JPH0234672A - 防食用塗料とその塗料を用いた防食施工方法 - Google Patents
防食用塗料とその塗料を用いた防食施工方法Info
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- JPH0234672A JPH0234672A JP18395888A JP18395888A JPH0234672A JP H0234672 A JPH0234672 A JP H0234672A JP 18395888 A JP18395888 A JP 18395888A JP 18395888 A JP18395888 A JP 18395888A JP H0234672 A JPH0234672 A JP H0234672A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、防食用塗料、及びその塗料を用いてたとえば
鉄鋼構築物、陸橋1箱形梁の内外部、バイブ等を塗装し
て防食施工する防食施工方法に関するものである。
鉄鋼構築物、陸橋1箱形梁の内外部、バイブ等を塗装し
て防食施工する防食施工方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、この種の防食施工方法として、たとえば実公昭6
3−4875号公報等に記載されたペトロラタム系防食
テープを施工箇所に貼り付けて防食施工を行う方法があ
る。
3−4875号公報等に記載されたペトロラタム系防食
テープを施工箇所に貼り付けて防食施工を行う方法があ
る。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来の防食施工方法は、第3
図に示すようにテープ4の貼着によって防食施工する方
法なるため、たとえば鉄鋼構築物。
図に示すようにテープ4の貼着によって防食施工する方
法なるため、たとえば鉄鋼構築物。
陸橋1箱形梁の内外部等、いわゆるL形、凹凸。
その他の異形の部位を多数有する複雑な形状、構造の施
工箇所に対しては、上記のような防食テープを隙間なく
貼着するのが困難であり、従って、貼着されない部位に
隙間5が生じて防食効果が低減するおそれがあるという
問題点があった。
工箇所に対しては、上記のような防食テープを隙間なく
貼着するのが困難であり、従って、貼着されない部位に
隙間5が生じて防食効果が低減するおそれがあるという
問題点があった。
又、防食テープが不用意に剥離するおそれがあるという
問題点も生じていた。
問題点も生じていた。
このため、施工箇所も比較的平坦な箇所等著しく制限さ
れているのが現状であった。
れているのが現状であった。
さらに、施工箇所に錆が付着している場合には特に防食
テープの剥離が生じ易く、よってこの場合には予め防食
テープの貼着前に下塗りが必要であり、その分、施工作
業が煩雑になるという問題点があった。
テープの剥離が生じ易く、よってこの場合には予め防食
テープの貼着前に下塗りが必要であり、その分、施工作
業が煩雑になるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、複雑な形状、構造の施工箇所に対しても容易に
施工可能ならしめることを課題とするものである。
もので、複雑な形状、構造の施工箇所に対しても容易に
施工可能ならしめることを課題とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は上述のような課題を解決するために、防食用塗
料とその塗料を用いた防食施工方法としてなされたもの
で、防食用塗料としての持運は、酸化ペトロラタムと、
ろうと、腐食抑制剤と、合成謝脂と、排水剤とを溶剤中
に分散して調製してなることにある。
料とその塗料を用いた防食施工方法としてなされたもの
で、防食用塗料としての持運は、酸化ペトロラタムと、
ろうと、腐食抑制剤と、合成謝脂と、排水剤とを溶剤中
に分散して調製してなることにある。
又、防食施工方法としての特徴は、酸化ペトロラタムと
、ろうと、腐食抑制剤と、合成謝脂と、排水剤とを溶剤
中に分散して調製してなる塗料を施工箇所に塗装して施
工することにある。
、ろうと、腐食抑制剤と、合成謝脂と、排水剤とを溶剤
中に分散して調製してなる塗料を施工箇所に塗装して施
工することにある。
さらに、他の防食施工方法としての特徴は、酸化ペトロ
ラタムと、ろうと、腐食抑制剤と、合成甜脂と、排水剤
