JPS628489Y2 - - Google Patents

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JPS628489Y2
JPS628489Y2 JP14247780U JP14247780U JPS628489Y2 JP S628489 Y2 JPS628489 Y2 JP S628489Y2 JP 14247780 U JP14247780 U JP 14247780U JP 14247780 U JP14247780 U JP 14247780U JP S628489 Y2 JPS628489 Y2 JP S628489Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光の干渉を利用した光学式スケール
読取装置に関する。更に詳しくは、振幅基準内挿
法を用いて高分解能化をはかつた光学式スケール
読取装置に関する。
第1図は、本考案の一実施例を示す構成図であ
る。同図において、11は可干渉性光源である。
該光源としては、例えばレーザ等が用いられる。
12は、光源11の出力光を受けるハーフミラー
である。Lは、該ハーフミラーの通過光を受ける
レンズである。13は、反射面及び通過面が等間
隔で並んだ目盛格子をもつスケールである。前記
レンズLを通過した光は該スケールで反射する
際、多モードの回折光を生じる。14は、これら
多モードの回折光のうち、0次モードの光を阻止
するストツパである。ストツパ14で阻止されな
かつた±1次回折光は、ハーフミラー12に入射
する。
15は、ハーフミラー12の反射光を受ける衝
立である。該衝立には、図に示すように±1次回
折光が干渉し合つた干渉縞ができる。Sは干渉縞
である。d1〜d4は、これら干渉縞のうち、干渉縞
S1と干渉縞S2間に在つてそれぞれ90゜ずつ位相を
ずらして配置された受光素子である。受光素子と
しては例えばフオトダイオード等が用いられる。
A〜Dは、それぞれの受光素子d1〜d4の電気信号
出力を受けるバツフア増幅器である。16は、こ
れら各相のバツフア増幅器の出力を受けて、前記
スケール13の移動距離に対応した正弦波及び余
弦波を出力する制御器である。17は、制御器1
6の出力を受けて、前記受光素子d1〜d4の受ける
光量が一定となるように、光源11を駆動する駆
動回路である。
18は、該制御器の正弦波及び余弦波出力を受
けてこれら両波をそれぞれ全波整流して三角波を
合成するとともに前記全波整流出力から基準電圧
を合成する合成回路である。19は、該合成回路
の基準電圧出力を受けて、該基準電圧を数段階に
分けて正確に分圧する分圧回路である。分圧回路
としては例えば抵抗分圧による方法が考えられる
がこれに限る必要はなく、他の方法でもよい。2
0は、該分圧回路の分圧出力と前記合成回路の三
角波出力を受ける比較器である。21は、該比較
器の出力を受けて前記スケール13の移動距離及
び進行方向に対応したパルスを出力する演算回路
である。該演算回路からは正転方向を示すパルス
と逆転方向を示すパルスがそれぞれ出力される。
このように構成された装置の動作を以下に説明す
る。(なお合成回路18、分圧回路19、比較器
20、演算回路21等から構成される内挿手段に
ついては、例えば精密機械44巻5号(1978年5
月)14頁を参照) 光源11から発射された光は、ハーフミラー1
2に入射する。該ハーフミラーでは一部が反射し
残りは通過する。この通過した光は続くレンズL
によつて集光される。集光された光は、続くスケ
ール13に入射し入射した光の一部は反射する。
このときスケール13は反射形の回折格子として
働き、光が反射する際に、0次から±n次(nは
整数)までの多モードの回折が生じる。これら多
モード回折光のうち、0次モード光即ち単なる反
射光はストツパ14によつて阻止される。
回折した反射光は、再びレンズLによつて集光
される。このとき、該レンズの開口比を適当に選
んでおけば、±2次モード光以上の光の通過を阻
止することができる。従つて、レンズLを通過す
る光は±1次モード光のみとなる。第1図の破線
で示す光は+1次モード光を、一点鎖線で示す光
は−1次モード光を示す。この±1次モード光
は、続くハーフミラー12で一部が反射する。反
射した光は互いに干渉し合つて衝立15に干渉縞
Sを生じさせる。互いに隣り合つた干渉縞S1及び
S2に配置された受光素子d1〜d4は、光の明暗に応
じた電気信号を発生させる。
今、光源11から光が照射されている状態で、
スケール13を或る方向に移動させたとする。こ
のとき、受光素子d1〜d4に入力する光は周期的な
明暗を生じる。これら受光素子は、前述したよう
にそれぞれ90゜ずつ位相がずれた位置に取りつけ
られているので、これら受光素子の出力はそれぞ
れ90゜ずつ位相のずれた正弦波となる。これら出
力は、それぞれ続くバツフア増幅器A〜Dに入力
する。バツフア増幅器A〜Dは、入力信号を適当
な信号レベルに増幅するとともにインピーダンス
