JPH0233589Y2 - - Google Patents

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JPH0233589Y2
JPH0233589Y2 JP600083U JP600083U JPH0233589Y2 JP H0233589 Y2 JPH0233589 Y2 JP H0233589Y2 JP 600083 U JP600083 U JP 600083U JP 600083 U JP600083 U JP 600083U JP H0233589 Y2 JPH0233589 Y2 JP H0233589Y2
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JP
Japan
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guide rail
roller
spacer
arm
guide
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JP600083U
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JPS59113470U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のウインドレギユレータにお
ける、ガイドレール内のローラーのガタを防止す
るためのスペーサに関するものである。
第1図は、自動車のウインドレギユレータの一
例を示しており、ドア(図示略)の窓ガラス1を
上下動させるためのリンク機構2は、斜めを向く
1本のメインアーム3と、2本のサブアーム4,
5とによつて構成されている。
メインアーム3の手前側には、斜め上方を向く
サブアーム4が、同じく反対側には、斜め下方を
向くサブアーム5が配置され、それらの基部は、
共通の軸6によつてメインアーム3の中間部に枢
着されている。
メインアーム3の上端、およびサブアーム4の
上端に固着された後述するローラー軸には、ガイ
ドローラー7,8がそれぞれ枢着され、両ローラ
ー7,8は、チヤンネル状で水平をなす、上下動
自在のガイドレール9内に、転動自在に嵌合され
ている。このガイドレール9には、ドア(図示
略)の窓ガラス1の基部が取付けられている。
他方のサブアーム5の下端に固着された後述す
るローラー軸には、ガイドローラー11が枢着さ
れており、同ローラー11は、ドアパネル(図示
略)に水平に固設されたチヤンネル状のガイドレ
ール12に、転動自在に嵌合されている。
メインアーム3は、その下端よりやや上方にお
いて、ドアパネルに固着された保持部材13に、
軸14で枢着されている。メインアーム3の下端
部に固着されたセクターギヤ15は、保持部材1
3に軸16で枢着されたピニオン17と噛合して
いる。
軸16には、操作用のハンドル(図示略)が取
付けられており、これを操作して、ピニオン17
を回転させることにより、セクターギヤ15を介
して、メインアーム3は、軸14の周りに上下方
向に揺動され、窓ガラス1は上下動される。
窓ガラス1を取付けているドアが、第1図の側
方から見て曲面を呈しているときは、窓ガラス1
は、曲面の軌跡で移動するので、各アーム3,
4,5の端部を、ガイドレール9,12に対して
適宜傾斜し得るようにするとともに、各ガイドロ
ーラー7,8,11を、それぞれのガイドレール
内で、ガタなく移動し得るようにする必要があ
る。
このために、ガイドローラー7,8,11を取
付けた各アーム3,4,5と、ガイドレール9,
12間における後述のローラー軸には、一般に、
その軸方向に弾発性を有するガタ防止用のスペー
サが装着されている。
第2図および第3図は、その目的のための従来
のガタ防止用のスペーサ18,19の例をそれぞ
れ示している。
第2図に示すスペーサ18は、円錐状をなして
おり、その頂部18aに穿設された穴18bは、
後述するローラー軸に嵌合される。スペーサ18
の下部に設けられた鍔部18cは、ガイドレール
9,12に圧接しており、同じく頂部18aは、
各アーム3,4,5の端部にそれぞれ圧接してい
る。
このスペーサ18は、強度の点では、比較的大
きく優れているが、弾発性に乏しい欠点がある。
第3図(実開昭54−136218号公報参照)に示す
スペーサ19は、下部に設けられた鍔部19aか
ら、複数本の脚19bが、内側に向けて傾斜して
設けられており、その自由端で形成される穴19
cは、ローラー軸(後述する)に嵌装されてい
る。
このスペーサ19は、弾発性の点では比較的大
きくて優れているが、脚19bが破損し易く、こ
の破損した脚19bが、後述するローラー軸にか
らみついたり、ガイドレール9,12内に入つた
りして、ガイドローラー7,8,11の転動作用
に悪影響を及ぼしたり、また、弾発力が衰えて、
ガイドレール9,12に対すガイドローラー7,
8,11のガタを防止する機能が失われる欠点が
ある。
本考案の目的は、上記欠点を排除したガイドロ
ーラーのガタ防止スペーサを提供することにあ
る。
以下、第1図および第4図以降の各図に示す一
実施例に基いて、本考案を説明する。
第4図ないし第6図において、メインアーム3
の自由端には、ローラー軸21の基部が固着され
ており、その自由端に形成された球状部21aに
は、ガイドレール9内に転動自在に嵌合されたガ
イドローラー7が枢着されている。
メインアーム3は、ローラー軸21の球状部2
1aを中心として、任意方向において、適宜の角
度だけ傾斜自在となつており、他のガイドローラ
ー8,11も、同様にして、サブアーム4,5の
端部に固着されたローラー軸(図示略)にそれぞ
れ装着されている。
メインアーム3とガイドレール9その間に位置
するローラー軸21には、ガタ防止用のスペーサ
22が、後述するようにして装着されている。ス
ペーサ22は、弾性を有する合成樹脂等からな
り、その主要部をなす基板23、脚片24,25
および複数の弾性片26,27を一体的に形成し
てなつている。
スペーサ22の中央部には、第7図に示すよう
に、ガイドレール9側に向けて凸状をなす湾曲部
28が形成されている。
基板23の裏面の上下部には、脚片対24およ
び25が配設されており、その基部は、基板23
と一体となるように形成されている。脚片24
は、第4図に示すように、ガイドレール9の開口
部9aの上側縁9bに、そして脚片25は、下側
縁9cにそれぞれ当接している。
基板23のメインアーム側(表面側)には、ガ
イドレール9と平行をなす複数本の弾性片26,
27が、左右にそれぞれ配設されており、その基
部は、基板23と一体となるように形成されてい
る。
弾性片26,27の自由端は、アームに当接
し、かつアーム側に向けて傾斜した状態で、互に
対向しており、弾性片26,27の自由端を結ぶ
包絡線によつて、円形穴29が形成されている。
