JPH023393B2 - - Google Patents

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JPH023393B2
JPH023393B2 JP56161574A JP16157481A JPH023393B2 JP H023393 B2 JPH023393 B2 JP H023393B2 JP 56161574 A JP56161574 A JP 56161574A JP 16157481 A JP16157481 A JP 16157481A JP H023393 B2 JPH023393 B2 JP H023393B2
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armature coil
armature
thrust
field magnet
armature coils
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Power Engineering (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は隣り配置の磁極が互いに異極となるよ
うにN極、S極の磁極を3個以上を長手方向に有
する界磁マグネツトと、該界磁マグネツトと相対
応する位置に空隙を介して2以上の空心型の電機
子コイル群からコアレス電機子及び上記界磁マグ
ネツトの磁極を検出するための位置検知素子を設
けてなる直流型半導体リニアモータに関する。
[従来技術とその問題点] 従来、この種の多極・多コイル型のn(nは1
以上の整数)相の直流型半導体モータでは、電機
子側に各電機子コイルのための位置検知素子を配
設し、該位置検知素子が検出した界磁マグネツト
のN極・S極の信号に応じて電機子コイルへの通
電の切り換えを行なつていた。
このような位置検知素子を用いて電機子コイル
への通電の切換を行なう形式のn相の直流型半導
体リニアモータでは、位置検知素子の配設位置に
よつて当該直流型半導体リニアモータの性能を大
きく異ならしめる。
位置検知素子の配設位置の重要性については、
〓リニアサーボモータとシステム設計〓(白木・宮
尾著、総合電子出版社刊、昭和61年3月20日発行
P157〜168)で説明されている。
すなわち、位置検知素子は、電機子コイルの推
力の発生する導体部上に配設するのが、滑らかな
推力リツプルが得られるため性能の良い直流型半
導体リニアモータが得られるわけである。
しかしながら、界磁マグネツトと対向する電機
子コイルの推力に寄与する導体部面上に上記位置
検知素子を配設することはやつかいであるほか、
当該位置検知素子の厚み分だけ、界磁マグネツト
と電機子コイル(あるいは、この下部のステータ
ヨーク)間のエアーギヤツプ長が長くなるため、
該エアーギヤツプが長くなつた分だけ推力が低下
する欠点がある。
特開昭に示すように電機子コイルの中に位置検
知素子を配置した直流型半導体リニアモータが知
られている。しかしながら、この直流型半導体リ
ニアモータの場合の位置検知素子の配設方法によ
ると、大きな推力が得られず、推力リツプルも大
きく、実用に供せられる性能の良いものを得るこ
とができない欠点を持つ。
すなわち、当該電機子コイルのための位置検知
素子をその電機子コイルの枠内空洞部内に配設し
たのでは、リニア180度往復通電方式を採用して
滑らかな推力リツプルで、しかも効率の良好な直
流型半導体リニアモータを得ることができない。
若しも、効率が良好で、比較的推力リツプルの
滑らかな直流型半導体リニアモータを得るなら
ば、上記〓リニアサーボモータとシステム設計〓
で説明されているように、当該電機子コイルのた
めの位置検知素子は、当該電機子コイルの推力の
発生に寄与する導体部と同相位置となる他の電機
子コイルの枠内空洞部内に配設すればよい。
この方法は、確かに良い方法の一つであるが、
かかる直流型半導体リニアモータの場合には、回
転形モータと異なり、固定子または移動子の何れ
かの一方が短いため、及びエンドレス構造になつ
ていないために、当該電機子コイルのための位置
