JPH0233132Y2 - - Google Patents

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JPH0233132Y2
JPH0233132Y2 JP1983039527U JP3952783U JPH0233132Y2 JP H0233132 Y2 JPH0233132 Y2 JP H0233132Y2 JP 1983039527 U JP1983039527 U JP 1983039527U JP 3952783 U JP3952783 U JP 3952783U JP H0233132 Y2 JPH0233132 Y2 JP H0233132Y2
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sine wave
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は読取ヘツドから出力される正弦波信号
をパルス化する比較回路の基準電圧に、該正弦波
信号からつくつた正負のピーク値に対応した電圧
を用いるようにして正確で確実なパルス計数がで
きるようにした光学式スケール読取装置に関す
る。
半導体レーザ等の可干渉性光源を用いた光学式
スケール読取装置では、スケールの移動量を計測
する方法としてヘツド部から出力される正弦波出
力を波形整形して4分割したパルスをつくりその
パルスを計数してスケール移動量を算出するよう
になつている。第1図は、このような光学式スケ
ール読取装置の一例を示す図である。レーザ駆動
回路1により駆動され半導体レーザ1′から出射
された光は、レンズL1、ハーフミラーHM、レン
ズL2を経てスケール2に入射する。入射した光
は、反射する際回折する。反射回折光はハーフミ
ラーHMで反射して4分割受光素子3上に干渉縞
を結び、該受光素子は干渉縞に応じた2つの位相
の異つた正弦波信号を出力する。
これら正弦波信号は、続く増幅器4,5によつ
て増幅され、比較回路6,7でパルスに波形整形
された後、4分割回路8に入りスケールピツチd
よりも4倍だけ分解能の向上したパルスが出力さ
れる。4分割回路8からは、スケール2の移動方
向を示す信号も同時に出力され、アツプダウンカ
ウンタ9に入る。カウンタ9の内容は、表示部1
0で表示される。第2図は、4分割受光素子3の
構造を、第3図は各部の動作波形を示すタイミン
グチヤートである。第3図において、Paは増幅
器4の出力を、Pbは増幅器5の出力を、Pcは4
分割回路のパルス出力をそれぞれ示している。
この種の装置では比較器6,7の基準電圧とし
て接地電位OVを用いている。読取ヘツドの正弦
波出力は常に一定のバイアスで出力されている訳
ではなく、ヘツドとスケール値間隔が変動したり
スケールの角度が変動すると、干渉縞の強度分布
が変動するのでバイアスも変動する。従つて、比
較器の基準電圧を固定しておくと誤差になつた
り、パルス落ちしてカウントミスをしたりする。
第4図は、この間の事情を説明するための図であ
る。P1はヘツド出力、P2は比較器出力である。
A部で誤差が生じ、B部でパルス落ちしている。
図中、f1は読取ヘツドの出力波形、Lは基準電位
OVである。バイアス電圧はf2に示すように変化
しているものとする。このバイアス電圧に応じて
基準電位を変化させればP3に示すようにパルス
落ちのない出力が得られる。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
であつて、読取ヘツドから出力される正弦波信号
をパルス化する比較回路の基準電圧に、該正弦波
信号からつくつた正負のピーク値に対応した電圧
を用いるようにして正確で確実なパルス計数がで
きる光学式スケール読取装置を実現したものであ
る。
以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。第5図は本考案の一実施例を示す構成ブロツ
ク図である。読取ヘツド(図示せず)から出力さ
れる繰り返し正弦波信号は、正方向のピーク値を
検出する第1のピーク値検出回路11と負方向の
ピーク値を検出する第2のピーク値検出回路12
に入力する。両ピーク値検出回路からは、それぞ
れ正負両方向のピーク値電圧が出力され、抵抗
R1とR2の直列回路に印加される。この抵抗直列
回路の中点から、比較器13の基準電圧が取出さ
れ比較器13に入力する。比較器13の他方の入
口には、正弦波信号が入力する。比較器13の出
力は、それぞれダウン検出回路14とアツプ検出
回路15に入り、これら検出回路14,15の出
力でそれぞれ第1及び第2のピーク値検出回路1
1,12のリセツト制御を行う。このように構成