この円形穴29をローラー軸21に嵌合すること
によつて、スペーサ22は、ローラー軸21に嵌
装されている。
以上は、ガイドローラー7を支持しているロー
ラー軸21のスペーサ22について述べたが、他
のガイドローラー8,11を支持しているローラ
ー軸にも、同様のガタ防止用のスペーサ(いずれ
も図示略)が、それぞれ装着されている。
第1図に示すリンク機構2が回動すると、ガイ
ドローラー7,8および11が、ガイドレール9
および12内それぞれ転動して窓ガラス1を上下
動させる。スペーサ22は、ガイドローラー7と
は完全に分離して形成された摺動体となつてお
り、脚片24,25がガイドレール9の側縁部9
b,9cに当接しているので、ローラー軸21の
周りには回転することなく、ガイドレール9に沿
つて摺動動作を行うことができる。
メインアーム3とガイドレール9との間の距離
変化は、基板23の湾曲部28の弾性変形によつ
て吸収され、またメインアーム3とガイドレール
9間の角度の変化は、弾性片26,27の変形に
よつて吸収することができるので、メインアーム
3はガイドレール9に対して、あらゆる方向にお
いて、適宜に傾斜できるとともに、ガイドレール
9とガイドローラー7とのガタの発生を防止する
ことができる。
スペーサ22の弾性片26,27は、その長
さ、幅および肉厚等を容易に選択でき、また湾曲
部28は、その円弧長、幅および曲率半径等を容
易に選択できるので、スペーサ22の弾性部が作
り易くなり、スペーサ22の弾性力、および発生
する応力等の、設計時における選定が有利とな
る。
スペーサ22は、基板23および脚片24,2
5等の摺動作用を行うものと、弾性片26,27
および湾曲部28等の弾性作用を行うものとに、
それぞれ分離して構成することも可能であり、こ
のようにすれば、スペーサ22の余肉を少くする
とともに、各部を単純化して製作することができ
る。
以上述べたように、本考案によれば、湾曲部を
有するスペーサの基板の裏面に脚片を設けて、こ
れをガイドレールの側縁部に嵌合し、アームに対
向する基板の表面に設けられた、弾性片の対向す
る自由端をローラー軸に当接させることにより、
窓ガラスを上下させるメインアームおよびサブア
ームを、ガイドレールに対して、任意の方向にお
いて、適宜傾斜させることができ、この傾斜時に
おいて、ガイドローラーは、スペーサの弾性片及
び湾曲部の弾発力により、常にガイドローラー内
壁に押圧されて、ガイドローラーとガイドレール
との間のガタを確実に防止することができるの
で、好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動車のウインドレギユレータの一
例を示す正面図、第2図および第3図は、従来の
ガイドローラーのガタ防止スペーサの例をそれぞ
れ示す斜視図、第4図は、本考案のガイドローラ
ーのガタ防止スペーサの一実施例の取付け部の正
面図、第5図は、同じく右側面図、第6図は、同
じく底面図、第7図は、同じくスペーサ自体の斜
視図である。 1……窓ガラス、2……リンク機構、3……メ
インアーム、4,5……サブアーム、7,8……
ガイドローラー、9……ガイドレール、9a……
開口部、9b,9c……側縁部、11……ガイド
ローラー、12……ガイドレール、22……スペ
ーサ、23……基板、24,25……脚片、2
6,27……弾性片、28……湾曲部、29……
円形穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 窓ガラスを上下動させるアームの自由端と、該
    アームの自由端に固着されているローラー軸に枢
    着されたローラをガイドするチヤンネル状のガイ
    ドレールとの間における、上記ローラー軸のまわ
    りに嵌装された合成樹脂からなる、ウインドレギ
    ユレータにおけるガイドローラーのガタ防止スペ
    ーサであつて、 ガイドレール側に向けて凸状をなして湾曲した
    湾曲部を形成して、ガイドレールの開口部を有す
    る面に圧接して摺動する基板と、 基板裏面の上下部に形成されていて、ガイドレ
    ール開口部の各側縁部に当接する脚片と、 左右にそれぞれ複数本配置された弾性体であつ
    て、基部が基板と一体に形成され、自由端がアー
    ム側に当接可能であるとともに、円形状の包絡線
    を形成してローラー軸に当接可能な弾性片 とを具備することを特徴とする自動車のウインド
    レギユレータにおけるガイドローラーのガタ防止
    スペーサ。
JP600083U 1983-01-21 1983-01-21 自動車のウインドレギユレ−タにおけるガイドロ−ラ−のガタ防止スペ−サ Granted JPS59113470U (ja)

Priority Applications (1)

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JP600083U JPS59113470U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 自動車のウインドレギユレ−タにおけるガイドロ−ラ−のガタ防止スペ−サ

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JP600083U JPS59113470U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 自動車のウインドレギユレ−タにおけるガイドロ−ラ−のガタ防止スペ−サ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59113470U JPS59113470U (ja) 1984-07-31
JPH0233589Y2 true JPH0233589Y2 (ja) 1990-09-10

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ID=30137565

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JP600083U Granted JPS59113470U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 自動車のウインドレギユレ−タにおけるガイドロ−ラ−のガタ防止スペ−サ

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JP (1) JPS59113470U (ja)

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JPS59113470U (ja) 1984-07-31

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