JPH0233603Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0233603Y2 JPH0233603Y2 JP1982033267U JP3326782U JPH0233603Y2 JP H0233603 Y2 JPH0233603 Y2 JP H0233603Y2 JP 1982033267 U JP1982033267 U JP 1982033267U JP 3326782 U JP3326782 U JP 3326782U JP H0233603 Y2 JPH0233603 Y2 JP H0233603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- claw
- tilling
- hole
- side walls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 87
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 5
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 4
- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 241001063191 Elops affinis Species 0.000 description 1
- 235000002756 Erythrina berteroana Nutrition 0.000 description 1
- HKPHPIREJKHECO-UHFFFAOYSA-N butachlor Chemical compound CCCCOCN(C(=O)CCl)C1=C(CC)C=CC=C1CC HKPHPIREJKHECO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、耕耘爪の支持手段に係り、さらに
詳細には、ボルト、ナツト等のごとき締結具を必
要とせずに耕耘爪を支持することが可能な耕耘爪
の支持手段に関するものである。
詳細には、ボルト、ナツト等のごとき締結具を必
要とせずに耕耘爪を支持することが可能な耕耘爪
の支持手段に関するものである。
一般に、耕耘軸に設けられた爪ホルダーに、耕
耘爪を着脱自在に支持する支持手段が知られてい
るが、従来の支持手段においては、耕耘爪の被ホ
ルダー部を着脱自在に嵌着するための爪ホルダー
のホルダー孔を、単なる矩形状に形成していたた
め、耕耘爪の被ホルダー部を爪ホルダーのホルダ
ー孔に固定するのにボルト、ナツト等のごとき締
結具を必要としていた。このために、耕耘爪の取
付け、取外しが煩雑であるのみならず、締結具の
緩み等によつて生じる耕耘爪のガタ付きが、耕耘
爪の損傷や曲がりの原因となる等の問題点があつ
た。
耘爪を着脱自在に支持する支持手段が知られてい
るが、従来の支持手段においては、耕耘爪の被ホ
ルダー部を着脱自在に嵌着するための爪ホルダー
のホルダー孔を、単なる矩形状に形成していたた
め、耕耘爪の被ホルダー部を爪ホルダーのホルダ
ー孔に固定するのにボルト、ナツト等のごとき締
結具を必要としていた。このために、耕耘爪の取
付け、取外しが煩雑であるのみならず、締結具の
緩み等によつて生じる耕耘爪のガタ付きが、耕耘
爪の損傷や曲がりの原因となる等の問題点があつ
た。
この考案は、上記の問題点に鑑み創案されたも
ので、その目的とするところは、ボルト、ナツト
等のごとき締結具を必要とせずに、耕耘爪をワン
タツチにより確実に支持しうる耕耘爪の支持手段
を提供するものである。
ので、その目的とするところは、ボルト、ナツト
等のごとき締結具を必要とせずに、耕耘爪をワン
タツチにより確実に支持しうる耕耘爪の支持手段
を提供するものである。
そして、上記目的を達成するために、この考案
は、耕耘軸1に爪ホルダー3を設け、この爪ホル
ダー3のホルダー孔5に、耕耘爪7の被ホルダー
部9を嵌入してピン25によつて着脱自在に固定
し、この被ホルダー部9を爪ホルダー3によつて
