JP2018116265A - 焦点検出装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

焦点検出装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来技術と比較してより焦点検出に適した信号を得ることができることで、より精度の高い焦点検出結果を得ること。【解決手段】 マイクロコンピュータ221は、各AFエリアに対応するAFセンサの複数の領域のうち、被写体に対応するAFエリアに基づいて、AFセンサの信号の蓄積を制御する。当該制御によって得られた信号に基づいて焦点検出部210が焦点検出を行う。【選択図】 図3

Description

本発明は、ラインセンサが出力した信号を用いて焦点検出を行う焦点検出装置に関する。
従来、AF用モジュールが有するラインセンサについて、一本のラインセンサに対応する複数のAFエリアのうち、いずれかのAFエリアに対応するラインセンサの領域の受光量に基づいて、ラインセンサ全体の信号蓄積制御を行う技術が知られている。
特許文献1では、一本のラインセンサに対して3点のAFエリアが対応しており、各AFエリアに対応して当該ラインセンサを3つの領域に分けている。AFエリアを自動選択するモードでは、3点のAFエリアのうち中央のAFエリアに対応するラインセンサの領域の受光量を基準として、ラインセンサ全体の信号蓄積制御を行う。そして、合焦状態を判定するためのAFエリアとして、当該基準としたラインセンサの領域の出力信号を用いた焦点検出結果を優先して選択する技術を開示している。
特開2011−48265号公報
特許文献1によれば、撮影者がピントを合わせたい被写体が、複数のAFエリアのうち中央のAFエリアに対応した位置に存在する場合には、信号蓄積制御により当該被写体に対して精度良く焦点検出を行うために適した信号を得ることができる。しかし、特許文献1では複数のAFエリアのうち中央のAFエリア以外のAFエリアに対応した位置に存在する場合を考慮していない。このため、撮影者がピントを合わせたい被写体が中央ではなく左右のAFエリアに対応する位置に存在する場合であっても、被写体が存在しない中央のAFエリアに対応するラインセンサの領域での受光量を基準としてラインセンサ全体の信号蓄積制御を行う。このことから、被写体が左右のAFエリアに対応する位置に存在する場合には、撮影者がピントを合わせたい被写体に対して精度良く焦点検出を行うために適切な信号蓄積制御を行うことができない場合があった。例えば、撮影者がピントを合わせたい被写体が左のAFエリアに対応した位置に存在し、中央のAFエリアに対応した位置に明るい背景が配置されている場合を考える。この場合には、中央の明るい背景が適切な蓄積状態になるように制御するため、ラインセンサ全体の蓄積時間が短くなったり、ゲインが低くなる蓄積制御となる。このため、撮影者がピントを合わせたい左のAFエリアに対応するラインセンサの領域の信号レベルは低めに出力されてしまう。すると出力された信号が低コントラストとなって焦点検出結果が不安定になったり、そもそも焦点検出ができない等、撮影者がピントを合わせたい被写体に対する正確な焦点検出が難しくなる。
そこで本発明は、より焦点検出に適した信号蓄積制御を行うことができる焦点検出装置を提供することを目的とする。また、その制御方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明は、複数の光電変換素子で構成され、撮像光学系を通過する光束のうち異なる一対の光束をそれぞれ受光して画像信号を出力するラインセンサを有する第1の撮像素子と、前記ラインセンサによる画像信号の蓄積を制御する蓄積制御手段と、前記ラインセンサの複数の領域ごとにAFエリアを対応させ、前記複数の領域ごとの画像信号に基づいて、前記領域ごとのデフォーカス量を検出する焦点検出手段と、前記複数の領域のうち合焦すべき被写体の位置に対応する前記領域を前記蓄積制御手段による画像信号の蓄積制御の基準領域として設定する設定手段と、を有し、前記焦点検出手段は、前記設定手段が設定した前記基準領域の受光量に基づいて前記蓄積制御手段が蓄積を制御して得られた信号に基づいてデフォーカス量を検出するよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、より焦点検出に適した信号を得ることができるため、より精度の高い焦点検出結果を得ることができる。
一眼レフカメラの構成を示すブロック図である。 位相差方式の焦点検出光学系の構成を示す図である。 実施例1の撮影動作のフローチャート図である。 実施例1のAGC領域の設定を説明する図である。 AFエリアとAGC領域との関係を示す図である。 実施例1の主要被写体判定/AGC領域設定のフロー図である。 実施例2のAGC領域の設定を説明する図である。 実施例2の主要被写体判定/AGC領域設定のフロー図である。 実施例3の撮影動作のフローチャート図である。 実施例3のAGC領域の設定を説明する図である。 実施例3の主要被写体判定/AGC領域設定のフロー図である。 実施例4の撮像動作のフローチャート図である。 各AFエリア選択モードにおけるAFエリアの選択とACG領域の設定を説明する図である。 AFエリア選択モードに応じたAGC領域設定の処理を説明する図である。 複数のラインセンサのAGC領域を設定の処理を説明する図である。
<実施例1>
以下、本発明を適用した実施の形態である実施例1について説明する。