された回路によれば、入力正弦波信号のバイアス
分が変化しても、比較器13の基準電位もそれに
応じて変化するので、その出力からは図に示すよ
うに正確で、確実なパルスが得られる。
第6図は、第5図に示すブロツク図の具体的構
成を示す電気回路図である。第5図と同一のもの
は、同一の番号を付して示す。100は同様の回
路から構成される、90゜位相のずれた波形(cos
波)をパルス化する回路でその詳細は同一回路で
あるので省略してある。スタート時は第1及び第
2のピーク値検出回路11,12のコンデンサ
C11,C12はリセツトされている。第7図は各部の
動作波形を示すタイミングチヤートであり、入力
端子からはP1に示すようなスケールの移動に応
じた正弦波信号Vioが入力される。Vioはスケール
(図示せず)が等速度で移動しているときは正弦
波となる。図ではVioのアドバイス電圧は便宜上
0Vとして描いてある。Vioが上昇すると、第1の
ピーク値検出回路11の出力(第6図の点)は
Vioに追従し、P2に示すように上昇する。一方、
第2のピーク値検出回路12の出力(第6図の
はピーク保持用ダイオードD12が逆方向にバイア
スされるのでP3に示すように最初の電圧状態が
保持される。
Vioが正のピーク値を越えて下降し始めるとP2
は図に示すようにそのピーク値が保持される。従
つて、第1及び第2のピーク値検出回路11,1
2の出力の中点の電圧(第6図の点)はP4
示すようなものとなる。Vioが時刻t1の点に来て、
中点の電圧(比較器13の基準電圧)と等しくな
ると、比較器13が動作しその出力はP5に示す
ように立上る。このとき、同時に負のピーク値が
リセツトされる。次にVioが負のピーク値に達し
た後上昇し時刻t2に達すると、基準電圧は正のピ
ークと負のピークの中間値になつているので、そ
の点で比較器13動作し出力が立下る。その立下
りによつてダウン検出回路14が動作し正のピー
ク値検出回路11をリセツトする。以下、同様の
動作を繰り返す。
従つて、比較器13が動作するのは常にその前
1サイクルにおける正のピーク値と負のピーク値
の中間値に達したときであり、Vioのバイアス電
圧が変動しても誤差にならない。第7図に、スケ
ールの移動方向が逆方向に転じた場合の各部の波
形も併せて示してある。上述の説明では正弦波の
場合を例にとつて説明したが、この間の事情はこ
れよりも位相が90゜遅れる余弦波の場合について
も同様であり、回路100で同様の動作が行われ
パルス出力が得られる。
本考案によれば、誤差が生じるのはスタート時
と移動方向が逆転した場合だけである。これらの
時点では過去1サイクル中に正負の正確なピーク
値が存在しないからである。しかしながら、この
ときの誤差は1/4周期以内におさまるものであり
しかも累積されない。前述した4分割内挿法を用
いるならば、分解能以下の誤差となつて問題にな
らなくなる。第8図は、Vioが正弦波の場合と余
弦波の場合の各比較器出力との関係を示す図であ
る。P1は正弦波入力、P2は比較器出力、P3は余
弦波入力、P4は比較器出力、P5はP4の4分割パ
ルス列をそれぞれ示している。なお、併せて逆転
時の場合の動作波形も示してある。本考案によれ
ば、バイアス電圧が変動しても誤差にならないの
でスケールとヘツドの間隔の許容差が大きくな
り、設計、調整が楽になる。また、リセツトをか
けたときに比較器にヒステリシスがかかるので、
振動に強くなる。またスケールのゴミや汚れ、脱
落等によつて生じる正弦波信号の振幅やバイアス
電圧の急変動に対する応答性も優れている。
第9図は本考案の他の実施例を示す電気回路図
である。図は逆転時の誤差をなくすようにしたも
のであつて、直前の正負のピーク値を用いずに1
サイクル前のピーク値をホールドしておき、その
ホールド電圧から比較器13の基準電圧をつくる
ようにしたものである。このような目的のため、
第6図に示すピーク値ホールド回路11,12の
後に、更に第2の電圧ホールド回路21,22を
設けこれらをスイツチSW1,SW2で断続制御する
ようにしている。これらスイツチを駆動するた
め、比較器13の出力を受けるスイツチ制御回路
23から制御信号が出力される。図中のスイツチ
の番号と、制御回路23の出力信号の番号とは対
応しており、対応するスイツチを駆動する。第1
0図は、スイツチ制御回路23の出力のタイミン
グを示す図である。P1は比較器出力を、P2
の、P3はの、P4はの、P5はの、P6はの、
P7はのそれぞれ波形を示す。
第11図は、本考案の他の実施例を示す電気回
路図である。図の実施例では、入力信号Vio
A/D変換器31でデイジタルデータに変換した
後、マイクロプロセツサ32で任意のサイクル数
だけ前のピーク値を使用し、その値をD/A変換