検知素子を他の同相となる位置に位相転移させた
場合には、位置検知素子が界磁マグネツトの磁場
を検出していても、電機子コイルに通電できない
場合があり、または電機子コイルが界磁マグネツ
トと対向していて推力を出せる状態にあるにもか
かわらず、位置検知素子が界磁マグネツトの磁極
を検出していない場合があり、当該電機子コイル
に通電できない場合があるという欠点がある。上
記のように位置検知素子を他の同相となる位置に
位相転移させた場合に生ずる推力リツプル特性が
悪くなるという欠点を持つ。
[発明の課題] 本発明は上記背景を基になされた直流型半導体
リニアモータで、エアーギヤツプを増加させるこ
とがないように位置検知素子を配設することがで
き、非常に大きな推(進)力及び極めて滑らかな
推力リツプルを得ることができ、しかも特性上最
も有効な電気角でリニア180度(往復)通電構造
を係用できるようにして、高効率で、しかも位置
検知素子の位置決め配設を容易にし、安価に量産
実用化するに適した直流型半導体リニアモータを
得ることを課題になされたものである。
その他の本発明の課題は以下の実施例によつて
明らかにする。
[発明の課題達成手段」 かかる本発明の課題は、隣り配置の磁極が互い
に異極になるように、N極、S極の磁極が長手方
向に沿つて3個以上配設して形成した界磁マグネ
ツトを設け、該界磁マグネツトと空隙を介して2
以上の空心型電機子コイル群からなるコアレス電
機子を配設し、上記界磁マグネツトまたはコアレ
ス電機子のいずれか一方を相対的移動する移動子
とし、他方を固定とし、上記界磁マグネツトの磁
極を無接触で検出して上記電機子コイルへの通電
の切換を行なうための各々の電機子コイルのため
の位置検知素子を当該電機子コイルが空隙を介し
て対向する界磁マグネツトと対向する面とは反対
の面側であり、且つ当該電機子コイルの推力に寄
与する導体部と対向する位置に配設した直流型半
導体リニアモータを提供することによつて達成で
きる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明
する。
[本発明の第1実施例] まず、第1図乃至第5図を参照して本発明の第
1実施例を説明する。
第1図は比較的ストロークの短い可動マグネツ
ト型の直流型半導体リニアモータLDM―1を側
面方向から見た場合の縦断面図で、第2図は正面
方向から見た場合の縦断面図で、主に第1実施例
は第1図及び第2図を参照して説明する。
磁性体でできた断面口字状ムービングヨーク1
の上下両内面には、N極、S極の磁極を交互等間
隔にT幅のものを長手方向に3個以上密接して配
設して形成した3極以上の例えば、第4図に示す
ような界磁マグネツト2―1,2―2が固設され
ている。界磁マグネツト2―1と2―2とは、互
いに同極が面対向するようにムービングヨーク1
の内面に固設されている。
界磁マグネツト2―1と2―2間の磁気空隙部
には、界磁マグネツト2―1,2―2と面対向す
る長板状のステータヨーク4が適宜な手段によつ
て、固定側3に固設されている。ステータヨーク
4には、その長手方向に沿つて、ムービングヨー
ク1が直線(的)往復運動できるようにするため
の当該ムービングヨーク1の移動ガイド用長孔5
を形成している。
ステータヨーク4の両側面部の上下両面には、
ムービングヨーク1に軸7―1,7―2によつて
固設され且つ回動自在に軸支されたガイドローラ
6―1,6―2が摺動するようになつており、界
磁マグネツト2―1,2―2の固設されたムービ
ングヨーク1がその長手方向に沿つて直線(的)
往復運動が可能なようになつている。
ステータヨーク4の上下両面には、その長手方
向に沿つて当該ステータヨーク4と対向する大き
さ(尚、小さなものの組み合わせであつても良
い。)のプリント基板8―1,8―2が固設され
ている。
尚、プリント基板8―1,8―2には、図示し
ないプリント導体配線部が形成され、該配線部に
端子が半田付けされた駆動回路や速度制御回路等
の電気回路を構成する適宜な電気(子)部品を装
備できるようにしている。このようにすることの
メリツトは、以下の説明で更に明白となるであろ