[カメラの構成]
図1は、実施例1の一眼レフカメラの構成を示すブロック図である。
実施例1の撮像光学系は、撮影レンズ201、絞り203等によって構成されている。
AF(オートフォーカス)駆動回路202は、例えばDCモータや超音波モータによって構成され、マイクロコンピュータ221の制御によって撮影レンズ201のフォーカスレンズ位置を変化させることによりピントを合わせる。
絞り駆動回路204は、絞り203を駆動する。駆動されるべき量はマイクロコンピュータ221によって算出され、光学的な絞り値を変化させる。
主ミラー205は撮影レンズ201から入射した光束をファインダ側と撮像素子側とに切替えるための光学部材である。主ミラー205は常時はファインダ部へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合には、撮像素子213へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する。また主ミラー205はその中央部が光束の一部を透過できるようにハーフミラーとなっている。
サブミラー206は主ミラー205から透過してきた光束を反射させ、焦点検出部210へと光束の一部を入射させる。焦点検出部210は焦点検出用のモジュールであり、焦点検出部210の入射した光束は、焦点検出部210が有する一対のAFセンサ230a及び230bによって受光される。AFセンサ230a及び230bはラインセンサである。なお、本実施例では一対のAFセンサのみをピックアップ説明するが、一対のAFセンサを複数有していても良い。焦点検出部210は、AFセンサ230a及び230bが光電変換した画像信号の蓄積、モニタ、読み出し、焦点検出のための演算等を行うための不図示の回路を有している。
ファインダはペンタプリズム207、ピント板208、アイピース209などによって構成される。
主ミラー205の中央部を透過し、サブミラー206で反射された光束は、AF用モジュールである焦点検出部210の内部に配置された光電変換を行うための一対のAFセンサ230a、230bに至る。本実施例のAFセンサ230a、230bは、ライン状に配置された光電変換素子列である。被写体に対する撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量は、一対のAFセンサ230a、230bの出力を演算することによって求められる。マイクロコンピュータ221は演算結果を評価してAF駆動回路202に指示し、フォーカスレンズを駆動させる。
シャッタ駆動回路212は、フォーカルプレーンシャッタ211を駆動する。シャッタの開口時間はマイクロコンピュータ221によって、制御される。
撮像素子213には、CCDやCMOSセンサなどが用いられ、撮影レンズ201によって結像された被写体像を電気信号に変換する。
クランプ回路214やAGC回路215は、撮像素子213から出力された電気信号に対し、A/D変換をする前の基本的なアナログ信号処理を行う。クランプレベルやAGC基準レベルの変更はマイクロコンピュータ221によって行われる。
A/D変換器216は撮像素子213のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路217はゲートアレイなどのロジックデバイスにより実現される。映像信号処理回路217はデジタル化された画像信号に、フィルター処理、色変換処理、ガンマ処理を行うと共に、JPEGなどの圧縮処理を行い、メモリコントローラ218に出力する。
映像信号処理回路217は、必要に応じて撮像素子213の信号の露出情報やホワイトバランスなどの情報をマイクロコンピュータ221に出力することが可能である。それらの情報を基にマイクロコンピュータ221はホワイトバランスやゲイン調整の指示を行う。連続撮影動作の場合においては、一旦、未処理画像のままバッファメモリ220に撮影データを格納し、メモリコントローラ218を通して未処理の画像信号を読み出し、映像信号処理回路217にて画像処理や圧縮処理を行い、連続撮影を行う。連像撮影枚数は、バッファメモリ220の大きさに左右される。
メモリコントローラ218では、映像信号処理回路217から入力された未処理のデジタル画像信号をバッファメモリ220に格納し、処理済みのデジタル画像信号をメモリ219に格納する。また、逆にバッファメモリ220やメモリ219から画像信号を映像信号処理回路部217に出力する。メモリ219は取り外し可能である場合もある。
操作部材222は、マイクロコンピュータ221にその状態を伝え、マイクロコンピュータ221はその操作部材の変化に応じて各部をコントロールする。
また、操作部材222は止まっている被写体の撮影に適しているONESHOTモード、撮影距離が絶えず変化する被写体の撮影に適しているSERVOモードへの切り替え操作を行うことができる。
スイッチSW1(以後SW1とも称する)とスイッチSW2(以後SW2とも称する)は、レリーズボタンの操作でオンオフするスイッチであり、それぞれ操作部材222の入力スイッチのうちの1つである。SW1のみオンの状態はレリーズボタン半押し状態であり、この状態でオートフォーカスの動作や測光動作を行う。
スイッチSW1,SW2が共にオンの状態はレリーズボタンの全押し状態であり、画像を記録するためのレリーズボタンオン状態である。この状態で撮影が行われる。またスイッチSW1,SW2がONし続けている間は、連続撮影動作が行われる。操作部材222には、他に、ISO設定ボタン、画像サイズ設定ボタン、画質設定ボタン、情報表示ボタンなど不図示のスイッチが接続されており、スイッチの状態が検出されている。