とを溶剤中に分散して調製してなる塗料を施工箇所に塗
装した後、その塗料の上面に保護材を設けて施工するこ
とにある。
ラタムと、ろうと、腐食抑制剤と、合成甜脂と、排水剤
とを溶剤中に分散して調製してなる塗料を施工箇所に塗
装した後、その塗料の上面に保護材を設けて施工するこ
とにある。
(作用)
本発明の防食用塗料は、上記のような組成からなるため
、酸化ペトロラタムやろう等によって可塑性及び屈曲性
に優れた塗膜が速やかに形成され、この塗膜によって錆
の要因となる空気や水分の浸透が阻止される。
、酸化ペトロラタムやろう等によって可塑性及び屈曲性
に優れた塗膜が速やかに形成され、この塗膜によって錆
の要因となる空気や水分の浸透が阻止される。
又、腐食抑制剤によって、仮に空気や水分が浸透した場
合であっても腐食の促進が抑制されることとなる。
合であっても腐食の促進が抑制されることとなる。
さらに、施工箇所に多少の水分が残存していても、塗料
に排水剤が含有されているために、上記残存する水分が
塗料に吸収されて施工箇所からは排水され、従って水分
によって塗料の塗着が阻害されることもないのである。
に排水剤が含有されているために、上記残存する水分が
塗料に吸収されて施工箇所からは排水され、従って水分
によって塗料の塗着が阻害されることもないのである。
さらに、本発明の防食施工方法においては、上記のよう
な塗料を塗装して施工する方法なるため、施工箇所がた
とえ複雑な形状であっても、その施工箇所と塗料との間
に隙間が生ずるおそれもなく、確実に施工がなされるこ
ととなる。
な塗料を塗装して施工する方法なるため、施工箇所がた
とえ複雑な形状であっても、その施工箇所と塗料との間
に隙間が生ずるおそれもなく、確実に施工がなされるこ
ととなる。
さらに、このような防食施工方法において、塗料の上面
に保護材を設けた場合には、この保護材によって塗料が
保護されることとなる。
に保護材を設けた場合には、この保護材によって塗料が
保護されることとなる。
(実施例)
以下、本発明の実施例に関し、先ず防食用塗料の一実施
例について説明する。
例について説明する。
すなわち、一実施例としての防食用塗料は、酸化ペトロ
ラタムと、微結晶ろうと、腐食抑制剤としての有機金属
錯体と、合成謝脂と、排水剤と顔料とを、たとえばベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系の溶剤
中に分散して調製してなるものである。
ラタムと、微結晶ろうと、腐食抑制剤としての有機金属
錯体と、合成謝脂と、排水剤と顔料とを、たとえばベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系の溶剤
中に分散して調製してなるものである。
本実施例の防食用塗料は、上記のように酸化ペトロラタ
ムや微結晶ろうを含有するものなるため、これら酸化ペ
トロラタム等によって可塑性及び屈曲性に擾れた塗膜が
速やかに形成され、この塗膜によって錆の要因となる突
気や水分の浸透が阻止されるのである。
ムや微結晶ろうを含有するものなるため、これら酸化ペ
トロラタム等によって可塑性及び屈曲性に擾れた塗膜が
速やかに形成され、この塗膜によって錆の要因となる突
気や水分の浸透が阻止されるのである。
次に、上記のような防食用塗料を用いて陸橋の防食施工
を行う防食施工方法の一実施例について説明する。
を行う防食施工方法の一実施例について説明する。
先ず、塗料の塗装前に、予め陸橋の施工箇所1に付着し
ている埃や錆等の異物を除去する。
ている埃や錆等の異物を除去する。
次に、第1図に示すように、施工箇所1に、上記のよう
な防食用塗料2を刷毛等による塗布によって塗装する。
な防食用塗料2を刷毛等による塗布によって塗装する。
その後、第2図に示すように、FRPからなる保護材3
を上記防食用塗料2の上面に設ける。
を上記防食用塗料2の上面に設ける。
このような防食用塗料2及び保護材3の2層に塗膜が形
成されることによって、防食施工が完了する。
成されることによって、防食施工が完了する。
この場合において、防食施工が上記のような防食用塗料
によってなされるため、施工箇所の形状。
によってなされるため、施工箇所の形状。
構造等に応じて隙間を生じさせることなく塗装でき、従
って、錆の要因となる空気や水分の浸透が略完全に阻止
されると同時に、施工作業も非常に容易に行えることと
なる。
って、錆の要因となる空気や水分の浸透が略完全に阻止