支持してなる耕耘爪7の支持手段において、前記
爪ホルダー3を耕耘軸1の半径方向略中央に設
け、またこの爪ホルダー3を断面略矩形にし、こ
のホルダー孔5の左右側壁11,13を、前記前
記耕耘軸1の回転方向の前後いずれか一方に向つ
て内側に傾斜形成するとともに前記耕耘軸1の回
転方向の前後他方は内側へは傾斜形成せず、前記
被ホルダー部9を前記ホルダー孔5に対応するよ
うに形成したものである。
は、耕耘軸1に爪ホルダー3を設け、この爪ホル
ダー3のホルダー孔5に、耕耘爪7の被ホルダー
部9を嵌入してピン25によつて着脱自在に固定
し、この被ホルダー部9を爪ホルダー3によつて
支持してなる耕耘爪7の支持手段において、前記
爪ホルダー3を耕耘軸1の半径方向略中央に設
け、またこの爪ホルダー3を断面略矩形にし、こ
のホルダー孔5の左右側壁11,13を、前記前
記耕耘軸1の回転方向の前後いずれか一方に向つ
て内側に傾斜形成するとともに前記耕耘軸1の回
転方向の前後他方は内側へは傾斜形成せず、前記
被ホルダー部9を前記ホルダー孔5に対応するよ
うに形成したものである。
以下、この考案の1実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図、第2図において、1は耕耘装置(図示
省略)のギヤーケース(図示省略)に連結された
耕耘軸で、この耕耘軸1の外周面には、多数(た
だし図面では1個のみを示し他は省略する)の爪
ホルダー3が、側面からみて放射状となるよう適
宜間隔に熔接等の手段によつて固着されている。
省略)のギヤーケース(図示省略)に連結された
耕耘軸で、この耕耘軸1の外周面には、多数(た
だし図面では1個のみを示し他は省略する)の爪
ホルダー3が、側面からみて放射状となるよう適
宜間隔に熔接等の手段によつて固着されている。
爪ホルダー3は耕耘軸1の半径方向(第1図に
おいて矢印A方向)の略中央に、この基端側(第
1図において左端側)が耕耘軸1の外周壁に熔接
されて植設されている。
おいて矢印A方向)の略中央に、この基端側(第
1図において左端側)が耕耘軸1の外周壁に熔接
されて植設されている。
また、爪ホルダー3は断面略矩形であつて、こ
の爪ホルダー3にはホルダー孔5が設けられると
ともに左右対称位置にそれぞれ互いに合致するピ
ン孔15を穿設している。
の爪ホルダー3にはホルダー孔5が設けられると
ともに左右対称位置にそれぞれ互いに合致するピ
ン孔15を穿設している。
前記ホルダー孔5は、左右側壁11,13の前
部(耕耘軸1の回転方向を前とする)を、前記耕
耘軸1の回転方向の前方に向つて互いに接近する
ように漸次傾斜して、いわゆる楔形に形成してい
る。また、前記ホルダー孔5の左右側壁11,1
3の後部は互いに接近するように漸次傾斜せずに
平面とし、角部が直角のままとなつている。
部(耕耘軸1の回転方向を前とする)を、前記耕
耘軸1の回転方向の前方に向つて互いに接近する
ように漸次傾斜して、いわゆる楔形に形成してい
る。また、前記ホルダー孔5の左右側壁11,1
3の後部は互いに接近するように漸次傾斜せずに
平面とし、角部が直角のままとなつている。
7は前記ホルダー孔5に着脱自在に嵌着する耕
耘爪で、刃部17(図面では一部省略)と、被ホ
ルダー部9とから構成されている。
耘爪で、刃部17(図面では一部省略)と、被ホ
ルダー部9とから構成されている。
前記被ホルダー部9は、前記爪ホルダー3のホ
ルダー孔5に対応するように形成されている。す
なわち、被ホルダー部9の左右側壁19,21の
前部(耕耘軸1の回転方向を前とする)は、前記
ホルダー孔5の左右側壁11,13の前部に形成
した楔形とほぼ同一にして、前記耕耘軸1の回転
方向の前方に向つて互いに接近するように漸次傾
斜して楔形に形成されている。また、被ホルダー
部9の左右側壁19,21の後部は互いに接近す
るように漸次傾斜せずに平面とし、角部が直角の
ままとなつている。さらに前記被ホルダー部9に
は、前記爪ホルダー3のピン孔15と合致するピ
ン孔23を穿設している。
ルダー孔5に対応するように形成されている。す
なわち、被ホルダー部9の左右側壁19,21の