電源部225は、各ICや駆動系に必要な電源を供給する。
AE部226は撮影レンズ201を通した被写体の輝度を測光する。AE部226は、CCD或いはCOMS等の撮像素子からなる測光センサ(第2の撮像素子)と、測光センサからの出力信号を用いて、測光演算と、顔検知演算や追跡演算等の被写体認識処理とを行う不図示の回路から構成される。測光センサは、赤外光域および可視光域における分光特性の異なる複数の画素(R(赤),G(緑),B(青),IR(赤外))からなる画素群を有している。
[位相差方式の焦点検出光学系]
図2は、焦点検出部210までの光学的な構成を示した図である。なお、図1中の構成要素と同じ構成要素には図1と同じ符号を付している。また、図2では、各構成要素を撮影レンズ201の光軸上に展開して示している。ただし、図2では、主ミラー205およびサブミラー206を省略して示している。
焦点検出部210は、フィールドレンズ227と一対の開口部を有する絞り228と、2次結像レンズ229と、一対の光電変換素子列であるAFセンサ230a、230bとを有している。
光軸201a上の一点の光源から発した光束は、撮影レンズ201を通過して結像面231上に1次結像する。そして、フィールドレンズ227、絞り228、および一対の2次結像レンズ229を介して一対のAFセンサ230a及び230b上に一定の間隔を隔てて2次結像する。AFセンサ230a、230bは受光した光束を光電変換し、画像信号を出力する。
フィールドレンズ227は、撮影レンズ201の瞳201bと一対の2次結像レンズ229の入射瞳、つまり絞り228付近に結像するように配置されており、絞り228の一対の開口部に対応して撮影レンズ201の瞳201bを図中上下方向に分割している。
このような構成において、例えば撮影レンズ201を図中左方に繰り出して、結像面231より左方に光束が結像すると、一対のAFセンサ230a及び230b上の一対の被写体像は矢印方向に変位する。この一対の被写体像の相対的なずれ量を、AFセンサ230a、230bが光電変換した信号を用いて検出することで、撮影レンズ201の焦点検出を行い、さらに撮影レンズ201の焦点調節駆動を行うことが可能である。なお、撮影レンズ201を図中右方に繰り出した場合は、一対のAFセンサ230a、230b上の一対の被写体像は図中矢印方向とは反対方向に変位する。
AFセンサ230a及び230bについて、焦点検出部210(蓄積制御手段)がAGC制御を行う。AGC制御は、蓄積信号と所定の信号レベルと比較し、当該蓄積信号が当該所定の信号レベルに達したときに当該蓄積動作を停止させる蓄積制御である。
以上のような焦点検出部210の出力を用いて、撮影レンズ201の焦点検出を行う。
[撮像動作]
はじめに、本実施例の撮影動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101では、マイクロコンピュータ221が主要被写体の位置を判定する。そして検出された主要被写体の撮影画面上の位置に応じて、マイクロコンピュータ221がラインセンサのAGC領域(基準領域とも称する)を設定する。本実施例のAGC領域は、前述のAGC制御において、ラインセンサによる信号の蓄積を制御する基準とするラインセンサの領域である。つまり、当該領域の受光量を基準としてラインセンサによる信号の蓄積を制御する。当該受光量は、基準とする領域の出力信号をモニタすることにより測定することができる。例えば、基準とする領域の出力信号が所定レベルに到達するまでラインセンサの蓄積を行うよう制御する。ここで、モニタする出力信号は、例えば基準とする領域の画素信号で最も大きな信号と、最も小さな信号の差分信号であっても良い。ステップS101の主要被写体判定及びAGC領域設定については後述する。
ステップS102では、ステップS101のAGC領域の設定に基づいて焦点検出部210がラインセンサの蓄積制御を開始するようマイクロコンピュータ221が制御し、ステップS103へ進む。
ステップS103では、焦点検出部210がラインセンサの蓄積完了をモニタし、蓄積完了したラインセンサがある場合はステップS104へと進む。一方、ステップS103で蓄積が完了したラインが無い場合はステップS103の判定を繰り返す。
ステップS104では焦点検出部210が画像信号を読み出す。
ステップS105では、ステップS104で読み出した画像信号に基づいて焦点検出部210(焦点検出手段)が焦点検出演算を行い、撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)を検出する。そしてステップS106へと進む。
ステップS106ではマイクロコンピュータ221が画像信号の蓄積を指示した全てのラインセンサの蓄積が完了したか否かをマイクロコンピュータ221が判定する。全ての蓄積が完了した場合はステップS107へと進む。一方、ステップS106で全てのラインセンサの蓄積が完了していないとマイクロコンピュータ221が判定した場合はステップS103へ進む。
ステップS107では、ステップS105で検出されたデフォーカス量に基づいてマイクロコンピュータ221(選択手段)がAFエリアを選択する。なお、本実施例では、コンピュータ221がAFエリアを自動で選択する(自動選択モード)。
