JPH023380A - 熱転写記録用インクシート - Google Patents
熱転写記録用インクシートInfo
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- JPH023380A JPH023380A JP63150185A JP15018588A JPH023380A JP H023380 A JPH023380 A JP H023380A JP 63150185 A JP63150185 A JP 63150185A JP 15018588 A JP15018588 A JP 15018588A JP H023380 A JPH023380 A JP H023380A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業」二の利用分野〉
本発明は、サーマルヘッドによってインク層を熱溶融さ
せて記録紙上に転写記録を行うための熱転写記録用イン
クシートに関するもので、流通管理システム等で使用さ
れるバーツー1〜プリンター等に利用できるものである
。
せて記録紙上に転写記録を行うための熱転写記録用イン
クシートに関するもので、流通管理システム等で使用さ
れるバーツー1〜プリンター等に利用できるものである
。
〈従来の技術〉
近年、コンピュータの端末機、ワートプロセンザー、バ
ーコードプリンター等に熱溶融型の転写記録用インクシ
ートが使用されている。流通分野においては、バーコー
ドプリンターによって」二性紙等のラベル」二に熱転写
印字した後、ダンボール箱等に貼り、光学的に読み取っ
て自動管理を行うシステムを導入してきているが、特に
この用途に使用されるインクシートに対しては、搬送の
際の過酷な取り扱いにも耐えるような転写画像、即ち耐
こすれ性の良好な転写画像を得ることが要求される。
ーコードプリンター等に熱溶融型の転写記録用インクシ
ートが使用されている。流通分野においては、バーコー
ドプリンターによって」二性紙等のラベル」二に熱転写
印字した後、ダンボール箱等に貼り、光学的に読み取っ
て自動管理を行うシステムを導入してきているが、特に
この用途に使用されるインクシートに対しては、搬送の
際の過酷な取り扱いにも耐えるような転写画像、即ち耐
こすれ性の良好な転写画像を得ることが要求される。
従来の熱溶融型の転写記録用インクシートとじては、ポ
リエステルフィルム等の支持体上に染料、顔料からなる
着色剤とパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、ノlルナバワックスのような熱溶融性物質から
成るいわゆるフックスタイブのインク層を設けたものが
知られている。しかし、このワックスタイプのインクシ
ートは、熱転写性に優れているものの転写画像の耐こす
れ性が悪いという問題を有する。また、ワックス成分以
外にポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ
酢酸ビニル、アクリル樹脂、ゴム等の熱可塑性樹脂を添
加したインクシートも知られているが、耐こすれ性が不
十分だったり、支持体との密着性が強いため熱印字部に
おいてインク層と記録紙間でブロッキング、すなわちイ
ンク層との剥離性不良を生じたり、インク層間で破壊を
生じたりする間圧点や、インク層の凝集力が強いために
熱印字部と非熱印字部間の切れが悪くなるといった問題
点を有するものであった。
リエステルフィルム等の支持体上に染料、顔料からなる
着色剤とパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、ノlルナバワックスのような熱溶融性物質から
成るいわゆるフックスタイブのインク層を設けたものが
知られている。しかし、このワックスタイプのインクシ
ートは、熱転写性に優れているものの転写画像の耐こす
れ性が悪いという問題を有する。また、ワックス成分以
外にポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ
酢酸ビニル、アクリル樹脂、ゴム等の熱可塑性樹脂を添
加したインクシートも知られているが、耐こすれ性が不
十分だったり、支持体との密着性が強いため熱印字部に
おいてインク層と記録紙間でブロッキング、すなわちイ
ンク層との剥離性不良を生じたり、インク層間で破壊を
生じたりする間圧点や、インク層の凝集力が強いために
熱印字部と非熱印字部間の切れが悪くなるといった問題
点を有するものであった。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、良好な熱転
写性を有し、かつ耐こすれ性の良好な転写画像を得るこ
とができる熱転写記録用インクシートを提供することを
目的とする。
写性を有し、かつ耐こすれ性の良好な転写画像を得るこ
とができる熱転写記録用インクシートを提供することを