う。
上記界磁マグネツト2―1,2―2と空隙部を
介して、相対向するそれぞれのプリント基板8―
1,8―2面位置に推力に寄与する導体部[一般
には、第3図に示すように係る導体部の中心を基
準にする。]、例えば電機子コイル9―2,9′―
2をとると(第1図参照)、2つの推力に寄与す
る2つの導体部9―2aと9―2b,9′―2a
と9′―2bの開角が上記界磁マグネツト2―1,
2―2の一磁極幅の2n―1倍(nは1以上の整
数)(尚、第1図ではn=1としている。)の2以
上(尚、第1図では多数個を選択しているので、
T幅の開角幅の矩形枠状の空心型のものに形成さ
れている。)の空心型の2組の電機子コイル9,
9′群を同一面において互いに重畳しないように
密接して長列固設している。
この2組の電機子コイル9,9′群を2つの推
力に寄与する導体部9―a(例:9―2a)9―
b(例:9―2b),9′―a(例:9′―1a),
9′―b(例:9′―2b)との全てがステータヨ
ーク4を介して完全に互いに相対向してしまわな
いように、一方の組の電機子コイル9群を他方の
組の電機子コイル9′群に対して長手方向に位置
をずらせて、例えば、2分の1磁極幅だけ位相を
ずらせて、2組の電機子コイル9,9′群をプリ
ント基板8―1,8―2及びステータヨーク4を
介して上記それぞれのプリント基板8―1,8―
2面に間接的に重畳配設している。
電機子コイル9,9′としては、第3図に示す
ように、導線を多数ターン巻回して、発生推力に
寄与する導体部9―aと9―b,9′―aと9′―
bとの開角が、界磁マグネツト2―1,2―2一
磁極幅と略同一開角幅を形成することができるよ
うにした四角形(第3図では、矩形)枠状のもの
に形成したものを用いている。
一方の組の電機子コイル9(例:9―2)の推
力に寄与する導体部9―a又は9―b、例えば、
9―2bの界磁マグネツト2―1に対向する面上
に配設すべきホール素子、ホールIC、その他の
磁気感知センサーを含む上記センサーと同機能を
有する位置検知素子10(例:10―2)を、他
方の組の電機子コイル9(例:9′―2)の2つ
の推力に寄与する導体部9′―aと9′―bとの
間、例えば推力に寄与する導体部9′―2aと
9′―2b間位置に対応するプリント基板8―2
上に配設し、他方の電機子コイル9′(例:9′―
2)の推力に寄与する導体部9′―a又は9―b、
例えば9′―2bの界磁マグネツト2―2に対向
する面上に配設すべき位置検知素子10′(例:
10′―3)を、一方の組の電機子コイル9
(例:9―3)の2つの推力に寄与する導体部9
―aと9―b間、例えば推力に寄与する導体部9
―3aと9―3b間位置に対応するプリント基板
8―1面に配設している。
すなわち、もしも電機子コイル9または9′群
及びこれと空隙を介して対向する界磁マグネツト
2―1,2―2の何れか一方しかなく電機子コイ
ルが重畳していないとすれば、位置検知素子10
または10′は界磁マグネツト2―1または2―
2と空隙を介して相対向する位置に上記電機子コ
イル9または9′の推力の発生に寄与する導体部
9―aまたは9―bまたは9′―aまたは9′―b
と対向する位置で、且つ該電機子コイル9または
9′の界磁マグネツト2―1または2―2と対向
する面とは反対側の位置に配設すればよい。
またこの実施例のように上記電機子コイル9群
及び9′群が、その面においては界磁マグネツト
2―1,2―2の長手方向に沿つて互いに重畳し
ないように配列した2組の電機子コイル9群及び
9′群を当該電機子コイル9及び9′の推力の発生
に寄与する導体部9―a及び9―bと9′―a及
び9′―bとが完全に相対向しないように一方の
組の電機子コイル9群を他方の組の電機子コイル
9′群に対して長手方向に位置(位相)をずらせ
て上記2組の電機子コイル9群及び9′群をステ
ータヨーク4、プリント基板8―1及び8―2を
介して2重に重畳させ、一方の組の電機子コイル
9の推力の発生に寄与する導体部9―a又は9―
bの界磁マグネツト2―1と対向する面上に配設
すべき当該電機子コイル9のための位置検知素子
10を当該導体部9―a又は9―b位置とステー