前部(耕耘軸1の回転方向を前とする)は、前記
ホルダー孔5の左右側壁11,13の前部に形成
した楔形とほぼ同一にして、前記耕耘軸1の回転
方向の前方に向つて互いに接近するように漸次傾
斜して楔形に形成されている。また、被ホルダー
部9の左右側壁19,21の後部は互いに接近す
るように漸次傾斜せずに平面とし、角部が直角の
ままとなつている。さらに前記被ホルダー部9に
は、前記爪ホルダー3のピン孔15と合致するピ
ン孔23を穿設している。
25は止ピンで、耕耘爪7の被ホルダー部9を
爪ホルダー3のホルダー孔5に嵌入係合させ、爪
ホルダー3のピン孔15と、耕耘爪7の被ホルダ
ー部9のピン孔23に挿通して、耕耘爪7を爪ホ
ルダー3に着脱自在に固定している。なお、止ピ
ン25は、割ピン(図示省略)等によつて抜け止
めがなされている。
爪ホルダー3のホルダー孔5に嵌入係合させ、爪
ホルダー3のピン孔15と、耕耘爪7の被ホルダ
ー部9のピン孔23に挿通して、耕耘爪7を爪ホ
ルダー3に着脱自在に固定している。なお、止ピ
ン25は、割ピン(図示省略)等によつて抜け止
めがなされている。
第3図、第4図は他の実施例を示すもので、こ
の実施例では、爪ホルダー3のホルダー孔5を、
その左右側壁11,13の後部(耕耘軸1の回転
方向の逆方向を後とする)を、前記耕耘軸1の回
転方向の後方に向つて互いに接近するように漸次
傾斜して楔形に形成するとともに、耕耘爪7の被
ホルダー部9を、前記ホルダー孔5に対応するよ
うに形成している。すなわち、被ホルダー部9の
左右側壁19,21の後部(耕耘軸1の回転方向
の逆方向を後とする)は、前記ホルダー孔5の左
右側壁11,13の後部に形成した楔形とほぼ同
一にして、前記耕耘軸1の回転方向の後方に向つ
て互いに接近するように漸次傾斜して楔形に形成
されている。また、ホルダー孔5の左右側壁1
1,13の前部および被ホルダー部9の左右側壁
19,21の前部は前記実施例と同様に互いに接
近するように漸次傾斜せずに平面となつている。
以上の構成において、原動機(図示省略)の作動
によりギヤーケース(図示省略)を介して耕耘軸
1を回転させ、第1図および第3図における反時
計方向に回転して耕耘爪7が土壌の耕起を開始す
ると、土壌耕起に伴つて、耕耘爪7は反力を受け
て止ピン25を中心にして時計方向に回転しよう
とする。したがつて、第1図、第2図に示す実施
例の場合は、耕耘爪7の被ホルダー部9は、その
後部における爪ホルダー3のホルダー孔5の止ピ
ン25より耕耘軸1から隔離する側の後部部分a
を支点にして、前部の側壁19,21が爪ホルダ
ー3のホルダー孔5の止ピン25よりも耕耘軸1
側の前部部分bの側壁11,13に押し付けられ
て、いわゆる楔が喰い込んだ状態となり、被ホル
ダー部9が爪ホルダー3に確実かつ、強固に支持
される。
の実施例では、爪ホルダー3のホルダー孔5を、
その左右側壁11,13の後部(耕耘軸1の回転
方向の逆方向を後とする)を、前記耕耘軸1の回
転方向の後方に向つて互いに接近するように漸次
傾斜して楔形に形成するとともに、耕耘爪7の被
ホルダー部9を、前記ホルダー孔5に対応するよ
うに形成している。すなわち、被ホルダー部9の
左右側壁19,21の後部(耕耘軸1の回転方向
の逆方向を後とする)は、前記ホルダー孔5の左
右側壁11,13の後部に形成した楔形とほぼ同
一にして、前記耕耘軸1の回転方向の後方に向つ
て互いに接近するように漸次傾斜して楔形に形成
されている。また、ホルダー孔5の左右側壁1
1,13の前部および被ホルダー部9の左右側壁
19,21の前部は前記実施例と同様に互いに接
近するように漸次傾斜せずに平面となつている。
以上の構成において、原動機(図示省略)の作動
によりギヤーケース(図示省略)を介して耕耘軸
1を回転させ、第1図および第3図における反時
計方向に回転して耕耘爪7が土壌の耕起を開始す
ると、土壌耕起に伴つて、耕耘爪7は反力を受け
て止ピン25を中心にして時計方向に回転しよう
とする。したがつて、第1図、第2図に示す実施
例の場合は、耕耘爪7の被ホルダー部9は、その
後部における爪ホルダー3のホルダー孔5の止ピ
ン25より耕耘軸1から隔離する側の後部部分a