変換を行う。これらバツフア増幅器のそれぞれの
出力をPA,PB,PC,PDとする。
制御器16は、これらPA〜PD出力を受けて前
記スケール13の移動距離に対応した周波数の正
弦波と余弦波を発生する。発生された正弦波はそ
のQ出力から、余弦波はQ′出力から出力され
る。合成回路18は、これら両出力を受けてそれ
ぞれを全波整流する。しかる後、これら全波整流
出力のうちの一方、例えば余弦波の方の全波整流
出力を反転して他方に加える。前記正弦波及び余
弦波の周期をλとすると、前記操作により周期
λ/2の三角波を合成することができる。該三角
波は、合成回路18のQ1出力から出力される。
一方、前記合成回路18は、前記それぞれの全
波整流出力から直流の基準電圧をつくつている。
この基準電圧発生回路としては、安定な基準電圧
を発生させるものであれば如何なる方式であつて
もかまわない。該基準電圧は、合成回路18の
Q2出力から出力される。分圧回路19は、合成
回路18からの基準電圧を受ける。該基準電圧
は、分圧回路19で数段階に例えば20ステツプの
電圧に分圧される。この20ステツプの基準電圧
は、前記三角波を20段階に等分割したときの各分
割点における電圧と同じ値に設定されている。
比較器20は、分圧回路19の各分圧出力をそ
の一方に、合成回路18からの三角波電圧を他方
の入力に受ける。三角波はその内部で20分割さ
れ、前記分圧電圧の対応するステツプの電圧とそ
れぞれ比較される。ここで、三角波電圧が基準電
圧よりも大きいときは“1”を、小さいときは
“0”をそれぞれの各ステツプに対する出力端子
から出力する。これら出力されたパルスは続く演
算回路21に入力する。演算回路21は、比較回
路20のパルス出力を受けて論理演算処理を行
う。その内容は、スケール13の移動方向を弁別
することと、スケール13の移動距離に応じたパ
ルスをつくることである。その出力端子OUT1
には正転パルスが、OUT2には逆転パルスがそ
れぞれ出力される。
例えば、スケール13が右方向に移動したとき
を正転に、左方向に移動したときを逆転にそれぞ
れ対応づけておく。このように定義しておくと、
スケールが右方向に移動したときには、OUT1
から移動距離に応じたパルスが出力される。逆に
OUT2からパルスが出力された場合は、スケー
ルが左方向に移動したことを示している。これら
パルスを計数することによりスケール読取装置を
実現することができる。なお、基準電圧を前述し
たように20分割したとき、演算回路21から出力
される内挿パルスは、周期λが例えば80分割され
たものにすることができる。即ち、この場合、分
解能が80倍に向上したことを示す。以上、基準電
圧を20分割した場合を例にとつて説明したが、20
分割に限る必要はなく、他の例えば10分割等であ
つてもかまわない。
第2図は、本考案の他の実施例を示す図であ
る。同図において、第1図と同一のものは同一の
番号を付して示す。第2図に示す実施例では、ス
トツパ14の代わりに絞り20を設けて−1次モ
ード光を阻止している。絞り20は、第1図に示
すストツパ14よりも位置決めが容易である。第
2図に示す実施例の場合、0次モード光と+1次
モード光とで干渉縞をつくり出している。同図に
おいて、実線が0次モード光、破線が+1次モー
ド光である。以上、−1次モード光を阻止する場
合について説明したが、+1次モード光を阻止す
るようにしてもよい。このとき、干渉縞は0次モ
ード光と−1次モード光との間に生じる。
第1図、第2図では受光素子が4個の場合につ
いて説明したが、これら受光素子の数は4個に限
る必要はなく、少くとも2個あればスケールの移
動距離に対応した出力を得ることができる。ま
た、上述した第1図および2図の装置において、
レンズLの焦点距離をf、スケールピツチをd、
レンズ・フオトダイオード間距離をz、レンズ・
スケール間距離をh、レンズと光源の結像点の間
の距離をHとすると、干渉縞ピツチPは次式で表
わされる。
P=d{2(z−f)h −(z−f)H+zf}/{f(h−H)} …(1) すなわち、干渉縞ピツチPはスケールピツチd
を{2(z−f)h−(z−f)H+zf}/{f
(h−H)}倍だけ拡大したものとなる。(1)式にお
いて、条件式 H=fz/(f−z) …(2) を満足するように構成すると(1)式の干渉縞ピツチ
Pは P=2d(z−f)/f …(3) となり、hの値に無関係となる。
以上、説明した装置の長所を列記すると以下の
通りである。
(1) 受光素子の配置によつて出力信号の位相をず
らせており、しかもスケール上の目盛格子のピ
ツチに対して干渉縞の間隔が拡大されるので、
正確に90゜異なる位相のずれを実現するのが容
易である。このようにして生じた正確な位相の
ずれに基づいて、元の正弦波を正確に等分割し
たパルス信号を得ることができ、これを計数す
ることにより、より高分解能のスケールを用い
た場合と同様の効果を簡単な構成で得ることが
できる。
(2) 比較回路が入力する分圧出力と三角波出力