タヨーク4を介して相対向する他方の組の電機子
コイル9′の2つの推力の発生に寄与する導体部
9′―aと9′―b間位置で且つ一方の組の電機子
コイル9の推力の発生に寄与する導体部9―a又
は9―bと対向する位置であり、且つ該一方の電
機子コイル9の界磁マグネツト2―1と対向する
面とは反対側の位置に配設している。
このようにすることで、結果的に位置検知素子
10,10′を電機子コイル9,9′の推力に寄与
する導体部9―a又は9―b,9―a又は9′―
b上に配設すると、本来位置検知素子10,1
0′によつて、その厚み分だけ界磁マグネツト2
―1,2―2と電機子コイル9,9′との間のエ
アギヤツプが増長して大きな推力が得られないと
いう欠点を解決できる。
しかも、かかる直流型半導体リニアモータの場
合には、回転形モータと異なり、固定子または移
動子の何れか一方が短いため、及びエンドレス構
造になつていないために、当該電機子コイル9ま
たは9′のための位置検知素子10,10′を他の
同相となる位置に位相(同相)転移させた場合に
は、位置検知素子10,10′が界磁マグネツト
2―2,2―1の磁極を検出していても、当該電
機子コイル9,9′に通電できない場合があり、
または電機子コイル9,9′が界磁マグネツト2
―1,2―2と対向していて推力を出せる状態に
あるにもかかわらず、位置検知素子10,10′
が界磁マグネツト2―1,2―2の磁極を検出し
ていない場合があり、当該電機子コイル9,9′
に通電できない場合があるという欠点、及び上記
のように位置検知素子10,10′を他の同相と
なる位置に位相転移させた場合に生ずる推力リツ
プル特性が悪くなるという欠点を解消し、更には
推力リツプルの小さく滑らかに可動できる直流型
半導体リニアモータLDM―1を得ることができ
る。
また電機子コイル9,9′をステータヨーク4、
プリント基板8―1及び8―2を介して重畳した
両面励磁構造となつているので、大きな推力が得
られ、更に又、電機子コイル9と9′は位相をず
らせているので、推力リツプルの小さい滑らかな
推力の直流型半導体リニアモータLDM―1を得
ることができる。
符号11,11′は駆動回路や速度制御回路等
(後記する半導体整流装置13,13′)の電気回
路部を示し、電機子コイル9,9′の枠内空洞部
12[第3図参照]内に電気回路部11,11′
を収納配設するようにすると本発明の実用化に好
都合であることを示す。
尚、電機子コイル9,9′が第3図に示すよう
な四角形枠状のものでないときには、例えば、ト
ロイダル状のコイルによつて巻回形成された2つ
の発生推力に寄与する導体部9―a9′―aと9
―b9′―b間に上記条件に従つて位置検知素子
10,10′を含む電気回路部11,11′を収納
配設するようになることは言うまでもない。
第5図は電機子コイル9,9′、界磁マグネツ
ト2―1,2―2及び位置検知素子10,10′
との展開図を示す。
この第5図で明らかなように、それぞれの電機
子コイル10,10′は、いまその両端子を公知
の半導体整流装置13,13′(上記電気回路部
11,11′)に接続されており、それぞれの位
置検知素子10,10′の両出力端子14a,1
4b,14′a,14′bは半導体整流装置13,
13′に接続されている。半導体整流装置13,
13′には、プラス電源端子15―1、マイナス
電源端子15―2が引き出されている。即ち、端
子15―1,15―2はプリント基板8―1,8
―2の端部導体部に接続される。このようにする
ためには、半導体整流装置13,13′や位置検
知素子10,10′の結線統一部をプリント基板
8―1,8―2の端部に集結させるようにすれば
良い。
[本発明の第2実施例] 第6図は本発明の第2実施例の直流型半導体リ
ニアモータLDM―2を示すもので、電機子コイ
ル9,9′は推力に寄与する2つの導体部9―a
と9―b,9′―aと9′―bの開角を界磁マグネ
ツト2―1,2―2の一磁極幅Tの3倍の開角
幅、即ち、3Tの空心型のものに形成した場合の
ものを用いた場合の電機子コイル9,9′と界磁
マグネツト2―1,2―2との展開図を示す。位
置検知素子10,10′の配設条件上記第1実施
