JPH0234992Y2 - - Google Patents

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JPH0234992Y2
JPH0234992Y2 JP1985024888U JP2488885U JPH0234992Y2 JP H0234992 Y2 JPH0234992 Y2 JP H0234992Y2 JP 1985024888 U JP1985024888 U JP 1985024888U JP 2488885 U JP2488885 U JP 2488885U JP H0234992 Y2 JPH0234992 Y2 JP H0234992Y2
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spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は灰皿トレーの飛び出しに制動を掛けた
車輌用等の灰皿に関する。
〔従来技術〕
従来の自動車用灰皿において、受皿部がバネ力
等により押し出されるものは、受皿部が勢いよく
飛び出すので、衝撃音がうるさく、灰がこぼれ、
急に飛び出すのでびつくりする等の欠点があつ
た。又摩擦力等を利用して制動するものもある
が、動作がスムーズでない等の欠点がある。
更に自動車用灰皿では、季節、天候、場所等に
よつて温度条件が著しく異なり、これによつて動
作態様が変り、早い動作、遅い動作等バラツキが
大きく、スムーズに動作しない場合も出る。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点に鑑み、温度条件が著しく異
なつても制動力に変化が起らないダンパーからな
る制動手段で灰皿トレーの飛び出しを制動して動
作をスムーズにした車輌用等の灰皿を提案するこ
とである。
〔考案の構成〕
本考案は、枠体のトレー収納部にスライダを、
飛び出しを規制して進退自在に支持し、スライダ
とトレーを着脱自在に係合し、スライダをバネに
より進出付勢し、トレーと枠体とにトレーの押し
込み位置で係合する係合手段を設け、枠体に制動
手段を固定し、スライダの移動を制動手段に伝達
する手段をスライダと制動手段の間に設け、制動
手段は入力部を有する増速輪列と、該輪列の終段
回転軸に取り付け遠心力で外拡変形するウエート
部を有する回転体と、回転体を囲む摺接部を備え
たことにある。
〔実施例〕
以下、図示の一実施例で本考案を説明する。車
輌用等の灰皿は第1図から第6図で枠体1のトレ
ー収納部2にスライダ3が制動手段を構成するダ
ンパー4で飛び出しが規制されて進退自在に支持
され、スライダ3に灰皿となるトレー5の後側が
着脱自在に係合されてスライダ3はバネ10によ
り進出付勢され、トレー5と枠体1とにトレー5
の押し込み位置でトレー5に設けられた係合部6
と枠体1に保持されたストツパーバネ7とが係合
する係合手段が設けられ、枠体1に制動手段のダ
ンパー4がビス11で固定されてこの手段の入力
部となる歯車12がスライダ3のラツク3aとか
み合い結合され、ダンパー4は第7図、第8図の
ように上下のケース13,14内に増速輪列を構
成する歯車15、ウオーム歯車8a、ウオーム1
6が回転自在に支持され、ウオームには遠心力で
外拡変形するウエート部17aを有する回転体1
7が取り付けてあり、この回転体17のウエート
部17aをウオーム16と同芯の環状摺接部18
が囲んでケース内に支持されており、外拡変形し
たウエート部17aが摺接するよう構成してあ
る。
上記枠体1とトレー収納部2とは枠体1の前面
でトレー収納部2の内側が開口するように一体に
固定され、枠体1には裏蓋9と底蓋19が固定さ
れている。
トレー収納部2の両側には第4図のようにスラ
イダ3の内側の両側に設けられた内向突片3b,
3bが嵌まる横向きのスリツト孔2a,2aが形
成されている。更に第1図、第4図のようにトレ
ー収納部2の内側の下側奥壁には角形の孔2bが
穿設されると共にバネ受2cが設けられている。
上記スライダ3は第2図、第5図のように長方
形の枠形に形成され、内側に上記内向突片3b
が、外側に上記ラツク3aが、外側の上側両側に
バネ10の掛け止め部3c,3cが夫々形成され
ると共に第1図、第5図のように上記角形の孔2
bに対応する位置にL字形の孔3dが穿設されて
いる。
上記トレー5は第1図から第4図、第6図のよ
うに両側に上記内向突片3bが嵌まる溝部5a,
5aが、裏面の奥に上記係合部6が形成されてい
る。係合部6は傾斜面6aと凹字形係止部6bと
漸次浅くなる直線溝6cとで構成されている。
上記ストツパーバネ7は両端が図示よりも鋭角
になるように形成されて巻き部分が第1図、第4
図のように枠体1の裏蓋のピン9aに嵌められ、
一端は裏蓋のバネ受9bの孔に嵌められれて固定
され、他端は拡開されてバネ受2aに掛けられ、
先端7aはトレー5の係合部6に臨まされてい
る。
車輌用等の灰皿が上記のように構成されて第1
図で2点鎖線の突出状態にある灰皿となるトレー
5が収納される時はトレー5が押し込まれると、
第9図のようにストツパーバネ7の先端7aが係
合部6の傾斜面6aに当接されて傾斜面に沿つて
バネ習性方向に抗して右旋回動され、第1図のよ
うに凹字係止部6bに係合されて実線の収納状態
となり、バネ10で前側に進出付勢されたスライ
ダ3は内向突片3bと溝部5aの端の係合で押し
込まれている。
次にトレー5が前側に出される時は、トレー5
を第1図の矢印のように押し込んだ後押し込み力
を解除する操作でストツパーバネ7の先端7aは
凹字形係止部6bからはずれてバネの閉じる習性
で左側に移動されて直線溝6cに入つて係合状態
が解除され、トレー5はスライダ3と共にバネ1
0で前側に飛び出される。
この時スライダ3のラツク3aにはダンパー4
の入力部の歯車12がかみ合わされているので、
歯車12が回転され、この回転が第8図の巻きバ