目的とする。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は、下記に示すような熱溶融性化合物と特定なエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を熱溶融性インク層の
構成成分として組合わせることによって上記目的を達成
することができた。
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を熱溶融性インク層の
構成成分として組合わせることによって上記目的を達成
することができた。
即ち、本発明は支持体上に熱溶融性インク層を讃けてな
る熱転写記録用インクシートにおいて、該熱溶融性イン
ク層が着色剤と、融点又は軟化点が60〜1100Cの
熱溶融性化合物と、酢酸ビニル含有量が40%以下であ
ってかつメルトフローレートが300dg/minのエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分として含有す
ることを特徴とする熱転写記録用インクシートを提供す
るものである。
る熱転写記録用インクシートにおいて、該熱溶融性イン
ク層が着色剤と、融点又は軟化点が60〜1100Cの
熱溶融性化合物と、酢酸ビニル含有量が40%以下であ
ってかつメルトフローレートが300dg/minのエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分として含有す
ることを特徴とする熱転写記録用インクシートを提供す
るものである。
本発明を構成する支持体としては、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム等
のプラスチックフィルムや紙基材等が適用できる。支持
体の厚さは熱感度および加工性から2〜12μmが好ま
しい。また、サーマルヘッドとのスティッキングを防止
するためインク層の反対側の支持体の面にシリコーン樹
脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性保護層を設けてもよい。
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム等
のプラスチックフィルムや紙基材等が適用できる。支持
体の厚さは熱感度および加工性から2〜12μmが好ま
しい。また、サーマルヘッドとのスティッキングを防止
するためインク層の反対側の支持体の面にシリコーン樹
脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性保護層を設けてもよい。
熱溶融性インク層に配合される着色剤としては、カーボ
ンブラックをはじめ無機あるいは有機の各種染料、顔料
が適用できる。熱溶融性化合物としては、融点または軟
化点が60〜110℃の範囲にある各種ワックス類およ
び熱溶融性ポリマーが適用される。この場合の融点はD
SC(示差熱分析法)、軟化点は旧5K2531(環球
法)によるものである。該熱溶融性化合物の融点または
軟化点が60℃より低いと転写画像のシャープ性が劣っ
たりインクシートの高温保存性が悪くなり、一方、11
0℃より高いと熱感度が悪くなる問題を生ずる。該熱溶
融性化合物は、加熱時の良好な転写性のために必要な低
溶融粘度特性および支持体からの良好な剥離性、かつ転
写画像の耐こすれ性を著しく低下させないために必要な
硬さの観点から、本発明においてはエポキシ樹脂および
/または針入度4以下のワックスであることが好ましい
。該ワックスの針入度が4より大きいと耐こすれ性が低
下する。該エポキシ樹脂は多価フェノールのグリシジル
エーテル類等の全てが適用できる。一方、該ワックスの
例としては、モンタン酸ワックス、モンクン酸エステル
ワックス、ポリエチレンワックスなどがあげられる。
ンブラックをはじめ無機あるいは有機の各種染料、顔料
が適用できる。熱溶融性化合物としては、融点または軟
化点が60〜110℃の範囲にある各種ワックス類およ
び熱溶融性ポリマーが適用される。この場合の融点はD
SC(示差熱分析法)、軟化点は旧5K2531(環球
法)によるものである。該熱溶融性化合物の融点または
軟化点が60℃より低いと転写画像のシャープ性が劣っ
たりインクシートの高温保存性が悪くなり、一方、11
0℃より高いと熱感度が悪くなる問題を生ずる。該熱溶
融性化合物は、加熱時の良好な転写性のために必要な低
溶融粘度特性および支持体からの良好な剥離性、かつ転
写画像の耐こすれ性を著しく低下させないために必要な
硬さの観点から、本発明においてはエポキシ樹脂および
/または針入度4以下のワックスであることが好ましい
。該ワックスの針入度が4より大きいと耐こすれ性が低
下する。該エポキシ樹脂は多価フェノールのグリシジル
エーテル類等の全てが適用できる。一方、該ワックスの
例としては、モンタン酸ワックス、モンクン酸エステル