例と同じなので、その説明は省略する。
[本発明の作用] 上記2の実施例の直流型半導体リニアモータ
LDM―1、LDM―2では、位置検知素子10,
10′がそれぞれの界磁マグネツト2―1,2―
2のN極又はS極を検出すると、位置検知素子1
0,10′の端子14a,14′a又は14b,1
4′bから出力電圧信号が発生して、電機子コイ
ル9,9′に、フレミングの左手の法則に従つて
界磁マグネツト2―1,2―2を含む移動子を所
定の方向に駆動するのに適した方向の電流を流す
ことになる。
従つて電機子コイル9,9′からは、例えば、
矢印F方向(第5図)の推力が発生し、その方向
に界磁マグネツト2―1,2―2を含んで構成す
る移動子が移動することになる。
[本発明の第3実施例] 第7図及び第8図を参照して、本発明の第3実
施例の直流型半導体リニアモータLDM―3を説
明する。
この第3実施例ではムービング電機子コイル型
リニアモータとなつている。
即ち、第2図で示したムービングヨーク1同様
の断面口字状ステータヨーク1′を固定子とし、
第2図と同様にステータヨーク1′に界磁マグネ
ツト2―1,2―2を固着して界磁マグネツト2
―1,2―2を固定子としている。
第2図で示したと同様に上下両面に電機子コイ
ル9,9′群を第1実施例で説明したように配設
したプリント基板8―1,8―2を有するステー
タヨーク4同様のムービングヨーク4′を移動子
としている。ムービングヨーク4′の両側端部に
四フツ化エチレン(商品名:テフロン)で形成さ
れた摺動子16が設けられて、ステータヨーク
1′の内面に設けられたガイドレール溝17に摺
動ガイドされてムービングヨーク4′、電機子コ
イル9,9′を有する移動子が直線(的)往復走
行するようになつている。
第8図は可動電機子コイル型の直流型半導体リ
ニアモータLDM―3とした場合の一例を示す電
機子コイル9,9′と界磁マグネツト2―1,2
―2との展開図を示すものである。
しかし、電機子コイル9,9′を移動子とした
場合には、電源コードを動かすことが必要になる
という等欠点を有する反面、可動子の重量を減ら
すことが可能である。
[本発明の第4実施例] 第9図及び第10図は本発明の第4実施例の直
流型半導体リニアモータLDM―4を示すもので、
ヨーク1″を円筒状に形成し、その外周に円筒状
の界磁マグネツト2′―1を固設し、該界磁マグ
ネツト2′―1と相対向して電機子コイル9―1,
9′―1群を設け(尚、プリント基板8―1,8
―2,プリント基板8′―1と8′―2間の円筒状
のヨーク4″及び界磁マグネツト2′―2の磁路を
由じるためのヨーク18は第9図においては省略
している)、該電機子コイル9′の外周に相対向し
て界磁マグネツト2′―2を設けている。界磁マ
グネツト2′―2の外周には円筒状のヨーク18
が設けられている(第10図参照)。
尚、第10図から明らかなように電機子コイル
9―1と9′―1との間には、プリント基板8′―
1,8′―2を両面に有するヨーク4′が介設され
ている。位置検知素子10,10′の配設に関し
ては、上記同様である。
尚、プリント基板8―1,8―2及び界磁マグ
ネツト2′―1,2′―2は必ずしも円筒状のもと
する必要はなく、第10図に示す電機子コイル9
―1,9′―1と同様な半円状のものを用いても
良い。
この第10図では、電機子コイル9―1,9′
―1をプラスチツクモールドとして当該プラスチ
ツク部19,20にガイドレール溝21,22を
形成し、該溝21,22と対向する界磁マグネツ
ト2′―1,2′―2の長手方向の側面部位にガイ
ドレール溝21,24を形成し、溝21と23,
22と24間にガイドローラ25,26群を介設
している。
尚、この第3実施例にあつては、界磁マグネツ
ト2′―1,2′―2と電機子コイル9,9′とい
ずれを駆動するかを示していないが、いずれを駆
動走行させてもよいし、この場合、固定子を構成
する端部は、当然に一端部(又は両端部)を固定
する必要がある。
[他の実施例] 尚、第10図では、ヨーク1″の中心透孔部に
は、本発明がテレビカメラ等のレンズ駆動機構に
も用い適することができるように、レンズ27を