ステップS107でAFエリア選択が終了すると、選択したAFエリアのデフォーカス量に基づいてステップS108でレンズ駆動を行うよう、マイクロコンピュータ221がAF駆動回路202を介して制御し、ステップS109へと進む。
ステップS109でミラーアップを行い、ステップS110へ進み撮影を行うようマイクロコンピュータ221が制御し、本フローを終了する。
[主要被写体判定/AGC領域設定]
本実施例では撮りたい主要被写体の位置をマイクロコンピュータ221が判定し、主要被写体の位置に対応するようにAFセンサのAGC領域を設定する。まず、主要被写体判定とAGC領域設定について説明する。
実施例1では、AE部226が有する測光センサ(第2の撮像素子)で検出された色の情報に基づいて主要被写体の位置の判定を行い、AE部226で検出された主要被写体の位置に対してマイクロコンピュータ221(設定手段)がAGC領域を設定する。以下、図4を用いて説明する。図4は、AE部226の画素群609とAFセンサ601とを重ねて示した図である。なお、これ以降、AGC領域について説明する図では、焦点検出部210のセンサ面に結像した像を一次結像面に逆投影した像を用いて説明する。本実施例では、AFセンサ601上に3つのAFエリア(602,603,604)が配置された場合を例示している。図4では、主要被写体である被写体608がAFエリア604に対応した位置に存在する。
AE部226は赤外光域および可視光域における分光特性の異なる複数の画素(本実施例ではR(赤),G(緑),B(青),IR(赤外))を有する画素群609で構成されるカラーセンサである。あらかじめサンプリングした特定色と同じ色を含む範囲をAE部226の測光センサから得られるR(赤),G(緑),B(青)の測光出力から検出する方法は広く知られているため本実施例では説明を省略する。AE部226の出力を用いることで、人物の肌色情報を検出することができる。さらに、AE部226によって検出された肌色中の目や口の特徴から顔を検出することも可能であり、顔が検出可能であれば、顔の下の身体の検出も可能である。これらの検出情報、ミラーダウン中にAE部226が測光した際の出力から取得する。
以上説明したAE部226の検出情報を用いて、前述した主要被写体判定を行う。以下に、主要被写体判定とAGC領域設定について図4と図5を用いて説明する。
図4は主要被写体判定の概要を説明する図である。図4のようにラインセンサ601上には3つのAFエリア602,603,604が配置されており、3つのAFエリア全てで焦点検出を行う。
AGC領域の設定を行う前に、AE部226はミラーダウン中に測光する。AE部226から得られた人物608の特徴色である肌色が検出された場合に、肌色検出領域610と重なり合うようにラインセンサ601のAGC領域を左の領域606に設定する。なお、ラインセンサ601に対して被写体がAFエリア603に対応する位置で検出された場合には、図5aで示すようにAGC領域を中央の領域605に設定する。また、ラインセンサ601に対して被写体がAFエリア602に対応する位置で検出された場合には、図5cで示すようにAGC領域を右の領域607に設定する。
上述の処理を実現するようマイクロコンピュータ221が制御することにより、主要被写体に対して適切な蓄積制御を行うことができる。適切な蓄積制御により得られた画像信号を焦点検出に用いることにより、精度の良い焦点検出結果を得ることができる。
[主要被写体判定/AGC領域設定 フロー]
図6は実施例1の主要被写体判定及びAGC領域の設定を説明するフロー図である。
ステップS201でAE部226の測光センサがミラーダウンのタイミングで測光を行い、ステップS202へ進む。
ステップS202ではステップS201で得た測光センサの出力に基づいて、マイクロコンピュータ221(被写体検出手段)が肌色を検出し、結果が通知される。ステップS202で肌色検出通知がされた場合にはステップS203へ進む。肌色検出通知がされていない場合にはステップS206へと進み、マイクロコンピュータ221がラインセンサ601の中央の領域をAGC領域として設定し、本フローを終了する。
ステップS203ではステップS202で通知された肌色検出結果の信頼性が高いか否かをマイクロコンピュータ221が判定する。肌色検出結果の信頼性が高いと判定した場合には、ステップS204へ進む。一方、肌色検出結果の信頼性が低いと判定した場合にはステップS206へ進む。肌色検出結果の信頼性の判定は、公知の方法により行うことができる。ここで肌色検出結果とは例えば特徴色の類似度や特徴色との距離、肌色の形や密度やサイズ等の情報である。
ステップS204ではステップS202で検出された肌色検出領域610に対応するラインセンサ601のAGC領域があるか否かをマイクロコンピュータ221が判定する。ステップS204で対応する領域がある場合にステップS205へと進み、肌色検出領域610と対応するラインセンサ601の領域をAGC領域としてマイクロコンピュータ221が設定し、本フローを終了する。一方、ステップS204で肌色検出領域610と対応するラインセンサ601のAGC領域が存在しないとマイクロコンピュータ221が判定した場合は、ステップS206へと進む。
[実施例1による効果]
以上説明したように、実施例1では、AE部226が肌色を検出した領域と重なり合うようにAGC領域を設定する。これにより、人物に対して適切な信号蓄積制御を行うことができるため、人物に対する焦点検出により適した信号を得ることができる。当該信号を用いることで、より精度の高い焦点検出結果を得ることができる。
[変形例]