ワックス、ポリエチレンワックスなどがあげられる。
又、本発明の熱溶融性インク層を構成するエチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂は、酢酸ビニル含有量が40%以下
、ASTM l]−1238改によるメルトフローレー
トが300dg/min以上のものが適用される。該エ
チレンー酢酸ビニル共重合体樹脂の酢酸ビニル含有量が
40%よりも多いと支持体との密着性が強(なり、熱印
字部においてインク層と記録紙間とでブロッキングを生
じる。メルトフローレートは溶融時の流動性の尺度であ
り、加熱時の凝集力および伸びさらに軟化点と密接な関
係がある。このため本発明においてはメルトフローレー
トが300dg/minよりも小さいと熱転写の際に熱
印字部と非熱印字部間の切れが悪くなったり、熱感度が
悪いため転写しにくくなる。該エチレン酢酸ビニル共重
合体樹脂は、上記熱溶融性化合物の良好な転写性を損な
うことな(、転写画像に強じんな皮膜性を与えるもので
あり、従って耐こずれ性を著しく向上させる効果がある
。このような効果は、他の熱可塑性樹脂、例えばポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂等では得られない。又、該エ
ヂレンー酢酸ビニル共重合体樹脂の使用量としては、上
記熱溶融性化合物100重量部に対して2.5〜25重
量部の範囲が好ましい。2.5重量部よりも少ないと転
写画像の耐こすれ性が悪くなり、25重量部よりも多い
と熱転写性が悪くなる傾向にある。
酸ビニル共重合樹脂は、酢酸ビニル含有量が40%以下
、ASTM l]−1238改によるメルトフローレー
トが300dg/min以上のものが適用される。該エ
チレンー酢酸ビニル共重合体樹脂の酢酸ビニル含有量が
40%よりも多いと支持体との密着性が強(なり、熱印
字部においてインク層と記録紙間とでブロッキングを生
じる。メルトフローレートは溶融時の流動性の尺度であ
り、加熱時の凝集力および伸びさらに軟化点と密接な関
係がある。このため本発明においてはメルトフローレー
トが300dg/minよりも小さいと熱転写の際に熱
印字部と非熱印字部間の切れが悪くなったり、熱感度が
悪いため転写しにくくなる。該エチレン酢酸ビニル共重
合体樹脂は、上記熱溶融性化合物の良好な転写性を損な
うことな(、転写画像に強じんな皮膜性を与えるもので
あり、従って耐こずれ性を著しく向上させる効果がある
。このような効果は、他の熱可塑性樹脂、例えばポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂等では得られない。又、該エ
ヂレンー酢酸ビニル共重合体樹脂の使用量としては、上
記熱溶融性化合物100重量部に対して2.5〜25重
量部の範囲が好ましい。2.5重量部よりも少ないと転
写画像の耐こすれ性が悪くなり、25重量部よりも多い
と熱転写性が悪くなる傾向にある。
本発明の熱転写記録用インクシートは、上記の着色剤、
熱溶融性化合物およびエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂をトルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤中に混
合して、ペイントシェーカ、ボールミル、アトライター
等で分散した後、支持体上に固型分の塗布厚が2〜8μ
m程度になるように塗工し熱風乾燥させる方法等によっ
て作製することができる。
熱溶融性化合物およびエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂をトルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤中に混
合して、ペイントシェーカ、ボールミル、アトライター
等で分散した後、支持体上に固型分の塗布厚が2〜8μ
m程度になるように塗工し熱風乾燥させる方法等によっ
て作製することができる。
〈実施例〉
以下に本発明を実施例にて詳細に説明する。
なお、実施例中に記載の配合成分の部数および%はすべ
で重量基準とする。本発明の実施例および比較例におい
て使用した熱溶融性化合物、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂、熱可塑性樹脂の材料名および特性を第1表に
示す。
で重量基準とする。本発明の実施例および比較例におい
て使用した熱溶融性化合物、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂、熱可塑性樹脂の材料名および特性を第1表に
示す。
実施例1〜4
第2表の処方にて熱溶融性インク層の塗料を作製した。
第2表
上記の組成物をペイントシェーカーにて2時間分散した
後、6μmポリエステルフィルムからなる支持体の上に
ワイヤーバーにて塗布し、110’Cで乾燥することに