を支点にして、前部の側壁19,21が爪ホルダ
ー3のホルダー孔5の止ピン25よりも耕耘軸1
側の前部部分bの側壁11,13に押し付けられ
て、いわゆる楔が喰い込んだ状態となり、被ホル
ダー部9が爪ホルダー3に確実かつ、強固に支持
される。
ところで、爪ホルダー3は硬さ、引張強さ、弾
性限度等の機械的性質を向上させるために、焼き
入れ焼き戻しを行つている。機械的性質が向上さ
れた爪ホルダー3は、その基端側周縁部4を耕耘
軸1の外周壁面に熔接している。このとき、爪ホ
ルダー3の基端側周縁部4は高い熔接温度まで加
熱され、この熔接部分はその後は徐冷される(焼
鈍)。このため、この熔接部分はその機械的性質
が低下することになり、また熔接部分に近い部分
も焼鈍の影響を受けて機械的性質が低下する。し
かし、爪ホルダー3の熔接部分より離れた部分は
あまり焼鈍の影響を受けない。
性限度等の機械的性質を向上させるために、焼き
入れ焼き戻しを行つている。機械的性質が向上さ
れた爪ホルダー3は、その基端側周縁部4を耕耘
軸1の外周壁面に熔接している。このとき、爪ホ
ルダー3の基端側周縁部4は高い熔接温度まで加
熱され、この熔接部分はその後は徐冷される(焼
鈍)。このため、この熔接部分はその機械的性質
が低下することになり、また熔接部分に近い部分
も焼鈍の影響を受けて機械的性質が低下する。し
かし、爪ホルダー3の熔接部分より離れた部分は
あまり焼鈍の影響を受けない。
そこで、爪ホルダー3は断面略矩形であつて、
ホルダー孔5の前方の側壁11,13は楔形に形
成されているので、この前部の側壁11,13は
基端側周縁部4から離れている。このため、前部
の側壁11,13は焼鈍の影響をあまり受けず、
機械的性質がさして低下することはない。したが
つて、前部の側壁11,13はその楔作用が低下
するようなことはなく、被ホルダー部9を強固に
固定支持することができる。
ホルダー孔5の前方の側壁11,13は楔形に形
成されているので、この前部の側壁11,13は
基端側周縁部4から離れている。このため、前部
の側壁11,13は焼鈍の影響をあまり受けず、
機械的性質がさして低下することはない。したが
つて、前部の側壁11,13はその楔作用が低下
するようなことはなく、被ホルダー部9を強固に
固定支持することができる。
一方、土壌の砕土性やすき込み性を向上させる
ために、耕耘軸1を正逆回転させて耕耘作業を行
う場合がある。このように、耕耘軸11を正逆転
させると、爪ホルダー3は耕耘爪7を介して土壌
耕耘反力を受ける。爪ホルダー3は耕耘軸1の半
径方向略中央に設けられているので、この爪ホル
ダー3の基端側周縁部4であつて、回転方向前後
両端4a,4bにかかる繰返し応力は等しい。
ために、耕耘軸1を正逆回転させて耕耘作業を行
う場合がある。このように、耕耘軸11を正逆転
させると、爪ホルダー3は耕耘爪7を介して土壌
耕耘反力を受ける。爪ホルダー3は耕耘軸1の半
径方向略中央に設けられているので、この爪ホル
ダー3の基端側周縁部4であつて、回転方向前後
両端4a,4bにかかる繰返し応力は等しい。
ここで、仮りに爪ホルダーが耕耘軸の半径方向
略中央から片方に偏つて熔接されていると、この
爪ホルダーは、回転方向前後両端の一方により大
きな繰返し応力がかかることになる。
略中央から片方に偏つて熔接されていると、この
爪ホルダーは、回転方向前後両端の一方により大
きな繰返し応力がかかることになる。
しかし、この考案にあつては爪ホルダー3の回
転方向前後両端4a,4bにかかる繰返し応力は
等しいので、すなわちこの繰返し応力は前記のよ
り大きな繰返し応力よりも小さいので、この回転
方向前後両端4a,4bからの疲労破壊はその進
行が遅くなる。したがつて、爪ホルダー3を耕耘
軸1の半径方向略中央に設けたこの考案にあつて
は、これを半径方向略中央から片方に偏つて設け
た場合に比べて耐久性が向上する。
転方向前後両端4a,4bにかかる繰返し応力は
等しいので、すなわちこの繰返し応力は前記のよ
り大きな繰返し応力よりも小さいので、この回転
方向前後両端4a,4bからの疲労破壊はその進
行が遅くなる。したがつて、爪ホルダー3を耕耘
