍に固定される。
又ゲート制御信号S2の立上りによりゲート部
24は再びONとなりフイルタリング部17にサ
ーボ信号x(t)が印加されはじめる。
従つて次にフイルタリングされたサーボ信号y
(t)′がスレツシヨルドレベルTH1を越えるまでは
撮影レンズ1は合焦点近傍に固定されたままであ
る。この様に第2実施例では合焦位置近傍範囲外
から内へ変化したことは比較部25によつて信号
x(t)の大きさに基づき合焦位置を検出し、一旦
合焦近傍範囲内に入つた後はそこから外へ出たこ
とを比較部18によりフイルタリング部17の出
力によつて検出している。
第2図の実施例に比較して第5図の実施例で
は、撮影レンズ1の停止位置を直接サーボ信号x
(t)に対するスレツシヨルドレベルTH2の設定値
により制御できるので、正確な撮影レンズ1の位
置制御を要する場合には有利である。
第2図及び第5図の実施例に於いて比較部1
8、比較部25のスレツシヨルドレベルTH1,
TH2は各々実験によつて適宜に決定されるべき
ものである。又これらスレツシヨルドレベル
TH1,TH2を被写体輝度撮影レンズ焦点距離絞
り値、撮影者の選択等により可変となるように構
成してもよい。
又以上の実施例による説明では、合焦位置にな
るとゲート変換部17は撮影レンズ停止信号とし
てサーボ信号z(t)=0、z(t)′=0を出力してい
たが、その停止信号としてサーボ信号z(t)=y
(t)、z(t)′=y(t)′(但しy(t),y(t)′はフイ
ルタ
リングされたサーボ信号)を出力するように構成
してもよい。この場合には、y(t)は徐々に小さ
くなるのでモータは徐々に減速されすぐには停止
する。
又以上の実施例の説明においてサーボ信号およ
び信号処理回路はアナログ又はデイジタルのどち
らで構成してもよいことはいうまでもない。
又以上の実施例による説明では、焦点演算制御
装置10とサーボ制御回路11を説明の都合上
別々にして機能別に説明したが、実際には、これ
らの機能を1つのマイクロコンピユーターのプロ
グラムにまとめてリフトウエアによつて達成する
こともできる。
以上のように、本発明によると合焦位置近傍範
囲内において動作が安定するので、合焦した後
種々の要因により発生するノイズによつて焦点調
節状態が乱されることがなくなると共に合焦位置
近傍範囲外にあつては応答性を損うことがなく自
動焦点調節を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動焦点調節装置の実施
例の全体を示すブロツク図、第2図は、第1図に
おけるサーボ制御回路の第1の実施例の構成を詳
細に示すブロツク図、第3図は、第2図および第
5図におけるフイルタリング部の構成を詳細に示
す図、第4図は、第2図の回路を用いた実施例の
動作を説明するためのタイムチヤート図、第5図
は、第1図におけるサーボ制御回路の第2の実施
例の構成を詳細に示すブロツク図、第6図は、第
5図の回路を用いた実施例の動作を説明するため
のタイムチヤート図である。 〔主要部分の符合の説明〕、焦点検出信号……
x(t)、焦点検出手段……8,9,10、レンズ
駆動手段……12,13、変化抑制出力発生手段
……17、抑制出力……y(t),y(t)′、検知手段
……18,25、検知出力……S1,S1′、駆
動信号……x(t)、撮影レンズ停止信号……0、
選択手段……19。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影レンズの合焦位置と現在位置との差に応
    じて変化する焦点検出信号を繰り返し時系列的に
    発生する焦点検出手段と、 焦点調節のために前記撮影レンズを駆動するレ
    ンズ駆動手段と、 前記時系列的に発生された複数の前記焦点検出
    信号に統計平均処理を施すことにより前記焦点検
    出信号に含まれる過渡的な変化成分を除去した平
    均化焦点検出信号を発生する平均化手段と、 前記平均化焦点検出信号に応じて前記撮影レン
    ズの位置が合焦近傍範囲内か該範囲外にあるかを
    検知して検知信号を出力する検知手段と、 前記検知信号が合焦近傍範囲外を示す時には、
    前記検知信号に応じて前記レンズ駆動手段に時系
    列的に発生される前記焦点検出信号を出力し、ま
    た前記検知信号が合焦近傍範囲内を示す時には、
    前記検知信号に応じて前記レンズ駆動手段に停止
    信号又は平均化焦点検出信号を出力する選択手段
    とを備えたことを特徴とする自動焦点検出装置。
JP56151104A 1981-09-24 1981-09-24 自動焦点調節装置 Granted JPS5852607A (ja)

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