JPH0235138A - 高層建築物の架構構造 - Google Patents

高層建築物の架構構造

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JPH0235138A
JPH0235138A JP18303288A JP18303288A JPH0235138A JP H0235138 A JPH0235138 A JP H0235138A JP 18303288 A JP18303288 A JP 18303288A JP 18303288 A JP18303288 A JP 18303288A JP H0235138 A JPH0235138 A JP H0235138A
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pillars
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Hiroshi Morioka
洋 森岡
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Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリ−1〜造等の高層
建築物の躯体の架構構造に係り、とくに、高層建築物が
超高層建築物であり、ダブルチューブ構造を採用したも
のであるときの躯体の架橋構造に関するものである。
[従来の技術] 建築物が高層建築物であり、とくに30階を超えるよう
な超高層建築物であるときには、耐震性能が要求される
ことから、躯体の外周部の架構をいわゆる「チューブ構
造」に構成することが行われ、最近では、建築物の外周
部の躯体だけでなく、内部にもチューブ構造を採用して
「ダブルチューブ構造」にするものが増加してきている
。一般に、チューブ構造の建築物は、内部の梁を架設し
ないことから、建築物の内部空間の利用効率がよく、従
って1階高を比較的小さくして総高に対して多層の積I
PJが可能であるだけでなく、内部のレイアウトにも自
由度が大きい利点があるとされている。
[発明が解決しようとする課題] 超高層建築物の建築実績がまだあまり多くない現在では
、その設計方法がようやく定着しはじめた段階であり、
今後の研究にまつところが多いが、例えば、50階、総
高160mのような超高層建築物では、振動の固有周期
が長く、最上層の絶対変形が大きいばかりでなく、チュ
ーブ構造の基本になる柱の設計において、当然軸力が大
きく、とくに、ダブルチューブ構造では、内方のチュー
ブの柱に軸力が集中することが避けられず、本構造方法
には、なお−層の開発が望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記のような課題に対処し、欠点を一掃して
、建築物の架構構造におけるチューブ構造を改良するこ
とを目的として開発されたものであり、とくに、チュー
ブ構造の特質を損なわない範囲で、内外のチューブ架構
体を連結し、耐震特性を改善する構造としたことを要旨
としている。
そして、上記の構造は、鉄骨造の超高層建築物をダブル
チューブ構造にするときに、とくに、外方チューブの鉄
骨柱の割り付けを内方チューブの隅柱に対応させ、内方
チューブの隅柱と外方柱の対向柱との間に、建物の数階
おきに連結トラス梁を設けたことを特徴とするものであ
り、これによって、耐震性能だけでなく、建築物の内部
空間の利用効率をも改善することに成功したものである
[実施例コ 本発明の高層建築物の架橋構造を、好適な実施例を示す
図面に基づいて詳細に説明する。第1図は、本発明の架
構構造によって建造されろ鉄骨造の超高層建築物の概略
の平面図であり、第2図は第1図のA−A線に沿った断
面図である。建築物1は、鉄骨造の柱2、梁3からなる
架構体として構築され、柱2と梁3とは、外方のチュー
ブ4と内方のチューブ5とによってダブルチューブ6を
形成している。本実施例の内方チューブ5は、隅柱51
と中柱52と梁3とからなり、外方チューブ4は、隅柱
41と中柱42とからなっている。
外方の中柱42の割り付けは、内方の隅柱51に対向す
る位置に、中柱43が位置するようになっている。
本発明では、外方チューブ4の中柱43と内方の隅柱5
1との間に、ダブルチューブ6のコーナ一部分で梁7が
架けわたしである。梁7は、第2図に示すように1例え
ば、10階おきに、n階とn + I R’Wどの間の
1階分の高さに形成したトラス梁であって、建築物1の
直角方向に隅柱51と中柱43とを連結している。同図
において、下方のn−10階には、連結トラス梁7を他
の形態のトラスで形成した例が便宜併記しである。
本発明の構造を採用する建築物1は上記の実施例のよう
なものに限定されないことはもちろんである。
[作 用コ 本発明の作用を、建築物1の耐震設計の試算に基づいて
説明する。第1図、第2図に示すような建築物1の外方
