JPH023464A - 無機物の被覆用または接着用樹脂 - Google Patents

無機物の被覆用または接着用樹脂

Info

Publication number
JPH023464A
JPH023464A JP63145545A JP14554588A JPH023464A JP H023464 A JPH023464 A JP H023464A JP 63145545 A JP63145545 A JP 63145545A JP 14554588 A JP14554588 A JP 14554588A JP H023464 A JPH023464 A JP H023464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
meth
acid
resin
polyurethane resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63145545A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Ohashi
大橋 英之
Yoshiichi Kodera
宣一 小寺
Masami Oka
岡 正美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP63145545A priority Critical patent/JPH023464A/ja
Publication of JPH023464A publication Critical patent/JPH023464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属、ガラス、セラミックス等の無機物に対
する密着性に優れた、被覆用または接着用樹脂に関する
(従来の技術) ポリウレタン系樹脂は、強じん性など優れた機械的特性
を有し、また、プラスチック、紙、金属、ガラス、セラ
ミックス等に対する密着性が比較的良好であるため、鉄
板等の被覆剤や接着剤として、熱可塑性ポリエステルに
ポリイソシアネート化合物を加えた熱硬化型、又は、放
射線硬化型で、広く使用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、鉄板等の金属や、ガラス、セラミックス
等の無機物の被覆剤や接着剤としては、接着強度、特に
その耐久性が不充分であった。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は以上のような事情に鑑み、鋭意検討した結
果、親水性極性基を含有する特定のポリウレタン系樹脂
が金属、ガラス、セラミックス等の無機物に対する密着
性に優れていることを見い出した。
本発明のポリウレタン系樹脂は分子! 500〜20.
000の共重合ポリエステルポリオール(I)、ポリイ
ソシアネート化合物(2)、(1)以外のポリオール及
び/またはポリアミン(3)を反応させて得られるもの
で、(+)及び/または(3)が親水性極性基を含有す
ることを特徴とする分子ill 、 000〜50,0
00のボリウレタン系樹脂である。
上記共重合ポリエステルポリオールは、主としてジカル
ボン酸成分とグリコール成分とからなる。
ジカルボン酸成分には、例えば、テレフタル酸、イソフ
タル酸、オルソフタル酸、l、5−ナフタル酸などの芳
香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロ
キシエトキシ)安息香酸などの芳香族オキシカルボン酸
、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、フマ
ール酸、マレイン酸、イタコン酸、ヘキサヒドロフクル
酸、テトラヒドロフタル酸などの不飽和脂肪族および脂
環族ジカルボン酸などがある。必要により、トリメリッ
ト酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などのトリおよび
テトラカルボン酸を少量含んでいてもよい。
グリコール成分には、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、l、3−プロパンジオール、l、
4−ブタンジオール、1.5−ペンクンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2.