されると同時に、施工作業も非常に容易に行えることと
なる。
さらに、塗料2の上面にはFRPからなる保護材3が設
けられてなるため、この保護材3によって塗料2が衝撃
や熱等から保護されるという利点がある。
けられてなるため、この保護材3によって塗料2が衝撃
や熱等から保護されるという利点がある。
尚、上記実施例では、塗料中に含有される腐食抑制剤と
して有機金属錯体を用いたが、腐食抑制剤の種類はこれ
に限定されるものではない。
して有機金属錯体を用いたが、腐食抑制剤の種類はこれ
に限定されるものではない。
又、溶剤の種類も該実施例のような芳香族炭化水素系の
溶剤に限定されない。
溶剤に限定されない。
さらに、上記実施例では防食用塗料を陸橋に施工する場
合について説明したが、防食用塗料の施工箇所はこれに
限定されるものではなく、たとえば水管橋、その他の橋
の支柱、鉄鋼構築物1箱形梁の内部、パイプ、車両等、
任意の施工箇所に対して施工可能である。
合について説明したが、防食用塗料の施工箇所はこれに
限定されるものではなく、たとえば水管橋、その他の橋
の支柱、鉄鋼構築物1箱形梁の内部、パイプ、車両等、
任意の施工箇所に対して施工可能である。
さらに、上記実施例では保護材3としてFRPを用いた
が、保護材3の種類もこれに限定されるものではなく、
たとえばシリコーン、ガラスam。
が、保護材3の種類もこれに限定されるものではなく、
たとえばシリコーン、ガラスam。
有I!繊維等のものであってもよく、その材賀は問わな
い。又、これらを複数層にして設けることも可能である
。
い。又、これらを複数層にして設けることも可能である
。
さらに、上記保護材3と防食用塗料2との境界面にたと
えばポリプロピレン等の合成樹脂製のフィルムを介装す
ることも可能であり、この場合には、保護材2が塗料2
側に浸透して両者が不用意に混合することもないという
利点がある。ただし本発明においては塗料が適度に硬化
するため、このような合成樹脂製フィルムを介装せずと
もある程度は塗料2と保護材2との混合が防止される。
えばポリプロピレン等の合成樹脂製のフィルムを介装す
ることも可能であり、この場合には、保護材2が塗料2
側に浸透して両者が不用意に混合することもないという
利点がある。ただし本発明においては塗料が適度に硬化
するため、このような合成樹脂製フィルムを介装せずと
もある程度は塗料2と保護材2との混合が防止される。
又、上記実施例では塗料2の上面に保護材3を設けたた
め、上述のような好ましい利点が得られたが、保護材3
を設けることは必ずしも条件ではなく、塗料2の塗装の
みで施工されてもよい。
め、上述のような好ましい利点が得られたが、保護材3
を設けることは必ずしも条件ではなく、塗料2の塗装の
みで施工されてもよい。
さらに、上記防食用塗料2の上面に一般の有機塗料や水
性塗料を塗装することも可能であり、この場合には表面
の美感が良好となる利点がある。
性塗料を塗装することも可能であり、この場合には表面
の美感が良好となる利点がある。
さらに、上記実施例では刷毛等による塗布によって防食
用塗料を塗装したが、その塗装手段は塗布に限らず、吹
き付けによって塗装してもよい。
用塗料を塗装したが、その塗装手段は塗布に限らず、吹
き付けによって塗装してもよい。
(発明の効果)
(イ)叙上のように、本発明の防食用塗料は、上記のよ
うな組成からなるものであるため、酸化ペトロラタムや
ろう等によって可塑性及び屈曲性に優れた塗膜が速やか
に形成され、この塗膜によって錆の要因となる空気や水
分の浸透が阻止されるという効果を得た。
うな組成からなるものであるため、酸化ペトロラタムや
ろう等によって可塑性及び屈曲性に優れた塗膜が速やか
に形成され、この塗膜によって錆の要因となる空気や水
分の浸透が阻止されるという効果を得た。
又、塗料中の腐食抑制剤によって、仮に霊気や水分が施
工箇所側に浸透した場合であっても腐食の促進が抑制さ
れるという効果がある。
工箇所側に浸透した場合であっても腐食の促進が抑制さ
れるという効果がある。
さらに、施工箇所に多少の水分が残存していても、塗料
に排水剤が含有されているために、上記残存する水分が
塗料に吸収され、従って水分によって塗料の塗着が阻害
されることもない。
に排水剤が含有されているために、上記残存する水分が
塗料に吸収され、従って水分によって塗料の塗着が阻害
されることもない。
(ロ)さらに、本発明の防食施工方法においては、上記
のような防食用塗料を塗装して施工する方法なるため、