チューブ4の1辺を30mとし、内方チューブ5の1辺
を14mとしたとき、耐震解析によって、従来のダブル
チューブ構造の同様の建築物と比較してみると、振動の
固有周期では、3.9秒対4.2秒であって、周期は短
くなり。
最上層の絶対変形量では、48.7an対56.5Gで
あって、変形量の縮小率は約13%である。
このことは1、チューブ構造体が地表から片持梁として
作用するときに、連結トラス梁7が振動の節点を形成す
ることによると考えられる。
次に、地震時の各柱の軸力を試算した結果では、外方チ
ューブ4の中柱43においては5501−ン対460ト
ンであり、中柱43の負担が増えているが、内方チュー
ブ5の隅柱51では、9501−ン対1.2301−ン
であって、概して軸力の大きい内方の隅柱51において
大きな改善が見られる。
このことは、1〜ラス梁7の連結効果によって、スパン
の大きい外方チューブへの廻り込みが内在することの証
左であり、従来ではとくに軸力の設計に苦労した内方柱
51の軸力が軽減され、設計が格段に容易になったこと
を示している。
[発明の効果] 本発明の高層建築物の架橋構造は、鉄骨造の高層建築物
の躯体をダブルチューブ構造とするときの架構体の構造
において、外方チューブの鉄骨柱の割り付けを内方チュ
ーブの隅柱に対応させ、内方チューブの隅柱と外方柱の
対向柱との間に、建物の数階おきに連結1−ラス梁を設
けたものであるから、まず、連結梁による内外のチュー
ブの連結が多層階ごとに間隔を設けられていることによ
って、チューブ構造の基本の耐震性が損なわれず。
ダブルチューブ構造としても内外ともにチューブ構造が
確保され、その特性が改善されている。また、内外両チ
ューブの連結が建築物の数階おきの隅部においてのみ構
成されているから、その部分ではトラ入構造が障壁を形
成し、または階高を制限することがあっても、建築物の
全体の空間利用率はほとんど影響されていない。しかも
、連結部位の選定はごく自然な中柱の配置だけで実現で
きる。さらに、建築物躯体の施工方法や、使用資材には
全く特殊な要件は無く、主として超高層建築物の設計に
採用される構造に、画期的な改善をもたらし、従って、
柱の使用資材も著しく減少するものであり、各種の超高
層建築物の建設に貢献する優れた架橋構造を提供するこ
とができる。
に基づいて説明するものであり、第1図は本発明の架構
構造を採用する建築物の概略の平面図、第2図は第1図
のA−A線に沿った垂直断面図である。
1・・・建築物、2・・・柱、3・・・梁、4・・・外
方チューブ、5・・・内方チューブ、6・・・ダブルチ
ューブ、7・・・連結トラス梁、41・・・隅柱、42
・・・中柱、43・・・対応する中柱、51・・隅柱、
52・・・中柱、n・・・階数。
特許出願人  清水建設株式会社 代理人    弁理士 稲葉昭冶
【図面の簡単な説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄骨造の高層建築物の躯体をダブルチューブ構造
    とするときの架構体の構造において、外方チューブの鉄
    骨柱の割り付けを内方チューブの隅柱に対応させ、内方
    チューブの隅柱と外方柱の対向柱との間に、建物の数階
    おきに連結トラス梁を設けたことを特徴とする高層建築
    物の架構構造。
  2. (2)連結トラス梁は、1階分の階高の梁成を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の高層建築物の架構構
    造。
JP18303288A 1988-07-22 1988-07-22 高層建築物の架構構造 Expired - Lifetime JP2651505B2 (ja)

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JP2651505B2 JP2651505B2 (ja) 1997-09-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231767A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Keihin Kenchiku Sekkei Jimusho:Kk 立体駐車場の補強構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008231767A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Keihin Kenchiku Sekkei Jimusho:Kk 立体駐車場の補強構造
JP4536079B2 (ja) * 2007-03-20 2010-09-01 株式会社京浜建築設計事務所 立体駐車場の補強構造

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