4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール、■、4−
シクロヘキサンジメタツール、スピログリコール、1゜
4−フェニレングリコール、1.4−フェニレングリコ
ールのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAの
エチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイド
付加物、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物およびプロピレンオキサイド付加物、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールなどのジオールなどがある。必要に
よりトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリスリトールなどのトリオールお
よびテトラオールを少量含んでいてもよい。
ポリエステルポリオールとしては他にε−カプロラクト
ン等のラクトン類を開環重合して得られるラクトン系ポ
リエステルポリオール類があげられる。
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、24−ト
リレンジイソシアネート、2.6−)リレンジイソシア
ネート、p−フェニレンジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシア茅−ト、3.3−ジメトキシ−4,4′−
ビフェニレンジイソシアネート、2,4−ナフタレンジ
イソシアネート、3.3′−ジメチル−4,4′−ビフ
ェニレンジイソシアネート、4.4’ −ジフェニレン
ジイソシアネート、4,4′−ジイソシアネート−ジフ
ェニルエーテル、1,5−ナフタレンジイソシアネート
、p−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジ
イソシアネート、l 3−ジイソシアネートメチルシク
ロヘキサン、1.4−ジイソシアネートメチルシクロヘ
キサン、4.4′−ジイソシアネートジシクロヘキサン
、4.4′−ジイソシアネートジシクロヘキシルメタン
、イソホロンジイソシアネート。等のジイソシアネート
化合物、あるいは全イソシアネート基のうち7モル%以
下の2.4−トリレンジイソシアネートの三量体、ヘキ
サメチレンジイソシアネートの二量体等のトリイソシア
ネート化合物が挙げられる。
(1)以外のポリオール及びポリアミンとしては、前記
の共重合ポリエステルポリオールのグリコール成分とし
て例示したグリコール類、モノエタノールアミン、N−
メチルエタノールアミン等のアミノアルコール、エチレ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジア
ミン、ピペラジン、4.4′−ジアミノジフェニルメタ
ン等のジアミン、あるいは水等が挙げられる。
親水性極性基を含有させる方法としては、前記の共重合
ポリエステルポリオールのジカルボン酸成分、及び/又
は、グリコール成分として、親水性極性基を含有する化
合物を共重合させるか、ポリウレタン系樹脂を製造する
際に、極性基を含有するポリオール及び/又はポリアミ
ンを共重合すれば良い。
親水性極性基としては、(1)−3O3M、(2) −
C00Mピコ は−POsR+Ri(6) > PO2M又は>POt
R+(式中Mは水素原子、アルカリ金属原子、テトラア
ルキルアンモニウム、テトラアルキルホスホニラ11を
表わし、R+〜R1はアルキル、アリール、アラルキル
を表わす、)を挙げることができる。
これらの親水性極性基を含有する具体的な化合物は下記
の通りである。
(1)  −5(hM 5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−テトラブチル
ホスホニウムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホコ
ハク酸等のポリカルボン酸及びその誘導体、ナトリウム
スルホハイドロキノン及びアルキレンオキサイド付加物
、ナトリウノ、スルホビスフェノールA及びアルキレン
オキサイド付加物、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
のエチレンオキサイド付加物、ナトリウムスルホコハク
酸とエチレングリコールの縮合生成物等が挙げられる。
(2)  −C00?1 前記の共重合ポリエステルポリオールの酸成分であるポ
リカルボン酸、グリセリン酸、ジメチロールプロピオン
酸、N、N−ジェタノールグリシン、ヒドロキシエチル
オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、N、N−ジェタ
ノールグリシン、ジアミノプロピオン酸、ジアミノ安息
香酸及びそのアルカリ金属塩等が挙げられる。
1ぜ3 N−メチルジェタノールアミン、2−メチル−2−ジメ
チルアミノメチル−1,3−プロパンジオール等の含窒
素アルコール及びその塩酸塩、スルホン酸塩、硫酸塩、
及びその誘導体等が挙げられる。
ジピコリン酸、ジヒドロキシピリジン、ピリジンジメタ
ツール、ピリジンプロパンジオール、ジアミノピリジン
等のピリジン環含有化合物及びその誘導体が挙げられる
(5)  −p O2M を及び−POsRIRt挙げ
られる。
(6)  >l’oiM及び>po□R。
■ 11□N CII□Cl1zOCHzPCII□0C1
1□CIf t N It□、・等が挙げられポリウレ
タン系樹脂の重付加反応は、全成分を同時に反応させる
