JPH0234372A - 伝票処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば、銀行業務等で使用される現金自動
預金支払機や自動支払機などに内蔵して用いるような伝
票処理装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来、上述例の伝票処理装置においては、カードのエン
ボス部をジャーナル用紙に転写印字して取引内容の控え
処理を行なう必要がある。

このため上述の従来装置では、ジャーナル用紙、をパル
スモータ駆動系で駆動する一方、カードはＤＣモータで
駆動されるゴムローラの搬送系で駆動し、上述のゴムロ
ーラにインクを含浸させたローラ（以下単にインクロー
ラと略記する）を対設し、カードエンボス印字部におい
て上述のゴムローラでカードのエンボス部およびジャー
ナル用紙をインクローラに押付けることにより、カード
エンボスの印字を行なっていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、上述の従来装置においては次のような問題点が
あった。

すなわち、ＤＣモータは一般的に負荷変動によって回転
速度が変化し、また回転数に±１０％程度の機差があり
、さらには経時変化によって回転数が速くなる傾向性を
有す関係上、このＤＣモータに上述のゴムローラを介し
て搬送されるカードの搬送速度は、負荷変動や機差その
他によってばらつき、パルスモータ駆動系で駆動される
ジャーナル用紙と上述のカードとの搬送速度に差異が生
じて、ジャーナル用紙がたるんだり、破れたりする問題
点を有していた。

このような問題点を解決するためには、上述のＤＣモー
タをサーボモータやパルスモータ等に変更して速度制御
を行なえばよいが、この場合には装置コストが高価とな
る問題点があった。

この発明は、ジャーナル用紙をパルスモータ駆動系で、
またカードをＤＣモータ駆動系でそれぞれ駆動制御する
と共に、これら２つの駆動系の速度を一致させる特異な
手段により安価な構成でありながらジャーナル用紙のた
るみや破れを確実に防止することができる伝票処理装置
の提供を目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、ジャーナル用紙を搬送するパルスモータと
、上記ジャーナル用紙とカードのエンボス部とをインク
ローラに押付けるゴムローラと、上記ゴムローラを駆動
して上記カードを搬送するＤＣモータとを備えた伝票処
理装置であって、上記ゴムローラの元位置を検出するセ
ンサと、上記センサ出力に基づいてゴムローラの周速を
測定す３る測定手段と、上記ゴムローラの周速をパルス
モータの速度に換算する換算手段と、上記換算結果に基
づいて次回取引時のパルスモータ速度を設定し、ジャー
ナル用紙の搬送速度とカードの搬送速度とを符号制御す
る制御手段とを備えた伝票処理装置であることを特徴と
する。

（ホ）作用 この発明によれば、ゴムローラの元位置を検出するセン
サからの出力に基づいて、上述の測定手段がゴムローラ
の周速を測定し、この測定したゴムローラ周速を上述の
換算手段がパルスモータの速度に換算した後に、上述の
制御手段がこの換算結果に基づいて次回取引時のパルス
モータ速度を設定して、ジャーナル用紙の搬送速度とカ
ードの搬送速度とが互いに符号するように制御する。

（へ）発明の効果 このため、カード搬送用のＤＣモータの速度が、負荷変
動、経時変化および機差等によって異なっても、このＤ
Ｃモータの速度を基準として上述のジャーナル搬送用の
パルスモータの速度を可変設定して、これら両モータの
速度を一致させるので、同等ＤＣモータの速度制御を行
なうことなく安価な構成でありながらジャーナル用紙の
たるみや破れを確実に防止することができる効果がある
。

（ト）実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は伝票処理装置を示し、第１図において、この伝票
処理装置１はハウジング２の内部に取引内容の控えとし
てのジャーナル用紙３を収納するジャーナル収納部４と
、顧客に渡す明細票としてのレシート５を収納するレシ
ート収納部６とを備えている。

上述のジャーナル用紙３は第１図に実線矢印ａ〜ｈで示
すように、ジャーナル収納部４から繰出された後に、対
設ローラ７．８、取引内容データを印字するドツトプリ
ンタ９の印字部１０、ベルト１１、対設ローラ１２、カ
ードエンボス印字部１３、対設ローラ１４．１５、ベル
ト１６を介してジャーナル巻取リール１７に順次巻取ら
れる。

また、上述のレシート５は第１図に点線矢印ｉ〜０で示
すように、レシート収納部６から繰出された後に、対設
ローラ１８．１９、印字部１０、ベルト２０．２１を介
してレシート放出口２２から適宜放出される。

上述のジャーナル用紙３およびレシート５は、パルスモ
ータ２３を駆動源とするパルスモータ駆動系２４によっ
て駆動制御される。

一方、カード投入口２５の内部にはカードリーダ２６を
配設すると共に、前述のカードエンボス印字部１３の上
下にはインクローラ２７と、周面にゴム部２８を形成し
たインプリントローラ２９とを対設している。