を、共に受光素子の出力に関連する同一の信号
からつくつているので、スケール部分の出力す
なわち正弦波の出力振幅が変化しても、合成回
路18の出力Q1とQ2とが等しい比率で変化す
るので三角波電圧は常に正確に等分割され、高
精度の内挿を行うことができる。
(3) 干渉縞Sの位置は、レンズLとスケール13
間の距離hが変化しても動かない。したがつて
hの許容差を大きくとることができるので装置
の寸法精度にさほど注意を払う必要がなくな
る。この結果高速動作も可能となる。
(4) 干渉縞は冗長性があるので、スケール上に多
少のごみ、ほこりあるいは傷があつても測定誤
差とならない。
(5) レンズL1つで照射と干渉を行なわせること
ができ、またハーフミラーを用いることによ
り、部品の点数を少なくし、構成を簡単にする
ことができる。したがつて、小型でシンプルな
装置が実現できる。
(6) スケールピツチの2倍の分解能が得られるの
で感度がよい。
(7) スケール上の目盛格子のピツチ(例えば20μ
m)に対して干渉縞の間隔が拡大される(例え
ば0.1〜0.2mm)ので衝立のスリツトの製作が容
易である。また、拡大率が大きいので、レン
ズ・フオトダイオード間距離zが比較的小さく
ても大きなピツチPが得られ、小型化が容易で
ある。
(8) 阻止手段がスポツトに集光した点で遮光する
のでストツパなどが小さくて済み遮光が容易で
ある。
(9) 構成が簡単なので調整が容易である。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば
スケール等の位置決め精度が問題とならず、分解
能の高い光学式スケール読取装置を簡単な構成で
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す構成図、第
2図は他の実施例を示す構成図である。 11……可干渉性光源、12……ハーフミラ
ー、13……スケール、14……ストツパ、15
……衝立、16……制御器、17……駆動回路、
18……合成回路、19……分圧回路、20……
比較回路、21……演算回路、L……レンズ、
S,S1,S2……干渉縞、d1〜d4……受光素子、A
〜D……バツフア増幅器、OUT1,OUT2……
出力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可干渉性光源と、該光源の光出力を受けるハ
    ーフミラーと、該ハーフミラーの透過光を受け
    るレンズと、該レンズの通過光である収束球面
    波を受ける反射面及び透過面が等間隔で並んだ
    目盛格子をもつスケールと、該スケールの反射
    回折光のうち第1の特定モード回折光を阻止す
    る阻止手段と、前記ハーフミラーを反射した第
    2の特定モード回折光により生じた干渉縞を受
    けて該干渉縞に対してそれぞれ90゜ずつ位相を
    ずらして配された少くとも2個以上の受光素子
    と、該受光素子のそれぞれの出力を受けて前記
    スケールの移動距離に対応した正弦波及び余弦
    波を発生する制御器と、該制御器の正弦波及び
    余弦波出力を受けてこれら両波を全波整流して
    三角波を合成するとともに前記全波整流出力か
    ら基準電圧を合成する合成回路と、該合成回路
    の基準電圧出力を受けて該基準電圧を正確に分
    圧する分圧回路と、該分圧回路の出力および前
    記合成回路の三角波出力を受ける比較回路と、
    該比較回路の出力を受けて前記スケールの移動
    距離及び進行方向に対応したパルスを出力する
    演算回路とにより構成されてなる光学式スケー
    ル読取装置。 (2) 前記阻止手段としてストツパを用いることに
    より前記第1の特定モード回折光が0次モード
    に、前記第2の特定モード回折光が±1次モー
    ドになるようにしたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の光学式スケール読
    取装置。 (3) 前記阻止手段として絞りを用いることにより
    前記第1の特定モード回折光が±1次モード回
    折光のうちいずれか一方のモードに、前記第2
    の特定モード回折光が0次モード及び±1次モ
    ードのうち前記絞りで阻止されなかつた方のモ
    ードになるようにしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の光学式スケール
    読取装置。
JP14247780U 1980-10-06 1980-10-06 Expired JPS628489Y2 (ja)

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JPS5764716U JPS5764716U (ja) 1982-04-17
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