ワンショット法、まずイソシアネート過剰の条件下で共
重合ポリエステルポリオールを反応させ、得られるイソ
シアネート基末端プレポリマーをポリオール、ポリアミ
ン等の鎖延長剤により、さらに高分子化させるプレポリ
マー法とがある。本発明で用いる熱可塑性ポリウレタン
系樹脂の場合、ワンショット法、プレポリマー法のいず
れの方法でも製造できる0反応方法は原料を溶融状態で
行なう方法、溶液中で溶解して行なう方法があげられる
0反応触媒としてオクチル酸第−錫、ジブチル錫ジラウ
レート、トリエチルアミン等を用いてもよい。
ポリウレタン系樹脂の分子量は1 、000〜50,0
00の範囲にある。分子@ t 、 ooo末端ではポ
リウレタン系樹脂の機械的強度が低下し、またはso 
、 oooを越えると溶液粘度が高くなり過ぎ取り扱い
上困難になるため好ましくない。
ポリウレタン系樹脂中に含まれる親水性極性基の濃度は
5当量/トン〜1500当量/トンが適当であり、上記
範囲より小さくなれば、金属、ガラス、セラミックス等
の無機物への密着性が低下し、方、上記範囲より大きく
なれば吸湿性の増大、耐水性の低下、物理的特性の低下
等を生じ、実用性が少なくなる。
本発明のポリウレタン系樹脂は、必要に応じて加夕、さ
、あるいは溶剤に溶解して被着材に塗布し、溶剤を乾燥
して被覆とするか、あるいは、樹脂を塗布した被着材を
貼り合わせ、加圧、加熱により接着する熱可塑性接着剤
として使用するか、また、ポリウレタン系樹脂にポリイ
ソンアネートを混合し、被着剤を接着した後、加熱によ
り硬化させる、熱硬化型被覆剤及び接着剤としても使用
可能である。
使用可能なン容剤としては、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサン等のケ
トン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノ
エチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭火水素類、ヘキサン、ヘプタン等
の脂肪族炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール類、またはこれらの混
合物などが使用できる。
また、ポリウレタン系樹脂の末端及び/又は側鎖に二重
結合を導入し、放射線硬化型被覆及び接着剤として使用
することができる。
ポリウレタン系樹脂の末☆:11及び/又は側鎖に二重
結合を導入するには、ポリウレタン系樹脂中に存在する
水酸化基と反応可能な官能基、例えば、カルボキシル基
、エポキシ基、イソシアネート1等と、二重結合を分子
中に有する化合物を反応させればよい。具体的な化合物
としては、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基含有
アクリル系化合物、グリシジル(メタ)アクリレート等
のエボートシ基台有アクリル系化合物、イソシアノエチ
ル〔メタ)アクリレート等のイソシアネート基台をアク
リル系化合物等が挙げられる。
また、ポリウレタン系樹脂の重合の際、末端停止剤及び
/又は鎖延長剤として、二重結合を有するアルコール類
及び/又はアミン類を使用しても良い。具体的な化合物
としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のグリ
コール化合物のモノ (メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン等のトリオール化合物のモ
ノ(メタ)アクリレ−I・、ジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールのモノ (メタ)アクリレート、
ジ(メタ)アクリレート、トリ (メタ)アクリレート
モノメチロール(メタ)アクリルアミド等のヒドロキシ
ル基含有アクリル系化合物、2アミノエチル(メタ)ア
クリレート、エチレンジアミン等のジアミン化合物のモ
ノ(メタ)アクリルアミド等のアミノ基含有アクリル系
化合物等が挙げられる。
二重結合を導入したポリウレタン系樹脂は、必要に応じ
て加熱あるいは溶剤に溶解して被着剤に塗布し、溶剤を
乾燥後、放射線を照射して被覆とするか、あるいは樹脂
を塗布した被着材を貼り合わせ、放射線を照射して接着
する、放射線硬化型接着剤として使用する。
使用可能な溶剤としては、前記の他に、二重結合う有す
る反応性希釈剤を使用することができる。
反応希釈剤の具体的な化合物としては、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリール(メタ)
アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート
、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンダニル(メタ)アクリレート、ジシク
ロペンテニル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ
)アクリレート、N、N−ジエチルアミンエチル(メタ
)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エ
チレンオキサイド変性リン酸(メタ)アクリレート、N
−メチルビニルピロリドン、カプロラクトン変性テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロキシエチルサクシネート、2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピル(メタ)アクリレート等のモノアクリ