施工箇所がたとえ複雑な形状であっても、その施工箇所
と塗料との間に隙間が生ずるおそれもなく、確実に施工
を行うことができるという効果がある。
のような防食用塗料を塗装して施工する方法なるため、
施工箇所がたとえ複雑な形状であっても、その施工箇所
と塗料との間に隙間が生ずるおそれもなく、確実に施工
を行うことができるという効果がある。
従って、従来の防食テープを用いた防食施工方法に比べ
ると、その施工作業が非常に容易で且つ確実に作業が行
なえるという格別顕著な効果を有するに至った。
ると、その施工作業が非常に容易で且つ確実に作業が行
なえるという格別顕著な効果を有するに至った。
又、塗料による施工方法なるため、仮に錆が施工箇所に
残存していても、従来のテープによる施工方法のように
下塗り作業を要することがなく、その錆の付着した施工
箇所に直接防食用塗料を塗装することによって施工が行
えるという効果がある。
残存していても、従来のテープによる施工方法のように
下塗り作業を要することがなく、その錆の付着した施工
箇所に直接防食用塗料を塗装することによって施工が行
えるという効果がある。
(ハ)さらに、このような防食施工方法において、塗料
の上面に保護材を設けた場合には、この保護材によって
塗料が外部の衝撃や熱、温度上昇等から保護されるとい
う利点がある。
の上面に保護材を設けた場合には、この保護材によって
塗料が外部の衝撃や熱、温度上昇等から保護されるとい
う利点がある。
第1図及び第2図は一実施例としての防食施工方法を示
す要部拡大断面図で、第1図は塗料の塗装工程、第2図
は保護材を設ける工程をそれぞれ示す。 第3図は従来の防食施工方法の要部拡大断面図。 1・・・施工箇所 2・・・防食用塗料 3・・・保護材
す要部拡大断面図で、第1図は塗料の塗装工程、第2図
は保護材を設ける工程をそれぞれ示す。 第3図は従来の防食施工方法の要部拡大断面図。 1・・・施工箇所 2・・・防食用塗料 3・・・保護材
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、酸化ペトロラタムと、ろうと、腐食抑制剤と、合成
樹脂と、排水剤とを溶剤中に分散して調製してなること
を特徴とする防食用塗料。 2、酸化ペトロラタムと、ろうと、腐食抑制剤と、合成
樹脂と、排水剤とを溶剤中に分散して調製してなる塗料
を、施工箇所に塗装して施工することを特徴とする防食
施工方法。 3、酸化ペトロラタムと、ろうと、腐食抑制剤と、合成
樹脂と、排水剤とを溶剤中に分散して調製してなる塗料
を、施工箇所に塗装した後、その塗料の上面に保護材を
設けて施工することを特徴とする防食施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18395888A JPH0234672A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 防食用塗料とその塗料を用いた防食施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18395888A JPH0234672A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 防食用塗料とその塗料を用いた防食施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0234672A true JPH0234672A (ja) | 1990-02-05 |
Family
ID=16144796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18395888A Pending JPH0234672A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 防食用塗料とその塗料を用いた防食施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0234672A (ja) |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP18395888A patent/JPH0234672A/ja active Pending
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