軸1の半径方向略中央に設けたこの考案にあつて
は、これを半径方向略中央から片方に偏つて設け
た場合に比べて耐久性が向上する。
また、第3図、第4図に示す実施例の場合には
耕耘爪7の被ホルダー部9は、その前部における
爪ホルダー3のホルダー孔5の止ピン25よりも
耕耘軸1側の前部部分cを支点にして、後部の側
壁19,21が爪ホルダー3のホルダー孔5の止
ピン25より耕耘軸1から隔離する側の後部部分
dの側壁11,13に押し付けられて、いわゆる
楔が喰い込んだ状態となり、被ホルダー部9が爪
ホルダー3に確実かつ強固に支持される。また、
前記実施例と同様に、後部の側壁11,13はそ
の楔作用が低下するようなことなく、被ホルダー
部9を強固に固定支持することができ、さらに、
この考案にあつては爪ホルダー3を半径方向中央
から片方に偏つて設けた場合に比べて耐久性が向
上する。
耕耘爪7の被ホルダー部9は、その前部における
爪ホルダー3のホルダー孔5の止ピン25よりも
耕耘軸1側の前部部分cを支点にして、後部の側
壁19,21が爪ホルダー3のホルダー孔5の止
ピン25より耕耘軸1から隔離する側の後部部分
dの側壁11,13に押し付けられて、いわゆる
楔が喰い込んだ状態となり、被ホルダー部9が爪
ホルダー3に確実かつ強固に支持される。また、
前記実施例と同様に、後部の側壁11,13はそ
の楔作用が低下するようなことなく、被ホルダー
部9を強固に固定支持することができ、さらに、
この考案にあつては爪ホルダー3を半径方向中央
から片方に偏つて設けた場合に比べて耐久性が向
上する。
前記耕耘爪7を取外す場合には、ピン孔15,
23から止ピン25を抜き取り、耕耘爪7をハン
マー等で叩いて、土壌耕起反力方向の逆方向(第
1図および第3図においては、反時計方向)に回
転させ、次に爪ホルダー3に沿つて引き抜けば、
ホルダー孔5に嵌着されていた被ホルダー部9が
離脱する。
23から止ピン25を抜き取り、耕耘爪7をハン
マー等で叩いて、土壌耕起反力方向の逆方向(第
1図および第3図においては、反時計方向)に回
転させ、次に爪ホルダー3に沿つて引き抜けば、
ホルダー孔5に嵌着されていた被ホルダー部9が
離脱する。
なお、ホルダー孔5と被ホルダー部9との間に
多少のガタ付きが生じていても、ガタ付きのため
に生じる衝撃力は、ホルダー孔5の左右側壁1
1,13の傾斜部分によつて緩和され、耕耘爪7
の損傷や曲がり等を惹起することがない。
多少のガタ付きが生じていても、ガタ付きのため
に生じる衝撃力は、ホルダー孔5の左右側壁1
1,13の傾斜部分によつて緩和され、耕耘爪7
の損傷や曲がり等を惹起することがない。
本願考案は、耕耘軸に爪ホルダーを設け、この
爪ホルダーのホルダー孔に、耕耘爪の被ホルダー
部を着脱自在に支持してなる耕耘軸の支持手段に
おいて、前記ホルダー孔の左右側壁の少なくとも
一方側を、前記耕耘軸の回転方向の前後いずれか
一方に向つて内側へ傾斜形成するととともに前記
耕耘軸の回転方向の前後他方は内側へ傾斜形成せ
ず、前記被ホルダー部を前記ホルダー孔に対応す
るように形成した耕耘爪の支持手段であるから、
ボルト、ナツト等のごとき締結具を用いることな
く、耕耘爪の被ホルダー部を確実かつ強固に支持
することができるとともに、耕耘爪の取付け、取
外しをワンタツチで行うことができるので、作業
性が極めて良いものである。
爪ホルダーのホルダー孔に、耕耘爪の被ホルダー
部を着脱自在に支持してなる耕耘軸の支持手段に
おいて、前記ホルダー孔の左右側壁の少なくとも
一方側を、前記耕耘軸の回転方向の前後いずれか
一方に向つて内側へ傾斜形成するととともに前記
耕耘軸の回転方向の前後他方は内側へ傾斜形成せ
ず、前記被ホルダー部を前記ホルダー孔に対応す
るように形成した耕耘爪の支持手段であるから、
ボルト、ナツト等のごとき締結具を用いることな
く、耕耘爪の被ホルダー部を確実かつ強固に支持
することができるとともに、耕耘爪の取付け、取
外しをワンタツチで行うことができるので、作業
性が極めて良いものである。
また、ホルダー孔の楔形の側壁11,13は焼
鈍の影響をあまり受けず、機械的性質がさして低