レート化合物、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1.6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
ピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、ビ
スフェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオキ
サイド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、エチレンオ
キサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート
、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、等
のジアクリレート化合物、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)
アクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロー
ルプロパントリアクリレート等のトリアクリレート化合
物、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート
、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレー
ト、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールテトラ(
メタ)アクリレート等のテトラアクリレート化合物等が
挙げられる。
本発明において使用する放射線は紫外線、電子線、γ線
、中性子線等である。紫外線を使用する場合には光開始
剤を添加することが望ましい。光開始剤としては、アセ
トフェノン、ヘンシフエノン、ヘンジインエチルエーテ
ル、ベンジルメチルケタール、ベンジルエチルケタール
、ベンゾインイソブチルケトン、ヒドロキシジメチルフ
ェニルケトン、■−ヒドロキシシクロへキシルフェニル
ケトン、2,2−ジェトキシアセトフェノン、ミヒラー
ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン
、ベンジル、ジエチルチオキサンソン、2−クロロチオ
キサンソン、ベンゾイルジェトキシホスフィンオキサイ
ド、1−)リメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キサイド等が使用できる。また、必要に応じて、n−ブ
チルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリエチルアミン
等の光増感剤を加えても良い。
電子線照射機としてはスキャニング方式あるいはカーテ
ンビーム方式が採用でき、吸収線量は1〜20メガラッ
ド好ましくは2〜10メガランドが良い。吸収線量が1
メガランド以下では硬化反応が不充分であり、20メガ
ラツドを越えると硬化に使用されるエネルギー効率が低
下したり、支持体が変形及び劣化するので好ましくない
(作用) ポリウレタン系樹脂に親水性極性基を導入することによ
り、金属、ガラス、セラミックス等の無機物に対する密
着性が大11に向上する。
(実施例) 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。実施
例中、単に部とあるのは重量部を示す。
(共重合ポリエステルポリオールの製造例)温度計、撹
拌機を備えたオートクレーブ中に、ジメチルテレフタレ
ート256部、ジメチルイソフy L、−)256部、
エチレングリコール409部、ネオペンチルグリコール
458部およびテトラプトキシナタネート0.68部を
仕込み、tSO〜230℃で120分間加熱してエステ
ル変換反応をさせた。次いで、アジピン酸292部およ
び5−ナトリウムスルホイソフタル酸65部を加え、2
20〜230°Cでさらに1時間反応を行なった。反応
系を30分間で250°Cまで屏温した後、糸の圧力を
徐々に凍して45分後に11011IIIll1としさ
らに60分間反応を続けた。得られた共重合ポリエステ
ルポリオールAの分子量は2000、酸価は1.OKO
IImg/gであり、樹脂中のスルホン酸ナトリウム基
は190当■/トンであった。スルホン酸ナトリウム基
の濃度は、共重合ポリエステルポリオール中の硫黄濃度
の411定により求めた。
共重合ポリエステルポリオールAの樹脂組成を第1表に
示す。樹脂組成はNMRにより分析した。
燐化合物■   P (CHzOc!I tall) 
tI Na (ポリウレタン樹脂の製造例) 温度計、撹拌機、還流式冷却器を具備した反応容器中に
トルエン154部、メチルエチルケトン154部、前記
共重合ポリエステルポリオールA100部、ネオペンチ
ルグリコール6.0部を仕込み溶解後、4.4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート26部及びジプチル錫ジ
ラウレート0.03部を加え70〜80°Cで10時間
反応させ、固形分濃度3011%のポリウレタン樹脂A
の溶液を得た。
ポリウレタン樹脂Aの分子量は2.2000であり、ス
ルホン酸ナトリウム基の濃度は140当量/トンであっ
た。
同様の製造方法により、共重合ポリエステルポリオール
B〜Dからポリウレタン樹脂B−Hを得た。
得られたポリウレタン樹脂を第2表に示す。
C11゜ 化合物m  It OCIf t CCII z OH
/N\ C113C11。