器33でアナログ電圧に戻しこれを比較器13の
基準電圧とするものである。34はA/D変換器
31の出力データを格納しておくメモリである。
上述の説明では、入力信号Vioは読取ヘツドか
らの出力の場合について説明したが、これに限る
必要はなく、他の例えば光学式、磁気式、電磁式
スケールや回転エンコーダの出力についても同様
である。
以上詳細に説明したように、本考案によれば読
取ヘツドから出力される正弦波信号をパルス化す
る比較回路の基準電圧に、該正弦波信号からつく
つた正負のピーク値に対応した電圧を用いるよう
にして正確で確実なパルス計数ができる光学式ス
ケール読取装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の構成を示す図、第2図は受
光素子の構成を示す図、第3図は出力正弦波の波
形を示す図、第4図はパルス化の方法を示す図、
第5図は本考案の一実施例を示す構成ブロツク
図、第6図は本考案の具体的構成を示す電気回路
図、第7図、第8図は各部の動作波形を示すタイ
ミングチヤート、第9図、第11図は本考案の他
の実施例を示す電気回路図、第10図はスイツチ
駆動波形を示すタイミングチヤートである。 1……レーザ駆動回路、1′……半導体レーザ、
2……スケール、3……受光素子、4,5……増
幅器、6,7……比較器、8……4分割回路、9
……カウンタ、10……表示部、L1,L2……レ
ンズ、HM……ハーフミラー、11,12……ピ
ーク値検出回路、13……比較器、14……ダウ
ン検出回路、15……アツプ検出回路、R1,R2
……抵抗、21,22……アナログホールド回
路、23……スイツチ制御回路、31……A/D
変換器、32……マイクロプロセツサ、33……
D/A変換器、34……メモリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可干渉性光源をスケールに照射し反射回折光同
    士の干渉光から位相の異なる2つの正弦波信号を
    つくる手段と、この正弦波信号を基準器と比較し
    てパルス化するパルス化手段と、このパルス化手
    段の出力をデイジタル処理してスケールの移動方
    向及び移動距離を算出する手段とを備えた光学式
    スケール読取装置において、パルス化手段は正弦
    波信号の正のピーク値を検出して保持する第1の
    ピークホールド回路と、前記正弦波信号の負のピ
    ーク値を検出して保持する第2のピークホールド
    回路と、前記第1、第2のピークホールド回路の
    出力の中間値を基準値として前記正弦波信号をパ
    ルス化する比較回路と、前記正弦波信号が前記基
    準値より大きくなるときに生じる前記比較回路の
    出力変化により前記第1のピークホールド回路を
    リセツトし前記正弦波信号が前記基準値より小さ
    くなるときに生じる前記比較回路の出力変化によ
    り前記第2のピークホールド回路をリセツトする
    回路とを具備したことを特徴とする光学式スケー
    ル読取装置。
JP3952783U 1983-03-18 1983-03-18 光学式スケ−ル読取装置 Granted JPS59144517U (ja)

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JP3952783U JPS59144517U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 光学式スケ−ル読取装置

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JP3952783U JPS59144517U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 光学式スケ−ル読取装置

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JPS59144517U JPS59144517U (ja) 1984-09-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5621715B2 (ja) * 1977-11-14 1981-05-21

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JPS5848573Y2 (ja) * 1979-07-26 1983-11-07 富士通株式会社 回転体の位置チエツク信号の検出装置

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