そして、上述のカードエンボス印字部１３の前後に配設
した前述の対設ローラ１２，１２．１４゜１４のうちの
下側のローラ１２．１４と上述のインプリントローラ２
９と間にベルト３０を張架すると共に、上述の対設ロー
ラ１２．１２のうちの下側のローラ１２のさらに前方に
別のローラ３１を軸架し、これら内ローラ１２，３１間
にベルト３２を張架している。

さらに、上述の内ローラ１２，３１間の略中央部には対
設ローラ３３を配設し、前述のカード投入口２５から投
入されたカード３４（第２図参照）をカードリーダ２６
で読取り処理した後に、第１図に仮想線矢印ｐで示すよ
うに、上述の対設ローラ３３およびベルト３２．３０を
介して前述のカードエンボス印字部１３に搬送すべく構
成している。

ここで、上述のカード３４は、ＤＣモータ３５で駆動さ
れるインプリントローラ２９の搬送系つまりＤＣモータ
駆動系３６によって駆動制御される。

ところで、上述のインプリントローラ２９のローラ軸２
９ａと同軸上には、第２図乃至第５図に示す如く、一部
にセンシング用の切欠き３７を有する遮光円板３８を嵌
合し、この遮光円板３８の外周近傍に透過型光電式のセ
ンサ３９を配設して、このセンサ３９でインプリトロー
ラ２９の元位置を検出すべく構成している。

また、上述のインプリントローラ２９はジャーナル用紙
３とカード３４のエンボス部とをインクローラ２７に押
付けて、カード３４のエンボス部をジャーナル用紙３に
転写印字する。この実施例では、第２図乃至第５図に示
すように、上述のインプリントローラ２９の１回転動作
によりカードエンボスの全印字を行なうように設定して
いる。

第６図は伝票処理装置１の制御回路を示し、ＣＰＵ４０
は図示しない入力操作用のテンキーおよびセンサ３９か
らの入力に基づいてＲＯＭ４１に格納したプログラムに
従ってドツトプリンタ９、カードリーダ２６、パルスモ
ータ２３、ＤＣモータ３５を駆動制御し、またＲＡＭ４
２は前回のパルスモータ速度Ｘｎのデータ、今回のパル
スモータ速度Ｘｎ’のデータ、次回のパルスモータ速度
Ｘｎ＋１のデータ、所定のパルスモータ速度範囲のデー
タなどの必要なデータを記憶する。

ここで、上述のＣＰＵ４０はセンサ３９の出力に基づい
てインプリントローラ２９の周速を測定する測定手段（
第７図の第１ステツプ５１乃至第８ステツプ５８参照）
と、上述のインプリントローラ２９の周速をパルスモー
タ２３の速度に換算する換算手段（第７図の第８ステツ
プ５８参照）と、この換算結果に基づいて次回取引時の
パルスモータ速度Ｘｎ＋１を設定（第７図の第１１ステ
ツプ６１参照）し、ジャーナル用紙３の搬送速度とカー
ド３４の搬送速度とを符号制御する制御手段とを兼ねる
。

このように構成した伝票処理装置の動作を第７図のフロ
ーチャートを参照して説明する。

カードリーダ２６によるカード３４の磁気記録部読取り
およ・び更新完了時の取引終了に対応して、ドツトプリ
ンタ９の印字部１０でジャーナル用紙３の所定部に取引
内容が印字される。

この取引内容の印字完了に同期して第１ステツプ５１で
、ＣＰＵ４０はＤＣモータ３５をＯＮにする。このＤＣ
モータ３５がＯＮになると前述のインプリントローラ２
９および遮光円板３８が回転を開始する。

次に第２ステツプ５２で、ＣＰＵ４０はセンサ３９がＯ
Ｎになったか否かを判定する。つまり第２図の状態から
第３図の状態になったか否かを判定し、センサ３９の０
８時には次の第３ステツプ５３に移行する。

この第３ステツプ５３で、ＣＰｔＪ４０はパルスモータ
２３をＯＮにし、ドツトプリンタ９による取引内容完了
のジャーナル用紙３をカード３４と共にカードエンボス
印字部１３に搬送する。

次に第４ステツプ５４で、ＣＰＵ４０はその内蔵タイマ
のタイマ値をＴ１にセットする。この内蔵タイマは例え
ば５ＩｕＩＳｅＣ毎にカウントアツプされるＣＰＵ内蔵
タイマである。

次に第５ステツプ５５で、ＣＰＵ４０はセンサ３９がＯ
ＦＦになったか否かを判定する。つまり上述の第３図の
状態から第５図に示す元の状態になったか否かを判定し
、センサ３９のＯＦＦ時には次の第６ステツプ５６に移
行する。

