JP3098849B2 - 多翼送風機 - Google Patents
多翼送風機Info
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- JP3098849B2 JP3098849B2 JP04117127A JP11712792A JP3098849B2 JP 3098849 B2 JP3098849 B2 JP 3098849B2 JP 04117127 A JP04117127 A JP 04117127A JP 11712792 A JP11712792 A JP 11712792A JP 3098849 B2 JP3098849 B2 JP 3098849B2
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- Japan
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- fan
- blade
- motor
- blade fan
- suction
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心型の多翼送風機に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遠心型多翼送風機は、小
型のものは家庭用の冷暖房機器、換気扇から、大型のも
のは、ビルディングのエアハンドリングユニットなど、
非常に広範囲に使用されている。さらに送風能力によ
り、非常に細かく使い分けられており、その種類は非常
に多くなっている。したがって、これら多種多様のファ
ンの音の静音化とともに、コストの引下げが求められて
いる。
型のものは家庭用の冷暖房機器、換気扇から、大型のも
のは、ビルディングのエアハンドリングユニットなど、
非常に広範囲に使用されている。さらに送風能力によ
り、非常に細かく使い分けられており、その種類は非常
に多くなっている。したがって、これら多種多様のファ
ンの音の静音化とともに、コストの引下げが求められて
いる。
【0003】従来、この種の遠心型多翼送風機は、送風
能力、吸込可能方向、取付スペースなどにより、図4、
図5、図6、図7のような形態で使用される事例が主で
ある。
能力、吸込可能方向、取付スペースなどにより、図4、
図5、図6、図7のような形態で使用される事例が主で
ある。
【0004】すなわち、図4に示したものは、右方にフ
ァン51を駆動するモータ52を右方に位置し、左方向
から吸い込み上方に吹き出すようにした左吸込形のもの
である。図5に示したものは、左側にモータ53を位置
し、ファン54によって右方向から吸い込み上方に吹き
出すようにした、右吸込形にしたものである。図6に示
すものは、図4と図5のファン51、54を両側に配置
し、中央にモータ55を位置するようにして、同軸上に
ファン51、54を設けた構成とした両吸込形のもので
ある。上記はいずれも、ファンの片側から吸い込む例を
示したが、図7に示すように、ファンの左右から吸い込
む様にしたものもある。
ァン51を駆動するモータ52を右方に位置し、左方向
から吸い込み上方に吹き出すようにした左吸込形のもの
である。図5に示したものは、左側にモータ53を位置
し、ファン54によって右方向から吸い込み上方に吹き
出すようにした、右吸込形にしたものである。図6に示
すものは、図4と図5のファン51、54を両側に配置
し、中央にモータ55を位置するようにして、同軸上に
ファン51、54を設けた構成とした両吸込形のもので
ある。上記はいずれも、ファンの片側から吸い込む例を
示したが、図7に示すように、ファンの左右から吸い込
む様にしたものもある。
【0005】すなわち、図7は、ファン56の右側にモ
ータ57を位置せしめているが、ファン51とファン5
4を両側に位置し、モータ55を中央に位置した形態と
して左と右から風を吸い込み上方に吹き出す様にしたも
のであり、図4は、片吸い込みであるが、図7は両側吸
い込みであり、同様に図5、図6の配置のものにも、両
側吸い込みタイプのものも製造され、使用されているの
である。
ータ57を位置せしめているが、ファン51とファン5
4を両側に位置し、モータ55を中央に位置した形態と
して左と右から風を吸い込み上方に吹き出す様にしたも
のであり、図4は、片吸い込みであるが、図7は両側吸
い込みであり、同様に図5、図6の配置のものにも、両
側吸い込みタイプのものも製造され、使用されているの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遠心
型の多翼送風機では、製作面および機能面で問題があっ
た。
型の多翼送風機では、製作面および機能面で問題があっ
た。
【0007】すなわち、まず、製作面の問題として、フ
ァン51と、ファン52の2種の部品の種類が必要とな
り、さらには図7に示す一体型のファン56の種類のも
のが必要となる点、またそれらの部品のひとつひとつに