より本発明の熱転写記録用インクシートを作製した。こ
の際の乾燥後の固型分の塗布厚は411mであった。
後、6μmポリエステルフィルムからなる支持体の上に
ワイヤーバーにて塗布し、110’Cで乾燥することに
より本発明の熱転写記録用インクシートを作製した。こ
の際の乾燥後の固型分の塗布厚は411mであった。
比較例1〜8
第3表の処方にて熱溶融性インク層の塗料を作製した。
上記の組成物について実施例1〜2と同様にして比較例
1〜8の熱転写記録用インクシートを作製した。
1〜8の熱転写記録用インクシートを作製した。
実施例1〜2および比較例1〜8の熱転写記録用インク
シートを用い、熱傾斜試験機(東洋精機製作所社製HG
−100)にて85℃、2 kg /c/、3 sec
の条件で上質紙に対して熱転写記録を行った。その際の
熱転写性および転写画像の耐こすれ性を第4表に示す。
シートを用い、熱傾斜試験機(東洋精機製作所社製HG
−100)にて85℃、2 kg /c/、3 sec
の条件で上質紙に対して熱転写記録を行った。その際の
熱転写性および転写画像の耐こすれ性を第4表に示す。
なお、耐こすれ性は板紙耐摩耗性試験機(熊谷理機工業
社製)を用いてダンボール紙に対して荷重500 g
zこすれ回数100回の条件で試験した。
社製)を用いてダンボール紙に対して荷重500 g
zこすれ回数100回の条件で試験した。
さらに実施例1〜2については、バーコードプリンター
(寺岡精工社製BP−70)にて上質紙に対して熱転写
印字を行ったところ、良好な印字物が得られた。
(寺岡精工社製BP−70)にて上質紙に対して熱転写
印字を行ったところ、良好な印字物が得られた。
〈発明の効果〉
本発明は上記の構成から成るため熱転写性が良好で、か
つ転写画像の耐こすれ性に優れた熱転写記録用インクシ
ートを提供できる。
つ転写画像の耐こすれ性に優れた熱転写記録用インクシ
ートを提供できる。
Claims (2)
- (1)支持体上に熱溶融性インク層を設けて成る熱転写
記録用インクシートにおいて、該熱溶融性インク層が着
色剤と、融点又は軟化点が60〜110℃の熱溶融性化
合物と、酢酸ビニル含有量が40%以下であってかつメ
ルトフローレートが300dg/min以上のエチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂を含有することを特徴とする
熱転写記録用インクシート。 - (2)前記熱溶融性化合物がエポキシ樹脂および/又は
針入度4以下のワックスである特許請求の範囲第1項記
載の熱転写記録用インクシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63150185A JPH023380A (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 熱転写記録用インクシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63150185A JPH023380A (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 熱転写記録用インクシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023380A true JPH023380A (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=15491371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63150185A Pending JPH023380A (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 熱転写記録用インクシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH023380A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02204093A (ja) * | 1989-02-02 | 1990-08-14 | Toppan Printing Co Ltd | 樹脂型熱転写記録材 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP63150185A patent/JPH023380A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02204093A (ja) * | 1989-02-02 | 1990-08-14 | Toppan Printing Co Ltd | 樹脂型熱転写記録材 |
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