装着した場合を示す。この場合には、可動マグネ
ツト型の直流型半導体リニアモータLDM―4と
なる。
尚、上記実施例においては、電機子コイル9,
9′,9―1,9′―1群を密接して長手方向の平
面上に並べた場合を示したが、必ずしも、このよ
うにする必要はなく、適宜な間隔で配設しても良
い。尚、上記実施例においては、それぞれの面に
おいて重なることがないように配設して電機子コ
イル9と9′,9―1,9′―1群とを2重に重ね
た電機子コイル重畳型の直流型半導体リニアモー
タを示したが、これに限るものでなく、電機子コ
イルが2重に重なる場合、更にはまた数重に重ね
た形式のものであつても良い。
[本発明の効果] 本発明は上記構成から明らかなように、電機子
コイルに対応する界磁マグネツトの磁極に応じて
「フレミングの左手の法則」に従い適した方向の
電流を当該電機子コイルに通電させるための位置
検知素子を当該直流型半導体モータの特性上及び
構成上において、最も望ましい位置に配設でき
る。
すなわち、もしも電機子コイル9または9′群
及びこれと空隙を介して対向する界磁マグネツト
2―1,2―2の何れか一方しかなく電機子コイ
ルが重畳していないとすれば、界磁マグネツト2
―1,2′―1または2―2,2′―2と空隙を介
して相対向する位置に上記電機子コイル9,9―
1または9′,9′―1群のための位置検知素子1
0または10′は、該電機子コイル9,9―1ま
たは9′,9′―1の推力の発生に寄与する導体部
9―aまたは9―bまたは9′―aまたは9′―b
と対向する位置で、且つ該電機子コイル9または
9′の界磁マグネツト2―1または2―2と対向
する面とは反対側の位置に配設することができる
ため、また上記実施例のように上記電機子コイル
9及び9′群が、その面においては界磁マグネツ
ト2―1,2―2の長手方向に沿つて互いに重畳
しないように配列した2組の電機子コイル9及び
9′群を当該電機子コイル9及び9′の推力の発生
に寄与する導体部9―a及び9―bと9′―a及
び9′―bとが完全に相対向しないように一方の
組の電機子コイル9群を他方の組の電機子コイル
9′群に対して長手方向に位置をずらせて上記2
組の電機子コイル9及び9′群を2重に重畳させ、
一方の組の電機子コイル9の推力の発生に寄与す
る導体部9―a又は9―b上に配設すべき当該電
機子コイル9の位置検知素子10を当該導体部9
―a又は9―b位置と相対向する他方の組の電機
子コイル9の2つの推力の発生に寄与する導体部
間位置で且つ一方の組の電機子コイルの推力の発
生に寄与する導体部9′―a又は9′―bと対向す
る位置でであり、且つ該一方の電機子コイル9の
界磁マグネツト2―1と対向する面とは反対側の
位置に配設できるため、当該電機子コイル9また
は9′のための位置検知素子10,10′を他の同
相となる位置に位相転移させないで済み、位置検
知素子10,10′は界磁マグネツト2―1,2
―2又は2―1,2―1の所定の磁極を検出して
いる場合、常にその位置検知素子10,10′を
備えた電機子コイル9,9′に所定方向の通電を
行うことができ、所定の界磁マグネツト10,1
0′と対向する電機子コイル9,9′と対向してい
て推力を出せれる状態にあれば、位置検知素子1
00,10′が確実に界磁マグネツト2―1,2
―2の磁極を検出しているため、当該電機子コイ
ル9,9′に通電できるため、及び上記のように
位置検知素子10,10′を他の同相となる位置
に位相転移させた場合に生ずる推力リツプル特性
が悪くなるという欠点を解消出来るように電機子
コイル9,9′の推力に寄与する導体部と対向し
た位置に配設できるため、推力リツプルの少ない
滑らかに動くものを得ることができる利点のある
ものを得ることができる。
また上記のように位置検知素子配設による影響
を無くして上記実施例のように電機子コイル9,
9′群が重畳しているので、非常に大きな推力が
得られる。しかも、電機子コイル9群と9′群と
が位相をずらせて配設しているために、推力リツ
プルが少なく、滑らかに移動子を直線(的)走行
できる。
また電機子コイル9,9′に適宜な本発明に電