金型費がかかるので、製作コストが非常に高くなるとい
う問題があった。さらに、機能面の問題として、モータ
の冷却効果の問題があり、図7に示すような、両吸込タ
イプのものはモータ57の周囲に通風があり問題ないの
であるが、図4、図5、図6に示すような片吸い込みタ
イプのものは、モータ周囲に通風がなく、モータの表面
からの冷却は少なくなり、モータ内部の温度が上昇し、
モータの巻線温度、あるいは軸受の温度が高い状態で使
用することになり、モータの寿命が短くなる、あるい
は、よりグレードの高いモータ巻線、軸受を使用しなけ
らばならなくなり、製造コストが割高になるなどの問題
があった。
ァン51と、ファン52の2種の部品の種類が必要とな
り、さらには図7に示す一体型のファン56の種類のも
のが必要となる点、またそれらの部品のひとつひとつに
金型費がかかるので、製作コストが非常に高くなるとい
う問題があった。さらに、機能面の問題として、モータ
の冷却効果の問題があり、図7に示すような、両吸込タ
イプのものはモータ57の周囲に通風があり問題ないの
であるが、図4、図5、図6に示すような片吸い込みタ
イプのものは、モータ周囲に通風がなく、モータの表面
からの冷却は少なくなり、モータ内部の温度が上昇し、
モータの巻線温度、あるいは軸受の温度が高い状態で使
用することになり、モータの寿命が短くなる、あるい
は、よりグレードの高いモータ巻線、軸受を使用しなけ
らばならなくなり、製造コストが割高になるなどの問題
があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもの
で、部品を共通化し、金型費を押さえることにより、製
作コストを押さえ、同時にモータの冷却効果を高めるこ
とを目的とする。
で、部品を共通化し、金型費を押さえることにより、製
作コストを押さえ、同時にモータの冷却効果を高めるこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多翼送風機は上
記目的を達成するために、円周上の補助リングに設けら
れた多数の翼片と、これらの翼片の他片端を結合する様
に構成された円板状の基板と、この基板の中心部に設け
られたファンボスと、前記基板に対し前記翼片の基板外
周に、短い突片を有する多翼ファンと、この多翼ファン
と翼片の向きが異なるように形成し、かつ、突片を備え
た他の多翼ファンとを備え、前記各基板に対して各突片
が、互いにかみ合うように構成したものである。
記目的を達成するために、円周上の補助リングに設けら
れた多数の翼片と、これらの翼片の他片端を結合する様
に構成された円板状の基板と、この基板の中心部に設け
られたファンボスと、前記基板に対し前記翼片の基板外
周に、短い突片を有する多翼ファンと、この多翼ファン
と翼片の向きが異なるように形成し、かつ、突片を備え
た他の多翼ファンとを備え、前記各基板に対して各突片
が、互いにかみ合うように構成したものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、片側吸い込みタ
イプの多翼ファンを2個組み合わせることにより、両側
吸込タイプのものをつくることが可能となるので、片側
吸い込みタイプの多翼ファンがあれば、新たに金型を製
作することなく、両吸込タイプの多翼ファンを組立てる
ことができる。また片側吸込みタイプとして使用すると
きは、基板外周付近に設けた複数の短い突起により、モ
ータの周辺に通風することにより、モータの表面を冷却
するようになる。
イプの多翼ファンを2個組み合わせることにより、両側
吸込タイプのものをつくることが可能となるので、片側
吸い込みタイプの多翼ファンがあれば、新たに金型を製
作することなく、両吸込タイプの多翼ファンを組立てる
ことができる。また片側吸込みタイプとして使用すると
きは、基板外周付近に設けた複数の短い突起により、モ
ータの周辺に通風することにより、モータの表面を冷却
するようになる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1、図2、
図3を参照しながら説明する。
図3を参照しながら説明する。
【0012】図1において、多翼ファン1は多数の翼片
2を円周上に配置し、この翼片2の一方の端は、輪の形
をした補強リング3で互いに接続され、他の端は、その
中心部にファンボス4を有する円板形状をした基板5に
より互いに接合されている。したがって多翼ファン1
の、吸込側(補強リング3側)は開口しているが、奥側
は基板5により塞がれた形状となっている。
2を円周上に配置し、この翼片2の一方の端は、輪の形
をした補強リング3で互いに接続され、他の端は、その
中心部にファンボス4を有する円板形状をした基板5に
より互いに接合されている。したがって多翼ファン1
の、吸込側(補強リング3側)は開口しているが、奥側
は基板5により塞がれた形状となっている。
【0013】さらに、前記基板5側に対して、前記多数
の翼片2を基板5より延伸したような形状で、かつ、そ
れぞれの翼片2に短い突片6を形成している。