なお、AE部226より通知される情報は肌色検出情報であるとして説明したが、人物のシルエットを検出しても良い。人物の顔や人物のシルエットがサンプリングされた場合には、人物の顔や人物のシルエットが検出された領域に対してAGC領域を設定しても良い。この場合であっても、人物に対して適切な信号蓄積制御を行うことができるため、人物に対する焦点検出により適した信号を得ることができるため、より精度の高い焦点検出結果を得ることができる。
また、測光動作と焦点検出動作が並行する場合には、マイクロコンピュータ221がAE部226から得られる肌色検出情報として前回得られた肌色検出情報を利用し、ラインセンサ601のAGC制御範囲を決定しても良い。これにより、測光動作と焦点検出動作とを並行して行う、処理速度を向上させることができる。
さらに、AE部226から得られる肌色検出結果の信頼度が高いと判定される場合のみ、肌色検出情報に基づいてラインセンサ601のAGC領域を設定するようマイクロコンピュータ221が制御しても良い。これにより、意図しない被写体を基準として信号蓄積制御を行わないようにすることができる。
<実施例2>
以下、実施例2について説明する。実施例1と同様の説明は省略し、相違点に着目して説明する。
実施例2は、基本的に実施例1と同様のカメラ構成である。本実施例では、人物の顔や肌色等の主要被写体の色情報以外の情報で主要被写体判定を行う場合を例示する。従って本実施例では、AE部226が色情報を取得せず、輝度情報のみ取得するセンサでああっても良い。
[主要被写体判定/AGC領域設定]
実施例2では主要被写体判定を前回の焦点検出時に選択したAFエリアに基づいて主要被写体の位置を判定し、判定された主要被写体の位置に対してAGC領域を設定する。
図7は本実施例のラインセンサのAGC領域の設定を示す図である。図7aは前回の焦点検出のためのAGC領域の設定と、焦点検出後にマイクロコンピュータ221によって選択されたAFエリアを表す図である。
ここでは、前回の焦点検出時は1回目の焦点検出時である場合を例示する。1回目の焦点検出のためのAGC領域の設定の際は、撮影した被写体708がAFエリアのどの位置にいるのか分からない。そこで、中央AFエリア703に対応するラインセンサの領域705をAGC領域として設定する。
AGC領域を設定後、ラインセンサは蓄積を開始する。当該ラインセンサの出力を用いて、焦点検出部210は焦点検出演算を行い、デフォーカス量を算出する。算出されたデフォーカス量に基づいてマイクロコンピュータ221によって、撮りたい主要被写体708が位置するAFエリア704が選ばれた選択AFエリアとして選ばれる。しかしながら、AGC領域はAFエリア704に対応する領域ではなく、AFエリア703に対応する領域705である。このことから、AFエリア704に対応する領域をAGC領域とした場合と比較して蓄積制御が適切に行うことができない。
続いて、次の焦点検出時を示す図7bについて説明する。次の焦点検出時には前回の焦点検出時の結果から被写体が左のAFエリア704に存在する可能性が高いため、マイクロコンピュータ221はAFエリア704の領域706をAGC領域として設定する。AGC領域の設定後、ラインセンサは蓄積を開始し、焦点検出を行う。この時、焦点検出結果に基づき選ばれた選択AFエリアとして、撮りたい主要被写体706が位置するAFエリア704が再び選ばれる。この時の焦点検出で得られたAFエリア704の焦点検出結果は、主要被写体708の位置に対応する領域706をAGC領域として設定することができる。このため、前回と比較してより適切な蓄積制御を行うことができ、より精度の良い焦点検出結果を得ることができる。
[主要被写体判定/AGC領域設定 フロー]
図8は実施例2の主要被写体判定とAGC領域設定を説明するフロー図である。
ステップS301では前回の焦点検出時の選択AFエリアをマイクロコンピュータ221が参照する。前回の焦点検出の結果から選択された選択AFエリアに主要被写体が存在する可能性が高いためである。
次のステップS302では、ステップS301で参照したAFエリアに対応するAGC領域をマイクロコンピュータ221が設定する。
[実施例2による効果]
以上説明したように、実施例2では、前回の焦点検出時に選択したAFエリアに対応してAGC領域を設定する。前回の焦点検出時に選択したAFエリアは、次の信号蓄積制御の際にも主要被写体が存在する可能性が高いAFエリアである。従って、当該AFエリアに対応してAGC領域を設定することで、主要被写体に焦点検出するためにより適した信号蓄積制御を行うことができるため、主要被写体に対してより精度の高い焦点検出結果を得ることができる。
[変形例]
図8の動作は連写中の駒間に複数回焦点検出する場合にも応用できる。例えば連写中の駒間で2回焦点検出をする場合を考える。1回目の焦点検出時結果をステップS301として、2回目の焦点検出時のAGC領域の設定をステップS302とした場合に、1回目の焦点検出時の選択AFエリアに対応するラインセンサの領域に2回目の焦点検出時のAGC領域を設定する。このようにすることで、2回目の焦点検出時には主要被写体に対してより適切にAGC領域を設定することができる。
<実施例3>
以下、実施例3について説明する。実施例1と同様の説明は省略し、相違点に着目して説明する。
実施例3は実施例2と同様のカメラ構成であるが、撮影距離が絶えず変化する被写体に対して連続撮影を行う、いわゆるSERVOモードで撮影する例について説明する。
[連写する場合の撮影動作]