下することはないので、この楔形の側壁11,1
3はその楔作用が低下するようなことはなく、被
ホルダー部9を強固に固定することができる。さ
らに、爪ホルダー3を耕耘軸1の半径方向略中央
に設けたこの考案にあつては、これを半径方向略
中央から片方に偏つて設けた場合に比べて耐久性
が向上する。
鈍の影響をあまり受けず、機械的性質がさして低
下することはないので、この楔形の側壁11,1
3はその楔作用が低下するようなことはなく、被
ホルダー部9を強固に固定することができる。さ
らに、爪ホルダー3を耕耘軸1の半径方向略中央
に設けたこの考案にあつては、これを半径方向略
中央から片方に偏つて設けた場合に比べて耐久性
が向上する。
なお、この考案は、前述の実施例に限定される
ものではなく、前述の実施例以外の態様でもこの
考案は実施しうるものである。
ものではなく、前述の実施例以外の態様でもこの
考案は実施しうるものである。
また、爪ホルダーの側壁の形状は、第1図の前
部部分bあるいは第3図の後部部分dの所だけを
楔形にしても本発明と略同様の効果が得られる。
更に、この考案にあつては、ピン25の位置を爪
ホルダー3の平面面積のほぼ中心に設定してある
ため、爪ホルダーの上端又は下端近くにピンを位
置せしめた場合に比較して、爪ホルダー材料の許
容応力の範囲内で負担モーメントを大きくでき、
このため、爪のモーメント従つて爪先端の発揮す
る耕耘力を大きくでき、特に、草からまりの少な
いなた爪に適用した場合は大きな効能を生ずると
いう長所がある。
部部分bあるいは第3図の後部部分dの所だけを
楔形にしても本発明と略同様の効果が得られる。
更に、この考案にあつては、ピン25の位置を爪
ホルダー3の平面面積のほぼ中心に設定してある
ため、爪ホルダーの上端又は下端近くにピンを位
置せしめた場合に比較して、爪ホルダー材料の許
容応力の範囲内で負担モーメントを大きくでき、
このため、爪のモーメント従つて爪先端の発揮す
る耕耘力を大きくでき、特に、草からまりの少な
いなた爪に適用した場合は大きな効能を生ずると
いう長所がある。
また、実用新案登録請求の範囲の項に、図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該符号
は、この考案の技術的範囲を限定するものではな
い。
の対照を便利にするために符号を記すが、該符号
は、この考案の技術的範囲を限定するものではな
い。
図面は、この考案の1実施例を示すものであつ
て、第1図は一部省略正面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は他の実施例を示す一部
省略正面図、第4図は第3図の−線断面図で
ある。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
耕耘軸、3……爪ホルダー、5……ホルダー孔、
7……耕耘爪、9……被ホルダー部、11……左
側壁、13……右側壁。
て、第1図は一部省略正面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は他の実施例を示す一部
省略正面図、第4図は第3図の−線断面図で
ある。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
耕耘軸、3……爪ホルダー、5……ホルダー孔、
7……耕耘爪、9……被ホルダー部、11……左
側壁、13……右側壁。
Claims (1)
- 耕耘軸1に爪ホルダー3を設け、この爪ホルダ
ー3のホルダー孔5に、耕耘爪7の被ホルダー部
9を嵌入してピン25によつて着脱自在に固定
し、この被ホルダー部9を爪ホルダー3によつて
支持してなる耕耘爪7の支持手段において、前記
爪ホルダー3を耕耘軸1の半径方向略中央に設
け、またこの爪ホルダー3を断面略矩形にし、こ
のホルダー孔5の左右側壁11,13を、前記耕
耘軸1の回転方向の前後いずれか一方に向つて内
側に傾斜形成するとともに前記耕耘軸1の回転方
向の前後他方は内側へ傾斜形成せず、前記ホルダ
ー部9を前記ホルダー孔5に対応するように形成
し、ピン25の位置を爪ホルダー3の平面部面積