の翼片2を基板5より延伸したような形状で、かつ、そ
れぞれの翼片2に短い突片6を形成している。
【0014】次に、図2において、図2は、図1に示し
た多翼ファン1を左に、図1で示した多翼ファン1の翼
片2の向きを異ならせた勝手違いの多翼ファン7を右に
配置し、組み立て、ファンケーシング8内に、モータ9
のシャフト10に、横方向位置決めのストッパー金具1
1および前記シャフト10と回転方向に対し固定するた
め、回り止め金具12が、前記シャフト10の先端に切
ったねじにナット13を締め付けることによって固定し
た状態に形成したものを、断面図で示しているもので、
両吸込形となっている。
た多翼ファン1を左に、図1で示した多翼ファン1の翼
片2の向きを異ならせた勝手違いの多翼ファン7を右に
配置し、組み立て、ファンケーシング8内に、モータ9
のシャフト10に、横方向位置決めのストッパー金具1
1および前記シャフト10と回転方向に対し固定するた
め、回り止め金具12が、前記シャフト10の先端に切
ったねじにナット13を締め付けることによって固定し
た状態に形成したものを、断面図で示しているもので、
両吸込形となっている。
【0015】つぎに、図3は片吸い込み形のものを示し
ているが、多翼ファン1がファンケーシング14内に単
独に組み込まれているが、図2と同様、モータ15のシ
ャフトにストッパー金具11、回り止め金具12、ナッ
ト13により装着されているが、ファンケーシング14
は、基板5とモータ15の間にも、開口部16を有して
いる。
ているが、多翼ファン1がファンケーシング14内に単
独に組み込まれているが、図2と同様、モータ15のシ
ャフトにストッパー金具11、回り止め金具12、ナッ
ト13により装着されているが、ファンケーシング14
は、基板5とモータ15の間にも、開口部16を有して
いる。
【0016】上記構成において、図1、および図2に示
すように、片側吸い込みタイプの多翼ファン1で、単一
のファンとして組み立てるときは、図3に示すような形
態で使用し、両吸込みの場合は2つを組み立てるだけ
で、容易に図2に示す両吸込タイプのものが完成でき
る。したがって、金型は、ファン1とファン7の2種で
よいことになる。
すように、片側吸い込みタイプの多翼ファン1で、単一
のファンとして組み立てるときは、図3に示すような形
態で使用し、両吸込みの場合は2つを組み立てるだけ
で、容易に図2に示す両吸込タイプのものが完成でき
る。したがって、金型は、ファン1とファン7の2種で
よいことになる。
【0017】すなわち、それぞれ片吸い込みタイプの多
翼ファン1と翼片2の向きを異なせら、かつ、突片17
を設けた多翼ファン7は、互いの短い突片6(多翼ファ
ンと1)、突片17を互いに位置をずらせてかみ合うよ
うにして、互いの基板5・5aを向かい合わせるように
して組立てることになり、多翼ファン7は多翼ファン1
と回転方向に対して、固定されることになり、2つの多
翼ファンが一体となって回転し、ケーシング8の左右側
面に形成された開口部18、19より上方向に送風され
るのである。
翼ファン1と翼片2の向きを異なせら、かつ、突片17
を設けた多翼ファン7は、互いの短い突片6(多翼ファ
ンと1)、突片17を互いに位置をずらせてかみ合うよ
うにして、互いの基板5・5aを向かい合わせるように
して組立てることになり、多翼ファン7は多翼ファン1
と回転方向に対して、固定されることになり、2つの多
翼ファンが一体となって回転し、ケーシング8の左右側
面に形成された開口部18、19より上方向に送風され
るのである。
【0018】また、図3においては、多翼ファン1が回
転すると、突片6の作用によりファンケーシング14の
モータ15側にある開口部16を経て送風が行われ、こ
のとき、モータ15の周辺に通風を生じせしめることに
なり、モータ15の表面付近に風が流れ、モータ15の
冷却が行われるのである。
転すると、突片6の作用によりファンケーシング14の
モータ15側にある開口部16を経て送風が行われ、こ
のとき、モータ15の周辺に通風を生じせしめることに
なり、モータ15の表面付近に風が流れ、モータ15の
冷却が行われるのである。
【0019】なお、本実施例では、突片6を翼片2の形
状と同じ形状とし、また突片の数も同数としたが、特に
同形状、同数でなくともよい。
状と同じ形状とし、また突片の数も同数としたが、特に
同形状、同数でなくともよい。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、片吸込の多翼ファンの基板と反対側に多数
の突片を設けるようにして、片吸込みの場合でも、両吸
込みの場合でも、2種の多翼ファンでよいようにしたか
ら、片吸い込みの多翼ファン2個を互いに突片が噛み合
うように組立てるだけで、両吸込の多翼ファンが完成で
きるので、両吸込用のファンの金型費は不要となり、大
巾なコスト削減ができる。
明によれば、片吸込の多翼ファンの基板と反対側に多数
の突片を設けるようにして、片吸込みの場合でも、両吸
