JP3098188B2 - 耕耘爪 - Google Patents

耕耘爪

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JP3098188B2
JP3098188B2 JP08116728A JP11672896A JP3098188B2 JP 3098188 B2 JP3098188 B2 JP 3098188B2 JP 08116728 A JP08116728 A JP 08116728A JP 11672896 A JP11672896 A JP 11672896A JP 3098188 B2 JP3098188 B2 JP 3098188B2
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昇 藤原
俊治 延本
弘史 坂根
達哉 前山
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロータリ耕
耘装置の爪軸(耕耘軸)に装着して使用する耕耘爪に関
し、特に、水田、畑の耕耘作業を行うのに適した耕耘爪
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耕耘作業を行うような耕耘爪として、従
来、例えば実開昭58−55402号公報および実開昭
58−113301号公報等に開示されているように、
取付基部と、縦刃部と、横刃部とを有する耕耘爪であっ
て、縦刃部から横刃部にかけて長さ方向一側に弯曲させ
るとともに、縦刃部から横刃部にかけてひねりを与えた
り、または横刃部を幅方向に円弧状に弯曲形成したもの
が知られている。ところが、上記従来の耕耘爪において
は、ひねりを持った部分、または円弧状に弯曲形成した
部分が土中に打ち込まれるとき、耕耘抵抗が大きくなっ
て所要動力が大きくなるとともに、振動が発生し易く、
ロータリ耕耘装置およびトラクタに悪影響を及ぼすとい
う欠点があった。
【0003】そこで、本出願人の一人は、特開昭62−
87002号公報において、上記従来の耕耘爪の課題を
解消した耕耘爪を提案し、実用に供して業界内において
好評を得ている。すなわち、図6(1)(2)および図
7で示しているように、取付基部2と、縦刃部4と、横
刃部5とを有し、縦刃部4から横刃部5にかけて長さ方
向に弯曲させるとともに、長さ方向一側方にほぼ一定の
曲率で弯曲させた耕耘爪1において、上記横刃部5の先
端部分の峰縁側に、縦刃部4からの長さ方向一側方弯曲
方向とは反対側にわずかに反り返らせたサクション角θ
をもたせた反り返り部7を形成したことを特徴とする耕
耘爪1であり、反り返り部7を形成したことにより、土
はけが良く、土の付着が少なく、全体として能率の良い
耕耘作業を行うものであった(従来例の1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の1の耕耘爪1
は、それなりに有用性があるものの、次の課題を解消で
きれば、より一層の有用性がある。すなわち、横刃部5
(すくい面5Aを有する屈曲部)の曲開始部分8が爪
長さ方向の半分よりやや取付基部2側寄りとされていて
縦刃部4の刃縁部6Aが横刃部5の刃縁部6Bより短く
されている(最大回転半径Rmが245mmで水平長さ
Lが79.5mm)ことから、次の課題があった。
【0005】土への切り込みは直平部(縦刃部4)から
行い、該直平部で側方力を支持するものであるから、
刃部4の刃縁部6Aが短いと土への切り込み(縦切り)
が不足し、一方、横刃部5の刃縁部6Bが長いことから
側方力(爪軸軸心方向の力)が大きくなりすぎて耕耘負
荷が大で消費馬力が大きいものであった。すくい面5A
が広く、曲率半径rが120mmと長いことから、すく
い角が緩やかで土の抱き込み放てきが弱く、一方、横刃
部5の質量が縦刃部4よりも大であることから、慣性力
も大となって振動発生の要因となるし、横刃部5の先端
形状はアール形5Bとされていることから、重量が過大
で実質的に1本当りの爪重量は640gとなり、消費馬
力が過大となるし、振動要因を誘発していた。
【0006】そこで本発明は、横刃部の弯曲開始部分お
よび先端形状に工夫を施すとともに横刃部の曲率半径を
小さくすることによって、耕耘振動をおさえ、かつ消費
馬力を節減できるようにした耕耘爪を提供することが目
的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、取付基部11
と、縦刃部13と、横刃部14とを有し、縦刃部13か
ら横刃部14にかけて回転方向と逆向きに弯曲されてい
るとともに、前記横刃部14が一側方に弯曲されている
耕耘爪10において、前述の目的を達成するために、次
の技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係る
本発明では、前記取付基部11を爪軸に取付けて該爪軸
中心と取付基部11の中心を通る線分から爪先端までの
爪軸軸芯方向の側面視における爪長さを爪全長としたと
き、前記横刃部14の弯曲開始部分15が前記爪全長の
半分または半分よりやや先端側寄りとされて縦刃部13
における刃縁部13Aの側面視での刃縁長さが横刃部1
4における刃縁部14Aの側面視での刃縁長さとほぼ同
じ長さとされているか若しくはやや長くされ、前記横刃
部(14)の一側方への弯曲がほぼ一定の曲率半径
(r)で弯曲され、この曲率半径(r)が、取付基部
(11)から弯曲開始部分(15)までの爪軸芯方向の
側面視における水平長さ(L)よりやや短い長さか若し
くはほぼ同じ長さとされ、前記横刃部(14)の先端が
長辺部(16A)と短辺部(16B)とで構成された不
等辺山形(16)に形成され、該山形(16)の長辺部
(16A)は、爪軸中心と取付基部(11)の中心を通
る線分と略平行とされていることを特徴とするものであ
り、このような構成を採用したことにより、縦刃部13
の刃縁部13Aによっての土の縦切り深さを充分に確保
しつつ側方力を確実に支持して横刃部14におけるすく
い面14Bでの土の抱き込みと放てきを確実にし、耕耘
振動をおさえ、かつ消費馬力の節減ができるに到ったの
である(請求項1〜3)。また、本発明では、前記横刃
部14の先端が長辺部16Aと短辺部16Bとで構成さ
れた不等辺山形16に形成され、該山形16の頂部16
Cが峰部17側に片寄っていることにより、図6に示し
た耕耘爪1上よりも横刃部14の質量を小さくし、もっ
て、振動要因をおさえ、消費馬力の節減ができるのであ
る(請求項1〜4)。
【0008】因みに、耕耘爪10の1本当りの重量が6
00gとなり、従来例の1よりも40g軽く、通常、爪
本数は36本程度であることから、総重量は1440g
も軽減され、これによって動的振動も小さく、消費馬力
は大幅に節減できるに到ったのである。更に、本発明で
は、前記横刃部14の先端に形成した不等辺山形16の
長辺部16Aは、爪軸中心と取付基部11の中心を通る
鉛直線と略平行とされていることにより、すくい面14
Bによる土の抱き込みは確実となって砕土作用を向上し
つつ土の放てきを確保できて耕耘作業に最適となったの
である(請求項1〜3)
【0009】更に、本発明では、横刃部14の曲率半径
rが、取付基部11から弯曲開始部分15までの爪軸芯
方向の側面視における水平長さLよりやや短い長さか若
しくはほぼ同じ長さとされていることにより、図6で示
した従来例の耕耘爪1よりもすくい面14Bの面積が小
さくとも土の抱き込みは確保され、土の横切り負荷が小
さくなって耕耘負荷を節減しながら土の放てきは確実と
なって耕耘作業に適したものとなったのである(請求項
1〜3)。また、本発明では、つめ厚さtは取付基部1
1と縦刃部13との連接部位12から縦刃部13を経て
横刃部14に向かうに従って厚さが薄く形成されている
ことにより、爪が土に打ち込まれるときの負荷によっ
て、最も大きく作用する連接部位12の強度は確保され
て耐久性に優れたものとなったのである(請求項)。
【0010】また、本発明では、前記横刃部14の先端
部分における峰部17側に、横刃部14の弯曲方向とは
反対側に反り返らせた反り返り部18を形成しているこ
とにより、無駄な土の離れは良くなって、爪に対する土
の付着も少なくなって、これにより、消費馬力の節減を
より一層達成できるに到ったのである(請求項)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。なお、本発明に係る耕耘爪1
0は、トラクタ装着形のサイドドライブ式またはセンタ
ードライブ式のロータリ耕耘装置、耕耘機のロータリ耕
耘装置等に使用されるものである。図1および図2にお
いて、耕耘爪10は例えばSUP6の材質であって、取
付孔11Aを有する断面矩形(図3参照)の取付基部1
1を備え、該取付基部11に連接部位12を介して縦刃
部(直平部)13および横刃部(屈曲部)14が連設さ
れている。
【0012】耕耘爪10はこの取付基部11をボルト締
結手段等によって爪軸(図1(1)の符号Oが爪軸中心
である)に装着されて矢符X方向に回転されることによ
って耕耘作業を行うが、縦刃部13から横刃部14にか
けて回転方向と逆向きに弯曲されているとともに、横刃
部14はほぼ一定の曲率半径r、具体的には100mm
の半径で一側方に弯曲されてすくい面14Bが形成され
ている。縦刃部13および横刃部14のそれぞれにはほ
ぼ一定幅の刃縁部13A,14Aが形成されており、こ
の刃縁部13A,14Aは図5(1)(2)で示すよう
に片刃または両刃とされており、両刃のときは図示のよ
うに角度を異なるものとすることが望ましいが等角とし
ても構わない。
【0013】耕耘爪10が矢符X方向に回転されること
で土への切り込みは縦刃部13の刃縁部13Aから行わ
れ、側方力を支持すると同時に雑草などの絡みつき防止
を爪自体で行うため、刃縁部13A,14Aは適正な排
絡角とされている。横刃部14の弯曲開始部分15、具
体的には前記取付基部11を爪軸に取付けて該爪軸中心
と取付基部11の中心(取付孔11A)を通る線分から
爪先端までの爪軸軸心方向の側面視における爪長さを爪
全長としたとき、線分からの爪軸軸芯方向の側面視での
水平長さLが前記爪全長の半分または半分よりやや先端
側寄りとされていて縦刃部13における刃縁部13Aの
側面視での刃縁長さが横刃部14における刃縁部14A
の側面視での刃縁長さとほぼ同じ長さとされているか若
しくはより長くされており、これによって、刃縁部13
Aによって縦切りするときの側方力を充分に支持すると
ともに、刃縁部14Aによる横切り抵抗を軽くし、消費
馬力を節減しているのである(図では側面視での水平長
さLが側面視における爪全長の半分よりやや先端側寄り
としたものを示しているが、同じ長さとされたものでも
よい)。
【0014】横刃部14の先端は、長辺16Aと短辺1
6Bとからなる不等辺山形16に形成されており、該山
形16の頂部16Cが峰部17側に片寄っている。これ
により、横刃部14の質量を軽くすることとなり、消費
馬力を節減できるとともに、動的振動要因を少なくして
いるのである。更に、横刃部14の曲率半径rが前記水
平長さLよりやや短い長さか若しくはほぼ同じ長さとさ
れていて、これによってすくい面14Bのすくい角(屈
曲角ε)を従来例の1よりは立ち上がらせることによ
り、すくい面14Bでの土の抱き込みを確保し、放てき
を確実にする一方、すくい面14Bの面積は従来例の1
よりは狭くされて土への抵抗が軽くされ、これにより振
動要因がおさえられ、消費馬力は軽減されている。
【0015】更に、耕耘爪10はこれを爪軸に取付けた
状態で縦刃部13の肉厚中心面は爪軸と垂直とされてお
り、つめ厚さtは取付基部11と縦刃部13との連接部
位12から縦刃部13を経て横刃部14に向かうに従っ
てつめ厚さが漸次薄くされている。具体的には、取付基
部11の厚さが10±0.3mmで連接部位12は11
±0.3mmで先端厚みt1は4±0.3mmとされて
いる。これにより、縦刃部13が土に切り込むときの曲
げに対して連接部位12が充分に耐え得ることとなり、
耐久性を向上しているのであり、徐々に耕耘深さが大き
くなるにつれ、切削抵抗が軽減されることとなって、こ
の点においても振動要因および消費馬力を軽減している
のである。
【0016】更に、横刃部14の先端に形成した不等辺
山形16の長辺16Aは、爪軸中心と取付基部11の中
心を通る鉛直線と略平行とされているとともに、峰部1
7側に、横刃部14の弯曲方向とは反対側に反り返らせ
たサクション角をもたせて反り返り部18が形成されて
いる。具体的には図4に示すように、反り返り部18の
曲率半径r1は200mmあり、刃縁より30mmの刃
幅Tの位置から反り返らせている。これによって、打込
み抵抗および土中通過抵抗を少なくしつつ、すくい面1
4Bによる土離れを良くし、土の付着が少なくされてい
るのである。
【0017】
【実施例】最大回転半径Rm :245±2mm 水平長さL :106.9mm 屈折部曲率半径r :100mm 屈曲角ε :57° 切削幅ωc :65±3mm 反り返り部の曲率半径r1:200mm つめ厚さt :10±0.3mm つめ厚さt1 :4±0.3mm 刃縁部幅 :12mm R1 :30mm R2 :90mm R3 :72mm R4 :135mm R5 :120mm R6 :155mm 但し、R1〜R6の定義は新版農業機械ハンドブック第
428ページ記載のなたづめ設計例に準拠しており、切
削角α、逃げ角β、くさび角δ、切り込み角γ、後退角
λ等は、既述したなたづめ設計例に準拠している。
【0018】上記寸法、形状の耕耘爪を材質SUP6で
作成し、爪軸に36本装着(但し、1本づめ方式)して
負荷特性等を計測した処、図6に示した従来例の1より
は振動、消費馬力とも大幅に節減できた。なお、従来例
の1は、Lは79.5mm、γは120mm以外は本発
明の実施例と同一である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、耕耘
振動および消費馬力を大幅に節減しながら、耕耘作業を
確実にした耕耘爪を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(1)は、側面図、
(2)は底面図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】図1(1)のA−A断面図である。
【図4】図1(2)のC矢示図である。
【図5】図1(1)のB−B断面図であり、(1)は第
1実施例、(2)は第2実施例である。
【図6】従来例を示し、(1)は側面図、(2)は底面
図である。
【図7】図6(1)のE矢示図である。
【符号の説明】
10 耕耘爪 11 取付基部 13 縦刃部 13A 刃縁部 14 横刃部 14A 刃縁部 15 折曲開始部位
フロントページの続き (72)発明者 坂根 弘史 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 前山 達哉 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭51−129703(JP,A) 特開 昭62−210903(JP,A) 実開 平2−83701(JP,U) 実開 昭58−113301(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基部(11)と、縦刃部(13)
    と、横刃部(14)とを有し、縦刃部(13)から横刃
    部(14)にかけて回転方向と逆向きに弯曲されている
    とともに、前記横刃部(14)が一側方に弯曲されてい
    る耕耘爪(10)において、 前記取付基部(11)を爪軸に取付けて該爪軸中心と取
    付基部(11)の中心を通る線分から爪先端までの爪軸
    軸芯方向の側面視における爪長さを爪全長としたとき、
    前記横刃部(14)の弯曲開始部分(15)が前記爪全
    長の半分とされて縦刃部(13)における刃縁部(13
    A)の側面視での刃縁長さが横刃部(14)における刃
    縁部(14A)の側面視での刃縁長さとほぼ同じ長さと
    されているか若しくはやや長くされ、前記横刃部(1
    4)の一側方への弯曲がほぼ一定の曲率半径(r)で弯
    曲され、この曲率半径(r)が、取付基部(11)から
    弯曲開始部分(15)までの爪軸芯方向の側面視におけ
    る水平長さ(L)よりやや短い長さかもしくはほぼ同じ
    長さとされ、前記横刃部(14)の先端が長辺部(16
    A)と短辺部(16B)とで構成された不等辺山形(1
    6)に形成され、該山形(16)の長辺部(16A)
    は、爪軸中心と取付基部(11)の中心を通る線分と略
    平行とされていることを特徴とする耕耘爪。
  2. 【請求項2】 取付基部(11)と、縦刃部(13)
    と、横刃部(14)とを有し、縦刃部(13)から横刃
    部(14)にかけて回転方向と逆向きに弯曲されている
    とともに、前記横刃部(14)が一側方に弯曲されてい
    る耕耘爪(10)において、 前記取付基部(11)を爪軸に取付けて該爪軸中心と取
    付基部(11)の中心を通る線分から爪先端までの爪軸
    軸芯方向の側面視における爪長さを爪全長としたとき、
    前記横刃部(14)の弯曲開始部分(15)が前記爪全
    長のほぼ半分とされて縦刃部(13)における刃縁部
    (13A)の側面視での刃縁長さと横刃部(14)にお
    ける刃縁部(14A)の側面視での刃縁長さがほぼ同じ
    長さとされ、前記横刃部(14)の一側方への弯曲がほ
    ぼ一定の曲率半径(r)で弯曲され 、この曲率半径
    (r)が、取付基部(11)から弯曲開始部分(15)
    までの爪軸芯方向の側面視における水平長さ(L)より
    やや短い長さか若しくはほぼ同じ長さとされ、前記横刃
    部(14)の先端が長辺部(16A)と短辺部(16
    B)とで構成された不等辺山形(16)に形成され、該
    山形(16)の長辺部(16A)は、爪軸中心と取付基
    部(11)の中心を通る線分と略平行とされていること
    を特徴とする耕耘爪。
  3. 【請求項3】 取付基部(11)と、縦刃部(13)
    と、横刃部(14)とを有し、縦刃部(13)から横刃
    部(14)にかけて回転方向と逆向きに弯曲されている
    とともに、前記横刃部(14)が一側方に弯曲されてい
    る耕耘爪(10)において、 前記取付基部(11)を爪軸に取付けて該爪軸中心と取
    付基部(11)の中心を通る線分から爪先端までの爪軸
    軸芯方向の側面視における爪長さを爪全長としたとき、
    前記横刃部(14)の弯曲開始部分(15)が前記爪全
    長の半分よりやや先端側寄りとされて縦刃部(13)に
    おける刃縁部(13A)の側面視での刃縁長さが横刃部
    (14)における側面視での刃縁部(14A)の刃縁長
    さよりやや長くされ、前記横刃部(14)の一側方への
    弯曲がほぼ一定の曲率半径(r)で弯曲され、この曲率
    半径(r)が、取付基部(11)から弯曲開始部分(1
    5)までの爪軸芯方向の側面視における水平長さ(L)
    よりやや短い長さか若しくはほぼ同じ長さとされ、前記
    横刃部(14)の先端が長辺部(16A)と短辺部(1
    6B)とで構成された不等辺山形(16)に形成され、
    該山形(16)の長辺部(16A)は爪軸中心と取付基
    部(11)の中心を通る線分と略平行とされていること
    を特徴とする耕耘爪。
  4. 【請求項4】 横刃部(14)の先端に構成された前記
    不等辺山形(16)の頂部(16C)が峰部(17)側
    に片寄っていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かひとつに記載の耕耘爪。
  5. 【請求項5】 つめ厚さ(t)は取付基部(11)と縦
    刃部(13)との連接部位(12)から縦刃部(13)
    を経て横刃部(14)に向かうに従ってつめ厚さが薄く
    形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かひとつに記載の耕耘爪。
  6. 【請求項6】 横刃部(14)の先端部分における峰部
    (17)側に、横刃部(14)の弯曲方向とは反対側に
    反り返らせた反り返り部(18)を形成していることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかひとつに記載の耕耘
    爪。
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