JPH0233497A

JPH0233497A - 多翼送風機

Info

Publication number: JPH0233497A
Application number: JP18389088A
Authority: JP
Inventors: Shinjiro Miyahara; 宮原　信二郎; Kunio Nakamura; 邦夫中村; Shiro Takeshita; 竹下　志郎; Kousuke Umekage; 梅景　康祐; Teruhiko Tomohiro; 友広　輝彦
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-07-22
Filing date: 1988-07-22
Publication date: 1990-02-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、燃焼機器などに使用される多翼送風機に関す
るものである。

従来の技術従来、多翼送風機の羽根車ｄは第６図および第７図に示
すように、主板１と中央に空気の流入口４を有する副板
３との間に断面が円弧状の翼２を回転軸９と平行に多数
配列し、これを渦巻型のケーシング５内に配置すると同
時に、ケーシング５の外部に固定したモータ６によって
回転させて使用している。また、羽根車ｄは、主板１お
よび副板３を平板状に成型し、翼２の円弧長さを長くと
るとともに、翼２の枚数を３５枚程度に設計していた。

なお、ここで、７はケーシング５に設けた給気口、８は
吐出口を示す、第７図は第６図のＢ−Ｂ線断面図を示す
。

第６図および第７図において、モータ６を駆動すること
によって羽根車ｄが回転し、ケーシング５に設けた給気
ロアから吐出口８に至る流れが生じ、送風機として動作
するものである。

発明が解決しようとする課題しかるに、第６図および第７図に示す構成を使用した場
合、モータ６がケーシング５の外方に固定されているた
め、送風機が大型化する欠点があった。これを解消する
ため従来は、第８図に示すように、モータｌＯを羽根車
ｆの内部に位置させる構成がとられていた。しかし、第
８図に示す構成ではモータｌＯによって羽根車ｆ内部の
空気流路が大幅に狭められるため、空気抵抗が増加し、
送風機の性能が大幅に低下する問題があった。

さらに、界磁コイル１０ａが空気流路中に位置するため
、異物が付着し、界磁コイル１０ａを損傷させる問題が
あった。

本発明は、このような従来の問題を解決するもので、羽
根車内部の空気抵抗をほとんど増加させることなく、送
風機を小型化でき、さらに界磁コイルへの異物の付着を
防止できる多翼送風機を提供することを目的とするもの
である。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明は、界磁コイルを積層
して固定子を構成する基板と、多翼を備えた主板を内方
に凹ませて形成した凹部に永久磁石を一体的に配置して
回転子を構成する羽根車と。

回転子の回転中心になるように回転子または固定子に固
定された軸体と、前記軸体を支承するように固定子また
は回転子に固定された軸受とを有し、前記界磁コイルを
ケーシングに形成された閉鎖凹部に臨ませて前記基板を
ケーシングに固定し、前記永久磁石と界磁コイルを前記
基板を介して対向させたものである。

さらに本発明は、翼外面の面積の総和を少なくとも羽根
車外周側面の表面積より大きくし、かつ翼枚数Ｚを２≧
４５としたものである。

作用上記構成により５羽根車内部の空気抵抗の増加を大幅に
抑制すると同時に羽根車自身の送風性能を向上させるこ
とができるため、送風機を薄型かつ小型化することがで
きるものであり、さらに界磁コイルをケーシング閉鎖凹
部に臨ませて基板により閉止することにより、界磁コイ
ルへの異物の付着を防止することができ、界磁コイルの
損傷を防止できる。

さらに、翼枚数を４５枚以上としたので１円弧翼の翼前
縁と翼後縁の間の円弧長さを短くしたとしても、翼外面
の面積の総和を羽根車外周側面の表面積を大きくするこ
とが可能となり、羽根車内部の空気抵抗の減少と相俟っ
て高い空力性能が得られるとともに、翼間通路が狭く短
くなることにより翼間通路内での流れの剥離の抑制と、
翼面の摩擦抵抗の低減が図られ、翼１枚当りの翼負荷を
小さくできて、騒音の発生を抑制できる。

実施例以下１本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の多翼送風機の断面図を示し
、渦巻型のケーシングａ内に多翼型の羽根車すを配置し
て送風機を構成したものである。

羽根車すは外方に平板状の永久磁石１２を配置した主板
１１と中央に空気の流入口１４を有する副板１３との間
に断面が円弧状の翼１５が回転軸心と平行に多数配列し
て構成されている。また、主板１１は前記羽根車すの内
方に凹ませた四部１１ａを有し、この凹部１１ａ内に永
久磁石１２が配置されて、モータＣの回転子２５が構成
されるとともに、主板１１の回転軸心に設けた回転軸１
６を固定するボス１７を利用して、主板１１と一体的に
かしめて固定するように構成されている。さらに羽根車
すは、羽根車す外周側面の表面積より円弧状の翼１５外
面の面積の総和を大きくするとともに、翼１５の枚数を
４５枚以上に設定し、さらに羽根車すの内外径比（内径
Ｄ工／外径り、）は大きく、たとえば０．８８以上に設
定して、翼前縁より翼後縁までの円弧長さの短い翼に構
成されている。

一方、永久磁石１２と対向するケーシングａ内面には、
閉鎖凹部２３が形成され、この閉鎖凹部２３に、基板２
４上に積層されたモータＣの固定子２０を構成する複数
の界磁コイル１８を臨ませて、基板２４をケーシングａ
に固定し、界磁コイル１８をケーシングａの閉鎖凹部２
３の中に閉止するとともに、この固定子２０の界磁コイ
ル１８と回転子２５の永久磁石１２を基板２４を介して
対向せしめている。さらに、界磁コイル１８の相互中心
には羽根車すの回転軸１６を受ける軸受１９を設けてい
る。なお、２１はケーシングａの空気給気口、２２は同
じく吐出口を示す。また。

第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。

さらに第３図および第４図は羽根車すを主板１１側から
見た斜視図であり、第３図は永久磁石１２として分割し
た磁石を使用した場合、第４図は永久磁石１２として円
環状の磁石を使用した場合について示したものである。

上記構成において、界磁コイル１８に通電すると。

主板１１と一体に構成している永久磁石１２が回転して
羽根車すが回転し、給気口２１から吐出口２２に至る流
れが生じ、送風機として動作する。このとき、羽根車す
がモータＣの回転子２５として作用するため、モータＣ
をケーシングａに内蔵した構成となり、送風機全体が小
型化できる。しかも主板１１を羽根車すの内方に凹ませ
て、との凹部１１ａに永久磁石１２を配置したので、さ
らに回転部分の厚みを薄することができるとともに、遠
心力に対する永久磁石の固定強度を高めることができる
。

さらに、羽根車す内部の空気流路はほとんど狭められる
ことなく、空気抵抗は増加せず、送風機の性能の低下は
ない、また、羽根車の慣性モーメントが永久磁石１２に
より増加するため、送風機負荷変動の影響を小さくする
ことができる。また。

羽根車すは１羽根車す外周側面の表面積より円弧状の翼
１５外面の面積の総和を大きくすると同時に、翼１５の
枚数を４５枚以上にし、かつ円外径比を大きく設定して
１円弧長さの短い翼１５を多数設けることにより、翼１
５の表面に効果的な流れが形成され、翼−枚当りの仕事
が小さくてすむため、翼１５端部での圧力変動が小さく
、発生する騒音を抑制することができる。

さらに、界磁コイル１８を閉鎖凹部２３に臨ませて基板
２４により凹部２３内に閉止することにより、界磁コイ
ル１８への異物の付着が防止でき、界磁コイル１８の損
傷を防止することができる。

第５図は本発明の他の実施例を示す、第５図において１
羽根車ｄは外方に平板状の永久磁石３２を配置した主板
３１と中央に空気の流入口３４を有する副板３３との間
に断面が円弧状の翼３５が回転軸心と平行に多数配列し
て構成されている。また主板３１は羽根車ｄの内方に凹
ませた凹部３１ａを有し、この凹部３１ａ内に永久磁石
３２が配置されて、モータＣの回転子４５が構成される
とともに、主板３１の回転軸心に設けた軸受３７を利用
して、主板３１と一体的にカシメて固定するように構成
されている。また、この軸受３７は羽根車゛ｄの回転軸
心上に配置されて、ケーシングａの閉鎖凹部３８の中央
に固定部材３９を介して固定された固定軸３６に嵌合し
て１羽根車ｄを保持している。

なお、１８は閉鎖凹部３８に閉止される、モータＣの固
定子２０を構成する界磁コイル、２１はケーシングａの
空気給気口、２２は同じく吐出口、２４は界磁コイル１
８が取付けられる基板で、第１図のものと同じである。

上記構成によって得られる作用も、第１図のものと同じ
である。

発明の効果以上本発明の多翼送風機によれば、次のような効果が得
られる。

（１）永久磁石と羽根車の主板とを一体に構成すること
で、羽根車内部の空気抵抗の増加のない状態で、送風機
を薄型化することができると同時に羽根車の慣性モーメ
ントが増加するため、送風機負荷変動の影響を小さくす
ることができる。

（２）界磁コイルを閉止された空間に臨ませることで、
界磁コイルへの異物の付着を防止することができ、界磁
コイルの損傷を防止することができる。

（３）主板を羽根車内方に凹ませた凹部を設け、この凹
部に永久磁石を配することで１回転部分の厚みを薄くす
ることができるとともに、遠心力に対する永久磁石の固
定強度を高めることができる。

（４）翼外面の面積の総和を少なくとも羽根車外周側面
の表面積より大きくし、かつ翼枚数を４５枚以上に設定
することにより、送風特性を向上させることができると
ともに、低騒音化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における多翼送風機の断面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図および第４
図は同羽根車のそれぞれの永久磁石の構成を示す斜視図
、第５図は他の実施例における多翼送風機の断面図、第
６図は従来の構成を示す断面図、第７図は第６図のＢ−
Ｂ線断面図、第８図は他の従来例を示す断面図である。１１　、３１　・・・主板、ｌｌａ　、　３１ａ−主板
凹部、１２．３２・・・永久磁石、１３．３３・・・副
板、　１４，３４・・・流入口、１５．３５・・・翼、
１６・・・回転軸、　１７・・・ボス、１８・・・界磁
コイル、１９・・・軸受、２０・・・固定子、２３．３
８・・・閉鎖凹部、２４．４５・・・回転子、３６・・
・固定軸、３７・・・軸受、ａ・・・ケーシング、ｂ、
ｄ・・・羽根車、Ｃ・・・モータ。代理人　　　森　　本　　義　　弘第３図第図第５図？を−１秘３ｆａ−−一主販凹御３２−　梨久石蛛石３３−副級図−・−ミ九入口３５−翼３６−　固定φ山３９−−Ｍ　　　使３ｇ−閉鎖凹部４５−Ｄｏ　　中云　苓ｄ−−一羽報棄

Claims

【特許請求の範囲】

　１．界磁コイルを積層して固定子を構成する基板と、
多翼を備えた主板を内方に凹ませて形成した凹部に永久
磁石を一体的に配置して回転子を構成する羽根車と、前
記回転子の回転中心となるように回転子または固定子に
固定された軸体と、前記軸体を支承するように固定子ま
たは回転子に設けられた軸受とを有し、前記界磁コイル
をケーシングに形成された閉鎖凹部に臨ませて前記基板
をケーシングに固定し、前記永久磁石と界磁コイルを前
記基板を介して対向させた多翼送風機。
　２．翼外面の面積の総和を少なくとも羽根車外周側面
の表面積より大きくし、かつ翼枚数ＺをＺ≧４５とした
請求項１記載の多翼送風機。