のほぼ中心に設定したことを特徴とする耕耘爪の
支持手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326782U JPS58137005U (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | 耕耘爪の支持手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326782U JPS58137005U (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | 耕耘爪の支持手段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58137005U JPS58137005U (ja) | 1983-09-14 |
JPH0233603Y2 true JPH0233603Y2 (ja) | 1990-09-10 |
Family
ID=30044820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3326782U Granted JPS58137005U (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | 耕耘爪の支持手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58137005U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493322A (ja) * | 1972-05-01 | 1974-01-12 |
-
1982
- 1982-03-11 JP JP3326782U patent/JPS58137005U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493322A (ja) * | 1972-05-01 | 1974-01-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58137005U (ja) | 1983-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3098188B2 (ja) | 耕耘爪 | |
US4346764A (en) | Rototiller with angularly disposed teeth | |
JPH0233603Y2 (ja) | ||
JP4814593B2 (ja) | 耕耘爪 | |
US2097354A (en) | Cultivator shovel structure | |
JPS6218164Y2 (ja) | ||
JP2616998B2 (ja) | 爪ホルダ | |
JP3569350B2 (ja) | 耕耘ロータリ作業機 | |
JP5779857B2 (ja) | 歩行型耕耘機 | |
JP3541974B2 (ja) | 残耕処理刃付き耕耘爪 | |
JPS6233522Y2 (ja) | ||
JPS5832561Y2 (ja) | 軽量強化耕うん爪 | |
JP2527624Y2 (ja) | 表土均し装置 | |
JPH0441769Y2 (ja) | ||
JPH0741284Y2 (ja) | 耕耘爪の支持手段 | |
JPS615703A (ja) | 耕耘爪の支持手段 | |
JP2550652Y2 (ja) | 耕耘爪取付け装置 | |
JPH0737442Y2 (ja) | 耕耘爪の支持手段 | |
JP2552449Y2 (ja) | 耕耘爪の支持手段 | |
JPS6133850Y2 (ja) | ||
JPH0536322Y2 (ja) | ||
JP3074729U (ja) | 草抜き具の刃体 | |
JP2793998B2 (ja) | 耕耘爪取付け装置 | |
JPH076727Y2 (ja) | 耕耘爪の取付装置 | |
JPH0723605A (ja) | 耕耘爪の取り付け装置 |