流を流すために通電駆動すべき検出用の位置検知
素子10,10′は電機子コイル9,9′の推力に
寄与する導体部9―a,9′―a、又は9―b,
9′―bの反界磁マグネツト2―1,2―2位置
に配設しても、位置検知素子10,10′によつ
て、電機子コイル9,9′と界磁マグネツト2―
1,2―2間のエアギヤツプを増長させることが
ないので、大きな推力を得ることができ、またこ
のように電機子コイル9,9′の推力に寄与する
導体部9―a,9′―a又は9―b,9′―b上
に、間接的に配設できるので、電機子コイル9,
9′への通電に非常に便利で、更に又、位置検知
素子10,10′を配設すべき位置の設計確認が
非常に容易になし得るという利点があり、従来に
ない実用化に便利な直流型半導体リニアモータが
得られる効果がある。尚、第9図及び第10図の
場合も同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例としてのものを側
面方向から見た場合の縦断面図、第2図は本発明
の第1実施例としてのものを正面方向から見た場
合の縦断面図、第3図は一例としての電機子コイ
ルの斜視図、第4図は一例としての界磁マグネツ
トの斜視図、第5図は本発明第一実施例における
界磁マグネツトと電機子コイルとの展開図、第6
図は本発明の第2実施例を示す電機子コイルの2
つの推力に寄与する導体部の開角を界磁マグネツ
トの磁極の3倍とした場合の電機子コイルと界磁
マグネツトとの展開図、第7図は本発明の第3実
施例を示す電機子コイル群を移動子とした場合に
おいて正面方向から見た場合の縦断面図、第8図
は第7図の場合の界磁マグネツトと電機子コイル
と展開図、第9図は本発明の第4実施例を示す一
部省略した簡略斜視図、第10図は第9図の場合
の一例としての正面方向から見た場合の縦断面図
である。 1……断面口字状ムービングヨーク、1′……
断面口字状ステータヨーク、2―1,2′―1,
2―2,2′―2……界磁マグネツト、3……固
定側、4……ステータヨーク、4′……ムービン
グヨーク、4″……ヨーク、5……長孔、6―1,
6―2……ガイドローラ、7―1,7―2……
軸、8―1,8―2,8′―1,8′―2……プリ
ント基板、9,9′,9―1,9′―2……電機子
コイル、9―a,9―b,9′―a,9′―b……
推力に寄与する導体部、10,10′……位置検
知素子、11,11′……電気回路部、12……
枠内空洞部、13,13′……半導体整流装置、
14a,14b,14′a,14′b……出力端
子、15―1……プラス電源端子、15―2……
マイナス電源端子、16……摺動子、17……ガ
イドレール溝、18……円筒状ヨーク、19,2
0……プラスチツク部、21〜24……ガイドレ
ール溝、25,26……ガイドローラ、27……
レンズ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記構成要素〜からなることを特徴とす
    る直流型半導体リニアモータ。 隣り配置の磁極が互いに異極になるようにN
    極、S極の磁極が長手方向に沿つて3個以上配
    列して形成した界磁マグネツトを備えているこ
    と。 該界磁マグネツトと空隙を介して2以上の空
    心型の電機子コイル群を設けてコアレス電機子
    を配設していること。 上記界磁マグネツトまたはコアレス電機子の
    いずれか一方を相対的移動する移動子とし、他
    方を固定子としていること。 上記界磁マグネツトの磁極を無接触で検出し
    て上記電機子コイルへの通電の切換を行うため
    の各々の電機子コイルのための位置検知素子
    は、当該電機子コイルが空隙を介して対向する
    界磁マグネツトと対向する面とは反対の面側で
    あり、且つ当該電機子コイルの推力に寄与する
    導体部と対向する位置に配設してあること。
JP16157481A 1981-10-09 1981-10-09 直流型半導体リニアモ−タ Granted JPS5863074A (ja)

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