ネ20を介して歯車15に伝達され、歯車15の
回転はピニオン8、ウオーム歯車8a、ウオーム
16の増速輪列を介して遠心力でウエート部17
aが外拡変形する回転体17に伝達される。遠心
力で変形する回転体17の回転が一定の回転数に
達すると例えば第10図の回転体17のウエート
部17aが周方向に開いて外周が摺接部18に摺
接されて回転に制動が掛けられる。
従つてトレー5の飛び出しには制動が掛けられ
てゆつくりと押し出されることになる。
前記トレー5が押し込まれる時ダンパー4の入
力部の歯車12は反時計方向に回転されるが、巻
きバネ20は巻き締まる方向に力が掛かつて歯車
15には回転が伝達されないのでトレー5の押し
込みに制動は掛けられない。
トレー5とスライダ3は溝部5aと内向突片3
bで嵌め合わされているのでトレー5を引き抜く
ことも出来る。トレー5の引き出し状態でトレー
5がトレー収納部2から抜け落ちないようにトレ
ー収納部2の内側上面に第1図、第2図のように
内向き突起2dを設けてもよい。
ダンパー4は遠心力で変形する回転体17と摺
接部18の摺接で制動が掛けられるように構成さ
れているので環境条件の変化に対して安定した動
作となり、トレー5はスムーズにゆつくり押し出
される。ダンパー4のバネ20を省略してピニオ
ン8を歯車12の回転方向に応じてウオーム16
と近接離間する構造としたり、遠心力で変形する
回転体17を他の形状にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成されたから、灰皿と
なるトレーがゆつくり押し出されて勢よく飛び出
すことがないので灰がこぼれず、衝撃音を発生し
ないので高級感が得られ、押し出される速さは環
境条件の変化に対して安定した速さで、かつスム
ーズな動作で押し出される等実用上優れた効果を
奏する車輌用等の灰皿を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例が示され、第1図は第
2図の−線断面底面図、第2図は断面正面
図、第3図は第2図の−線断面平面図、第4
図は第3図の−線断面側面図、第5図はスラ
イダの外観斜視図、第6図はトレーの底側から見
た外観斜視図、第7図はダンパーの内部要部断面
平面図、第8図は第7図の底面側から見た−
線断面側面図、第9図は係合手段の動作説明図、
第10図は遠心力で変形する回転体の一例外観斜
視図である。 1,9,19……枠体、2……トレー収納部、
3……スライダ、3a……ラツク、4……制動手
段のダンパー、5……トレー、6,7……係合手
段の係合部とストツパーバネ、8,8a,15,
16……増速輪列、10……バネ、12……入力
部の歯車、13,14……ケース、17……変形
回転体、18……摺接部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 枠体のトレー収納部にスライダを、飛び出し
    を規制して進退自在に支持し、スライダとトレ
    ーを着脱自在に係合し、スライダをバネにより
    進出付勢し、トレーと枠体とにトレーの押込み
    位置で係合する係合手段を設け、枠体に制動手
    段を固定し、スライダの移動を制動手段に伝達
    する手段をスライダと制動手段の間に設け、制
    動手段は入力部を有する増速輪列と、該輪列の
    終段回転軸に取り付け遠心力で外拡変形するウ
    エート部を有する回転体と、回転体を囲む摺接
    部とで構成した車輌用等の灰皿。 2 制動手段の入力部を歯車とし、スライダに設
    けたラツとかみ合わせて上記伝達手段を構成し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の車輌用
    等の灰皿。
JP1985024888U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH0234992Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985024888U JPH0234992Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985024888U JPH0234992Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61141141U JPS61141141U (ja) 1986-09-01
JPH0234992Y2 true JPH0234992Y2 (ja) 1990-09-20

Family

ID=30519463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985024888U Expired JPH0234992Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0234992Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59145633A (ja) * 1983-01-13 1984-08-21 アウデイ・エヌエスウ−・オ−ト・ウニオ−ン・アクチエンゲゼルシヤフト 引出し式容器装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59145633A (ja) * 1983-01-13 1984-08-21 アウデイ・エヌエスウ−・オ−ト・ウニオ−ン・アクチエンゲゼルシヤフト 引出し式容器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61141141U (ja) 1986-09-01

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