図9は、連写中の撮影動作を説明するフローチャートである。
ステップS400でミラーダウンを行うようマイクロコンピュータ221が制御する。
本フローではミラーダウン中にステップS401からステップS408を行う。ステップS401からステップS408は、図3のステップS101からS108と同じ動作であるため、説明を省略する。
ステップS408でレンズ駆動が終了するとステップS409へと進みミラーをアップさせ、ステップS410で撮影を行う。
ステップS410で撮影が終了するとステップS411へと進み、SW2がONであるか否かを判定する。ステップS411でSW2がONであるとマイクロコンピュータ221が判定した場合はステップS400へと進み、次の撮影動作シーケンスに移行する。一方、ステップ411でマイクロコンピュータ221は、SW2がONではないと判定した場合は、本フローを終了する。
[主要被写体判定/AGC領域設定]
実施例3ではマイクロコンピュータ221が、主要被写体の判定を過去に採用されたAFエリアに基づいて将来の被写体の位置に対応するAFエリアを予測し、予測されたAFエリアに対応するラインセンサの領域をAGC領域として設定する。
図10はラインセンサのAGC領域を設定する方法を示す図である。図10aは前々回の焦点検出時にマイクロコンピュータ221によって選択されたAFエリアを表す図である。前々回の焦点検出時には主要被写体808が右のAFエリア802に対応する位置に存在するため、AFエリア802が選択される。図10bはその次の焦点検出時、つまり前回の焦点検出時には、図10aでAFエリア802に対応する位置にいた主要被写体808がAFエリア803に対応する位置する場所(809)に移動している。このことから、マイクロコンピュータ221によってAFエリア803が選択される。
このように、被写体が移動すると選ばれるAFエリアも変わるため、過去に選択されたAFエリアに基づいて、マイクロコンピュータ221は次に選択すべきAFエリアを予測する。具体的には、前々回に選択されたAFエリア802の中心位置と前回の選択されたAFエリア803の中心位置を求め、ここから動きベクトル811を算出する。動きベクトルの算出する方法は既知の技術のため、ここでは説明を省略する。動きベクトルは撮影画面上の被写体の移動方向と移動量を表している。
次に、前述した動きベクトル811から前回の焦点検出(図10b)から今回の焦点検出(図10c)にかけての被写体の動きベクトル812を算出する。そして当該動きベクトル812に基づいて今回の焦点検出時(図10c)における被写体810がどのAFエリアの近くに移動するであろうかをマイクロコンピュータ221(予測手段)が予測する。
例えば、前々回の焦点検出時と前回の焦点検出時までの時間をTとし、前回の焦点検出時と今回の焦点検出時までの時間もTである場合を考える。被写体の撮影画面上の移動速度が同じであると仮定すると前々回と前回の焦点検出時に算出した動きベクトルと前回と今回の焦点検出時の動きベクトルは等しくなる。この場合に予測されるAFエリアを804とする。予測されたAFエリア804に対応するラインセンサの領域806をAGC領域に設定することで、今回の焦点検出時(図10c)は、主要被写体810に対して適切な蓄積制御を行った画像信号を用いて焦点検出演算を行うことができる。
[主要被写体判定/AGC領域設定 フロー]
図11は実施例3の図9のステップS401主要被写体判定とAGC領域の設定をフロー図で示した図である。
ステップS501では過去2回以上の焦点検出が出来ているかどうかマイクロコンピュータ221が判定する。ステップS501で過去2回以上の焦点検出が出来ている場合はステップS502へと進む。一方、過去2回以上の焦点検出が出来ていない場合はステップS506へと進み、ラインセンサの中央の領域をAGC領域としてマイクロコンピュータ221が設定し、本フローを終了する。
ステップS502では前々回選択されたAFエリアを、マイクロコンピュータ221が参照する。
次にステップS503で前回選択されたAFエリアを、マイクロコンピュータ221が参照する。
次にステップS504で、前々回、前回に選択されたAFエリアを基に動きベクトルを算出し、今回の選択すべきAFエリアを予測する。ステップS504で予測した選択AFエリアに被写体が存在する可能性が高いため、ステップS505では、ステップS504で予測したAFエリアに対応する領域をAGC領域としてマイクロコンピュータ221が設定し、本フローを終了する。
[実施例3による効果]
以上説明したように、実施例3では、過去複数の選択AFエリアに基づいて選択AFエリアを予想する。これにより撮影画面上の被写体の移動方向と移動量の予想と実際の移動量との誤差が少なくなるため、より適したラインセンサの領域をAGC領域の設定ができる。当該AGC領域の受光量を基準に信号蓄積制御を行うことで、より焦点検出に適した信号を取得することができる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。実施例4は実施例1または実施例2で説明したAGC領域の設定を、前述のSERVOモードにおいて適用した例である。
図12はSERVOモードのSW1保持時と連写中(SW2保持時)のフローチャートである。
ステップS601で、マイクロコンピュータ221は、SW1が保持されているか否かを判定する。SW1が保持されている場合はステップS602の主要被写体及びAGC領域設定へと進む。SW1が保持されていない場合は終了する。
ステップS602からステップS609までの動作は図9のステップS101からステップS108までの動作と同じであるため、説明を省略する。
ステップS610で、マイクロコンピュータ221は、SW2が押下されているか否かを判定する。SW2が押下されていない場合はステップS601へと戻り、ステップS601からステップS609を繰り返す。SW2が押下されている場合は、連写撮影動作へと移行するべく、ステップS611へ進む。
ステップS611で、マイクロコンピュータ221は、主ミラー205をミラーアップさせるよう制御する。そして、ステップS612で、マイクロコンピュータ221は、撮影を行うよう制御する。ステップS612で撮影が終了するとステップS613へと進む。
ステップS613でマイクロコンピュータ221は、主ミラー205をミラーダウンさせるよう制御し、ステップS614へと進む。
ステップS614からステップS621までの動作はステップS602からステップS609までの動作と同じであるため、説明を省略する。ステップS621が終了するとステップS610へと戻り、ステップS610からステップS621を繰り返して次の撮影動作に移行する。
<実施例5>
以下、本発明の実施例5について説明する。実施例5では、AFエリア選択モードに応じてAGC領域設定の方法を切り替える例について、図13と図14とを用いて説明する。
本実施例では、任意選択モード、ゾーン選択モード、任意選択モード、の3つのAFエリア選択モードを有している。図13は各AFエリア選択モードにおけるAFエリアの選択とACG領域の設定を説明する図である。
図13aは、任意選択モードにおけるAFエリアの選択を例示する図である。任意選択モードは、ユーザがAFエリアを選択するモードである。任意選択モードにおいてユーザが選択できるAFエリアは1点である。このことから、任意選択モードにおいてはユーザが選択したAFエリアに重畳するようにAGC領域を設定することで、被写体の位置に対応した適切なAGC制御を行うことが可能である。
図13aでは、ラインセンサの中央の領域に対応するAFエリアをユーザが選択した場合を例示している。この場合はラインセンサの中央の領域をAGC領域として設定する。
図13bは、ゾーン選択モードにおけるAFエリアの選択を例示する図である。ゾーン選択モードとは、複数のAFエリアを含むゾーン(領域)をユーザが選択し、当該ゾーンに含まれるAFエリアの中からピント合わせに適したAFエリアをマイクロコンピュータ221が選択するモードである。図13bでは、中央の9点のAFエリアを含むゾーンがユーザによって選択された場合を例示している。
図13bでは、ユーザによって選択されたゾーンに含まれる9点のAFエリアに対応するラインセンサの中から、撮影したい被写体の位置に対応するラインセンサの、被写体の位置に対応する領域を、マイクロコンピュータ221がAGC領域として設定する。
図13cは、自動選択モードにおけるAFエリアの選択を例示する図である。自動選択モードとは、全点のAFエリアの中からピント合わせに適したAFエリアをマイクロコンピュータ221が選択するモードである。
図13cで示される全点のAFエリアに対応するラインセンサの中から、撮影したい被写体の位置に対応するラインセンサの、被写体の位置に対応する領域を、マイクロコンピュータ221がAGC領域として設定する。
以上説明したように、本実施例では、任意選択モードにおいてはユーザが選択したAFエリアに対応するラインセンサの領域をAGC領域に設定する。図13一方で、ゾーン選択モードと自動選択モード図13のように使用可能なAFエリアが複数ある場合は、AFエリアに対応するラインセンサの中から、撮影したい被写体の位置に対応するラインセンサの、被写体の位置に対応する領域をAGC領域として設定する。使用可能なAFエリアの中で撮りたい被写体が移動することが考えられることから、被写体の位置によって適切なAGC領域が変化し得るためである。
図14のフローチャートを用いて、AFエリア選択モードに応じたAGC領域設定の処理を説明する。なお、本実施例では、図14の処理は、図9のS101、図12のS401図12のS601に代えて実行される。そして、本実施例のS704及びS705において図10、図11及び図13のいずれかの処理が適用される。
ステップS701で、マイクロコンピュータ221は、AFエリア選択モードが任意選択モードか否かを判定する。任意選択モードの場合はステップS703へ進み、ユーザが選択したAFエリアに対応するラインセンサの領域をAGC領域としてマイクロコンピュータ221が設定する。
任意選択モードではない場合はステップS702へ進み、AFエリア選択モードがゾーン選択モードか否かをマイクロコンピュータ221が判定する。ソーン選択モードである場合はステップS704へ進み、選択されたゾーンに含まれる複数のAFエリアに対応するラインセンサのうち、被写体の位置に対応するラインセンサの領域をAGC領域として設定する。被写体の位置に対応するラインセンサの領域を判断する方法としては、例えば図10、図11及び図13で説明した処理を適用することができる。
一方、AFエリア選択モードがゾーン選択モードではない場合は、ステップS705へ進む。ステップS705ではAFエリア選択モードが自動選択モードである。全点のAFエリアに対応するラインセンサの中から、撮影したい被写体の位置に対応するラインセンサの、被写体の位置に対応する領域を、AGC領域として設定する。被写体の位置に対応するラインセンサの領域を判断する方法としては、例えば図10、図11及び図13で説明した処理を適用することができる。
[その他の実施例]
なお、上述の実施例でAGC領域を設定したラインセンサ以外のラインセンサについても、当該AGC領域に基づいてAGC領域を設定するようにしても良い。
例えば図15aのように1つのラインセンサ上の中央にAGC領域を設定した場合には、他のラインセンサのAGC領域も同時に中央にAGC領域が設定される。
また、中央ラインセンサ上の左側にAGC領域を設定したい場合には図15bの様に他のラインセンサのAGC領域も同時に設定される。
同じように、中央ラインセンサ上の右側にAGC領域を設定したい場合には図15cの様に他のラインセンサのAGC領域も同時に設定される。
本発明は上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み取り実行する処理でも実現できる。更に、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
210 焦点検出部
221 マイクロコンピュータ
230 AFセンサ

Claims (10)

  1. 複数の光電変換素子で構成され、撮像光学系を通過する光束のうち異なる一対の光束をそれぞれ受光して画像信号を出力するラインセンサを有する第1の撮像素子と、
    前記ラインセンサによる画像信号の蓄積を制御する蓄積制御手段と、
    前記ラインセンサの複数の領域ごとにAFエリアを対応させ、前記複数の領域ごとの画像信号に基づいて、前記領域ごとのデフォーカス量を検出する焦点検出手段と、
    前記複数の領域のうち合焦すべき被写体の位置に対応する前記領域を前記蓄積制御手段による画像信号の蓄積制御の基準領域として設定する設定手段と、を有し、
    前記焦点検出手段は、前記設定手段が設定した前記基準領域の受光量に基づいて前記蓄積制御手段が蓄積を制御して得られた信号に基づいてデフォーカス量を検出することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 被写体像を受光して光電変換し、画像信号を出力する第2の撮像素子を有し、
    前記第2の撮像素子が出力した画像信号を用いて被写体を検出する被写体検出手段と、を有し、
    前記設定手段は前記被写体検出手段が被写体を検出した位置に対応する前記ラインセンサの領域を前記基準領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記被写体検出手段は前記第2の撮像素子から出力された画像信号に基づいて肌色が検出された位置を被写体の位置として検出することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記被写体検出手段は前記第2の撮像素子から出力された画像信号に基づいて顔が検出された位置を被写体の位置として検出することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
  5. 前記焦点検出手段が検出したデフォーカス量に基づいてAFエリアを選択する選択手段を有し、
    前記設定手段は、前記選択手段が前回選択したAFエリアに対応する前記ラインセンサの領域を前記基準領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  6. 前記焦点検出手段が検出したデフォーカス量に基づいてAFエリアを選択する選択手段を有し、
    前記選択手段が前回選択したAFエリア及び前々回選択したAFエリアに基づいて次のAFエリアを予測する予測手段を有し、
    前記設定手段は、前記予測手段が予測したAFエリアに対応する前記ラインセンサの領域を前記基準領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  7. 前記選択手段が前回選択したAFエリア及び前々回選択したAFエリアに基づいて動きベクトルを算出する算出手段を有し、
    前記予測手段は前記算出手段が算出した前記動きベクトルに基づいてAFエリアを選択することを特徴とする請求項6に記載の焦点検出装置。
  8. 複数の光電変換素子で構成され、撮像光学系を通過する光束のうち異なる一対の光束をそれぞれ受光して画像信号を出力するラインセンサを有する第1の撮像素子を備える焦点検出装置の制御方法において、
    前記ラインセンサによる画像信号の蓄積を制御する蓄積制御ステップと、
    前記ラインセンサの複数の領域ごとにAFエリアを対応させ、前記複数の領域ごとの画像信号に基づいて、前記領域ごとのデフォーカス量を検出する焦点検出ステップと、
    前記複数の領域のうち合焦すべき被写体の位置に対応する前記領域を前記蓄積制御ステップにおける画像信号の蓄積制御の基準領域として設定する設定ステップと、を有し、
    前記焦点検出ステップでは、前記設定ステップで設定した前記基準領域の受光量に基づいて前記蓄積制御ステップで蓄積を制御して得られた信号に基づいてデフォーカス量を検出することを特徴とする焦点検出装置の制御方法。
  9. 請求項8の制御方法における各ステップをコンピュータによって実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9のプログラムを記憶した記憶媒体。
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