実施例1、比較例1 第2表に示したポリウレタン樹脂A−Hのトルエン/メ
チルエチルケトン(=50150重量比)ン容液を、厚
さ0.5ma+の鉄板に、乾燥後の接着剤層の厚みが1
5μmになるように塗布した。熱風乾燥機で80℃で3
0分乾燥した後、鉄板の接着剤塗布面同士を貼り合わせ
ヒートプレス機を用いて150’Cで5.0kg/cI
aの圧力で2分間圧着した。冷却後24時間室温で放置
した後テンシロン引張試験機で接着強度を測定した。
測定結果を第3表に示す。
第3表 引張速度:50mm/sin 実施例2、比較例2 第2表に示したポリウレタン樹脂A〜Hのトルエン/メ
チルエチルケトン(=50150ffl比)溶液に、コ
ロネート2030 (日本ポリウレタン工業■製)をポ
リウレタン樹脂に対し20重量%加え、実施例1、比較
例1と同様にして鉄板を接着した。
さらに60″Cで2日間放置し接着剤を硬化させ、室温
で24時間放置した後、テンシロン引張試験機で接着強
度を測定した。
測定結果を第4表に示す。
以下余白 (注1 ) t’ll!I定条件:サンプルサイズ:巾
2.5cmX長さ7 cm 接着面サイズ: 2.5cIIX l cva引張速度
: 50m+e / win (注2)測定条件:サンプルサイズ:巾2.5cmx長
さ15 cta 接着面サイズ: 2.5c+* X 12cm第4表 (注1 ) 2+111定条件は第3表と同じ〈ポリウ
レタンアクリレート樹脂の製造例〉温度計、撹拌機、還
流式冷却器を具611f した反応容器中にトルエン1
56部、メチルエチルケトン156部、共重合ポリエス
テルポリオールA100部を仕込み、溶解後、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート26部及びジプチ
ル錫ジラウレート0゜05部を仕込み、70〜80″C
で2時間反応させた後、更にグリセリンジアクリレート
3.0部を加え、70〜80″Cで2時間反応させ、更
にネオペンチルグリコール4.6部を加え5時間反応さ
せてポリウレタンアクリレート樹脂Aを得た。ポリウレ
タンアクリレート樹脂Aの分子量は12.000であり
、スルポン酸ナトリウム基の濃度は140当ft/)ン
であった。
同様の製造方法により、共重合ポリエステルポリオール
B−Dからポリウレタンアクリレート樹脂B−Gを得た
得られたポリウレタンアクリレート樹脂を第5表に示す
以下余白 C1h 化合物■ II OCII ! CCII□0■ /N\ C113CII 3 実施例3、比較例3 第5表に示したポリウレタンアクリレート樹脂A−VC
;のトルエン/メチルエチルケトン(=50150重量
比)溶液を、厚さ0.511II11の鉄板に、乾燥後
の被覆層の厚みが10amになるように塗布した。
熱風乾燥後で80°Cで30分乾燥した後、加速電圧1
65KV 、電流2.5mA、吸収線!it5Mrad
の電子線照射を行なった。
被覆面にカッターでIn+lllX100ケの基盤目を
切り、セロハンテープを貼り付け、引きはがして密着性
を試験した。
試験結果を第6表に示す。
実施例4、比較例4 被着剤に厚さIIIIIllのスライドガラスを用いた
以外は実施例3、比較例3と同様にして、ガラス上に被
覆を形成し、密着性を試験した結果を第6表に示す。
以下余白 第 表 第3表、第4表、第6表より、ポリウレタン系樹脂に親
水性極性基を導入すると、鉄板及びガラスに対する接着
強度及び密着性が大巾に向上することが明らかである。
(発明の効果) 親水性極性基を有するポリウレタン系樹脂は金属、ガラ
ス、セラミンク等の無機物に対して優れた接着剤および
耐久性を示し、これら無機物の被覆剤、接着剤として有
用である。
特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分子量500〜20,000の共重合ポリエステルポリ
    オール(1)、ポリイソシアネート化合物(2)及び(
    1)以外のポリオール及び/又はポリアミン(3)を反
    応させて得られるポリウレタン系樹脂にであって、(1
    )及び/又は(3)が親水性極性基を含有することを特
    徴とする無機物の被覆用または接着用樹脂。
JP63145545A 1988-06-13 1988-06-13 無機物の被覆用または接着用樹脂 Pending JPH023464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63145545A JPH023464A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 無機物の被覆用または接着用樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63145545A JPH023464A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 無機物の被覆用または接着用樹脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH023464A true JPH023464A (ja) 1990-01-09

Family

ID=15387660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63145545A Pending JPH023464A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 無機物の被覆用または接着用樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH023464A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004238403A (ja) * 2002-12-13 2004-08-26 Toyobo Co Ltd 接着剤組成物及びそれを用いたアンカーコート剤
