JPH023409Y2 - - Google Patents

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JPH023409Y2
JPH023409Y2 JP12010785U JP12010785U JPH023409Y2 JP H023409 Y2 JPH023409 Y2 JP H023409Y2 JP 12010785 U JP12010785 U JP 12010785U JP 12010785 U JP12010785 U JP 12010785U JP H023409 Y2 JPH023409 Y2 JP H023409Y2
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JP
Japan
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head
guide groove
base
feeding means
protrusion
Prior art date
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JP12010785U
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JPS6229229U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、工作機械の分野に利用できるヘツ
ド旋回装置に関するものである。
(従来の技術) 従来知られている工作機械のヘツド旋回装置
は、第5図に示すように、ベースaの所定位置に
同心円弧状のガイド溝b,b′が設けられ、このガ
イド溝に沿つて摺動する突片c,c′がヘツドdの
要所に取付けられ、ヘツドdの送り機構(図示せ
ず)により、ヘツドを所定の角度回動させ、例え
ば図に仮想線で示す位置に旋回させるようになつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来例によると、ヘツドdの旋回中心
Oは限定され、姿勢制御が画一的となる欠点があ
り、また、ガイド溝b,b′を円弧状に刻設するこ
と及びそのガイド溝に沿つてヘツドdを送る機構
が複雑となり、製造コストが高くなる。
この考案は、このような従来の不都合を解消す
るためになされ、ヘツドの旋回中心を固定するこ
となく姿勢制御でき、かつ安価に製造できるよう
にした工作機械のヘツド旋回装置を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 目的を達成する手段として、この考案は、ベー
ス上の所定位置に二本の直線状ガイド溝を互いに
交差する向きに設け、一方のガイド溝には、ヘツ
ドに取付けた移送用突片と係合し、この移送用突
片を介してヘツドをガイド溝に沿つて移動させる
送り手段を設け、他方のガイド溝には、前記ヘツ
ドに取付けた旋回用突片を摺動自在に係合したこ
とを要旨とするものである。
(実施例) 以下、図示の実施例によりこの考案を具体的に
説明すると、1はベースであり、その上面に対角
線方向をなして第1のガイド溝2が設けられ、こ
のガイド溝に交差する方向をなして直線状の第2
のガイド溝3が設けられている。4は第1のガイ
ド溝2に設けられた送り手段であり、ねじ棒4a
を回転可能に支持している。5はヘツドであり、
第1図に示すように中央よりやや上部に移送用突
片6がナツト7で固定され、この突片6は前記第
1のガイド溝2に摺動自在に係合すると共に、前
記送り手段4のねじ棒4aに螺合している。ま
た、ヘツド5は、一方の側端5a側に旋回用突片
(カムフオロア)8がナツト9で固定され、この
突片8は前記第2のガイド溝3に摺動自在に係合
している。さらに、ヘツド5の両側端5a,5b
には長孔10が複数個設けられ、これらの長孔に
ボルト11を挿入し、ベース1に形成されたねじ
孔1aにそれぞれ螺着するようになつている。
この考案に係るヘツド旋回装置は、上記のよう
に構成され、前記各ボルト11を孔1aから外
し、ベース1に対するヘツド5の固定を解除する
と共に、前記送り手段4を作動させてねじ棒4a
を回転すると、このねじ棒に螺合している移送用
突片6を第1のガイド溝2に沿つて摺動させるこ
とができる。このとき、ヘツド5は第1のガイド
溝2に沿つて平行移動するが、前記突片8も第2
のガイド溝3に沿つて摺動するため、この突片に
より平行移動が規制され、この突片を支点として
徐々に回動され、第1図に二点鎖線で示す状態と
なる。即ち、従来のように定点を中心として回動
するのではなく、動点を中心として回動すること
となる。そして、ベース1に設けられた孔1aに
前記ボルト11をそれぞれ螺合締着すれば、ヘツ
ド5を再び固定することができる。もちろん、こ
の途中の段階でヘツド5を固定させることも可能
である。
一方、この状態から元の状態に戻すには、ボル
ト11を外して、ねじ棒4aを逆回転させれば容
易になすことができる。
第4図は、この考案の他の実施例を示すもの
で、ベース21は三角形の張出部21aを有し、
第1のガイド溝22が角隅部から張出部に至る直
線状に形成され、この第1のガイド溝22には前
記と同様にねじ棒24aを備えた送り手段24が
設けられ、ヘツド25に取付けた移送用突片26
が螺合している。23はベース21に形成された
第2のガイド溝であり、前記第1のガイド溝22
と交差する向きに、かつ一方の端部は向きを変え
て全体が略への字となるように設けられ、この第
2のガイド溝23には、ヘツド25に取付けた旋
回用突片28が摺動自在に係合している。
この実施例の場合も、固定ボルト31を外して
送り手段24のねじ棒24aを回転することによ
り、ヘツド25を第4図に二点鎖線で示す位置に
回動させることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、ヘツ
ドを移動点まわりに旋回させることができ、従来
の固定点まわりに旋回させるものとは異なり、ベ
ースに設けるガイド溝は直線で実施することがで
き、その溝加工が容易であると共に、送り手段が
簡単となり、低価格のヘツド旋回装置を提供する
ことができる。また、ヘツドの旋回角度を従来よ
り大きくとることができ、ヘツドの姿勢制御も画
一的にならず、多様化が可能となる等の効果を奏
する。
なお、この考案は、ヘツドが垂直型でも水平型
でもいずれも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す説明図、第
2図は、第1図の−線断面図、第3図は、第
1図の−線断面図、第4図は、この考案の他
の実施例を示す説明図、第5図は、従来例の説明
図である。 1……ベース、2……第1のガイド溝、3……
第2のガイド溝、4……送り手段、4a……ねじ
棒、5……ヘツド、6……移送用突片、7……ナ
ツト、8……旋回用突片、9……ナツト、10…
…長孔、11……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース上の所定位置に二本の直線状ガイド溝を
    互いに交差する向きに設け、一方のガイド溝に
    は、ヘツドに取付けた移送用突片と係合し、この
    移送用突片を介してヘツドをガイド溝に沿つて移
    動させる送り手段を設け、他方のガイド溝には、
    前記ヘツドに取付けた旋回用突片を摺動自在に係
    合したことを特徴とする工作機械のヘツド旋回装
    置。
JP12010785U 1985-08-05 1985-08-05 Expired JPH023409Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12010785U JPH023409Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JP12010785U JPH023409Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6229229U JPS6229229U (ja) 1987-02-21
JPH023409Y2 true JPH023409Y2 (ja) 1990-01-26

Family

ID=31008114

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JP12010785U Expired JPH023409Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JPS6229229U (ja) 1987-02-21

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