この第６ステツプ５６で、ＣＰＵ４０はその内蔵タイマ
のタイマ値をＴ２にセットする。

次に第７ステツプ５７で、ＣＰＵ４０はＤＣモータ３５
およびパルスモータ２３を共にＯＦＦにする。このＤＣ
モータ３５がＯＦＦになった時点では、カード３４のエ
ンボス部がジャーナル用紙３に転写印字されている。

次に第８ステツプ５８で、ＣＰＵ４０はセンサＯＮから
センサＯＦＦまでに要した時間（Ｔ２−ＴＩ）に基づい
てインプリントローラ２９の周速を計算し、この周速を
パルスモータ速度Ｘｎ（今回の速度）に換算処理する。

次に第９ステツプ５９で、ＣＰＵ４０は上述のパルスモ
ータ速度Ｘｎ′が所定の範囲内にあるか否かを判定する
。

上述の第９ステツプ５９で、パルスモータ速度Ｘｎ′が
所定範囲外であるとＣＰｔＪ４０が判定した時には、次
の第１０ステツグ６０に移行し、この第１０ステツプ６
０で、ＣＰＵ４０は次回のパルスモータ２３の搬送速度
Ｘｎ＋１を前回の搬送速度Ｘｎに設定し、異常発生時の
今回のパルスモータ速度Ｘｎ’の取込みを禁止する。

一方、前述の第９ステツプ５９で、パルスモータ速度Ｘ
ｎ′が所定範囲内であるとＣＰＵ４０が判定した時には
、次の第１１ステツプ６１に移行する。

この第１１ステツプ６１で、ＣＰＵ４０は前回のパルス
モータ搬送速度Ｘｎに今回のパルスモータ搬送速度Ｘｎ
′を加算し、この加算値１／２を乗じて次回のパルスモ
ータ搬送速度Ｘｎ＋Ｌを設定する。

つまり、次式の如き演算を行なって次回のパルスモータ
搬送速度Ｘｎ＋１を設定する。

Ｘｎ＋１＝　（Ｘｎ＋Ｘｎ’　）／２ このようにインプリントローラ２９の元位置を検出する
センサ３９からの出力に基づいて、上述の測定手段（第
１ステツプ５１乃至第８ステツプ５８参照）がインプリ
ントローラ２９の周速を測定し、この測定したインプリ
ントローラ２９の周速を上述の換算手段（第８ステツプ
５８参照）がパルスモータ２３の速度Ｘｎ”に換算した
後に、上述のＣＰＵ４０がこの換算結果に基づいて次回
取引時のパルスモータ速度Ｘｎ＋１を設定して、ジャー
ナル用紙３の搬送速度とカード３４の搬送速度とが互い
に符合するように制御する。

このため、カード搬送用のＤＣモータ３５の速度が、負
荷変動、経時変化および機差等によって異なっても、こ
のＤＣモータ３５の速度を基準として上述のジャーナル
搬送用のパルスモータ２３の速度を可変設定して、これ
ら両モータ３５，２３の速度を一致させるので、上述の
ＤＣモータ３５の速度制御を同等行なうことなく、安価
な構成でありながらジャーナル用紙３のたるみや破れを
確実に防止することができる効果がある。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のゴムローラは、実施例のインプリントローラ
２９に対応し、 以下同様に、 制御手段は、ＣＰＵ４０に対応し、 測定手段は、ＣＰｔＪ４０の処理による第１ステツプ５
１乃至第８ステツプ５８に対応し、換算手段は、ＣＰＵ
４０の処理による第８ステツプ５８に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は伝票処理装置の内部側面図、 第２図はカードエンボス印字部の説明図、第３図はセン
サ０８時の説明図、 第４図はカードエンボス印字中の説明図、第５図はセン
サＯＦＦ時の説明図、 第６図は制御回路ブロック図、 第７図は搬送速度の制御を示すフローチャートである。 ３・・・ジャーナル用紙　　２３・・・パルスモータ２
７・・・インクローラ ２９・・・インプリントローラ ３４・・・カード　　　　　３５・・・ＤＣモータ３９
・・・センサ　　　　　４０・・・ＣＰＵ５８・・・第
８ステツプ 第６図 制喧Ｗ回益アロツク図 ２３・・・パルス七−タ ３５・・・ＯＣモータ ３９・・・センサ ４０・・・ｃｐｕ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ジャーナル用紙を搬送するパルスモータと、上記
   ジャーナル用紙とカードのエンボス部 とをインクローラに押付けるゴムローラと、上記ゴムロ
   ーラを駆動して上記カードを搬 送するＤＣモータとを備えた伝票処理装置 であって、 上記ゴムローラの元位置を検出するセンサ と、 上記センサ出力に基づいてゴムローラの周 速を測定する測定手段と、 上記ゴムローラの周速をパルスモータの速 度に換算する換算手段と、 上記換算結果に基づいて次回取引時のパル スモーター速度を設定し、ジャーナル用紙の搬送速度と
   カードの搬送速度とを符号制御 する制御手段とを備えた 伝票処理装置。