JP2013521366A (ja) * 2010-03-05 2013-06-10 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン イオン基を含むホットメルト接着剤
JP2016517462A (ja) * 2013-03-15 2016-06-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se プロパント

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131619A (ja) * 1983-12-19 1985-07-13 Sony Corp 磁気記録媒体
JPS60149624A (ja) * 1984-01-13 1985-08-07 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造法
JPS62112666A (ja) * 1985-11-07 1987-05-23 ジェイエスアール株式会社 優れた放射線硬化性塗料

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131619A (ja) * 1983-12-19 1985-07-13 Sony Corp 磁気記録媒体
JPS60149624A (ja) * 1984-01-13 1985-08-07 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造法
JPS62112666A (ja) * 1985-11-07 1987-05-23 ジェイエスアール株式会社 優れた放射線硬化性塗料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004238403A (ja) * 2002-12-13 2004-08-26 Toyobo Co Ltd 接着剤組成物及びそれを用いたアンカーコート剤
JP4560702B2 (ja) * 2002-12-13 2010-10-13 東洋紡績株式会社 印刷インクアンカーコート用接着剤組成物、多層複合フィルムおよび包装容器
JP2013521366A (ja) * 2010-03-05 2013-06-10 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン イオン基を含むホットメルト接着剤
JP2016517462A (ja) * 2013-03-15 2016-06-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se プロパント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4763701B2 (ja) ラミネート接着剤、それを含むラミネート、及びラミネートの製造方法
US5900473A (en) Radiation curable pressure sensitive adhesives
CA2604040C (en) Surface coating with multi-stage curing
JP2001525467A (ja) 多段硬化接着剤および複合材料の製造におけるその利用
EP2508581B1 (en) Adhesive sheet
CA1156792A (en) Polyurethane adhesive compositions containing dicyclopentenyloxyalkyl (meth) acrylate
CN103687920A (zh) 用在电子器件上的两部分双固化粘合剂
JPS63256674A (ja) ポリウレタンアクリレートを基礎とする照射硬化可能な接着剤
JPH023464A (ja) 無機物の被覆用または接着用樹脂
JP2712111B2 (ja) 粘弾性組成物
JPS6136314A (ja) 水性ポリエステルポリウレタン樹脂
JPH1161083A (ja) 2液硬化型ラミネート用接着剤、及びそれを用いたラミネートフィルムの製造方法
JP3436410B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型接着剤
JP2987887B2 (ja) 放射線硬化型樹脂組成物
JPH0386719A (ja) ウレタン樹脂の製造方法
CN111909652A (zh) 一种复合地板垫专用热熔胶及其制备方法
CN110835511A (zh) 一种粘着剂及其应用
JP2005015625A (ja) 水系ポリウレタン接着剤組成物及びラミネート用接着剤組成物
JPH11209731A (ja) ラミネート缶用接着剤組成物およびラミネート金属板および金属缶
JP7426867B2 (ja) 粘着剤、粘着テープ及び粘着剤製造方法
JPS63161517A (ja) 磁気記録媒体
JPH0480277A (ja) 金属の被覆用および接着用樹脂
JP2008094959A (ja) 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤
JPS63168417A (ja) 液状硬化性樹脂組成物
KR100586132B1 (ko) 라미네이트용 접착제