込みの場合でも、2種の多翼ファンでよいようにしたか
ら、片吸い込みの多翼ファン2個を互いに突片が噛み合
うように組立てるだけで、両吸込の多翼ファンが完成で
きるので、両吸込用のファンの金型費は不要となり、大
巾なコスト削減ができる。
【0021】また、片吸い込みで使用するときもモータ
の冷却を行なうことができるので、モータの軸受、巻線
の温度が下がり、長寿命となる多翼送風機を提供でき
る。
の冷却を行なうことができるので、モータの軸受、巻線
の温度が下がり、長寿命となる多翼送風機を提供でき
る。
【図1】本発明の一実施例の多翼送風機の多翼ファンの
斜視図
斜視図
【図2】同多翼送風機の両吸込形多翼ファンの組立断面
図
図
【図3】同多翼送風機の片吸込形多翼ファンの組立断面
図
図
【図4】従来の多翼送風機の構成図
【図5】同多翼送風機の他の構成図
【図6】同多翼送風機の他の形態を示す構成図
【図7】同多翼送風機の他の構成図
1 多翼ファン 2 翼片 3 補強リング 4 ファンボス 5 基板 6 突片
Claims (1)
- 【請求項1】円周上の補強リングに設けられた多数の翼
片と、これらの翼片の他片端を結合するように構成され
た円板状の基板と、この基板の中心部に設けられたファ
ンボスと、前記基板に対し前記翼片の基板外周に、短い
突片を有する多翼ファンと、この多翼ファンと翼片の向
きが異なるように形成し、かつ、突片を備えた他の多翼
ファンとを備え、前記各基板に対して各突片が、互いに
かみ合うように構成してなる多翼送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04117127A JP3098849B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 多翼送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04117127A JP3098849B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 多翼送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05312184A JPH05312184A (ja) | 1993-11-22 |
JP3098849B2 true JP3098849B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=14704111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04117127A Expired - Fee Related JP3098849B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 多翼送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098849B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06440U (ja) * | 1992-06-09 | 1994-01-11 | 株式会社クボタ | 気泡浴槽 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0596490U (ja) * | 1992-05-26 | 1993-12-27 | 株式会社クボタ | 遠心型送風機 |
JP5032782B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2012-09-26 | フルタ電機株式会社 | 冷却手段を設けた送風機 |
JP4972984B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2012-07-11 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 両吸込渦巻ポンプおよびその羽根車並びに羽根車の製造方法 |
JP5875472B2 (ja) * | 2012-06-15 | 2016-03-02 | 三菱電機株式会社 | 多翼送風機および送風装置 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP04117127A patent/JP3098849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06440U (ja) * | 1992-06-09 | 1994-01-11 | 株式会社クボタ | 気泡浴槽 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05312184A (ja) | 1993-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |